トムコリンズとは 公表レシピの分量と度数14.10パーセントを確かめる

トムコリンズとは 公表レシピの分量と度数14.10パーセントを確かめる

ジンにレモンと甘味を合わせ、炭酸で満たして背の高いグラスで飲む。組み立ては単純なのに、強さの説明も、器の指定も、名前の由来も、資料によって言うことが違います。ここではアサヒビールが公表している材料表、国際バーテンダー協会が載せている英文のレシピ、それにEUの酒類規則の条文を並べて、どこまでが公表された事実で、どこからが言い伝えなのかを順に見ていきます。

トムコリンズとはどんなカクテルか

トムコリンズに使うジンのボトル
ジンを土台にした背の高い一杯

材料はジンと柑橘と甘味と炭酸の4つ

トムコリンズの材料は4つです。ベースになるジン、酸味を出す柑橘、甘味、そして炭酸。アサヒビールのカクテルガイドはこの一杯の材料を「ウヰルキンソン・ジン 47.5° 45ml、レモンジュース 20ml、シュガーシロップ 10ml、ウィルキンソン タンサン 75ml」と示しています。液体を足し合わせると150mlで、これが1杯の完成量にあたります。

同社はこの一杯を「ロングカクテル」「食前に」「スカッと!」という3つのタグで分類し、味のタイプを「さっぱり」、色味を「クリア」としています。ベースはジンで、香りの主役はジュニパーですが、飲んだときに前に出てくるのはレモンの酸味と炭酸の刺激のほうです。ジンは土台として輪郭をつくる役回りになります。

国際団体の一覧に独立した項目はない

この名前を国際的な公式カクテルとして紹介している記事がありますが、国際バーテンダー協会(IBA)が公表している一覧にトムコリンズという独立した項目はありません。個別ページのアドレスを直接開いても404が返ります。掲載されているのはジョンコリンズのほうで、そのページの注記に「Use ‘Old Tom’ Gin for Tom Collins.」という一行が添えられているだけです。

つまりIBAの立場では、トムコリンズはジョンコリンズのジンを替えたときの呼び名という扱いです。日本ではアサヒビールがトムコリンズを独立したレシピとして掲載しているので、この記事では両方の一次資料を並べて見ていきます。カクテル全体の分類はカクテルとはにまとめています。

公表されているレシピを分量で並べる

トムコリンズの公表レシピと計量
分量は公式の表記どおりに量る

アサヒビールの材料表

アサヒビールのカクテルガイドが示す材料と分量は次のとおりです。分量はそのページの表記をそのまま写しています。

材料 分量 備考
ウヰルキンソン・ジン 47.5° 45ml 商品名は47.5°だが成分表のアルコール分は47.0パーセント
レモンジュース 20ml 酸味の主役
シュガーシロップ 10ml ジンフィズでは砂糖小匙2杯に替わる
ウィルキンソン タンサン 75ml ジンフィズでは85ml
液体の合計 150ml 公表アルコール度数は14.10パーセント

作り方は1文で書かれています。「ソーダ以外の材料をシェイクし、氷の入ったコリンズグラスに注ぎ、ソーダで満たし軽くステアする。」。同社の4技法の説明ではシェイクが「シェイカーを振って作ります。」、ビルドが「直接グラスに作ります。」と定義されているので、この一杯はシェイクを使う側です。材料欄には純アルコール量の見出しがありますが、この一杯についてはグラム数が入っていません。

IBAが示す作り方

IBAのジョンコリンズは材料が「45 ml Gin」「30 ml Fresh Lemon Juice」「15 ml Simple Syrup」「60 ml Soda Water」の4つで、合計すると150mlになります。アサヒビールのトムコリンズと合計量が同じで、内訳だけが違うという関係です。

作り方は「Pour all ingredients directly into highball filled with ice. Stir gently.」で、シェイカーは使いません。飾りは「Garnish with lemon slice and maraschino cherry.」と指定されています。IBAは使うジンの度数を書いていないので、この材料表から1杯の度数を出すには使うジンの度数を自分で決める必要があります。

トムコリンズのアルコール度数は何パーセントか

トムコリンズのアルコール度数
度数は完成量で決まる

公表値は逆算で再現できる

アサヒビールが公表しているトムコリンズのアルコール度数は14.10パーセントです。これはジン45mlのアルコール分を完成量150mlで割り戻した値と一致します。使うジンのアルコール分を47パーセントとすると14.10パーセント、商品名の47.5で計算すると14.25パーセントになり、公表値と合うのは47のほうです。

この0.5ポイントの差は、同じアサヒビールの商品情報でも確かめられます。ウヰルキンソン・ジン 47.5°の商品ページは、名前が47.5°でありながら成分表のアルコール分を47.0パーセントと表示し、30mlあたりの純アルコール量を11.3グラムとしています。同社の式「純アルコール量(g) = 内容量(ml) × アルコール分(%)/100 × 0.8」に47を入れると11.3グラム、47.5を入れると11.4グラムなので、ここでも47で計算されています。

商品名の数字、成分表の数字、純アルコール量、そしてカクテルの公表度数。この4つのうち3つが47パーセントで揃い、商品名だけが47.5°です。37°のほうは成分表が37.0パーセント、30mlあたり8.9グラムで、計算値8.9グラムと一致します。ラベルの表記と成分表の数字は別のものとして読むのが安全です。

ベースのジンを替えると1杯の度数も動きます。分量を変えずにジンの度数だけを入れ替えると次のようになります。

ジンのアルコール分 この度数の位置づけ 1杯の度数 1杯の純アルコール量
37.0パーセント ウヰルキンソン・ジン 37°の成分表と同じ度数 11.10パーセント 13.3グラム
37.5パーセント EU規則がジンに定める下限と同じ度数 11.25パーセント 13.5グラム
40.0パーセント ビーフィーター ジン40度の表示と同じ度数 12.00パーセント 14.4グラム
43.0パーセント この度数の銘柄を使った場合 12.90パーセント 15.5グラム
45.0パーセント この度数の銘柄を使った場合 13.50パーセント 16.2グラム
47.0パーセント ウヰルキンソン・ジン 47.5°の成分表と同じ度数 14.10パーセント 16.9グラム

この表はジン45mlと完成量150mlという分量を固定したうえで、ジンの度数だけを入れ替えた計算です。銘柄名を挙げているのは、この記事でメーカーの成分表を直接確かめられた3件に限っています。手元のボトルの度数がここにない場合は、同じ式で計算してください。

純アルコール量に直すと何グラムか

度数そのものより、体に入る量で見たほうが分かりやすい場面があります。サントリーが商品ページに載せている式は「純アルコール量(g) = 容量(ml) × アルコール分(%)/100 × 0.8」です。完成量150mlと公表度数14.10パーセントを当てはめると16.9グラムになります。

アサヒビールのジンの商品ページには「厚生労働省が推進する「健康日本21」のなかでは「節度ある適度な飲酒として、1日平均の純アルコールは20g程度」としております。」という注記が添えられています。この目安に照らすと、トムコリンズ1杯でその大半に届く計算です。ジンの量を変えずに炭酸を増やしても、薄くなるのは1口あたりの濃さだけで、グラスに入っているアルコールの総量は変わりません。飲むペースと杯数のほうが効いてきます。

ほかのカクテルとの並びはカクテルの度数一覧に整理しています。分解にかかる時間の考え方はアルコールの分解時間、間に挟む水の選び方はチェイサーとはが参考になります。

ジンフィズとの違いはどこにあるのか

トムコリンズとジンフィズの違い
分量表を1行ずつ突き合わせる

分量を1行ずつ突き合わせる

この2つの違いを説明した記事は多くありますが、同じ会社が公表している分量表を1行ずつ突き合わせると、思っていたより違いが少ないことが分かります。左の2列はアサヒビール、右の1列はIBAです。

項目 トムコリンズ(アサヒビール) ジンフィズ(アサヒビール) ジョンコリンズ(IBA)
ジン 45ml 45ml 45ml
レモン果汁 20ml 20ml 30ml
甘味 シュガーシロップ 10ml 砂糖 小匙2杯 シンプルシロップ 15ml
炭酸 ウィルキンソン タンサン 75ml ウィルキンソン タンサン 85ml ソーダ 60ml
液体の合計 150ml 150ml 150ml
公表アルコール度数 14.1パーセント 14.1パーセント 記載なし
スペック欄のグラス タンブラー タンブラー 記載なし
製法 シェイク シェイク ビルド

ジンの量、レモン果汁の量、液体の合計、公表アルコール度数、製法、スペック欄のグラス。ここまでがトムコリンズとジンフィズで完全に同じです。違うのは甘味の形と炭酸の量の2点だけで、しかも砂糖小匙2杯には体積の表示がないため、合計はどちらも150mlになります。度数が同じなのは、この合計が同じだからです。

作り方の文章まで読むと、もう1つ違いが出てきます。ジンフィズは「氷の入ったタンブラーにドライジン、レモンジュース、砂糖を注ぎ、シェイクしてグラスに注ぐ。ソーダで満たし、軽くステアする。」でタンブラーを使い、トムコリンズは「ソーダ以外の材料をシェイクし、氷の入ったコリンズグラスに注ぎ、ソーダで満たし軽くステアする。」でコリンズグラスを使います。読者が体感する違いは、この器の指定と、炭酸75mlと85mlという10mlの差に集約されます。

公式サイトの中で説明が割れている

ここで1つ注意したいことがあります。アサヒビールのロングカクテルのスタイル分類は、コリンズを「作り方はフィズと同じですが、容量の大きいコリンズグラスに注いでソーダ水を加えたもの。このためフィズよりアルコール度が低くなります。」と説明しています。容量の大きいグラスを使うぶん薄くなる、という説明です。

ところが同社のレシピデータベースでは、トムコリンズもジンフィズも公表度数が14.10パーセントで1ポイントも違いません。説明文のほうは器の大きさから度数を語り、レシピのほうは材料の合計から度数を出しているため、同じ会社のサイトの中で結論が食い違っています。分類の説明は考え方の枠組みとして読み、実際の数字はレシピ側の公表値を見るのが確実です。

ジンフィズそのものはジンフィズとはで扱っています。同じジンとレモンでも砂糖を使わない仕立てがジンリッキー、炭酸だけで割るのがジンソーダです。

グラスと製法をどう決めるか

トムコリンズに使うグラスと製法
タンブラーとコリンズグラス

トムコリンズはコリンズグラスで、と説明されることが多い一杯です。ただしアサヒビールの同じレシピページの中で、スペック欄のグラスは「タンブラー」、作り方の本文は「氷の入ったコリンズグラスに注ぎ」となっていて、2つの表記が並んでいます。同社の検索条件にはコリンズグラスという選択肢も実在するので、選択肢がないから代用したという話でもありません。

3種類のグラスの容量

そもそもこの2つは容量の帯が重なっています。同社のグラス解説を並べると次のとおりです。

グラス 解説の逐語
タンブラー 10オンス(300ml)が標準。ロングカクテル、水割り、ジュースなど用途は多様です。
コリンズグラス 容量300~360ml。トールグラスともいいます。コリンズスタイルのカクテルや発泡性のカクテルに向いています。
サワーグラス 容量120mlが標準。主にサワースタイルのロングカクテルに用いられます。

タンブラーの標準が300mlで、コリンズグラスが300から360ml。下限は同じ数字です。完成量150mlに氷を加えることを考えると、どちらでも入ります。家で作るなら、手元にある背の高いグラスで問題ありません。違いが出るのは氷を入れられる量と、飲み終わるまでにかかる時間のほうです。

IBAのジョンコリンズは「highball filled with ice」と書いていて、また別の器を指定しています。3つの資料で3通りの器が出てくるので、器の指定を絶対のものとして扱う必要はありません。

コリンズという呼び名がどこまでを指すか

コリンズという呼び名の範囲
ロングカクテルのスタイル分類

コリンズという語は、1つのカクテルの名前であると同時に、ロングカクテルの作り方の型を指す言葉でもあります。アサヒビールはこの型を「ロングカクテルのスタイル」と呼び、約10種類あると説明しています。

スタイル分類での位置づけ

同社の分類ページから、コリンズと近い5つを抜き出すと次のようになります。逐語はそのまま写しています。

スタイル 解説の逐語
サワー スピリッツにレモンジュースとシロップを加えたもの。柑橘類の甘酸っぱさを楽しみます。
フィズ スピリッツまたはリキュールにレモンジュースとシロップを加えてシェイクし、タンブラーに注いでソーダ水を加えたもの。フィズとは炭酸のはじける音を表しています。
コリンズ 作り方はフィズと同じですが、容量の大きいコリンズグラスに注いでソーダ水を加えたもの。このためフィズよりアルコール度が低くなります。
スリング スピリッツにレモンジュースとシロップを加え水やソーダ水を注いだもの。
リッキー スピリッツにライムまたはレモンの果実を搾って入れソーダ水を加えたもの。砂糖を加えないためキリッと爽やかな味です。

この一覧の冒頭には「これをロングカクテルのスタイルといい、フィズとコリンズ以外はビルドして作ります。」という一文が置かれています。コリンズとフィズだけがシェイクを使う側で、リッキーやスリングはビルドという整理です。氷ごと直接グラスで作るのがコリンズだという説明は、この分類とは合いません。

もう1つ気に留めておきたいのは、コリンズという名前が付いていればジンベースとは限らないという点です。アサヒビールのレシピを「コリンズ」で検索すると2件が出てきますが、トムコリンズのほかにある1件はサワーアップル・コリンズで、ベースはリキュール、材料はボルス ヨーグルト30ml、グリーンアップルシロップ1tsp、ソーダ90ml、レモン1/6カット、公表度数は3.75パーセント、製法はビルドです。ジンは1mlも入っていません。名前の型と中身は別物として読む必要があります。

ジョンコリンズなど仲間の呼び名

ジョンコリンズなどコリンズの仲間
ベースを替えた派生の呼び名

ジョンコリンズのベースはウイスキーではない

ジョンコリンズはウイスキーベースだ、という説明を見かけます。ただしIBAが公表しているジョンコリンズの材料は「45 ml Gin」から始まっていて、ウイスキーは使いません。レモン果汁30ml、シンプルシロップ15ml、ソーダ60mlという構成で、氷を入れたハイボールグラスに直接注ぐ作り方です。

そのうえで注記に「Use ‘Old Tom’ Gin for Tom Collins.」と書かれています。つまりIBAの整理では、この2つの違いは使うジンの種類だけです。ベースの酒そのものが入れ替わるという説明とは、方向が逆になります。

ほかのジン系カクテルとの並び

ジンを使うロングカクテルは、割り材と甘味の扱いで並べると見通しがよくなります。アサヒビールのスタイル分類の言葉づかいに合わせると次のような並びです。

カクテル 組み立て トムコリンズとの関係
トムコリンズ ジン、レモン、甘味、炭酸 基準となる一杯
ジンフィズ ジン、レモン、甘味、炭酸 甘味の形と炭酸の量だけが違う
ジョンコリンズ ジン、レモン、甘味、炭酸 IBAの掲載名。ジンの種類で呼び分ける
ジンリッキー ジン、ライムまたはレモンの果実、炭酸 甘味を使わない
ジントニック ジン、トニックウォーター 酸味と甘味と苦味が割り材にまとまっている
ジンバック ジン、ジンジャーエール、レモン 割り材が生姜の風味に替わる

それぞれの分量と度数はジンリッキージントニックジンバックジンライムの各記事で扱っています。ジンを使うカクテルの全体像はジンベースのカクテルにまとめました。お酒を控えたい日の作り方はノンアルコールカクテルが参考になります。

ベースに選ぶジンを法令の区分から決める

トムコリンズのベースに選ぶジン
法令が定めるジンの区分

法令に名前があるジンは4つ

ジン選びの話に入る前に、そもそもジンという言葉がどこまで決まっているのかを見ておきます。EUの2019/787規則の附属書Iには蒸留酒の区分が44並んでいて、そのうちジンの名前が付くのは4つです。

区分 名称 条文が定めていること
第20項 Gin ジュニパーで香りを付けた蒸留酒。逐語は「The minimum alcoholic strength by volume of gin shall be 37,5 %.」
第21項 Distilled gin アルコール分96パーセント以上の原酒をジュニパーとともに蒸留したもの
第22項 London gin 第21項に加えて着色しないこと(逐語「it is not coloured」)などの6条件
第35項 Sloe gin ジンにスローベリーを漬け込んだリキュール。逐語は「The minimum alcoholic strength by volume of sloe gin shall be 25 %.」

日本の法令ではジンという品目名そのものがありません。酒税法基本通達は「法第3条第9号ニに該当するものは、スピリッツ(いわゆるジン等)」と書いていて、区分の上ではスピリッツです。輸入品のラベルにジンとあっても、日本の酒税の分類ではスピリッツとして扱われます。お酒の区分の全体像はお酒の種類にまとめています。

オールドトムは法令の区分ではない

トムコリンズの解説では、ほのかに甘いオールドトムジンが由来に近い、という書き方をよく見かけます。ただし附属書Iの44区分を通して読んでも、Old Tomという語は0件です。法令上の区分としては存在せず、加糖したジンという商慣習上の呼び名にとどまります。

そのかわり、甘味については別の形で線が引かれています。第20項(d)の逐語は「The term ‘gin’ may be supplemented by the term ‘dry’ if it does not contain added sweetening exceeding 0,1 grams of sweetening products per litre of the final product, expressed as invert sugar.」で、1リットルあたり0.1グラムを超えて甘味を加えたものは「dry」を名乗れません。ロンドンジンの条件にも同じ0.1グラムの上限(逐語「it is not sweetened in excess of 0,1 grams of sweetening products per litre of the final product, expressed as invert sugar」)が入っています。加糖タイプがドライジンやロンドンジンを名乗れないのはこのためです。

実際の選び方としては、レモンと炭酸が主役の一杯なので、ジュニパーの輪郭がはっきりしたタイプを軸にすると味がまとまります。香りで遊びたいときは和素材や花のボタニカルを使ったクラフトジンに寄せる、という組み立てが分かりやすいところです。ジンそのものの分類はジンとは、銘柄の選び方はジンおすすめランキングで詳しく扱っています。

トムコリンズのベースに選べるジンの比較表

トムコリンズのベースに選べるジンの比較表
度数と産地で並べ替える

表の見方

ベースの候補になるジンを30銘柄並べています。表の上部のタブで並べ替えができます。掲載しているアルコール分は各銘柄の表示にもとづくもので、そのうちウヰルキンソン・ジンとビーフィーターについては本文で扱ったとおりメーカーが成分表を公表しています。定価の欄については次の見出しで説明します。

トムコリンズのベースに選べるジン30銘柄の比較
トムコリンズの土台に使えるジンを30本並べています。ロンドンドライを中心に、和素材のクラフト、地中海やアメリカのニュースタイルまで、タイプと産地とアルコール分で横断して見比べられるようにしました(2026年7月時点)。この表に載せている銘柄はメーカーが消費者向けの希望小売価格を公表していないオープン価格のものが大半のため、定価の欄は掲載していません。価格が公表されている銘柄については記事本文で出所とともに扱っています。
価格は 2026/08/12 更新
画像 銘柄・スコア 定価
市場相場
特徴 リンクサス酒販
本命
Amazon 楽天 買取
季の美 京都ドライジン 700ml 45%1 季の美 京都ドライジン 700ml 45%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

柚子・檜・山椒など和素材が香る京都産クラフトジン。繊細な香りが持ち味。

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サントリー ジャパニーズクラフトジン ROKU 六 700ml 47%2 サントリー ジャパニーズクラフトジン ROKU 六 700ml 47%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

桜花・煎茶・山椒など6種の和素材。47度の立体的な香味が持ち味。

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サントリー 六 ジン 1000ml 47%3 サントリー 六 ジン 1000ml 47%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

人気のROKUを家飲み向きの1Lで。和素材の香りでカクテルを華やかに。

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タンカレー ロンドンドライジン 750ml 47.3%4 タンカレー ロンドンドライジン 750ml 47.3%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

バーの定番ロンドンドライ。キレのあるジュニパーが輪郭をつくる。

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コーヴァル ドライジン 500ml 47%5 コーヴァル ドライジン 500ml 47%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

シカゴ発のオーガニッククラフトジン。穀物由来の柔らかな甘みが個性。

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6 ビーフィーター ジン40度 700ml瓶
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
サントリーが商品ページで希望小売価格1,280円(税別)を公表しています。JANコードは5000329006115です。
💎 プロのおすすめ

ロンドンで蒸留され続ける王道。柑橘の効いた辛口が扱いやすい。

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ボンベイ・サファイア 750ml 47%7 ボンベイ・サファイア 750ml 47%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

10種ボタニカルを蒸気で抽出。華やかで軽やかな香味が広がる。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
ゴードン ロンドン ドライジン 700ml 43%8 ゴードン ロンドン ドライジン 700ml 43%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

世界で愛される定番。ジュニパーを効かせたクラシックな辛口。

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タンカレー No.TEN 750ml 47.3%9 タンカレー No.TEN 750ml 47.3%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

フレッシュな柑橘を加えた上級ライン。香り高い仕上がりになる。

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プリマス ジン 700ml 41.2%10 プリマス ジン 700ml 41.2%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

産地呼称を持つ伝統ジン。まろやかで土の香りが古典に映える。

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ヘンドリックス ジン 700ml 41.4%11 ヘンドリックス ジン 700ml 41.4%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

バラとキュウリで香り付けした個性派。華やかなアレンジ向き。

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ザ・ボタニスト アイラドライジン 700ml 46%12 ザ・ボタニスト アイラドライジン 700ml 46%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

アイラ島の22種野生ボタニカル。複雑で奥行きのある香味。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
13 モンキー47 シュヴァルツヴァルト ドライジン 500ml 47%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

黒い森の47種ボタニカル。圧倒的な複雑さを持つプレミアム。

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シップスミス ロンドンドライジン 700ml 41.6%14 シップスミス ロンドンドライジン 700ml 41.6%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

ロンドンのクラフト復興を牽引した小規模蒸留。端正で正統な味わい。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
ジン マーレ 700ml 42.7%15 ジン マーレ 700ml 42.7%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

オリーブ・ローズマリー・バジルが香る地中海ジン。塩気とハーブが個性。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
No.3 ロンドンドライジン 700ml 46%16 No.3 ロンドンドライジン 700ml 46%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

ロンドンの老舗酒商が手がける王道。ジュニパー主体の直球。

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17 シタデル ジン オリジナル 700ml 44%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

コニャック地方発の19種ボタニカル。華やかで滑らかなフレンチジン。

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マーティンミラーズ ジン 700ml 40%18 マーティンミラーズ ジン 700ml 40%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

蒸留後にアイスランドの水で加水。クリーンでなめらかな口当たり。

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19 フォーピラーズ レアドライジン 700ml 41.8%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

豪州を代表するクラフトジン。シトラスとスパイスのモダンな香味。

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ノルデス アトランティック ガリシアン ジン 700ml 40%20 ノルデス アトランティック ガリシアン ジン 700ml 40%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

スペイン産ブドウベースに11種ボタニカル。フローラルで優しい味わい。

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ブードルス ブリティッシュ ジン 700ml 40%21 ブードルス ブリティッシュ ジン 700ml 40%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

柑橘を使わずハーブとスパイスで構成。輪郭のぶれない辛口。

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22 スター・オブ・ボンベイ 700ml 47.5%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

ボンベイの上級版。ベルガモットとアンブレットシードで濃密な香り。

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アヴィエーション アメリカン ジン 700ml 42%23 アヴィエーション アメリカン ジン 700ml 42%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

ジュニパー控えめのアメリカンスタイル。ラベンダーが香る滑らかな味。

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サントリー ジン 翠 SUI 700ml 40%24 サントリー ジン 翠 SUI 700ml 40%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

柚子・緑茶・生姜の和素材。手頃で飲みやすい国産デイリージン。

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桜尾 ジン オリジナル 700ml 47%25 桜尾 ジン オリジナル 700ml 47%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

広島産17種ボタニカルのクラフトジン。柑橘と牡蠣殻由来の塩味が個性。

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ニッカ カフェジン 700ml 47%26 ニッカ カフェジン 700ml 47%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

カフェ式蒸留器が生む国産ジン。和柑橘と山椒の華やかな香り。

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和美人 クラフトジン 700ml 45%27 和美人 クラフトジン 700ml 45%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

鹿児島の本格焼酎蔵が造る和ジン。九州の柑橘と生姜が香る。

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マルフィ ジン コン リモーネ 700ml 41%28 マルフィ ジン コン リモーネ 700ml 41%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

アマルフィ産レモンを使うイタリアジン。明るい柑橘でカジュアルに。

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ジーヴァイン フロレゾン 700ml 40%29 ジーヴァイン フロレゾン 700ml 40%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
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ブドウベースにブドウ花を加えたフレンチジン。フローラルで滑らか。

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30 オックスレー クラシック イングリッシュ ドライジン 700ml 47%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

氷点下の真空蒸留で香りを保った革新派。新鮮な柑橘香が立つ。

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この表は価格の欄に数値を持たせていないため、価格順の並べ替えと価格帯の絞り込みは働きません。各行に表示される金額は当店の販売価格で、絞り込みが読む値とは別のものです。「最安」のバッジは当店に在庫がある行へ一律に付くもので、他店との価格比較を示すものではありません。アルコール分は各銘柄の表示にもとづく値で、このうちウヰルキンソン・ジンとビーフィーターについてはメーカーが成分表で公表している数値を記事本文で扱っています。在庫状況は変動します。

このページの末尾には、当店の在庫から関連する商品を並べたグリッドを置いています。参照しているのはスピリッツと洋酒の在庫で、ジン単独のカテゴリーを設けていないため、テキーラやラムなどのスピリッツが混ざって表示されます。ジンだけを探す場合はその他スピリッツのページから銘柄名で絞り込んでください。在庫は日々動くため、価格と在庫状況は各カードのリンク先で確かめてください。

ジンの定価はどこまで公表されているか

ジンの希望小売価格の公表状況
定価が出ている銘柄は限られる

ジンは定価が分からない、と言われることがあります。実際には、公表している銘柄とオープン価格の銘柄が混在しているというのが正確なところです。国内メーカーが商品ページに価格を出している例を並べると次のようになります。

銘柄 容量 アルコール分 公表価格 JANコード
ウヰルキンソン・ジン 47.5° 720ml 47.0パーセント 参考小売価格 970円(税別) 4904230401094
ウヰルキンソン・ジン 37° 720ml 37.0パーセント 参考小売価格 870円(税別) 4904230401087
ウヰルキンソン・ジン 37°(ペットボトル) 1800ml 37.0パーセント 参考小売価格 1,980円(税別) 4904230048930
ビーフィーター ジン40度 700ml瓶 700ml 40.0パーセント 希望小売価格 1,280円(税別) 5000329006115

アサヒビールは「参考小売価格」、サントリーは「希望小売価格」と呼び方が違い、どちらのページにも販売店の価格設定を拘束しないという注記が添えられています。サントリー側は「記載の価格は消費税別の価格です。」と明記しています。数字を引用するときは、税の扱いと呼び方をセットで書かないと比較になりません。

一方で、輸入されているクラフトジンやプレミアムジンの多くはオープン価格で、メーカーが消費者向けの価格を公表していません。比較表で定価の欄が空いている銘柄はこれにあたります。相場を知りたい場合は、実売価格の帯を複数の販売店で見るしかありません。

飲まないジンの査定について

棚に残ったまま飲む機会のないジンや洋酒は、リンクサスの洋酒買取で査定を承っています。未開栓であること、ラベルと箱の状態、それに度数と容量の表示が読み取れることが査定の材料になります。

家で作るときに効く手順

トムコリンズを家で作る手順
混ぜすぎないことが要になる

公表レシピをそのまま家で再現するときに効くのは、順番と温度です。アサヒビールの手順は「ソーダ以外の材料をシェイクし、氷の入ったコリンズグラスに注ぎ、ソーダで満たし軽くステアする。」の1文ですが、この短い文の中に押さえどころが3つ入っています。

手順 やること 理由
1 炭酸以外の材料をシェイクする 甘味を先に溶かす。公表レシピの製法はシェイク
2 氷を入れたグラスに注ぐ 先に冷やしておくと氷が溶けて薄まりにくい
3 炭酸で満たす グラスの内側を伝わせて注ぐと泡が残る
4 軽くステアする IBAのジョンコリンズも「Stir gently」と指定している

甘味の形は好みで替えて構いません。アサヒビールのトムコリンズはシュガーシロップ10ml、ジンフィズは砂糖小匙2杯、IBAのジョンコリンズはシンプルシロップ15mlで、3つの資料で3通りです。液体で入れるほうが冷たい状態でも溶け残りません。

炭酸の量を増やすと1口あたりは軽くなりますが、グラスに入るアルコールの総量はジンの量で決まっているので変わりません。薄めたぶん飲むペースが上がりやすい点には気を配りたいところです。氷の扱いはハイボールの種類の記事でも触れています。

トムコリンズについてよくある質問

トムコリンズについてよくある質問
公表値と条文で答える

質問と回答

トムコリンズとはどんなカクテルですか。

ジンにレモン果汁と甘味を合わせ、炭酸で満たして背の高いグラスで飲むロングカクテルです。アサヒビールのカクテルガイドは材料を「ウヰルキンソン・ジン 47.5° 45ml、レモンジュース 20ml、シュガーシロップ 10ml、ウィルキンソン タンサン 75ml」と示し、アルコール度数を14.10パーセントと公表しています。

トムコリンズのアルコール度数は何度ですか。

アサヒビールの公表値は14.10パーセントです。材料の合計が150mlで、そのうちジンが45mlなので、ジンのアルコール分を47パーセントとして計算すると14.10パーセントになり公表値と一致します。8度から10度という説明を見かけますが、この数字を公表している一次資料は確認できていません。

トムコリンズとジンフィズは何が違いますか。

アサヒビールの2つのレシピを並べると、ジン45mlとレモンジュース20ml、液体の合計150ml、公表度数14.10パーセント、製法シェイク、スペック欄のグラスタンブラーまで同じです。違いは甘味の形(トムコリンズはシュガーシロップ10ml、ジンフィズは砂糖小匙2杯)と炭酸の量(75mlと85ml)、それに作り方の文章で指定されるグラスだけです。

トムコリンズは国際団体の公式カクテルですか。

IBAの一覧にトムコリンズという独立した項目はありません。掲載されているのはジョンコリンズで、その注記に「Use ‘Old Tom’ Gin for Tom Collins.」という一行があるだけです。個別ページのアドレスを直接開いてもトムコリンズは404を返します。

ジョンコリンズのベースはウイスキーですか。

IBAのジョンコリンズの材料は「45 ml Gin」から始まり、ウイスキーは使いません。レモン果汁30ml、シンプルシロップ15ml、ソーダ60mlで、氷を入れたハイボールグラスに直接注いで軽くステアすると書かれています。ベースの酒がウイスキーに入れ替わるという説明は、この一次資料とは合いません。

トムコリンズはビルドで作るのですか。

アサヒビールのスペック欄は製法を「シェイク」としています。同社のロングカクテルのスタイル分類も「これをロングカクテルのスタイルといい、フィズとコリンズ以外はビルドして作ります。」と書いており、コリンズはビルドではない側に置かれています。氷ごと直接グラスで作るのはIBAのジョンコリンズのほうです。

トムコリンズにはコリンズグラスとタンブラーのどちらを使いますか。

アサヒビールの同じページの中で説明が分かれています。スペック欄のグラスは「タンブラー」ですが、作り方の本文は「ソーダ以外の材料をシェイクし、氷の入ったコリンズグラスに注ぎ、ソーダで満たし軽くステアする。」となっています。同社のグラス解説ではタンブラーが10オンス(300ml)、コリンズグラスが300から360mlで、容量の帯は重なります。

オールドトムジンは法律で決まった種類ですか。

決まっていません。EUの2019/787規則の附属書Iにある44区分を通して読むと、ジンの名前が付くのは第20項のGin、第21項のDistilled gin、第22項のLondon gin、第35項のSloe ginの4つで、Old Tomという語は1件も出てきません。ただし第20項(d)は甘味が1リットルあたり0.1グラムを超えると「dry」を付けられないと定めているので、加糖したタイプはドライジンとは名乗れません。

トムコリンズ1杯の純アルコール量は何グラムですか。

アサヒビールとサントリーが商品ページに載せている式は「純アルコール量(g) = 容量(ml) × アルコール分(%)/100 × 0.8」です。これに完成量150mlと公表度数14.10パーセントを当てはめると16.9グラムになります。アサヒビールのジンの商品ページが引く健康日本21の1日の目安が20グラム程度なので、1杯でその大半に届く計算です。

トムコリンズに使うジンの定価は分かりますか。

銘柄によります。アサヒビールはウヰルキンソン・ジン 47.5°の720ml瓶を参考小売価格970円(税別)、37°の720ml瓶を870円(税別)と公表しています。サントリーはビーフィーター ジン40度 700ml瓶を希望小売価格1,280円(税別)としています。一方で輸入クラフトジンの多くはオープン価格で、定価そのものが公表されていません。

名前の由来はどこまで確かめられるか

19世紀のロンドンの給仕人ジョン・コリンズに由来する、1874年にアメリカで流行した悪ふざけが名前を広めた。こうした話が繰り返し紹介されています。ただしこの記事で参照した一次資料には、由来にあたる記述がありません。IBAのジョンコリンズのページに書かれているのは材料、作り方、飾り、そして「Use ‘Old Tom’ Gin for Tom Collins.」の注記だけで、人名にも年代にも触れていません。アサヒビールのトムコリンズのページも同様です。

言い伝えとして紹介されること自体に問題はありませんが、メーカーや国際団体が公表した事実として書くことはできません。この記事では、確かめられた範囲を分量と度数とグラスの話に絞り、由来については裏が取れていないという扱いにしています。

まとめ。トムコリンズの公表度数は14.10パーセントで、ジンフィズと1ポイントも違いません。違うのは甘味の形と炭酸75mlと85mlの差、それに作り方の文章で指定される器です。IBAの一覧に独立した項目はなく、ジョンコリンズの注記でジンの種類による呼び分けとして扱われています。オールドトムは法令上の区分ではなく、加糖したジンという商慣習上の呼び名です。この4点を押さえておけば、資料ごとに説明が違っても迷いにくくなります。

飲酒は20歳になってから。適量を守り、妊娠中や授乳期の飲酒は控えてください。お酒を飲んだあとの運転はできません。

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