【PR】

初心者必見!お酒の種類とアルコール度数に合わせた完璧な選び方

初心者必見!お酒の種類とアルコール度数に合わせた完璧な選び方

リンクサス・お酒通販で探す

「お酒」と一口に言っても、その種類は多岐にわたります。原料や製造方法の違いによって味わいや香り、アルコール度数が変わり、飲み方や楽しみ方も異なります。

そのため、自分の好みに合ったお酒を見つけるには、まずお酒の種類ごとの特徴を知ることが大切です。

お酒選びに失敗しないためには、各種お酒の風味や飲みやすさ、適したシーンなどを理解しておくと良いでしょう。例えば、「フルーティーな香りのワインを楽しみたい」「ウイスキーの深みを味わいたい」「軽めのビールやカクテルから試してみたい」など、目的に応じた選び方ができます。

今回は、ウイスキー・ワイン・日本酒などの主要なお酒の種類について詳しく解説します。また、お酒ごとの産地や賞味期限、アルコール度数についても触れながら、選び方のポイントをご紹介。

自分にぴったりのお酒を見つけるための参考にしてみてください。
お酒買取はこちら

お酒の種類とは?醸造酒・蒸留酒・混成酒の違いは?

初心者でも分かる世界の酒の種類~日本酒焼酎まで

お酒とは、大まかにいうとアルコールを含む飲料のことです。ここでのアルコールはエタノール(エチルアルコール)と呼ばれるもので、この成分が含まれていることで清涼飲料水にはない独特の味わいが生まれ、また「酔い」と呼ばれる現象が引き起こされます。

お酒にエタノールが含まれるのは、独特の発酵という過程が加えられるからです。ここで、どのようにしてエタノールが生み出されるか、また何を原料にするかによってお酒の味わいに違いが生まれます。

1.製法による違い

製法による違い
お酒の種類は、まず製法によって醸造酒・蒸留酒・混成酒の3つに分けられます。それぞれ以下のような特徴があります。

醸造酒 原料に含まれる糖やでんぷんなどの成分を、酵母菌に発酵させることで作られるお酒
蒸留酒 醸造酒を加熱することで蒸留し、アルコール成分を集めて作られるお酒
混成酒 醸造酒や蒸留酒に香料や果実、糖分を加えて作られるお酒

醸造酒の代表的な例としては、ワインや日本酒、ビールなどが挙げられます。醸造酒は原料をそのまま発酵してお酒にしているので、原料の特徴が感じやすく個性が豊かであることが特徴です。

それに対し蒸留酒は“蒸留”という一手間が加えられている分、醸造酒に比べ成分が凝縮されアルコール度数が高くなっているのが特徴と言えます。ウイスキーやブランデー、スピリッツなどが蒸留酒に該当します。

なお混成酒にはリキュールや梅酒などがあります。原料由来の味だけでなく後から香料や糖が加えられているため、ジュースのように甘く飲みやすいものが多いのがポイントとなっています。

2.原料による違い

原料による違い

同じ製法を用いていても、原料が違うとお酒は全く別物になります。例えば醸造酒の中でも、ワインはブドウなどの果実をベースに作られているのに対し、日本酒はお米=穀物から作られているという違いがあります。

同様に、蒸留酒や混成酒も原料の違いで細かな分類に分かれていきます。

また、同じ名称のお酒でも原料ごとに特徴が変わってくる場合もあります。例えば焼酎の中には、芋から作られる“芋焼酎”や米を原料とした“米焼酎”などがありますが、芋焼酎は独特の芋の香りがするのに対し米焼酎は米由来の甘味が強めといった違いがあります。

3.アルコール度数の違いとは

アルコール度数の違いとは

アルコール度数とは、お酒の中に含まれるアルコールの量のことです。酒税法によって「温度が15度のとき、原容量百分中に含まれるエチルアルコールの容量」と具体的に決められています。

なおアルコール度数が高いお酒は、当然刺激も強くなり酔いやすくなります。お酒のラベルに書かれているので、気になる方はチェックしてみましょう。

基本的には、醸造酒よりも蒸留酒の方がアルコール度数は高くなります。蒸留酒の中には、スピリタス(アルコール度96%)のような強いお酒もあります。またアルコールの濃さは、お酒に加水がなされているかどうかによっても変化します。

4.味わい・香りの違い

味わい・香りの違い

異なる製法や原料から作られたお酒たちは、味わいや香りが異なります。自分のお気に入りのお酒を探すのであれば、やはり味や香りから選ぶのをおすすめします。

例えばビールとワインを比べた場合、ビールはアルコール度5%前後・ワインはアルコール度12%前後であるにも関わらず、ワインの方が飲みやすいと感じる方もいます。

なぜならビールはホップによる独特の苦味があり苦手と感じる方も多いからです。このように、お酒の飲みやすさは単なるアルコールの強さだけでなく、製法原料の違い、そして個人の好みによって大きく左右されます。

【ウイスキー】熟成によるまろやかな味わいが魅力

【ウイスキー】熟成によるまろやかな味わいが魅力

ウイスキーはどのようなお酒?味わいは?

お酒の種類 蒸留酒
原料 大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀類
アルコール度数 40度前後
賞味期限 半永久的※開封後は6ヶ月程度

ウイスキーは、穀物をベースに作られる蒸留酒のことです。ハイボールのベースに使われることも多く、日本でも人気のお酒となっています。

原料となる穀類は大麦をはじめライ麦、トウモロコシなどさまざまで、原料の違いによって異なる味わいを楽しめるのが大きな特徴です。口に含むと、穀物由来の香りや風味が強く表れます。

アルコール度は銘柄やシリーズにもよりますが、基本的に40度前後で比較的高めです。それでもストレートで飲む人もいるほど、飲みやすい味わいのものが多いのもウイスキーの魅力と言えるでしょう。

ウイスキーが高めのアルコールでも飲みやすいのは、蒸留後に樽熟成をおこなっているためです。樽の中で長期熟成されることにより、角が取れ奥深くまろやかな味わいになります。

ウイスキーの中には、10年、20年と長期の間寝かされていたヴィンテージものも存在しています。そんなウイスキーは未開封であれば賞味期限もなく、長期保存にも適しています。

現在流通しているものの中には、何十年という昔に作られたボトルもあります。

ウイスキーの定義

ウイスキーの定義は製造される国によって異なっています。各国によって原料・製法・熟成年数が細かく定められていて、国によって味にも違いが現れます。

一般的に共通している定義としては、「穀類を原料とし、糖化・発酵の後に蒸留を行い、木製の樽で貯蔵熟成させること」が挙げられます。

例えばスコッチウイスキーの場合は、上記の条件のほか「アルコール分94.8%未満で蒸留、700L以下のオーク樽で最低3年以上熟成、最低瓶詰めアルコール40%以上」という条件が加わります。

ウイスキーの主な産地

ウイスキーの主な産地

アイルランドやスコットランドを中心に作られていたウイスキーは、やがて世界のあらゆる場所で作られるようになります。

現在もウイスキー製造に力を注いでいる国は多く、特に有名なのが「世界5大ウイスキー」の産地です。世界5大ウイスキーの産地は以下の通りです。

産地 ウイスキーの種類 主な特徴
アイルランド アイリッシュウイスキー ノンピートのものが多く、スッキリとした飲み口。
トリプル蒸留による滑らかな味わいが特徴。
スコットランド スコッチウイスキー 世界的に流通量が多く、スモーキーな風味が特徴。
シングルモルトやブレンデッドなど、多様なスタイルがある。
アメリカ アメリカンウイスキー(バーボンなど) トウモロコシやライ麦を主原料とし、甘みと香ばしさが特徴。
バーボンは新樽での熟成が義務付けられている。
カナダ カナディアンウイスキー 5大ウイスキーの中でも最もライトな酒質で、スムーズな飲み心地。
ブレンドウイスキーが主流。
日本 ジャパニーズウイスキー スコッチを手本にしつつ、日本独自の繊細でバランスの取れた味わいが特徴。
2000年代以降、世界的に人気が高まっている。

人気の高いウイスキー銘柄

1.サントリー山崎

現在市場で人気がある高額ウイスキーといえば、「ジャパニーズウイスキー」は外せません。日本産のウイスキーはここ10年余りで人気が急上昇し、希少価値が上がっているため価格も高騰しています。

そんなジャパニーズウイスキーの中でも特に人気なのがサントリー山崎です。山崎蒸留所で作られるシングルモルトウイスキーで、熟成による甘みとしっかりとした深みが感じられる味わいです。

なお山崎の他にも、サントリーのうちシングルモルト「白州」ブレンデッドウイスキー「響」も高額買取が期待できる銘柄となります。
【関連リンク】終売続く山崎ウイスキーYAMAZAKI DISTILLERY GIFT SHOPでも定価購入は無理?

2.ニッカ余市

ジャパニーズウイスキーの中で、サントリーと並んで人気を誇るのがニッカウヰスキーです。創業者の竹鶴政孝氏がNHKドラマ「マッサン」でモチーフに選ばれるなど、お茶の間でも知名度の高いウイスキーブランドです。

「余市」はそんなニッカウヰスキーのうち、余市蒸留所で作られるシングルモルトウイスキーです。本場スコットランドの環境に近い場所で作られるウイスキーは、男性的で力強い味わいが魅力となっています。

ニッカウヰスキーは余市のほか「宮城峡」「竹鶴」も有名で、買取に出せば高額になることが期待できます。
【関連リンク】余市定価でどこで買える?終売ウイスキー状況と価格値上げも品薄多発

3.ザ・マッカラン

ザ・マッカランはスコッチウイスキーの高級銘柄です。スコットランドのハイランド地方で作られる銘柄で、「シングルモルトのロールスロイス」という愛称で呼ばれるほどの上質で濃厚な味わいが魅力です。

ザ・マッカランの中でも、50年や60年といった長期熟成モノには驚くようなプレミア価格がつきます。マッカラン60年は、オークションで1億越えの値段で取引されたことでも知られています。
【関連リンク】マッカラン200周年でも話題!12年18年25年等定価の値段と今後の価格

【ブランデー】果実由来の高い香りが特徴

【ブランデー】果実由来の高い香りが特徴

ブランデーはどのようなお酒?味わいは?

お酒の種類 蒸留酒
原料 ブドウ、りんごなどの果実
アルコール度数 37〜50度程度
賞味期限 半永久的※開封後は6ヶ月程度

ブランデーは、ブドウやリンゴなどの果実を原料とした蒸留酒のことです。語源はオランダ語の「焼いたワイン」を意味する言葉であり、簡単に述べるとワインを蒸留したお酒です。

穀物由来のウイスキーが味そのものを楽しむお酒であるのに対し、ブランデーは果実由来の豊かな香りを楽しむお酒といった違いがあります。

そんなブランデーのアルコール度数は37〜50度ほどです。高めのアルコールなので、グイグイ飲み進めるというよりもストレートで少量をゆっくり飲むのが推奨されています。またカクテルなどのベースに使われることもあります。

ブランデーの中でも特に有名なのが、「コニャック」と「アルマニャック」と呼ばれるものです。この2つのブランデーはAOCという原産地呼称制度によって定義が厳密に定められていて、条件を満たしたブランデーのみがこの名を名乗ることができます。

コニャックの定義

  • フランスのコニャック地方で作られている
  • ユニブランなどの白ブドウを原料とする
  • シャトラント式単式蒸留器で2回蒸留を行う
  • オーク樽で最低2年以上の熟成を行う

コニャックは単式蒸留器で2回蒸留されることで、雑味が少なくなりまろやかな味わいになるのが特徴です。世界的に有名銘柄が多く、「レミーマルタン」や「カミュ」などがあります。 【関連リンク】コニャックとブランデーの違い、コニャックとアルマニャックの違いとは?

アルマニャックの定義

  • フランス南西部のアルマニャック地方で作られている
  • ユニブランなどの白ブドウを原料とする
  • 半連続式蒸留器で1回のみの蒸留を行う

アルマニャックはコニャックとは違い、1回のみしか蒸留が行われません。そのためコニャックに比べ荒々しさが残りやすく男性的な味わいをしています。アルマニャックの有名銘柄には「シャボー」などがあります。

ブランデーの主な産地

ワインが元になったブランデーは、コニャックやアルマニャックを中心としたフランスがメインの産地です。フランスではこのほか、ノルマンディー地方で作られるりんごベースのカルヴァドスも有名です。

なお、コニャックやアルマニャックは産地呼称規制のため特定の地域でしか作られていませんが、ブランデーそのものは世界のあらゆる場所で作られています。例えば地中海周辺や南アフリカ、中南米、オーストラリアなどぶどうの名産地は、ブランデーづくりも盛んになっています。

人気の高いブランデー銘柄

1.レミーマルタン

レミーマルタンはコニャックの中でも特に高級とされる銘柄です。作られる土壌が素晴らしく、コニャック地方で最高級のグランド・シャンパーニュ、これに次ぐプティット・シャンパーニュでブドウづくりが行われます。

レミーマルタンの中でも特に「ルイ13世」が有名であり、アイテムによっては数十万〜数百万の買取価格も期待できるシリーズとなります。
【関連リンク】コニャックのレミーマルタンの値段・種類とは?高級~低価格までおすすめ5選

2.ヘネシー

ヘネシーはコニャックの世界市場で4割を占める、世界最大の生産企業である「ジャズ・ヘネシー&カンパニー」の銘柄です。

ヘネシーはクラブシーンなどでも定番の高級酒です。熟成年数で決められるランクが高くなるほど値段も上がり、「リシャール」と呼ばれるシリーズが特に高級とされています。

3.カミュ

カミュもコニャックの銘柄の一つです。ドライフルーツのような熟した香りがありつつも、口に含むとフレッシュさもありスッキリ感が楽しめるブランデーです。

カミュは魅力的なボトルデザインも有名で、オリジナルのバカラボトル陶器ボトルが多くありコレクター需要が高いです。
【関連リンク】ブランデーカミュ驚きの価格値段や種類。魅力のおすすめボトル7選

【ワイン】出来栄えによって飲み頃が変化

【ワイン】出来栄えによって飲み頃が変化

ワインはどのようなお酒?味わいは?

お酒の種類 醸造酒
原料 ブドウなどの果汁
アルコール度数 12度前後
賞味期限 種類により異なる※開封後はできるだけ早く

ワインはブドウなどの果汁を発酵し作られる醸造酒のことです。なおブドウを原料に作られるワインには「赤ワイン」と「白ワイン」、そして「ロゼワイン」があります。これらは使われるブドウの品種そのものが違い、見た目の色や味わいが異なります。

ワインは果実由来の甘みと酸味が特徴です。タンニンによる渋みやアルコール感も感じられます。ただしワインは素材そのものの味が色濃くでることから、一言で味わいを表現しにくいお酒でもあります。

例えば同じ名前を持つワインであっても、ブドウの収穫された年によって大きく味わいが異なるのが特徴です。ワイン選びの際は、ヴィンテージにも注目してみると良いでしょう。

なおワインのアルコール度数は12%前後です。ただしこちらもモノによって変わり、赤ワインは11〜15%程度、白ワインは9〜14%程度と言われています。ワインの中には8%ほどの低アルコールのものもあります。

そんなワインですが、賞味期限の記載はなくどれくらい日持ちするのかはワインの質や種類によって異なります。市販の数千円ランクのワインは数年ほどで飲み切ることが想定されていますが、ブルゴーニュ地方などの熟成タイプのワインの中には、何十年と耐久するものもあります。

ワインの定義

ワインの定義は国によってさまざまです。日本ではあまり細かなルールは定められておらず、「果物を原料にした醸造酒」がワインと呼ばれることが一般的です。

一方でワインの名産地とされるフランスでは、格付けが明確になされています。フランスの中でもブルゴーニュ地方のワインは「ドメーヌ」、ボルドー地方では「シャトー」と呼ばれる生産者がおり、畑や生産者がランク分けされているのが特徴です。

ワインの主な産地

ワインの主な産地
ワインといえば、フランスの「ブルゴーニュ」と「ボルドー」が有名です。しかしワインは世界的なお酒であり、イタリア、スペイン、アメリカ、チリ、中国などでも作られています。もちろん日本でも生産されていて、国産ワインとして人気を集めています。

人気の高いワイン銘柄

1.ロマネ・コンティ(DRC)

数あるワインの中でも最も高値で取引されると言われるのが、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ社(DRC)の手がけるロマネ・コンティです。

ブルゴーニュのグラン・クリュ(特級畑)で作られる上質なピノ・ノワールを使った赤ワインで、妖艶でエレガント、華やかで強いアロマを持ち合わせています。
【関連リンク】DRCロマネコンティの価格値段とは?グラスで飲める店と当たり年8選

2.シャトー・ラフィット・ロートシルト

シャトー・ラフィット・ロートシルトは、ボルドーのシャトーの呼称です。メドック格付け第1級のシャトーで、長い時間を寝かせることで花開く味わいが魅力のワインです。

なおメドック地区格付けの1級には、ほかに「シャトー・マルゴー」「シャトー・ラトゥール」「シャトー・ムートン・ロートシルト」「シャトー・オー・ブリオン」があり、5大シャトーと呼ばれどれも高級ワインとして扱われています。

3.モンラッシェ(DRC)

モンラッシェ(DRC)は、ロマネ・コンティで有名なDRC社が手がける白ワインです。実はロマネコンティよりも生産数が少ないと言われていて、非常に希少かつ高価なことで知られています。

【シャンパン】定義が細かく決められている

【シャンパン】定義が細かく決められている

シャンパンはどのようなお酒?味わいは?

お酒の種類 醸造酒
原料 ブドウ果汁
アルコール度数 11度前後
賞味期限 種類により異なる※開封後はできるだけ早く

シャンパンは、スパークリングワインの一種です。ブドウ果汁を原料とする発泡性の果実酒で、正式な名称は「シャンパーニュ」といいます。

シャンパンには厳密なルールが定められているので、全てのスパークリングワインがシャンパンに当てはまるわけではありません。あくまでもフランスのシャンパーニュ地方で作られるもののうち、特定の条件を満たしたものだけがその名を名乗ることができます。

特徴としては瓶内二次発酵によるきめ細やかな泡、そしてアッサンブラージュと呼ばれる原種のブレンド、そしてティラージュ・ドサージュと呼ばれるシロップの添加などが挙げられます。

高級酒としてクラブシーンやパーティーの乾杯などで親しまれるシャンパンは、果実由来の高い香りと繊細な泡によって生まれる独特の舌触りで人気を集めています。なお原料となるブドウの品種や栽培方法によって、辛口・甘口など味に違いがあります。

そんなシャンパンは未開封であれば、長期保存も可能です。なおシャンパンの飲み頃は熟成期間に比例すると言われています。シャンパンの熟成期間は、以下の3つのグレードに分けられています。

  • ノンヴィンテージ:熟成1〜2年。飲み頃も出荷後1〜2年程度
  • ヴィンテージ:熟成3〜5年。飲み頃も5年以内が目安
  • プレステージ:熟成7〜10年。飲み頃も長く7〜10年ほど

シャンパンの定義

シャンパンは、AOC法と呼ばれるフランスのワインの法律で定義が明確に決められています。シャンパンの定義のうち、主な内容は以下の通りです。

  • フランスのシャンパーニュ地方で製造されていること
  • ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネの3種類のうちいずれかを使用していること
  • シャンパーニュ製法で作られていること

なおこの他にも、収穫高や醸造期間、アルコール度数などに関する細かい規定もあります。条件を満たさないままシャンパーニュを名乗ると、法律で罰せられることになっています。

シャンパンの主な産地

シャンパンの主な産地

シャンパンが作られるのは、フランスのシャンパーニュ地方だけです。シャンパーニュ地方はパリから北東へおよそ140kmの位置にあり、フランスの中でも最北のワイン生産地です。

ただしその他の国やエリアでも、「シャンパン」という名は名乗れませんがスパークリングワインは製造されています。シャンパンに似たスパークリングワインと主な産地は以下の通りです。

名称 産地 製法・特徴
カヴァ スペイン(カタルーニャ地方) シャンパンと同じ 瓶内二次発酵 で造られる。フレッシュで爽やかな味わいが特徴。
スプマンテ イタリア イタリアの発泡性ワインの総称。シャンパンのような品種の制限がなく、手頃な価格のものも多い。
フランチャコルタ イタリア(ロンバルディア地方) スプマンテの一種で、瓶内二次発酵 を採用。シャンパンに匹敵する品質と評価を受けることも。
ゼクト ドイツ ドイツの上級スパークリングワイン。フルーティーで軽やかな味わいが特徴。

高額買取が期待できるシャンパン銘柄

1.ドン・ペリニヨン

ドン・ペリニヨンは「ドンペリ」の俗称で親しまれているモエ・エ・シャンドン社のシャンパン銘柄です。

一番低いランクでも8年の熟成を行う、またブドウの出来が良い年にしか仕込みをしないというこだわりで、数あるシャンパンの中でも最高級の位置づけとなっています。
【関連リンク】ドンペリの値段とは?ロゼやP2等の買取価格はいくらか?

2.アルマン・ド・ブリニャック

スペードの形をしたモチーフとメタリックな配色で目を引くシャンパンです。「アルマンド」の愛称で呼ばれていて、クラブシーンなどでも人気のシャンパン銘柄です。

カラフルなボトルが存在していて、ピンク・ゴールド・グリーンを並べて作る「アルマンド信号機」が話題になったことでも知られています。
【関連リンク】アルマンド信号機のセット|キャバクラやホストでの値段相場とは

3.クリュッグ

クリュッグは「シャンパンの帝王」と呼ばれる銘柄です。高値で売買されることの多いシャンパンで、世界的な知名度も高いです。

選び抜かれたブドウ畑の葡萄のみを使用し、さらに発酵に手間のかかるフレンチオークの小樽を使うのが特徴となっています。

【日本酒】磨いた米の豊かな香りを楽しめる

【日本酒】磨いた米の豊かな香りを楽しめる

日本酒はどのようなお酒?味わいは?

お酒の種類 醸造酒
原料 米、米麹など
アルコール度数 16度前後
賞味期限 約1年※開封後はできるだけ早く

日本酒はお米を原料に作られるお酒のことです。日本を代表する「国酒」でもあります。具体的には白米を蒸し、そこに麹と水を加えて発酵し熟成させることで出来上がります。

日本酒は「百薬の長」と呼ばれ、古来より日本各地で製造・愛飲されてきました。製造される地方や酒造によって、甘口から辛口までさまざまな味わいに分かれているのがポイントです。基本的にはお米をベースとしているため、柔らかな甘みや米由来の香りがするのが特徴です。

そんな日本酒はアルコール度が16度前後と、ビール(約5%)よりも強めのお酒となっています。ただし日本酒の中には、加水のなされていない原酒と呼ばれるアルコールのやや強いものや、反対に低アルコールと呼ばれる8%程度の銘柄も存在します。

なお醸造酒である日本酒は、発酵が進むと性質が変化するため美味しく飲める期間が決まっています。ボトル自体には賞味期限の記載がないものも多いですが、基本的に美味しく飲めるのは1年前後だと言われています。

日本酒の定義


日本酒は清酒と呼ばれるもののうち、原料である米・米麹に日本米を使用し、さらに日本国内で醸造されるものという定義があります。古くから日本酒の大まかな決まりはありましたが、「日本酒」という呼称そのものが地理的表示に指定されたのは2015年12月のことです。

なお日本酒の中でも、特定の要件を満たしたものは「特定名称酒」と呼ばれます。特定名称酒には大きく分けて本醸造酒・純米酒・吟醸酒があり、以下のように細かく分類が分かれています。

種類 原料・精米歩合・特徴
本醸造酒 米・米麹・醸造アルコール
精米歩合70%以下
すっきりとした飲み口で、香り控えめ。
特別本醸造酒 米・米麹・醸造アルコール
精米歩合60%以下 or 特別な製法
本醸造よりも香りや味わいがやや豊か
純米酒 米・米麹
精米歩合の制限なし
しっかりとした米の旨味が特徴
特別純米酒 米・米麹
精米歩合60%以下 or 特別な製法
純米酒よりも洗練された味わい
吟醸酒 米・米麹・醸造アルコール 精米歩合60%以下 低温発酵によるフルーティーな香りと軽快な飲み口
大吟醸酒 米・米麹・醸造アルコール
精米歩合50%以下
上品な香りと繊細な味わい
純米吟醸酒 米・米麹
精米歩合60%以下
香り高く、ふくよかな味わい
純米大吟醸酒 米・米麹
精米歩合50%以下
高級日本酒の代表格、フルーティーでエレガントな味わい

日本酒の主な産地

日本酒の主な産地

お米を使った日本酒は、日本各地で製造されています。中でも特に有名なのが兵庫県、京都府、新潟県の3箇所で、生産量もトップ3となっています。

兵庫県は灘のお酒が有名です。灘のお酒は男酒と呼ばれ、力強く酸味が強めの辛口のお酒です。一方で京都府では伏見で作られる女酒がよく知られています。中硬水でゆっくりと発酵される伏見の酒は、きめ細かで淡麗な酒質をしています。

新潟は米どころというだけあり、酒蔵の数が多く酒質もさまざまです。淡麗辛口のお酒が多く、キリッとした表情を楽しめます。

高額買取が期待できる日本酒銘柄

1.十四代

十四代は山形の高木酒造で作られる日本酒の銘柄です。幻の日本酒と呼ばれ、入手困難なことで知られています。通常の酒屋ではまず購入が不可能であり、定価購入するためには特約店の抽選で当選する必要があります。

そんな十四代は流通価格が高騰化していて、1本あたりに数万円〜数十万円という高い値段が付けられています。上級ランクである「龍泉」「龍月」「双虹」あたりのシリーズは特に人気です。
【関連リンク】十四代日本酒なぜ高い?定価一覧と特約店攻略で定価で買う方法

2.零響 アブソルート ゼロ


零響アブソルートゼロは、精米歩合0を目指して作られた幻の日本酒です。精米にかかる時間はなんと221日で、0.85%という極限までお米を削り作り出された純米大吟醸酒です。

限りなく澄んだような味わいで、他の日本酒とは一線を画した飲み物となっています。

3.獺祭

獺祭は山口県の旭酒造が手がける日本酒の銘柄です。酒米の王様と呼ばれる「山田錦」のみを使用していて、ふくよかな甘みを感じられるのが大きな特徴です。

非常に飲みやすく、初心者人気も高いお酒です。百貨店内に専門店があるなど、全国でも知名度が高いです。
【関連リンク】獺祭値段の違い|50・39・23やレア酒ランクの違いと特徴を解説

【焼酎】芋・麦・米などが主な原料になる

【焼酎】芋・麦・米などが主な原料になる

焼酎はどのようなお酒?味わいは?

お酒の種類 蒸留酒
原料 甲類:サトウキビなどの糖蜜 乙類:さつまいもや麦などの穀物
アルコール度数 25度前後
賞味期限 半永久的※開封後は6ヶ月程度

焼酎は、主に日本で製造される蒸留酒の一種です。

焼酎は種類によって「甲類」と「乙類」に分けられます。甲類焼酎は糖蜜などを原料としていて、基本的にすっきりとした味わいのものが多いです。“無味無臭の焼酎”と言われることもあり、チューハイやサワーも使われます。代表的な銘柄には「鏡月」や「JINRO」があります。

一方で乙類焼酎は、芋焼酎や麦焼酎、米焼酎などが当てはまります。素材の風味が全面に押し出されていて、焼酎ごとに異なる香りや風味を堪能できます。乙類焼酎のラベルには「本格焼酎」と書かれていることもあります。

そんな焼酎のアルコール度数は、およそ25度前後です。蒸留によりアルコールが凝縮されているため、同じ日本のお酒でも日本酒よりアルコール度数が高くなっています。耐久しやすく長期保存も可能で、昭和時代を中心に日本の食卓で親しまれてきた馴染みの深いお酒でもあります。

焼酎の定義

焼酎の定義は酒税法によって以下のように定められています。

  • アルコール含有物を蒸留した酒類
  • 甲類焼酎:連続式蒸留機でアルコール分36度未満に蒸留
  • 乙類焼酎:単式蒸留器でアルコール分45度以下に蒸留
  • 上記のうち、ウイスキー・ブランデー・ウォッカ・ラム・ジンなどに該当しないもの

焼酎の定義は比較的ざっくりとしていて、ブランデーなどのようにルールは細かくありません。そのため沖縄県産の「泡盛」なども焼酎の一種に数えられます。

ただし焼酎の中には、「薩摩焼酎」「壱岐焼酎」「球磨焼酎」のように産地表示の保護指定を受けルールが細かく定められているものもあります。

焼酎の主な産地

焼酎の主な産地
日本の焼酎は、主に九州地方をメインに作られています。鹿児島や長崎、熊本などの南の地方は暖かい気候で日本酒作りが難しいとされていたため、その代わりに焼酎づくりが発展していったという背景があります。現在では以下の4つの焼酎が「産地呼称」に認められ、名産品として扱われています。

種類 産地 原料・特徴
壱岐焼酎 長崎県壱岐島 麦焼酎で、こうじには 米麹のみ を使用。
まろやかで甘みのある味わいが特徴。
球磨焼酎 熊本県(人吉市周辺) 米焼酎 で、地元の米と 山の伏流水 のみを使用。
スッキリとした飲み口。
薩摩焼酎 鹿児島県 芋焼酎 で、鹿児島県産のサツマイモを使用。
独特の香ばしい香りが特徴。
琉球泡盛 沖縄県 米焼酎(泡盛) で、タイ米(インディカ米)と 黒麹 を使用。
熟成すると甘みとコクが増す。

なお焼酎は、隣国である韓国でも作られています。韓国産の焼酎は「韓国焼酎」と呼ばれ、ここ数年で爆発的な人気を博しています。

日本の焼酎との大きな違いは、一つの原料ではなく米・麦・サツマイモ・タピオカなどさまざまな原料を混ぜて作られている点にあります。日本で有名な銘柄には「チャミスル」があります。

高額買取が期待できる焼酎銘柄

1.森伊蔵

森伊蔵は、鹿児島県垂水市にある森伊蔵酒造が作る芋焼酎のブランドです。同じ芋焼酎の魔王、村尾とともに「3M」の愛称で親しまれているプレミアム焼酎となります。

手作業による製造のため販売数が少なく、価格高騰している銘柄でもあります。
【関連リンク】裏ワザある?森伊蔵を定価で買う方法!電話抽選や買える店を徹底解説

2.百年の孤独

百年の孤独は、明治18年創業の老舗「黒木商店」が作る本格麦焼酎です。長期熟成による凝縮された香りと味わいが魅力で、著名人などにもファンが多いことで知られています。

限定品の「百年のボトル バカラボトル」になると、数万以上の値段がつきます。

3.栗東 わすいせず


栗東(くりあずま)わすいせずは、「くりあづま」というこだわりの芋を原料に黒麹を加え作られる芋焼酎の銘柄です。現在は終売になっている焼酎の一つであり、希少価値が高まっています。

シーンや度数で選ぶ自分にぴったりなお酒の探し方

シーンや度数で選ぶ自分にぴったりなお酒の探し方
お酒を選ぶ際には、 飲むシーン・アルコール度数・風味・料理との相性 など、いくつかのポイントを考慮することで、より楽しむことができます。

「どんな場面で飲むのか」「どんな味わいが好みなのか」「どんな料理と合わせたいのか」を意識することで、より自分に合ったお酒を選ぶことができます。

初心者の方は、 軽めのビールや甘めのカクテル、フルーティーなワイン から試してみるのが◎。お酒に慣れてきたら、ウイスキーや赤ワインなど、より奥深い味わいのものに挑戦するのもおすすめです。

お酒を選ぶ際のポイント

お酒を選ぶとき、何を基準にすればいいのか迷ってしまうことはありませんか? そんなときは、次の 3つのポイント を基準にして選ぶと、自分に合ったお酒を見つけやすくなります。

1. 飲むシーンに合わせて選ぶ

お酒はシチュエーションによって楽しみ方が変わります。例えば、リラックスしたいとき友人と盛り上がりたいとき では、選ぶべきお酒の種類が異なります。

シーン おすすめのお酒 理由
食事と一緒に楽しむ ワイン、日本酒、ビール 料理の味わいを引き立てる
ゆっくりリラックスしたい ウイスキー、ブランデー 香りや余韻を楽しみながらゆっくり飲める
パーティーや飲み会で盛り上がる ビール、カクテル、スパークリングワイン 飲みやすく、軽やかな味わいで場が盛り上がる
甘いものと一緒に楽しむ 甘口ワイン、ラム、ウイスキー デザートと相性抜群の風味

POINT:飲む場面や気分に合わせて、お酒の種類を選ぶことで、より楽しむことができる!

アルコール度数を意識して選ぶ

お酒を選ぶ際には、 アルコール度数 も重要なポイントです。軽く楽しみたいのか、それともじっくり味わいたいのかによって選ぶお酒も変わってきます。

アルコール度数 おすすめのお酒 特徴
低アルコール(3~7%) ビール、カクテル、低アルワイン 飲みやすく、軽めの口当たり
中アルコール(10~20%) ワイン、日本酒、サングリア ほどよい飲みごたえと風味
高アルコール(30%以上) ウイスキー、ブランデー、ウォッカ 強めのアルコール感があり、じっくり飲める

POINT:初心者は 低アルコールのもの から試して、自分のペースで楽しむのが◎

3. 風味や飲みやすさを考慮する

「お酒が苦手…」「クセのある味わいが得意ではない…」という人は、 甘口でフルーティーなもの から始めるのがおすすめ。

逆に、「深みのある味を楽しみたい」という方は、 ウイスキーや赤ワイン、スピリッツ系を選ぶのも◎。

好み おすすめのお酒 理由
甘口・フルーティーが好き カクテル、甘口ワイン、サングリア ジュース感覚で飲みやすい
スッキリ爽快な味が好き 白ワイン、ビール、ジンベースのカクテル 軽やかな飲み口で爽快感がある
コクや深みを楽しみたい 赤ワイン、ウイスキー、ブランデー しっかりした風味と余韻が楽しめる

POINT:「自分が飲みやすいと感じる味」を基準に選ぶことで、お酒をもっと楽しめます。

初心者におすすめのお酒

お酒を初めて飲む方や、何を選べばいいのかわからないという方におすすめなのは、 クセが少なく、飲みやすいお酒 です。特に、以下の3つのジャンルは初心者にぴったりです。

お酒の種類 おすすめのスタイル 特徴
ビール ラガー、ピルスナー スッキリした喉ごしで飲みやすい
ワイン 甘口の白ワイン、ライトな赤ワイン フルーティーで酸味が少ないものがおすすめ
カクテル モヒート、カシスオレンジ、ジントニック 甘めでアルコール感が控えめ

POINT:「甘くて飲みやすいもの」「軽い口当たりのもの」から試してみるのがおすすめ!

食事に合うお酒の選び方

お酒は料理と合わせることで、さらに美味しさが引き立ちます。 お酒の種類と料理の組み合わせ を意識することで、食事の時間がもっと楽しくなるはず!

料理の種類 おすすめのお酒 理由
赤身肉・ステーキ 赤ワイン(カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー) タンニンの渋みが肉の旨味と調和
魚料理・鶏肉 白ワイン(シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン) 酸味が魚の風味を引き立てる
寿司・和食 日本酒(純米酒、本醸造) 米の甘みと魚の旨味がマッチ
チョコレート・デザート ウイスキー(シングルモルト)、甘口ワイン(ポートワイン) 甘みと深い香りが絶妙に合う

POINT:食事との相性を考えると、お酒の楽しみ方がさらに広がる!

まとめ

お酒にはさまざまな種類があり、原料や製造方法の違いによって味わいや香り、アルコール度数が変わります。お酒の種類を知ることで、自分に合ったものを選びやすくなり、より一層楽しむことができるでしょう。

また、お酒を選ぶ際は、 飲むシーンや食事との相性 も重要なポイントです。例えば、赤ワインは肉料理と相性が良く、白ワインは魚介類とよく合います。ウイスキーはストレートで味わうだけでなく、ハイボールやカクテルにすることで異なる楽しみ方も可能です。

お酒選びは奥が深く、知れば知るほど新たな発見があります。今回紹介した内容を参考にしながら、さまざまなお酒を試して、自分の好みにぴったりの一杯を見つけてみてください。
お酒の通販LINXAS(リンクサス)でお酒を探す

ブログに戻る