ジンバックとは|黄金比と度数、レモンが通る三つの決まり

ジンバックとは|黄金比と度数、レモンが通る三つの決まり

ジンバックは、氷を入れたグラスにジンとレモン果汁を注ぎ、ジンジャーエールで満たすだけの一杯だ。材料は三つ。ところがその三つは、日本の制度の中では扱いがまるで違う。ジンには酒税法上の名前が無く、レモンは防かび剤の名前だけを消せない生鮮食品に名指しされている。黄金比と度数を公表レシピで確かめたうえで、その線を一次資料でたどる。

ジンバックとは|ジンにレモンを搾り、ジンジャーエールで満たす

ジンバックとは|ジンにレモンを搾り、ジンジャーエールで満たす
ジンとレモンとジンジャーエールで作る一杯

ジンバックは、氷を入れたタンブラーにジンとレモン果汁を注ぎ、ジンジャーエールで満たす炭酸カクテルだ。シェイカーもミキシンググラスも使わない。材料は三つしかない。

この三つは、日本の制度の中ではまるで違う扱いを受けている。ジンには酒税法上の名前が無い。ジンジャーエールは酒類ですらない。そしてレモンは、売り場で防かび剤の名前だけを消せない生鮮食品として名指しされている。作り方を確かめたうえで、その三つの線を一次資料で追ってみる。

なお割り材そのものの線引き、つまり酒に炭酸飲料を混ぜたときに酒税法上で何が起きるかはシャンディガフの記事で扱った。ここでは重ならない側から見る。

ジンバックの黄金比と作り方

ジンバックの黄金比と作り方
分量は公表元によって幅がある

三社の分量を並べる

「黄金比」という言い方をよく見かけるが、公表されているレシピは一つに揃っていない。酒類メーカーが自社サイトで示している三例を並べる。

表1 メーカーが公表しているジンバックのレシピ
公表元 ジン レモン果汁 ジンジャーエール 技法・グラス
アサヒビール ウヰルキンソン・ジン 37° 30ml 10ml(別にレモン1/8個) 90ml ビルド/タンブラー
サントリー ジャパニーズジン翠 45ml 20ml 適量 ビルド/タンブラー
ビーフィーター日本公式 ビーフィータージン 45ml 20ml 適量 記載なし

ジンの量は30mlと45mlに分かれ、レモン果汁はその3分の1から2分の1にあたる。ジンジャーエールを数値で書いているのはアサヒビールだけで、ジン30mlに対して90ml、つまり1対3である。残る二社は「適量」としており、グラスの大きさと氷の量にゆだねている。ジン1に対してジンジャーエール3前後、という目安はこの一例から取れる比率だと理解しておきたい。

サントリーは記事の本文で、この型そのものを次のように説明している。この「ジン・バック」は、ジン、ライムジュースもしくはレモンジュース、ジンジャーエールを使ってつくる。 レモンとライムのどちらでもよい、という書き方になっている点は覚えておきたい。

手順はビルドで完結する

アサヒビールの手順は三行で終わる。1.氷を入れたグラスにジンとレモンジュースを注ぐ。 2.ジンジャーエールで満たし、軽くステアする。 3.カットレモンを入れる。 サントリーも氷を入れたグラスにジン、レモンジュースを注ぎ、冷やしたジンジャーエールを満たす。と書いており、順序は同じだ。

共通しているのは、ジンとレモン果汁を先に入れ、ジンジャーエールを後から満たすという順番である。比重の軽い炭酸を最後に注ぐことで、混ぜる回数を減らせる。炭酸を最後に入れるのはそのためだ。

ジンバックの度数|数値を公表しているのは一社だけ

ジンバックの度数|数値を公表しているのは一社だけ
度数は割り材の量で動く

度数を数値で公表しているのは、確認できた範囲ではアサヒビールの一社だけだった。同社はジンバックについてアルコール度数8.54%、純アルコール量8.9gと記載している。これはウヰルキンソン・ジン37度を30ml使い、ジンジャーエール90mlとレモン果汁10mlで割った場合の値である。

残る二社が数値を出していないのは、ジンジャーエールを「適量」としているからだ。割り材の量が決まらなければ、できあがりの度数も決まらない。氷を多く入れて注ぎ足せば下がり、ジンを45mlに増やして炭酸を控えれば上がる。度数を一つの数字で言い切れないのは、レシピの側に幅があるからである。

参考として、同じアサヒビールがジンリッキーを14.10%と公表している。ただしこちらはジン47.5度45mlにライム果汁20mlと炭酸水85mlを合わせる別のレシピだ。割り材の違いだけを取り出して比べた数字ではない。

関連商品ラインナップ
在庫から選べるスピリッツの一覧

下のグリッドには、リンクサス酒販の「その他スピリッツ」コレクションから商品が並ぶ。このコレクションは2026年8月時点で29点あり、店頭ページでも29点が描画されている。

ただし正直に書いておくと、記事下に自動で並ぶ8枚は、いま現在テキーラが5点とメスカルが3点で、ジンは1点も入っていない。当店のコレクション構成にジン単独の区分が無く、ジンは「その他スピリッツ」の中に混在しているためだ。そのコレクション29点のうちジンは2点で、いずれも入荷待ち、ほかの銘柄は全商品からしか辿れない。ジンそのものを探す場合はその他スピリッツの一覧を開くか、全商品を銘柄名で検索していただきたい。

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ここではその他スピリッツの在庫から一部を掲載しています。価格・在庫・箱の有無は各商品ページでご確認いただけます。

ジンバックのベースに使いたいジン30銘柄

ジンバックのベースに使いたいジン30銘柄
ベースに選ぶジンで香りの方向が変わる

ジンバックの味を決めるのは、ジンジャーエールの甘みに負けない香りがあるかどうかだ。下の比較表には30銘柄を並べている。列は画像・銘柄とスコア・定価と市場相場・特徴・リンクサス酒販・Amazon・楽天・買取の8つで、度数の列と産地の列は無い。度数は銘柄名の末尾に入っており、30件のうち29件がこの書き方になっている。唯一ビーフィーターだけが名称の途中に「40度」と入る。

「定価/市場相場」の欄は空欄ではなく、30件すべてに文章が入っている。うち29件は希望小売価格が公表されていないオープン価格である旨の同じ一文で、実数が書かれているのはビーフィーターの1件だけだ。そのため表の各行には価格の数値が入っておらず、価格順に並べ替えても順序は変わらない。並べ替えは3種類、価格帯の絞り込みは6区分が用意されているが、行が残るのは「すべて」と「価格不明」の2つだけで、ほかを選ぶと0件になる。

当店の在庫と紐づいているのは30件中5件で、季の美・ROKUの700mlと1000ml・タンカレー・KOVALがそれにあたる。この5件は2026年8月時点でいずれも在庫を切らしており、表では入荷通知の導線になっている。残る25件は在庫の有無ではなく、コレクションを探す導線だ。Amazonの列は30件すべてが検索結果へのリンクで、商品ページを直接指しているものは無い。楽天は30件のうち18件が商品ページ、12件が銘柄名での検索になる。

ジンバックのベースに使いたいジン30銘柄 比較表
ジンバックの味わいは、ベースに選ぶジンで大きく変わります。ジュニパーの効いた正統派ロンドンドライはジンジャーエールの甘みに負けないキレを生み、和素材の国産クラフトや個性派ジンはレモンと炭酸に新しい香りを添えます。ジンバックのベースとして使いやすいジン30本を、スコアと特徴で横断的に並べました。度数は銘柄名の末尾に入れています。ジンはいずれもオープン価格のため、メーカー希望小売価格が公表されているのは30本のうち1本だけです(2026年8月時点)。
価格は 2026/09/01 更新
画像 銘柄・スコア 定価
市場相場
特徴 リンクサス酒販
本命
Amazon 楽天 買取
季の美 京都ドライジン 700ml 45%1 季の美 京都ドライジン 700ml 45%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

柚子・檜・山椒など和素材が香る京都産クラフトジン。繊細な香りが持ち味。

在庫切れリンクサス入荷通知 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
サントリー ジャパニーズクラフトジン ROKU 六 700ml 47%2 サントリー ジャパニーズクラフトジン ROKU 六 700ml 47%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

桜花・煎茶・山椒など6種の和素材。47度の立体的な香味が持ち味。

在庫切れリンクサス入荷通知 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
サントリー 六 ジン 1000ml 47%3 サントリー 六 ジン 1000ml 47%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

人気のROKUを家飲み向きの1Lで。和素材の香りでカクテルを華やかに。

在庫切れリンクサス入荷通知 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
タンカレー ロンドンドライジン 750ml 47.3%4 タンカレー ロンドンドライジン 750ml 47.3%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

バーの定番ロンドンドライ。キレのあるジュニパーが輪郭をつくる。

在庫切れリンクサス入荷通知 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
コーヴァル ドライジン 500ml 47%5 コーヴァル ドライジン 500ml 47%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

シカゴ発のオーガニッククラフトジン。穀物由来の柔らかな甘みが個性。

在庫切れリンクサス入荷通知 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
6 ビーフィーター ジン40度 700ml瓶
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
サントリーが商品ページで希望小売価格1,280円(税別)を公表しています。JANコードは5000329006115です。
💎 プロのおすすめ

ロンドンで蒸留され続ける王道。柑橘の効いた辛口が扱いやすい。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
ボンベイ・サファイア 750ml 47%7 ボンベイ・サファイア 750ml 47%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

10種ボタニカルを蒸気で抽出。華やかで軽やかな香味が広がる。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
ゴードン ロンドン ドライジン 700ml 43%8 ゴードン ロンドン ドライジン 700ml 43%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

世界で愛される定番。ジュニパーを効かせたクラシックな辛口。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
タンカレー No.TEN 750ml 47.3%9 タンカレー No.TEN 750ml 47.3%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

フレッシュな柑橘を加えた上級ライン。香り高い仕上がりになる。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
プリマス ジン 700ml 41.2%10 プリマス ジン 700ml 41.2%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

産地呼称を持つ伝統ジン。まろやかで土の香りが古典に映える。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
ヘンドリックス ジン 700ml 41.4%11 ヘンドリックス ジン 700ml 41.4%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

バラとキュウリで香り付けした個性派。華やかなアレンジ向き。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
ザ・ボタニスト アイラドライジン 700ml 46%12 ザ・ボタニスト アイラドライジン 700ml 46%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

アイラ島の22種野生ボタニカル。複雑で奥行きのある香味。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
13 モンキー47 シュヴァルツヴァルト ドライジン 500ml 47%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

黒い森の47種ボタニカル。圧倒的な複雑さを持つプレミアム。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
シップスミス ロンドンドライジン 700ml 41.6%14 シップスミス ロンドンドライジン 700ml 41.6%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

ロンドンのクラフト復興を牽引した小規模蒸留。端正で正統な味わい。

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ジン マーレ 700ml 42.7%15 ジン マーレ 700ml 42.7%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

オリーブ・ローズマリー・バジルが香る地中海ジン。塩気とハーブが個性。

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No.3 ロンドンドライジン 700ml 46%16 No.3 ロンドンドライジン 700ml 46%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

ロンドンの老舗酒商が手がける王道。ジュニパー主体の直球。

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17 シタデル ジン オリジナル 700ml 44%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

コニャック地方発の19種ボタニカル。華やかで滑らかなフレンチジン。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
マーティンミラーズ ジン 700ml 40%18 マーティンミラーズ ジン 700ml 40%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

蒸留後にアイスランドの水で加水。クリーンでなめらかな口当たり。

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19 フォーピラーズ レアドライジン 700ml 41.8%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

豪州を代表するクラフトジン。シトラスとスパイスのモダンな香味。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
ノルデス アトランティック ガリシアン ジン 700ml 40%20 ノルデス アトランティック ガリシアン ジン 700ml 40%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

スペイン産ブドウベースに11種ボタニカル。フローラルで優しい味わい。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
ブードルス ブリティッシュ ジン 700ml 40%21 ブードルス ブリティッシュ ジン 700ml 40%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

柑橘を使わずハーブとスパイスで構成。輪郭のぶれない辛口。

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22 スター・オブ・ボンベイ 700ml 47.5%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

ボンベイの上級版。ベルガモットとアンブレットシードで濃密な香り。

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アヴィエーション アメリカン ジン 700ml 42%23 アヴィエーション アメリカン ジン 700ml 42%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

ジュニパー控えめのアメリカンスタイル。ラベンダーが香る滑らかな味。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
サントリー ジン 翠 SUI 700ml 40%24 サントリー ジン 翠 SUI 700ml 40%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

柚子・緑茶・生姜の和素材。手頃で飲みやすい国産デイリージン。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
桜尾 ジン オリジナル 700ml 47%25 桜尾 ジン オリジナル 700ml 47%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

広島産17種ボタニカルのクラフトジン。柑橘と牡蠣殻由来の塩味が個性。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
ニッカ カフェジン 700ml 47%26 ニッカ カフェジン 700ml 47%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

カフェ式蒸留器が生む国産ジン。和柑橘と山椒の華やかな香り。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
和美人 クラフトジン 700ml 45%27 和美人 クラフトジン 700ml 45%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

鹿児島の本格焼酎蔵が造る和ジン。九州の柑橘と生姜が香る。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
マルフィ ジン コン リモーネ 700ml 41%28 マルフィ ジン コン リモーネ 700ml 41%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

アマルフィ産レモンを使うイタリアジン。明るい柑橘でカジュアルに。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
ジーヴァイン フロレゾン 700ml 40%29 ジーヴァイン フロレゾン 700ml 40%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

ブドウベースにブドウ花を加えたフレンチジン。フローラルで滑らか。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
30 オックスレー クラシック イングリッシュ ドライジン 700ml 47%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

氷点下の真空蒸留で香りを保った革新派。新鮮な柑橘香が立つ。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取

30本のうちリンクサス酒販の在庫と紐づいているのは5本で、いずれも現在は在庫を切らしています。残る25本はコレクションを探す導線です。Amazonの列は30本すべてが検索結果へのリンク、楽天は18本が商品ページ、12本が銘柄名での検索になります。価格の数値を持つ行が無いため、価格順の並べ替えと価格帯の絞り込みは実質的に働きません。在庫・価格は変動しますので、最新の情報は各リンク先でご確認ください。最安値を保証する一覧ではありません。

「バック」という型を定義した公的な文書は無い

「バック」という型を定義した公的な文書は無い
型の名前は業界の共有知にとどまる

ジンバックの「バック」は、スピリッツを柑橘の果汁と生姜の炭酸飲料で割る型を指す。アサヒビールは自社のレシピページでこう説明している。各種のスピリッツにレモンジュースとジンジャーエールを加えてつくるレシピを「Buck・バック」と言います。「Buck」は英語で”雄鹿”のことで、飲みやすいわりには「雄鹿のキックのように強い」という意味があります。

ビーフィーターの日本公式も同じ趣旨だが、語尾が違う。“バック”とは、スピリッツにレモン ジュースとジンジャー・エールを加えて作るスタイルのことで、“Buck”には“Stag”(雄鹿)の意味があり、“キックのある飲み物”ということから名づけられたと思われる。 サントリーも「らしい」「記されている」という書き方で、由来を断定していない。アサヒビールだけが言い切り、あとの二社は幅を残している。

では、この型を公的に定義した文書はあるのか。探した範囲では見つからなかった。国際バーテンダー協会(IBA)が公式カクテルとして掲げている102件に、Gin Buck は入っていない。Buck の名を持つものも無い。生姜の割り材を使うのは4件で、ジンジャーエールを指定しているのは Horse’s Neck の1件だけだ。残る3件はジンジャービアで、ジンを使うのはコニャックと半量ずつの Suffering Bastard だけだ。ジンに柑橘と生姜の炭酸を合わせる形はあるが、バックという名では立っていない。

表2 IBA公式カクテル102件のうち、生姜の割り材を使う4件
カクテル 分類 分量(原文) 割り材
Horse’s Neck Contemporary Classics 40 ml Cognac / 120 ml Ginger Ale / Dash of Angostura Bitters (optional) ジンジャーエール
Moscow Mule Contemporary Classics 45 ml Smirnoff Vodka / 120 ml Ginger Beer / 10 ml Fresh lime juice ジンジャービア
Dark ‘N’ Stormy New Era 60 ml Goslings Rum / 100 ml Ginger Beer ジンジャービア
Suffering Bastard New Era 30 ml Cognac or Brandy / 30 ml Gin / 15 ml Fresh Lime Juice / 2 Dashes Angostura Bitters / Top up Ginger beer ジンジャービア

さらに興味深いのは、アサヒビール自身が別のページで公表している「ロングカクテルのスタイルによる分類」に、バックが入っていないことだ。そこに並ぶのはサワー・フィズ・コリンズ・スリング・トディ・リッキー・オンザロックス・フラッペ・ブースカフェ・パンチの10種で、同社が個別のレシピページでは型として説明しているバックが、型の一覧からは漏れている。カナダドライがジンジャーエールを使うカクテルとして公式サイトに載せる28種にも、バックは1件も無い。

つまりバックという呼び名は、法令にも、IBAの公式カクテル一覧にも根を持たない。メーカーが個別のレシピを説明するときにだけ現れる、いわば業界の共有知である。同じ型の親戚に当たるモスコミュールがジンジャービアを使う点も、IBAの分量表を見れば一目でわかる。

酒税法に「ジン」という語は一度も出てこない

酒税法に「ジン」という語は一度も出てこない
法令の本文に名前が無い酒がある

ジンバックのベースであるジンは、日本の酒税法ではどの品目に入るのか。まず確かめておきたいのは、酒税法・酒税法施行令・酒税法施行規則のいずれにも「ジン」という語が一度も出てこないという事実だ。酒税法の本文だけで数えると、ウイスキーは29回、ブランデーは25回、スピリッツは22回、焼酎は23回出てくる。ウオッカもジンと同じく0回である。

ジンが落ちる先は第3条第20号のスピリッツで、第七号から第十九号までのどれにも当たらず、エキス分が二度未満、という残余の枠だ。原料も製法も問われていない。この号の要件の細かい読み方と、砂糖を足したときにリキュールへ移る仕組みはオレンジブロッサムの記事で扱った。ここでは、名前が出てこないという一点を追う。

国税庁の解釈通達は、この対応関係をもう少し具体的に書いている。焼酎の定義から外れるものの行き先を並べた箇所に法第3条第9号ニに該当するものは、スピリッツ(いわゆるジン等)という一行がある。ここで引かれている第3条第9号ニはアルコール含有物を蒸留する際、発生するアルコールに他の物品の成分を浸出させたものという規定で、蒸留の途中でボタニカルの成分を移すジンの造り方そのものを指している。

通達の別の箇所、発泡酒の定義を説明するところにも焼酎、ウイスキー又はブランデーに該当する酒類以外のもの(例えばいわゆるウオッカ又はジン等)をいう。という一句がある。法令の本文には無い名前が、解釈を示す文書の中にだけ「いわゆる」を付けて二度現れる。これがジンという酒の、日本の制度における位置である。

数量で見ると、スピリッツは伸びている品目だ。国税庁の酒のしおりによれば、令和6年度のスピリッツ等の課税移出数量は1,155,014klで、前年度比109.2%、平成26年度の444,198klに対して260.0%にあたる。同年度の酒類全体は8,115,549klなので、構成比は14.2%になる。ただしこの区分には注記があり、スピリッツ等には原料用アルコールを含み、その他の醸造酒等には粉末酒及び雑酒を含む。とされている。ジンだけの数量ではない点に注意したい。

レモンで消せないのは、防かび剤の名前だけ

レモンで消せないのは、防かび剤の名前だけ
生鮮のかんきつに付く表示の決まり

三つの材料のうち、表示の決まりがいちばん込み入っているのはレモンだ。生鮮食品でありながら添加物の表示を課され、しかもその一部だけを消してよいと言われている。

八つの区分で、緩められたのは一行だけ

食品表示基準は、生鮮食品のうち一部について個別の義務表示を課している。その表が別表第二十四で、13の区分から成る。次の18品目はそのうちの一行だ。

アボカド、あんず、おうとう、かんきつ類、キウィー、ざくろ、すもも、西洋なし、ネクタリン、パイナップル、バナナ、パパイヤ、ばれいしょ、びわ、マルメロ、マンゴー、もも及びりんご

出典:食品表示基準 別表第二十四

かんきつ類がここに入っているので、レモンもこの行の対象になる。この行に課される表示事項の一つが添加物で、原則は加工助剤及びキャリーオーバーを除き、別表第六の上欄に掲げる添加物として使用されるものを含む食品にあっては当該添加物の物質名及び同表の当該下欄に掲げる用途の表示を、その他の添加物を含む食品にあっては当該添加物の物質名を表示する。というものだ。ここまでは加工食品と同じ考え方である。別表第二十四で添加物の表示を課される区分は、この行を含めて食肉・鶏の殻付き卵・生かき・ふぐなど全部で8つある。

違いは、その次に置かれた2の規定にある。8つのうちこの一行にしか付いていない。

1の規定にかかわらず、防ばい剤又は防かび剤として使用される添加物以外の添加物を含むものにあっては、当該添加物の物質名の表示及び当該添加物に係る別表第七の下欄に掲げる表示を省略することができる。

出典:食品表示基準 別表第二十四 添加物の項2

読み替えると、この18品目では防ばい剤または防かび剤として使った添加物だけが物質名の表示を求められ、それ以外の添加物は名前を省略してよい、ということになる。裏を返せば、レモンの売り場で名前が必ず出ているのは防かび剤ということになる。なお省略できるのは物質名と別表第七の一括名までで、書きたければ書いてよい。

用途名を併記させる仕組みそのものは別表第六が定めていて、8つの用途が並んでいる。その最後の行が防かび剤又は防ばい剤だ。細かい話だが、別表第六は防かび剤を先に、別表第二十四は防ばい剤を先に書いている。同じ内閣府令の中で語順が逆になっている。用途名併記の仕組みを加工食品の側から詳しく見たい場合は酸化防止剤の記事を参照してほしい。

原産地はバラ売りでも掲示が要る

同じ食品表示基準の第18条は、生鮮食品の原産地について農産物をこう定めている。国産品にあっては都道府県名を、輸入品にあっては原産国名を表示する。ただし、国産品にあっては市町村名その他一般に知られている地名を、輸入品にあっては一般に知られている地名をもってこれに代えることができる。

国産なら都道府県名、輸入なら国名である。市町村名や一般に知られている地名で代えることもできる。そして第22条は、容器包装に入れられていない生鮮食品にあっては、製品に近接した掲示その他の見やすい場所に表示する。としている。ネットに入ったバラ売りのレモンでも、値札やポップの近くに原産地が出ているのはこの規定による。

防かび剤は十品目、かんきつ類に使えるのは九つ

防かび剤は十品目、かんきつ類に使えるのは九つ
使用基準は品目ごとに食品と上限を定める

十品目と上限

では防かび剤とは具体的に何か。食品、添加物等の規格基準の使用基準に載っているのは10品目である。そのうちかんきつ類に使えるのは9品目で、残る1品目はばれいしょ専用だ。

表3 使用基準が定められた防かび剤10品目と残存量の上限
品目 指定 使える食品 残存量の上限
ジフェニル 昭和46年 グレープフルーツ・レモン・オレンジ類(紙片に浸潤させる方法のみ) 食品1kgにつき0.070g以上残さない
オルトフェニルフェノール 昭和52年 かんきつ類 かんきつ類1kgにつき0.010g
オルトフェニルフェノールナトリウム 昭和52年 かんきつ類 かんきつ類1kgにつき0.010g
チアベンダゾール 昭和53年 かんきつ類、バナナ かんきつ類1kgにつき0.010g
イマザリル 平成4年 かんきつ類(みかんを除く)、バナナ かんきつ類1kgにつき0.0050g
フルジオキソニル 平成23年 かんきつ類(みかんを除く)ほか16種 かんきつ類1kgにつき0.010g
アゾキシストロビン 平成25年 かんきつ類(みかんを除く)、ばれいしょ かんきつ類1kgにつき0.010g
ピリメタニル 平成25年 かんきつ類(みかんを除く)ほか7種 かんきつ類1kgにつき0.010g
プロピコナゾール 平成30年 かんきつ類(みかんを除く)ほか5種 かんきつ類1kgにつき0.008g
ジフェノコナゾール 令和2年 ばれいしょ ばれいしょ1kgにつき0.004g

この表からは三つのことが読み取れる。第一に、レモンという語を条文で名指ししているのはジフェニル1品目だけである。残る8品目は「かんきつ類」という総称で書かれている。しかもジフェニルは使い方まで限定されている。

ジフェニルは、グレープフルーツ、レモン及びオレンジ類の貯蔵又は運搬の用に供する容器の中に入れる紙片に浸潤させて使用する場合以外に使用してはならない。

出典:食品、添加物等の規格基準 第2 添加物 F 使用基準

果実に直接かけるのではなく、輸送箱に入れる紙片に染み込ませる方法しか認められていない。上限の書き方も一つだけ違う。ジフェニルは、食品1kgにつき0.070g以上残存しないように使用しなければならない。とあり、他の9品目が「を超えて残存しないように」と書くところを、ジフェニルだけ「以上」で書いている。

第二に、「みかんを除く」という括弧書きが付いているのは平成4年以降に指定された5品目だけだ。昭和46年から53年にかけて指定された古い4品目には、この除外が無い。たとえばオルトフェニルフェノールはオルトフェニルフェノールは、かんきつ類以外の食品に使用してはならない。と書き、オルトフェニルフェノールは、オルトフェニルフェノールとして、かんきつ類1kgにつき0.010gを超えて残存しないように使用しなければならない。と続く。これに対しイマザリルはイマザリルは、かんきつ類(みかんを除く。)及びバナナ以外の食品に使用してはならない。としてみかんを外している。同じ「かんきつ類」でも、指定された年代によって射程が違う。

第三に、ジフェノコナゾールだけがかんきつ類に使えない。ジフェノコナゾールは、ばれいしょ以外の食品に使用してはならない。とあり、対象はばれいしょに限られる。防かび剤という括りで一括りにできない、ということでもある。

収穫前なら農薬、収穫後なら添加物

同じ物質が、畑でまかれれば農薬、選果場でかけられれば食品添加物になる。厚生労働省はこの整理を正面から説明している。

我が国においては、食品衛生法上、収穫前に使用する化学物質は農薬、かび等による腐敗等の防止の目的で、収穫後に使用する化学物質は食品添加物として整理しています。防かび剤を食品添加物として使用を認めているのは、あくまで使用時期による分類の違いに過ぎません。

出典:防かび剤(ポストハーベスト農薬)について(Q&A)

添加物にあたる理由は消費者庁が、食品衛生法において、食品添加物は、「食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用する物」と規定されているため、収穫後の農作物に防かびを目的として使用される、いわゆるポストハーベストは、食品添加物に該当します。と説明する。根拠は食品衛生法の添加物の定義に当てはまるかどうかであって、農薬取締法の農薬から外れるからではない。

その二重性は、食品安全委員会の資料の題名にそのまま出ている。評価書は「農薬・添加物評価書」と題され、用途の欄には殺菌剤(添加物としては防かび剤)と書かれる。一つの物質を二つの資格で同時に評価する仕組みになっているわけだ。

レモンが日本に着くまでに通る線

レモンが日本に着くまでに通る線
検疫は地域と植物の組み合わせで決まる

別表二とレモンの名指し

表示の前に、そもそも日本に入れてよいかどうかを決める制度がある。植物防疫法だ。第7条第1項は何人も、次に掲げる物(以下「輸入禁止品」という。)を輸入してはならない。と書き、その第一号に農林水産省令で定める地域から発送され、又は当該地域を経由した植物で、農林水産省令で定めるものを挙げる。具体的な地域と植物の組み合わせは農林水産省令に委ねられていて、施行規則の第9条が法第七条第一項第一号の農林水産省令で定める地域及び植物は、次のとおりとする。 一 別表二に掲げる地域及び植物としている。

その別表二は23の項と92の付表から成り、地域・植物・対象とする検疫有害動植物の3列で書かれている。レモンに効くのは主に第一の項で、チチュウカイミバエを対象にみかん科植物(付表第四から第八まで、第三十九、第四十五、第五十六、第六十五、第七十三及び第七十八に掲げるものを除く。)の生果実を禁止している。みかん科植物という広い括りなのでレモンも含まれる。括弧の中の付表が、消毒などの条件付きで禁止を外す仕組みだ。地域は欧州と中東の大半、中南米の大半、オーストラリア(タスマニアを除く)、ハワイ諸島に及び、アフリカだけは大陸まるごと一語で入っている。

面白いのは、別の項ではレモンが条文で名指しして外されていることだ。第二十の項はメキシコミバエを対象にみかん属植物(ライム及びレモン並びに付表第八十六に掲げるものを除く。)の生果実と書き、第二十二の項はカリブミバエを対象にみかん属植物(ライム及びレモンを除く。)及びユーゲニア属植物の生果実とする。どちらも括弧の中でライムとレモンを名指しで外している。なお別表二は、かんきつ類という語を自ら定義してもいる。かんきつ類(げつきつ、からたち属植物、きんかん属植物及びみかん(かんきつ)属植物並びにこれらの交雑種をいう。以下同じ。)というものだ。

では実際に日本のレモンはどこから来るのか。輸入量の上位2か国であるアメリカ合衆国本土とチリは、第一の項から第三の項までの地域欄に載っていない。農林水産省植物防疫所の輸入条件データベースは、米国産レモンについてアメリカ合衆国産のレモン、ライムの生果実は輸出国の検査証明書を添付することで持ちこみできますと表示する。根拠は法第6条第1項で、輸出国の政府機関により発行され、かつ、その検査の結果検疫有害動植物が付着していないことを確かめ、又は信ずる旨を記載した検査証明書又はその写しを添付してあるものでなければ、輸入してはならない。と定めている。

消毒が要る産地では、その中身を告示が細かく決めている。スペインの告示はレモン及びクレメンティンについては、生果実の中心部が摂氏二度になった後、引き続き十六日間、その温度以下で消毒すること。とし、アルゼンチンの告示はレモンについては、生果実の中心部が摂氏一・九度となった後、引き続き十九日間摂氏二.二度以下で消毒し、又は生果実の中心部が摂氏三・〇度となった後、引き続き二十四日間摂氏三・二度以下で消毒すること。としている。

表4 レモンの生果実に消毒が要る産地と、要らない米国本土
産地 対象の検疫有害動植物 条件
スペイン チチュウカイミバエ 中心部が摂氏二度になった後、引き続き十六日間その温度以下
アルゼンチン チチュウカイミバエ 中心部が摂氏一・九度の後十九日間摂氏二・二度以下、又は摂氏三・〇度の後二十四日間摂氏三・二度以下
オーストラリア クインスランドミバエ・チチュウカイミバエ 14日間摂氏1.0度以下、16日間摂氏2.1度以下、又は18日間摂氏3.1度以下
南アフリカ共和国 チチュウカイミバエ・ミカンコミバエ種群 12日間、摂氏-0.6度±0.6度
アメリカ合衆国(本土) 消毒の要求なし(検査証明書の添付で足りる)

輸入のレモンに課される消毒は、確認できた範囲ではすべて低温処理だった。燻蒸や蒸熱処理は出てこない。国内移動の消毒基準を定めた別表五にもレモンは無く、そこに載るのはポンカンやマンゴウなど9品目である。ミバエ類に対して果実を傷めずに効かせる手段として、かんきつには低温を長く当てる方法が選ばれている、ということになる。

国内生産と輸入の実数

数量も見ておく。ただし国内生産と輸入では公表の年次が違うので、単純な比較はできない。

表5 レモンの国内生産と輸入(年次が異なる点に注意)
区分 年次 数量 内訳
国内の収穫量 令和5年産 9,668.1t 広島4,659.0t/愛媛1,976.8t/和歌山968.5t
国内の栽培面積 令和5年産 797.5ha 果樹の品目別で栽培面積22位
輸入量 2025年(暦年) 41,474,231kg 米国44.6%/チリ41.1%/豪州6.7%
輸入額 2025年(暦年) 11,716,289千円 関税率は無税

国内のレモンは作物統計の独立品目になっていない。作物統計の注記はその他かんきつ類(みかん以外の全てのかんきつ類)の調査項目は、栽培面積のみである。としており、収穫量は特産果樹生産動態等調査からしか取れない。その令和5年産で全国9,668.1t、うち広島県が4,659.0tで48.2%を占める。輸入は2025年の暦年で41,474,231kg、金額で11,716,289千円だった。関税率は無税で、実行関税率表の品名はレモン(キトルス・リモン及びキトルス・リモヌム)及びライム(キトルス・アウランティフォリア及びキトルス・ラティフォリア)と書かれている。

輸入量の85.7%を占める米国本土とチリは、別表二の禁止にも消毒の条件にもかからない。低温処理を求められる産地から届くぶんは、それより小さい。レモン単体の国産と輸入の比率を書いた公的資料は見つからなかった。果実全体であれば農林水産省が果実の国内需要のうち、国産品は37%で、輸入品は63%である。としているが、これはレモンの数字ではない。

家でおいしいジンバックを作るために

最後に、家で作るときに効くことをまとめておく。

材料はすべて冷やしておく。ジンは冷凍庫、ジンジャーエールとグラスは冷蔵庫に入れておくと、氷が溶けて薄まる前に飲み頃になる。氷はグラスいっぱいに入れたほうがよい。隙間が多いほうが氷は早く溶けるからだ。ジンジャーエールはグラスの縁を伝わせて静かに落とし、混ぜるのは一往復で足りる。アサヒビールの手順に「軽くステア」とあるのは、混ぜすぎが炭酸を殺すからである。

ジンジャーエールの辛口と甘口では、仕上がりの印象がはっきり変わる。辛味の強いものは輪郭が締まり、甘口はレモンの酸と釣り合って飲みやすくなる。

ジンの選び方は香りの方向で決めるとわかりやすい。ジュニパーの効いたロンドンドライは甘みのある割り材に負けず、和素材のクラフトジンはレモンの香りと重なって軽くなる。個性派は炭酸で開くので、少量から試すとよい。同じジンを別の割り方で試すならジントニックオレンジブロッサム、ほかのジンのカクテルも参考になる。

レモンは、果汁だけを使うなら国産でも輸入でも大きな差は出ない。皮をグラスに落としたり、ピールとして香りを移したりするなら、売り場の表示で防かび剤の記載を確かめて選べばよい。前の節で見たとおり、生鮮のかんきつで名前が必ず出る添加物は防かび剤だけだ。

飲まないジン・洋酒の査定・買取はリンクサスへ

飲まないまま置いてあるジンや洋酒は、状態がよいうちに査定へ出すと評価が付きやすい。リンクサス酒販では、各国のクラフトジン、プレミアムジン、終売した限定品など、未開栓のスピリッツと洋酒の買取に対応している。

評価に効くのは、液面の下がり具合、キャップやコルクの状態、ラベルの傷み、箱など付属品の有無だ。直射日光と高温多湿を避けて立てて保管すると劣化を抑えられる。

査定の窓口は品目ごとに分かれている。ジン・洋酒買取ウイスキー買取日本酒買取焼酎買取。お酒を探す場合はリンクサス酒販トップから。

よくある質問

ジンバックの黄金比はどのくらいですか。

公表レシピは一つに揃っていません。アサヒビールはジン30ml・レモン果汁10ml・ジンジャーエール90ml、サントリーとビーフィーター日本公式はジン45ml・レモン果汁20mlでジンジャーエールは適量としています。ジン1に対してジンジャーエール3前後はアサヒビールの一例から取れる比率で、レモン果汁はジンの3分の1から2分の1です。氷を入れたグラスで作るビルドなので、シェイカーは要りません。

ジンバックのアルコール度数は何度くらいですか。

数値を公表しているのはアサヒビールだけで、同社のレシピでは8.54%、純アルコール量8.9gとされています。これはジン37度を30ml使い、ジンジャーエール90mlとレモン果汁10mlで割った場合の値です。他社はジンジャーエールを適量としているため度数を数値化していません。ジンを45mlに増やせば度数は上がり、ジンジャーエールを注ぎ足せば下がります。

酒税法にジンという品目はありますか。

ありません。酒税法の本文にも施行令にも施行規則にも「ジン」という語は一度も出てきません。国税庁の解釈通達だけが、蒸留の際に発生するアルコールに他の物品の成分を浸出させたものを「スピリッツ(いわゆるジン等)」と説明しています。つまりジンは酒税法上、第3条第20号のスピリッツとして扱われます。

レモンのラベルに書いてある「防かび剤」とは何ですか。

収穫後のかびの発生を抑える目的で使う添加物のことです。厚生労働省は、収穫前に使う化学物質を農薬、収穫後にかび等による腐敗等の防止の目的で使う化学物質を食品添加物として整理していると説明しています。食品表示基準の別表第二十四により、かんきつ類では防かび剤・防ばい剤だけは物質名の表示を省略できません。ほかの用途の添加物は省略できるので、売り場で名前が必ず見えるのは防かび剤です。

国産のレモンと輸入のレモンはどこが違いますか。

表示の上では原産地の書き方が違います。食品表示基準第18条は、農産物について国産品は都道府県名を、輸入品は原産国名を表示すると定めています。容器包装に入っていないバラ売りでも、製品に近接した掲示その他の見やすい場所への表示が必要です。数量では令和5年産の国内収穫量が9,668.1t、2025年の輸入量が約41,474tでした。年次が違うので単純な比較はできません。

飲まないジンや洋酒を売ることはできますか。

可能です。リンクサス酒販では、各国のクラフトジンやプレミアムジン、終売した限定品など、未開栓のジン・スピリッツ・洋酒の査定に対応しています。液面やキャップの状態、ラベルの傷み、箱など付属品の有無が評価に影響します。直射日光と高温多湿を避けて保管し、状態の良いうちに査定へ出すことをおすすめします。

最終更新:(リンクサス酒販 鑑定士チーム監修)

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