カクテルの度数一覧|弱い順に並べた30種と強いカクテルの見分け方

同じカクテルという呼び名でも、度数はじつに幅広い。ビールやワインを使ったロングカクテルなら2〜7%ほどと軽く、ジンやウイスキーをそのまま使うショートカクテルになると30%を超える一杯もある。見た目が甘く色鮮やかでも、内側のアルコールはしっかり強いことが多い。この記事では、カクテルの度数が何で決まるのかという基本から、低い順に並べた30種の早見、弱いカクテルと強いカクテルの代表例、ロングとショートの差、ベースのお酒による変化、そして高い度数の一杯を無理なく楽しむコツまでを順に整理していく。

カクテルの度数は何で決まるか

カクテルの強さを左右するのは、ベースに使うお酒の度数と、それをどれだけ割るかという二つの要素だ。ベースが同じジンでも、トニックウォーターでたっぷり割れば度数は10%前後に落ち着き、ほとんど割らずにステアすれば30%を超える。つまり一杯の強さは、材料そのものよりも「お酒と割り材の比率」で決まる部分が大きい。

もう一つ見落とされがちなのが、氷が溶けて加わる水分だ。シェイクやステアの過程で氷がわずかに溶け、出来上がりの度数は仕込みより少し下がる。グラスの大きさや提供時の氷の量によっても変わるため、同じレシピでも店ごとに強さに差が出る。メニューに度数が書かれていない一杯は、ベースの酒と割り材を見て見当をつけると失敗が減る。

度数表記は概算であることを前提にする

市販の缶チューハイには度数が明記されているが、バーで供されるカクテルはレシピや作り手によって幅がある。本や店が示す度数はあくまで標準的な配合での目安で、同じマティーニでも辛口に振れば度数は上がる。だからこの記事の数値も、強さの順番を把握するための参考として読んでほしい。色や甘さと強さは必ずしも一致しない点だけは、覚えておくと安心だ。

度数の計算と強さの目安

カクテルの度数は、難しい式を覚えなくてもおおまかに見積もれる。考え方はシンプルで、使ったお酒の量と度数を掛け合わせ、全体の量で割るだけだ。たとえば40%のジン45mlを、割り材を加えて全体180mlに仕上げたとする。アルコール量は45×0.4で18ml、これを180で割ると度数はちょうど10%ほどになる。割り材を増やすほど分母が大きくなり、一杯は軽くなる。

この計算が役立つのは、メニューに数字がないときに「これはどのくらい効くか」を判断したい場面だ。ベースをあまり割らないショートカクテルは分母が小さく、度数が一気に上がる。逆にソーダやジュースでたっぷり伸ばすロングカクテルは、ビールと同程度かそれ以下に収まることも多い。

強さの区分 度数の目安 主な飲み口
とても軽い 2〜5% ビールと同程度。ジュース感覚で長く飲めるロングが中心。
軽め 5〜10% ワインに近い強さ。食前酒や食事に合わせやすい。
中程度 10〜18% 日本酒前後。定番のロングや軽めのショート。
強め 20〜30% あまり割らないショート。少量でも酔いが回る。
とても強い 30%以上 ベースをほぼそのまま味わう一杯。ゆっくり飲みたい。

区分を頭に入れておくと、初めて頼むカクテルでも強さの見当がつく。ロングかショートか、ベースが蒸留酒かリキュールか、この二点を確認するだけで、自分にとって重すぎる一杯を避けやすくなる。

度数の低い順に並べたカクテル30種を比較

下の比較表は、代表的なスタンダードカクテル30種を度数の低い順に並べ、ベース・スタイル・味わいの方向を横に添えたものだ。上から順に、ビールやワインを使った軽い一杯が並び、後半へ進むにつれてジンやウイスキーを主役にした強いショートが続く。同じ「カクテル」でも、上端のパナシェと下端のマティーニでは十倍以上の度数差があると分かる。

カクテルを度数の低い順に並べた30種の比較表
カクテルの度数は、ベースにするお酒と割り材の量で大きく変わります。ビールやワインを使ったロングカクテルは2〜7%ほどと軽く、ジンやウイスキーをそのまま使うショートカクテルは20〜35%に達します。代表的なスタンダードカクテル30種を度数の低い順に並べ、ベース・スタイル(ロング/ショート)・味わいの方向もあわせて整理しました。自分に合う強さの一杯を選ぶ手がかりにしてください。バーでの提供目安は2026年6月時点の実勢で、店舗により異なります。
価格は 2026/06/12 更新
画像 銘柄・スコア 定価
市場相場
特徴 リンクサス酒販
本命
Amazon 楽天 買取
1低アル・ロング パナシェ
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安500〜900円前後(実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

ビールをレモネードで割った軽やかな低アルコールの一杯。

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2低アル・ロング シャンディガフ
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安500〜900円前後(実勢・2026年6月時点)
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ビールをジンジャーエールで割った定番のビアカクテル。

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3低アル・ロング レッドアイ
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安600〜1,000円前後(実勢・2026年6月時点)
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ビールをトマトジュースで割った二日酔いにもやさしい一杯。

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4甘口・ロング カシスオレンジ
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安600〜1,000円前後(実勢・2026年6月時点)
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カシスをオレンジジュースで割った甘口の定番ロング。

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5甘口・ロング ファジーネーブル
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
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ピーチの香りが広がる飲みやすい甘口カクテル。

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6低アル・ロング ピーチウーロン
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安600〜900円前後(実勢・2026年6月時点)
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桃の甘さとウーロン茶の渋みが釣り合う軽い一杯。

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7甘口・ロング カシスソーダ
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安600〜1,000円前後(実勢・2026年6月時点)
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カシスを炭酸で割った爽やかでほんのり甘いロング。

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8辛口・ロング スプリッツァー
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安600〜1,000円前後(実勢・2026年6月時点)
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白ワインを炭酸で割った軽快で辛口寄りの一杯。

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9甘口・ロング キール
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安700〜1,200円前後(実勢・2026年6月時点)
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白ワインにカシスを少量加えた上品な食前酒。

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10華やか・ロング ミモザ
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安800〜1,500円前後(実勢・2026年6月時点)
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シャンパンとオレンジジュースの華やかなブランチ向け。

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11甘口・ロング ベリーニ
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安800〜1,500円前後(実勢・2026年6月時点)
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桃のピューレとスパークリングの上品な甘口。

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12ほろ苦・ロング カンパリオレンジ
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安700〜1,200円前後(実勢・2026年6月時点)
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カンパリの苦みとオレンジの甘みが調和するロング。

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13ほろ苦・ロング スプモーニ
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安700〜1,200円前後(実勢・2026年6月時点)
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カンパリにグレフルとトニックを重ねた爽やかな苦み。

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14ほろ苦・ロング カンパリソーダ
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安700〜1,100円前後(実勢・2026年6月時点)
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カンパリを炭酸で割っただけの定番アペリティフ。

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15辛口・ロング ジントニック
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安700〜1,200円前後(実勢・2026年6月時点)
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ジンの香りとトニックのほろ苦さが定番の人気ロング。

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16爽快・ロング モスコミュール
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安700〜1,200円前後(実勢・2026年6月時点)
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ウォッカをジンジャーとライムで仕上げた爽快なロング。

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17辛口・ロング ジンソーダ
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安700〜1,100円前後(実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

ジンを無糖の炭酸で割った糖質控えめの辛口ロング。

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18甘口・ロング スクリュードライバー
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安700〜1,100円前後(実勢・2026年6月時点)
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ウォッカをオレンジで割った飲みやすい甘口ロング。

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19ほろ苦・ロング アペロールスプリッツ
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安800〜1,400円前後(実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

アペロールとプロセッコの鮮やかなイタリアン食前酒。

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20爽快・ロング モヒート
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安800〜1,300円前後(実勢・2026年6月時点)
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ミントとライムが香る爽快なキューバ生まれのロング。

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21辛口・ショート ダイキリ
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安800〜1,300円前後(実勢・2026年6月時点)
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ラムとライムをシェイクした切れ味のあるショート。

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22甘酸・ショート コスモポリタン
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安900〜1,400円前後(実勢・2026年6月時点)
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ウォッカベースの甘酸っぱく鮮やかなピンクのショート。

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23辛口・ショート マルガリータ
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安900〜1,500円前後(実勢・2026年6月時点)
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塩リムドのテキーラベース、柑橘が映える名作ショート。

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24辛口・ショート XYZ
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安900〜1,400円前後(実勢・2026年6月時点)
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「これ以上ない」を名に冠したラムベースのショート。

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25辛口・ショート ホワイトレディ
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安900〜1,400円前後(実勢・2026年6月時点)
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ジンと柑橘の気品ある辛口ショートカクテル。

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26辛口・ショート サイドカー
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安1,000〜1,600円前後(実勢・2026年6月時点)
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ブランデーベースの気品ある辛口ショート。

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27辛口・ショート ギムレット
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安900〜1,500円前後(実勢・2026年6月時点)
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ジンとライムだけで仕上げる硬派な辛口ショート。

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28ほろ苦・ショート ネグローニ
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安1,000〜1,600円前後(実勢・2026年6月時点)
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ジン・カンパリ・ベルモット等量の苦み深いショート。

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29辛口・ショート マンハッタン
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安1,000〜1,700円前後(実勢・2026年6月時点)
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「カクテルの女王」と称されるウイスキーの古典。

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30極辛口・ショート マティーニ
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
バーでの提供目安1,000〜1,700円前後(実勢・2026年6月時点)
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「カクテルの王様」と称される極辛口の頂点。

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カクテルそのものは販売商品ではないため、定価(list_price)は掲載せず、バーでの提供価格のおおよその目安のみを記載しています(2026年6月時点・店舗により異なります)。度数はレシピや作り手によって変動する概算値で、同じ名前でも店ごとに強さが違います。気になるカクテルは、ベースとなるお酒(ジン・ウォッカ・ラム・ウイスキーなど)から選ぶと家庭でも再現しやすくなります。

表は度数の順序を追うだけでなく、ベースの酒で見比べる使い方もできる。気になる一杯を見つけたら、まずはロングかショートかを確認し、次に味わいが甘口か辛口かをたどると、自分の好みに近い候補が絞り込める。バーでの提供目安は2026年6月時点の実勢で、店舗によって異なる点はあらかじめ押さえておきたい。

リンクサス酒販の在庫から、カクテルのベースに使われる代表的なお酒をまとめて掲載する。各カードから商品ページへ進むと、度数や容量、付属品の有無、価格、在庫状況を確認できる。家でカクテルを作るなら、まずは一本ベースを選ぶところから始めると、度数の調整も自分の手でしやすくなる。

掲載しているのは、ジントニックやマティーニに使うジン、モスコミュールやスクリュードライバーに使うウォッカ、モヒートやダイキリに欠かせないラムといった土台のスピリッツが中心だ。気になる一本が品切れの場合でも、近いタイプの銘柄をカード経由でたどれる。状態の良い個体は早く動くため、迷ったら早めに押さえておきたい。

度数の低い・弱いカクテル

お酒に強くない人や、長い時間をかけて飲みたい場面で頼みたいのが、度数の低いロングカクテルだ。ビールやワイン、スパークリングを土台にしたものは、アルコール量そのものが少なく、ジュースのような感覚で楽しめる。代表格はビールをジンジャーエールで割ったシャンディガフや、レモネードで割ったパナシェで、いずれも3%前後にとどまる。

リキュールを使う甘口でも、ジュースやソーダでしっかり割れば4〜5%に収まる。カシスオレンジやファジーネーブルは桃やカシスの甘い香りが前に立ち、アルコールの刺激をほとんど感じさせない。白ワインを軽く仕上げたスプリッツァーやキールも、食前のひと口にちょうどよい強さだ。

ただし、飲みやすさには落とし穴もある。甘くて口当たりがよいぶん、つい杯を重ねやすく、気づけば思った以上に飲んでいることがある。弱いカクテルほどペースに注意することが、結果として翌朝を楽にしてくれる。低い度数でも、合間に水をはさむ習慣はそのまま役に立つ。

度数の高い・強いカクテル

反対に、ベースをほとんど割らずに仕上げるショートカクテルは度数が高い。マティーニやマンハッタン、ネグローニ、ギムレットはいずれも28〜33%ほどあり、ウイスキーやジンをストレートで飲むのに近い強さになる。量こそ少ないものの、アルコール濃度は高く、味わいも濃い。じっくり香りを追いながら、時間をかけて口にする飲み方が向く。

強いショートが濃くなるのは、割り材を加えないか、加えても少量にとどめるためだ。マティーニはジンにドライベルモットをわずかに合わせるだけで、分母がほとんど増えない。ネグローニのようにジン、カンパリ、ベルモットを等量で重ねる一杯も、すべてがお酒なので度数は下がりにくい。

これらは「カクテルの王様」「女王」と呼ばれてきた古典で、バーの実力が表れる一杯でもある。強さに慣れないうちは、一杯を長く楽しむつもりで頼み、合間に水をはさむと深酔いを避けやすい。少量で満足感が高いので、本数を競うより味と香りを味わうのが似合う。

ロングとショートで変わる度数

カクテルは大きく、ロングとショートの二つに分けられる。背の高いグラスに氷と割り材をたっぷり入れるロングは、時間が経っても薄まりにくいよう設計され、度数は2〜12%ほどに収まる。一方、脚付きの小ぶりなグラスで供されるショートは、冷えているうちに早めに飲み切る前提で、割り材が少なく度数が高い。

同じベースでも、この器とレシピの違いで強さは大きく変わる。たとえばジンを使う場合、トニックで割るジントニックはロングで10%前後だが、ほぼ割らないマティーニはショートで30%を超える。名前だけでは強さが判断しにくいときは、どんなグラスで出てくるかを思い浮かべると見当がつけやすい。

提供スタイルから強さを読み取る

背の高いタンブラーやコリンズグラスで、氷がたっぷり入っていればロングで軽め、と考えてよい。逆に、三角形のカクテルグラスや小さなグラスで氷なしなら、ショートで強めだと身構えておくと安心だ。注文前にスタイルを尋ねるだけでも、その日の体調やペースに合った一杯を選びやすくなる。

ベースのお酒で変わる度数

同じ割り方でも、土台に選ぶお酒の度数が高いほど、出来上がりは強くなる。ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、ウイスキー、ブランデーといった蒸留酒は40%前後あり、これらをベースにしたカクテルは割り方しだいで幅広く動く。対して、ワインやビール、リキュールを土台にしたものは、もとの度数が低いぶん全体も軽く仕上がる。

ベースのお酒 ベースの度数 代表的なカクテルと度数
ビール 約5% シャンディガフ・パナシェ(2〜3%)
ワイン・スパークリング 12〜13% キール・ミモザ(5〜7%)
リキュール 15〜25% カシスオレンジ・カンパリソーダ(4〜10%)
ジン・ウォッカ 40%前後 ジントニック(10%)・マティーニ(33%)
ウイスキー・ブランデー 40%前後 マンハッタン・サイドカー(26〜30%)

表のとおり、同じジンベースでも割り方しだいで10%から33%まで開く。ベースの度数と割り材の量、この組み合わせを意識すると、メニューの一杯がどのくらい効くかを見抜きやすい。家で作るときも、ベース選びが強さの土台を決める第一歩になる。

強いカクテルを無理なく楽しむ

度数の高い一杯を心地よく味わうには、いくつかのちょっとした工夫が効く。まず大切なのは、空腹のまま飲み始めないことだ。胃に何か入っているだけでアルコールの吸収はゆるやかになり、酔いの立ち上がりが穏やかになる。ナッツやチーズ、オリーブのような軽いつまみを添えるだけでも、体への負担は変わってくる。

次に効くのが、合間に水を飲む習慣だ。強い酒のあとに同量ほどの水を口にすると、血中のアルコール濃度の急な上昇が抑えられ、脱水も防げる。バーでショートを頼むと、頼まなくてもチェイサーの水が添えられることが多いのは、この理由による。ゆっくり香りを追いながら、一杯を長く楽しむ姿勢が深酔いを遠ざける。

そして、自分の適量を知っておくことも欠かせない。強いカクテルは少量でも酔いが回るため、本数の感覚を普段のビールと同じにすると飲みすぎになりやすい。量より味わいを楽しむと決めておくと、翌日に残らない範囲で楽しい時間を保てる。体調がすぐれない日は、軽いロングへ切り替える柔軟さも持っておきたい。

あえて度数を抑えたいときの選び方

運転前や翌日に予定があるとき、雰囲気は楽しみたいけれど酔いたくない場面は多い。そんなときは、度数の低いロングを選ぶか、ノンアルコールカクテルに切り替えるとよい。シャンディガフやカシスソーダのような3〜5%の一杯なら、ゆっくり飲めばアルコールの負担は小さく抑えられる。

最近はバーでもノンアルコールの選択肢が増え、見た目や香りはカクテルそのままに、アルコールだけを抜いた一杯が頼める。フルーツジュースやトニック、ジンジャーエールを組み合わせたモクテルは、味の満足感が高い。お酒を控えたい日でも、グラスを片手に同じ時間を共有できる。

店で頼むときは「軽めで」「ノンアルで」と伝えるだけで、作り手が度数を調整してくれることも多い。無理に強い一杯を空ける必要はなく、その日のコンディションに合わせて強さを選ぶことが、長くお酒と付き合うコツになる。

自宅で度数を調整するコツ

家でカクテルを作る利点は、強さを自分の手で決められることにある。ベースの量を減らし、割り材を増やせば度数は下がり、逆にベースを多めにすれば飲みごたえが増す。市販のレシピをそのまま守る必要はなく、その日の気分や体調に合わせて比率を動かしてよい。

計量の習慣をつけると、調整はぐっと楽になる。メジャーカップでベースを30mlにするか45mlにするか、たったこれだけで仕上がりの度数は一段変わる。割り材を注ぐ前に、グラスへ氷をしっかり入れておくと、飲むうちに自然と薄まり、後半は軽くなっていく。

常備しておくと便利なのは、無糖の炭酸水とフレッシュなライムやレモンだ。甘いジュースだけに頼らず、柑橘と炭酸で割ると、糖分を抑えつつ爽やかに仕上がる。水を一杯添える準備もしておけば、家飲みでもペースが落ち着き、翌朝の体調が変わってくる。自分好みの強さを探す時間そのものが、家で作る楽しみになる。

飲まないお酒の査定・買取はリンクサスへ

カクテルのベースにと買いそろえたジンやウイスキー、ブランデーは、気づけば棚の奥で眠りがちだ。一度しか使わなかったリキュールや、贈り物で受け取ったまま開けていないボトルがあれば、状態の良いうちに査定へ出すという選択肢もある。リンクサス酒販の買取窓口では、銘柄や度数、付属品の有無を見極めたうえで評価を付けている。

鑑定士 今井一輝(買取部門):未開栓で箱や付属品がそろったボトルは、査定額が安定して伸びます。とくに長期熟成のウイスキーやコニャック、終売となったリキュールは、液面の高さとキャップの密閉状態が評価を分けます。直射日光と高温を避け、コルク栓のボトルは縦置きで保管してください。飲む予定がないまま年単位で置くより、状態の良いうちにご相談いただくほうが結果的に高く評価できます。

査定は写真送付による事前見積、宅配買取、出張買取の三つの方法を用意している。複数本まとめての依頼は一本ずつより評価が安定しやすく、棚の整理という場面でも扱いやすい。査定・買取の窓口は リンクサス ウイスキー買取 / ブランデー・洋酒買取 / 日本酒買取 / 焼酎買取 を利用できる。販売側の在庫は リンクサス酒販トップ から確認できる。お酒に関する基礎情報は 国税庁の酒類に関する情報 も参考になる。

よくある質問

いちばん度数の低いカクテルは何ですか?

ビールをベースにしたシャンディガフやパナシェ、レッドアイが代表で、いずれも2〜3%ほどです。リキュールを使うカシスオレンジやファジーネーブルも4%前後と軽く、ジュース感覚で楽しめます。お酒に強くない人や長く飲みたい場面に向きます。

いちばん度数の高いカクテルはどれですか?

ベースをほとんど割らないショートカクテルが高く、マティーニは約33%、マンハッタンやネグローニ、ギムレットは28〜30%ほどあります。ウイスキーやジンをストレートで飲むのに近い強さなので、少量をゆっくり味わう飲み方が向いています。

カクテルの度数はどうやって計算しますか?

使ったお酒の量に度数を掛け、全体の量で割ると概算が出ます。たとえば40%のジン45mlを全体180mlに仕上げると、45×0.4÷180でおよそ10%です。割り材を増やすほど分母が大きくなり、一杯は軽くなります。氷が溶けるぶん、実際はもう少し下がります。

甘いカクテルは度数が低いのですか?

甘さと強さは必ずしも一致しません。甘くても度数の高い一杯はあり、口当たりがよいぶん飲むペースが上がって酔いやすいこともあります。色や甘さで判断せず、ベースのお酒とロング・ショートの別を確認すると、強さの見当がつけやすくなります。

ロングカクテルとショートカクテルで度数はどう違いますか?

ロングは背の高いグラスに割り材と氷をたっぷり入れるため2〜12%ほどと軽く、ショートは小ぶりなグラスで割り材が少なく、20〜35%と高めです。同じジンベースでも、ジントニックは約10%、マティーニは約33%と大きく開きます。

度数の高いカクテルを飲むときの注意点はありますか?

空腹を避け、軽いつまみを添えると吸収がゆるやかになります。強い酒と同量ほどの水を合間に飲むと、血中濃度の急な上昇と脱水を防げます。少量でも酔いが回るため、本数より味わいを楽しむつもりで、ゆっくり口にするのが安心です。

最終更新:(リンクサス酒販 鑑定士チーム監修)

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