スピリッツとは 酒税法が決める品目の話
スピリッツという言葉には、2つの顔があります。1つは蒸留して造ったお酒をまとめて指す日常の呼び方。もう1つは、ボトルの裏ラベルに印刷される日本の法令上の品目名です。この記事では後者から出発して、条文がどこに線を引いているのかを1本ずつ確かめていきます。手がかりになる数字は4つだけで、あとはその引き算で決まります。
スピリッツとは何かを酒税法の条文から確かめる

スピリッツという言葉は、蒸留して造ったお酒をまとめて指す言い方として広く使われています。ところが日本の酒税法を開くと、スピリッツは総称ではなく、17ある品目のうちの1つとして条文に書かれています。ボトルの裏ラベルに小さく印刷されている「品目」の欄に出てくるのは、この法令上のスピリッツのほうです。同じ言葉が、日常の会話では大きな傘として、ラベルの上では1つの箱として使われている。このずれを先に片づけておくと、あとの話がずいぶん見通しやすくなります。
まず出発点になるのが、お酒そのものの定義です。酒税法第2条第1項はこの法律において「酒類」とは、アルコール分一度以上の飲料(薄めてアルコール分一度以上の飲料とすることができるもの(アルコール分が九十度以上のアルコールのうち、第七条第一項の規定による酒類の製造免許を受けた者が酒類の原料として当該製造免許を受けた製造場において製造するもの以外のものを除く。)又は溶解してアルコール分一度以上の飲料とすることができる粉末状のものを含む。)をいう。
と書いています。アルコール分が1度以上あれば酒類で、そこから先は第2項の酒類は、発泡性酒類、醸造酒類、蒸留酒類及び混成酒類の四種類に分類する。
という一文で4つの種類に振り分けられます。この4種類の下にぶら下がっているのが品目で、第7条第1項が製造しようとする酒類の品目(第三条第七号から第二十三号までに掲げる酒類の区分をいう。以下同じ。)別に
と書いているとおり、品目とは第3条第7号から第23号までの区分を指します。数えると17あります。
| 種類 | その種類に属する品目 | 条文が置いた但し書き |
|---|---|---|
| 発泡性酒類 | ビール、発泡酒 | この2品目に加えて、ほかの品目のうち発泡性があってアルコール分11度未満のものが「その他の発泡性酒類」としてここに入る |
| 醸造酒類 | 清酒、果実酒、その他の醸造酒 | その他の発泡性酒類に当たるものはここから外れる |
| 蒸留酒類 | 連続式蒸留焼酎、単式蒸留焼酎、ウイスキー、ブランデー、原料用アルコール、スピリッツ | その他の発泡性酒類に当たるものはここから外れる |
| 混成酒類 | 合成清酒、みりん、甘味果実酒、リキュール、粉末酒、雑酒 | その他の発泡性酒類に当たるものはここから外れる |
スピリッツは蒸留酒類の6品目のうちの1つ
表を横に見ると、蒸留酒類という種類の中に連続式蒸留焼酎、単式蒸留焼酎、ウイスキー、ブランデー、原料用アルコール、スピリッツの6つが並んでいます。つまり法令の組み立てでは、ウイスキーはスピリッツの一種ではありません。両者は同じ蒸留酒類という種類に属する、横に並んだ別々の品目です。「スピリッツとは蒸留酒の総称である」という説明は、業界や海外の慣用としては通りますが、日本の法令の文言としてはそのまま当てはめられません。
種類と品目の対応は、きれいな入れ子にはなっていません。第3条第3号ハが発泡性酒類の3つ目としてイ及びロに掲げる酒類以外の酒類で発泡性を有するもの(アルコール分が十一度未満のものに限る。以下「その他の発泡性酒類」という。)
と書いているためです。品目がスピリッツであっても、泡があってアルコール分が11度に届かなければ、種類としては蒸留酒類ではなく発泡性酒類の側へ移ります。第4号から第6号までがそろって「その他の発泡性酒類を除く」と断っているのはこのためで、種類は度数と発泡の有無まで見て決まる、という構造になっています。
条文は消去法でスピリッツを決めている
第3条第20号のスピリッツの定義は、たった一文です。第七号から前号までに掲げる酒類以外の酒類でエキス分が二度未満のものをいう。
ここで言う第7号から前号まで、つまり第19号までというのは、清酒からその他の醸造酒までの13品目のことです。ほかのどの品目にも当てはまらず、しかもエキス分が2度に届かない。その2つを満たしたお酒が自動的にスピリッツになります。「こう造ったものをスピリッツと呼ぶ」ではなく「ほかのどれでもないもの」という決め方をしているのが特徴で、だからこそ、ジンもウォッカもラムもテキーラも同じ箱に落ちてきます。
エキス分2度がスピリッツとリキュールを分ける

スピリッツとリキュールは、どちらも蒸留したお酒をもとにしていて、見た目で区別がつかないこともあります。それでも条文の上では、ひとつの数値できれいに分かれます。エキス分2度です。
エキス分は第3条第2号に定義があり、温度十五度の時において原容量百立方センチメートル中に含有する不揮発性成分のグラム数をいう。
とされています。100立方センチメートル、つまり100ミリリットルの中に含まれる不揮発性成分が何グラムあるか、という測り方です。糖分や香味成分のように、蒸発せずに残る成分の量だと考えると分かりやすいでしょう。同じ第3条の1つ前、第1号のアルコール分は温度十五度の時において原容量百分中に含有するエチルアルコールの容量をいう。
とされていて、こちらは容量の割合です。2つの数字は測っている対象がまったく違います。
2度を境に品目の名前が入れ替わる
第3条第20号のスピリッツはエキス分2度未満、第21号のリキュールは酒類と糖類その他の物品(酒類を含む。)を原料とした酒類でエキス分が二度以上のもの(第七号から第十九号までに掲げる酒類、前条第一項に規定する溶解してアルコール分一度以上の飲料とすることができる粉末状のもの及びその性状がみりんに類似する酒類として政令で定めるものを除く。)をいう。
とされていてエキス分2度以上です。境目に重なりはありません。2度に届かなければスピリッツ、届けばリキュール。甘みをほとんど感じないジンやウォッカがスピリッツに入り、糖分を加えたリキュールが別の品目になるのは、この一線の結果です。
| 品目 | 条文が置いた条件 | スピリッツとの分かれ目 |
|---|---|---|
| スピリッツ | 第7号から第19号までの酒類以外でエキス分2度未満 | この品目そのもの |
| リキュール | 酒類と糖類その他の物品を原料としてエキス分2度以上 | エキス分が2度に届くかどうか |
| 連続式蒸留焼酎 | 連続式蒸留機で蒸留しアルコール分36度未満 | 36度に届くかどうか |
| 単式蒸留焼酎 | 単式蒸留機で蒸留しアルコール分45度以下 | 45度を超えるかどうか |
| ウイスキー | 発芽させた穀類を使い留出時のアルコール分95度未満 | 原料と留出時の度数 |
| ブランデー | 果実などを原料とし留出時のアルコール分95度未満 | 原料と留出時の度数 |
| 原料用アルコール | 焼酎と同じ規定に当たりアルコール分45度超 | 45度を超えるかどうか |
| その他の醸造酒 | 発酵させた酒類でアルコール分20度未満かつエキス分2度以上 | 蒸留を経ているかどうか |
種類そのものも変わる
見落としやすいのは、エキス分2度をまたぐと品目だけでなく種類まで変わることです。スピリッツは蒸留酒類ですが、リキュールは混成酒類に属します。後で見る酒税の計算式は種類ごとに用意されているので、この移動はそのまま税額の違いにつながります。
ジンやウォッカという語は法令に出てこない

スピリッツを説明する記事では、ジン、ウォッカ、ラム、テキーラの4つを4大スピリッツと呼ぶのが定番です。それでは、この4つの名前は法令のどこに書かれているのでしょうか。酒税法と酒税法施行令と酒税法施行規則の3本を機械で走査して、語の出現回数を数えてみました。
| 探した語 | 酒税法 | 酒税法施行令 | 酒税法施行規則 |
|---|---|---|---|
| ジン | 0件 | 0件 | 0件 |
| ウオッカ | 0件 | 0件 | 0件 |
| ウォッカ | 0件 | 0件 | 0件 |
| テキーラ | 0件 | 0件 | 0件 |
| ラム | 0件 | 0件 | 0件 |
| スピリッツ | 22件 | 22件 | 12件 |
4つとも、3本すべてで0件でした。ラムについては「グラム」「キログラム」という語の一部として現れるだけで、お酒のラムを指す用例はありません。一方でスピリッツという語は3本のいずれにも繰り返し出てきます。つまり日本の法令は、ジンやウォッカやテキーラという商品カテゴリーの名前を一切定義しておらず、それらをまとめてスピリッツという1つの品目で受けている、という構造になっています。
数えた範囲をはっきりさせておく
この0件は、e-Gov法令検索から取得した酒税法と酒税法施行令と酒税法施行規則の本文と附則を対象に数えた結果です。国税庁の通達や告示、業界団体の自主基準まで広げれば、これらの語が出てくる文書はあります。「日本にジンの定義がない」という話ではなく、「この3本の法令には書かれていない」という範囲の話として読んでください。
業界団体はどう説明しているか
洋酒メーカーが加盟する日本洋酒酒造組合は、スピリッツについて次のように書いています。
日本の酒税法で定めるスピリッツは複雑で、蒸溜酒の中でウイスキー、ブランデー、焼酎や原料用アルコールを除いたものとなります。例えば、連続式蒸溜されたものでアルコール分が36度以上45度以下のものや、ウイスキーやブランデーと同じ原料でも溜出時のアルコール分が95度以上のものはスピリッツとなります。また、蒸溜の際発生するアルコールに他の成分を浸出させたものや白樺の炭等でこしたものもスピリッツとなります。いずれもエキス分は2度未満とされています。代表的なものにジン、ウオッカ、ラムなどがあります。
条文を読んだうえでこの説明に戻ると、書かれていることがそのまま条文の引き算になっていると分かります。同じページはジンをジンは、穀類を原料とし麦芽や酵素剤を利用して糖化、発酵、蒸溜して得られたスピリッツにジュニパーベリーなどの草根木皮を浸して、再度蒸溜した無色透明の酒をいいます。
と説明し、ウオッカをトウモロコシ、小麦、大麦などの穀類、ジャガイモなどのイモ類を原料として糖化、発酵、蒸溜し、得られたスピリッツを白樺炭で濾過した蒸溜酒をいいます。
と説明し、ラムをラムはサトウキビの搾り汁を煮つめて、砂糖を結晶させたあとの糖蜜を原料とし、発酵、蒸溜、熟成の工程を経てつくられるスピリッツです。
と説明しています。いずれも「スピリッツ」という語を土台に据えた書き方で、ジンやウォッカが品目としてはスピリッツであることが前提になっています。それぞれの造りの違いはジンとウォッカの違いやラム酒とは、テキーラの種類と度数で個別に整理しています。
関連商品ラインナップ

ここから下に、スピリッツの区分に近いお酒を集めた商品カードが並びます。掲載しているのは在庫の一部で、状態と価格は各カードのリンク先でご確認ください。一覧でまとめて見たい場合はその他スピリッツのコレクションに入っています。
「スピリッツとは 酒税法が決める品目の話」に関連するおすすめ商品
ここではその他スピリッツの在庫から一部を掲載しています。価格・在庫・箱の有無は各商品ページでご確認いただけます。
ここに出ていない品目をお探しの場合は、ウイスキーのコレクションや焼酎のコレクションも合わせてご覧ください。同じ蒸留酒類でも、条文の上では別の品目として扱われるお酒です。
度数の高い銘柄を並べて見比べる

次の表は、アルコール分の高い順に30本を並べたものです。品目の話とは軸が違い、こちらは度数だけで並べ替えた一覧になっています。表の中には、法令上はスピリッツではないウイスキーやリキュールに当たる銘柄も混じっています。
| 画像 | 銘柄・スコア | 定価 市場相場 |
特徴 | リンクサス酒販 本命 |
Amazon | 楽天 | 買取 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位
|
スピリタス 500ml 96% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢1,500〜2,500円前後 |
💎 プロのおすすめ
世界最高度数96%のポーランド産ウォッカ。果実酒づくりの定番でもある。 |
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| 2位 | エバークリア 750ml 95% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
並行輸入で実勢4,000〜7,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
95%のグレーンアルコール。米国の一部州では販売が規制される。 |
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| 3位 | ハプスブルク アブサン X.C 500ml 89.9% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢5,000〜9,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
89.9%のエクストリームなアブサン。少量を加水して楽しむ。 |
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| 4位 | バルカン176 ウォッカ 700ml 88% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢3,000〜6,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
176プルーフ=88%。三重蒸留のブルガリア産ウォッカ。 |
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| 5位 | デビルスプリングス ウォッカ 750ml 80% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
国内流通僅少 |
💎 プロのおすすめ
「悪魔の泉」の名を持つ80%のアメリカンウォッカ。 |
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| 6位 | ストロー80 ラム 500ml 80% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢3,000〜5,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
製菓にも使われるオーストリアの80%スパイスドラム。 |
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7位
|
ロンリコ151 700ml 75.5% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢2,000〜3,500円前後 |
💎 プロのおすすめ
151プルーフのゴールドラム。ゾンビなど強いカクテルの定番。 |
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| 8位 | レモンハート デメララ151 700ml 75.5% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢3,500〜5,500円前後 |
💎 プロのおすすめ
デメララ産151プルーフ。濃厚な甘香で漫画でも知られる。 |
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| 9位rare | ジョージ・T・スタッグ 750ml 約72% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢50,000〜150,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
バッファロートレースの樽出し原酒。BTACの最高峰格。 |
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| 10位 | ヒルズ アブサン 700ml ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
チェコの「ボヘミアン式」。アニスをほぼ使わず、火をつける儀式で世界に広まった。 |
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| 11位入手困難 | キング・オブ・スピリッツ ゴールド 500ml ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
ニガヨモギを瓶に封入したチェコの高ツヨン系。刺激の強い愛好家向け。 |
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12位
|
グランド アブサン 700ml ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
度数69%の力強いフレンチヴェルト。ニガヨモギの苦みがしっかり感じられる。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | ¥4,801 楽天 | 査定 買取 | |
13位
|
ペルノ アブサン 750ml ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
1805年創業ペルノが手がける歴史的アブサンの現代復刻。緑色の蒸留スタイルの基準。 |
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| 14位 | 衡水老白干 500ml 67% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢2,000〜4,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
67%の老白干香型白酒。中国の宴席で振る舞われる強酒。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
15位limited
|
ブッカーズ 2023 750ml 63.3% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢15,000〜25,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
加水なし樽出しのスモールバッチバーボン代表格。 |
在庫切れリンクサス入荷通知 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
16位limited
|
アベラワー アブーナ バッチ75 700ml 約61% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢10,000〜18,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
オロロソシェリー樽のカスクストレングス。バッチ毎に度数が変わる。 |
¥12,100リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
17位
|
グレンファークラス 105 700ml 60% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢7,000〜12,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
105英国プルーフ=60%。カスクストレングスの先駆け的1本。 |
¥9,900リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
| 18位limited | どなん 花酒 600ml 60% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢3,000〜5,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
国泉泡盛の60%花酒。日本最西端・与那国島の島酒。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
| 19位limited | 与那国 花酒 600ml 60% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢3,000〜5,500円前後 |
💎 プロのおすすめ
崎元酒造所の60%花酒。クバの葉巻きボトルでも知られる。 |
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20位
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ラムネイション ブリティッシュガイアナ 7年 700ml 59% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
度数59%の力強いガイアナラム。高度数ゆえチェイサー必須級。 |
在庫切れリンクサス入荷通知 | 価格を見るAmazon | ¥7,865 楽天 | 査定 買取 | |
21位
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ワイルドターキー レアブリード 700ml 58.4% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢7,000〜12,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
6・8・12年原酒をブレンドした樽出しバレルプルーフ。 |
在庫切れリンクサス入荷通知 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
22位
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プリマス ジン ネイビーストレングス 700ml 57% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢4,500〜7,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
英海軍納入規格の57%ジン。ジンの度数上限級。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | ¥7,788 楽天 | 査定 買取 |
23位
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WATT ベネズエララム 2005-2022 16年 700ml 57% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
度数57%の長熟シングルカスクラム。水分補給を徹底して。 |
在庫切れリンクサス入荷通知 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 | |
24位limited
|
カバラン ソリスト ブランデーカスク 700ml 56.3% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢15,000〜25,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
ブランデー樽熟成のカスクストレングス台湾モルト。 |
在庫切れリンクサス入荷通知 | 価格を見るAmazon | ¥29,480 楽天 | 査定 買取 |
25位rare
|
スプリングバンク 12年 カスクストレングス 700ml 56.2% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢30,000〜55,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
入手難で知られるキャンベルタウンの樽出し12年。 |
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| 26位 | 紅星二鍋頭 500ml 56% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢1,000〜2,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
北京の大衆白酒。青ラベルの56度が定番。 |
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| 27位 | シャルトリューズ ヴェール 700ml 55% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢8,000〜13,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
130種のハーブを使う修道院リキュール。緑色の55%。 |
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28位
|
アードベッグ ウーガダール 700ml 54.2% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢11,000〜16,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
強烈なピートとシェリー甘味が同居する54.2%。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | ¥8,790 楽天 | 査定 買取 |
29位rare
|
貴州茅台酒 500ml 53% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢60,000〜120,000円前後 |
💎 プロのおすすめ
中国の国酒と呼ばれる醤香型白酒の頂点。 |
¥66,000リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
30位人気
|
ニッカ フロム・ザ・バレル 500ml 51.4% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
500ml実勢6,000〜9,000円前後(2026年6月時点) |
💎 プロのおすすめ
モルトとグレーンをマリッジ。51度の濃密なブレンデッド。 |
¥6,600リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
アルコール度数と産地は、この表には列として描画されません。銘柄名や特徴の文中に度数や国名が入っている行はありますが、並べ替えや絞り込みの対象にはなりません。表に出るのは画像、銘柄とスコア、定価と市場相場、特徴、当店の欄、Amazon、楽天、買取の8列です。定価と市場相場の列に文章が入るのは24行で、残りの6行は公表された価格の目安を確認できなかったため空欄になります。「最安」の表示は当店に在庫がある行へ一律に付くもので、他店との価格の比較を示すものではありません。価格順の並べ替えと価格帯の絞り込みが読む値が入っているのは30行のうち7行だけで、残りの行は価格不明として扱われます。表の上部に出る日付はページを表示した日付が入る仕様で、価格を取得した時点ではありません。
表の上端と下端の差は44.6ポイントあります。96度のボトルと51.4度のボトルが同じ表に並ぶこと自体が、蒸留という工程がどこまで度数を引き上げられるかを示しています。度数だけを軸にした読み物はアルコール度数が高いお酒のまとめに分けて置いています。
37度で酒税の計算式が切り替わる

品目が変わると何が変わるのか。もっともはっきり効いてくるのが酒税の額です。酒税法第23条第1項は種類ごとに1キロリットル当たりの金額を定めていて、蒸留酒類は二十万円(アルコール分が二十一度以上のものにあつては、二十万円にアルコール分が二十度を超える一度ごとに一万円を加えた金額)
とされています。20度までは定額で、21度以上は1度上がるごとに1万円ずつ増える、という素直な直線です。
第3項が直線に下限を置いている
ところが同じ条の第3項に、こう書かれています。
蒸留酒類のうちウイスキー、ブランデー及びスピリッツであつてアルコール分が三十七度未満のものに係る酒税の税率は、第一項の規定にかかわらず、一キロリットルにつき三十七万円とする。
ウイスキー、ブランデー、スピリッツの3品目に限って、37度に届かないものは一律に37万円。第1項の直線に、下から水平の板をかませたような形です。ここで面白いのは、板と直線がぶつかる位置です。第1項の式に37度を入れると、20万円に17度分の17万円を足して37万円。第3項の額とちょうど同じになります。2つの規定は37度で段差なくつながっていて、37度未満の帯だけが水平に持ち上げられている、という関係です。
| アルコール分 | 第1項の式で計算した額 | 第3項が定める額 | 実際に適用される額 |
|---|---|---|---|
| 20度 | 200円 | 370円 | 370円 |
| 25度 | 250円 | 370円 | 370円 |
| 30度 | 300円 | 370円 | 370円 |
| 36度 | 360円 | 370円 | 370円 |
| 37度 | 370円 | 適用なし | 370円 |
| 40度 | 400円 | 適用なし | 400円 |
| 45度 | 450円 | 適用なし | 450円 |
| 50度 | 500円 | 適用なし | 500円 |
| 96度 | 960円 | 適用なし | 960円 |
同じ度数でも焼酎とは額が違う
第3項に焼酎は入っていません。そのため25度の単式蒸留焼酎は第1項の式のまま1リットル250円ですが、同じ25度でも品目がスピリッツなら第3項が効いて370円になります。差は1リットル当たり120円です。味でも造りでもなく、ラベルに書かれた品目の名前が税額を決めている、という場面がここにあります。焼酎の度数がなぜ20度と25度に集まるのかは焼酎のアルコール度数の記事で扱いました。
| 品目 | アルコール分 | 1リットル当たりの酒税額 |
|---|---|---|
| 単式蒸留焼酎 | 20度 | 200円 |
| 単式蒸留焼酎 | 25度 | 250円 |
| 単式蒸留焼酎 | 35度 | 350円 |
| スピリッツ | 20度 | 370円 |
| スピリッツ | 25度 | 370円 |
| スピリッツ | 36度 | 370円 |
| スピリッツ | 37度 | 370円 |
| スピリッツ | 40度 | 400円 |
| スピリッツ | 50度 | 500円 |
| スピリッツ | 96度 | 960円 |
| ウイスキー | 43度 | 430円 |
| リキュール | 12度 | 120円 |
| リキュール | 20度 | 200円 |
| 清酒 | 15度 | 100円 |
36度と45度と95度が品目の境目になる

スピリッツが消去法で決まる以上、「どこから外れたか」を追えば、あるお酒がスピリッツになるかどうかを機械的に判定できます。効いてくる数字は3つです。36度と45度と95度。いずれも別の品目の側に書かれている条件で、そこから外れた分がスピリッツへ流れ込みます。
| 数字 | 条文が置いている条件 | 根拠 | この数字を外れると |
|---|---|---|---|
| 36度 | 連続式蒸留焼酎はアルコール分36度未満のもの | 酒税法 第3条第9号 | 36度以上は連続式蒸留焼酎から外れる |
| 45度 | 原料用アルコールはアルコール分45度を超えるもの | 酒税法 第3条第17号 | 45度以下は原料用アルコールから外れる |
| 95度 | ウイスキーとブランデーは留出時のアルコール分95度未満のもの | 酒税法 第3条第15号と第16号 | 留出時95度以上はウイスキーとブランデーから外れる |
| エキス分2度 | スピリッツはエキス分2度未満のもの | 酒税法 第3条第20号 | 2度以上ならリキュールなどへ回る |
36度から45度の帯が空いている
連続式蒸留焼酎は第3条第9号でアルコール分36度未満とされ、原料用アルコールは第17号で第九号又は第十号の規定(アルコール分に関する規定を除く。)に該当する酒類(水以外の物品を加えたものを除く。)でアルコール分が四十五度を超えるものをいう。
とされています。連続式蒸留機で造ったお酒の度数が36度以上45度以下だと、前者の条件からも後者の条件からも外れてしまいます。ほかに当てはまる品目もないので、エキス分が2度に届かないという第20号のもう1つの条件を満たせば、その消去法が働いてスピリッツになります。条文を2つ並べただけで、9度分の帯がスピリッツの領域として浮かび上がる、という仕掛けです。
この帯を法律自身が意識していることは、別の条文からも読み取れます。第3条第8号は合成清酒の原料を説明するくだりで、アルコールという語をアルコール(次号の規定(アルコール分に関する規定を除く。)に該当する酒類(水以外の物品を加えたものを除く。)でアルコール分が三十六度以上四十五度以下のものを含む。第十五号ハ及び第十六号ロ並びに第八条第三号を除き、以下同じ。)
と定義し直しています。連続式蒸留の36度以上45度以下という同じ帯が、ここでも1つのまとまりとして名指しされています。
95度は原料が同じでも効く
ウイスキーとブランデーの定義には、留出時のアルコール分が95度未満という条件が付いています。原料や仕込みがウイスキーと同じでも、蒸留機から出てきたときの度数が95度以上なら、その条件を満たさなくなります。日本洋酒酒造組合の説明が「ウイスキーやブランデーと同じ原料でも溜出時のアルコール分が95度以上のものはスピリッツとなります」と書いているのは、この筋道のことです。
3つの数字はいずれも条文に書かれた境目であって、味わいの良し悪しや品質の順位とは関係がありません。同じ蒸留酒類の中で、ウイスキーと甲類焼酎と泡盛が別々の品目に振り分けられているのも、すべてこの種の条件の積み重ねです。
水や炭酸で割ると品目が変わるという考え方

スピリッツについて多い質問のひとつが、何で割ればよいかというものです。ここでも法令が思いがけない顔を出します。酒税法第43条は、お酒に何かを混ぜる行為を条件によっては「新たに製造した」とみなす、という規定を置いているからです。
| 混ぜ方 | 条文の扱い | 根拠 |
|---|---|---|
| リキュールを水や炭酸水で割ってエキス分2度未満にする | 新たにスピリッツを製造したものとみなす | 酒税法 第43条第8項 |
| 酒類に炭酸ガスを混ぜる | 混ぜる前の品目のままとする | 酒税法 第43条第2項 |
| 製造場以外でウイスキーやブランデーやスピリッツを水で割って37度以上にとどめる | 新たな製造とはみなさない | 酒税法施行令 第50条第7項第1号 |
| 飲食店が客の求めに応じてその場で混ぜる | みなし製造の規定を適用しない | 酒税法 第43条第10項と施行令 第50条第13項 |
| 飲む人が自分で飲むために混ぜる | みなし製造の規定を適用しない | 酒税法 第43条第10項と施行令 第50条第13項 |
リキュールを炭酸で割るとスピリッツになる
第43条第8項は第一項、第二項本文及び第五項の規定にかかわらず、リキュールと水又は炭酸水との混和をしてエキス分二度未満の酒類としたときは、新たにスピリッツを製造したものとみなす。
と書いています。甘みのあるリキュールを炭酸水で薄めていくと、不揮発性成分の割合が下がってエキス分が2度を割る瞬間があります。その時点で条文は、できあがったものをスピリッツとして扱うと言っています。品目が飲む人の手元で入れ替わる、というのはこの条文の面白いところです。
家で自分のために作る分には適用されない
もっとも、この規定がそのまま家庭に降りてくるわけではありません。第43条第10項が消費の直前の混和を適用除外にしていて、その中身を定めた酒税法施行令第50条第13項が法第四十三条第十項に規定する消費の直前において酒類と他の物品(酒類を含む。)との混和をする場合で政令で定めるときは、酒場、料理店その他酒類を専ら自己の営業場において飲用に供することを業とする者がその営業場において消費者の求めに応じ、又は酒類の消費者が自ら消費するため、当該混和をするときとする。
と書いています。飲食店が客の求めに応じてその場で作る場合と、飲む人が自分で飲むために混ぜる場合が、はっきり名指しで外されています。家でジントニックを作るのは、この除外の中の話です。
炭酸ガスだけなら品目は動かない
同じ第43条の第2項は前項の場合において、酒類に炭酸ガス(炭酸水を含む。以下この項において同じ。)の混和をした酒類の品目は、この法律で別に定める場合を除き、当該混和前の酒類の品目とする。
と定めています。炭酸ガスを吹き込んだだけでは品目は変わりません。第8項が動くのは、水や炭酸水という液体を足してエキス分が薄まる場合です。同じ「炭酸」という言葉でも、条文は気体と液体を書き分けています。
蒸留が度数を引き上げる仕組み

ここまで法令の話が続いたので、造りの側からも整理しておきます。スピリッツに分類されるお酒は、いずれも発酵させたもろみを蒸留する工程を通っています。エタノールと水では沸点が違い、先に気化したエタノールを多く含む蒸気を冷やして集めると、もとより度数の高い液体が得られます。この操作を蒸留と呼びます。
単式と連続式で仕上がりが変わる
蒸留機には大きく2つの型があります。1回ごとに仕込んで蒸留する単式蒸留機は、原料由来の香味成分が残りやすく、素材の性格が前に出ます。連続式蒸留機のほうは、酒税法第3条第9号が連続して供給されるアルコール含有物を蒸留しつつ、フーゼル油、アルデヒドその他の不純物を取り除くことができる蒸留機
と説明しているとおり、雑味を落としながら高い度数まで一気に引き上げられます。ウォッカのようにクセの少なさを身上とするお酒は、後者の型と相性がよいものです。
無色のものと琥珀色のもの
蒸留したての液体は無色透明です。ジンやウォッカのように色を持たないまま瓶詰めされるものがある一方で、樽に入れて寝かせると木の成分が溶け出して琥珀色になります。同じスピリッツの棚に無色のボトルと濃い色のボトルが並ぶのは、この熟成工程を挟むかどうかの違いによるものです。お酒全体の分け方を先に押さえたい方はお酒の種類の3分類から読むと整理しやすいはずです。
飲み方と量の目安

度数が高いお酒は、同じ一杯でも体に入るアルコールの量が違います。ストレートで香りを確かめる飲み方、氷を入れて温度を下げながら開かせる飲み方、水や炭酸で伸ばして食事に合わせる飲み方。どれを選ぶかで一杯の重さは大きく変わります。
水を並べて飲む
度数の高いボトルを開けるときは、同量以上の水を横に置いておくと安心です。アルコールには利尿作用があり、飲んだ量より体から出ていく水分のほうが多くなることがあります。香りを確かめたいときも、間に水を挟むと鼻がいったん戻り、次の一口が分かりやすくなります。
割り材で表情が変わる
無色のスピリッツは割り材の個性がそのまま出ます。トニックウォーターなら苦みと甘みが加わり、ソーダなら素材の香りがまっすぐ立ちます。柑橘を搾ると輪郭がはっきりします。銘柄ごとの相性はウォッカとはやジンとは、メスカルとはにそれぞれまとめました。
飲みきれないお酒の査定と買取

いただきものや旅先で買ったボトルが、開けないまま棚に残っていることがあります。度数の高いお酒は中身が変質しにくい一方で、ラベルの傷みや液面の下がり、直射日光による色の変化は査定に影響します。保管の状態が分かる写真があると、事前のご相談がしやすくなります。
洋酒の査定はリンクサスの洋酒買取のページから、ウイスキーはウイスキー買取のページ、焼酎は焼酎買取のページ、日本酒は日本酒買取のページで受け付けています。品目が何であっても、まずは現物の状態を見せていただくところから始めます。
よくある質問

スピリッツとはどんなお酒ですか。
日本の酒税法では、第3条第7号から第19号までに挙げられた品目のいずれにも当てはまらず、エキス分が2度に届かないお酒がスピリッツです。蒸留酒類という種類に属する6品目のうちの1つで、ジンやウォッカやラムやテキーラは、いずれもこの品目に入ります。
スピリッツとウォッカの違いは何ですか。
法令の上では違いがありません。ウォッカという語は酒税法にも施行令にも施行規則にも出てこず、ウォッカはスピリッツという品目の中に含まれます。ボトルの裏の品目欄にも「スピリッツ」と表示されます。違うのは商品としての造り方で、穀類や芋類を原料に蒸留し、白樺の炭で濾す工程を経たものがウォッカと呼ばれます。
スピリッツとリキュールはどこで分かれますか。
エキス分2度で分かれます。この2つの品目を比べる場面に限れば、2度未満ならスピリッツ、2度以上ならリキュールです。清酒や果実酒のようにエキス分が2度以上でもリキュールに当たらない品目は別にあるので、2度以上のものがすべてリキュールになるわけではありません。エキス分は温度15度のときに100立方センチメートル中に含まれる不揮発性成分のグラム数として定義されています。種類も変わり、スピリッツは蒸留酒類、リキュールは混成酒類に属します。
スピリッツと焼酎の違いを教えてください。
焼酎は連続式蒸留焼酎と単式蒸留焼酎という別の品目です。連続式蒸留焼酎はアルコール分36度未満、単式蒸留焼酎は45度以下という条件があり、そこから外れた蒸留酒がスピリッツに回ります。酒税の計算式も違い、25度で比べると焼酎は1リットル250円、スピリッツは370円になります。
ウイスキーはスピリッツに含まれますか。
日本の酒税法では含まれません。ウイスキーは第3条第15号の独立した品目で、スピリッツと同じ蒸留酒類の中で横に並ぶ関係です。ただし英語のspiritsは蒸留酒全般を指す言葉として使われるため、海外の資料ではウイスキーもspiritsに含めて説明されることがあります。
スピリッツの度数はどのくらいですか。
品目としてのスピリッツに度数の下限や上限は定められていません。実際の商品では40度前後が多く、96度のものまであります。ただし酒税法第23条第3項により、37度に届かないスピリッツには1リットル370円の税率が一律で適用されます。
スピリッツは何で割るのがよいですか。
水、炭酸水、トニックウォーター、柑橘の果汁がよく使われます。無色のスピリッツは割り材の個性がそのまま出るので、まずは炭酸水で試すと素材の香りが分かりやすくなります。度数が高いので、割り材とは別に水を用意しておくことをおすすめします。
家でお酒を混ぜると製造になってしまいますか。
飲む直前に自分で割って飲む分には、みなし製造の規定は適用されません。酒税法第43条第10項が消費の直前の混和を適用除外としていて、酒税法施行令第50条第13項が、飲食店がその営業場で客の求めに応じて混ぜる場合と、飲む人が自分で飲むために混ぜる場合を明記しているためです。一方で、梅酒のように時間をかけて漬け込む場合は第43条第11項が別に適用除外を定めていて、施行令第50条第14項が、混ぜる前のお酒がアルコール分20度以上であること、混ぜる物品が糖類や梅など定められたものであること、混ぜたあとに新たにアルコール分1度以上の発酵がないことの3つを条件にしています。この規定で作ったお酒は第43条第12項により販売できません。
ボトルのどこを見れば品目が分かりますか。
裏ラベルの表示欄です。酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律第86条の5が、酒類の品目を容器または包装の見やすい所に表示するよう義務づけています。銘柄名や産地とは別の欄に、清酒やスピリッツといった品目名が印刷されています。
























