ジンとウォッカの違いを法令で読む|日本・EU・アメリカで分ける変数が違う

ジンとウォッカの違い|原料・製法・香りの違いとおすすめの飲み方

ジンとウォッカの違いを法令で読む|日本・EU・アメリカで分ける変数が違う

ジンとウォッカの違いは、味の説明ではなく法令の条文から読むと輪郭がはっきりする。日本の酒税法、EUの規則(EU)2019/787、アメリカの27 CFR part 5の三つを並べると、同じ二種類の酒を分けるために使っている変数が国ごとに違うことが分かる。この記事では条文と公表統計と食品成分表だけを使って、どこに線が引かれているのかを整理する。

ジンとウォッカの違いは、法域ごとに測っている変数が違う

ジンとウォッカの違いは、法域ごとに測っている変数が違う
無色透明の蒸留酒2種を制度の側から見る

ジンとウォッカはどちらも無色透明で、原料もほとんど重なる。だから「香りがあるのがジン、無いのがウォッカ」という説明が広く流通している。ただしその説明は味の印象を言い換えたもので、どこまでがジンでどこからがウォッカかを決めているわけではない。線を引いているのは各国の法令で、しかも三つの法域が別々の変数で線を引いている

日本の酒税法は、ジンともウォッカとも一言も書かないまま、焼酎の定義から外れる条件として両者を書き分けている。EUは甘味の上限と着色の可否と原料表示で分ける。アメリカは木の樽に入れてよいかどうかで分ける。同じ2種類の酒なのに、どの数字を見れば区別できるかが国ごとに違う。この記事はその三つを並べて読む。

表1 三つの法令がジンとウォッカに課している主な条件(2026年8月時点)
法域 ジンの最低度数 ウォッカの最低度数 分けている主な変数
日本(酒税法) 規定なし 規定なし 焼酎の定義から外れる号(ロ=ろ過/ニ=浸出)
EU(規則(EU)2019/787) 37.5% 37.5% 甘味の上限・着色の可否・原料表示の義務
アメリカ(27 CFR part 5) 40% 40% 木の樽に入れてよいか・砂糖とクエン酸の量

表1のとおり、EUでは両者とも37.5%、アメリカでは両者とも40%で、最低度数はジンとウォッカで同じ。度数はこの二つを分ける変数になっていない。「ジンのほうが強い」「ウォッカのほうが強い」という話は、法令の側からは出てこない。

日本の酒税法は、ジンもウォッカも一度も名指ししない

日本の酒税法は、ジンもウォッカも一度も名指ししない
条文の中に品目名が現れない蒸留酒

酒税法の全文を機械で数えると、空白を除いた本文182,506字のなかに「ジン」「ウオッカ」「ウォッカ」「ウオツカ」の四通りがいずれも0件だった。第3条は酒類を17品目に分けているが、そこにジンもウォッカも無い。両方とも第20号のスピリッツに落ちる。

第七号から前号までに掲げる酒類以外の酒類でエキス分が二度未満のものをいう。

ここでいうエキス分は第3条第2号が定義しており、温度十五度の時において原容量百立方センチメートル中に含有する不揮発性成分のグラム数をいう。とある。つまりスピリッツは「他のどの品目にも当てはまらず、不揮発性の成分が100立方センチメートルあたり2グラム未満の酒類」という残りものの規定で、ジンとウォッカはどちらもここに入る。同じ枠に入るという意味では、日本の法令上はスピリッツという一つの品目でしかない。

分かれるのは焼酎の定義の「除外リスト」の中

では条文はどこで両者を書き分けているのか。第3条第9号の連続式蒸留焼酎は、四つの条件のどれかに当たるものを定義から除いている。第10号の単式蒸留焼酎も前号イからニまでに掲げるものに該当するものを除くと書いて同じ四つを引き継ぐ。

表2 酒税法 第3条第9号が焼酎から除いている四つの条件と、国税庁通達が当てている酒
条文の条件 該当する品目 通達の言い方
発芽させた穀類又は果実を原料の全部又は一部としたもの ウイスキー・ブランデー等
しらかばの炭その他政令で定めるものでこしたもの スピリッツ いわゆるウオッカ等
含糖質物を原料の全部又は一部としたもので、留出時のアルコール分が九十五度未満のもの スピリッツ いわゆるラム等
蒸留する際、発生するアルコールに他の物品の成分を浸出させたもの スピリッツ いわゆるジン等

国税庁の酒税法基本通達は、この四つに一行ずつ品目を当てている。逐語では法第3条第9号ロに該当するものは、スピリッツ(いわゆるウオッカ等)法第3条第9号ハに該当するものは、スピリッツ(いわゆるラム等)法第3条第9号ニに該当するものは、スピリッツ(いわゆるジン等)と並ぶ。

同じ箇条書きの隣り合う行で、ロがウォッカ、ニがジンに割り当てられている。ろ過という工程で外れるのがウォッカ、蒸留中に他の物品の成分をしみ出させる工程で外れるのがジン、という書き分けだ。日本の法令は両者を名前で呼ばないまま、どの工程で焼酎でなくなるかという一点だけで区別している。

「しらかばの炭」という条件を書いているのは日本だけ

「しらかばの炭」という条件を書いているのは日本だけ
活性炭ろ過をめぐる三法域の書き方の違い

第9号ロの条文はしらかばの炭その他政令で定めるものでこしたものである。ここでいう政令は酒税法施行令の第四条で、見出しは「(しらかばの炭以外のろ過剤等)」となっている。見出しだけ読むと白樺以外の炭も認めているように見えるが、条文の本体は一文しかない。

法第三条第九号ロに規定する政令で定めるものは、しらかばの炭にその他の物品を混ぜたものとする。

「しらかばの炭にその他の物品を混ぜたもの」であって、しらかばの炭以外のろ過剤に置き換えてよいとは書いていない。見出しの「以外」は混ぜものを指しており、白樺の炭そのものは残る。つまり日本の条文では、白樺の炭を使ったろ過だけが焼酎から外れる引き金になる。

EUは樹種を書かず、アメリカは量を書く

同じ活性炭ろ過を、EUとアメリカは別の書き方で扱っている。EUの規則(EU)2019/787附属書I 第15類は、特別な官能特性を与えるための処理としてtreatment with activated charcoalを認めるだけで、樹種の指定も量の指定も無い。アメリカの27 CFR §5.142(b)(1)は、活性炭の量を1オンス/100ワインガロン以上と定め、これを満たしたときだけラベルに「charcoal filtered」と書けるとしている。

表3 活性炭ろ過について三つの法令が指定しているもの
法域 樹種の指定 量の指定 位置づけ
日本(酒税法 第3条第9号ロ・施行令第4条) しらかばの炭(+混ぜもの) なし 焼酎の定義から外れる条件
EU(規則(EU)2019/787 附属書I 第15類) なし なし 行ってよい処理の例示
アメリカ(27 CFR §5.142(b)(1)) なし 1オンス/100ワインガロン以上 「charcoal filtered」と表示できる条件

三つとも活性炭に触れているのに、樹種を指定するのは日本だけ、量を指定するのはアメリカだけ、EUはどちらも指定しない。「ウォッカは白樺の炭でろ過する」という日本語圏の定番の説明は、EUとアメリカの条文には根拠が無い。詳しい経緯はウォッカとはで扱っている。

ジン・ウォッカの関連商品ラインナップ
当店で取り扱っているスピリッツの一覧

ここまでの条文を頭に入れて棚を見ると、同じ「スピリッツ」の表示でも中身の設計が違うことが分かる。当店で扱っているスピリッツのラインナップを下に並べた。在庫と価格は随時変わるので、詳細は各商品ページで確認してほしい。

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ここではその他スピリッツの在庫から一部を掲載しています。価格・在庫・箱の有無は各商品ページでご確認いただけます。

このグリッドが参照しているのは「その他スピリッツ」のコレクションで、収録は29点。内訳を数えるとテキーラ・メスカルが12点、ラムが8点、ウォッカが5点、ジンが2点、ピスコなどその他が2点だった。ジン2点とウォッカ5点の計7点は、2026年8月時点でいずれも在庫がない。グリッドの先頭にテキーラとメスカルが並ぶのはそのためで、ジンとウォッカそのものを探す場合は上の比較表から各銘柄の購入先へ進んでほしい。

カクテルの材料として選ぶ場合はジントニックの度数モスコミュールの作り方も合わせて読むと、必要な度数と容量の見当がつけやすい。

ジン・ウォッカ30銘柄の度数を並べて見る

ジン・ウォッカ30銘柄の度数を並べて見る
代表銘柄30本の度数分布

下の比較表は、ジン15銘柄とウォッカ15銘柄の計30本を横断で並べたものだ。表に描画されるのは画像・銘柄とスコア・定価と市場相場・特徴・購入先の8列で、度数だけの列は無い。ジン側は銘柄名の末尾に度数を入れてあるので表の上でも読めるが、ウォッカ側は銘柄名に度数を入れていない。以下の集計は、当店が各銘柄について控えているラベル表記の値に基づく。

ジン・ウォッカの代表銘柄30選 比較表|ロンドンドライ・和ジンからプレミアムウォッカまで飲み比べ
ジンとウォッカはどちらも無色透明の蒸留酒だが、法令が両者に課している条件は国ごとに違う。この比較表では、ジン15銘柄(ロンドンドライの定番タンカレー・ビーフィーター・ボンベイサファイア、個性派ヘンドリックス・モンキー47・ザ・ボタニスト、和ジンの季の美・ROKU六)と、ウォッカ15銘柄(クリア系の定番スミノフ・アブソルート・ストリチナヤ・ティトス、プレミアムのグレイグース・ベルヴェデール・ケテルワン・シロック、個性派ズブロッカ)を並べている。表に描画されるのは画像・銘柄とスコア・定価と市場相場・特徴・リンクサス酒販・Amazon・楽天・買取の各列で、度数だけの列や味わいタイプの列は無い。ジンは銘柄名の末尾に度数を入れてあるので表の上でも読める。表上部のタブで『おすすめ順』『価格順』に並べ替えできる(ジン・ウォッカの多くはオープン価格のため定価は非掲載、市場相場の目安のみを表示/2026年8月時点)。
価格は 2026/08/25 更新
画像 銘柄・スコア 定価
市場相場
特徴 リンクサス酒販
本命
Amazon 楽天 買取
季の美 京都ドライジン 700ml 45%1 季の美 京都ドライジン 700ml 45%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

柚子・檜・山椒など和素材が香る京都産クラフトジン。繊細な香りが持ち味。

在庫切れリンクサス入荷通知 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
サントリー ジャパニーズクラフトジン ROKU 六 700ml 47%2 サントリー ジャパニーズクラフトジン ROKU 六 700ml 47%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

桜花・煎茶・山椒など6種の和素材。47度の立体的な香味が持ち味。

在庫切れリンクサス入荷通知 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
タンカレー ロンドンドライジン 750ml 47.3%3 タンカレー ロンドンドライジン 750ml 47.3%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

バーの定番ロンドンドライ。キレのあるジュニパーが輪郭をつくる。

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コーヴァル ドライジン 500ml 47%4 コーヴァル ドライジン 500ml 47%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
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💎 プロのおすすめ

シカゴ発のオーガニッククラフトジン。穀物由来の柔らかな甘みが個性。

在庫切れリンクサス入荷通知 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
5 ビーフィーター ジン40度 700ml瓶
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
サントリーが商品ページで希望小売価格1,280円(税別)を公表しています。JANコードは5000329006115です。
💎 プロのおすすめ

ロンドンで蒸留され続ける王道。柑橘の効いた辛口が扱いやすい。

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ボンベイ・サファイア 750ml 47%6 ボンベイ・サファイア 750ml 47%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
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💎 プロのおすすめ

10種ボタニカルを蒸気で抽出。華やかで軽やかな香味が広がる。

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ゴードン ロンドン ドライジン 700ml 43%7 ゴードン ロンドン ドライジン 700ml 43%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

世界で愛される定番。ジュニパーを効かせたクラシックな辛口。

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タンカレー No.TEN 750ml 47.3%8 タンカレー No.TEN 750ml 47.3%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

フレッシュな柑橘を加えた上級ライン。香り高い仕上がりになる。

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プリマス ジン 700ml 41.2%9 プリマス ジン 700ml 41.2%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

産地呼称を持つ伝統ジン。まろやかで土の香りが古典に映える。

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ヘンドリックス ジン 700ml 41.4%10 ヘンドリックス ジン 700ml 41.4%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

バラとキュウリで香り付けした個性派。華やかなアレンジ向き。

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ザ・ボタニスト アイラドライジン 700ml 46%11 ザ・ボタニスト アイラドライジン 700ml 46%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

アイラ島の22種野生ボタニカル。複雑で奥行きのある香味。

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12 モンキー47 シュヴァルツヴァルト ドライジン 500ml 47%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

黒い森の47種ボタニカル。圧倒的な複雑さを持つプレミアム。

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シップスミス ロンドンドライジン 700ml 41.6%13 シップスミス ロンドンドライジン 700ml 41.6%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

ロンドンのクラフト復興を牽引した小規模蒸留。端正で正統な味わい。

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ジン マーレ 700ml 42.7%14 ジン マーレ 700ml 42.7%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

オリーブ・ローズマリー・バジルが香る地中海ジン。塩気とハーブが個性。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
No.3 ロンドンドライジン 700ml 46%15 No.3 ロンドンドライジン 700ml 46%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。
💎 プロのおすすめ

ロンドンの老舗酒商が手がける王道。ジュニパー主体の直球。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 価格を見る 楽天 査定 買取
スミノフ レッド No.21 750ml16定番 スミノフ レッド No.21 750ml
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,000〜1,500円台(750ml・実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

クセのない世界標準。ウォッカカクテル全般の定番ベース。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon ¥1,330 楽天 査定 買取
アブソルート ウォッカ 750ml17定番 アブソルート ウォッカ 750ml
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,400〜1,900円台(750ml・実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

なめらかでクリーン。香りを邪魔しない万能ベース。

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ストリチナヤ プレミアム 750ml18定番 ストリチナヤ プレミアム 750ml
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,500〜2,100円台(750ml・実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

伝統的なロシア系の定番。穀物の旨みがのる辛口。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
ティトス ハンドメイド 750ml19定番 ティトス ハンドメイド 750ml
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場2,200〜3,000円台(750ml・実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

コーン原料のクラフト人気。やわらかな甘み。

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20定番 ヴィボロワ 700ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,300〜1,800円台(700ml・実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

ポーランドのライ麦ウォッカ。キレのある辛口。

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グレイグース 700ml21限定 グレイグース 700ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場4,500〜6,000円台(700ml・実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

フランス産小麦の上質ウォッカ。なめらかで華やか。

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ベルヴェデール 700ml22限定 ベルヴェデール 700ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場4,500〜6,000円台(700ml・実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

ポーランドの高級ライ麦ウォッカ。豊かなコク。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon ¥5,280 楽天 査定 買取
ケテル ワン 700ml23限定 ケテル ワン 700ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場3,500〜4,800円台(700ml・実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

オランダ老舗の小麦ウォッカ。すっきり上質。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon ¥2,948 楽天 査定 買取
シロック 750ml24限定 シロック 750ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場4,500〜6,000円台(750ml・実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

ブドウ原料の珍しいウォッカ。フルーティで華やか。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon ¥4,653 楽天 査定 買取
フィンランディア 700ml25定番 フィンランディア 700ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,600〜2,200円台(700ml・実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

氷河水仕込みの北欧ウォッカ。澄んだ味わい。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon ¥1,848 楽天 査定 買取
アブソルート シトロン 750ml26定番 アブソルート シトロン 750ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,600〜2,200円台(750ml・実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

レモン風味。柑橘の香りを重ねたい一杯に。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
27定番 スミノフ ライム 750ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,200〜1,700円台(750ml・実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

ライム風味。割るだけで本格的な香り。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
ズブロッカ バイソングラス 700ml28定番 ズブロッカ バイソングラス 700ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,500〜2,100円台(700ml・実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

桜餅のような香りの個性派。変わり種の一杯に。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon ¥1,980 楽天 査定 買取
スカイ ウォッカ 750ml29定番 スカイ ウォッカ 750ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,500〜2,100円台(750ml・実勢・2026年6月時点)
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青ボトルのアメリカンウォッカ。クリーンで軽快。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
30定番 ロシアン スタンダード オリジナル 700ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,600〜2,200円台(700ml・実勢・2026年6月時点)
💎 プロのおすすめ

本場ロシアの定番。バランスのよい辛口。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取

ジン・ウォッカの多くはメーカー希望小売価格を公表しない「オープン価格」のため、定価(list_price)は掲載せず市場相場の目安のみを記載しています(2026年8月時点の実勢)。この表には度数だけを取り出した列がありません。ジンは銘柄名の末尾に度数を入れていますが、ウォッカの銘柄名には度数を入れていないため、ウォッカの度数は各リンク先の商品情報でご確認ください。プレミアムウォッカ(グレイグース・ベルヴェデール・シロック)やクラフトジン(モンキー47・季の美)は価格変動があります。楽天/Amazon価格は各モールの実勢で、同一銘柄・容量が見つからない場合は空欄となります。最新の在庫・価格は各リンク先でご確認ください。

表に載せた30本の度数を集計すると、ジン15本は40〜47.3%、ウォッカ15本は37.5〜40%に収まった。二つの範囲が重なるのは40%の一点だけで、ウォッカ側は12本が40%、3本が37.5%だった。

この分布は法令の下限とちょうど噛み合う。EUの下限37.5%にぴったり張り付いた銘柄が3本あり、アメリカの下限40%に張り付いた銘柄が12本ある。「ウォッカは40度」という言い方は、下限の高いほうの法域に合わせた製品が多いという意味であって、全部が40度という意味ではない。ジン側は下限より高い度数を選んでいる銘柄が多く、47%台まで幅がある。

EUが決めているのは甘味と着色と原料表示

EUが決めているのは甘味と着色と原料表示
EU規則が両者に課している非対称な条件

規則(EU)2019/787は蒸留酒の類型を附属書Iで44類に分けている。ジンは第20類、蒸留ジンが第21類、ロンドン・ジンが第22類の三つ、ウォッカは第15類とフレーバード・ウォッカの第31類の二つに置かれている。ここで参照したのは2024年5月13日時点の統合版で、制定以来6回の改正が反映されている。

表4 規則(EU)2019/787 附属書I のジン系3類・ウォッカ系2類(統合版 2024年5月13日時点)
名称 最低度数 着色 甘味の上限
15 Vodka 37.5% 禁止 8g/L
31 Flavoured vodka 37.5% 100g/L未満
20 Gin 37.5% 規定なし 規定なし(dryを名乗るなら0.1g/L以下)
21 Distilled gin 37.5% 規定なし 規定なし(dryを名乗るなら0.1g/L以下)
22 London gin 37.5% 禁止 0.1g/L以下

甘味に上限があるのはウォッカのほう

表4を縦に読むと、通説とは逆の関係が出てくる。甘味に無条件の上限が付いているのはウォッカで、ジンには上限が無い。ウォッカは第15類(e)で8g/Lと決められている。

Vodka may be sweetened in order to round off the final taste. However, the final product may not contain more than 8 grams of sweetening products per litre, expressed as invert sugar.

一方ジンの第20類には甘味の量そのものを縛る規定が無く、0.1g/Lという数字は「dry」と名乗るための条件として現れるだけだ。

The term ‘gin’ may be supplemented by the term ‘dry’ if it does not contain added sweetening exceeding 0,1 grams of sweetening products per litre of the final product, expressed as invert sugar.

着色も同じ形をしている。ウォッカにはVodka shall not be coloured.という一文があるが、ジンで着色を禁じているのは第22類のロンドン・ジンだけで、第20類の一般のジンには着色の規定が無い。さらにフレーバード・ウォッカの第31類はFlavoured vodka may be sweetened, blended, flavoured, matured or coloured.と書いており、同じウォッカでもフレーバードになれば着色も熟成もできる

ジンの三つの類は入れ子になっている

ジンの三類は横並びではなく入れ子である。第21類の蒸留ジンは、農産物由来のエチルアルコールをジュニパーとともに蒸留したものと定義され、条文はGin produced simply by adding essences or flavourings to ethyl alcohol of agricultural origin shall not be considered distilled gin.と、香料を混ぜただけのものを明示的に排除している。第22類のロンドン・ジンは、その蒸留ジンのうち六つの条件をすべて満たしたものと定義されている。

表5 規則(EU)2019/787 第22類 ロンドン・ジンが満たすべき六条件
条件 内容
(i) 香りの由来 農産物由来のエチルアルコールのみを使い、香りはすべて植物原料の存在下での蒸留で付ける
(ii) 蒸留液の度数 得られる蒸留液が70%vol以上
(iii) 追加アルコール 後から加えるエチルアルコールもメタノール上限を満たす
(iv) 着色 着色しない
(v) 甘味 転化糖換算0.1g/Lを超えて甘味を加えない
(vi) その他の原材料 (i)(iii)(v)に挙げたものと水以外は含まない

ロンドン・ジンだけが、ジンの三類のうちで着色と甘味の両方を縛られている。第20類の一般のジンと比べると条件は六つ多い一方、最低度数は同じ37.5%で変わらない。ロンドン・ジンという表示は産地ではなく、この六条件を満たしたという意味になる。

原料を明かせと命じられているのはウォッカだけ

原料についても非対称がある。ウォッカの第15類(f)は、じゃがいもと穀物以外から造った場合に原料名の表示を義務づけている。

The description, presentation or labelling of vodka not produced exclusively from potatoes or cereals or both shall prominently bear the indication ‘produced from …’, supplemented by the name of the raw materials used to produce the ethyl alcohol of agricultural origin.

ジンの三つの類には、これに当たる原料表示の規定が無い。「ジンとウォッカは原料が同じだから原料では区別できない」という説明はよく見かけるが、EUの条文は原料について、ウォッカにだけ表示の義務を課している。ぶどうを原料にしたウォッカや米を原料にしたウォッカがラベルに原料名を大きく書いているのは、商品の売りである以前に条文の要求である。

アメリカが決めているのは「木に触れてよいか」

アメリカが決めているのは「木に触れてよいか」
同じ規則の隣り合う条が正反対を書く

アメリカの27 CFR part 5は、ウォッカを中性スピリッツ(§5.142)の一類型として、ジンを独立した類(§5.144)として扱う。中性スピリッツの定義はこうだ。

“Neutral spirits” or “alcohol” are distilled spirits distilled from any suitable material at or above 95 percent alcohol by volume (190° proof), and, if bottled, bottled at not less than 40 percent alcohol by volume (80° proof).

蒸留時に95%以上、瓶詰め時に40%以上という二段構えで、ジンの§5.144もIt must derive its main characteristic flavor from juniper berries and be bottled at not less than 40 percent alcohol by volume (80° proof).と同じ40%を求める。度数の下限は両者で一致している。

木の扱いだけが正反対

分かれるのは木だ。ウォッカについて§5.142(b)(1)はこう書く。

Products to be labeled as vodka may not be aged or stored in wood barrels at any time except when stored in paraffin-lined wood barrels and labeled as bottled in bond pursuant to § 5.88.

ところがジンの§5.144(a)は最後にこの一文を置いている。

Gin may be aged in oak containers.

同じ規則の隣り合う条で、ジンは樫の容器で熟成してよく、ウォッカは木の樽に入れることそのものが禁じられている。しかもEUの条文にはジンにもウォッカにも木についての規定が無い。木という変数でジンとウォッカを分けているのは、三つの法域のうちアメリカだけだ。

表6 27 CFR part 5 のウォッカ(§5.142)とジン(§5.144)の対比
項目 ウォッカ ジン
瓶詰め時の最低度数 40%(80 proof) 40%(80 proof)
蒸留時の度数 95%以上 規定なし
木の容器 熟成・貯蔵とも禁止(パラフィン内張り+bottled in bond を除く) 樫の容器で熟成してよい
砂糖 2g/L以下 規定なし
クエン酸 1g/L以下 規定なし
それ以外の添加 加えると別の類型になる ジュニパー由来の香味が主体であればよい

「無味無臭」は2020年に条文から消えた

かつての27 CFR 5.22(a)(1)はウォッカを「distinctive character, aroma, taste, or color を持たないもの」と定義していた。この要件はT.D. TTB-158(85 FR 18704・2020年4月2日公布、2020年5月4日施行)で削除された。TTB自身が理由をこう書いている。

TTB agrees that the requirement that vodka be without distinctive character, aroma, taste, or color no longer reflects consumer expectations and should be eliminated.

寄せられた意見は12件で、うち10件が削除に賛成、2件が現状維持を求めた。TTBは削除にあたって、代わりに何がウォッカを規定するのかも明記している。

Vodka will continue to be distinguished by its specific production standards: Vodka may not be labeled as aged, and unlike other neutral spirits, it may contain limited amounts of sugar and citric acid.

現行のpart 5全文を機械で数えると、空白を除いた149,571字のなかに「distinctive character」「without distinctive」「colorless」「odorless」「tasteless」がいずれも0件だった。アメリカの規則で現在ウォッカを他の中性スピリッツから分けているのは、熟成を名乗れないことと、砂糖とクエン酸を少量だけ入れてよいことの二点だけである。

地理的表示の数は、ウォッカがジンの4倍ある

地理的表示の数は、ウォッカがジンの4倍ある
EUの登録簿に載っている産地名の数

「ウォッカは産地を問わない」「ジンはイギリスのもの」という印象は広く共有されている。ところがEUの地理的表示の登録簿を機械で数えると、その逆が出てくる。

欧州委員会のeAmbrosiaに登録されている地理的表示は全体で4,009件あり、内訳は食品2,041件、ワイン1,688件、蒸留酒280件。蒸留酒280件の内訳は登録済265件・申請中14件である。このうち名称に「vodka」系の語を含むものが8件、「gin」を含むものが2件だった。

表7 名称にウォッカを含むEUの地理的表示(蒸留酒・2026年8月6日時点)
名称 状態 保護開始・申請日
Suomalainen Vodka / Vodka of Finland フィンランド 登録済 1994-08-29
Svensk Vodka / Swedish Vodka スウェーデン 登録済 1994-08-29
Polska Wódka / Polish Vodka ポーランド 登録済 2003-09-23
Wódka ziołowa z Niziny Północnopodlaskiej(バイソングラス香草ウォッカ) ポーランド 登録済 2003-09-23
Originali lietuviška degtinė / Original Lithuanian vodka リトアニア 登録済 2003-09-23
Estonian vodka エストニア 登録済 2008-02-13
Norsk Vodka / Norwegian Vodka ノルウェー(EU域外) 登録済 2016-11-25
Russian Vodka / Русская водкa ロシア(EU域外) 申請中 2010-11-26
表8 名称にジンを含むEUの地理的表示(蒸留酒・2026年8月6日時点)
名称 状態 保護開始日
Gin de Mahón スペイン 登録済 1989-06-12
Vilniaus Džinas / Vilnius Gin リトアニア 登録済 2003-09-23

ウォッカ8件に対してジンは2件で、4倍の開きがある。しかもジンの2件はスペインのメノルカ島とリトアニアのビリニュスで、イギリスの地名は入っていない。「ロンドン・ジン」は産地名ではなく製法の名前として規則(EU)2019/787の第22類に置かれているので、ロンドンで造らなくてもロンドン・ジンを名乗れる。

ジンの祖型のほうが産地名を多く持つ

ジンの祖型にあたるジュネヴァは、名称に jenever・genever・genièvre を含むものが10件登録されている。ジン2件の5倍で、なかでも Genièvre / Jenever / Genever はベルギー・オランダ・フランス・ドイツの4か国にまたがる共同の地理的表示になっている。ジュネヴァは規則(EU)2019/787では第19類のジュニパー風味の蒸留酒に分類され、最低度数は30%。ジンの37.5%より低い。

カロリーの差は、度数の差でほとんど説明できる

カロリーの差は、度数の差でほとんど説明できる
食品成分表の数値をエネルギー換算係数で検算する

日本食品標準成分表を引くと、ジン(食品番号16019)は280kcal、ウオッカ(16018)は237kcalで、100gあたり43kcalの差がある。ここだけ見ると「ジンのほうが高カロリー」に読めるが、同じ表に載っているアルコール量を見ると話が変わる。

表9 日本食品標準成分表の蒸留酒4品目(可食部100gあたり)
食品番号 食品名 エネルギー(kcal) エネルギー(kJ) 水分(g) アルコール(g) 炭水化物(g)
16019 ジン 280 1162 59.9 40.0 0.1
16018 ウオッカ 237 980 66.2 33.8 0.0
16020 ラム 237 982 66.1 33.8 0.1
16015 単式蒸留しょうちゅう 144 595 79.5 20.5 0.0

収載されているジンはアルコール40.0g、ウオッカは33.8gで、差は6.2g。文部科学省が公表しているエネルギー換算係数はアルコールが7kcal/g、炭水化物が4kcal/gなので、アルコールの差だけで6.2×7=43.4kcalになる。炭水化物の差はジンの0.1gだけで、0.4kcalにしかならない。

実際の差43kcalは、アルコール分の差だけでほぼ全部が説明できる。念のため4品目すべてを係数で検算すると、kcalとkJのどちらも公表値と一致した。

表10 エネルギー換算係数による検算(アルコール7kcal/g・29kJ/g、炭水化物4kcal/g・17kJ/g)
食品名 計算式(kcal) 計算値 公表値 計算式(kJ) 計算値 公表値
ジン 40.0×7+0.1×4 280.4 280 40.0×29+0.1×17 1161.7 1162
ウオッカ 33.8×7+0.0×4 236.6 237 33.8×29+0.0×17 980.2 980
ラム 33.8×7+0.1×4 237.0 237 33.8×29+0.1×17 981.9 982
単式蒸留しょうちゅう 20.5×7+0.0×4 143.5 144 20.5×29+0.0×17 594.5 595

4品目とも四捨五入まで一致した。ここから言えるのは、蒸留酒のカロリーは種類ではなく度数で決まるということだ。同じ40%で比べればジンもウォッカも同じ数字になり、「ジンは太る」「ウォッカは太らない」という区別は成分表からは出てこない。糖質はどちらもほぼゼロで、ジンの炭水化物0.1gが0.4kcalに相当するだけである。

名前にジンが付いていても、ジンとは限らない

名前にジンが付いていても、ジンとは限らない
類が分かれている紛らわしい名称

最後に、名称と法令上の類がずれている例を二つ挙げておく。どちらも規則(EU)2019/787の附属書Iで確認できる。

スロージンはリキュール

スロージンはジンの三つの類(第20・21・22類)ではなく、第35類に置かれている。

Sloe gin is a liqueur produced by maceration of sloes in gin with the possible addition of sloe juice.

条文が自ら a liqueur と書いており、最低度数も25%でジンの37.5%より12.5ポイント低い。日本の酒税法でも、エキス分が2度以上あればリキュールに分類され、スピリッツではなくなる。名前にジンが入っていても、法令上はジンではない。

ジュネヴァはジンの前の類

ジュネヴァは第19類のジュニパー風味の蒸留酒で、最低度数は30%。ジンの第20類の一つ手前に置かれている。ジンの最低度数37.5%を下回るジュネヴァが存在しうるということで、同じジュニパーの香りの酒でも類が違えば下限も違う。この二つを押さえておくと、ジンとはという問いに答えるときに範囲を取り違えずに済む。

飲まないジン・ウォッカの査定・買取はリンクサスへ

飲まないジン・ウォッカの査定・買取はリンクサスへ
未開栓のスピリッツの買取について

棚に置いたまま開けていないジンやウォッカがあれば、リンクサス酒販で査定している。未開栓で、ラベルと箱が残っているものは評価しやすい。特にクラフトジンの限定ボトルや、終売になったプレミアムウォッカは市場での動きが早く、状態が良ければ相応の金額が付くことがある。

品揃えの入れ替えで手放したい場合も相談してほしい。当日14:00までのご注文で当日発送に対応しているので、買取と購入を同じ日に済ませることもできる。査定は状態と銘柄と容量と度数を見て行うため、ラベルが読める状態のまま持ち込んでいただけると早い。

よくある質問

よくある質問
ジンとウォッカの違いについてよく寄せられる質問
ジンとウォッカは、法律ではどちらの度数が高いと決まっていますか。

決まっていません。EUの規則(EU)2019/787はジンもウォッカも最低37.5%、アメリカの27 CFR part 5はどちらも瓶詰め時40%以上と定めており、下限は両者で同じです。日本の酒税法にはジンもウォッカも品目として存在せず、どちらも第20号のスピリッツに入るため度数の規定もありません。実際の製品では当店の比較表30本で、ジンが40〜47.3%、ウォッカが37.5〜40%でした。

日本の酒税法にジンとウォッカが出てこないのに、どうやって区別しているのですか。

焼酎の定義から外れる条件として書き分けています。酒税法第3条第9号は連続式蒸留焼酎から四つの条件を除いており、ロが「しらかばの炭その他政令で定めるものでこしたもの」、ニが「アルコール含有物を蒸留する際、発生するアルコールに他の物品の成分を浸出させたもの」です。国税庁の基本通達はロにウォッカ、ニにジンを当てています。両方ともスピリッツという同じ品目になりますが、そこへ至る経路が条文上は別々に書かれています。

ウォッカは無味無臭という説明は今も正しいですか。

アメリカの規則からはこの要件が削除されています。旧27 CFR 5.22(a)(1)にあった「distinctive character, aroma, taste, or color を持たない」という要件はT.D. TTB-158(85 FR 18704)で削られ、2020年5月4日に施行されました。TTBは削除の理由を「consumer expectations を反映しなくなった」と説明しています。現行のpart 5全文にこれらの語は1件もありません。

EUの規則では、甘味の上限が厳しいのはジンとウォッカのどちらですか。

ウォッカです。第15類は最終製品で転化糖換算8g/Lを上限と定めています。ジンの第20類には甘味の量そのものを縛る規定が無く、0.1g/Lという数字は「dry」と名乗るための条件として出てくるだけです。ロンドン・ジンだけは第22類で0.1g/L以下と着色禁止が課されます。

ジンとウォッカでカロリーは違いますか。

同じ度数なら変わりません。日本食品標準成分表ではジン280kcal、ウオッカ237kcalですが、収載品のアルコール分がジン40.0g、ウオッカ33.8gと違うためです。差の43kcalは、アルコール分の差6.2gに換算係数7kcal/gを掛けた43.4kcalでほぼ説明でき、炭水化物由来は0.4kcalにすぎません。

ジンとウォッカでは、どちらのほうが産地の縛りが強いですか。

登録されている地理的表示の数ではウォッカのほうが多いです。EUのeAmbrosiaに登録された蒸留酒の地理的表示280件のうち、名称にウォッカを含むものが8件、ジンを含むものが2件でした。ジンの2件はスペインのGin de Mahónとリトアニアのvilniaus Džinasで、イギリスの地名は入っていません。

ジンを樽で熟成させたものは売られていますか。

アメリカの規則は明文で認めています。27 CFR §5.144(a)は「Gin may be aged in oak containers.」と書いており、樫の容器での熟成を許しています。同じ規則でウォッカは木の樽での熟成も貯蔵も禁じられているため、この点はジンとウォッカで正反対です。EUの条文にはジンにもウォッカにも木についての規定がありません。

スロージンはジンの一種ですか。

EUの分類ではジンではありません。規則(EU)2019/787附属書Iの第35類に置かれており、条文自身が a liqueur と書いています。最低度数も25%で、ジンの37.5%より低く設定されています。日本の酒税法でもエキス分が2度以上あればリキュールに分類されます。

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