ワインのラベル(エチケット)の見方|おしゃれなラベルも紹介
ボトルの正面に貼られた紙には、そのワインを誰が、どこで、何年のぶどうから造ったのかが書かれています。フランス語ではこれをエチケットと呼び、ワインの世界ではこの呼び方がよく使われます。
このページでは、フランス語の辞書、国税庁、欧州委員会、各生産者の公式サイトで確かめられることをもとに、表示の読み方と決まりを整理しました。あわせて、当店で在庫のあるワイン365商品・シャンパン188商品の商品名から収穫年の表示を数え、ラベルやボトルに由来のある在庫20本を比較表にしています(2026年9月26日時点)。
エチケットとは|ワインのラベルをこう呼ぶ理由

ワインの世界でいう「エチケット」は、ボトルに貼られたラベルのことです。日本語の「エチケット」は礼儀作法の意味で使われることが多いため、同じ言葉がなぜラベルを指すのか不思議に感じる人もいるでしょう。
辞書にある二つの意味
フランス語の辞書を引くと、étiquette には大きく二つの意味があります。ラルース仏語辞典の一つ目の意味は、物に付けて中身や値段、行き先などを示す札です。同じ辞書には、宮廷や公式の場での儀礼(プロトコル)という意味も載っています。
アカデミー・フランセーズの辞典は語の歴史も示していて、標識や掲示(écriteau)の意味を14世紀、宮廷の儀礼の意味を17世紀の用例として挙げています。ワインのラベルを指すエチケットは、礼儀の意味から転じたというより、もともとの「札」の意味で使われていると考えると理解しやすいでしょう。
表ラベルと裏ラベル
ボトルの正面にあるのが表ラベルで、生産者の名前や産地、収穫年など、そのワインの「顔」になる情報が並びます。裏側には、日本の法律で求められる表示を日本語でまとめたラベルが貼られていることが多く、品目や度数、容量などはここで確かめられます。裏ラベルの品目欄が「果実酒」になっている理由は、ハウスワインの記事で説明しています。
ワインラベルの見方|いつ・どこで・誰が造ったか

ラベルの読み方を難しく感じるのは、国や産地によって書き方が違い、世界共通の書式がないからです。まずは「いつ」「どこで」「誰が」の三つを探すと、知らない銘柄でもおおまかな素性がわかります。
表ラベルに並ぶ主な項目
フランスワインを例にすると、表ラベルでよく見かける項目は次のとおりです。
| 項目 | ラベル上の書かれ方の例 | 意味 |
|---|---|---|
| 生産者 | Château ○○ / Domaine ○○ / ○○ Winery | ワインを造った会社や醸造所の名前 |
| 産地・呼称 | Pauillac / Appellation ○○ Contrôlée など | ぶどうが育った土地と、その土地の名前を名乗るための規格 |
| 収穫年(ヴィンテージ) | 2016 など4桁の年 | ぶどうを収穫した年。瓶に詰めた年ではない |
| ぶどう品種 | Pinot Noir / Cabernet Sauvignon など | ヨーロッパの伝統的な産地では書かれないことも多い |
| アルコール分 | 13.5% vol など | アルコールの度数 |
| 容量 | 750ml / 75cl | ボトルに入っている量 |
| 瓶詰め元 | Mis en bouteille au château など | 誰がボトルに詰めたか |
「いつ」にあたる収穫年は、同じ銘柄でも年によって味わいや値段が変わるため、選ぶときの大きな手がかりになります。年ごとの出来の違いはヴィンテージチャートの記事、収穫年の表示そのものについてはヴィンテージワインの記事で詳しく扱っています。
ヨーロッパと新世界で違う書き方
フランスやイタリアなどヨーロッパの伝統的な産地では、ぶどう品種を書かず、産地の名前で中身を伝えるラベルが多く見られます。産地ごとに使えるぶどうが決まっているため、産地名がわかれば品種もおおよそ見当がつくという考え方です。一方、アメリカやオーストラリアなどでは、品種名を大きく書くラベルが一般的です。
アルコール分の読み方と、ボディ(重さ)との関係はフルボディの解説で紹介しています。
「ワインのラベル(エチケット)の見方|おしゃれなラベルも紹介」に関連するおすすめ商品
ここではワインの在庫から一部を掲載しています。価格・在庫・箱の有無は各商品ページでご確認いただけます。
日本で売られるワインの表示義務|裏ラベルの一括表示

日本で売られるワインには、日本の法律にもとづく表示が必要です。国税庁の「酒のしおり」(2025年版)の酒類の表示義務の章には、酒類の容器や包装に、品目などの決められた事項を表示することが義務づけられていると書かれています。
法律で書くことが決まっている項目
同じ資料から、ワインにかかわる主な表示をまとめると次のようになります。
| 根拠 | 表示する事項 |
|---|---|
| 酒類業組合法(86条の5) | 製造業者の氏名または名称、製造場の所在地、内容量、品目、アルコール分 |
| 食品表示基準(2020年4月1日から適用) | 名称(品目)、添加物、内容量、食品関連事業者の氏名または名称と住所、製造所等の所在地と製造者等の名称 |
| 輸入ワイン | 一括表示欄に原産国名 |
| すべての酒類 | 「20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されている」旨の表示 |
輸入ワインの裏側に貼られた日本語のラベルを見ると、この表にある事項が並んでいることがわかります。海外の生産者がつくった表ラベルと、日本の決まりに合わせた裏ラベルは、役割が違うと考えると読みやすくなります。
収穫年や品種は義務ではない
上の表のとおり、日本の表示義務に収穫年やぶどう品種は入っていません。表ラベルに書かれている年号や品種は、生産者が伝えたい情報として載せているものです。ただし、日本で造るワインについては、書くときの条件が別に決められています(次の章で紹介します)。
日本ワインのラベル|産地・品種・収穫年の85%ルール

ワイン(果実酒)の表示については、国税庁が定めた「果実酒等の製法品質表示基準」(平成27年10月 国税庁告示第18号)があります(国税庁の表示基準のページ)。平成30年(2018年)10月30日以後に製造場から出荷される果実酒などに適用されています。
日本ワインと表示できる条件
国税庁の資料によると、日本ワインとは、国内で収穫されたぶどうのみを使い、日本国内で造られた果実酒のことです。日本ワインには一括表示欄に「日本ワイン」と表示する必要があります。日本ワインで地名、品種、収穫年を表示するときの条件は次のとおりです。
| 表示できるもの | 条件 |
|---|---|
| 産地名(収穫地と醸造地が同じ) | その産地で収穫したぶどうを85%以上使用 |
| ぶどうの収穫地名(醸造地が別) | その産地で収穫したぶどうを85%以上使用 |
| 醸造地名 | 産地のぶどうが85%未満の場合に表示できる |
| 単一の品種名 | その品種を85%以上使用 |
| 二つの品種名 | 2品種の合計が85%以上で、使用量の多い順に表示 |
| 収穫年 | 同じ収穫年のぶどうを85%以上使用 |
品種名は、一括表示欄以外(表ラベルなど)への表示が日本ワインに限られています。また、濃縮果汁や輸入ワインを原料に使ったワインは、そのことがわかる表示を、主な商標を表示する側に日本文字で行う必要があります。
当店の写真で見る表ラベルの例
この章の写真は、当店で在庫のあるドメーヌ タカヒコ ナナ・ツ・モリ ピノノワール 2022です。表ラベルには、銘柄名の下に「2022」と「Pinot Noir」が並び、その下に生産者名と、余市(Yoichi)や北海道(Hokkaido)を含む所在地が英字で書かれています。日本ワインで年号や品種を表ラベルに載せるには、上の85%の条件を満たしている必要があります。
EUのワインのラベル|2023年12月からの原材料・栄養表示

ヨーロッパのワインのラベルにも、EUの決まりがあります。欧州委員会(農業・農村開発総局)の2023年12月7日のお知らせでは、2023年12月8日からワインの原材料と栄養成分の表示に関する新しいルールが適用されると案内しています。
EUで求められる表示
同じお知らせでは、EUで販売されるすべてのワインに少なくとも次の情報が必要だとしています。
| EUで必要とされる情報 |
|---|
| ぶどう製品のカテゴリー名 |
| 保護原産地呼称(PDO)・保護地理的表示(PGI)の用語と名称(登録された地理的表示のワイン) |
| 実際のアルコール度数 |
| 原産地の表示 |
| 瓶詰め業者、または生産者・販売者の名前 |
| 内容量 |
| 糖分(スパークリングワインの場合) |
| 栄養成分表示 |
| 原材料の一覧 |
| アレルギーや不耐症の原因となる物質 |
| アルコールを除去する処理をした製品の賞味期限 |
原材料の一覧と栄養成分表示は、ラベルに直接書くか、QRコードなどの電子的な方法で示すかを選べます。ただし、アレルギーの原因となる物質とエネルギー(カロリー)の値は、ボトルのラベルに表示するとされています。
当店の在庫と新ルールの時期
新しいルールは、2024年の収穫以降のワインに適用され、2023年12月8日より前に造られたワインは在庫がなくなるまで対象外とされています。当店の在庫ワインで、商品名の収穫年が2024年以降のものは4商品でした。このうち3商品はカリフォルニアのケンゾー エステートでEUのワインではなく、EUの産地のものはブルゴーニュのドメーヌ アンリ ピュリニー モンラッシェ 2024の1商品です。これはEUで販売されるワインの決まりなので、日本向けのボトルに同じ表示があるかどうかは、銘柄ごとに確かめる必要があります。
アートラベルの代表|ムートン・ロートシルトの毎年変わる絵

ラベルのデザインで最もよく知られているワインの一つが、ボルドーのシャトー・ムートン・ロートシルトです。ラベルの絵が収穫年ごとに変わり、同じシャトーでも年によってまったく違う見た目になります。
1945年から続く作家のラベル
シャトーの公式サイトによると、1924年にフィリップ男爵がジャン・カルリュにラベルのデザインを頼みましたが、このときは一度きりで続きませんでした。1945年の項では、連合国の勝利と領地への帰還を祝って、作家フィリップ・ジュリアンに「V」の字を描いたラベルを依頼したとあります。それ以来、各収穫年のラベルには、現代の作家がムートンのために制作した作品が使われています。
公式サイトの作家の一覧には、日本とゆかりのある作家として、1979年の堂本尚郎、1991年の節子、2021年の塩田千春が載っています。なお、この一覧に草間彌生の名前はありません。
作家の作品を使っていない年
毎年作家に依頼するのが原則ですが、例外もあります。2000年は作家に依頼せず、公式サイトの説明によると、1590年ごろにドイツの金細工師ヤコブ・シェナウアーが作った、銀に金をかぶせた杯「アウグスブルクの雄羊」を、ガラスのボトルそのものに浮き彫りのエナメルで表しました。紋章や名前、収穫年、署名は金色でスクリーン印刷されています。
2003年は、1853年5月11日にムートンを買い取ったナサニエル男爵をたたえる150周年のラベルで、当時の写真と土地の売買証書の一部が使われています(公式サイト)。2004年は、英仏協商100周年を記念して、チャールズ皇太子(当時)がフランスの風景を描いた水彩画がラベルになりました(公式サイト)。
当店在庫のムートンとラベルの作者
2026年9月26日時点で当店に在庫のあるシャトー・ムートン・ロートシルト(セカンドのル・プティ・ムートンを除く)の収穫年と、公式サイトの作家一覧を照らし合わせると次のとおりです。
| 収穫年 | ラベル(公式サイトの一覧による) | 当店の商品 |
|---|---|---|
| 1982 | ジョン・ヒューストン(John Huston) | 1982 750ml |
| 1996 | グー・ガン(Gu Gan) | 1996 750ml |
| 2000 | 作家ではなく、ボトルそのものに「アウグスブルクの雄羊」を装飾 | 2000 750ml |
| 2001 | ロバート・ウィルソン(Robert Wilson) | 2001 ジェロボアム 5000ml |
| 2002 | イリヤ・カバコフ(Ilya Kabakov) | 2002 750ml |
| 2003 | 150周年の記念ラベル(作家の作品ではない) | 2003 750ml |
| 2004 | チャールズ皇太子(当時)の水彩画 | 2004 750ml |
| 2020 | ピーター・ドイグ(Peter Doig) | 2020 750ml |
| 2021 | 塩田千春(Chiharu Shiota) | 2021 750ml |
鑑定チームの見方
リンクサス酒販 鑑定チーム
ムートンは年ごとに絵が違うので、ボトルの写真から収穫年の見当をつけやすいワインです。この章の写真の2001年は、5000ml入りの大きなジェロボアムです。2000年だけは紙のラベルではなくガラスに直接装飾されているので、ほかの年と並べると違いがよくわかります。
ムートンの収穫年ごとの評価や値段は、シャトー ムートン ロートシルトの当たり年とラベルの記事でまとめています。
おしゃれなラベルとボトル|ハート・花・黄色・クリスタル

ラベルやボトルの見た目で選ぶ「ジャケ買い」は、ワインの楽しみ方の一つです。ここでは、見た目に由来がある銘柄を、生産者の公式サイトで確かめられる範囲で紹介します。
カロン・セギュールのハート
サン・テステフのシャトー・カロン・セギュールは、ラベルの中央に大きなハートを描いています。シャトーの公式サイトによると、ハートは18世紀からカロンの象徴で、セギュール侯爵の「ラフィットとラトゥールでワインを造っているが、心はカロンにある」という言葉に由来します。19世紀にはセラーの正面にハートが刻まれ、ラベルに描かれるようになったのは、最初のラベルが作られた20世紀の初めだとしています。
ペリエ・ジュエ ベル・エポックのアネモネ
シャンパーニュのペリエ・ジュエの公式サイトの歴史のページには、アール・ヌーヴォーの先駆者エミール・ガレが、日本の白いアネモネをエナメルで描いたマグナムボトル4本を1902年に届けたとあります。これがのちのベル・エポックのボトルにつながりました。同じページでは、ロゼが1983年、ブラン・ド・ブランが1998年にシリーズに加わったとしています。詳しい種類はベル・エポックの記事で紹介しています。
ヴーヴ・クリコの黄色いラベル
ヴーヴ・クリコの公式サイトによると、当時としては珍しい黄色のラベルの商標は1877年2月12日に登録されました。プレステージのラ・グランダムは、メゾンの200周年にあたる1972年に発売されています。2015年のラ・グランダムでは、イタリアの作家パオラ・パロネットが6色のギフトボックスを手がけました(公式サイト)。公式の説明は箱のデザインについてで、ボトルのラベルを描いたとは書かれていません。
クリスタルとアルマン・ド・ブリニャックのボトル
ルイ・ロデレールのクリスタルは、1876年にロシア皇帝アレクサンドル2世のために造られたシャンパーニュです。ルイ・ロデレールの公式サイトでは、底が平らで透明な鉛クリスタルのボトルに詰めたことが、クリスタルという名前の由来だとしています。アルマン・ド・ブリニャックの公式サイトは、ボトルを金属で覆い、フランス製のピューター(スズ合金)のラベルを手作業で貼っていると説明しています。金属の覆いは、光からシャンパーニュを守る役目もあるとのことです。クリスタルの種類はクリスタルシャンパンの記事で比べています。
ケンゾー エステートの日本語の名前
カリフォルニア・ナパのケンゾー エステートは、ワインに日本語の名前を付けています。公式サイトによると、紫鈴(rindo)の「紫」は高貴なものを示す色で、「鈴」は鈴なりの略です。紫(murasaki)の名は、紫屋の異名を持つ江戸の浮世絵師・歌麿から発想したもの(公式サイト)、藍(ai)は藍染めの色の深さになぞらえた名前です(公式サイト)。当店の商品写真では、紫鈴と紫は紺色の紙に包まれた状態で写っています。銘柄ごとの違いはケンゾー エステートの記事にまとめています。
当店の在庫で見る収穫年の表示

ラベルの「いつ」にあたる収穫年は、ワインとシャンパンで扱いが大きく違います。当店で販売中(ACTIVE)かつ在庫が1以上あり、ストアで公開している商品を、2026年9月26日時点の商品名で数えました。
ワインはほぼすべてに年がある
ワイン365商品のうち、商品名に収穫年が入っているのは359商品で、入っていないのは6商品でした。年の中央値は2014年、最も古いのはドメーヌ グロコレット グラン エシェゾー 1959の1959年、最も新しいのは2025年です。年代別に分けると次のようになります。
| 収穫年 | ワインの商品数 |
|---|---|
| 1950年代 | 1商品 |
| 1970年代 | 1商品 |
| 1980年代 | 19商品 |
| 1990年代 | 41商品 |
| 2000年代 | 73商品 |
| 2010年代 | 149商品 |
| 2020年代 | 75商品 |
シャンパン188商品では、商品名に年が入っているのは91商品で、「NV」または「N.V.」(ノン・ヴィンテージ)と書かれているのが7商品、どちらも書かれていないのが90商品でした。
シャンパンは年のないものが約半分
シャンパーニュは、複数の年のワインをブレンドして毎年同じ味わいをめざすものが多く、その場合はラベルに収穫年が入りません。当店の商品名でも、年の入っているシャンパンは91商品と半分ほどです。年の入ったシャンパンの内訳は次のとおりで、中央値は2005年、最も古いのは1982年でした。
| 収穫年 | シャンパンの商品数 |
|---|---|
| 1980年代 | 8商品 |
| 1990年代 | 23商品 |
| 2000年代 | 41商品 |
| 2010年代 | 18商品 |
| 2020年代 | 1商品 |
数え方と注意点
生まれた年のワインを探すときの考え方は生まれ年ワインの記事で紹介しています。
ラベルやボトルに由来のある在庫20本の比較表

ここまでに紹介した銘柄から、当店で在庫のある20本を選びました。シャトー・ムートン・ロートシルト8本、シャトー・カロン・セギュール2本、ペリエ・ジュエ ベル・エポック2本、ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム1本、ルイ・ロデレール クリスタル1本、アルマン・ド・ブリニャック1本、ケンゾー エステート5本です。
20本の選び方
ラベルやボトルの由来を生産者の公式サイトで確かめられた銘柄に限り、ムートンは収穫年の順、ほかは銘柄ごとにまとめて並べています。おすすめ順や価格順ではありません。在庫は2026年9月26日時点の当店の商品ページの情報で、価格とあわせて変わることがあります。
在庫は2026年9月26日時点の当店の商品ページの情報です。価格と在庫は変わることがあるため、各商品ページでご確認ください。ラベルの説明は各生産者の公式サイトにもとづいています。
鑑定チームの見方
リンクサス酒販 鑑定チーム
贈り物にするなら、シャトー カロン セギュール 2012のハートや、ペリエ ジュエ ベル エポック ロゼの花の絵のように、ラベルの由来をひとこと添えられる銘柄が喜ばれやすいと感じます。生まれた年や記念の年のムートンなら、その年のラベルの作者を調べて伝えるのもよいでしょう。
ワインのラベルの剥がし方と残し方

記念日に開けたワインのラベルを残しておきたいときは、ボトルから剥がす方法と、表面だけを写し取る方法があります。
ぬるま湯につける方法
サントリーのお客様センターの回答では、ワインのラベルはぬるま湯に瓶ごとつけておくと剥がれるとしています。ラベルの紙ごとボトルから外したいときの方法です。
ラベル保存シートのしくみ
同じ回答では、乾いた状態のラベルにフィルム状の透明なシールを貼り、剥がすとラベル表面の印刷がシールに写し取られる商品も紹介しています。ワインラベル保存シートの販売ページの説明によると、紙が繊維の層でできていることを利用し、フィルムののりが染み込んだ表面の層だけを剥がすしくみです。そのため、ボトルからラベルの紙すべてを剥がすことはできません。剥がしたシートは台紙に貼り、裏にワインの感想を書いておけば、飲んだワインの記録になります。
シートが使えないラベル
同じ販売ページでは、のりが染み込まないプラスチック系のラベルや、金・銀の箔を使ったラベルには使えないと注意しています。別のメーカーのラベルコレクターの説明にも、ラベルの素材や傷み具合によっては剥がれない場合があると書かれています。
ワインのラベルについてよくある質問

ワインのラベルのことを何と呼びますか?
フランス語でエチケット(étiquette)と呼びます。フランス語の辞書では、物に付けて中身や値段などを示す札という意味と、宮廷の儀礼という意味の両方が載っていて、ワインのラベルは「札」の意味にあたります。
ワインのラベル表示のルールは?
日本で売られるワインには、製造業者の氏名または名称、製造場の所在地、内容量、品目、アルコール分などの表示が必要で、輸入ワインには原産国名も表示します(国税庁「酒のしおり」)。日本ワインで産地・品種・収穫年を表示するには、原則としてそれぞれ85%以上の条件があります。
ラベルに収穫年は必ず書かれていますか?
日本の表示義務に収穫年は含まれていません。当店の在庫でも、ワインは365商品中359商品の商品名に収穫年がありますが、シャンパンは188商品中91商品です(2026年9月26日時点)。
ムートン・ロートシルトのラベルは誰が描いていますか?
シャトーの公式サイトによると、1945年から毎年、現代の作家がムートンのために制作した作品がラベルに使われています。2021年は塩田千春、2020年はピーター・ドイグです。2000年のように作家の作品を使っていない年もあります。
カロン・セギュールのラベルのハートの意味は?
シャトーの公式サイトによると、セギュール侯爵の「ラフィットとラトゥールでワインを造っているが、心はカロンにある」という言葉に由来し、18世紀からカロンの象徴になっています。
ワインのラベルをきれいに剥がすには?
ぬるま湯に瓶ごとつけると剥がれるラベルがあります。表面だけを写し取るラベル保存シートもありますが、プラスチック系のラベルや金・銀の箔を使ったラベルには使えないと販売ページで注意されています。
最終確認日:2026年9月26日。国税庁、欧州委員会、各生産者の公式サイト、フランス語の辞書の内容は同日に確かめたものです。在庫と商品名は同日の当店の商品ページの情報で、変わることがあります。
お酒は20歳になってから、適量を楽しんでください。




























