サントリーのシングルモルトウイスキー「山崎」は、ウイスキー好きなら誰もが知る銘柄でしょう。ジャパニーズウイスキーの世界的なブームをけん引し、国内外のファンやコレクターから人気を集めています。 2024年には、山崎から限定ボトル「山崎 Story of the Distillery 2024 EDITION」が発売されました。蒸溜所の歴史や製造への想いをテーマにした新シリーズで、ウイスキーファンから大きな注目を集めています。 本記事では、そんな山崎 Story of the Distillery 2024 EDITION の
山崎 Story of the Distillery 2024 EDITIONは2024年に数量限定発売されたウイスキーです。「山崎SOD」と略されることもある、人気の限定ウイスキーです。 サントリーの高級ウイスキー「山崎」のシリーズ品であり、山崎蒸溜所のモルト原酒のみを使って作られるシングルモルトウイスキーとなります。 山崎はサントリーの人気ブランドであり、世界でも非常に高い知名度を誇ります。特にここ10年近くは世界的なジャパニーズウイスキーブームが起こっていることもあり、多くのファンやコレクターから注目されるブランドとなっています。 限定品として作られる山崎 Story of the Distillery 2024 EDITIONは、通常発売されているシングルモルト山崎とは原酒のブレンドが異なっていて、味わいにも違いがあります。 さまざまな原酒をブレンドして作られるノンヴィンテージのモルトウイスキーであり、ブレンダーの匠の技を堪能できる1本です。
山崎蒸溜所のものづくりやものがたりを紐解くウイスキー
山崎 Story of the Distillery 2024 EDITIONには「山崎蒸溜所のものづくりやものがたりを紐解くシングルモルトウイスキー」というコンセプトが掲げられています。1923年に着工されてから100年という節目を迎え、次の100年に向けて新たに歩み出し始めた山崎蒸溜所の魅力を存分に感じられるような作りです。 山崎蒸溜所は京都から南西、天王山の麓近くにあります。この場所はサントリーの創業者である鳥井信治郎氏がウイスキー作りのために選んだ場所であり、良質な水と自然環境があることで知られています。 特に水の質は素晴らしく、日本名水百選にも選ばれるほどです。良質な地下水を仕込み水とすることで、美しい酒質を持つウイスキー原酒を作り上げています。
また山崎蒸溜所は原酒の作りわけにもこだわっていることが特徴に挙げられます。発酵槽の種類や蒸留釜の種類による作りわけ、そして樽の使い分けなどにこだわり多彩な原酒を生み出します。 山崎 Story of the Distillery 2024 EDITIONには豊富な山崎の原酒の中から、ミズナラ樽原酒やスパニッシュオーク原酒といったものが選ばれ複雑にブレンドされています。口に含んだ時の複雑で豊かな味わいは、まさに芸術と言えるようなレベルです。
限定デザインのラベルや箱が目印に
響は毎年の通りBLOSSOM HARMONY だけど、山崎に加えて白州もStory of the Distillery 2024 EDITIONという新シリーズで2024年限定ボトリング新登場🥃
限定品である山崎 Story of the Distillery 2024 EDITIONは、装いもいつもとは違った雰囲気です。化粧箱やラベルには、モノトーンで山崎蒸溜所の姿が描かれているのが目印です。 さらに箱やラベルの下部分にはStory of the Distilleryの文字も書かれています。なおシングルモルトであることやジャパニーズウイスキーであることはいつもの山崎と変わりなく、これらの表記も確認できます。 見た目からいつもとの違いがわかる山崎の限定ボトルは、コレクター人気も非常に高いアイテムとなっています。入手がしづらく、流通価格は定価よりも高騰している状況です。
山崎 STORY OF THE DISTILLERY 2024 EDITIONの味わい・特徴
個性のある甘さに複雑な味わいが特徴
山崎 Story of the Distillery 2024 EDITIONには、上記でも述べたようにミズナラ樽原酒やスパニッシュオーク原酒が使われているのがポイントです。山崎らしい濃厚な甘さに、重なり合うスパイシーなニュアンスが楽しめる1本です。 見た目は赤みがかった琥珀色をしていて、ノンヴィンテージ品でありながら深い味わいのウイスキーであることが伝わってきます。開栓しグラスに注ぐと、干し柿のような濃厚な甘さや丁子のようなスパイスの香りがすぐに漂います。 味わいは芳醇かつ複雑で、山崎モルトらしい魅力がぎっしりと詰まっているのを感じ取れます。オレンジマーマレードのような熟成された甘み、そして小豆のような優しい甘みも広がっていきます。 余韻も長く美しく、スモーキーさやスパイス感が複雑に絡み合うのを堪能できます。ストレート、トワイスアップ、ロックなど飲み方によっても味わいが異なっていくのを楽しめるでしょう。
山崎 Story of the Distillery 2024 EDITIONの詳細情報
商品名
サントリーシングルモルトウイスキー 山崎 Story of the Distillery 2024 EDITION
サントリーは2025年の5月にも、ストーリーオブディスティラリーの名を冠したウイスキーを発売しています。2025年のボトルは「山崎 Story of the Distillery 2025 EDITION」と名付けられ、2024年の後継ボトルのような扱いでこちらも限定販売されています。 シリーズ自体は“山崎蒸溜所が歩んできた物語”をテーマに据えており、その年ならではの原酒や熟成樽を選び、異なる表現が楽しめることを特徴としています。 なお2025年版も数量限定での販売となり、抽選方式を中心に展開されました。
パッケージデザイン・ラベルデザインが異なる
山崎「Story of the Distillery」2024年版(左)と2025年版(右)のパッケージ比較。デザインや質感の違いが一目でわかる。
2024年版と2025年版の「Story of the Distillery」シリーズで大きく異なるポイントのひとつが、パッケージデザインとラベルアートです。 2024年版では、山崎蒸溜所の外観そのものを捉えたデザインが採用され、蒸溜所の歴史と風景をストレートに表現した落ち着いたビジュアルが特徴でした。 一方で2025年版は、山崎の創業期を象徴する設備として知られる「乾燥塔(キルン塔)」の姿が描かれています。 ボトルの見た目が異なることから、シリーズで揃えたいというコレクション需要も。もちろん、通常の山崎シリーズともラベルデザインは異なっています。
2024年以降の「Story of the Distillery」は、それまで発売されていた山崎の限定であるリミテッドエディションとは、“ボトルの成り立ち”から大きく異なります。 リミテッドエディションがその年の象徴的な原酒を中心にブレンドし、山崎の熟成ニュアンスを華やかに表現するシリーズなのに対し、Story of the Distilleryは蒸溜所の歴史や工程に焦点を当てた「テーマ型の限定ボトル」。 香味の方向性も、リミテッドエディションが重厚でリッチなスタイルなのに対し、ストーリオブディスティラリーはミズナラ樽やスパニッシュオークの個性を引き立てた“物語重視”の味わいに仕上がっています。
どちらが良いかは完全に好みの問題で、はっきりとは言えません。ただ、市場での評価額を見ると、2023年以前のリミテッドエディションの方が高いことが多いです。 特に2014年~2017年のものはコレクターに人気があり、Story of the Distilleryシリーズよりも高値で取引されるのが一般的です。 ただしこの価格には、時間経過による希少性も加味されているでしょう。ストーリーオブディスティラリーは限定とはいえまだ新しいボトルなので、今後の価値がどうなるかは、これから見ていく必要があります。
山崎12年は限定品ではなく、定番商品として一年を通して販売されているボトルです。果実のような風味、蜂蜜のような甘さ、そして穏やかな木の香りがバランス良く感じられる、飲みやすさを重視した味わいが魅力です。 一方で、Story of the Distilleryは数量限定のシリーズで、年によって原酒の配合や樽の種類が変わるため、香味の個性が際立っている点が特徴です。 12年よりもテーマが明確で、コレクションとして楽しまれるのに適しています。
定価は山崎12年と同等
価格についてですが、山崎12年とStory of the Distilleryは、どちらも定価は同じです。ただ、市場に出回る量が違うため、手に入れやすさはかなり違います。 流通価格に関しても、買う場所や時期によって異なることがあります。購入時は、このようなポイントにも注目しておく必要があるでしょう。
2025年の「山崎 Story of the Distillery 2025 EDITION」も、2024年とほぼ同じスケジュールにて販売・抽選が行われました。5月の発売日よりも事前に抽選期間が設けられており、2回の申し込みチャンスがありました。 応募方法もほぼ同じで、公式サイトからの申し込みが可能でした。
山崎 Story of the Distillery 2024 EDITION・山崎 Story of the Distillery 2025 EDITIONはどちらも限定販売ですが、サントリーは具体的な生産本数を公表していません。総本数は非公開のため正確な数は不明ですが、限定品なので数千本程度と推測され、入手が難しいのは確かです。 ちなみにサントリーの公式サイトでの抽選販売は何度かに分けて実施され、「各回1,000本程度」という情報もあります。 また公式サイト以外にも、百貨店や専門店、酒販店のオンライン抽選など、複数の販売ルートがありました。そのため、実際の流通量は公式抽選の当選分よりも少し多いと考えられます。
山崎 Story of the Distillery 2024 EDITIONの定価と実際の価格!今後の価格推移は?
定価よりも流通価格は高騰
山崎 Story of the Distillery 2024 EDITION の定価は16,500円(税込)です。ただし、限定品のため、発売後すぐに市場価格は2万円を超えています。 最近、ジャパニーズウイスキー全体の人気は落ち着いたと言われますが、数量限定品は例外で、定価以上で取引されることが多いです。このボトルも同様の傾向が見られます。 特に Story of the Distillery シリーズは、テーマやコレクション性が高く人気が出やすいので、今後も価格が維持、または上がる可能性があります。 ミズナラ樽原酒を使用している点も希少価値を高めており、長期的には価格が下がりにくい限定ボトルと言えるでしょう。
サントリーウイスキーの値上がりは2026年以降に影響!?
サントリーが2026年4月に主要製品の価格改定を予定してい る点は、特に注目すべきでしょう。過去の値上げ時には、人気商品の二次流通価格が上昇する傾向が見られました。今回も同様に、限定ボトルに影響が及ぶかもしれません。 また2026年にStory of the Distilleryシリーズの新作、2026 EDITIONが発売される場合、原材料費や仕入れコストの影響で、価格が上がることも考えられます。そうなると、既存の2024・2025ボトルが「旧価格時代の限定品」として評価され、価格が変動する可能性も出てきます。 全体的に見ると、Story of the Distillery 2024 EDITIONは、短期・中期的に見て、価格が上がる可能性を秘めていると言えるでしょう。
まとめ
山崎 Story of the Distillery 2024 EDITIONは、山崎蒸溜所の歴史と原酒作りに焦点を当てた限定品です。定価16,500円(税込)ですが、発売後すぐに価格が2万円台まで上がるほどの人気があります。 入手が難しいぶん、コレクションや話題性があるボトルと言えるでしょう。 さらに 2025年版との比較や、山崎12年、過去のリミテッドエディションとの違いを知れば、自分に合ったボトルを選びやすくなります。味もテーマもユニークなので、飲み比べも楽しいかもしれません。 限定ボトルは年によって特色が変わるので、今後のリリースに注目し、気になるボトルは早めにチェックすることをお勧めします。 お酒の通販LINXAS(リンクサス)でウイスキーを探す