山崎10年はなぜ高い?グリーンラベルの違いと定価・相場・価格推移を解説

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かつて山崎のスタンダードとして親しまれていた「山崎10年」は、終売から10年以上が経った現在、プレミア価格で取引される希少なウイスキーへと変わりました。
「なぜここまで高くなったのか」「グリーンラベルとホワイトラベルは何が違うのか」「今いくらくらいで取引されているのか」など、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、山崎10年の基本情報から、ボトルの違い、定価と相場、価格推移、高騰理由、今後の価値、購入時の注意点までをまとめています。
超高級ウイスキーへと変化した山崎10年の現在を、客観的に見ていきましょう。

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かつて山崎のスタンダードとして愛された「山崎10年」

サントリー山崎ウイスキーの歴代ボトルが年代順に並ぶ展示風景

シングルモルト山崎のスタンダードとして生まれた

山崎10年は、サントリーよりリリースされたシングルモルト“山崎”シリーズの10年熟成ボトルです。中には酒齢10年を超える山崎モルト原酒が100%使われています。
もともと山崎は、1984年(昭和59年)にブランドが誕生しました。一番初めに発売されたのは「山崎12年」で、サントリーが誇る至高のウイスキーという位置付けでリリースされました。
当時のウイスキーはブレンデッドが主流であり、シングルモルトは世界でも限られたファンだけが好むレアなお酒という位置付けでした。そのような中で、日本独自のスペシャルなウイスキーを生み出すという信念のもと生まれたのが山崎ブランドでした。
山崎10年はそんな山崎12年の廉価版として、1995年に誕生しました。山崎12年に比べると若さを感じる仕上がりであるものの、キリリとした味わいでさまざまな飲み方ができることから人気を博しました。
そこから長きにわたり、山崎10年は山崎のスタンダードボトルとして愛され続けていました。2013年3月末に終売となるまでは、手に取りやすい山崎として多くのファンに購入されていました。

甘く華やかな味わいが魅力

山崎10年はスムーズな口当たりと甘く華やかな味わいで人気です。
樽由来の香ばしさ、ウッディネスもあり、口に含むと青リンゴのような甘みが広がっていきます。麦芽のようなニュアンスの中から、時間が経つとバニラのような香りも広がります。
ちなみにアルコール度数は40%で、山崎の現行品(43%)よりも若干低くなっています。ですが度数以上のインパクトを感じる味で、エステリーな中に刺激も感じます。
山崎10年の味わいは12年や18年、25年のような熟成ウイスキーと比較すると若くフレッシュで尖りもありますが、後味のキレが良く飲みやすいことから親しみやすいと評価されています。また華やかな山崎でありながらもすっきりとした印象があり、バランスに長けていると人気を博しています。
特に加水をして飲むのが好評で、ウイスキー:水=1:1のトワイスアップで飲むことでより一層の香ばしさが広がっていきます。氷を浮かべるロックスタイルや炭酸で割るハイボールも評価が高く、食中酒としても楽しむことができます。

原酒不足から終売。現在は激レアボトルの位置付けに

親しみやすい山崎ウイスキーとして発売されていた山崎10年ですが、残念ながら2013年3月末に惜しまれつつも終売となっています。10年経つ今現在でも、再販などはなされていません。
ちょうど山崎10年が終売となった2013年ごろは、世界でジャパニーズウイスキーのブームが訪れた時期でした。山崎を含む日本のウイスキーがISCやIWSCといったさまざまな品評会で賞を獲得するようになり、世界中に買い手が増えていった時期でもあります。
供給量に対して需要が大幅に上回ったジャパニーズウイスキーは、どの銘柄も深刻な「原酒不足」の状態に陥ることになりました。特に世界的人気の高い山崎シリーズはその傾向が強く、このままでは山崎のウイスキーがリリースできなくなると懸念される事態にまでなってしまったのです。
そこでサントリーは泣く泣く山崎10年の生産を中止し、他のボトルの存続を選びました。定番ラインナップから山崎10年が消え、瞬く間に山崎10年はスタンダード品から超希少なプレミアウイスキーの位置付けへと変わっていきました
今では山崎12年や山崎18年といったボトルよりも手に入りにくく、プレ値で取引されるウイスキーへと立ち位置が大きく変化しています。ちなみに2014年からは、山崎10年に替わる定番ボトルとして山崎NV(ノンヴィンテージ)が発売されています。

山崎10年のラインナップ!グリーンラベルとホワイトラベルの違いとは?

終売から年月の経つ山崎10年は、新品がなく流通品全てがオールドボトルとなります。
なおオールドボトルの中にも、発売時期によってさまざまなボトルが存在しています。
代表的なのが「グリーンラベル」「ホワイトラベル」という違いです。
では実際にどのような点が異なるのか、どのようなボトルが存在するのか、それぞれ特徴を見ていきましょう。

品名 画像 おすすめスコア リンクサス酒販 お酒買取 ポイント アルコール度数 香りのタイプ 飲みごたえ 産地
サントリー 山崎 10年 グリーンラベル サントリー 山崎 10年 グリーンラベル
(4/5)
終売して入手困難となった軽やかで飲みやすい山崎。青リンゴの香りと柔らかな甘さで今も人気の希少ボトル。 40 シトラス スムース 日本
山崎10年グリーンラベル ベビーボトル180ml 山崎10年グリーンラベル ベビーボトル180ml
(4/5)
2004年頃まで流通。中身は通常サイズと同等で、可愛らしいサイズ感からコレクション需要が高い。 40 フルーティー スムース 日本
山崎10年グリーンラベル ミニチュアボトル50ml 山崎10年グリーンラベル ミニチュアボトル50ml
(3/5)
2004年頃まで流通。ギフト用として展開され、50mlながら現在は高値で取引される人気サイズ。 40 フルーティー ライト 日本
山崎10年 ホワイトラベル 大型 山崎10年 ホワイトラベル 大型
(5/5)
2004〜2008年頃流通。グリーン廃止後の初期モデルで、大きな白ラベルが特徴の希少ボトル。 40 フルーティー リッチ 日本
山崎10年 ホワイトラベル 小型 山崎10年 ホワイトラベル 小型
(4/5)
2008〜2013年頃流通。現行に近い小型ラベルで、終売直前まで販売されたレアな旧ボトル。 40 フルーティー ミディアム 日本
山崎10年 ホワイトラベル ハーフボトル350ml 山崎10年 ホワイトラベル ハーフボトル350ml
(3/5)
2008〜2013年頃流通。現在では珍しい350mlサイズで、比較的入手しやすいコレクション向け。 40 フルーティー クリーン 日本
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サントリー 山崎 10年 グリーンラベル

(4/5)
  • 流通時期:〜2004年ごろまで
  • 特徴:ピュアモルト表記など、時代の移り変わりを感じられるボトル

1995年の初リリース時に販売されていたのは、グリーンラベルと呼ばれる緑色のラベル品でした
この緑色は、山崎蒸溜所の竹林をイメージしてデザインされていたそうです。
なおラベル表記がシングルモルトではなく「ピュアモルトウイスキー」と書かれているのも、時代を感じるポイントです。
こちらのグリーンラベルでの販売は、2004年ごろまで続きました。山崎10年の中でも古いレア品である証であり、高値で取引されるアイテムとなっています。

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山崎10年グリーンラベル ベビーボトル180ml

(4/5)
  • 流通時期:〜2004年ごろまで
  • 特徴:グリーンラベルのベビーボトルサイズ。コレクション需要も◎

こちらは2004年ごろまで流通していた山崎10年グリーンラベルの、ベビーボトルサイズ(180ml)となります。
コンパクトなサイズが可愛らしく、今ではコレクション需要も高いボトルになっています。
中身に関しては山崎10年グリーンラベルの大きいサイズと同じものが詰められています。

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山崎10年グリーンラベル ミニチュアボトル50ml

(3/5)
  • 流通時期:〜2004年ごろまで
  • 特徴:グリーンラベルのミニチュアサイズ。ギフトやグラス付きセットなども流通

50mlのミニチュアサイズは、プチギフトなどで流通していたボトルになります。
当時はグラスとセットになった商品もリリースされていたことがあります
現在では50mlサイズでも1万円以上の高値になっていることから、山崎10年の人気が伺えます。
ミニサイズでもきちんとグリーンのラベルになっていて、見た目から歴史を感じられる1本です。

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山崎10年 ホワイトラベル 大型

(5/5)
  • 流通時期:2004〜2008年ごろまで
  • 特徴:大きな白いラベルが見分ける目印

2004年を過ぎる頃になると、グリーンラベルが廃止となり代わりにホワイトラベルが採用されるようになりました。2004年〜2008年ごろまでは、ラベルサイズが大きいものが販売されていました
山崎10年であるという点は同じですが、樽詰めされた時代が違うためグリーンラベルとは味の違いも感じられるかもしれません。
なかなかお目にかかれるウイスキーではありませんが、機会があれば時代ごとに飲み比べてみるのも面白いでしょう。

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山崎10年 ホワイトラベル 小型

(4/5)
  • 流通時期:2008〜2013年ごろまで
  • 特徴:大きな白いラベルが見分ける目印

2008年の9月ごろからは、同じホワイトラベルでもラベルサイズが変更されています。
過去のボトルよりもラベルが小さくなっているのが特徴に挙げられます。
見た目としては現行の山崎のデザインに近いかもしれません。とはいえこちらも10年以上前の古いボトルになります。
ホワイトラベル小型のボトルは、終売となる2013年まで発売されていました。
こちらも非常にレアなボトルですが、ウイスキーに強いバーなどを探せば、飲めるお店が見つかるかもしれません。

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山崎10年 ホワイトラベル ハーフボトル350ml

(3/5)
  • 流通時期:2008〜2013年ごろまで
  • 特徴:現在ではとても珍しい350mlサイズ

こちらはホワイトラベル時代のもので、350mlのハーフサイズになります。
高騰してはいるものの、フルボトルよりは安く買えるので、コレクションしておきたいという人にはおすすめです。
【関連リンク】山崎旧ボトル。10年12年のラベル変更違いと買取のポイント

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山崎10年の定価と相場・価格推移。山崎10年はなぜ高い?

右肩上がりの階段状グラフと上向き矢印で高騰を表現したイメージ

山崎10年の価格表

定価 4,000円(税抜)
2013年 約3500円
2019年 約40,000円
2023年 約80,000円
2025年 約50,000円

▶︎ 山崎10年の定価と当時の相場

山崎10年は当時700mlボトルが定価4,000円(税抜)で販売されていました
現行品の山崎NVよりも安く、高級品ではあるものの手に届きやすい価格帯でプチ贅沢な1本という位置付けでした。
また終売になる前の2013年までは定価未満で買えるお店も多く、ボトル1本が3,500円ほどで販売されていました。なお当時は酒屋や量販店の棚に一般の商品とともに陳列されていて、誰でも簡単に買うことができるようなウイスキーだったのです。

▶︎ 終売をきっかけにプレミア価格に

しかし終売となった2013年を過ぎてから徐々に価格が高騰し、プレ値で販売されるように変化していきました。店での取り扱いも少なくなり、レア品を取り扱うショップやオークション、通販などで買わなければならないウイスキーへと変化していきました。
特にジャパニーズウイスキーブームが訪れた2010年代後半からの価格高騰は激しく、2019年には約4万円という価値がつけられるほどになりました。そこからさらに価格が高騰し、2023年には1本8万円前後で取引されるような状態になっています。
2025年以降はジャパニーズウイスキーブームがやや落ち着いたため、価格も少しずつ下がっていますが、それでも約5万円と定価に対しては10倍近い価格が付いている状況です。

▶︎ ボトルによっても価格は変わる

なお、先ほども解説したように、山崎10年には販売時期によってさまざまなボトルがあります。現在売られているのは基本的に中古品ボトルになるので、ボトルの種類や状態によって価値や値段が変わってきます。
例えば古いグリーンラベルの価格は高く、ショップによっては10万円近い価格が付けられているようなお店もあります。山崎12年の現行品が定価17,000円前後、流通価格25,000円前後であることと比較すると、山崎10年の価格高騰はとてつもないことがわかります。

山崎10年が高騰化している理由は?

▶︎ 廃盤・終売により希少性が急上昇

山崎10年が高騰した最大の理由は、2013年に終売となり新たに市場へ供給されなくなったことです。
ウイスキーは瓶詰めされた数以上には増えず、時間とともに市場に出回る本数は減少し続けます。山崎10年は、以前は普通に販売されていたにも関わらず、今は中古市場でしか入手できません。
つまり「もう増えることはない」という状況が、収集家や投資家の関心を集めています。そして希少価値の高さが、価格にも強く反映されているのです。
特に現在は終売から10年以上が経ち、希少性はますます高まっていくばかり。同じボトルが復活する兆しがないことも、価値を高める要因となっているのでしょう。

▶︎ 山崎ブランド全体の世界的人気


山崎ブランドは、海外のコンテストでの高い評価や世界的なウイスキー人気を背景に、日本のウイスキーを代表する存在となりました。その影響で、山崎12年や18年など、年数表示のあるボトルは世界中で需要が増え、供給が追いつかない状況が続いています。
山崎10年もそのブランド力により、単体の価値だけでなく、「山崎の希少なボトル」というカテゴリー全体の希少性と連動して価格が上がりました。
ブランド価値の上昇が、10年の市場価格にも影響しているのです。

▶︎ 投資・転売目的などの需要増加

近年、ウイスキーを嗜好品としてだけでなく、「価格が上がる資産」と考える人が増えています。原酒不足により年数表示のあるボトルの生産が難しくなっているため、販売終了品や限定品は今後ますます貴重になると予想されています。
山崎10年はその代表的なもので、投資や転売目的で保有されることも多く、それが市場に出回る本数を減らし、価格を上げる要因となっています
価格高騰は、投資家の心理と希少性が合わさった結果と言えるでしょう。
【関連リンク】ウイスキー投資のやり方|狙い目銘柄・ファンド・樽カスク投資で失敗しないコツ

山崎10年の今後の価格予想は?

山崎10年の価格は、将来的も大幅に下落する可能性は低いと考えられます
まず、既に廃盤となっているため新規供給がなく、市場に残る本数は時間とともに減少していくからです。この希少性の高まりは、むしろ相場を押し上げる要因として働く可能性が高いでしょう。
また山崎ブランド全体の価格帯も近年上昇傾向にあり、定番ボトルの値上げは市場心理に影響を与えています。さらに、単に価格が変動するだけでなく、「そもそも購入困難」という状態になることも想定されます。
入手が難しくなれば、需要がある限り価格は高いままでしょう。短期的な売買だけでなく、長い目で市場を見て判断することが大事です。

山崎10年はどこで買える?通販やオークションは安全に買えるの?

ウイスキーやリキュールが並ぶ落ち着いた雰囲気のバーのバックカウンター

通販・オークションでプレ値購入する

山崎10年は残念ながら、現在は簡単に買えるウイスキーではなくなっています。通常の酒屋や量販店での購入はまず無理なので、取り扱っているショップを探すところから行わなければなりません。
山崎10年を比較的簡単に購入できるのは、通販サイトやインターネットオークションです。当然数万円越えのプレ値にはなりますが、未開封ボトルを購入することができます。
二次流通市場にはグリーンラベルのようなレアな山崎10年も存在しているので、どうしても欲しいという方は狙ってみましょう。価格はショップによって異なります。
またフリマアプリなどでも山崎10年が出品されているのを確認できます。アプリから取引相手を探し、購入するのも一つの手でしょう。
ただし、個人間取引では状態の誤認・保管環境の不明確さ・偽物リスクといった問題もあるため、安さだけで選ばないことが重要です。実際に偽物ボトルの流通なども報告されているので、少しでも怪しいと思ったら購入を控えるようにしましょう。

おすすめは査定済みの中古品を狙うこと

安心して購入したい場合は、ウイスキー専門店や買取業者が販売している査定済み中古品を選ぶのがおすすめです。プロの目で真贋や状態がチェックされており、ラベル・液面・キャップの状態も明記されているケースが多いため、トラブルのリスクを大きく減らせます。
「確実に本物を手に入れたい」という方にとっては、最も安心できる選択肢になります。価格も、プレ値にはなりますが相場に見合った値段がつけられていることが多く、他のウイスキーとも比較検討しながら購入できるでしょう。

▶︎ リンクサスでサントリー山崎の在庫をチェックする

購入時の注意点・見分けるポイント

山崎10年を購入する際は、まず未開封であるかどうかを必ず確認しましょう。キャップの封印シールが破れていないか、ズレや再貼付の形跡がないかを見ることが大切です。
次に液面の高さも重要な判断材料になります。極端に液面が下がっている場合は、未開封であっても中身が蒸発していたり、不適切に保管されていたという可能性があります。
さらにラベルの状態もチェックポイントです。色あせ・浮き・剥がれが激しいものは、湿度管理がされていなかった恐れがあります。キャップのサビやベタつきも要注意で、保管環境の悪さを示すサインです。
価格が相場より明らかに安い場合は、再封品や中身の入れ替え、偽物のリスクも疑う必要があります。安いからといって、安易に飛び付かないようにしましょう。
また、販売者の評価・過去の取引件数・返品対応の可否も必ず確認しましょう。写真が少ない、説明が曖昧な出品は避け、複数画像と詳細説明がある出品者を選ぶことが、安全に購入するための基本です。

また「山崎10年」といっても、グリーンラベルとホワイトラベルで相場や味わいが変わることがあります。どのようなウイスキーなのかをしっかりと把握した上で、比較しつつ購入することをおすすめします。

山崎10年を飲めるお店・バーを探すのもあり

プレ値では高くて手がでないという方は、山崎10年を扱うバーやレストランなどを探してみるのもおすすめです。バーなどを探せば、山崎10年を1杯の料金からお試しできます。
ただし、山崎10年はレアボトルなので取り扱うお店は少ないです。念入りに下調べをしてから訪れるようにしましょう。

山崎10年の味・評価は実際どう?価格に見合う酒なのか

焚き火のそばでロックグラスに注がれたウイスキー

山崎10年の味の傾向

「やはりコイツは美味い」「濃厚で美味しい」と、SNS上でも、山崎10年の味を高く評価する声は今も多く見られます。
特徴は、ジャパニーズシングルモルトらしい香りと味のバランス。フルーティーな香りで、バニラや熟したリンゴのような甘みがあり、口当たりはまろやかでソフトな印象です。その後、樽由来のコクや奥行きが広がります。
10年熟成という年数は、若々しさと熟成感の“ちょうど中間”に位置し、軽快さと深みの両立が魅力です。飲み進めるにつれて、ほのかなスパイス感やウッディさも感じられ、シンプルすぎず、かといって重すぎない完成度の高い味わいに仕上がっています。

グリーンラベルとホワイトラベルで味は変わる?

山崎10年には、流通時期や仕様の違いでラベルがいくつか存在します。特に気になるのが、グリーンラベルとホワイトラベルの違いでしょう。
一般的に、グリーンラベルの方が流通量が少なく、熟成のバランスが少し独特と言われることが多いです。一方、ホワイトラベルは量産期に多く出回ったため、比較的味が安定していて、飲みやすいと感じる人もいます
ただし、味の差は大きな違いというより、微妙なニュアンスの違いが中心です。ラベルだけで味が大きく変わるというより、保管状態や個体差によって感じ方が変わる部分もあります。

山崎12年と比較した評価

年数だけを見ると、12年の方が長期熟成ですが、山崎10年には「12年より好き」「10年の方がバランスが良い」という声も少なくありません
山崎10年が流通していたのは、今よりも10年以上前になります。この時代は、現在ほど原酒不足が深刻ではなく、比較的余裕のある原酒環境の中でブレンドや熟成設計が行われていました。
そのため、山崎10年は「年数以上に完成度が高い」と評価されることが多く、若さだけが目立つウイスキーとは一線を画しています。軽やかさとコクのバランス、香りと味のまとまりが良く、結果として「12年より好み」という声につながっているのです。
もちろん、味わいの好みは人によって分かれるため、12年ボトルよりも10年ボトルが優れているというわけではありません。ただし、10年の方が美味しいという声が実際にあることからも、熟成年数だけでは測れない“仕上がりの完成度”が、山崎10年の大きな魅力であると言えるでしょう。

現在の価格で「飲む価値」はあるか?

現在の市場価格を前提にすると、山崎10年を味だけのコスパで評価するのは難しい面があります。
もちろん、お酒としてはレベルが高く、以前の価格であれば十分価値があると言えます。しかし、数万円もする価格で、味だけで満足できるかは人によって異なります。
実際のところ、5万円前後出せば、18年もののスコッチも購入できます。それに比べると、山崎10年は熟成期間が短いことは否定できません
一方で、山崎の歴史的な背景や希少性を一緒に楽しむという視点があれば、「飲む価値あり」という評価になるでしょう。
希少なものを味わう体験には特別感があり、それを重視する人には価値があります。「山崎10年を飲む価値」は、味だけでなく、体験としてどう捉えるかで大きく変わってくるでしょう。

山崎10年はどんな人に向いている?向いていない?

山崎10年がおすすめなのは、ウイスキーの歴史やブランド、希少性を楽しみたい人です。
特別な日に飲んだり、コレクションとして楽しむことに価値を感じる人にも良いでしょう。
逆に、価格を重視する人や強い個性を求める人には、同じ価格帯の他のお酒の方が合うかもしれません。
また初心者にも、現行品の山崎や他のシングルモルトの方がおすすめです。何を重視するかで、評価は大きく変わります。

まとめ

山崎10年は、かつては手に取りやすい価格帯の山崎として親しまれていましたが、2013年の終売をきっかけに希少性が高まり、現在ではプレミア価格で取引される存在となりました
グリーンラベルやホワイトラベルといったボトルの違い、定価と現在相場のギャップ、そして高騰に至った背景を知ることで、このウイスキーが置かれている立ち位置がより明確になります。
味わいだけで評価すれば、同価格帯には他にも選択肢があります。しかし、山崎10年には「もう二度と造られない」という事実と、それに紐づく歴史や希少性があります。
今後さらに希少になっていくボトルでもあるので、気になっている方はぜひこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。
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