ワインの割り方とカクテル40選。名前と度数を公式で確認
ワインを何かで割って飲みたいとき、最初にぶつかるのは「どれくらい入れればよいのか」と「この組み合わせに名前はあるのか」の二つです。この記事は、メーカーと国際団体が公表しているレシピだけを持ち寄って、その二つに数字と固有名で答えます。アサヒビールのカクテルガイドはワインを使う配合を22通り以上、分量とアルコール分の公表値つきで公開しており、国際バーテンダー協会は102品の公式配合を出しています。両者を並べると、同じ名前の飲み物で分量が二倍違うことも、広く知られた呼び名が公式のどこにも無いことも見えてきます。
ワインカクテルとは何か。泡と果汁で広がるアレンジの全体像

ワインカクテルは、ワインを主役にして果汁や炭酸、リキュールを合わせた飲み物の総称です。ベースが蒸留酒のカクテルと違い、もとのワインが十数パーセントなので、割ったあとも一桁台に落ち着くものが多く、食事と一緒に飲みやすいのが特徴になります。
ベースは四種類に分かれる
材料としてのワインは、スパークリング、白、赤、ロゼの四つに分けて考えると整理しやすくなります。この記事では11通り、10通り、12通り、7通りに分けて合計40通りを扱います。
公式のレシピは一つに決まらない
先に断っておくと、ワインカクテルには「唯一の正解」がありません。国際バーテンダー協会のミモザはオレンジジュース75mlとプロセッコ75mlですが、アサヒビールのミモザはスパークリング60mlとオレンジジュース30mlです。前者はワインと果汁が1対1、後者は2対1で、比率そのものが二倍違います。どちらも公式なので、この記事では出典を明記したうえで両方を並べます。
ワインの割り方の基本。何で割るかと分量の決め方

何で割るかを決めるとき、手がかりになるのは「ベースの色」と「割り材に甘みがあるか」の二つです。アサヒビールが公開しているワインベースの配合を割り材ごとに並べると、同じ割り材でも白と赤で扱いが変わることが分かります。
割り材ごとの分量の目安
| 割り材 | 白ワインに合わせたときの呼び名 | その公表度数 | 赤ワインに合わせたときの呼び名 | その公表度数 |
|---|---|---|---|---|
| 炭酸水(ソーダ) | スプリッツァー | 6.25% | ― | 6.50% |
| ビール | ビアスプリッツァー | 8.75% | ― | 6.00% |
| ジンジャーエール | オペレーター(レモンを加える) | 5.56% | キティ | 6.50% |
| コーラ | ― | ― | カリモーチョ | 6.50% |
| オレンジジュース | ― | ― | ― | ― |
| クレーム・ド・カシス | キール | 13.25% | ― | ― |
表のとおり、アサヒビールの配合では白と赤のどちらも「ワイン60mlに割り材60ml」という1対1が骨格になっています。この骨格でつくると、赤の三通りはいずれも6.50パーセントに揃います。ワインの度数が同じで、加える側にアルコールが無いためです。
注ぎ方で泡の残り方が変わる
スパークリングを使うときは、割り材を先にグラスへ入れてから泡を静かに重ねます。国際バーテンダー協会のミモザの手順も「オレンジジュースをフルートグラスに注ぎ、そのうえからスパークリングワインを静かに注ぐ。やさしくステアする」と書かれており、順序が明示されています。逆に泡を先に入れて上から果汁を落とすと、気泡が一気に立ち上がって早く抜けます。
ホームパーティーで出すときの組み立て
人数が多い場では、一杯ずつ作るものと、あらかじめ大きな器で仕込むものを分けると回ります。アサヒビールのサングリアは赤ワイン1本分の750mlに果実と砂糖を合わせる配合で、公式ページに「4〜5人分」と明記されています。技法もこの一品だけがブレンドで、他のワインベースはほぼビルド、つまりグラスに直接注いで作る形です。
その割り方に名前はあるのか。固有名が付くのは白ワイン側だけ

「ワインを炭酸で割ったものに名前はあるのか」「赤ワインのコーラ割りは何と呼ぶのか」。この手の疑問に、公式の資料は少し意地悪な答えを返します。名前が付いているものと、付いていないものが、きれいに割れているからです。
白と赤で呼び名の有無が入れ替わる
アサヒビールのカクテルガイドでベースをワインに絞ると90件が並びます。この90件を最後まで見ていくと、白ワインを炭酸水で割ったものには「スプリッツァー」という固有名があるのに、赤ワインを炭酸水で割ったものには固有名のレシピが一件もありません。載っているのは「カベルネ&ホワイト ソーダ」のように、材料名をそのまま並べた名前だけです。
| 組み合わせ | アサヒビールでの呼び名 | 固有名の有無 | 公表度数 |
|---|---|---|---|
| 白ワイン+炭酸水 | スプリッツァー | あり | 6.25% |
| 赤ワイン+炭酸水 | 固有名なし | なし | 6.50% |
| 白ワイン+ビール | ビアスプリッツァー | あり | 8.75% |
| 赤ワイン+ビール | 固有名なし(赤ワイン シャンディガフ) | なし | 6.00% |
| 白ワイン+ジンジャーエール+レモン | オペレーター | あり | 5.56% |
| 赤ワイン+ジンジャーエール | キティ | あり | 6.50% |
| 赤ワイン+コーラ | カリモーチョ | あり | 6.50% |
| 白ワイン+コーラ | 固有名なし | なし | ― |
非対称は炭酸水とビールで起きている
固有名の有無が割れているのは炭酸水とビールの二つです。ジンジャーエールとコーラは赤ワイン側に「キティ」「カリモーチョ」という名前があり、クレーム・ド・カシスは白ワイン側に「キール」があります。つまり「白のほうが名前が多い」のではなく、割り材ごとにどちらか片方だけに名前が付いているというのが実態です。
広く使われている呼び名が公式に無い例もある
逆に、日本語でよく見かける名前が公式に見当たらないこともあります。アサヒビールのカクテルガイドを全文検索すると、「ブラックベルベット」「ベネチアン」「アメリカン・レモネード」はいずれも0件です。国際バーテンダー協会の102品にも、「サングリア」「ティント・デ・ベラーノ」「ネグローニ・ズバリアート」は収載されていません。アルファベット順の一覧なので、Rusty Nail の次が Sazerac になっていることから、サングリアが間に無いことを確かめられます。
ワインカクテルの度数を公式の公表値で並べる

ワインカクテルの度数は、材料の量と度数が分かれば計算で出せます。アサヒビールは各商品ページに「純アルコール量(g) = 内容量(ml) × アルコール分(%)/100 × 0.8」という式を明記しており、カクテルガイドの公表度数はこの式で全て説明が付きます。
公表度数の一覧
| カクテル | 材料と分量 | 公表アルコール分 | 材料の合計量 | 技法 |
|---|---|---|---|---|
| スネークバイト | ビール100ml+シードル100ml | 4.00% | 200ml | ビルド |
| オペレーター | 白ワイン60ml+レモンジュース15ml+ジンジャーエール60ml | 5.56% | 135ml | ビルド |
| 赤ワイン シャンディガフ | 赤ワイン70ml+ジンジャーエール70ml+ビール70ml | 6.00% | 210ml | ビルド |
| スプリッツァー | 白ワイン60ml+ソーダ60ml | 6.25% | 120ml | ビルド |
| キティ | 赤ワイン60ml+ジンジャーエール60ml | 6.50% | 120ml | ビルド |
| カリモーチョ | 赤ワイン60ml+コーラ60ml+レモンまたはライム1枚 | 6.50% | 120ml | ビルド |
| カベルネ&ホワイト ソーダ | 赤ワイン60ml+乳性飲料10ml+炭酸水50ml | 6.50% | 120ml | ビルド |
| ピンク・ベリーニ | ロゼ60ml+ピーチジュース45ml | 7.14% | 105ml | ビルド |
| ベリーニ | スパークリング60ml+ピーチジュース30ml+グレナデンシロップ5ml | 7.58% | 95ml | ビルド |
| ミモザ | スパークリング60ml+オレンジジュース30ml | 8.00% | 90ml | ビルド |
| ピンク・ミモザ | ロゼ60ml+オレンジジュース30ml | 8.33% | 90ml | ビルド |
| ビアスプリッツァー | 白ワイン60ml+ビール60ml+レモンピール1片 | 8.75% | 120ml | ビルド |
| ビショップ | 赤ワイン130ml+オレンジジュース15ml+レモンジュース10ml+砂糖5ml | 10.56% | 160ml | ビルド |
| キールロワイヤル | スパークリング90ml+クレーム・ド・カシス15ml | 12.71% | 105ml | ビルド |
| シャンパン・ブルース | スパークリング90ml+ブルーキュラソー10ml+レモンピール1片 | 12.90% | 100ml | ビルド |
| グリューワイン | 赤ワイン100ml+グラニュー糖+クローブ+黒胡椒+シナモン | 13.00% | 100ml | ビルド |
| サングリア | 赤ワイン750ml+オレンジ1個+ベリー類+砂糖+ミント | 13.00% | 750ml | ブレンド |
| ホットキール | 白ワイン120ml+クレーム・ド・カシス20ml | 13.14% | 140ml | ビルド |
| キール | 白ワイン100ml+クレーム・ド・カシス20ml | 13.25% | 120ml | ビルド |
| フレンチ125 | ブランデー45ml+レモン20ml+シロップ5ml+スパークリング65ml | 19.11% | 135ml | シェイク |
| フレンチ95 | ウイスキー45ml+レモン20ml+シロップ5ml+スパークリング65ml | 20.78% | 135ml | シェイク |
| フレンチ75 | ジン45ml+レモンジュース20ml+シュガーシロップ5ml+スパークリング65ml | 21.44% | 135ml | シェイク |
割るほど弱くなるとは限らない
よく「カクテルにすると度数が下がる」と言われますが、公表値はそうなっていません。キールは13.25パーセントで、ベースの白ワインの12.5パーセントより高い。キールロワイヤルも12.71パーセントで、スパークリングの12パーセントを上回ります。加えるクレーム・ド・カシスが17パーセントあり、ワインより強いためです。割り材にアルコールがあるかどうかで、上がるか下がるかが決まります。
ベースの度数は色ではほとんど変わらない
| 材料 | この配合が使われている件数 | 逆算したアルコール分 |
|---|---|---|
| 白ワイン(シャルドネ・セミヨン) | 11件 | 12.5% |
| 赤ワイン(カベルネ・メルロー) | 11件 | 13% |
| スパークリング(ブリュット) | 8件 | 12% |
| ロゼ | 4件 | 12.5% |
| ビール | 3件 | 5% |
| クレーム・ド・カシス | 4件 | 17% |
注目したいのは、白12.5パーセント、赤13パーセント、スパークリング12パーセント、ロゼ12.5パーセントで、最大でも1ポイントしか差が無いことです。「スパークリングは軽いから度数も低い」という印象は、公表値の上では成り立ちません。また白ワインは11通りの配合すべてで12.5パーセントに収束するので、この逆算値は配合をまたいで自己整合しています。
酒税法の区分と重ねてみる
国税庁の資料では、ビールと発泡酒以外で発泡性がありアルコール分が10度未満のものを「その他の発泡性酒類」と定めています。この10度未満という数字は2026年10月1日から11度未満に変わります。上の一覧をこの線で分けると、スプリッツァーやキティ、カリモーチョ、ミモザ、ベリーニは10度未満に収まり、キールやキールロワイヤル、サングリアは11度以上になります。
スパークリングワインで作るカクテル11選とジュース割りの簡単レシピ

スパークリングワインは、泡そのものが割り材の役割を果たします。ここでは11通りを挙げ、公式の配合が確認できたものはその分量と出典を添えます。
スパークリングベースの11通り
| カクテル | 材料と分量 | 分量の出典 | 補足 |
|---|---|---|---|
| ミモザ | スパークリング60ml+オレンジジュース30ml | アサヒビール(8.00%) | 国際バーテンダー協会は75mlと75mlの1対1。比率が二倍違う |
| キールロワイヤル | スパークリング90ml+クレーム・ド・カシス15ml | アサヒビール(12.71%) | 国際バーテンダー協会には単独項目が無い |
| ベリーニ | スパークリング60ml+ピーチジュース30ml+グレナデンシロップ5ml | アサヒビール(7.58%) | 国際バーテンダー協会は白桃ピューレのみでシロップを使わない |
| フレンチ75 | ジン45ml+レモン20ml+シロップ5ml+スパークリング65ml | アサヒビール(21.44%) | 国際バーテンダー協会は30mlと15mlと15mlとシャンパン60ml |
| シャンパン・カクテル | シャンパン90ml+コニャック10ml+アンゴスチュラ2dash+角砂糖1個 | 国際バーテンダー協会 | オレンジの皮とマラスキーノチェリーを飾る |
| シャンパン・ブルース | スパークリング90ml+ブルーキュラソー10ml+レモンピール1片 | アサヒビール(12.90%) | アサヒビールで「シャンパン」を名に含む唯一のレシピ |
| フレンチ95 | ウイスキー45ml+レモン20ml+シロップ5ml+スパークリング65ml | アサヒビール(20.78%) | フレンチ75のベース違い |
| フレンチ125 | ブランデー45ml+レモン20ml+シロップ5ml+スパークリング65ml | アサヒビール(19.11%) | 同じ骨格でブランデーに替えたもの |
| キールインペリアル | スパークリング+フランボワーズリキュール | 公式の分量は確認できず | 木苺に替えた通称。公式レシピは見つからなかった |
| ブラックベルベット | スパークリング+黒ビール | 公式の分量は確認できず | アサヒビールにも国際バーテンダー協会にも収載が無い |
| 午後の死 | シャンパン+アニス系リキュール | 公式の分量は確認できず | 作家が考案したと伝わるが公式資料では確認できなかった |
ジュースで割るなら柑橘か桃が起点になる
公式に配合が残っている果汁割りは、オレンジと桃の二つに集中しています。ミモザとピンク・ミモザがオレンジ、ベリーニとピンク・ベリーニが桃です。ロゼで作るピンク・ミモザは8.33パーセント、ピンク・ベリーニは7.14パーセントで、いずれも白系の同名レシピと近い値に収まります。
白ワインで作るカクテル10選。すっきり飲みやすい組み合わせ

白ワインは酸がはっきりしているので、炭酸や柑橘と重ねても輪郭が残ります。公式に配合が残っているものが多いのも白ワインの特徴です。
白ワインベースの10通り
| カクテル | 材料と分量 | 分量の出典 | 補足 |
|---|---|---|---|
| スプリッツァー | 白ワイン60ml+炭酸水60ml | アサヒビール(6.25%) | サントリーは同じ飲み物を「5度くらい」と説明しており数値が割れる |
| キール | 白ワイン100ml+クレーム・ド・カシス20ml | アサヒビール(13.25%) | 国際バーテンダー協会は90mlと10mlの9対1 |
| オペレーター | 白ワイン60ml+レモン15ml+ジンジャーエール60ml | アサヒビール(5.56%) | ワインベースの中で最も度数が低い配合 |
| ホットキール | 白ワイン120ml+クレーム・ド・カシス20ml | アサヒビール(13.14%) | 温めて飲むキール |
| ビアスプリッツァー | 白ワイン60ml+ビール60ml+レモンピール1片 | アサヒビール(8.75%) | 割り材にアルコールがあるので炭酸水版より高い |
| シンフォニー | 白ワイン+ピーチリキュール+シュガー | 公式の分量は確認できず | 桃の甘みを重ねた形 |
| 白ワインクーラー | 白ワイン+オレンジ果汁+オレンジキュラソー | 公式の分量は確認できず | 柑橘を二重に重ねる |
| キスール | 白ワイン+フルーツリキュール | 公式の分量は確認できず | デザート寄りの甘口 |
| フーゴ | 白ワイン+炭酸水+エルダーフラワー+ミント | 公式の分量は確認できず | 北イタリアで親しまれる食前酒 |
| ベレッタ | 白ワイン+ベルモット+ジン+キュラソー | 公式の分量は確認できず | ステアで作る辛口 |
赤ワインで作るカクテル12選。コクと深みを楽しむ

赤ワインは渋みがあるぶん、甘みのある割り材と合わせると角が取れます。コーラや乳性飲料と合わせる配合が公式に残っているのは、この性質と関係があります。
赤ワインベースの12通り
| カクテル | 材料と分量 | 分量の出典 | 補足 |
|---|---|---|---|
| カリモーチョ | 赤ワイン60ml+コーラ60ml+レモンまたはライム1枚 | アサヒビール(6.50%) | スペイン発祥として知られる |
| キティ | 赤ワイン60ml+ジンジャーエール60ml | アサヒビール(6.50%) | グラス指定がカクテルグラスになっている |
| カベルネ&ホワイト ソーダ | 赤ワイン60ml+乳性飲料10ml+炭酸水50ml | アサヒビール(6.50%) | 赤ワインの炭酸割りに固有名が無いため材料名がそのまま名前になっている |
| ビショップ | 赤ワイン130ml+オレンジ15ml+レモン10ml+砂糖5ml | アサヒビール(10.56%) | 温めて飲む古典。ワインベースで最も高い部類 |
| グリューワイン | 赤ワイン100ml+グラニュー糖+香辛料 | アサヒビール(13.00%) | 煮立てないのがこつ |
| サングリア | 赤ワイン750ml+果実+砂糖 | アサヒビール(13.00%) | 公式に4〜5人分と明記。技法はブレンド |
| 赤ワイン シャンディガフ | 赤ワイン70ml+ジンジャーエール70ml+ビール70ml | アサヒビール(6.00%) | 赤ワインとビールの組み合わせに固有名が無いため合成名になっている |
| カーディナル | 赤ワイン+クレーム・ド・カシス | 公式の分量は確認できず | キールの赤版として知られる |
| アメリカン・レモネード | 赤ワイン+レモネード | 公式の分量は確認できず | アサヒビールの「レモネード」6件にも該当が無い |
| カルピス赤ワイン | 赤ワイン+乳性飲料 | 公式の分量は確認できず | 乳酸の甘みで渋みがやわらぐ |
| イレブンバイオレット | 赤ワイン+乳性飲料+オレンジ | 公式の分量は確認できず | 二層仕立ての色が映える |
| レストレーション | 赤ワイン+ブランデー+ベリー系リキュール | 公式の分量は確認できず | 厚みのある甘口 |
この表で三つが同じ6.50パーセントに揃っているのは偶然ではありません。いずれも赤ワイン60mlにアルコールを含まない割り材60mlという同じ骨格だからです。ワインの量と総量が同じなら、割り材が何であっても度数は変わりません。
ロゼワインとユニーク系のカクテル7選

ロゼと酒精強化ワインは、色や甘みそのものが持ち味になります。公式の分量が残っているのはロゼのミモザ系だけで、他は配合の記載を確認できませんでした。
ロゼとユニーク系の7通り
| カクテル | 材料と分量 | 分量の出典 | 補足 |
|---|---|---|---|
| ピンク・ミモザ | ロゼ60ml+オレンジジュース30ml | アサヒビール(8.33%) | ミモザのロゼ版。フロートで色を残す |
| ピンク・ベリーニ | ロゼ60ml+ピーチジュース45ml | アサヒビール(7.14%) | 白版と違いグレナデンシロップを使わない |
| ロゼ・パンプルムース | ロゼ+グレープフルーツ果汁 | 公式の分量は確認できず | 通称ロゼパン |
| アフロディテ | ロゼ+フランボワーズリキュール | 公式の分量は確認できず | 甘さのはっきりした一杯 |
| ターキッシュ・ハーレム・クーラー | ロゼ+トニックウォーター+レモン | 公式の分量は確認できず | 余ったロゼの使い道に |
| ポート・フリップ | ブランデー15ml+赤系ポートワイン45ml+卵黄10ml | 国際バーテンダー協会 | ナツメグを削りかける。シェイクで作る |
| トウニー&トウニー | トウニーポート+アイスティー | 公式の分量は確認できず | 紅茶と合わせる大人向け |
カクテルに向くスパークリングワインの選び方と辛口甘口の区分

カクテルに使う一本を選ぶとき、値段よりも先に見たいのが甘辛の表示です。この表示は感覚的な言葉ではなく、残っている糖の量で線が引かれています。
辛口と甘口は残糖の量で決まっている
| ラベルの表示 | 残糖量 | 750mL1本あたりに換算すると |
|---|---|---|
| ブリュット・ナチュール / パ・ドゼ / ドザージュ・ゼロ | 3 g/L 未満 | 2.25 g 未満 |
| エクストラ・ブリュット | 0〜6 g/L | 0〜4.5 g |
| ブリュット | 12 g/L 未満 | 9 g 未満 |
| エクストラ・ドライ / エクストラ・セック | 12〜17 g/L | 9〜12.75 g |
| セック / ドライ | 17〜32 g/L | 12.75〜24 g |
| ドゥミ・セック / ミディアム・ドライ | 32〜50 g/L | 24〜37.5 g |
| ドゥー / スイート | 50 g/L 超 | 37.5 g 超 |
この表で面白いのは、条文が「未満」「AとBの間」「超」の三通りしか使っておらず、「以下」「以上」が一度も出てこないことです。そのため区分が数値の上で重なります。たとえば残糖2 g/Lはブリュット・ナチュールにもエクストラ・ブリュットにもブリュットにも当てはまります。同じ規則の第47条2項で、二つ以上に当てはまる場合は一つだけを選ぶことになっています。
果汁で割るなら辛口が起点になる
果汁やシロップを加えると、そのぶん甘みが足されます。ブリュットは残糖12 g/L未満、つまり1本あたり9 g未満なので、割り材の甘みを邪魔しません。逆にドゥミ・セックは1本あたり24〜37.5 gの糖を含むので、柑橘のように酸のある割り材と組ませたほうがまとまります。
値段と味の方向は別に見る
価格については、公式のデータが少し意外な形になっています。アサヒビールが扱う定番ワインの23品目を見ると、同じ容量なら赤でも白でもロゼでもスパークリングでも参考小売価格が完全に一致します。750mlの通常品9銘柄はすべて同額、3000ml入りの3銘柄もすべて同額です。色やタイプで値段が変わるわけではないということになります。
| 容量と区分 | 銘柄数 | 参考小売価格(税別) |
|---|---|---|
| 750ml 通常 | 9銘柄 | 750円 |
| 750ml プレミアム+スパークリング | 5銘柄 | 1,096円 |
| 3000ml | 3銘柄 | 2,590円 |
| 375ml | 2銘柄 | 470円 |
| サングリア | 2銘柄 | 900円 |
当店で買えるシャンパンとスパークリングの在庫

ここから下は、当店リンクサス酒販でお取り扱いしているシャンパンとスパークリングです。掲載しているのは在庫の一部で、価格と在庫は変動します。
「ワインの割り方とカクテル40選。名前と度数を公式で確認」に関連するおすすめ商品
ここではワインの在庫から一部を掲載しています。価格・在庫・箱の有無は各商品ページでご確認いただけます。
この記事の配合に当てはめるなら
前の章で見たとおり、果汁やシロップを足す配合ではブリュットが起点になります。一覧のうちラベルにブリュットと入るものはそのまま使えます。ネクター アンペリアルのように公式のドサージュが45 g/Lあるものはドゥミ・セックに区分されるので、酸のある柑橘と組ませたほうがまとまります。並べ替えと絞り込みの挙動については、表の下の注記をご覧ください。
この表の並べ替えと絞り込みについて。価格の欄に金額を入れていない構成のため、価格順の並べ替えと価格帯の絞り込みは働きません。各行に表示されている金額は当店の販売価格で、絞り込みが読み取る値とは別のものです。また「最安」の表示は当店に在庫がある行へ一律に付くもので、他店との価格比較を示すものではありません。表の上部に出る日付はページを表示した日付が入る仕様で、価格を取得した時点ではありません。最新の価格と在庫は各商品ページでご確認ください。
在庫の状況
この一覧の22本のうち、20本が在庫あり、2本が在庫切れです(2026年7月時点の実在庫)。価格帯は5,500円から59,400円までで、およそ10.8倍の幅があります。
ワインやシャンパンのご売却をお考えの方は、ワインの買取が安くなる条件もあわせてご覧ください。
ワインカクテルのよくある質問

ワインは何で割るのが定番ですか。
公式のレシピが残っている割り材は、炭酸水、ジンジャーエール、コーラ、オレンジジュース、桃の果汁、クレーム・ド・カシスの六つです。分量はいずれもワイン60mlに割り材60mlという1対1が骨格になっています。
赤ワインの炭酸割りに名前はありますか。
アサヒビールのカクテルガイドでワインベース90件を確認したかぎり、固有名のレシピはありません。白ワインの炭酸割りには「スプリッツァー」という名前があるので、呼び名は対称になっていません。
ワインカクテルの度数はどのくらいですか。
アサヒビールの公表値で、最も低いオペレーターが5.56パーセント、最も高いフレンチ75が21.44パーセントです。果汁や炭酸で割るものは6パーセント台に集まります。
カクテルにすると度数は下がりますか。
割り材にアルコールが無ければ下がりますが、リキュールを加えると上がります。キールは13.25パーセントで、ベースの白ワインの12.5パーセントより高い数値です。
ミモザの比率はどのくらいですか。
出典で割れています。国際バーテンダー協会はオレンジジュース75mlとプロセッコ75mlの1対1、アサヒビールはスパークリング60mlとオレンジジュース30mlの2対1です。どちらも公式です。
スパークリングは白ワインより度数が低いですか。
公表されている純アルコール量から逆算すると、スパークリングが12パーセント、白が12.5パーセント、赤が13パーセントで、最大でも1ポイント差です。泡の軽さと度数の低さは別の話になります。
辛口と甘口はどちらがカクテル向きですか。
果汁やシロップで甘みを足すなら、残糖12 g/L未満のブリュットが起点になります。ドゥミ・セックは1本あたり24〜37.5 gの糖を含むので、酸のある割り材と組ませるとまとまりやすくなります。
キールロワイヤルは公式のカクテルですか。
国際バーテンダー協会の102品には単独の項目がありません。キールの注記に「白ワインの代わりにシャンパンを使う」と一行あるだけです。アサヒビールには独立したレシピがあり、公表度数は12.71パーセントです。
サングリアは何人分で作りますか。
アサヒビールの配合は赤ワイン1本分の750mlを使い、公式ページに4〜5人分と明記されています。技法もワインベースで唯一のブレンドです。
ワインを割るとき氷は入れますか。
アサヒビールの配合で示されている分量に氷は含まれていません。公表度数は材料の量をそのまま足した総量で計算されているので、氷が溶けるぶんは実際にはさらに薄まります。
まとめ。一本の泡から40通りの楽しみが生まれる

ワインの割り方には、公式が分量まで示しているものと、名前しか流通していないものがあります。この記事で扱った40通りのうち、アサヒビールか国際バーテンダー協会で分量を確認できたのは限られた数で、残りは配合の記載を確認できませんでした。その線引きをはっきりさせておくと、「正解が分からない」という迷いは減ります。
もう一つ持ち帰っていただきたいのは、固有名が付くかどうかは割り材ごとに片方だけという非対称です。白ワインの炭酸割りはスプリッツァー、赤ワインのジンジャーエール割りはキティ、赤ワインのコーラ割りはカリモーチョ。一方で赤ワインの炭酸割りと白ワインのコーラ割りには、公式の呼び名がありません。
関連して、初心者向けのシャンパンの選び方や高級シャンパンの価格帯もご用意しています。焼酎を割る場合の分量は焼酎の割り方と分量の目安に、開けたあとの保存についてはカラフェとデキャンタの違いにまとめました。度数そのものを比べたい方はカシスオレンジの度数も参考になります。






























