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ジャパニーズウイスキーの中でも特に高い人気を誇る「白州12年」。
森に囲まれた白州蒸溜所ならではの爽快感と繊細なスモーキーさが魅力で、品薄・休売・高騰のニュースでもたびたび話題になる一本です。国内外のファンから熱い支持を受ける白州12年は、希少性が高まり続けるいま、ますます注目度が上昇しています。
本記事では、白州12年の魅力・味わい・価格推移・再販情報・購入方法まで徹底解説。初めての方でも理解できるよう、ノンエイジや山崎12年との違い、抽選販売での入手方法、美味しい飲み方までわかりやすくまとめました。
“今買うべきか、待つべきか” 迷っている方も、ぜひ参考にしてみてください。

白州12年とは?ブランド背景と基本情報

森薫るウイスキーとして愛される「シングルモルト白州12年」
白州12年はサントリーが手がけるウイスキーです。「白州蒸留所」のモルト原酒だけを使用したシングルモルトで、酒齢12年以上のモルトを吟味して作られているのが特徴です。
サントリーの白州といえば、“森薫るウイスキー”の愛称で親しまれています。森に囲まれた蒸留所にて生まれた白州12年のウイスキーは、1994年の発売以来現在まで多くの方に愛されてきたという歴史があります。
特に2000年代以降は世界的なジャパニーズウイスキーブームが訪れたことをきっかけに、「白州12年」も世界に誇るような知名度の銘柄に成長しています。
そんな白州12年は高級酒でありながらも、18年や25年といった長期熟成モルトに比べると比較的手の届きやすい価格帯であり人気を集めています。
普段の食卓からお祝いの席にまで馴染んでくれるウイスキーであり、白州ブランドが気になっているという方の入門編としてもぴったりな1本です。
白州12年
- 原材料:モルト
- 熟成年数:12年
- アルコール度数:43%
- 定価:16,500円(税込)
テイスティングノート
- 色:明るい黄金色
- 香り:若葉・青りんご・ジャスミン
- 味:ふっくらとした甘みにクリーンな味わい
- フィニッシュ:甘く柔らかなスモーキーさがあり、キレ味も良い
白州には現在「白州NV」「白州12年」「白州18年」「白州25年」といった4種類の定番ボトルが存在します。白州12年はそのうちの一つで、現行品のうち年数表記のあるボトルの中では最も若い熟成年数となります。
アルコール度数は43%であり、爽やかでありつつも本格派のしっかりとした味わいを堪能できます。定価は16,500円(税込)とやや高額ではあるものの、それだけの価値がある高い品質で愛されています。
白州蒸留所のウイスキーづくり
今日は激務の合間を縫ってAL &山梨旅行&白州蒸留所へ!🥃🌳
— Yu sa (@Yusaki1207) November 8, 2024
アイラ、スペイサイド、山崎、余市など行くとこ行っていたが一番好きなところにやっと行けた。
子供とも全力遊び!
色々嫌なこともあるけど、目線高く、自分の人生大事にやっていこーっと。🥳 pic.twitter.com/wdaQ8eftSB
白州12年が作られる白州蒸溜所は、山梨県北杜市の森の中、標高約700mという世界的にも珍しいロケーションに位置しています。
サントリーは「山崎とは異なる個性を持つウイスキーを造るため」に全国の候補地を数年かけて調査し、“水の良さ”と“深い森の環境”を理由にこの地を選びました。
白州蒸溜所の特徴は以下の通りです。
南アルプスの天然水を使用
仕込みに使われるのは、南アルプスの花崗岩層で磨かれた清らかな軟水。
この水が白州の軽やかさと透明感の源になっています。
多彩な蒸留釜で原酒を造り分ける
白州蒸溜所には大小さまざまな形状のポットスチルが揃い、
ライト、ミディアム、ヘビータイプなど多様な原酒をつくり分ける能力を持っています。
これにより、白州12年のように複雑で奥行きのある味わいが生まれます。
森林に囲まれた熟成庫
湿度の高い森の環境でじっくり熟成されることで、
白州特有の爽快感とスモーキーさがバランスよく調和します。
白州12年はこうした自然環境と技術が合わさることで、軽快でありながら奥深い味わいを実現しているのです。
サントリー 白州NV
白州NV(ノンエイジ)と白州12年は、どちらも白州蒸溜所で造られるシングルモルトですが、味わいの印象や重厚感にははっきりとした違いがあります。
もっとも大きな差は、原酒が過ごす熟成期間。白州NVは複数の熟成年を組み合わせて軽快に仕上げられるのに対し、白州12年は最低12年以上熟成させたモルト原酒だけを選りすぐって構成されています。
この時間の差が、そのまま風味の立体感として現れます。
白州NVは、白州らしい爽やかさがストレートに伝わる一本。若葉を思わせる青々しさや、軽やかな果実味が際立ち、飲みやすく清々しい仕上がりです。
一方で白州12年は、同じ爽やかさを持ちながらも、熟成によって引き出された深み・コク・丸みがしっかり感じられます。ほのかな甘みや樽の落ち着いた香りが重なり、ひと口ごとに味の層が広がっていくような奥行きを楽しめます。
スモーキーさの印象も異なり、白州NVが“ほのかに香る”軽快さなのに対し、白州12年は柔らかく心地よい余韻としてゆっくり続くのが魅力。時間の経過とともにふくらむ甘さや、キレのあるフィニッシュは、長期熟成ならではの品格を感じさせます。
白州12年は、青りんごのような果実感に加え、新緑を想わせる香り、ほのかなウッディさ、しっとりとした甘みが絶妙に調和したバランスの良さが特徴。白州NVでは味わえない“奥行き”を求める方にこそ、選ばれている一本です。
| 品名 | 画像 | おすすめスコア | リンクサス酒販 | Amazon最安 | 楽天最安 | お酒買取 | ポイント | アルコール度数 | 香りのタイプ | 飲みごたえ | 産地 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 白州12年 |
|
– | 爽やかな香りと上品な甘み、柔らかなスモーキーさが魅力。 | 日本 | |||||||
| 白州 ピュアモルト 12年 響マーク 旧ボトル |
|
– | 響マーク入りの希少旧ボトル。コレクター人気が高い限定品。 | 日本 | |||||||
| 白州 12年 100周年記念ラベル |
|
– | サントリー創業100周年記念デザインの限定ボトルとして注目。 | 日本 |
山崎 12年
白州12年と山崎12年は、どちらもサントリーを代表するシングルモルトですが、蒸溜所の環境や原酒づくりのアプローチが大きく異なるため、風味の個性にもはっきりと差が生まれます。
白州12年は上記でも述べたように山梨県・北杜市の森に囲まれた白州蒸溜所でつくられます。標高約700mという冷涼な気候と豊かな自然環境が特徴で、清らかな軟水を使った仕込みが白州ならではの爽快感・軽やかさ・青々しい香りを生み出します。
青りんごを思わせるフルーティーさや、透き通るようなスモーキーさが重なり、飲み口は非常にすっきりとした印象です。一方で山崎12年は、京都と大阪の境に位置する山崎蒸溜所で生産されています。湿度が高く、四季の寒暖差も大きい土地のため、熟成が進みやすいのが特徴です。
これにより山崎12年は、白州とは対照的に濃厚で芳醇な甘み・厚みのある味わい・しっとりした熟成香が前面に出ます。ドライフルーツのような深みや甘やかな樽香が広がるのが、山崎12年の魅力です。
同じ12年の熟成表記ではありますが、白州12年は“清々しい森の香りと軽いスモーク”、山崎12年は“濃密な甘みと重層的なコク”というように、方向性はまったく異なります。
白州12年には、新緑のような爽やかさに加え、飲み進めるほどふくらむ柔らかい甘みとキレのあるフィニッシュがあり、全体的に引き算の美学を感じさせるバランスのよさが特徴です。
場面によって個性を使い分ける楽しみがあるのも、この2本ならでは。爽快でみずみずしいウイスキーを求めるなら白州12年、よりリッチで深みのある味わいを好むなら山崎12年が適しています。
白州12年の終売・休売の噂は?生産中止と再発売について

2018年に一度休売となった白州12年
評価の高い白州12年ですが、実は2018年より休売状態となっていました。これにはジャパニーズウイスキーの急激な人気上昇による原酒不足が関係しています。
白州12年が誕生した1994年の時代、日本のウイスキーはスコッチなどの世界的な銘柄に比べ未だ一歩劣る存在でした。しかし2000年代以降「山崎」ブランドなどのシングルモルトが徐々に有名になっていき、ジャパニーズウイスキーが世界で脚光を浴びることとなります。
そして白州12年も世界から高い評価を集めるようになっていき、需要が一気に高まっていきます。
特にここ数年では転売目的・投資目的・コレクション目的でジャパニーズウイスキーを購入するような人も増加し、白州ブランドは常に品薄の状態が続きました。あまりにも需要に対し供給が追いつかない状態となり、白州12年は2018年6月より一時休売となってしまったのです。
【関連リンク】ウイスキー投資今後は樽カスクとファンド投資信託。デメリットとおすすめ銘柄
供給量を増やし2021年より再発売スタート
しばらくの間休売状態が続いていた白州12年ですが、2021年3月末より再発売がスタートしています。数量限定ではあるものの、中長期的に供給できる目処が立ったため再発売が決定したとのことです。
数が限られているため“いつでもどこでも買える”というわけではないですが、白州12年をまた購入できる機会が訪れたのは非常に喜ばしいことと言えるでしょう。
サントリーは人気ウイスキーを安定供給できるよう、蒸留所の設備投資にも力を入れています。数年前に「白州12年が買えない」と諦めていた方も、今なら購入チャンスかもしれません。
白州12年の定価と価格推移!サントリー値上げで高騰化

白州12年の定価はいくら?市場価格との比較
| 山崎12年の定価(700ml) | 市場価格 |
|---|---|
| 16,500円(税込) | 約25,000円 |
白州12年700mlボトルの定価は、2025年時点で16,500円(税込)です。
なおこちらは2024年4月以降の価格となります。元々は1万円前後の価格でしたが、2024年4月に価格改定が行われたことで値上がりとなっています。
定価は山崎12年と同じ価格であり、サントリーの中でも特に高額がつけられているウイスキーのうちの1本となります。そのためデイリー向けというよりも、特別な日やギフト向けの1本として親しまれるウイスキーと言えるでしょう。
ちなみにAmazonなどネット上での価格は定価よりも高騰しています。流通価格はおよそ25,000円程度であり、定価に比べ1万円近く高くなっています。
店頭での価格は酒販店によって異なり、定価以上~ネット相場未満であることが大半です。
白州12年はこのように販売価格がお店によって異なるので、購入希望の方は注意しておきましょう。
白州12年の価格推移!元々は6,000円で購入できていた!?
白州12年は発売当時には6,000円ほどで購入できるような銘柄でした。そこから10年前の2012年ごろまでは、定価に見合った価格で取引されていました。
そんな白州12年の価格が上昇し始めたのは2013〜2014年ごろのことです。この時期になるとNHKドラマ「マッサン」の影響などを受け日本のウイスキーが軒並み高騰し始め、白州12年もネットでは定価以上の価格が付けられるようになりました。
2015年を過ぎる頃には1万円を超えるような価格で取引されるほどになり、いわゆる「プレミアウイスキー」の扱いを受けるようになりました。
そして休売が決定した2018年には、白州12年に5万円近い値が付けられていたこともありました。この頃になるとメルカリやヤフオクといったオークションでも高額売買の対象となっていて、「高い値段を出しても買えない銘柄」という状態に陥っていました。
高い価格が付けられるだけでなく、そもそも欠品していて買えないという状況が続いていたほどです。
現在は休売時のような激しい高騰は落ち着き、市場では25,000〜28,000円ほどの相場で売買されるようになっています。しかし定価そのものが値上げしているので、安く購入するのは難しい状況となっています。
白州12年は2022年4月1日より、定価が9,350円(税込)から11,000円(税込)へと切り替わっています。さらに2024年4月には、サントリーウイスキーの一斉値上げが行われ、白州12年も16,500円(税込)まで一気に値上げしています。
【関連リンク】2025年今買うべき値上がりしそうな入手困難国産ウイスキーランキング10選
2026年に値上げの噂は?
白州12年ですが、サントリーの価格改定により、2026年4月出荷分から希望小売価格の引き上げが予定されています。
もともと品薄が続いていた銘柄だけに、定価上昇は市場価格にも大きく影響する可能性があります。
値上げ後の白州12年の価格は、これまでの16,500円(税込)から17,600円(税込)へ上昇する見込みです。およそ6.7%の値上げであり、これは山崎12年も同様です。
※実際の改定額はサントリー公式発表に準じます。
今回の値上げは、長期熟成原酒の不足や需要増によるものと考えられ、特に白州12年は抽選販売が主流の銘柄であることから、希望小売価格の上昇がそのまま市場価格の底上げにつながる可能性が高い点が懸念されています。
購入を検討している方は、このような価格の変動にも注意しておく必要があるでしょう。
- 2026年4月以降の出荷分から新価格を適用
- 希望小売価格の上昇が、市場価格のベースを押し上げる要因に
- 抽選販売や不定期入荷が中心のため、定価購入の難易度がさらに上昇
- 今後は「買うタイミング」と「抽選情報」のチェックがより重要に
「今買うべきか?再販を待つべきか?」判断基準
白州12年を“今購入”すべきか“再販を待つべきか”迷っているなら、以下の判断基準を参考にしてください。
今買うべきケース:
- 定価または定価近くで入手できる機会を見つけた(抽選当選・正規店入荷)
- 価格上昇傾向が明らかで、将来的な価格跳ね上がりを見越している
- ギフト・長期保存・コレクション用途として“早めに確保”したい意向がある
- 旧ボトルや限定ラベルなど「特別な白州12年」である
再販を待つべきケース:
- 現在の価格が定価から大きく上がっており “割高感” を感じる
- 予算に制限があり、定価入手のチャンスを静観できる
- 新たな再販情報(抽選・店頭)をフォローできており、次の正規入荷を狙える環境にある
- 販売時期やラベルの種類は問わず現行品で構わない
白州12年はどこで買える?定価購入は抽選がチャンス

品薄ではあるが定価購入も可能
なんとなんと白州12年を定価でゲットしました。
— 男塾15号生筆頭 (@keiji5957) September 25, 2024
福岡県のマックスバリュにて
その他、響、白州、山崎のnvもございました。
家族1本限りです。
イオン系は定価で販売するから良心的です。#白州12年 pic.twitter.com/Orvvd5NLtu
これまで説明した通り、白州12年は品薄であるため価格も高騰しています。しかしあくまでも定番品であるため、定価購入ができないというわけではありません。
入荷タイミングや購入するショップをよく選ぶことで、高値が噂される白州12年も定価購入ができます。
例えば「イオン」などのスーパーでは、定期的に定価購入報告があがっています。また「ビックカメラ」「カクヤス」などの酒屋や「ウェルシア」などのドラッグストア、百貨店のお酒コーナーに定価の白州12年が並んでいたという報告もあります。
中には他のウイスキーとセットで販売する“抱き合わせ販売”もあります。入荷タイミングはそれぞれ店舗によって異なるので、白州12年を狙っている方はこまめに販売店へ足を運んでみましょう。
定価購入なら抽選販売がおすすめ
藤酒販さんの山崎12年or白州12年定価抽選販売に当選して、初のJapanese 表記入り白州12年を手にしました。ご丁寧な挨拶状も同梱されていて、とても感動しました。有難うございました。 pic.twitter.com/TK1XAHonrQ
— yama_ch (@yamach80996239) March 19, 2022
身近に酒販店があまりない、ショップにこまめに立ち寄る時間がないという方には抽選販売での購入がおすすめです。
抽選販売は酒販店・酒屋・百貨店などにて定期的に開催されています。抽選に申し込み、当選すれば、狙いのウイスキーを確実に購入することができます。
白州12年は抽選販売の目玉商品になることが多く、さまざまなショップで抽選が開催されています。普段は店頭に白州を並べていないというお店でも、抽選販売のラインナップに登場することがあるのでぜひ狙ってみましょう。
【関連リンク】白州抽選販売!サントリーウイスキー定価予約購入はイオン・ビックカメラ?
ショップによってはプレ値も!品質に見合うかチェックしよう
白州12年は人気と品薄が続く影響から、販売店によっては“プレ値”で販売されているケースも珍しくありません。特にネット通販では、定価の数倍の価格がつけられていることもあり、初めて購入する方は十分な注意が必要です。
高額で買う前にチェックしておきたいポイントは以下の通りです。
信頼できる販売元か?
WEBショップやフリマアプリでは、相場より高い価格設定のほか、保管状態が不明な個人出品も多く見られます。
未開封であっても、
- 高温環境での保管
- ボトルの傷や液面低下
- 箱の欠損
といった“品質劣化”が起きることがあります。
長期保存が前提の白州12年だからこそ、信頼できる販売店かどうかは最重視すべきポイントです。
プレ値でも“相場の範囲内”か?
白州12年は需要が高く、市場価格も激しく変動します。
例えば直近の中古市場を見ると、16,500円の定価に対し2〜4万円ほどで取引されることもあり、時期によっては落ち着く場合もあります。
プレ値での購入を検討する場合は、
- 最近の取引相場
- 実店舗との価格差
- 直近の再販や抽選情報の有無
を確認し、“割高すぎないか” を必ず見極めましょう。もちろん、相場より極端に安いボトルにも注意しておくべきです。
ギフト用途は特に要注意
プレ値商品は、中古ボトルや二次流通品であることがほとんど。
もちろん中古でも品質が良ければ正規品と変わりなく美味しく飲むことができますが、ギフトやプレゼントのようなシーンでは以下に気を付ける必要があります。
- 外箱のへこみ
- フィルムの破れ
- ラベルの微細な傷
ギフトとして購入する場合は、コンディションを細かく確認するか、百貨店や正規店での購入が安心です。
白州12年は間違いなく価値ある一本ですが、高値で購入して後悔しないためにも、定価入荷や抽選販売など“正規の購入チャンス”を押さえつつ、慎重に判断することが大切です。
また、急いでいる場合はプレ値で入手できるお店を探すのも一つの手段です。ただし、プレ値で購入する場合は、品質・相場・販売店の信頼性をしっかり見極めて、自分にとって納得のいく1本を選びましょう。
旧ラベルや限定ラベルなどレアな白州12年も!購入方法は?
白州 ピュアモルト 12年 響マーク 旧ボトル
白州12年の歴史は1994年より続いています。そのため、現在に至るまでには複数回ラベルが変更されてきました。
過去のラベルデザインの白州は「旧ラベル」や「旧ボトル」「オールドボトル」などと呼ばれています。古いラベルのものは現在は発売されていないことから、現行品よりもさらに高い価値がつけられています。
例えば白州の旧ラベルにはシングルモルトではなく「ピュアモルト」と表記されたものがあります。ピュアモルト表記のものは白州12年の中でもかなり古いボトルであり、少なくとも流通していたのは2004年よりも前だと言われています。
またシングルモルト表記に切り替わってからも、ラベルの文字が黒い白州12年などが存在します。ラベル裏の説明文が若干異なっているなど、時代に合わせて少しずつ変化が加えられていることが確認できます。
なお旧ラベル品の白州12年は、瓶詰めした時期が異なっているため現行品とは味わいにも差があると言われています。旧ラベルの品はフルーティーと表現されていることもあり、コレクターやウイスキー愛好家から熱狂的な人気を集めています。
【関連リンク】白州旧ボトル。10年12年18年等ラベル箱変更違いと流通価格
白州 12年 100周年記念ラベル
白州12年の別ラベルには「100周年記念蒸溜所ラベル」もあります。こちらは2023年に限定出荷されていた白州12年となります。
2023年はサントリーウイスキーが100周年という節目でもありました。そのためこの年には、いくつかの限定品や記念ラベル品がリリースされています。
山崎や白州のノンヴィンテージ、12年ボトルも記念デザインでリリースされており、コレクターによる人気が集まっています。限定ラベルは中身こそ通常の白州12年と同じですが、ラベルには蒸溜所の姿が描かれていたり、「100th ANNIVERSARY」と表記されていたりと特別な装いであることがわかります。
【関連リンク】白州100周年記念ボトル定価や箱・中身の違い。買取価格情報有
偽物には注意しておこう
白州ノンエイジと12年の2つ揃った!
— かおくん (@kaokun228129) December 6, 2023
12年が安かったんだけど
まさか偽物ではないよね?😅 pic.twitter.com/wY3mS831wL
見慣れない白州12年のボトルは、偽物でないかどうかにも注意しておきましょう。近年は残念ながら、山崎や白州の偽物・フェイク品も流通している状況です。
偽物は本物の白州12年と似せて作られていますが、ラベルの質が悪かったり、外箱の質感が違ったりと微妙な差があります。当然ながら中身に関しては、白州12年とは全く異なるものとなるので注意が必要です。
白州12年を購入する際は、信頼のおけるショップを選ぶようにしましょう。信頼のおけないショップでの購入や、見慣れないラベルの白州12年の購入は避けておく方がベターです。
白州12年が人気の理由!受賞歴や口コミ評価は?

白州12年の口コミ評価を調査
白州12年!青りんご!フルーティ!
— みずき (@mizu_wood) August 5, 2024
美味しいね〜? pic.twitter.com/S4kXzPflHu
白州12年
— 白石 極 (@kiwamu5959) November 2, 2025
久々に飲みましたが美味しかったです。
白州ってこんな味だったよなと再認識しました。
爽やかさと少しの煙さがイイですね。
SODよりはこちらの方が好みです。 pic.twitter.com/DQi6GbiZsD
白州12年はとにかく飲みやすいウイスキーと好評です。中でも口当たりの良さや爽やかさに関する高い評価が多く見受けられました。
なおノンエイジの白州に比べても、特に白州12年の特徴である青りんごのような爽やかさが印象的という感想が多いです。
そんな白州12年は、ストレートはもちろん「割っても美味しいウイスキー」と親しまれている様子です。ロックやハイボール、トワイスアップなどさまざまな飲み方でトライしている方が多くいらっしゃいます。
白州12年の受賞歴について
- 2016年 SWSC最優秀金賞受賞
- 2014年 SWSC金賞受賞
- 2013年 SWSC最優秀金賞受賞
- 2012年 ISC金賞受賞
- 2012年 SWSC金賞受賞
- 2011年 SWSC最優秀金賞受賞 など
白州12年はプロからの評価も高く、世界的に有名な鑑評会で何度も金賞を受賞しています。特にSWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)においては、複数回にわたってアザーウイスキーカテゴリーの最優秀金賞に選ばれています。
SWSCは米国で行われる世界的な酒類コンペティションであり、レストランやバイヤー、そしてジャーナリストたちの審査員が集まって評価を下します。この賞で最優秀賞を獲得するということは、白州12年がそれだけ世界に認められたウイスキーであることを証明しています。
白州12年の甘く柔らかな味わいは、日本人はもちろん海外の方からも評価が高く老若男女に愛されるようなものとなっています。
ハイボールが人気!白州12年の愉しみ方・美味しく飲む方法

白州12年は口コミ評価にもあるように、さまざまな飲み方で楽しめるボトルです。もし白州12年をボトルで手に入れる機会があれば、いろいろな飲み方に挑戦してみてください。
ここからは白州12年のおすすめの飲み方を紹介していきます。
まずは「ストレート」
一人0次会!白州12年の新旧の飲み比べ。旧の方が円やかでしょうか!?新白州12年はアルコール感がありますね。でもどちらもうまいのは間違いないです。乾杯🍻^_^ #白州 #12年 #サントリー #ウイスキー #ストレート #終売 #再販 #ツイッター晩酌部 pic.twitter.com/fwiVJoCGht
— 類的酒場の放浪日記 (@ruiteki_sakaba) April 2, 2021
白州12年の味わいをダイレクトに楽しみたいなら、まずはぜひストレートで飲んでみましょう。
ウイスキーというだけありアルコール度数は43%と高めですが、白州12年には強いアルコールを感じさせない穏やかさがあります。ストレートで飲むことにより、白州12年の特徴である青りんごの甘みを強く実感できます。
なおストレートで飲む場合には、チェイサーも忘れないようにしましょう。あくまでもガブガブと飲むのではなく、ゆっくりと堪能しながら飲み進めてみてください。
またストレートで飲む場合は、極端に冷やしすぎないようにしましょう。常温に近い温度の方が、白州らしい香りが開きやすいです。
「トワイスアップ」で華開く
たいそう贅沢なものをいただいてしまったので、心してトワイスアップから参ります。白州12年。ちょーーーういい薫り!つまみはベタにチョコレエト。 pic.twitter.com/4tzxtapTcN
— みとせのりこ❄️11/24(祝)居酒屋みとせ@南青山MANDALA (@snow_blanc) January 19, 2015
トワイスアップはウイスキー:水= 1:1で割る飲み方です。プロの審査員も採用する飲み方であり、水で割ることによりウイスキーの香りが華開くのが特徴です。
ストレートに比べアルコールも薄まるので、より一層口当たりが良くなり飲み易く感じます。
なおトワイスアップにする際は、水を注ぎすぎないように注意です。半分以上を水にしてしまうと味が薄まってしまうので気を付けておきましょう。
公式もおすすめの「ハイボール」
今日は白州12年のハイボールからスタート🥃
— ウイビッキー (@masahikohista) September 9, 2022
爽やかさと甘みフルーティに深みが増しますね🥰週末はやっぱり贅沢ハイボールが癒やしてくれますね👍#TWLC pic.twitter.com/dAujSkCiuD
白州はサントリーの公式がハイボールを強くおすすめするほど、ハイボールにピッタリなウイスキーです。白州12年で作るハイボールは“森香るハイボール”と言われるほど、爽やかな香りが特徴です。炭酸感で飲みやすくなるので、食中酒としてもおすすめです。
なおハイボールを作る場合は、炭酸水やグラスをしっかりと冷やしておくのがコツです。ウイスキー:炭酸水= 1:3〜4程度で作ると、バランスが良く仕上がります。ハイボール完成後は、仕上げにミントを添えるのもありです。
【関連リンク】美味しいハイボールの作り方。分量・割合の黄金比率は1対何?
まとめ
森の中で育まれた爽やかさと、12年熟成による奥深い味わいが調和した「白州12年」。ストレートでじっくり味わうのはもちろん、人気の“森香るハイボール”として食事と合わせるなど、シーンに応じて多彩に楽しめる魅力があります。
一時休売を経て再販された現在も、白州12年は品薄と高騰が続き、今後の価格上昇も予想されています。店頭での定価入荷や抽選販売は貴重なチャンスとなるため、入手を狙う方は日頃から情報収集がおすすめです。
飲みやすさと上質さを兼ね備えた白州12年は、ギフトにも自宅用にもふさわしい一本。気になっていた方は、この機会にぜひ味わってみてください。
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