レミーマルタンの種類とランク 定価と旧ボトルの見分け方
レミーマルタンは1724年にフランスのコニャック地方で始まったメゾンで、グランド・シャンパーニュとプティット・シャンパーニュの原酒だけを使う「フィーヌ・シャンパーニュ」の路線で知られる。ただし日本語で語られてきた説明のうち、いくつかは公式サイトや条文にあたると当てはまらない。現行の製品一覧にナポレオンという名前は載っておらず、スペリオールはVSOPより上ではなく下の区分にあたり、エクストラもXOと同じ熟成区分に列挙されている。この記事では輸入元が公表している価格表と、コニャックの製品仕様書の条文を並べて、呼称の順序と価格、そして旧ボトルの見分け方を確かめていく。ブランデー全体の分類から知りたい人はブランデーとはの記事を先に読むと流れがつかみやすい。
レミーマルタンとは何かを公式サイトの記述から確かめる

レミーマルタンは、ブドウ栽培家レミー・マルタンが1724年に興したコニャックメゾンである。コニャックはフランスのコニャック地方で製品仕様書どおりに造られたブドウの蒸留酒だけが名乗れる原産地呼称で、ウイスキーとも、同じブランデーであるアルマニャックやカルヴァドスとも区別される。ラベルのケンタウロス(セントール)が目印になってきた。呼称の線引きそのものはブランデーとコニャックの違いの記事で詳しく扱っている。
このメゾンを語るうえで欠かせないのが「フィーヌ・シャンパーニュ」だ。公式サイトは、グランド・シャンパーニュとプティット・シャンパーニュの原酒だけでできていて、そのうち50%以上がグランド・シャンパーニュのものである場合にかぎりこの名前を名乗れる、と説明している。注意したいのは、フィーヌ・シャンパーニュが畑の区画そのものではないことだ。コニャックの製品仕様書は、この補完地理的名称が特定の画定区域に対応するものではないと明記している。発泡ワインのシャンパーニュとも別の概念で、1927年にレミーマルタンがこの表記のVSOPを出し、1938年に法的に認められたと公式の年表は書いている。
レミーマルタンとレミー・マルタンという表記の違い
検索でよく使われる書き方には、中黒を入れる「レミー・マルタン」、続けて書く「レミーマルタン」、半角スペースで区切る「レミー マルタン」、英字の「Remy Martin」「REMY MARTIN」がある。フランス語の正式表記はアクサン付きの「Rémy Martin」で、日本の輸入元は製品カタログで「レミーマルタン」と続けて書いている。どの書き方でも指しているものは同じだ。「レミーマルタンナポレオン」のように銘柄と等級を続けて書く検索も多いが、これも同じものを指している。
ルイ14世という名前のコニャックは存在しない
「ルイ14世」という名前で探されることがあるが、この名前の製品はレミーマルタンにもレミー コアントローにも存在しない。混同されやすい3つの名前を整理しておく。
| 探されている言葉 | 実際にあたるもの |
|---|---|
| ルイ14世 | レミーマルタンの製品一覧にも、親会社レミー コアントローのブランド一覧にもこの名前はない |
| ルイ13世 | レミー コアントローがレミーマルタンと並べて扱うコニャックのブランド名。専用の別サイトで案内されている |
| ルイ15世 | 1738年にレミー・マルタンへ新しいブドウ畑を拓く権利を認めた国王の名。製品名ではない |
ルイ13世の価格帯だけを詳しく知りたい場合はルイ13世の定価と相場をまとめた記事のほうが早い。
日本の輸入元と公式サイトの言語
日本での輸入と販売を担っているのはレミー コアントロー ジャパン株式会社で、2008年に設立され、2011年4月からルイ13世、レミーマルタン、コアントローの販売を始めたと会社案内に記されている。なお公式サイトに日本語版はない。国別の切り替えに用意されているのはインターナショナル、アメリカ、フランス、イギリス、中国の5つで、日本は入っていない。日本語で読める一次情報は、輸入元が公開している製品カタログのPDFが中心になる。
コニャックのランクは製品仕様書のコント区分で決まっている

コニャックのラベルにあるVSOPやXOは、ブレンドに使われた原酒のうちいちばん若いものの熟成年数を示す。この対応は業界の慣習ではなく、コニャックの製品仕様書が表記ごとに列挙する形で定めている。数え方は収穫の翌年4月1日を起点とする「コント」で、区分は6段ある。
コント2からコント10までの表記一覧
| 区分 | 最低熟成年数 | 製品仕様書に列挙されている表記 | レミーマルタンでの該当 |
|---|---|---|---|
| コント2 | 2年以上 | 3 Etoiles / Sélection / VS / De Luxe / Very Special / Millésime | — |
| コント3 | 3年以上 | Supérieur / Cuvée Supérieure / Qualité Supérieure | VS Supérieur、スペリオール(旧世代) |
| コント4 | 4年以上 | V.S.O.P. / Réserve / Vieux / Rare / Royal / Very Superior Old Pale | VSOP |
| コント5 | 5年以上 | Vieille Réserve / Réserve Rare / Réserve Royale | — |
| コント6 | 6年以上 | Napoléon / Très Vieille Réserve / Très Vieux / Héritage / Très Rare / Excellence / Suprême | ナポレオン(旧世代) |
| コント10 | 10年以上 | XO / Hors d'âge / Extra / Ancestral / Ancêtre / Or / Gold / Impérial / Extra Old / XXO / Extra Extra Old | XO、エクストラ(旧世代) |
同じラベルに違う区分の語が並んだときは、古いほうの区分が自動的に優先されると製品仕様書は定めている。つまり表記が2つ書かれていても、短いほうの年数で読むことはできない。
スペリオールはVSOPの上ではなく下の区分にあたる
日本語の解説では「スペリオール=VSOPの上位ランク」と書かれることが多いが、これは条文と逆になっている。スペリオール(Supérieur)はコント3に置かれた表記で、コント4のVSOPより1年短い。裏づけは公式サイトそのものにある。レミーマルタンの製品一覧でVSに添えられた説明は「VS Supérieur, aged three years for a richer taste」で、スペリオールという語が3年熟成と結びついていることを公式が自ら書いている。
旧ボトルに見られる「スペリオール」表記は、VSOPより上の等級ではなく、VS側に寄った呼称だと読むのが条文に忠実だ。ただしVSOPとスペリオールが併記されたラベルであれば、優先規定によりVSOPの4年が適用される。
エクストラはXOと同じコント10に列挙されている
もうひとつ広く流通している説明が「エクストラはXOの上のランク」というものだ。しかし製品仕様書のコント10の欄には、XOとExtraが同じ行に列挙されている。ほかにもオール・ダージュ、アンペリアル、エクストラ・オールドなどが同居しており、法令が求める最低年数という意味ではこれらは横並びだ。実際のブレンドでXOより長い原酒を多く使うかどうかは各メゾンの設計であって、区分の上下ではない。
XXOだけは14年、度数の下限は規定によって4段階
コント10の行に並ぶ表記のうち、XXOとExtra Extra Oldだけは別扱いになる。製品仕様書は同じ項の直後に、この2つは14年以上熟成したものに与えられる表記だと補足しているからだ。コント10の一覧に入っているからといって10年で名乗れるわけではない。さらにXXOを名乗る場合は、出荷証明にその旨を記載してBNICへ届け出る義務も条文に書かれている。
度数の下限も、どの規定を見るかで数字が変わる。EUの規則とコニャックの製品仕様書を並べると次のようになる。
| 規定 | 対象 | 最低アルコール分 |
|---|---|---|
| EU規則2019/787 第2条 | スピリッツドリンク全般 | 15% |
| EU規則2019/787 附属書I 第5項 | ブランデー | 36% |
| EU規則2019/787 附属書I 第4項 | ワインスピリッツ | 37.5% |
| コニャックの製品仕様書 B-2 | コニャック | 40% |
EU規則2019/787の附属書Iには44のカテゴリーが並ぶが、そこにコニャックという項目は0件で、受け皿になるのはブランデーとワインスピリッツの項目のほうだ。コニャックの40%という下限は、EU規則ではなくコニャック側の製品仕様書が定めている。度数そのものの読み方は度数ガイドの記事も参考になる。
ブランデーの関連商品ラインナップ

リンクサス酒販の在庫から、ブランデーの商品をまとめて掲載する。各カードから商品ページへ進むと、容量や度数、価格、在庫状況まで確認できる。ここに出ているのは在庫の一部で、掲載は入荷と販売の状況で入れ替わる。
「レミーマルタンの種類とランク 定価と旧ボトルの見分け方」に関連するおすすめ商品
ここではブランデーの在庫から一部を掲載しています。価格・在庫・箱の有無は各商品ページでご確認いただけます。
飲み比べの計画を立てるなら、ヘネシーの種類とランクの記事やカミュの種類と値段の記事と読み合わせると、メゾンごとの設計の違いが見えてくる。予算から選びたい場合はコスパで選ぶブランデーの記事が近い。ウイスキーとの違いが気になる人はブランデーとウイスキーの違いの記事へ。
日本で正規に流通するのは4銘柄7サイズで希望小売価格も公表されている

「コニャックはオープン価格だから定価がない」と説明されることがあるが、レミーマルタンについては当てはまらない。日本の輸入元は製品カタログで、税込と本体の両方の希望小売価格を製品ごとに公表している。正規に流通しているのは4銘柄、容量違いを含めて7サイズだ。
現行4銘柄7サイズの希望小売価格
| 製品 | 容量 | アルコール分 | 希望小売価格(税込) | 本体価格 |
|---|---|---|---|---|
| レミーマルタン VSOP | 700ml | 40% | 8,250円 | 7,500円 |
| レミーマルタン VSOP フラスク | 200ml | 40% | 2,585円 | 2,350円 |
| レミーマルタン VSOP | 50ml | 40% | 825円 | 750円 |
| レミーマルタン XO | 700ml | 40% | 29,700円 | 27,000円 |
| レミーマルタン XO | 350ml | 40% | 18,700円 | 17,000円 |
| レミーマルタン 1738アコード・ロワイヤル | 700ml | 40% | 9,680円 | 8,800円 |
| レミーマルタン テルセ | 700ml | 42% | 17,050円 | 15,500円 |
ここで目を引くのがテルセだ。7サイズのうち42%はテルセだけで、ほかはすべて40%になっている。国際版公式サイトの製品ページも同じ42%を記載しており、日本カタログと7件すべてで度数が一致する。「レミーマルタンは40度」という言い方は、テルセを外して初めて成り立つ。
本体価格に消費税率10%を掛けた値は、7件すべてで公表されている税込価格と一致する。端数処理の入り込む余地がない構成なので、カタログの数字をそのまま検算に使える。
クラブとVSは国際版公式サイトの製品一覧に載っているが、日本の輸入元カタログには掲載がない。国内で見かけるクラブは、輸入元の取り扱いから外れた旧世代の在庫か、海外で流通していた個体にあたる。
ルイ13世の4サイズと希望小売価格
| 製品 | 容量 | アルコール分 | 希望小売価格(税込) |
|---|---|---|---|
| ルイ13世 ザ・ミニチュア | 50ml | 40% | 165,000円 |
| ルイ13世 ザ・クラシック | 700ml | 40% | 544,500円 |
| ルイ13世 タイム・コレクション2 | 700ml | 40% | 1,100,000円 |
| ルイ13世 ザ・マグナム | 1500ml | 40% | 1,265,000円 |
ルイ13世も同じカタログに載っている。レミーマルタンとは別のブランドとして扱われており、公式サイトの製品一覧にルイ13世は0件、案内はフッターの「Our Brand Family」から別サイトへ渡る形になっている。ザ・クラシックの希望小売価格は544,500円で、レミーマルタンのXOのおよそ18倍にあたる。
容量あたりの単価で比べる
| 製品 | 容量 | 希望小売価格(税込) | 1mlあたり |
|---|---|---|---|
| レミーマルタン VSOP | 700ml | 8,250円 | 11.8円 |
| レミーマルタン VSOP フラスク | 200ml | 2,585円 | 12.9円 |
| レミーマルタン VSOP | 50ml | 825円 | 16.5円 |
| レミーマルタン XO | 700ml | 29,700円 | 42.4円 |
| レミーマルタン XO | 350ml | 18,700円 | 53.4円 |
同じ中身でも小さいボトルのほうが単価は高い。XOの350mlは1mlあたり53.4円で、700mlの42.4円より26%高い。贈答用に小容量を選ぶ場面は多いが、量あたりで比べると割高になることは知っておきたい。なお免税店で見かける価格の考え方は免税店のウイスキーの記事にまとめている。
レミーマルタンのランク別30本を世代順に並べた

リンクサス酒販の在庫から、現行品と1970〜2000年代の旧ボトルを横断して30本を並べた。並び順はランクが低いほうから高いほうへ、同じランクの中では世代が新しいほうから古いほうへ向かう。
| 画像 | 銘柄・スコア | 定価 市場相場 |
特徴 | リンクサス酒販 本命 |
Amazon | 楽天 | 買取 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位
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レミーマルタン VSOP 現行 700ml ★★★☆☆3/ コニャック専門家スコア |
¥8,250 輸入元カタログに希望小売価格の掲載がある現行品です。 |
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フィーヌ・シャンパーニュを名乗るVSOPの定番。レミーマルタン入門の基準となる一本。 |
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2位入手困難
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レミーマルタン VSOP 300周年記念 リミテッドエディション 700ml ★★★★☆4/ コニャック専門家スコア |
限定流通品のため輸入元カタログに希望小売価格の掲載がありません。 |
💎 プロのおすすめ
創業300周年を記念した限定ラベルのVSOP。中身は定番でも記念性で人気が高い。 |
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3位
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レミーマルタン VSOP 旧 リザーブ エクスクルーシブ 700ml ★★★☆☆3/ コニャック専門家スコア |
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現行の一世代前にあたるリザーブ系の旧ボトル。飲み比べで世代差が分かる。 |
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4位
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レミーマルタン 赤VSOP 旧 700ml ★★★☆☆3/ コニャック専門家スコア |
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赤を基調とした旧ラベルのVSOP。1990年代以前の流通品で古酒人気がある。 |
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5位入手困難
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レミーマルタン VSOP 黒 1980年代 700ml ★★★★☆4/ コニャック専門家スコア |
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1980年代流通の黒キャップVSOP。バブル期の日本に大量輸入された時代の味。 |
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6位入手困難
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レミーマルタン VSOP 金 1970-1980年代 700ml ★★★★☆4/ コニャック専門家スコア |
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金ラベルの1970〜80年代古酒。オールドレミーの定番として安定した人気。 |
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7位入手困難
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レミーマルタン VSOP 金 四角瓶 1970-1980年代 700ml ★★★★☆4/ コニャック専門家スコア |
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角ばったボトルが特徴の金ラベル世代違い。同年代の丸瓶との比較も面白い。 |
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8位入手困難
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レミーマルタン スペリオール VSOP 1980-1990年代 700ml ★★★★☆4/ コニャック専門家スコア |
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政令の熟成区分ではVSOPより1段短いスペリオール表記。流通量が少ない旧世代。 |
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9位入手困難
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レミーマルタン スペリオール 1980-1990年代 700ml ★★★★☆4/ コニャック専門家スコア |
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いまは使われていないスペリオール単独表記。ランク表記の変遷を物語る一本。 |
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10位
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レミーマルタン クラブ 2000年代 クリア 700ml ★★★★☆4/ コニャック専門家スコア |
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日本とアジアで親しまれた角瓶のクラブ。現在の日本の輸入元カタログには掲載がない。 |
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11位
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レミーマルタン 1738 アコードロイヤル 700ml 箱あり ★★★★☆4/ コニャック専門家スコア |
¥9,680 輸入元カタログに希望小売価格の掲載がある現行品です。 |
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ルイ15世が与えた植樹の権利に由来する銘。樽由来の甘く濃厚な味わい。 |
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12位
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レミーマルタン 1738 アコードロイヤル 700ml 箱なし ★★★★☆4/ コニャック専門家スコア |
化粧箱を伴わない流通品のため、輸入元カタログの希望小売価格はそのまま当てはまりません。 |
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同じ1738の箱なし流通品。自宅飲み用に状態と価格で選びやすい。 |
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13位入手困難
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レミーマルタン ナポレオン 1980-1990年代 700ml ★★★★☆4/ コニャック専門家スコア |
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政令で最低6年の区分に置かれるナポレオン表記の旧世代。贈答全盛期の定番品。 |
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14位入手困難
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レミーマルタン ナポレオン 赤ルビー 1990年代 700ml ★★★★☆4/ コニャック専門家スコア |
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赤みがかったボトルが目印の1990年代ナポレオン。世代判別の手がかりも明確。 |
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15位
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レミーマルタン ナポレオン 黒瓶 1990年代 700ml ★★★★☆4/ コニャック専門家スコア |
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黒い瓶の1990年代ナポレオン。重厚な見た目で飾り映えする古酒。 |
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16位入手困難
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レミーマルタン ナポレオン 旧 1980年代 700ml ★★★★☆4/ コニャック専門家スコア |
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1980年代流通の旧ナポレオン。バブル期贈答品の代表格で古酒価値が安定。 |
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17位入手困難
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レミーマルタン ナポレオン カラフェ デキャンタ 700ml ★★★★★5/ コニャック専門家スコア |
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デキャンタ型ボトルのナポレオン。ボトル自体の装飾性が加わる希少品。 |
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18位
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レミーマルタン XO エクセレンス 700ml ★★★★★5/ コニャック専門家スコア |
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2000年代を中心に流通したXO世代。現行XOの直前にあたる円熟ブレンド。 |
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19位入手困難
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レミーマルタン XO スペシャル 小花 1990年代 700ml ★★★★★5/ コニャック専門家スコア |
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ラベルの花模様が小さい1990年代XOスペシャル。世代判別の定番ポイント。 |
¥19,800リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
20位入手困難
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レミーマルタン XO スペシャル 大花 1980年代 700ml ★★★★★5/ コニャック専門家スコア |
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花模様が大きい1980年代世代。小花より一世代古く、古酒ファンの評価が高い。 |
¥22,000リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
21位入手困難
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レミーマルタン XO プルミエ クリュ 700ml ★★★★★5/ コニャック専門家スコア |
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グランド・シャンパーニュの格を冠した限定XO。産地の力を示す一本。 |
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22位入手困難
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レミーマルタン XO 300周年記念ボトル 700ml 箱あり ★★★★★5/ コニャック専門家スコア |
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創業300周年の記念XO。記念ロゴ入りで通常XOより収集需要が高い。 |
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23位入手困難
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レミーマルタン XO グリーンボトル 1970年代 700ml ★★★★★5/ コニャック専門家スコア |
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緑色ガラスの1970年代XO。半世紀前の最上級ブレンドを味わえる希少古酒。 |
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24位入手困難
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レミーマルタン エクストラ 1980年代 700ml ★★★★★5/ コニャック専門家スコア |
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政令ではXOと同じ最低10年の区分に置かれるエクストラ。1980年代の旧世代。 |
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レミーマルタン エクストラ グリーンボトル 1970年代 700ml ★★★★★5/ コニャック専門家スコア |
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1970年代の緑瓶エクストラ。古酒市場でも数が少ない古参世代。 |
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レミーマルタン エクストラ パーフェクション 700ml 箱あり ★★★★★5/ コニャック専門家スコア |
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パーフェクションを冠したエクストラ系の限定ボトル。化粧箱付きで贈答向き。 |
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レミーマルタン セントー クリスタル 1980年代 700ml 箱あり ★★★★★5/ コニャック専門家スコア |
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ケンタウロスの名を冠したクリスタルデキャンタ入り。1980年代の華のある一本。 |
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レミーマルタン ルイ13世 ベリーオールド 700ml 箱なし アウトレット ★★★★★5/ コニャック専門家スコア |
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ルイ13世の旧流通「ベリーオールド」表記。箱なしのぶん手が届きやすい。 |
¥198,000リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
29位入手困難
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レミーマルタン ルイ13世 金キャップ 700ml アウトレット ★★★★★5/ コニャック専門家スコア |
終売した世代のため輸入元カタログに希望小売価格の掲載がありません。 |
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金キャップと呼ばれる旧世代ルイ13世。世代判別の代表的な仕様のひとつ。 |
¥242,000リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
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レミーマルタン ルイ13世 ザ クラシック 現行箱 700ml ★★★★★5/ コニャック専門家スコア |
¥544,500 輸入元カタログに希望小売価格の掲載がある現行品です。 |
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現行世代のルイ13世ザ・クラシック。輸入元カタログに希望小売価格の掲載がある。 |
¥396,000リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
この表の定価の欄には、日本の輸入元が公表する製品カタログに希望小売価格の掲載があるかどうかを記しています。当てはまる3本には税込の希望小売価格を、当てはまらない27本にはその理由を記載しました。表の上部に表示される更新日は、ページを開いた日付が入る仕様で、価格を取得した時点を示すものではありません。「最安」の表示は当店に在庫がある行へ一律に付くもので、他店との価格比較を示すものではありません。並べ替えは価格の掲載がある行が少ないため、おすすめ順と希少度順が実用的です。
この表を横に読むと、レミーマルタンの名前の入れ替わりが見えてくる。スペリオールとセントーは現行の製品一覧から名前ごと消えており、ナポレオンも同じだ。一方でVSOPとXOは半世紀にわたって名前が続いており、世代差はボトルの意匠とブレンドの中身に現れる。
VSOPはフィーヌ・シャンパーニュの基準になる一本

レミーマルタンの屋台骨がVSOPだ。公式サイトは容量700mlまたは750ml、アルコール分40%と記載し、フィーヌ・シャンパーニュを名乗る銘柄として案内している。バニラやアプリコット、すみれを思わせる香りとなめらかな口当たりで、最初の一本に選ばれ続けてきた。
現行VSOPと300周年エディション
現行ボトルはすりガラス調で、ストレートのほかソーダ割りやジンジャー割りにも向く。2024年前後には創業300周年を記念した限定エディションが流通した。中身は定番のVSOPだが、記念ラベルにはコレクション需要があり、市場在庫が減るにつれて探す人が増えている。公式サイトの製品一覧には、このほかにも旧正月をテーマにした限定版や年末向けの限定版が並んでいる。
金・黒・赤という旧ボトルのVSOPたち
古酒市場で存在感を放つのが1970〜1990年代に流通した旧ボトル群だ。金ラベルの丸瓶と四角瓶、黒キャップの1980年代もの、赤ラベルの世代など、意匠から流通年代をたどれる。贈答文化とともに日本中へ渡ったボトルが、いまも未開栓のまま見つかることは珍しくない。数十年の瓶内保管を経た個体は角が取れてまろやかに感じられることが多く、現行品と並べて飲むと同じVSOPとは思えないほど印象が変わる。
クラブと1738アコード・ロワイヤルという中間の2本
VSOPとXOの間には、公式の製品一覧に載る銘柄が2つある。クラブと1738アコード・ロワイヤルだ。クラブは角形のボトルが特徴で、バーやスナックのボトルキープ文化とともに広まった。ただし前述のとおり日本の輸入元カタログには掲載がない。
1738アコード・ロワイヤルの名は、1738年にルイ15世がレミー・マルタンへ新しいブドウ畑を拓く権利を認めた出来事に由来する。ここで注意したいのは、1738が創業年でも設立年でもないことだ。創業は1724年、そして製品としての1738アコード・ロワイヤルが世に出たのは公式の年表によれば1997年で、出来事から259年後にあたる。味わいは樽由来のバニラやキャラメルが前面に出る甘く濃厚な路線だ。
ナポレオンは公式の現行ラインナップに載っていない

ナポレオンはレミーマルタンで最もよく検索される等級のひとつだが、国際版公式サイトの製品一覧を頭から終わりまで書き出しても、ナポレオンという名前は0件しか出てこない。日本の輸入元カタログにも掲載はない。つまり店頭や市場で見かけるレミーマルタンのナポレオンは、すべて過去に流通した世代ということになる。
公式サイトの製品一覧を書き出して確かめる
実際に公式サイトの製品一覧に並んでいるのは次の16つだ。
VS、VSOP、Club、1738 Accord Royal、Tercet、XO、VSOP Limited Edition by Xue Song、Club Limited Edition by Xue Song、XO Limited Edition by Xue Song、VSOP ‘Heart of Cognac’、1738 Accord Royal ‘Heart of Cognac’、XO ‘Heart of Cognac’、300th Anniversary Coupe、XO NIGHT、Club EXCEPTION、Rémy V 35。
基幹となるのが最初の6つで、続く8つが限定版、そのあとに免税店向けのクラブ エクセプションと、コニャックではないレミー V 35が並ぶ。レミー V 35は原材料の表記が他と違い、ワインの蒸留液ではなくブドウのスピリッツを使うと書かれていて、度数も35%でコニャックの下限40%に届かない。この一覧のどこにもナポレオンは入っていない。
コント6とコント10のあいだには4年の開きがある
ナポレオンが「XOのひとつ下」と説明されてきたのは、コント6とコント10が隣り合う区分だからだ。ただし隣といっても年数では4年の開きがある。しかもコント6の行にはトレ・ヴィエイユ・レゼルヴ、トレ・ヴィユ、エリタージュ、トレ・ラール、エクセレンス、シュプレームが同居していて、ナポレオンだけに与えられた格ではない。
旧世代のナポレオンを飲む価値がなくなるわけではない。1980〜1990年代の日本ではナポレオンが贈答品の代表格として大量に流通したため、いまも状態の良い個体が見つかりやすく、オールドコニャックの入口として現実的な選択肢になる。価格の目安は世代と付属品で動くので、比較表の並びを手がかりにしてほしい。
XOと大花・小花という旧世代の見分け方

XOはエクストラ・オールドの略で、公式サイトはセラーマスターの署名にあたる一本と位置づけ、数百種類のオー・ド・ヴィーで構成されると説明している。容量の書き方も他と違い、VSOPやクラブが700mlまたは750mlと併記されるのに対し、XOは750ml単独で記載されている。日本カタログでは700mlと350mlの2サイズが用意されている。
XOスペシャルの大花と小花、そしてエクセレンス
旧世代のXOには通称がある。1980年代流通の「XOスペシャル」はラベル中央の花模様が大きく「大花」、1990年代の世代は花が小さく「小花」と呼ばれ、古酒市場での年代判別の定番になっている。2000年代には「XOエクセレンス」表記の世代を挟み、現在の「XO」につながった。旧世代XOは現行品より市場価格がこなれていることも多く、長期保管でこなれた香味と合わせて満足感がある。
プルミエ・クリュと記念ボトル
XOには派生もある。グランド・シャンパーニュの格を冠した「XOプルミエ・クリュ」は産地を打ち出した限定的な一本で、公式サイトはグランド・シャンパーニュをプルミエ・クリュと呼んでいる。300周年記念のクープは流通期間が短く、公式サイトも二度と造られないブレンドだと説明している。限定版は市場在庫が尽きると価格が上がりやすいので、定番XOとの違いを知ったうえで判断したい。
エクストラ、セントー、そして別ブランドのルイ13世

XOの先には、長期熟成のブレンドと装飾性の高いボトルが組み合わさる領域が広がる。ただしここで気をつけたいのは、格の順番を法令の熟成区分と混同しないことだ。エクストラは条文上XOと同じコント10に列挙されており、上の区分ではない。そのうえで、各メゾンがどんな原酒を組むかという設計の差が価格に出る。
エクストラとセントー
エクストラは1970年代の緑瓶世代、1980年代世代、限定のパーフェクションなどが知られる。セントーは象徴のケンタウロスの名を冠したシリーズで、クリスタル調のデキャンタに収められた1980年代の流通品がある。どちらも現行の製品一覧からは名前が消えており、市場に出る本数は限られる。未開栓で箱がそろった完備品は年々貴重になっている。デキャンタという器そのものの話はカラフェとデキャンタの違いの記事で扱っている。
ルイ13世はレミーマルタンとは別のブランドとして扱われている
ルイ13世は、グランド・シャンパーニュの長期熟成原酒だけを用いるコニャックだ。ここで整理しておきたいのは、ルイ13世がレミーマルタンの最上位グレードではなく、親会社レミー コアントローがレミーマルタンと並べて扱うもうひとつのコニャックブランドだという点である。公式サイトの製品一覧にルイ13世は0件で、フッターの「Our Brand Family」から別サイトに渡る構造になっている。
旧世代には「ベリーオールド」表記や金キャップ仕様があり、現行は「ザ・クラシック」として流通する。輸入元カタログには700mlのザ・クラシックが544,500円として掲載されている。ボトル単体でも美術品のように扱われ、替え栓や化粧箱の有無が査定に大きく響く。グラス選びで迷ったらブランデーグラスの記事やバカラのグラスの記事が参考になる。
レミーマルタンの飲み方と味わいの見取り図

香りを最大限に楽しむなら常温のストレートが基本だ。チューリップ型のグラスに少量を注ぎ、手のひらで軽く温めながら香りの変化を追うと、バニラから花、ドライフルーツへと表情が移っていく。アルコールの刺激が強いと感じたら同量の常温水を加えるトワイスアップが向く。香りの開き方はトワイスアップの記事で詳しく説明している。公式サイトもストレートと氷を入れる飲み方の両方を案内しており、どちらかが正しいという書き方はしていない。
公式の栄養表示から純アルコール量とカロリーを確かめる
| 項目 | 100mlあたり | 30mlあたり |
|---|---|---|
| 純アルコール量(公式表示) | 31.5g | 9.5g |
| 計算値 容量×40%×比重0.789 | 31.56g | 9.47g |
| 計算値 容量×40%×比重0.8 | 32g | 9.6g |
| エネルギー(公式表示) | 224kcal | 67kcal |
| 計算値 公式の純アルコール量×7.1kcal+糖質×4kcal | 224.05kcal | 67.45kcal |
| 糖質(公式表示) | 0.1g | 0g |
クラブ エクセプションの公式ページには栄養表示が載っており、これを使うと計算が確かめられる。公表されている純アルコール量に1gあたり7.1kcalを掛け、糖質の分を足すと、100mlで224.05kcal、30mlで67.45kcalになり、公表されているエネルギーの値と2件とも一致する。
純アルコール量のほうも、容量に度数と比重0.789を掛けると公表値に届く。日本でよく使われる比重0.8で計算すると100mlで32gとなり、公表の31.5gから離れる。どちらの係数を使うかで結果が変わるので、ラベルの表示と自分の計算が合わないときはまず係数を疑うとよい。カロリーの考え方全般はウイスキーのカロリーの記事にまとめている。
お酒は20歳になってから。純アルコール量を目安に、体調に合わせた量で楽しんでほしい。
公式が挙げるカクテルとペアリング
VSOPや1738なら、ソーダ割りやジンジャーエール割りで気軽に楽しむのもいい。公式サイトはジンジャーエールで割るレミー ジンジャー、レモンとオレンジリキュールを合わせるレミー サイドカー、オールドファッションドの3つを代表的なカクテルとして挙げている。食後ならチョコレートやドライフルーツ、ナッツ、ブルーチーズが好相性で、長熟のボトルは葉巻やコーヒーと合わせる組み合わせも楽しい。シェリー樽由来の甘い香りが好きな人はシェリーカスクの記事も近い世界にある。
旧ボトルの年代判別と古酒の価値

レミーマルタンの旧ボトルは、いくつかの手がかりで流通年代をある程度推定できる。査定でも実際にこの順番で確認していく。
| 手がかり | 見るところ | 読み取れること |
|---|---|---|
| ラベルの意匠 | 中央の花模様の大小 | XOスペシャルの大花は1980年代、小花は1990年代の目安 |
| ボトルの形状 | 丸瓶か四角瓶か | 同じ金ラベル世代でも輸出先や時期で形が分かれる |
| ガラスの色 | 緑がかっているか透明か | 緑瓶はXOやエクストラの1970年代世代に多い |
| キャップの仕様 | 金仕様かどうか | ルイ13世の金キャップは旧世代の代表的な手がかり |
| 等級の表記 | スペリオールやセントーの有無 | 現行の製品一覧にない名前は終売世代の証拠になる |
| 輸入ラベル | 輸入者の社名表記 | 2011年より前か後かの手がかりになる |
保管状態が価値を左右する
未開栓の蒸留酒は腐敗しないが、保管状態で価値は変わる。直射日光や高温多湿を避けて立てて保管されていた個体は液面が高く、ラベルや化粧箱がきれいに残っていれば査定でも有利だ。逆にコルクの劣化や液面低下、ラベルの退色は減額の要因になる。古いから無価値なのではなく、古くて状態が良いからこそ価値が出るのがオールドコニャックの世界といえる。
レミーマルタンについてよくある質問

レミーマルタンにはどんな種類がありますか
国際版公式サイトの製品一覧には16の銘柄が並び、基幹はVS、VSOP、クラブ、1738アコード・ロワイヤル、テルセ、XOの6つです。残りは限定版と免税店向け、それにコニャックではないレミー V 35です。日本の輸入元カタログに載っているのはVSOP、XO、1738アコード・ロワイヤル、テルセの4銘柄で、容量違いを含めて7サイズになります。
レミーマルタンのナポレオンは今も売っていますか
公式サイトの製品一覧にも日本の輸入元カタログにもナポレオンの掲載はありません。市場で見かけるものはすべて過去に流通した世代です。コニャックの製品仕様書ではナポレオンは最低6年の区分にあたり、最低10年のXOとは4年の開きがあります。同じ区分にはトレ・ヴィユやシュプレームなども並んでおり、ナポレオンだけの格付けではありません。
レミーマルタンのスペリオールはVSOPより上ですか
下です。製品仕様書ではスペリオールは最低3年の区分に置かれ、最低4年のVSOPより1年短くなります。公式サイトもVSの説明に「VS Supérieur, aged three years」と書いており、3年熟成と結びついた語であることが確認できます。ただしVSOPとスペリオールが同じラベルに併記されている場合は、古いほうの区分が優先されるためVSOPの4年で読みます。
レミーマルタンのXOとVSOPの違いは何ですか
最低熟成年数が違います。VSOPは最低4年、XOは最低10年です。公式サイトはXOをセラーマスターの署名にあたる一本と位置づけ、数百種類のオー・ド・ヴィーで構成されると説明しています。日本の希望小売価格はVSOPの700mlが8,250円、XOの700mlが29,700円です。
レミーマルタンの定価はいくらですか
日本の輸入元が製品カタログで公表しています。税込でVSOPの700mlが8,250円、1738アコード・ロワイヤルが9,680円、テルセが17,050円、XOの700mlが29,700円です。ルイ13世ザ・クラシックの700mlは544,500円と記載されています。終売した旧世代や限定流通品には希望小売価格の掲載がありません。
レミーマルタンのアルコール度数は何度ですか
日本カタログの7サイズのうち、テルセだけが42%で、ほかはすべて40%です。国際版公式サイトの製品ページも同じ度数を記載しています。なおコニャックを名乗るには最低40%が必要で、これはEU規則ではなくコニャックの製品仕様書が定めています。公式一覧に並ぶレミー V 35は35%でこの下限に届かず、コニャックとしては扱われていません。
ルイ13世はレミーマルタンの最上位ですか
親会社レミー コアントローは、ルイ13世をレミーマルタンと並ぶグループのもうひとつのコニャックブランドとして扱っています。公式サイトの製品一覧にルイ13世は含まれず、フッターのブランド一覧から別サイトへ案内される構造です。価格帯は最上位にあたりますが、レミーマルタンのグレードの延長線上にある呼称ではありません。
レミーマルタンのVSOPは年代でどう見分けますか
ラベルの色と意匠、ボトルの形、ガラスの色、キャップの仕様が手がかりになります。金ラベルの丸瓶と四角瓶は1970〜1980年代、黒キャップは1980年代、赤ラベルは1990年代以前の流通品が中心です。現行はすりガラス調のボトルで、輸入者の社名表記も年代を絞る材料になります。
古い未開栓のレミーマルタンは飲めますか
蒸留酒は未開栓であれば基本的に腐敗せず、数十年前のボトルでも飲めることがほとんどです。むしろ長期保管で角が取れ、まろやかに感じられる個体も多くあります。ただし保管状態によっては液面低下やコルクの劣化が起きるため、開栓前に液面とキャップまわりの状態を確認してください。価値の高い旧ボトルは、飲む前に一度査定に出して市場価値を知るのも選択肢です。
飲まないレミーマルタンを売ることはできますか
可能です。リンクサス酒販では現行品と旧ボトルの両方でレミーマルタンの査定に対応しています。液面の高さ、キャップやラベルの状態、化粧箱や替え栓など付属品の有無が査定に影響します。とくにルイ13世やエクストラ、XOの旧世代は需要が安定しているため、直射日光と高温多湿を避けて保管し、状態の良いうちのご相談をおすすめします。
最終更新:(リンクサス酒販 鑑定士チーム監修)
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