カラフェとは?デキャンタとの違いと容量の目安
ワインの器の名前は、店でも通販でも呼び分けが揺れます。この記事は、その揺れがどこから来ているのかを、辞書の定義原文とメーカーが公表している数字で確かめたものです。結論から言うと、二つの語は対立していません。容量も、社によって大小の向きが逆になります。
カラフェとは何か 語源と表記のゆれから確かめる

カラフェは、ワインや水などの飲み物を移し替えて食卓に供するためのガラス器です。フランス学士院の辞書は「Flacon de verre ou de cristal à large panse et à col étroit, destiné à contenir des boissons.」と定義しています。訳せば「胴が広く首が細い、飲み物を入れるためのガラスまたはクリスタルの瓶」で、定義に入っているのは形と用途だけです。中身の種類も、澱を分けるかどうかも書かれていません。
語源はフランス語ではなくアラビア語までさかのぼる
日本語のカラフェはフランス語の carafe から入った言葉ですが、フランス語の carafe 自体が借用語です。フランス学士院は語源を「Emprunté de l'italien caraffa, lui-même emprunté, par l'intermédiaire de l'espagnol, de l'arabe maghrébin gharraf, « pot à boire ».」と記しています。イタリア語 caraffa を経由し、そのもとはスペイン語を介したマグレブ地方のアラビア語 gharraf、つまり「飲むための壺」だという説明です。フランス語での初出はCNRTLが1558年、英語での初出はメリアム・ウェブスターが1767年としています。
カラフ・キャラフェ・カルフという表記も同じ器を指す
検索の場では表記が大きく揺れます。カラフェのほかに、カラフ、キャラフェ、キャラフ、カルフ、ひらがなのからふぇ、そのまま carafe と書かれることもあります。外食チェーンでも表記は割れていて、ステーキガストは公式メニューで「キャラフェ」と書いています。どれも同じ器を指すので、商品を探すときは複数の表記で調べたほうが取りこぼしが減ります。デキャンタ側も同様で、デカンタ、デキャンター、英語の decanter が混在します。
カラフェとデキャンタの違いを辞書の定義で確かめる

日本語の解説でよく見るのは「カラフェは供するための器、デキャンタは澱を分けたり香りを開かせたりする器」という説明です。当店もこの記事の旧版で同じ書き方をしていました。ところが一次資料にあたると、この線引きは辞書の定義からは支持されません。
フランス学士院はデキャンタをカラフの一種と定義している
決定的なのはフランス学士院の辞書です。デキャンタにあたる語 décanteur の定義そのものが「Carafe où l'on décante le vin avant de le servir.」、つまり「供する前にワインをデカンタージュするカラフ」となっています。二語は対立していません。デキャンタはカラフの一種、という包含関係です。
語源も通説とずれます。フランス学士院は décanter の語源を「Emprunté du latin des alchimistes decant(h)are, dérivé de cant(h)us, « bec de cruche, goulet ».」と記しています。もとになった cant(h)us は「壺の注ぎ口」の意味で、澱とは関係がありません。英語側でも、メリアム・ウェブスターが decanter の代表義として挙げるのは「especially : an ornamental glass bottle used for serving wine」(ワインを供するための装飾的なガラス瓶)で、澱の分離ではありません。同辞書の decant の語義には「to pour (a liquid, such as wine) from one vessel into another」(ある容器から別の容器へ注ぐ)も並んでいます。
| 語 | 初出年 | 同辞書が示す語義 |
|---|---|---|
| decant | 1633年 | 沈殿物を乱さずに液体を移す |
| decanter | 1708年 | デカンタージュに使う器、供出用の装飾的な瓶 |
| carafe | 1767年 | 口の開いた、飲み物とくにワインを入れる瓶 |
初出年の順序にも注意が要ります。英語では decanter のほうが carafe より59年早く現れています。「カラフェが原型で、そこからデキャンタが分かれた」という語り方は、少なくとも英語の記録では逆向きです。
メーカー自身が二語を区別していない
辞書だけの話ではありません。製造している側も呼び分けていません。ツヴィーゼルの公式サイトには、品目区分が「Dekanter, Karaffe」と両方併記された製品があります。バカラは同一の品番を、日本語ページで「デカンタ」、英語ページで「Carafe」と表記しています。東洋佐々木ガラスは「ワインデキャンタ」というカテゴリに置いた2製品の商品名を、どちらも「ワインカラフェ」としています。呼び名は製品の性格ではなく、市場や言語の都合で決まっているのが実情です。
ピッチャーとの違いは首の細さで見分ける
よく一緒に検索されるピッチャーとの違いは、辞書の定義に手がかりがあります。フランス学士院のカラフの定義には「胴が広く首が細い」という形の指定が入っています。ピッチャーは取っ手と注ぎ口のある広口の水差しを指すのが一般的で、首の細さは要件になりません。取っ手が付いて口が大きく開いていればピッチャー、首がすぼまって栓や蓋を載せられればカラフ、と見るとおおむね実物と合います。
カラフェで映えるイタリア赤ワインを価格順に比較

移し替えて表情が変わるのは、タンニンのしっかりした赤です。下の表は当店で扱うイタリアの赤を価格の安い順に並べたものです。
| 画像 | 銘柄・スコア | 定価 市場相場 |
特徴 | リンクサス酒販 本命 |
Amazon | 楽天 | 買取 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位DOCG入門価格
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FELSINA フェルシナ ベラルデンガ キャンティ・クラシコ 2019 750ml ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
DOCGキャンティ・クラシコの実力派。サンジョヴェーゼの酸と果実味が素直に楽しめる入口の一本。 |
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2位白・IGT
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Ca' dei Frati カディフラティ プラット 2017 750ml ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
ガルダ湖畔の名手による白。柑橘と白い花の香りで、赤に偏りがちなイタリア高級ワインの中の貴重な一本。 |
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3位IGT・赤
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Ca' dei Frati ロンケドーネ 2019 750ml 14% ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
白で名高いカ・デイ・フラティが手がける赤。陰干し由来の凝縮した果実味が魅力。 |
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4位DOCG
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BARBARESCO バルバレスコ 2019 750ml ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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「ワインの女王」と呼ばれるDOCG。ネッビオーロの華やかな香りとしなやかなタンニン。 |
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5位名門・DOC
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バルトロ マスカレッロ バローロ ドルチェット ダルバ 2021 750ml 14% ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
バローロの伝統的名門が造る日常用の赤。ドルチェットの柔らかな果実味が親しみやすい。 |
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6位名門ロッソ
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ポッジョ ディ ソット ロッソ ディ モンタルチーノ 2016 750ml ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
ブルネッロの名門が手がけるロッソ。若いうちから楽しめる優美なサンジョヴェーゼ。 |
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7位ブルネッロ元祖
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ビオンディ サンティ ロッソ ディ モンタルチーノ 2015 750ml ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
ブルネッロを生んだ元祖の造り手によるロッソ。端正で長命なサンジョヴェーゼ。 |
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8位DOCG・名造り手
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ブルネッロ ディ モンタルチーノ 2016 サセッティ リヴィオ ペルティマリ 750ml ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
イタリア最高峰DOCGの一角ブルネッロ。長期熟成が生む濃密な果実味と気品。 |
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9位DOCG・陰干し
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アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラッシコ 2016 イル ルッスリオーゾ 750ml 16% ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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陰干しブドウから生まれるヴェネトのDOCG。16%の高アルコールと濃密な甘苦の余韻。 |
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10位DOCG・当たり年
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PAOLO SCAVINO パオロ スカヴィーノ バローロ 2010 750ml ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
モダン・バローロの旗手による2010年。優れた当たり年の凝縮感を備えたDOCG。 |
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11位IGT
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テヌータ ルーチェ 2018 750ml 15% ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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フレスコバルディとモンダヴィが生んだルーチェの弟分。柔らかく親しみやすいトスカーナIGT。 |
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12位希少品種・IGT
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ビービー グラーツ カナイオーロ 2009 750ml ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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脇役品種カナイオーロを主役にした個性派IGT。素朴で滋味深い味わい。 |
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13位名門IGT
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LUCE ルーチェ デッラヴィーテ 2015 750ml 15% ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
フレスコバルディ×モンダヴィの旗艦。太陽の紋章を冠した濃密なスーパータスカン。 |
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14位スーパータスカン
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Camartina カマルティーナ 2010 750ml ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
ビオディナミの名門クエルチャベッラの旗艦。サンジョヴェーゼとカベルネの精緻な融合。 |
¥16,500リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
15位IGT・新ヴィンテージ
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テヌータ ルーチェ 2021 750ml 15% ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
ルーチェの弟分の近年ヴィンテージ。みずみずしい果実味と柔らかな飲み口。 |
¥17,600リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
16位ボルゲリDOC
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Grattamacco グラッタマッコ 2010 750ml ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
ボルゲリの草分け的名門。海風の土地が育む凝縮感と気品あるDOC。 |
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17位エトナDOC
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Tenuta delle Terre Nere テヌータ デッレ テッレ ネーレ 2010 750ml ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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火山エトナの黒い土が生むシチリアDOC。ピノ・ノワールにも例えられる繊細さ。 |
¥22,000リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
18位名門IGT
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FLACCIANELLO フラッチャネッロ デッラ ピエーヴェ 2015 750ml ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
フォントディが造るサンジョヴェーゼ100%の傑作。キャンティの真価を示すIGT。 |
¥24,200リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
19位DOCG・熟成ヴィンテージ
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BAROLO ラ・スピネッタ カンペ 2001 750ml ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
モダン・バローロの旗手ラ・スピネッタの単一畑。20年超の熟成を経た円熟のDOCG。 |
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20位DOCG・当たり年
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BAROLO ラ・スピネッタ カンペ 2010 750ml ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
ラ・スピネッタの単一畑バローロ2010年。優良年らしい力強さと緻密さを両立。 |
¥33,000リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
21位DOCG・名クリュ
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BAROLO バローロ ブルナテ 2005 750ml ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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バローロを代表する銘醸畑ブルナーテの赤。エレガントな酸と香り高さが身上。 |
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22位最上級ブルネッロ
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Poggio di Sotto ポッジョ ディ ソット ブルネッロ ディ モンタルチーノ 2015 750ml ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
ブルネッロ最上級と名高いポッジョ・ディ・ソット。優美さと長命さを極めたDOCG。 |
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23位孤高のスーパータスカン
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Tenuta di Trinoro テヌータ ディ トリノーロ 2001 750ml ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
南トスカーナの辺境で生まれた孤高のスーパータスカン。ボルドー品種の濃密な果実味。 |
¥39,600リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
24位ボルゲリ最上級DOC
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Ornellaia Bolgheri Superiore オルネライア 2018 750ml 14% ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
ボルゲリを代表する名門オルネライア。カベルネとメルローが織りなす優雅な凝縮感。 |
¥41,800リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
25位スーパータスカンの元祖
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SASSICAIA サッシカイア 2017 750ml 14% 箱なし ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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スーパータスカンの元祖にして頂点。専用DOCを持つボルゲリの伝説的カベルネ。 |
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26位マッセートの弟分
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MASSETINO マッセティーノ 2018 750ml ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
最高峰マッセートのセカンド。憧れの味わいに最も近づける凝縮したメルロー。 |
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27位ボルゲリ最上級DOC
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Ornellaia Bolgheri Superiore オルネッライア 2021 750ml 15% ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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オルネライアの近年ヴィンテージ2021年。若々しい果実味と将来性を秘めたDOC。 |
¥47,300リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
28位至高のクリュ・カンヌビ
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コメンダトーレ G・B・ブルロット バローロ ヴィニェート カンヌビ 2019 750ml 14% ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
バローロ最高の畑カンヌビの単一畑バローロ。歴史ある銘醸地が生む気品。 |
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29位最高峰・高値アンカー
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MASSETO マッセート 2017 750ml ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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イタリア最高峰のメルロー。格付けはIGTながら世界最高級に名を連ねる別格の存在。 |
¥110,000リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 価格を見る 楽天 | 査定 買取 |
30位伝説の造り手・最高値アンカー
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BAROLO バローロ ブルーノ ジャコーザ 1986 750ml 14% ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
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「バローロの巨匠」ブルーノ・ジャコーザの1986年。30年超の熟成を経た伝説のDOCG。 |
¥187,000リンクサス最安 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
この表の定価の欄には金額を入れていません。掲載しているのはヴィンテージや並行輸入が中心で、メーカーの希望小売価格が継続して公表されていないためです。実際の販売価格は各商品ページをご覧ください。表の上部に出る日付は、価格を取得した日ではなくページを表示した日が入る仕様です。「最安」の表示は当店に在庫がある行へ一律に付くもので、他店との価格比較を示すものではありません。
表を横に読むと、産地の欄がピエモンテとトスカーナに大きく二分され、同じネッビオーロやサンジョヴェーゼでも造り手と年によって価格帯が大きく開くことが分かります。当たり年の見方はワインの当たり年とヴィンテージチャートの記事に、格付けの頂点にあたる銘柄の年ごとの評価はシャトーマルゴーの当たり年を比較した記事にまとめています。
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カラフェとデキャンタの容量をメーカー公表値で比べる

「カラフェは小さめ、デキャンタは大きめ」という説明もよく見かけます。これも公表値で確かめられます。5社の公式サイトと公式カタログに載っている容量を集め、それぞれの中央値を出しました。
| メーカー | カラフェ側 中央値 | デキャンタ側 中央値 | 大小の向き | 出典ドメイン |
|---|---|---|---|---|
| リーデル | 公表製品なし | 1310ml(14点) | カラフェという呼称の製品が無い | shop.riedel.co.jp |
| バカラ | 800ml(1点) | 750ml(14点) | カラフェのほうが大きい | baccarat.com |
| ツヴィーゼル | 750ml(19点) | 750ml(11点) | 同値 | zwiesel-glas.com |
| 木村硝子店 | 430ml(8点) | 355ml(6点) | カラフェのほうが大きい | zizi.kimuraglass.jp |
| 東洋佐々木ガラス | 450ml(5点) | 1425ml(2点) | デキャンタのほうが大きい | toyo.sasaki.co.jp |
向きがそろいません。ツヴィーゼルは公式カタログの全数でカラフ側もデカンタ側も中央値750ml で同じ、バカラはカラフが800ml でデカンタ側の中央値750ml より大きく、木村硝子店はデカンタ側の中央値355ml がカラフェ側の430ml を下回ります。リーデルにいたっては、カラフェという名前の製品自体がありません。「カラフェのほうが小さい」という一般化は、メーカーをまたいだ瞬間に成り立たなくなります。
同じ呼び名でも設計思想がまるで違う
中央値だけでなく幅も見ておくと違いがはっきりします。リーデルのデカンタは970ml から2000ml で、ボトル1本の750ml ちょうどという製品が一つもありません。空気に触れる面積を広げる設計なので、ボトル容量の1.3倍から2.7倍の器になります。一方の木村硝子店のデカンタは75ml から800ml で、飲食店で一杯ずつ供する用途を想定した小型が中心です。同じ「デカンタ」という言葉が、まったく別の道具を指しています。
ワインを移し替えるときの量と杯数

何ml入る器を選ぶかは、何杯注ぐつもりかで決まります。ここは公的機関が数字を公表しているので、推測せずに確かめられます。
ボトル1本はグラス何杯分になるか
厚生労働省の教材はワインのグラス1杯を約120ml、ボトル1本を750ml としています。この2つの公表値どうしを割ると6.3杯分です。サイゼリヤは公式サイトで「マグナム1本でグラスワイン12.5杯分」と書いていますが、同社のマグナムは1500ml、グラスワインは120ml なので、割り算の結果は12.5 で公表値と一致します。
| メニュー | 公表容量 | グラス120ml 換算の杯数 |
|---|---|---|
| グラスワイン | 120ml | 1杯 |
| デカンタ小 | 250ml | 2.1杯 |
| デカンタ大 | 500ml | 4.2杯 |
| ボトルワイン | 750ml | 6.3杯 |
| マグナム | 1500ml | 12.5杯 |
純アルコール量の公表値は式でそのまま再現できる
厚生労働省のアルコール換算表は、ワイン12%の容量ごとにドリンク数を公表しています。同省のe-ヘルスネットが示す式は「酒の量×度数÷100×比重」で、比重は0.8、1ドリンクは純アルコール10g です。この式に公表容量を入れると、公表されているドリンク数と全件一致します。
| ワインの量 | 純アルコール量(式による計算) | 計算したドリンク数 | 厚労省の公表ドリンク数 | 一致 |
|---|---|---|---|---|
| 120ml | 11.5g | 1.2ドリンク | 1.2ドリンク | 一致 |
| 375ml | 36g | 3.6ドリンク | 3.6ドリンク | 一致 |
| 750ml | 72g | 7.2ドリンク | 7.2ドリンク | 一致 |
日本とアメリカでは1杯の定義も比重の定数も違う
アメリカの国立アルコール乱用・依存症研究所は、1標準ドリンクを「12%のワインなら5フルードオンス」と定めています。5フルードオンスは約147.9ml です。同研究所は同時に、1標準ドリンクの純アルコールを0.6フルードオンス(約17.7ml)、14g とも書いています。この2つの公表値から比重を逆算すると0.789 になります。
ここに副産物があります。日本の式が使う比重は0.8 なので、アメリカの1杯(147.9ml)に日本の比重をあてはめると14.2g になり、公表の14g とは合いません。同じ「純アルコール量」という言葉でも、国が変われば定数が変わります。計算値を人に示すときは、どちらの係数を使ったかまで書いておくのが安全です。
| 基準 | 1杯の量 | 純アルコールの基準 | 750ml ボトルの杯数 |
|---|---|---|---|
| 厚生労働省 | 120ml | 1ドリンク10g | 6.3杯 |
| 米国NIAAA | 147.9ml(5フルードオンス) | 1標準ドリンク14g | 5.1杯 |
カラフェに向くワインと向かないワイン

器の名前より、中身との相性のほうが結果を左右します。移し替えて良くなるものと、そうでないものがはっきり分かれます。
移し替えて良くなりやすいもの
タンニンのしっかりした若い赤は、空気に触れると角が取れて香りがほどけやすくなります。キャンティ・クラシコやバルベーラのような日常的な価格帯のイタリア赤は、その変化がいちばん分かりやすい部類です。しっかりした造りのバローロやブルネッロも、若いうちは移し替えると飲みやすくなります。
そのまま注いだほうがよいもの
長く寝かせた古酒は、空気に触れた瞬間から香りが落ちていくことがあります。澱がある場合は静かに立てて休ませ、澱を残して上澄みだけを移すのが目的になります。香りの繊細な白や、泡のあるものは向きません。スパークリングは移し替えた時点で泡が抜けてしまうので、スパークリングワインの割り方をまとめた記事のように別の楽しみ方に振ったほうが結果が良くなります。甘口と辛口の選び分けは飲みやすいシャンパンの記事も参考になります。
開けたあと飲みきれない場合は、器に移したままにせず栓をして冷暗所に戻すのが基本です。保存の目安はワインの常温保存と賞味期限の記事に、栓の選び方はワインストッパーの記事にまとめています。
外食チェーンのデカンタは何ml入っているのか

外で「デカンタ」を頼むと何ml出てくるのか。公式メニューに容量を明記しているチェーンを集めると、店によってかなり違うことが分かります。
| チェーン | メニュー名 | 公表容量 | グラス120ml 換算 |
|---|---|---|---|
| サイゼリヤ | デカンタ小 | 250ml | 2.1杯 |
| サイゼリヤ | デカンタ大 | 500ml | 4.2杯 |
| ココス | デカンタワイン | 375ml | 3.1杯 |
| ジョリーパスタ | ハウスワイン(デキャンタ) | 440ml | 3.7杯 |
| ステーキガスト | キャラフェ ワイン | 500ml | 4.2杯 |
| chawan | ワイン | 250ml | 2.1杯 |
| 藍屋 | チリ産ワイン | 250ml | 2.1杯 |
公表されている容量は250ml・375ml・440ml・500ml の4通りに割れました。「デカンタといえば500ml」も「デカンタはハーフボトル」も、チェーンをまたぐと成り立ちません。注文する前にメニューの数字を確かめるのが確実です。
グラス1杯も店によって1.5倍の開きがある
| チェーン | 公表容量 | 120ml との差 |
|---|---|---|
| ココス | 100ml | 20ml 少ない |
| ジョリーパスタ | 110ml | 10ml 少ない |
| サイゼリヤ | 120ml | 同じ |
| ステーキガスト | 120ml | 同じ |
| ビックボーイダイニング | 150ml | 30ml 多い |
最小の100ml と最大の150ml では1.5倍の開きがあります。厚生労働省が教材で使う約120ml は、この幅のちょうど中ほどに位置します。
容量を公表していないチェーンのほうが多い
いっぽうで、公式メニューにmlの表記が見つからなかったチェーンもあります。ジョナサン、バーミヤン、ガスト、デニーズ、ロイヤルホスト、鳥貴族、サンマルクの各公式メニューでは、ワインの容量表記を確認できませんでした。ロイヤルホストのように、mlではなく「約4杯分」と杯数で書いている例もあります。容量が知りたいときは店に尋ねるのが早道です。
家庭で水やお茶を供する用途なら、1リットル前後が食卓向きです。家族分のおかわりをまかなえて、満水でも片手で持てる重さに収まります。冷蔵庫のドアポケットに入る高さかどうかは、買う前に測っておくと後悔が減ります。
クリスタルガラスと鉛の基準を確かめる

デキャンタの素材でよく出てくるのが「クリスタル」です。光をよく通し、ワインの色を美しく見せる一方で、酸化鉛を含むものがあります。どこからがクリスタルなのか、基準を確かめました。
欧州には理事会指令に4つの区分がある
| 区分 | 名称 | 金属酸化物の条件 | 密度 | 屈折率など |
|---|---|---|---|---|
| 第1区分 | FULL LEAD CRYSTAL | PbO 30%以上 | 3.00 g/cm3以上 | —(nD 1.545以上は輸入時の追加判定) |
| 第2区分 | LEAD CRYSTAL | PbO 24%以上 | 2.90 g/cm3以上 | —(nD 1.545以上は輸入時の追加判定) |
| 第3区分 | CRYSTAL GLASS, CRYSTALLIN | ZnO・BaO・PbO・K2O を単独または合計で10%以上 | 2.45 g/cm3以上 | 1.520以上 |
| 第4区分 | CRYSTAL GLASS, CRYSTALLIN | BaO・PbO・K2O を単独または合計で10%以上 | 2.40 g/cm3以上 | —(ビッカース硬さ550±20) |
酸化鉛が30%以上で密度3以上なら最上位のフルレッドクリスタル、24%以上で密度2.9以上ならレッドクリスタル、という組み立てです。注意が要るのは屈折率で、nD 1.5以上という数値は上位2区分では「輸入時の追加的な非破壊判定の基準」として脚注に置かれており、区分そのものの要件ではありません。
日本にあるのは業界の自主的な定義だけ
| 区分 | 酸化鉛の条件 | 密度 |
|---|---|---|
| フルレッドクリスタルガラス | 酸化鉛 30%以上 | 3.00 g/cm3以上 |
| レッドクリスタルガラス | 酸化鉛 24%以上 | 2.90 g/cm3以上 |
| セミレッドクリスタルガラス | 酸化鉛 24%未満(単独または酸化カリウム・酸化バリウム・酸化亜鉛と併せて10%以上) | 規定なし |
| カリ/バリウム/チタンクリスタルガラス | 酸化鉛を含まない | 規定なし |
上位2区分の数値は欧州の指令とそろっていますが、下位は一致しません。屈折率は日本の定義では全区分に nD 1.5以上が課されており、欧州で脚注扱いだった位置づけとは違います。セミレッドクリスタルガラスには密度の規定がないので、「密度2.9以上ならクリスタル」と一律に説明するのは正確ではありません。
日本には法的な表示基準が存在しない
ここが本題です。日本で「クリスタル」と名乗るために守らなければならない法的な基準は、調べた範囲では見つかりませんでした。消費者庁が公表する公正競争規約の一覧、全国公正取引協議会連合会の規約一覧、公正取引委員会の年次報告に付いた規約一覧のいずれにも、ガラス食器やクリスタルの規約はありません。日本産業標準調査会のJIS検索でも、クリスタルガラス製食器の規格は見つからず、ガラス食器のJISは耐熱ガラス製食器の一件だけでした。家庭用品品質表示法の対象品目にも入っていません。
鉛はどのくらいの時間で溶け出すのか

クリスタルの器にお酒を入れっぱなしにしてよいのか。この点は査読論文で実測されています。
実測された溶出量
| 研究 | 対象 | 条件 | 実測された鉛の量 |
|---|---|---|---|
| ランセット 1991年 | デキャンタ | ポートワインを4か月保管 | 89μg/L から 3,518μg/L へ |
| ランセット 1991年 | デキャンタ | 長期保管されていた実物 | 最大 21,530μg/L |
| 米国公衆衛生誌 1992年 | 14社のデキャンタ | 4%酢酸ほか・1日/2日/10日 | 100μg/L から 1,800μg/L |
| 食品添加物汚染物質誌 1996年 | ワイングラス | 4%酢酸・24時間 | 467μg/L(ワインでは 358μg/L) |
| 環境保健展望誌 1996年 | デキャンタ保管のシェリー | 経口摂取した鉛の吸収率 | 平均 70%が吸収された |
時間の効き方が分かるのが1996年の研究です。接触1分の時点で、すでに30分後の量の約50%、24時間後の量の約30%が溶け出していました。「短時間なら出ない」わけではありません。一方で絶対量は、ワインの場合の24時間値が358μg/L です。ワインのほうが酢酸より少ないのは、pHが3.1 と、pH2.4 の酢酸より高く、アルコールを含むためだと説明されています。
食品衛生法の規格値と並べてみる
| 区分 | カドミウム | 鉛 |
|---|---|---|
| 加熱調理用器具 | 0.1μg/mL 以下 | 0.5μg/mL 以下 |
| 加熱調理用以外・容量600mL未満 | 0.5μg/mL 以下 | 1.5μg/mL 以下 |
| 加熱調理用以外・容量600mL以上3L未満 | 0.3μg/mL 以下 | 0.8μg/mL 以下 |
| 加熱調理用以外・容量3L以上 | 0.3μg/mL 以下 | 0.5μg/mL 以下 |
デキャンタが当てはまるのは加熱調理用以外の容量600mL以上3L未満の区分で、鉛の規格値は0.8μg/mL、つまり750μg/L です。先ほどの1996年の研究の24時間値467μg/L はこれを下回っており、規格の範囲に収まっています。
ところが保管期間が延びると桁が変わります。1991年のランセットの実測では4か月で3,518μg/L に達しており、これは規格値の約4.7倍にあたります。長期保管されていた実物の最大値21,530μg/L なら約28.7倍です。ただしこの比較には注意が必要です。食品衛生法の規格は新品の器を4%酢酸で24時間試験したときの値を定めたもので、保管したあとの飲料そのものの濃度を規制する基準ではありません。倍率は当店が両者を並べて計算した値です。
2024年のドイツ連邦リスク評価研究所の報告には、使い込むほど溶出が減っていくものの、4か月放置したあとには再び増えたという観察もあります。実務的な結論としては、飲む分だけ移してその日のうちに飲みきる、長期の保管には使わない、というあたりが無理のない使い方になります。
洗い方と乾かし方
洗剤は控えめにして、基本はぬるま湯ですすぎます。洗剤のにおいが残ると、次に入れる飲み物へ移りやすいためです。首が細いので底や側面には専用のブラシや洗浄用ビーズが役立ちます。すすいだあとは口を下にして乾燥棒やスタンドにかけ、内部までしっかり乾かしてください。赤ワインの色素が沈着したときは、クエン酸や酢を薄めて回すと落としやすくなります。
飲みきれないワインの査定と買取

器の話から少し離れますが、開ける機会を逃したまま置いてある一本があれば、状態が落ちる前に相談していただくのが結果的に良いことが多いです。当店では洋酒とワインの査定を承っています。詳しくはリンクサスの洋酒買取のご案内をご覧ください。
品揃えはワインのほか、シャンパンやブランデーもご用意しています。当日14:00までのご注文で当日発送に対応しています。
よくある質問

カラフェとデキャンタの違いは何ですか?
日本では「カラフェは供するための器、デキャンタは澱を分けたり香りを開かせたりする器」と説明されることが多いのですが、フランス学士院の辞書はデキャンタにあたる語 décanteur を「Carafe où l'on décante le vin avant de le servir.」(供する前にワインをデカンタージュするカラフ)と定義しています。つまり辞書のうえでは対立する二語ではなく、デキャンタはカラフの一種という包含関係です。メーカー側も同じで、ツヴィーゼルには品目区分が「Dekanter, Karaffe」の両方になっている製品があり、バカラは同じ品番を日本語で「デカンタ」、英語で「Carafe」と表記しています。
カラフェとデキャンタでは容量に違いがありますか?
メーカー5社の公表容量を集めた範囲では、体系的な差は確認できませんでした。ツヴィーゼルは公式カタログでカラフ側もデカンタ側も中央値が750ml、バカラはカラフが800ml でデカンタ側の中央値750ml より大きく、木村硝子店にいたってはデカンタ側の中央値が355ml とカラフェ側の430ml を下回ります。「カラフェのほうが小さい」という言い方は、社によって向きが逆になります。
ワイン1本は何杯分になりますか?
厚生労働省の教材はワインのグラス1杯を約120ml、ボトル1本を750ml としています。この2つの公表値どうしで割ると6.3杯分という計算になります。アメリカの国立アルコール乱用・依存症研究所は1杯を5フルードオンス(約147.9ml)としているので、同じ750mlのボトルでも約5.1杯分と、日米で1杯の定義が違えば杯数も変わります。
外食チェーンのデカンタは何mlですか?
公式メニューで容量を明示しているチェーンを調べたところ、サイゼリヤはデカンタ小250ml・デカンタ大500ml、ココスは375ml、ジョリーパスタは440ml、ステーキガストはキャラフェという表記で500ml でした。4通りに割れているので、「デカンタといえば何ml」と一つに決めることはできません。グラス1杯も100ml から150ml まで幅があります。
カラフェの容量はどれくらいを選べばよいですか?
ワイン用なら、ボトル1本の750ml を移してもまだ余裕がある大きさが扱いやすいです。ただしメーカーの公表容量を見ると、リーデルのデカンタは970ml から2000ml で750ml の製品がなく、木村硝子店のデカンタは75ml から800ml と、想定している用途によって設計がまったく違います。水やお茶を供する用途なら1リットル前後が食卓向きで、冷蔵庫に入る高さかどうかも先に測っておくと失敗が少なくなります。
クリスタルガラスの定義に法律上の基準はありますか?
日本にはありません。消費者庁が公表する公正競争規約の一覧、全国公正取引協議会連合会の規約一覧、公正取引委員会の年次報告、日本産業標準調査会のJIS検索のいずれを調べても、クリスタルガラス製食器の表示を定めた規約もJISも見つかりませんでした。家庭用品品質表示法の対象品目にも入っていません。あるのは日本硝子製品工業会が2009年に定めた業界の自主的な定義で、法的な拘束力はありません。欧州には理事会指令69/493/EECがあり、酸化鉛の含有率と密度で4区分を定めています。
クリスタルのデキャンタにお酒を入れっぱなしにしても大丈夫ですか?
長期間の保管には向きません。医学誌ランセットに1991年に載った実測では、鉛が89μg/L だったポートワインをクリスタルのデキャンタに入れたところ、4か月後には3,518μg/L まで上がっています。約39.5倍です。同じ論文では、長く保管されていたワインや蒸留酒から最大21,530μg/L が検出されたとも報告されています。食品衛生法の器具の規格は新品を4%酢酸で24時間試験したときの値を定めたもので、保管後の飲料そのものの基準ではありませんが、デキャンタが当てはまる区分の鉛の規格値は750μg/L です。飲む分だけ移して、その日のうちに飲みきるのが安全です。
短時間なら鉛は溶け出さないのですか?
短時間でも溶け出します。1996年の実測では、クリスタルのワイングラスから出る鉛の量は接触1分の時点ですでに30分値の約50%、24時間値の約30%に達していました。ただし24時間の実測値そのものは4%酢酸で467μg/L、ワインで358μg/L で、同じ4%酢酸を使う食品衛生法の規格値750μg/L は下回っています。ワインのほうが少ないのは、pHが3.1 とpH2.4 の酢酸より高く、アルコールを含むためです。
カラフェの洗い方で気をつけることはありますか?
洗剤は控えめにして、基本はぬるま湯ですすぎます。洗剤のにおいが残ると次に入れる飲み物に移りやすいためです。首が細いので底や側面には専用のブラシや洗浄用ビーズが役立ちます。すすいだあとは口を下にして乾燥棒やスタンドにかけ、内部までしっかり乾かしてください。赤ワインの色素が沈着したときは、クエン酸や酢を薄めて回すと落としやすくなります。
カラフェとピッチャーはどう違いますか?
辞書の定義では形の指定が違います。フランス学士院はカラフを「Flacon de verre ou de cristal à large panse et à col étroit, destiné à contenir des boissons.」(胴が広く首が細い、飲み物を入れるためのガラスまたはクリスタルの瓶)と定義していて、首が細いことが形の要件に入っています。ピッチャーは注ぎ口と取っ手のある広口の水差しを指すのが一般的で、首の細さは求められません。実務上は、取っ手が付いていて口が大きく開いていればピッチャー、首がすぼまって蓋や栓を載せられる形ならカラフ、と見分けるとおおむね合います。






































