ルイ・ロデレールの種類と価格|コレクションとクリスタル
Louis Roederer(ルイロデレール)は、フランスのランスに本拠を置くシャンパーニュの造り手です。定番の「コレクション」から、ロシア皇帝のために生まれた最上位のキュヴェまで、1本1万円前後から10万円を超えるものまで幅があります。
このページでは、輸入元エノテカの通販価格と、当店の販売価格・在庫(2026年9月24日15時28分時点)を並べました。当店の在庫品のラベルに書かれていること、メゾンの公式資料で確かめられたこと、確かめられなかったことも分けて書いています。
ルイ・ロデレールとはどんなシャンパンメゾンか

ルイ・ロデレールは、シャンパーニュ地方の中心都市ランスにあるシャンパンの造り手(メゾン)です。いちばん知られているのは最上位の「クリスタル」ですが、日常の乾杯に向く定番品から、シャルドネだけで造る白、ロゼ、ドザージュ(仕上げの糖分)を加えない辛口まで、複数のシリーズを持っています。
1776年創業の家族経営のメゾン
メゾンの公式サイトによると、創業は1776年です。1833年にメゾンを受け継いだのが、ブランド名にもなっているルイ・ロデレールです。公式サイトは自らを「独立した家族経営の大手シャンパーニュ・メゾンの最後の一つ」と紹介していて、現在は7代目のフレデリック・ルゾー氏が率いています。
畑について公式サイトは、2024年時点で250ヘクタール・420区画と書いています。場所はマルヌ県のグラン・クリュ(特級)とプルミエ・クリュ(一級)の村に限られ、ヴィンテージ(収穫年入り)のシャンパンはすべて自社の畑のブドウだけで造るとしています。ビオディナミ(天体の暦に合わせた農法)の考え方を少しずつ取り入れていることも、公式サイトに書かれています。
ランクの目安になる評価
「ルイ・ロデレールのランクは?」という疑問には、英国の酒類業界誌ドリンクス・インターナショナルの年次調査「世界で最も称賛されるシャンパーニュ・ブランド」が目安になります。同誌の2021年の記事は、ルイ・ロデレールが2018年に初めて1位になり、2019年はポル・ロジェとクリュッグに次ぐ3位、2020年と2021年は1位だったと伝えています。2026年の発表でも1位でした。輸入元のエノテカは、2025年の発表で6年連続の1位になったと紹介しています。
「世界3大シャンパン」という言い方もよく見かけますが、公式に決まった分類はなく、紹介する人によって挙げる銘柄が違います。価格の高い銘柄の並びは高級シャンパンランキングで、シャンパンという名前の決まりはシャンパンとはで扱っています。
鑑定チームの見方
リンクサス酒販 鑑定チーム
ランキングの1位は、業界の専門家が「称賛する」ブランドを選ぶ投票の結果で、味の点数や売上の順位ではありません。贈り物で名前の通りやすさを気にするときの材料にはなりますが、選ぶときは、どのシリーズを何年のものにするかのほうが満足度に響きます。
輸入元の価格と当店の価格・在庫

シャンパンには、国内で決まった「定価」がありません。そこで、日本の輸入元であるエノテカの通販価格を、いまの新品の価格の目安として確かめました。
エノテカの通販価格
| 商品(エノテカ通販) | 年 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| コレクション 246(ボックス付)750ml | 年表記なし | 11,000円 |
| コレクション 247(ボックス付)375ml | 年表記なし | 6,160円 |
| ブリュット・ヴィンテージ 750ml | 2018 | 17,600円 |
| ブリュット・ヴィンテージ・ロゼ 750ml | 2017 | 17,600円 |
| ブラン・ド・ブラン(ボックス付)750ml | 2017 | 22,000円 |
| ブリュット・ナチュール 750ml | 2018・2015 | 22,000円 |
| クリスタル(ボックス付)750ml | 2016 | 57,200円 |
| クリスタル・ロゼ(ボックス付)750ml | 2015・2014 | 114,400円 |
表はエノテカの生産者ページに並ぶ商品の価格を、2026年9月24日に書き写したものです。エノテカの会社サイトには希望小売価格(クリスタル52,000円など)も載っていて、税の表示はありませんが、通販の税込価格を1.1で割った数と一致します。
当店の価格と在庫
2026年9月24日15時28分時点で、当店のルイ・ロデレールの商品ページは34件あり、そのうち在庫があるのは13件・合計35本でした。内訳はコレクション243が16本、クリスタルが10本、クリスタル ロゼが9本です。
- コレクション243:8,800円(在庫13本)。同じ243を載せた別のページは7,700円(在庫3本)。エノテカのコレクション 246の11,000円と比べると、それぞれ約80%・約70%です
- クリスタル(年の指定なし):箱あり41,800円(在庫4本)、箱なし38,500円(在庫1本)。商品ページは2014〜2016年のいずれかのお届けと案内しています。エノテカのクリスタル 2016の57,200円と比べると、箱ありで約73%です
- クリスタル ロゼ 2014:88,000円(在庫3本)。エノテカのクリスタル・ロゼ(2015・2014)の114,400円の約77%です
年や箱の有無が違う商品を並べた比べ方なので、割合はあくまで目安です。とくにコレクションは、当店の在庫が243、エノテカの現行品が246で、中身のベースの年が違います。
「ルイ・ロデレールの種類と価格|コレクションとクリスタル」に関連するおすすめ商品
ここではルイ・ロデレールの在庫から一部を掲載しています。価格・在庫・箱の有無は各商品ページでご確認いただけます。
当店のルイ・ロデレール18件を比べる

当店で扱っているルイ・ロデレールのうち、在庫がある13件と、在庫はないものの種類の違いを見るのに役立つ5件を合わせた18件を比較表にしました。
18件の選び方
在庫がある13件はすべて入れています。在庫のない5件は、コレクション242と245、コレクションの前の定番だったブリュット・プルミエ、シャルドネだけで造るブラン・ド・ブランの2015年と2014年です。在庫の有無は表の中でも分かるようにしています。
シャンパンには国内で決まった定価がないため、定価の欄は空欄です。価格の値を持たない行があるため、価格での並べ替えは目安です。在庫は2026年9月24日15時28分時点の当店の数で、表の上部に表示される日付はページを表示した日です。
箱の有無と年で価格が変わる
クリスタル ロゼの2014年は、化粧箱の有無が違う2つのページがあり、箱ありが88,000円、箱なしが98,000円と、箱なしのほうが高くなっていました。別々のページで扱っている商品で、箱の有無だけで価格が決まるわけではありません。気になる1本は、商品ページの写真でラベルや液面を確かめてから選んでください。
いちばん高いのは、2007年のクリスタルの3,000ml(550,000円)です。750mlのクリスタルでは、2007年が49,500円、2009年が55,000円、2008年が77,000円でした。クリスタル ロゼは88,000円から154,000円までで、1995年の古い年は121,000円です。
現行ラインナップとシリーズの位置づけ

ルイ・ロデレールのシリーズは、年の入らない定番、収穫年入りのヴィンテージ、最上位のクリスタルの3段に分けると整理しやすくなります。
定番と白・ロゼのヴィンテージ
- コレクション:年の入らない定番の辛口。番号が毎年変わります(次の章で説明します)
- カルト・ブランシュ:年の入らないもう一つのシリーズ(エノテカの通販で11,000円)
- ブリュット・ヴィンテージ/ヴィンテージ・ロゼ:収穫年入りのシリーズ
- ブラン・ド・ブラン:シャルドネだけで造る白。公式サイトによると、ブドウはアヴィーズ村のグラン・クリュで、泡をやや穏やかにする造り方は1930年代に始まりました
- ブリュット・ナチュール:ドザージュを加えない辛口。デザイナーのフィリップ・スタルクと組んだシリーズで、公式サイトには2006・2009・2012・2015・2018年が載っています
最上位のクリスタル
最上位にあるのがクリスタルと、そのロゼのクリスタル ロゼです。エノテカの通販価格では、クリスタルが定番のコレクションの5倍以上、クリスタル ロゼはさらにその倍の価格です。ほかのメゾンの最上位品と比べたいときは、ドンペリの定価と種類、クリュッグの種類と定価、サロンとはが参考になります。
鑑定チームの見方
リンクサス酒販 鑑定チーム
はじめてルイ・ロデレールを選ぶなら、まずコレクションで味の方向を知り、節目の贈り物にクリスタルを選ぶ順番が失敗しにくいと感じます。ヴィンテージやブラン・ド・ブランは、その中間の特別な1本として使い分けられます。
コレクションの番号の意味と見分け方

「コレクション 243」「コレクション 246」のように、定番品の名前には3桁の番号が付いています。この番号を知っておくと、店頭で見かけたボトルがいつの収穫をもとにしたものか分かります。
番号は創業からの収穫の回数
番号は、メゾンが創業してから数えた収穫の回数です。コレクション 246の資料は246回目の収穫を2021年としていて、公式の資料(247だけは販売代理店が載せている資料)をたどると、ベースになる年は次のとおりです。
| 番号 | ベースの収穫年 |
|---|---|
| コレクション 242 | 2017年 |
| コレクション 243 | 2018年 |
| コレクション 244 | 2019年 |
| コレクション 245 | 2020年 |
| コレクション 246 | 2021年 |
| コレクション 247 | 2022年 |
ベースの年のワインに、「パーペチュアル・リザーヴ(継ぎ足しで守るリザーヴワイン)」や樽で寝かせたリザーヴワインを合わせて造ります。公式サイトによると、パーペチュアル・リザーヴは2012年に始まりました。当店の在庫品の裏ラベルにも、同じ内容が書かれています(「裏ラベルで分かること」で紹介します)。
ブリュット・プルミエとの関係
コレクションの前に定番だったのが「ブリュット・プルミエ」です。エノテカは読み物のページで、コレクションを「2021年に初リリース」と紹介しています。ただ、メゾンの公式サイトのメニューには今もブリュット・プルミエの名前が残っていて、公式の言葉で「置き換え」とは確かめられませんでした。また、公式サイトには2016年ベースの「コレクション 241」の資料もあり、「242が最初の番号」とは言い切れません。
クリスタルとクリスタル ロゼ

クリスタルは、ルイ・ロデレールを代表する最上位のキュヴェです。値段や種類の見分け方はクリスタルシャンパンの種類と値段で詳しく扱っているので、ここではメゾンの中での位置づけを中心にまとめます。
ロシア皇帝のために生まれた透明なボトル
メゾンの公式サイトによると、クリスタルは1876年にロシア皇帝アレクサンドル2世のために造られた、最初の「プレステージ・キュヴェ(最上位品)」です。公式サイトの紹介は、透明で底の平らなボトルについて、皇帝の暗殺を防ぐために選ばれたと「言われている」と、言い伝えとして書いています。
同じページには、グラン・クリュの45区画(合わせて80ヘクタール)から造り、瓶の中で6〜10年熟成させると書かれています。年ごとの中身は資料で確かめられ、2016年の資料では、使った区画が32、ピノ・ノワール58%・シャルドネ42%、ドザージュは1リットルあたり7グラムでした。公式サイトの45区画と2016年の32区画は数が違い、年によって使う区画が変わると読めます。
クリスタル ロゼとヴィノテック
クリスタル ロゼは、公式サイトによると1974年に生まれました。アイ、アヴィーズ、ル・メニル・シュール・オジェのグラン・クリュの4区画のブドウを使い、ピノ・ノワールを皮ごと漬け込んだところにシャルドネの果汁を加えて一緒に発酵させる、独自の方法で造ります。瓶での熟成は6〜10年です。
公式サイトには、2004年や1995年など古い年を「クリスタル・ヴィノテック」という名前で出したものも載っています。
当たり年の探し方
クリスタルはよい年にだけ造られるため、そもそも「造られた年」が当たり年の候補です。ただ、どの年がよいかの評価は、評価する人や飲む時期によって変わります。当店の在庫では2007年・2008年・2009年と年の指定のない750ml、クリスタル ロゼでは1995年・2005年・2008年・2012年・2014年を扱っていました。ロゼの選び方全般はロゼシャンパンとはも参考にしてください。
鑑定チームの見方
リンクサス酒販 鑑定チーム
古い年のクリスタルは、年の評価と同じくらい、それまでの保管の状態が味に響きます。年だけで選ばず、商品ページの写真で液面の高さやラベルの状態を確かめてから選ぶことをおすすめします。
裏ラベルで分かること|輸入者と度数

ボトルの裏ラベルには、そのボトルがどこから日本に入ってきたかと、中身の基本情報が書かれています。当店の在庫品の写真で確かめました。
コレクション243の裏ラベル
| 項目 | 裏ラベルの表示 |
|---|---|
| ブレンドの番号 | THE 243RD BLEND CREATED BY LOUIS ROEDERER |
| パーペチュアル・リザーヴ | CREATED IN 2012 |
| 樽で寝かせたリザーヴワイン | 2009, 2011, 2013, 2014, 2015, 2016, 2017 |
| ベースの収穫年 | HARVEST 2018 |
| 品目 | 果実酒(発泡性) |
| 内容量・アルコール分 | 750ml・12.5% vol. |
| 輸入者 | エノテカ株式会社 |
当店にはコレクション243の商品ページが2つあり、どちらの在庫品の写真でも、裏ラベルは同じ243の表示でした。番号とベースの年が、公式の資料と一致しています。
同じクリスタルでも輸入者が違う
クリスタルの在庫品では、2008年の裏ラベルが輸入者エノテカ株式会社・12% vol.でした。一方で2009年の在庫品には、輸入者として「アクサス株式会社」の日本語のシールが貼られ、アルコール分は12度と書かれていました。同じクリスタルでも、エノテカ以外の輸入者を通って日本に入ったボトルが流通しているということです。
どの輸入者を通ったボトルかは、裏ラベルを見れば確かめられます。気になる場合は、購入前に裏ラベルの写真を見せてもらうと確実です。度数の一般的な目安はシャンパンの度数でまとめています。
贈り物の選び方とおいしい飲み方

ルイ・ロデレールは、贈る相手や場面によって選ぶシリーズが変わります。
予算と場面で選ぶ
- 気軽な手土産や乾杯:コレクション。エノテカの現行品は11,000円、当店の243は7,700円から
- ワイン好きの方への贈り物:ブラン・ド・ブランやブリュット・ナチュール。エノテカの通販ではどちらも22,000円
- 昇進・記念日などの節目:クリスタル。エノテカの2016年は57,200円、当店の年の指定なしは38,500円から
- 特別な記念の1本:クリスタル ロゼ。エノテカは114,400円、当店の在庫は88,000円から
贈り物にするなら、化粧箱の有無を先に決めておくと選びやすくなります。当店のクリスタルやクリスタル ロゼには、箱ありと箱なしの商品が混ざっています。
温度とグラス
シャンパンは冷やしすぎると香りが立ちにくくなります。冷蔵庫でしっかり冷やしたあと、氷水を張ったクーラーに入れて冷たさを保つと扱いやすくなります。クリスタルのように香りの複雑なものは、細長いフルートの代わりに、少しふくらみのある白ワイン用のグラスで香りを楽しむ飲み方もあります。グラスの形の違いはワイングラスの種類と選び方で紹介しています。
開けるときは、ボトルを振ったり温めたりせず、ナプキンの上から栓を押さえ、栓とボトルを反対の方向に回して静かに抜きます。当店の在庫品(クリスタル 2009)の裏ラベルの注意書きにも、同じ開け方が絵で示されています。
飲まないボトルの買取と保管

贈り物でもらったものの飲む機会がない場合や、集めたボトルを整理したい場合は、未開封であれば買取に出すことができます。
査定で見られるところ
- 液面の高さ(コルクと液面のすき間が大きくないか)
- キャップシールやラベルの傷み、色あせ
- 化粧箱・冊子の有無(クリスタルやクリスタル ロゼは箱付きで保管されていることが多い)
- 年と、裏ラベルの輸入者の表示
当店の買取はリンクサスのシャンパン買取で受け付けています。ほかの売り方との違いはシャンパンを高く売るならどこ?で比べています。
保管のしかた
シャンパンは熱と光に弱いお酒です。直射日光の当たらない、温度の変わりにくい涼しい場所に置き、長く置くならワインセラーを使うと安心です。コルクの乾燥を防ぐため、長期間なら寝かせて保管するのが一般的です。保存の目安はワインの常温保存はどこまで平気?とドンペリの賞味期限が参考になります。
鑑定チームの見方
リンクサス酒販 鑑定チーム
箱付きで届いたクリスタルやクリスタル ロゼは、箱と冊子を捨てずに一緒に保管しておくと、手放すときの評価の材料になります。当店の在庫でも、箱や冊子の揃ったものと箱なしのものとで、商品ページを分けて扱っています。
ルイ・ロデレールのよくある質問

ルイ・ロデレールについて、よく寄せられる質問をまとめました。
ルイ・ロデレールとは何ですか?
フランスのランスで1776年に創業したシャンパーニュのメゾンです。1833年にメゾンを受け継いだルイ・ロデレールの名前で知られています。今も家族経営で、最上位のクリスタルで知られています。
ルイ・ロデレールの価格はいくらですか?
輸入元エノテカの通販(2026年9月24日確認・税込)では、コレクション 246が11,000円、クリスタル 2016が57,200円、クリスタル・ロゼが114,400円です。当店では2026年9月24日15時28分時点で、コレクション243が7,700円から、クリスタル(年の指定なし)が38,500円からでした。
ルイ・ロデレールのランクは高いのですか?
英国の業界誌ドリンクス・インターナショナルの年次調査「世界で最も称賛されるシャンパーニュ・ブランド」で、2018年・2020年・2021年・2026年に1位でした。輸入元のエノテカは、2025年に6年連続の1位と紹介しています。2019年は3位でした。
コレクションの番号は何を意味していますか?
メゾンの創業から数えた収穫の回数です。公式の資料では、243が2018年、244が2019年、245が2020年、246が2021年の収穫をベースにしています。当店のコレクション243の裏ラベルにも「HARVEST 2018」と書かれています。
クリスタルとクリスタル ロゼの違いは?
クリスタルは1876年にロシア皇帝のために造られた最上位の白で、クリスタル ロゼは1974年に生まれたそのロゼです。エノテカの通販価格ではクリスタル ロゼがクリスタルの2倍ほどです。
飲まないルイ・ロデレールは買取してもらえますか?
未開封であれば買取の対象になります。液面の高さ、ラベルやキャップシールの傷み、化粧箱や冊子の有無が査定で見られます。当店ではシャンパン買取の窓口で受け付けています。
ほかのメゾンでは、ボランジェの種類と価格やテタンジェとはも紹介しています。


























