コープスリバイバーの作り方と度数 IBA公式は4材料を30mlずつ
コープスリバイバーという名前を最初に見ると、たいていの人は「死体を蘇らせる」という物騒な直訳に引っかかります。ところが国際バーテンダー協会(IBA)が公開しているレシピを開いても、名前の由来は一行も書かれていません。書かれているのは材料と手順と飾りだけです。この記事では、公式が書いていることと書いていないことを分けたうえで、ジン・コアントロー・リレ・ブラン・レモン果汁という4つの材料が何者なのかを、メーカーの公表値と日本およびEUの法令の条文から順に確かめていきます。
コープスリバイバーとは何か

コープスリバイバー(Corpse Reviver)は、ジンをベースにした冷たいショートカクテルです。現在いちばん広く飲まれているのは「No.2」と番号が付いたレシピで、IBAの分類でいえばContemporary Classicsに置かれています。IBAのページに載っているのは材料5点、手順2行、飾り1行だけで、名前の由来にも番号の意味にも触れていません。
日本語の解説でよく見かける「二日酔いの朝に飲む迎え酒として生まれた」という説明は、IBAのページには存在しません。後述するとおり、時間帯を指定した一文は1930年の書籍にありますが、それが書かれているのはNo.2ではなくNo.1のほうです。同じ名前で番号が違うだけの2杯が、いつのまにか一続きの物語として語られてきたことになります。
名前をめぐって公式が言っていること
「コープスリバイバー 意味」という調べ方をする人は少なくありませんが、意味を説明した一次資料は見つかりません。IBAは由来を書かず、材料に名を連ねるメーカー各社もカクテル名の由来には触れていません。確実に言えるのは、1930年の書籍がこの名前でNo.1とNo.2の2種類を載せていたこと、そしてNo.2の直後に「これを立て続けに4杯飲めば死体はまた蘇らなくなる」という趣旨の警句が添えられていたこと、この2点までです。名前の由来を断定的に語る記述は、少なくとも本稿で参照できた一次資料には見当たりませんでした。
IBA公式のレシピは4つを同じ30mlで量る

IBAが公開しているコープスリバイバーNo.2の材料は次の5点です。そのうち量が明記されているのは4点で、いずれも同じ30mlです。残る1点のアブサンだけが「1 dash」と書かれ、mlに換算する規定はありません。
| IBAの表記 | 材料 | 分量 |
|---|---|---|
| 30 ml Gin | ジン | 30ml |
| 30 ml Cointreau | コアントロー | 30ml |
| 30 ml Lillet Blanc | リレ・ブラン | 30ml |
| 30 ml Fresh Lemon Juice | レモン果汁 | 30ml |
| 1 dash Absinthe | アブサン | 1ダッシュ(量の規定なし) |
| 合計(量の明記があるもの) | 4材料 | 120ml |
手順は「Pour all ingredients into shaker with ice.」と「Shake well and strain in chilled cocktail glass.」の2行、飾りは「Garnish with an orange zest.」の1行です。つまりIBAが決めているのは、氷とともにシェークして冷やしたカクテルグラスに漉すことと、オレンジの皮を飾ることだけで、氷の量もシェークの回数も指定されていません。
黄金比という言い方が成り立つか
「黄金比」という言葉で検索する人は多いのですが、IBAの数字は30ml対30ml対30ml対30mlで、比率としては単に1対1対1対1です。特別な配合というより、4つを等しく量ることそのものがこのカクテルの決まりだと読むほうが実態に近いといえます。アブサンだけが例外で、IBAは容量を示さずに「1 dash」とだけ書いています。一般にダッシュはボトルを一振りする量を指しますが、IBAのページに何mlに当たるかの説明はありません。
関連商品ラインナップ

コープスリバイバーは4つの材料をそろえないと形になりません。ジン、オレンジのリキュール、リレ・ブラン、そしてレモン。このうち当店で扱いのある洋酒を下のラインナップからご覧いただけます。
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ここではその他スピリッツの在庫から一部を掲載しています。価格・在庫・箱の有無は各商品ページでご確認いただけます。
取り扱い状況は日々変わります。お探しの銘柄が見当たらないときはお問い合わせからご相談ください。
ベースに使いたいジンを比べる

IBAはジンの銘柄も度数も指定していません。同じ30mlでも、何を選ぶかで出来上がりの度数も香りも変わります。下の比較表では、当店の在庫と市販の主要銘柄をあわせてジンを横断的に並べています。
| 画像 | 銘柄・スコア | 定価 市場相場 |
特徴 | リンクサス酒販 本命 |
Amazon | 楽天 | 買取 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位
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季の美 京都ドライジン 700ml 45% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。 |
💎 プロのおすすめ
柚子・檜・山椒など和素材が香る京都産クラフトジン。繊細な香りが持ち味。 |
在庫切れリンクサス入荷通知 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
2位
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サントリー ジャパニーズクラフトジン ROKU 六 700ml 47% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。 |
💎 プロのおすすめ
桜花・煎茶・山椒など6種の和素材。47度の立体的な香味が持ち味。 |
在庫切れリンクサス入荷通知 | 価格を見るAmazon | 価格を見る 楽天 | 査定 買取 |
3位
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サントリー 六 ジン 1000ml 47% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。 |
💎 プロのおすすめ
人気のROKUを家飲み向きの1Lで。和素材の香りでカクテルを華やかに。 |
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4位
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タンカレー ロンドンドライジン 750ml 47.3% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。 |
💎 プロのおすすめ
バーの定番ロンドンドライ。キレのあるジュニパーが輪郭をつくる。 |
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5位
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コーヴァル ドライジン 500ml 47% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。 |
💎 プロのおすすめ
シカゴ発のオーガニッククラフトジン。穀物由来の柔らかな甘みが個性。 |
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| 6位 | ビーフィーター ジン40度 700ml瓶 ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
サントリーが商品ページで希望小売価格1,280円(税別)を公表しています。JANコードは5000329006115です。 |
💎 プロのおすすめ
ロンドンで蒸留され続ける王道。柑橘の効いた辛口が扱いやすい。 |
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7位
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ボンベイ・サファイア 750ml 47% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
10種ボタニカルを蒸気で抽出。華やかで軽やかな香味が広がる。 |
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8位
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ゴードン ロンドン ドライジン 700ml 43% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
世界で愛される定番。ジュニパーを効かせたクラシックな辛口。 |
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9位
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タンカレー No.TEN 750ml 47.3% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
フレッシュな柑橘を加えた上級ライン。香り高い仕上がりになる。 |
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10位
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プリマス ジン 700ml 41.2% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
産地呼称を持つ伝統ジン。まろやかで土の香りが古典に映える。 |
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11位
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ヘンドリックス ジン 700ml 41.4% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
バラとキュウリで香り付けした個性派。華やかなアレンジ向き。 |
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12位
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ザ・ボタニスト アイラドライジン 700ml 46% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
アイラ島の22種野生ボタニカル。複雑で奥行きのある香味。 |
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| 13位 | モンキー47 シュヴァルツヴァルト ドライジン 500ml 47% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
黒い森の47種ボタニカル。圧倒的な複雑さを持つプレミアム。 |
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14位
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シップスミス ロンドンドライジン 700ml 41.6% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
ロンドンのクラフト復興を牽引した小規模蒸留。端正で正統な味わい。 |
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15位
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ジン マーレ 700ml 42.7% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
オリーブ・ローズマリー・バジルが香る地中海ジン。塩気とハーブが個性。 |
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16位
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No.3 ロンドンドライジン 700ml 46% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
ロンドンの老舗酒商が手がける王道。ジュニパー主体の直球。 |
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| 17位 | シタデル ジン オリジナル 700ml 44% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
コニャック地方発の19種ボタニカル。華やかで滑らかなフレンチジン。 |
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18位
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マーティンミラーズ ジン 700ml 40% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
蒸留後にアイスランドの水で加水。クリーンでなめらかな口当たり。 |
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| 19位 | フォーピラーズ レアドライジン 700ml 41.8% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
豪州を代表するクラフトジン。シトラスとスパイスのモダンな香味。 |
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20位
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ノルデス アトランティック ガリシアン ジン 700ml 40% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
スペイン産ブドウベースに11種ボタニカル。フローラルで優しい味わい。 |
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21位
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ブードルス ブリティッシュ ジン 700ml 40% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
柑橘を使わずハーブとスパイスで構成。輪郭のぶれない辛口。 |
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| 22位 | スター・オブ・ボンベイ 700ml 47.5% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。 |
💎 プロのおすすめ
ボンベイの上級版。ベルガモットとアンブレットシードで濃密な香り。 |
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23位
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アヴィエーション アメリカン ジン 700ml 42% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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💎 プロのおすすめ
ジュニパー控えめのアメリカンスタイル。ラベンダーが香る滑らかな味。 |
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24位
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サントリー ジン 翠 SUI 700ml 40% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。 |
💎 プロのおすすめ
柚子・緑茶・生姜の和素材。手頃で飲みやすい国産デイリージン。 |
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25位
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桜尾 ジン オリジナル 700ml 47% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。 |
💎 プロのおすすめ
広島産17種ボタニカルのクラフトジン。柑橘と牡蠣殻由来の塩味が個性。 |
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26位
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ニッカ カフェジン 700ml 47% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。 |
💎 プロのおすすめ
カフェ式蒸留器が生む国産ジン。和柑橘と山椒の華やかな香り。 |
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27位
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和美人 クラフトジン 700ml 45% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。 |
💎 プロのおすすめ
鹿児島の本格焼酎蔵が造る和ジン。九州の柑橘と生姜が香る。 |
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28位
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マルフィ ジン コン リモーネ 700ml 41% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。 |
💎 プロのおすすめ
アマルフィ産レモンを使うイタリアジン。明るい柑橘でカジュアルに。 |
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29位
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ジーヴァイン フロレゾン 700ml 40% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。 |
💎 プロのおすすめ
ブドウベースにブドウ花を加えたフレンチジン。フローラルで滑らか。 |
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| 30位 | オックスレー クラシック イングリッシュ ドライジン 700ml 47% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
メーカー希望小売価格が公表されていないオープン価格の商品のため、定価は掲載していません。 |
💎 プロのおすすめ
氷点下の真空蒸留で香りを保った革新派。新鮮な柑橘香が立つ。 |
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この表に価格の数値を入れていないため、価格順の並べ替えと価格帯の絞り込みははたらきません。各行に出ている金額は当店の販売価格で、絞り込みが読む値とは別のものです。「最安」の表示は当店に在庫がある行へ一律に付くもので、他店との価格比較を示すものではありません。在庫と価格は変動しますので、最新の状況は各リンク先でご確認ください。この比較表の30件は他のジンのカクテル記事とも共有しているため、銘柄の説明はコープスリバイバー専用の表現にはなっていません。
ジンの選び方と法令が定める下限の度数

ジンには法令上の下限の度数があります。規則(EU)2019/787の附属書I第20項は、ジンについて「The minimum alcoholic strength by volume of gin shall be 37,5 %.」と定めています。第21項の蒸溜ジン(distilled gin)、第22項のロンドンジン(London gin)も同じ37.5%が下限です。したがって、この規則に従って造られたジンを使う限り、30mlに含まれるアルコールは11.25ml以上になります。
ロンドンジンだけに課される条件
ロンドンジンには追加の条件があります。同第22項は、蒸溜して得られる留液が「at least 70 % alcohol by vol.」であること、着色していないこと(not coloured)、甘味を最終製品1Lあたり転化糖換算で0.1gを超えて加えていないことを求めています。色の付いたジンや甘みを強く感じるジンは、ロンドンジンを名乗れないだけで、ジンでなくなるわけではありません。
コープスリバイバーに向くジンの考え方
この一杯にはレモンの酸、オレンジのリキュールの甘み、リレのほろ苦さ、そしてアブサンのアニスの香りが同時に入ります。香りの要素が多いぶん、ジュニパーの輪郭がはっきりした正統派のロンドンドライは全体の芯として働きます。一方、柑橘やハーブを大きく振ったクラフトジンは、すでに入っている香りと重なるため、量を変えずに印象だけが大きく動きます。どちらが正解ということはありませんが、最初の1杯は輪郭のはっきりしたタイプで基準をつくると比べやすくなります。
ジンそのものの種類や飲み方は高級ジンの選び方とジントニックの記事でも扱っています。
No.1とNo.5は公式のどこにあるのか

「コープスリバイバー 5番」「コープスリバイバー No.1」といった調べ方をされることがあります。そこでIBAの掲載一覧をページ1から順に最後まで取得し、重複を除いた一意のカクテルページを数えました。全部で102件です。このうち名前にCorpseを含むものは1件、すなわちNo.2だけでした。
一覧に無いことは存在しないことの証明にはならないので、番号違いのURLを直接たたいて確かめました。結果は次のとおりです。
| たたいたURLの末尾 | 応答 |
|---|---|
| corpse-reviver-2 | 200(本文が表示される) |
| corpse-reviver(番号なし) | 転送されて corpse-reviver-2 に着く |
| corpse-reviver-1 | 404 |
| corpse-reviver-no-1 | 404 |
| corpse-reviver-no-2 | 404 |
| corpse-reviver-5 | 404 |
つまりIBAが公式レシピとして掲げているコープスリバイバーはNo.2の1品だけで、No.1もNo.5もIBAには置かれていません。番号なしで検索した人がNo.2に着くようになっているのは、IBAの側が「コープスリバイバーといえばこれ」と扱っていることの現れとも読めます。No.1は次章で見る1930年の書籍にあり、No.3以降の番号については本稿で参照できた一次資料には該当する記述が見当たりませんでした。
1930年のサヴォイ・カクテルブックが書いていること

コープスリバイバーの名が印刷物にまとまった形で現れるのは、ロンドンのサヴォイ・ホテルのバーテンダー、ハリー・クラドックが編んだ『Savoy Cocktail Book』(1930年)です。同書はコープスリバイバーをNo.1とNo.2の2つに分けて載せています。
No.1に添えられた一文
No.1はブランデー、アップルブランデーまたはカルヴァドス、イタリアンベルモットの3点で、手順は「Shake well and strain into cocktail glass.」。そのあとに「To be taken before 11 a.m., or whenever steam and energy are needed.」という一文が続きます。「午前11時前に」という時間の指定は、このNo.1のほうに書かれています。朝の一杯という語り口をNo.2の説明に付けている解説をときどき見かけますが、同書での位置はNo.1です。
No.2に添えられた一文と、材料名の違い
No.2はレモン果汁、キナ・リレ、コアントロー、ドライジンの4点にアブサンを1ダッシュ。手順は同じくシェークして漉すこと。そのあとに「Four of these taken in swift succession will unrevive the corpse again.」という一文が置かれています。立て続けに4杯飲めば死体はまた蘇らなくなる、という趣旨の警句です。同書はこの一杯を、体力回復の妙薬としてではなく「飲みすぎれば元も子もない」という冗談まじりの注意とともに紹介していることになります。
もうひとつ見逃せないのが材料名です。同書のNo.2が指定しているのはキナ・リレ(Kina Lillet)であって、現在IBAが書いているリレ・ブラン(Lillet Blanc)ではありません。同書の全文でLilletという語は23回現れますが、そのうち23回がキナ・リレの表記で、リレ・ブランという表記は0件でした。
分量の書き方も現在とは違います。同書は4点をmlではなく「ワイングラスの何分の一」という単位で示しています。ミリリットルで等量を量る現在の書き方は、IBAが後から数字に置き換えたものだと考えるほうが素直です。
リレ・ブランの正体と17度という数字

4材料のなかでいちばん説明が省かれがちなのがリレ・ブランです。ブランドを保有するペルノ・リカールは、自社のブランドページで「Lillet is the French Apéritif for a refreshingly stylish Spritz, crafted at Maison Lillet, since 1872.」と書いています。創業年として掲げられているのは1872年です。
3種類の公表値を並べると分かること
同ページには3種類の栄養成分表が載っています。100mlあたりの値をそのまま並べます。
| 製品 | 公式の表記 | 度数 | エネルギー(100ml) | アルコール(100ml) | 炭水化物(100ml) |
|---|---|---|---|---|---|
| リレ・ブラン | LILLET BLANC | 17% | 544 kJ / 130 kcal | 13.5 g | 8.8 g |
| リレ・ロゼ | LILLET ROSÉ | 17% | 506 kJ / 121 kcal | 13.5 g | 6.8 g |
| リレ・ルージュ | LILLET ROUGE | 17% | 502 kJ / 120 kcal | 13.5 g | 6.6 g |
3種とも度数は17%で、アルコールの量も13.5gで完全に同じです。違うのは炭水化物、つまり糖類の量だけで、いちばん多いのはリレ・ブランの8.8g、次いでロゼの6.8g、ルージュの6.6gの順になります。色の濃いものほど甘い、という直感とは逆の並びです。
原材料の表記も3種で共通する部分があります。リレ・ブランは「wine, sugar, natural fruits infusions, alcohol, infusion of cinchona, additives: ascorbic acid, sulfites.」で、ロゼとルージュにも同じく「infusion of cinchona」が並びます。シンコナはキナの樹皮で、キニーネの原料になる植物です。1930年の書籍が「キナ・リレ」と呼んでいたのはこの成分に由来する名で、現在の商品名からキナの語は消えていますが、原材料としてのシンコナは公式の表記に残っています。
ベルモットと同じものなのか
「リレが無ければドライベルモットで代用できる」という言い方をよく見かけます。味の方向として近いのは確かですが、EUの規則では販売名が分かれています。規則(EU)251/2014の附属書IIは、ベルモットを「whose characteristic taste has been obtained by the use of appropriate substances of Artemisia species」、つまりヨモギ属の物質で特徴的な味を得たものと定義します。一方、主たる着香が天然のキニーネであるものには「‘Quinquina wine’, whose main flavouring is natural quinine flavouring」という別の販売名が用意されています。
同規則第3条第2項は、芳香ワイン(aromatised wine)の実際のアルコール分を「not less than 14,5 % vol. and less than 22 % vol.」、総アルコール分を17.5%vol以上と定めています。リレの17%はこの範囲におさまります。
ベルモットについてはベルモットの飲み方の記事で詳しく扱っています。
日本の酒税法ではどの品目になるか
日本の酒税法(昭和28年法律第6号)第3条第13号は、果実酒を「アルコール分が二十度未満のもの」としつつ、糖類や酒精を加えた類型(ロからニまで)については「アルコール分が十五度以上のものその他政令で定めるものを除く」と書いています。リレは17度なので、この規定によって果実酒には入りません。
受け皿になるのが第14号の甘味果実酒です。同号ニは「果実酒又はイからハまでに掲げる酒類に植物を浸してその成分を浸出させたもの若しくは薬剤を加えたもの」を挙げています。ぶどう酒にキナを浸し、糖類とアルコールを加えたリレはこの記述にそのまま当てはまります。
アブサン1ダッシュが担うものとツヨンの上限

アブサンはニガヨモギなどを使った蒸留酒です。ところが、蒸留酒の品目を定める規則(EU)2019/787の附属書Iを全文にわたって調べても、absinthという語は0件しか出てきません。つまりアブサンという品目はこの規則に定義されていないことになります。
同じ附属書のなかでwormwood(ニガヨモギ)が現れるのは1か所だけで、それは第33項のリキュールの条文です。同項はリキュールの糖分の下限を、さくらんぼ系は1Lあたり70g、「flavoured exclusively with gentian or a similar plant or wormwood」すなわちゲンチアナ類やニガヨモギだけで着香したものは80g、それ以外は100gと定め、リキュールの最低度数を15%としています。ニガヨモギは品目名としてではなく、糖分の下限を1段下げる条件として条文に登場します。
規制されているのは品目ではなく成分
ではアブサンは何によって規律されているのか。香料に関する規則(EC)1334/2008の附属書IIIです。A表は「食品にそのまま添加してはならない物質」を並べ、そこに「Thujone (alpha and beta)」が入っています。添加は禁じたうえで、香料や香りを持つ食品原料に自然に含まれる分についてはB表が食品ごとに上限を定めています。
| B表の区分 | ツヨン(αとβ)の上限 |
|---|---|
| ヨモギ属からつくられた酒類 | 35 mg/kg |
| ヨモギ属からつくられたもの以外の酒類 | 10 mg/kg |
| ヨモギ属からつくられた清涼飲料 | 0.5 mg/kg |
ヨモギ属からつくられた酒類だけ上限が35mg/kgに設定され、それ以外の酒類は10mg/kgに抑えられています。アブサンが特別扱いされているのは品目としてではなく、原料に由来する成分の上限という形でだ、というのが条文から読める姿です。
1ダッシュが味に効く理由
アブサンは1ダッシュしか入りません。他の4材料が30mlずつであることを考えると、容量としてはごくわずかです。それでも香りが立つのは、アニスやフェンネルに由来する香気成分が少量でも知覚されやすいためです。グラスの内側にアブサンを塗ってから余りを捨てる、いわゆるリンスの手法を使う作り手もいますが、IBAはシェーカーに材料をすべて注ぐと書いており、リンスの手順は公式には含まれていません。
材料からアルコール度数と純アルコール量を出す

「コープスリバイバー 度数」という調べ方をされる方が多い一方で、IBAはジンの度数を書いていないため、1つの数字で答えることはできません。そこでジンの度数を振って、材料だけから計算した値を並べます。氷が溶けて入る水は加えていません。
| 使うジンの度数 | アルコールの容量 | 出来上がりの度数 | 純アルコール量 |
|---|---|---|---|
| 37.5% | 28.35 ml | 23.6 % | 22.7 g |
| 40% | 29.10 ml | 24.3 % | 23.3 g |
| 43% | 30.00 ml | 25.0 % | 24.0 g |
| 45% | 30.60 ml | 25.5 % | 24.5 g |
| 47% | 31.20 ml | 26.0 % | 25.0 g |
コアントローは40%、リレ・ブランは17%、レモン果汁は0%として計算しています。ジンが規則上の下限である37.5%なら23.6%、47%の銘柄なら26.0%です。ジンの度数を10ポイント近く動かしても、出来上がりの度数は2.4ポイントしか動きません。4材料のうち1つしか変えていないので当然ではありますが、「強いジンを使うと極端に強くなる」という心配は数字の上では大きくありません。
純アルコール量は国の算式で出す
純アルコール量は、厚生労働省の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」が示す算式に従っています。同ガイドラインの逐語は「純アルコール量(g)=摂取量(ml)×アルコール濃度(度数/100)×0.8(アルコールの比重)」です。40%のジンを使った場合の23.3gという値は、同ガイドラインが例に挙げるビール500ml(5%)の20gと比べて、およそ1.2倍にあたります。
同ガイドラインは、第2期のアルコール健康障害対策推進基本計画および健康日本21(第三次)を引きながら「生活習慣病のリスクを高める量(1日当たりの純アルコール摂取量が男性40g以上、女性20g以上)」という数値を紹介しています。ただし同じページに「なお、これらの量は個々人の許容量を示したものではありません。」という注記が付いています。「1日にこれだけまで飲んでよい」という基準として読むのは、ガイドライン自身の書き方と食い違います。
公表値どうしで比重が割れている
ここで少し込み入った話をします。メーカーはアルコールの量をグラムで公表することがありますが、そこで使われている比重が会社によって違います。公表値から逆算すると次のようになります。
| 出所 | 対象の量 | 度数 | 公表されたアルコールの質量 | 逆算した比重 |
|---|---|---|---|---|
| 厚生労働省 健康に配慮した飲酒に関するガイドライン | 算式そのもの | — | — | 0.8 |
| ペルノ・リカール(リレ・ブラン) | 50ml | 17% | 6.8 g | 0.800 |
| コアントロー(ルニック) | 30ml | 40% | 9.5 g | 0.790 |
リレの公表値から逆算した比重は0.8で、厚生労働省の算式と同じです。コアントローの公表値から逆算すると0.79になり、エタノールの実際の比重に近い値が使われていることが分かります。同じ「純アルコール量」という言葉でも、2社の公表値をそのまま足し合わせると、前提の違う数字を混ぜることになります。
実際、公表値だけで積み上げられるのは2材料分だけです。コアントローは30mlあたり9.5g、リレ・ブランは50mlあたり6.8gなので30mlなら4.1g、合わせて13.6gです。ジンについては各社がグラム表示を公表していないため、ここから先は厚生労働省の算式で補うほかありません。本文の表がすべて同じ算式で通してあるのは、この理由によります。
1杯何キロカロリーと言い切れない理由
カロリーも同じ事情です。コアントローは30ml当たり93キロカロリー、リレ・ブランは100ml当たり130キロカロリーなので30mlなら39キロカロリー。公表値で積めるのはここまでの132キロカロリーで、ジンとレモン果汁とアブサンの分は各社の公表値がありません。「1杯およそ何キロカロリー」と断定している解説を見かけたら、どこまでが公表値で、どこからが推計なのかを確かめる価値があります。
度数が変わると酒税はどう動くか
度数の話をもう一歩進めます。酒税法第23条は、酒類の種類ごとに1キロリットル当たりの税率を定めています。第1項第3号の蒸留酒類は20万円で、「アルコール分が二十一度以上のものにあつては、二十万円にアルコール分が二十度を超える一度ごとに一万円を加えた金額」。第4項第3号の甘味果実酒及びリキュールは12万円で、「アルコール分が十三度以上のものにあつては、十二万円にアルコール分が十二度を超える一度ごとに一万円を加えた金額」です。第1項第2号の醸造酒類は10万円で、度数による加算がありません。
この2つの算式を度数ごとに並べると、思いがけない一致が見えます。
| アルコール分 | 蒸留酒類(第1項第3号) | 甘味果実酒及びリキュール(第4項第3号) | 差 |
|---|---|---|---|
| 12度 | 200,000円 | 120,000円 | 80,000円 |
| 13度 | 200,000円 | 130,000円 | 70,000円 |
| 17度 | 200,000円 | 170,000円 | 30,000円 |
| 20度 | 200,000円 | 200,000円 | 0円 |
| 21度 | 210,000円 | 210,000円 | 0円 |
| 40度 | 400,000円 | 400,000円 | 0円 |
| 47度 | 470,000円 | 470,000円 | 0円 |
20度で両者は初めて一致し、そこから上はどこまで行っても1円も違いません。21度以上の帯ではどちらの算式も「1万円×度数」に一致するからです。分岐が残るのは12度以下と20度以下の帯だけで、そこでは甘味果実酒・リキュールのほうが安くなります。リレ・ブランの17度がまさにその帯にあたります。
4つの材料に置き換えると次のようになります。700mlのボトル1本に含まれる酒税の金額です。
| 材料 | 酒税法上の品目 | 種類 | アルコール分 | 1キロリットル当たり | 700ml換算 |
|---|---|---|---|---|---|
| ジン(40度) | スピリッツ | 蒸留酒類 | 40度 | 400,000円 | 280円 |
| ジン(47度) | スピリッツ | 蒸留酒類 | 47度 | 470,000円 | 329円 |
| コアントロー(40度) | リキュール | 混成酒類 | 40度 | 400,000円 | 280円 |
| リレ・ブラン(17度) | 甘味果実酒 | 混成酒類 | 17度 | 170,000円 | 119円 |
| ぶどう酒(12度) | 果実酒 | 醸造酒類 | 12度 | 100,000円 | 70円 |
読みどころは2つあります。ひとつは、40度のジンと40度のコアントローが1円も違わないこと。スピリッツとリキュールという別の品目でも、21度以上では税額が同じ算式に収束するためです。もうひとつは、同じぶどう酒からつくる酒でも、果実酒なら70円、17度の甘味果実酒なら119円と49円の差が出ること。「リレはワインの一種だから安い」という感覚は、税額の上では成り立ちません。
度数と酒税の関係はウイスキーの度数の記事でも別の角度から取り上げています。
家でつくるときの手順と道具

そろえる道具
必要なのはシェーカー、メジャーカップ、ストレーナー、そして冷やしたカクテルグラスです。IBAが指定しているのは氷とともにシェークすることと冷やしたグラスに漉すことだけなので、道具そのものに指定はありません。メジャーカップは30mlの面があるものだと4材料をそのまま量れます。
手順
- カクテルグラスを氷水で冷やしておきます。
- シェーカーに氷を入れ、ジン30ml、コアントロー30ml、リレ・ブラン30ml、レモン果汁30mlを注ぎます。
- アブサンを1ダッシュ加えます。
- よくシェークします。
- 冷やしたグラスの水を捨て、漉しながら注ぎます。
- オレンジの皮を飾ります。
レモン果汁は搾りたてを使うようIBAが「Fresh Lemon Juice」と明記しています。飾りもレモンではなくオレンジの皮です。柑橘が2種類関わることが、この一杯の香りの厚みをつくっています。
似たかたちのカクテルとの関係
ジンとオレンジのリキュールとレモン果汁という3点は、ホワイトレディの骨格と同じです。コープスリバイバーNo.2は、そこにリレ・ブランとアブサンを足したかたちだと見ることもできます。ただしIBAのホワイトレディはジン40ml、トリプルセック30ml、レモン果汁20mlで等量ではありません。同じ3点でも配合が違うので、「ホワイトレディにリレを足したもの」と言い切ると分量の話が合わなくなります。関連する一杯としてはジンフィズやトムコリンズ、マティーニも同じジンの系統にあります。
飲みきれない洋酒の査定と買取
コープスリバイバーをつくるために4本の洋酒をそろえると、使いきれずに残る瓶が出てくることがあります。リンクサスでは洋酒の買取査定を行っています。未開封で保存状態のよいものは洋酒の買取のページから、ジンやウイスキーについてはウイスキーの買取からご相談いただけます。店舗の場所は店舗一覧をご覧ください。
よくある質問

コープスリバイバーの度数はどのくらいですか。
IBAはジンの銘柄も度数も指定していないため、1つの数字にはなりません。コアントローを40度、リレ・ブランを17度、レモン果汁を0度として材料だけから計算すると、ジンが規則上の下限である37.5度のときで23.6度、47度の銘柄で26.0度になります。氷が溶けて入る水は含めていない値です。
コープスリバイバーはIBAの公式カクテルですか。
No.2はIBAに掲載されており、分類はContemporary Classicsです。IBAの掲載一覧を最後まで取得して数えたところ一意のカクテルページは102件で、そのうち名前にCorpseを含むものはNo.2の1件だけでした。No.1やNo.5に相当するページのURLを直接たたくといずれも404が返ります。
「死者を蘇らせる」という名前の由来は何ですか。
由来を説明した一次資料は本稿で参照できた範囲では見つかりませんでした。1930年の『Savoy Cocktail Book』がこの名前でNo.1とNo.2を載せており、No.2には「Four of these taken in swift succession will unrevive the corpse again.」という警句が添えられています。立て続けに4杯飲めば死体はまた蘇らなくなる、という趣旨です。
午前11時前に飲むカクテルというのは本当ですか。
「To be taken before 11 a.m., or whenever steam and energy are needed.」という一文は同書に実在しますが、書かれているのはNo.1のほうです。No.2の側にこの記述はありません。
リレ・ブランがないときはドライベルモットで代用できますか。
味の方向は近く、家庭で置き換えること自体は妨げられません。ただし規則(EU)251/2014の附属書IIは、ベルモットをヨモギ属の物質で特徴的な味を得たものと定義し、主たる着香が天然のキニーネであるものには「Quinquina wine」という別の販売名を用意しています。同じものとして説明すると規則上の区分と食い違います。
リレ・ブランとリレ・ロゼは度数が違いますか。
違いません。ペルノ・リカールの公表値では3種とも17%で、100ml当たりのアルコールも13.5gで同じです。違うのは炭水化物の量だけで、リレ・ブラン8.8g、リレ・ロゼ6.8g、リレ・ルージュ6.6gと、いちばん多いのはリレ・ブランです。
原典のレシピと今のレシピは同じですか。
材料名が違います。1930年の書籍が指定しているのはキナ・リレ(Kina Lillet)で、IBAが書いているリレ・ブラン(Lillet Blanc)ではありません。同書の全文でLilletという語は23回現れ、そのすべてがキナ・リレの表記です。また同書は分量をmlではなく「ワイングラスの何分の一」で示しています。
アブサンはEUで特別に規制されているお酒ですか。
蒸留酒の品目を定める規則(EU)2019/787の附属書Iに、absinthという語は0件しか出てきません。品目としての定義はないということです。規律しているのは香料に関する規則(EC)1334/2008の附属書IIIで、ツヨンの上限をヨモギ属からつくられた酒類は35mg/kg、それ以外の酒類は10mg/kgと定めています。
材料のなかでいちばん酒税が高いのはどれですか。
酒税法第23条で計算すると、47度のジンが700ml当たり329円でいちばん高く、40度のジンと40度のコアントローがともに280円、17度のリレ・ブランが119円です。21度以上の帯では蒸留酒類も甘味果実酒・リキュールも「1万円×度数」に収束するため、品目が違っても税額は一致します。
1杯のカロリーはどのくらいですか。
公表値だけで積めるのは2材料分です。コアントローは30ml当たり93キロカロリー、リレ・ブランは100ml当たり130キロカロリーなので30mlで39キロカロリー、合わせて132キロカロリーになります。ジンとレモン果汁とアブサンについては各社の公表値がないため、1杯の合計を断定することはできません。
お酒は20歳になってから。妊娠中や授乳期の飲酒、飲酒後の運転や機器の操作は避けてください。体質や体調には個人差があります。量を決めて、ご自身のペースでお楽しみください。
































