生ビールとは|熱処理ビールとの違いと、法令に無い言葉
生ビールとは、造る過程で熱処理をしていないビールのことです。「生」が指しているのは容器でも鮮度でもなく、加熱したかどうか、その一点だけです。ところが、この定義の要になっている「熱処理」という言葉を国の法令で引くと、返ってくるのは飲みものの条文ではありません。e-Gov法令検索の全法令横断検索で「生ビール」を引くと結果は零件、「ドラフトビール」も零件、「パストリゼーション」も零件です。いっぽう「熱処理」は三十二本の法令に現れます。金属を焼き入れる技術、原子炉の溶接、武器と航空機の製造設備、そして国の役所の分掌事務。国がこの語を書いた先は、ビールから遠く離れた場所ばかりでした。この記事は、生ビールの中身を先に固めたうえで、「熱処理」という語がどこに住んでいるのかを条文で一つずつ確かめます。
生ビールとは|熱処理をしていないビールのこと

先に答え|三つだけ
一つ目。生ビールとは、造る過程で熱処理をしていないビールのことです。発酵が終わったあとに残る酵母を、多くは加熱ではなく細かいフィルターで取り除いて仕上げます。
二つ目。「生」は容器の話ではありません。樽でも瓶でも缶でも、熱処理をしていなければ生ビールです。逆に、樽で運ばれてきても熱処理をしていれば生ビールとは呼べません。
三つ目。この線引きを決めているのは、法律ではありません。酒税法にも、その施行令にも、施行規則にも「生ビール」という語はありません。決めているのは業界の公正競争規約で、その中身はビールの種類は誰が決めているのかで条文まで追っています。本記事はそこに重ねず、規約が使っている「熱処理」という語のほうを追いかけます。
酵母を止める二つのやり方
ビールは麦芽から糖をつくり、酵母にその糖を食べさせて造ります。発酵が終わっても、酵母は液の中に生きたまま残ります。そのままにしておくと味が変わり続けるので、どこかで働きを止める必要があります。方法は大きく二つです。
一つは加熱して止めるやり方です。おおむね摂氏六十度前後で短時間温める方法が知られていて、これを熱処理と呼びます。もう一つは、加熱せずに目の細かいフィルターで酵母をこし取るやり方です。加熱していないものが生ビールで、酵母を残したまま出荷する造りもあります。
どちらを選んでも、麦汁の濃さや発酵の進み具合が同じなら度数はほとんど変わりません。熱量も同じです。ここはビールのカロリーは誰がどう測っているのかで数字の出どころまで扱っています。
「生」は鮮度の意味ではない
日本語の「生」は、生野菜のように手を加えていないことも、生放送のようにその場であることも指します。だから生ビールを「できたて」「新鮮」の意味だと受け取る人がいます。しかし、ここでの「生」は加熱の有無だけを指す約束ごとです。
なぜ加熱の有無だけが「生」の意味になったのか。かつては各社が思い思いの意味で「生」を使っていた時期があり、酵母が残っているかどうかを指す使い方もありました。呼び名の条件がそろえられたのはそのあとのことで、その経緯と条文はビールの種類は誰が決めているのかにまとめてあります。本記事はその上に重ねず、条件の中身になっている語のほうを見ています。
ややこしいのは、日本酒の世界でも「生」という語が使われていて、そちらは火入れという加熱をしていない酒を指すことです。ビールの生と日本酒の生は、どちらも加熱していないという点では似ていますが、制度も語の来歴も別です。日本酒側は生酒とはとひやおろしとはで扱っています。
その「火入れ」という語も、法令で引くと大半は酒の話ではありません。十五本の法令に二十六の文があり、中心は森林法です。酒に触れているのは、職業能力開発促進法施行規則が技能検定の科目名として書いた二文だけです。第二十一条第一項がその森林又は土地の所在する市町村の長の許可を受けてその指示するところに従つてでなければ火入れをしてはならない。
と定め、同条第二項が許可できる目的を一造林のための地ごしらえ
二開墾準備
三害虫駆除
四焼畑
などに限っています。違反すれば第二百五条の罰金です。森林法の全文九万三千二百八十八字に「酒」の字はありません。国にとって火入れとは、山に火を放つことでした。
「生ビール」という言葉は、法令に一度も出てこない

全法令を横断して引いた結果
e-Gov法令検索には、現行のすべての法令を対象に語を引く横断検索があります。そこに三つの語を入れてみました。結果は次のとおりです。
| 引いた語 | 該当する法令 | 該当する文 |
|---|---|---|
| 生ビール | 0本 | 0文 |
| ドラフトビール | 0本 | 0文 |
| パストリゼーション | 0本 | 0文 |
| ビール | 19本 | 55文 |
| 熱処理 | 32本 | 86文 |
この記事が数えた範囲法令の本数と文の数は、e-Gov法令検索の全法令横断検索が返した値です。ここでいう「文」は、その語を含む条文の文の数で、法令の本数とは別に数えられています。検索が零件のときは応答が返らないので、本記事では零件として扱いました。個々の法令の中の出現回数は、e-Gov法令検索から取得した各法令の全文を対象に、本文で別に数えています。
「ドラフト」は商品名には並ぶ
零件だからといって、その語が世の中で使われていないわけではありません。この記事の比較表に並ぶ三十銘柄の中にも、ギネス ドラフト、ミラー ジェニュイン ドラフト、オリオン ザ・ドラフトと、商品名に「ドラフト」を持つ銘柄が三つあります。棚には確かにある言葉が、「ドラフトビール」という組み合わせでは法令の側に一度も現れない。「ドラフト」だけなら八本の法令にありますが、そちらは実験室の排気装置や建設機械の部品のことです。この落差が、生ビールという語の性格をよく表しています。
「ビール」のほうは十九本ある
いっぽう「ビール」は十九本の法令に五十五の文があります。酒税法、酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律とその施行令、関税定率法、関税暫定措置法、租税特別措置法、商標法施行令と施行規則、食品衛生法施行規則、農産物検査法施行規則、種苗法施行規則、小売物価統計調査規則などです。つまり国は「ビール」という物には十九本ぶんの関心を払っているのに、そのビールを加熱したかどうかには一本も割いていません。
零件という結果には注意点があります。全法令横断検索が見ているのは現行の法令の条文であって、告示や通達、業界の規約はここに入りません。ですから「生ビール」が零件であることは「誰も決めていない」という意味ではなく、「国会と内閣と各省が定める法令の中には無い」という意味です。決めている文書は別のところにあり、それが公正競争規約です。
もう一つ。検索は語の一部が一致したものも拾います。あとで見るとおり「熱処理」で返ってきた三十二本のうち三本は、条文にあるのが「加熱処理」でした。零件のほうは取りこぼしが起きにくいのに対し、件数が出たほうは中身を開いて確かめる必要があります。
ビールという品目そのものの定義はビールとは、麦芽の比率で分かれる区分は発泡酒とは、色の濃いものの呼び名は黒ビールとはで、それぞれ条文まで追っています。
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下に並ぶのはウイスキーの取り扱いです。ビールそのものの品揃えは持っていないため、同じ棚には出せません。ただ、ウイスキーにも同じ構造があります。シングルモルトもブレンデッドも酒税法には一語も無く、決めているのは業界と各国の規格のほうです。呼び名の出どころが法律の外にあるという点で、生ビールとよく似た並びになっています。詳しくはウイスキーとはをご覧ください。
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ここではウイスキーの在庫から一部を掲載しています。価格・在庫・箱の有無は各商品ページでご確認いただけます。
【比較表】ビール三十銘柄を度数の低い順に見る

下の表は、国産と海外の代表的な銘柄を度数の低い順に並べたものです。上の二つはアルコール分〇・〇〇パーセントの飲料で、酒税法上は酒類ではありません。下端はサミクラウス クラシックの十四・〇パーセントで、同じ「ビール」という言葉の中に十四ポイントぶんの幅があることが分かります。
この表は熱処理の有無では並べていません。同じ銘柄でも仕向け地や容器によって仕上げが変わることがあり、公表されていない銘柄も多いためです。
| 画像 | 銘柄・スコア | 定価 市場相場 |
特徴 | リンクサス酒販 本命 |
Amazon | 楽天 | 買取 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位
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アサヒ ドライゼロ 350ml 0.00% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢120〜180円(350ml缶) |
💎 プロのおすすめ
度数0.00%の代表格。休肝日や運転時の選択肢。 |
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2位
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サントリー オールフリー 350ml 0.00% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢120〜180円(350ml缶) |
💎 プロのおすすめ
カロリー・糖質も0。度数0.00%のベンチマーク。 |
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3位
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ギネス ドラフト 330ml 4.2% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢280〜380円(330ml缶) |
💎 プロのおすすめ
黒く濃厚だが度数は4.2%と意外に低い。 |
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| 4位 | コロナ・エキストラ 355ml 4.6% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢250〜350円(355ml瓶) |
💎 プロのおすすめ
ライム映えする軽快ラガー。度数4.6%。 |
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| 5位 | ミラー ジェニュイン ドラフト 355ml 4.7% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢250〜340円(355ml瓶) |
💎 プロのおすすめ
クリアな飲み口のアメリカンラガー。4.7%。 |
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6位
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ヒューガルデン ホワイト 330ml 4.9% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢300〜420円(330ml瓶) |
💎 プロのおすすめ
柑橘香る白ビール。度数4.9%で飲みやすい。 |
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7位
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アサヒ スーパードライ 350ml 5.0% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢200〜260円(350ml缶) |
💎 プロのおすすめ
辛口の国民的ラガー。標準的な度数5.0%。 |
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8位
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キリン 一番搾り 350ml 5.0% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢200〜260円(350ml缶) |
💎 プロのおすすめ
一番搾り製法の王道ピルスナー。5.0%。 |
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9位
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サッポロ生ビール黒ラベル 350ml 5.0% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢200〜260円(350ml缶) |
💎 プロのおすすめ
バランス型の定番。標準度数5.0%。 |
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10位
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サッポロ ヱビスビール 350ml 5.0% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢250〜320円(350ml缶) |
💎 プロのおすすめ
麦芽100%のプレミアム。コク深く度数5.0%。 |
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11位
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オリオン ザ・ドラフト 350ml 5.0% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢220〜300円(350ml缶) |
💎 プロのおすすめ
沖縄の軽快ラガー。度数5.0%。 |
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12位
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ハイネケン 330ml 5.0% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢250〜350円(330ml瓶) |
💎 プロのおすすめ
世界的ラガーの代表。標準度数5.0%。 |
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13位
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バドワイザー 355ml 5.0% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢240〜330円(355ml瓶) |
💎 プロのおすすめ
軽快なアメリカンラガー。度数5.0%。 |
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14位
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カールスバーグ 330ml 5.0% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢230〜320円(330ml瓶) |
💎 プロのおすすめ
北欧の定番ピルスナー。度数5.0%。 |
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| 15位 | ステラ・アルトワ 330ml 5.2% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢260〜360円(330ml瓶) |
💎 プロのおすすめ
ベルギー伝統のピルスナー。度数5.2%。 |
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| 16位 | ブルームーン 355ml 5.4% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢300〜420円(355ml瓶) |
💎 プロのおすすめ
オレンジ映えする白ビール。度数5.4%。 |
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17位
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パンクIPA(ブリュードッグ) 330ml 5.4% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢350〜550円(330ml缶) |
💎 プロのおすすめ
ホップ全開のクラフトIPA。度数5.4%。 |
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18位
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サントリー ザ・プレミアム・モルツ 350ml 5.5% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢250〜320円(350ml缶) |
💎 プロのおすすめ
華やかな香りのプレミアム。度数5.5%。 |
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19位
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よなよなエール 350ml 5.5% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢280〜380円(350ml缶) |
💎 プロのおすすめ
香り高い国産クラフト。度数5.5%。 |
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20位
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シエラネバダ ペールエール 355ml 5.6% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢350〜500円(355ml缶) |
💎 プロのおすすめ
クラフト史を作ったペールエール。度数5.6%。 |
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21位
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オルヴァル 330ml 6.2% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢600〜900円(330ml瓶) |
💎 プロのおすすめ
唯一無二のトラピスト。度数6.2%。 |
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22位
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レフ ブロンド 330ml 6.6% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢350〜500円(330ml瓶) |
💎 プロのおすすめ
甘く香るベルジャンブロンド。度数6.6%。 |
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| 23位 | インドの青鬼(よなよなの里) 350ml 7.0% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢320〜450円(350ml缶) |
💎 プロのおすすめ
苦味と度数7.0%の国産IPA。 |
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| 24位 | バラスト・ポイント スカルピンIPA 355ml 7.0% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢450〜650円(355ml缶) |
💎 プロのおすすめ
受賞IPA。度数7.0%でホップ強め。 |
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25位
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ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム 山崎原酒樽熟成2025 715ml 8.5% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
参考小売6,600円前後(715ml瓶) |
💎 プロのおすすめ
ウイスキー樽熟成の限定品。度数8.5%。 |
在庫切れリンクサス入荷通知 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
26位
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デュベル 330ml 8.5% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢450〜650円(330ml瓶) |
💎 プロのおすすめ
軽快に飲めて度数8.5%の悪魔。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
27位
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シメイ ブルー 330ml 9.0% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢500〜750円(330ml瓶) |
💎 プロのおすすめ
熟成で深まるトラピスト。度数9.0%。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
28位
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ウェストマール トリプル 330ml 9.5% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢600〜850円(330ml瓶) |
💎 プロのおすすめ
トリプルの原点。度数9.5%。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
29位
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ロシュフォール10 330ml 11.3% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢700〜1000円(330ml瓶) |
💎 プロのおすすめ
濃厚で度数11.3%の銘酒級ビール。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
| 30位 | サミクラウス クラシック 330ml 14.0% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
実勢900〜1400円(330ml瓶) |
💎 プロのおすすめ
度数14.0%、ビールの度数の上限級。 |
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ビールはオープン価格のためメーカー定価は掲載していません(数量限定品を除く)。価格は各モールの実勢(2026年6月時点)で、同一品が見つからない場合は空欄になります。在庫・価格は変動するため最新情報は各リンク先でご確認ください。最安値を保証する一覧ではありません。
表の見方をもう一つ。上から二十番目あたりを境に、ベルギーの強いエールや修道院系の銘柄が並びはじめます。オルヴァル、レフ ブロンド、デュベル、シメイ ブルー、ウェストマール トリプル、ロシュフォール10。これらは瓶の中で二次発酵させる造りが多く、酵母を残したまま出荷されることがあります。生ビールという言葉は熱処理をしていないことだけを指すので、酵母が残っているかどうかとは別の話です。ここが混同されやすいところで、酵母入りのビールを「生」と呼ぶ使い方は、今の日本の呼び名の条件とは噛み合いません。
度数そのものの読み方はビールのアルコール度数とはで、麦芽以外の原料まで含めた区分はクラフトビールとはで扱っています。
「熱処理」と書かれた法令は三十二本ある

まず三本を引き算する
全法令横断検索は語の一部が一致したものも拾います。「熱処理」で返ってきた三十二本のうち三本は、条文にあるのが「加熱処理」だけで、それ以外の「熱処理」は一度も出てきません。家畜伝染病予防法施行規則、食品表示基準、そして特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第IX因子製剤によるC型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法の三本です。この三本を引くと、残りは二十九本になります。
数え方二十九本という数は、三十二本それぞれの全文をe-Gov法令検索から取得し、「熱処理」の直前一文字が「加」であるものを除いて数えた結果です。以下の分類も同じ二十九本を対象にしています。
二十九本の内訳
| 分野 | 本数 | おもな法令 |
|---|---|---|
| 技術・産業の振興と行政組織 | 7 | ものづくり基盤技術振興基本法施行令/経済産業省組織令/中小企業信用保険法施行規則ほか |
| 原子力と溶接の技術基準 | 4 | 核燃料物質の加工の事業に関する規則/使用施設等の溶接の技術基準に関する規則ほか |
| 労働・職業訓練・技能実習 | 3 | 労働基準法施行規則/職業能力開発促進法施行規則/外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律施行規則 |
| 武器・航空機・船舶の製造 | 3 | 武器等製造法施行規則/航空機製造事業法施行規則/船舶安全法の規定に基づく事業場の認定に関する規則 |
| 高圧ガス容器と特定設備 | 3 | 容器保安規則/国際相互承認に係る容器保安規則/特定設備検査規則 |
| 環境・廃棄物・毒物 | 4 | 毒物及び劇物取締法施行令/大気汚染防止法施行令/汚染土壌処理業に関する省令ほか |
| 輸出管理 | 2 | 輸出貿易管理令/輸出貿易管理令別表第一及び外国為替令別表の規定に基づき貨物又は技術を定める省令 |
| 農林・植物検疫 | 2 | 植物防疫法施行規則/大麻草の栽培の規制に関する法律施行規則 |
| 関税 | 1 | 関税定率法 |
いくつか中を開いてみます。武器等製造法施行規則は、弾丸や薬きようや魚雷の気室を造るときに備えるべき設備として熱処理設備
を挙げます。航空機製造事業法施行規則は、飛行機の製造にも修理にも自動温度調整装置付熱処理設備
を求め、別表では熱処理作業(自動温度調整装置付熱処理設備を用いるものに限る。)
という書き方をしています。輸出貿易管理令ははんだ付け用、ろう付け用又は溶接用の機器及びガス式の表面熱処理用機器
を貨物の一つとして並べ、汚染土壌処理業に関する省令はセメント製造施設の熱処理設備に係る変更
を、届出で済む軽微な変更から外して許可の要る変更に置いています。
並べてみると輪郭がはっきりします。金属を焼き入れる話、原子炉の溶接の話、砲弾と航空機の設備の話、高圧ガスのボンベの話。国がこの語を使うとき、相手はほとんどが金属です。
食べものに向いた条文は、二つだけ
二十九本のうち、食べものに向いているものは二つしかありません。一つは関税定率法です。第二〇類の注五が、ジャムやフルーツゼリーが属する第二〇・〇七項について、こう定めています。
第二〇・〇七項において「加熱調理をして得られたもの」とは、水分を減らすことにより又はその他の手段により粘性を増すために、大気圧における又は減圧下での熱処理により得られたものをいう。
関税定率法(明治四十三年法律第五十四号)別表 第二〇類 注五(e-Gov法令検索)
もう一つは植物防疫法施行規則です。こちらは輸入検疫の消毒方法として、生の果実や塊根を蒸気で温める「蒸熱処理」を細かく定めています。パパイヤの生果実は湿度九〇パーセント以上の蒸熱処理庫内において
行い、さつまいもの生塊根は湿度九五パーセント以上の蒸熱処理庫内において
、庫内の温度を四時間で三十一度から四十一度まで一定の上昇率で上げてから行うと書かれています。ナラ枯れを起こす菌については摂氏七十一度以上で七十五分以上
という条件が置かれています。
関税定率法にある「加熱処理」ではない「熱処理」は十三回で、食べものに向いているのはこの注五の一回だけです。残りは砕石が六回、りん酸塩が二回、研磨材と工業炉と紡織機械と表面熱処理用機器が各一回でした。
果物と、いも、そして木材。国が「熱処理」という語を食べものに向けて書いた相手は、そこまでです。飲みものを熱処理することについて書いた条文は、二十九本のどこにもありません。
誤解のないように補っておきます。国が飲みものを温めよと命じていないわけではありません。ただし、そのときに使う語が違います。牛乳の殺菌は乳及び乳製品の成分規格等に関する命令が温度と時間まで決めていますが、そこで使われている語は「加熱殺菌」であって「熱処理」ではありません。この命令は、さきの二十九本には入っていません。同じことをしていても、法令の側は別の言葉で書くのです。
熱処理と発酵が、同じ条に並んでいる政令

二十六の技術を並べた一つの政令
二十九本の中に、一本だけ毛色の違うものがあります。ものづくり基盤技術振興基本法施行令です。全文が七百六十四字しかない短い政令で、その第一条が二十六の技術を号立てで並べています。
一 設計に係る技術
二 圧縮成形、押出成形、空気の噴射による加工、射出成形、鍛造、鋳造及びプレス加工に係る技術
十二 分離に係る技術
十三 洗浄に係る技術
十四 熱処理に係る技術
十五 溶接に係る技術
十八 精製に係る技術
二十 発酵に係る技術
ものづくり基盤技術振興基本法施行令(平成十一年政令第百八十八号)第一条(抜粋・e-Gov法令検索)
十四号に熱処理があり、二十号に発酵があります。生ビールが「やらない」と言っている工程と、「やる」と言っている工程が、同じ条の同じ列に、六つ離れて並んでいます。ただしこの一覧に「ろ過」はありません。近いのは十二号の「分離に係る技術」で、酵母をこし取る作業をどちらに読むかは、条文の側からは決まりません。
親の法律が置いた限定
では、ビールを造ることはここでいう「ものづくり基盤技術」なのでしょうか。政令の親にあたる法律の第二条第一項が、こう限定しています。
この法律において「ものづくり基盤技術」とは、工業製品の設計、製造又は修理に係る技術のうち汎はん用性を有し、製造業の発展を支えるものとして政令で定めるものをいう。
ものづくり基盤技術振興基本法(平成十一年法律第二号)第二条第一項(e-Gov法令検索)
鍵は「工業製品」です。政令の第二条は、対象の業種を九つ並べています。製造業、自動車整備業、機械・家具等修理業、ソフトウェア業、情報処理・提供サービス業、デザイン業、機械設計業及びエンジニアリング業、研究開発支援検査分析業、理学研究所及び工学研究所。先頭の製造業には前条各号に掲げる技術を主として利用するものに限る。
という括弧書きが付いています。つまり二十六の技術を主に使う製造業であることが条件です。ただし括弧書きは範囲を狭めるための書き方で、対象を広げるものではありません。
しかも同法第二条第二項は、業種の側もものづくり基盤技術を主として利用して行う事業が属する業種
に限っています。二十六の技術はどれも「工業製品の設計、製造又は修理に係る技術」の中からしか定められないので、十四号と二十号が並んでいることだけを理由に、ビールの製造がここに入るとは言えません。ビールが工業製品に当たるかどうかは、この法律にも政令にも書かれていないからです。この政令が振興の対象を決めるための政令であって、酒の分類を決めるためのものではないことも合わせて読むべきでしょう。
もう一つ確かめておきます。この法律の全文は四千二百二十五字ですが、そこに「酒」も「ビール」も「食品」も「飲」も一字もありません。「熱処理」も「発酵」も本体にはなく、二十六の技術はすべて政令に委ねられています。国は技術の名前を法律に書かず、政令に一列だけ並べました。
国の側から見た熱処理|所管する課と、危険な業務の別表

「熱処理業」という業種がある
行政の内側を定めた政令にも、この語は出てきます。経済産業省組織令の第七十四条です。見出しは「(産業機械課の所掌事務)」で、その第三号が次の一文です。
三 熱処理業の発達、改善及び調整に関すること。
経済産業省組織令(平成十二年政令第二百五十四号)第七十四条第三号(e-Gov法令検索)
国には熱処理業という業種があり、その振興を担当する課が置かれています。この政令の全文は五万一千五百六十一字ありますが、「熱処理」はここ一か所だけです。
おもしろいのは同じ条の第一号です。産業機械課が所管する物資の一覧に、こう並んでいます。
農業機械器具、水産機械、林産機械、食料品加工機械、蚕糸機械、醸造機械、たばこ製造機械及び製材木工機械
経済産業省組織令 第七十四条第一号(抜粋・e-Gov法令検索)
醸造機械と熱処理業は、同じ課が持っています。ビールを仕込む機械はこの課の担当で、熱処理業もこの課の担当。ただし、この第一号が引く第八条第一号は、物資の一覧から化学肥料、飲食料品、農薬、鉄道車両
などを明文で除いています。仕込む機械はこの課の所管でも、そこから出てくる飲みものはこの課の外です。なお、この政令の全文に「酒」の字は一度も出てきません。
寄宿舎の届出のために置かれた別表
もう一つ、思いがけない場所にもあります。労働基準法施行規則の別表第四です。この別表は第五十条の二から呼ばれていて、第五十条の二は法第九十六条の二第一項がいう厚生労働省令で定める危険な事業又は衛生上有害な事業
の中身を決めていて、その第三号が主として次に掲げる業務を行なう事業
とし、そのイがこの別表を呼びます。法第九十六条の二第一項は、そうした事業の附属寄宿舎を建てるときは工事着手の十四日前までに計画を届け出よ、という規定です。別表第四の二番目が、これです。
二 金属の溶融、精錬又は熱処理の業務
労働基準法施行規則(昭和二十二年厚生省令第二十三号)別表第四(第五十条の二関係)(e-Gov法令検索)
ここでも主語は金属です。しかも労働基準法そのものの全文六万三千八百二十五字には「熱処理」の三文字が一度も現れません。労働の分野で国が熱処理を書いたのは、法律ではなく省令の別表のほうでした。
届出と職種の側にも、金属がつく
毒物及び劇物取締法施行令の第四十一条は、毒物や劇物を業務上取り扱う者に届出を求める事業を列挙していて、その第二号が金属熱処理を行う事業
です。外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律施行規則は、職種として金属熱処理業を挙げ、その作業を表面熱処理(浸炭・浸炭窒化・窒化)作業
部分熱処理(高周波熱処理・炎熱処理)作業
と細かく書き分けています。試験を実施する団体の名は一般社団法人日本金属熱処理工業会です。
これらに共通しているのは、熱処理が「そこで働く人に何かが起きうる作業」として扱われている点です。届出を求める、寄宿舎の計画を出させる、職種として試験を用意する。いずれも、その現場に人がいることを前提にした書き方になっています。
職業能力開発促進法施行規則にいたっては、「熱処理」の三文字が二百四十六回出てきます。訓練科の名にも検定職種の名にも使われているためで、その多くは金属熱処理や高周波熱処理といった複合語です。ただし、そこにある職種の一覧をどう読むかはゴッドマザーとはですでに条文まで追っているので、本記事では回数と科目名だけを置いておきます。
酒税法を全文で引く|無い語と、二回だけ出てくる語

十二の語を数える
今度は逆から確かめます。酒税法の全文をe-Gov法令検索から取り出して、生ビールにまつわる語を数えました。全文は十万五千七十字です。
| 語 | 酒税法 | 酒税法施行令 |
|---|---|---|
| 生ビール | 0 | 0 |
| ドラフト | 0 | 0 |
| 熱処理 | 0 | 0 |
| 加熱 | 0 | 0 |
| 殺菌 | 0 | 0 |
| ろ過 | 0 | 1 |
| 濾過 | 0 | 0 |
| 酵母 | 2 | 0 |
| 発酵 | 23 | 6 |
| ビール | 16 | — |
| 麦芽 | 12 | — |
| ホップ | 7 | — |
この表の数え方e-Gov法令検索から取得した各法令の全文(本則・附則・別表を含む)を対象に、語の出現回数をそのまま数えたものです。表1の「文」の数とは数え方が違います。「—」は本記事で数えていないことを示します。
酒を扱う法律の本体に、加熱も殺菌もろ過も一度も出てきません。生ビールという言葉の定義が「熱処理をしていないこと」であるのに、その熱処理を酒税法は一度も口にしないのです。
二回だけの「酵母」
酵母は二回あります。二回とも第三条第二十四号、酒母を定義する一文の中です。酵母で含糖質物を発酵させることができるもの及び酵母を培養したもので含糖質物を発酵させることができるもの
という書き方で、酵母そのものを定義しているわけではありません。この号が日本酒の造りとどう噛み合うかは山廃仕込みとはで詳しく扱っています。
酒税法は「ろ過」と書かず「こす」と書く
ろ過が零回だからといって、こす作業が条文に無いわけではありません。酒税法は「こす」という和語のほうを使っています。「こし」で引くと八か所あり、内訳は清酒の定義に三、みりんの定義に三、焼酎から外れる条件に一、もろみの定義に一です。
ビールの定義である第三条第十二号には、こすともろ過するとも書かれていません。清酒とみりんは「こしたもの」であることが品目の条件になっているのに、ビールは違う。酵母を取り除くかどうかは、日本の酒税法がビールに課している条件の外にあります。清酒側の読み方は清酒と日本酒の違いにあります。
施行令の一か所も、ビールの話ではありません。第四条の見出しが「(しらかばの炭以外のろ過剤等)」で、焼酎から外れる条件を定めた規定です。この一文の読み方はジンとウォッカの違いを法令で読むとウォッカとはが扱っています。
「酵母」を国が名指しで許した先は、南極だった

「酵母」は十二本にある
生ビールを生ビールたらしめているもう一方の主役は酵母です。この語を全法令横断で引くと、十二本の法令に十四の文がありました。関税定率法、関税暫定措置法、酒税法、租税特別措置法施行令、商標法施行規則、食品表示基準、乳及び乳製品の成分規格等に関する命令、労働安全衛生法施行令、アルコール事業法、不正競争防止法に基づいて外国の標章などを定める省令、そして南極地域の環境の保護に関する法律と同法施行規則です。
このうち労働安全衛生法施行令が酵母を書いた場所は、酸素欠乏の危険がある場所の一覧です。醸造槽の内部に人が入ると死ぬことがある、という理由で置かれた条文で、その読み方は発泡酒とはがすでに条文まで追っています。
第十四条第二項第二号イ
意外だったのは、そのうちの一本です。南極地域の環境の保護に関する法律。第十四条第二項は、南極地域で禁じられる行為を並べていて、その第二号が生きている生物の持込みを原則として禁じています。ただし、二つだけ例外があります。
二 次に掲げる場合以外の場合において、生きている生物(ウイルスを含む。)を南極地域に持ち込むこと(確認行為に該当するものを除く。)。
イ 食用に供するために酵母その他の菌類又は植物を持ち込む場合
ロ イに掲げるもののほか、南極環境影響の程度が軽微な場合として環境省令で定める場合
南極地域の環境の保護に関する法律(平成九年法律第六十一号)第十四条第二項第二号(e-Gov法令検索)
国が「酵母」を、物の分類としてではなく、生きたまま扱ってよいものとして名指しした条文は、法律の側ではこれ一つです。しかも条件は食用に供するために
。生きた酵母を南極へ持ち込んでよいのは、食べるためであるときに限られます。
南極の二本を除く十本は、そういう書き方をしていません。たとえば関税定率法は第二一・〇二項で酵母(活性のものであるかないかを問わない。)
と書き、基本税率として活性のものに十四パーセント、不活性のものに六・四パーセントを置いています(実際に適用される暫定税率は一〇パーセントと無税です)。生きているかどうかで税率は分けていますが、これは輸入品の分類であって、生きた酵母をどう扱ってよいかを決めた文ではありません。
南極の側は施行規則が裏から書き足しています。別表は、食用の酵母をそもそも確認の要らない側に置いたうえで、鑑賞や実験のために生物を持ち込む場合の条件として持ち込む生きている生物がCanis属(イヌ属)又は鳥綱に属する種の個体でないこと。
を挙げています。食べるための酵母は、その条件の手前で外されているのです。
この法律の全文は一万七千二十八字ですが、「酒」も「ビール」も一字も出てきません。パンを焼くための酵母を想定した規定と読むのが自然でしょう。それでも、酵母を生きたまま扱うことを国が正面から認めた文が、地球の反対側の氷の上についての法律にある。生ビールの中で酵母がどう扱われているかを考えるとき、この対比は覚えておいて損がありません。
樽・瓶・缶で中身は変わるのか、そしておいしい飲み方

同じ銘柄なら、中身は同じ
同じ銘柄であれば、樽でも瓶でも缶でも、詰められているビールは同じです。生か熱処理かは仕上げの工程で決まるので、容器では決まりません。店で飲む樽生がおいしく感じられるのは、中身が違うからではなく、回転が速くて鮮度が高いこと、注ぎたての泡が乗ること、冷えたグラスが用意されていることが重なるからです。
ただし容器によって外からの影響の受け方は変わります。缶は光を通しません。瓶は色つきでも光を通します。ビールは光と熱に弱いので、家で置いておくなら缶のほうが条件はよくなります。
家で飲むときの三つ
一つ目は温度です。日本の標準的なビールなら、夏は摂氏六度から八度、冬は八度から十度あたりが飲みやすい範囲とされています。冷やしすぎると香りが立たなくなり、ぬるいと苦味が目立ちます。
二つ目はグラスです。缶から直接飲むと炭酸が抜けにくく、香りも立ちません。グラスに注いで泡の層を作ると、泡がふたの役割をして炭酸と香りを保ちます。グラスは洗剤の油分が残っていると泡が消えるので、よくすすいでおきます。
三つ目は注ぎ方です。高い位置から勢いよく注いで泡を立て、落ち着いてから静かに継ぎ足すと、液体と泡がおおむね七対三に収まります。
開けたあととその前
ビールは開けたら飲みきるお酒です。炭酸が抜けると味の組み立てが崩れるので、栓をして翌日に回すことは向きません。開ける前も、直射日光と高温を避け、缶なら箱に入れたまま冷暗所に置くのが無難です。賞味期限は缶の底や側面に印字されています。期限を過ぎてすぐ飲めなくなるわけではありませんが、香りの立ち方は落ちていきます。
選ぶときに見るところ
生か熱処理かを知りたいときは、缶の側面か各社の商品ページを見ます。熱処理をしている銘柄は、そのことを特徴として書いていることが多いためです。書いていなければ生であることが多い、というのが日本の現状ですが、確実に知りたければメーカーの表示を見るのが早道です。
味の方向で選ぶなら、度数のほかに色と苦味が手がかりになります。色の濃さは黒ビールとは、原料の比率で変わる区分はビールとは、割って飲む楽しみ方はシャンディガフとはとホッピーとはでそれぞれ扱っています。
飲まないお酒の査定・買取はリンクサスへ

ビールは賞味期限が短く、保管の条件も分からないことが多いため、買取の対象にはなりにくいお酒です。いっぽうで、贈答でいただいたウイスキーやブランデー、日本酒の一升瓶が手つかずのまま置かれている、というご相談はよくいただきます。
判断の目安はいくつかあります。度数が高く、密栓されていて、常温でも品質が動きにくいお酒ほど値がつきやすくなります。逆に、開栓済みのもの、ラベルが破れたり濡れたりしているもの、キャップの周りに液漏れの跡があるものは、中身が確かめられないぶん評価が下がります。冷蔵が必要な生酒のように、保管の条件が厳しいお酒も同じです。
リンクサス酒販では、飲む予定のないお酒の査定を承っています。未開栓であること、箱や付属品が残っていること、直射日光の当たらない場所で保管されていたことが揃っていると、値がつきやすくなります。品揃えはウイスキーの一覧と全商品からご覧いただけます。当日十四時までのご注文で当日発送します。
よくある質問

生ビールとは何ですか?
造る過程で熱処理をしていないビールのことです。発酵が終わったあとに残る酵母を、多くは加熱ではなく細かいフィルターでこし取って仕上げます。「生」が指しているのは容器でも鮮度でもなく、加熱したかどうかの一点だけです。日本で流通している缶や瓶のビールの多くが、この生ビールにあたります。
生ビールと熱処理ビールの違いは何ですか?
酵母の止め方が違います。熱処理ビールは短時間加熱して酵母や雑菌の働きを止めるため、まろやかで落ち着いた味わいになるとされます。生ビールは加熱せず、多くはろ過で酵母を取り除くので、麦芽やホップのフレッシュな香りとシャープなのどごしが残りやすいと言われます。どちらが上ということはなく、方向の違いです。
缶ビールも生ビールですか?
熱処理をしていなければ、缶でも生ビールです。生か否かは仕上げの工程で決まり、容器では決まりません。逆に、樽で運ばれてきたものでも熱処理をしていれば生ビールとは呼べません。ただし缶は光を通さないので、家で保管する条件としては瓶より有利です。
「生ビール」という言葉は法律に書かれていますか?
書かれていません。e-Gov法令検索の全法令横断検索で「生ビール」を引くと零件です。「ドラフトビール」も「パストリゼーション」も零件でした。酒税法とその施行令の全文にも、これらの語は一度も出てきません。表示の条件を決めているのは法律ではなく業界の公正競争規約で、その中身は当店の別の記事で条文まで扱っています。
「熱処理」という語は、どの法令にありますか?
三十二本の法令が該当し、そのうち三本は条文にあるのが「加熱処理」で、それ以外の「熱処理」は出てきません。残る二十九本の中身は、金属の焼き入れ、原子炉の溶接、武器と航空機の製造設備、高圧ガスの容器、輸出管理、職業訓練などです。食べものに向いているのは関税定率法のジャム類に関する注と、植物防疫法施行規則の蒸熱処理の二つだけで、この二十九本の中に飲みものを熱処理することを書いた条文はありません。ただし、牛乳の加熱殺菌のように別の語で温度と時間を定めた条文はあります。
酒税法に、ビールをこすという条件はありますか?
ありません。酒税法は「ろ過」という語を使わず「こす」という和語で書いており、その活用形「こし」が全文で八か所あります。内訳は清酒の定義に三、みりんの定義に三、焼酎から外れる条件に一、もろみの定義に一です。ビールを定義した第三条第十二号には、こすともろ過するとも書かれていません。酵母を取り除くかどうかは、酒税法がビールに課している条件の外にあります。
生ビールは度数やカロリーが低いのですか?
生か熱処理かで度数も熱量も変わりません。度数を決めているのは仕上げの加熱ではなく、麦汁の濃さと発酵の進み具合です。日本の一般的なビールは五パーセント前後が標準です。同じ銘柄で生と熱処理の両方が売られている場合でも、ラベルの度数表示が同じであれば中身の度数は同じと考えて差し支えありません。
樽生がおいしく感じられるのはなぜですか?
中身が違うからではありません。店は回転が速いので鮮度が高く、注ぎたての泡が乗り、冷えたグラスが用意されています。この三つが重なると同じ銘柄でも印象が変わります。家で近づけたいときは、温度を摂氏六度から十度に整え、グラスをよくすすぎ、はじめに高い位置から注いで泡の層を作るとよいでしょう。
飲みきれないお酒は買い取ってもらえますか?
ビールは賞味期限が短く保管の条件も分からないため、買取の対象にはなりにくいお酒です。ウイスキーやブランデー、日本酒であれば査定を承っています。未開栓であること、箱や付属品が残っていること、直射日光の当たらない場所に置かれていたことが揃っていると値がつきやすくなります。































