モヒートとは ラムとミントで作るキューバのカクテル

ライムとミントを添えたロングカクテル

モヒートとは ラムとミントで作るキューバのカクテル

モヒートは、ラムにライムとミント、砂糖、炭酸水を合わせたカクテルです。ところが「正しい分量はいくつか」「度数は何パーセントか」を公式の資料で調べていくと、答えが一つに定まりません。この記事では、国際バーテンダー協会と国内メーカー4社が公表しているレシピを並べ、どこが割れているのかを数字で示します。あわせて、ラムの選び方、市販の缶、ノンアルコール版、そして有名な逸話がどこまで裏づけられるのかまでを、一次資料だけで確かめます。

モヒートとはどんなカクテルか

モヒートとはどんなカクテルか
ミントとライムを合わせたモヒートの一例

モヒートは、ラムにライム・ミント・砂糖・炭酸水を合わせて作るロングカクテルです。ミントの葉を軽く潰して香りを立て、クラッシュドアイスを詰めて炭酸水で満たす——手順自体は単純で、家庭でも再現しやすい一杯として夏場に人気が集まります。

ところが「正しいレシピは何か」「度数は何パーセントか」を調べ始めると、答えが一つに定まりません。国際団体とメーカー各社が公表しているレシピは、ラムの量も、ライムの量も、炭酸水の扱いも、それぞれ違うからです。この記事では、そのすべてを一次資料から取り直して並べ、どこが一致していてどこが割れているのかを先に示します。

公式はモヒートをどう説明しているか

サントリーの「カクテル入門」は、モヒートをこう説明しています。「「モジート」との表記は英語読み。スペイン語ではモヒートと発音する。ラム、ライムジュース、シュガーにミントの葉。ミントの葉はつぶす。モヒートはジュレップの仲間だが、ミントの葉をスマッシュ(smash/つぶす)したものにレモンやライムのジュースを加えた飲み物のこと。爽快な味わいで、近年とくに人気が高い。

ここで押さえておきたいのは、サントリーのこのページには分量が一切書かれていないことです。材料名と「ロング、ビルド」というスタイルだけで、何mlという数字は出てきません。分量を公表しているのは別のメーカーで、そちらは後の章でそのまま並べます。

アサヒビールのカクテルガイドは、由来をこう書いています。「ほのかな甘さとミントの清涼感、ライムの酸味、炭酸の刺激が爽快なロングカクテル。キューバが発祥とされ、現地では古くから飲まれてきましたが、作家・ヘミングウェイが愛飲、紹介したことで世界的に有名な一杯に。日本でも飲みやすいラムの定番カクテルとして、ソーダアップするレシピが親しまれています。「キューバが発祥とされ」と言い切りを避けている点は、そのまま受け取っておくのが正確です。

モヒートの味わいと人気の理由

味の骨格は、ラムの甘い香り・ライムの酸・ミントの清涼感・炭酸の刺激の四つです。この四つはどれも強い個性を持っていますが、砂糖が酸と香りをつないで角を落とすため、飲み口はまとまります。ミントを噛むような苦さが出ていないモヒートは、たいてい葉の扱いがうまくいっています。

人気の理由は、材料が手に入りやすいことと、甘さと酸を自分で決められることです。砂糖の量と炭酸水の量を動かすだけで、甘口にも辛口にも寄せられます。検索でも「モヒート 甘くない」という調べ方が実際にあり、甘さを抑える方向の調整が求められていることが分かります。

IBAでの位置づけはContemporary Classics

国際バーテンダー協会(IBA)の公式カクテルページで、モヒートが置かれているカテゴリは Contemporary Classics です。同協会のカテゴリは The Unforgettables/Contemporary Classics/The New Era の三つで、モヒートは真ん中に入ります。「不朽の名作(The Unforgettables)に選ばれている」という説明を見かけたら、それは別のカテゴリの話です。

モヒートのアルコール度数を公式の数字で確かめる

モヒートのアルコール度数を公式の数字で確かめる
カクテルの度数を材料から計算する考え方

「モヒートは飲みやすいから度数が低い」と言われがちですが、メーカーが公表している数字はそうなっていません。アサヒビールは 20.00%、バカルディ ジャパンは 20度 と公表しています。ビールのおよそ4倍で、ワインより高い水準です。

アサヒとバカルディはどちらも20という数字を出している

アサヒビールのカクテルガイドのモヒートは、ベース欄が「ラム」、グラス欄が「タンブラー」、製法欄が「ビルド」、そしてアルコール度数欄が「20.00%」です。材料はカリプソ ラム シルバー 45ml(14.4g)/ライム1/2個分/ミントの葉10枚程度/砂糖1tsp/ウィルキンソン タンサン 45ml。バカルディ ジャパンのレシピページも、材料欄の下に「アルコール度数 20 度」と表示しています。

二社が別々に出した数字が同じ20というのは、偶然ではありません。どちらもラムを45ml前後、炭酸水を同量前後という設計で、氷が溶けた分を計算に入れていないからです。次の節でその計算を実際に再現します。

表示度数はml表記の材料だけで計算されている

アサヒビールのカクテルガイドで「モヒート」を名乗るレシピは、この記事の作成時点で10件あります。この10件すべてについて、ml表記のある液体材料だけを足した合計量を分母に、それぞれのアルコール容量を分子にして計算すると、公表されている度数が10件中10件で小数第2位まで一致しました。

カクテル名 ベース欄 ml表記のある材料 液量の合計 公表度数 計算値 判定
モヒート ラム カリプソ ラム シルバー 45ml+ウィルキンソン タンサン 45ml 90ml 20.00% 20.00% 一致
焼酎紫蘇モヒート 焼酎 焼酎大五郎25度 45ml 45ml 25.00% 25.00% 一致
フォション・ティーモヒート リキュール フォション ティーリキュール 30ml+ウィルキンソン タンサン 5ml+レモンジュース 5ml 40ml 18.00% 18.00% 一致
ウオッカ・モヒート ウオッカ ウヰルキンソン・ウオッカ 40° 45ml+シュガーシロップ 10ml+ウィルキンソン タンサン 90ml 145ml 12.41% 12.41% 一致
マンゴーモヒート リキュール ボルス マンゴー 30ml+ウィルキンソン タンサン 20ml 50ml 10.20% 10.20% 一致
かのかモヒート 焼酎 麦焼酎 かのか 25度 50ml+ウィルキンソン タンサン 100ml 150ml 8.33% 8.33% 一致
ヨーグルト・モヒート リキュール ボルス ヨーグルト 45ml+ウィルキンソン・タンサン 45ml 90ml 7.50% 7.50% 一致
樽ハイ・モヒート その他 樽ハイ倶楽部ドライ 90ml+シュガーシロップ 30ml+レモンジュース 10ml 130ml 5.54% 5.54% 一致
ハイボリージン モヒート リキュール アサヒハイボリージン18% 30ml+ウィルキンソン タンサン 140ml+シロップ 10ml 180ml 3.00% 3.00% 一致
ビアリーモヒート 微アルコール アサヒビアリー 170ml+モヒートミントシロップ 10ml 180ml 0.47% 0.47% 一致

この表が示しているのは、ライム(○個)・ミント(○枚)・砂糖(○tsp)・氷は分母に数えられていないということです。ml表記のあるシュガーシロップやレモンジュースは数えられているのに、個数・枚数・小匙で書かれた材料は数えられていません。だから「モヒート」の表示度数は20.00%と高く出て、炭酸水を140ml使う「ハイボリージン モヒート」は3.00%まで下がります。

純アルコール量の欄も同じ式で作られています。バカルディ ジャパンとサッポロビールは、自社サイトに計算式を明記しています。バカルディ ジャパンの表記は「※純アルコール量(g)は、次の計算式に基づき記載しています。 100(ml)×アルコール分(%)/100×0.8」、サッポロビールの表記は「純アルコール量(g)は、以下の計算式に基づき記載しています。容量(ml)×アルコール分(%)/100×0.8」です。この式でアサヒビールの10レシピの純アルコール量欄を検算すると、記載のある9件すべてが一致しました。

同じ「バカルディ モヒート」で9%と20度に割れる

もっと分かりやすい例があります。同じバカルディ社の、同じ「バカルディ モヒート」という名前のレシピが、掲載場所によって度数が倍以上違うのです。

掲載元 ラムの量 炭酸水の量 表示されている度数 液量から計算した度数
バカルディ ジャパン(ブランド元) 30〜45ml 適量 20度 炭酸水の量が書かれていないため計算できない
サッポロビール(輸入元・業務用資料) 30ml 90ml 表記なし 9.23%(シュガーシロップ10mlを含めて計算)

違いは一点、炭酸水の量を数字で書いたかどうかだけです。ブランド元は「適量」としか書かないので分母が確定せず、表示されている20度はラムとわずかな炭酸水を前提にした値になります。輸入元の業務用資料は炭酸水を90mlと明記しているので、同じラム30mlでも9.23%まで下がります。

この差は、家で作るときにそのまま効いてきます。ラムの量ではなく、炭酸水と氷をどれだけ入れるかで、モヒートの強さは倍近く変わります。「モヒートは何度か」という問いに単一の答えが返ってこないのは、公式が答えをはぐらかしているからではなく、レシピの書き方の問題です。

基本の作り方と公式が公表している分量

基本の作り方と公式が公表している分量
カクテルづくりに使う道具の一例

作る手順はどの出典もほぼ同じで、(1) ミント・ライム・砂糖を潰す →(2) 氷を詰めてラムを注ぐ →(3) 炭酸水で満たして軽くステアするという三段です。割れているのは手順ではなく分量です。

IBAが公表している分量と手順

IBAのモヒートのページは、材料をこう並べています。45 ml White Cuban Ron/20 ml Fresh Lime Juice/6 pcs Mint Sprigs/2 tsp White Cane Sugar/Soda Water。手順は「Mix mint springs with sugar and lime juice. Add splash of soda water and fill the glass with ice. Pour the rum and top with soda water. Light stir to involve all ingredients.」、飾りは「Garnish with sprigs of mint and slice of lime.」です。

注目したいのは最初の材料名です。IBAは単なる「White Rum」ではなく White Cuban Ron、つまりキューバ産の白ラムと書いています。ここは後の「ラムの選び方」の章で、実際に手に入る銘柄と突き合わせます。

もう一つ、IBAは砂糖を White Cane Sugar(白いサトウキビ糖)と指定し、量は 2 tsp です。日本のメーカーのレシピでは砂糖1tspが多いので、IBAのほうが甘めの設計になります。

公式5者の分量を並べる

同じ「モヒート」でも、公表されている分量はこれだけ違います。

出典 ベース酒 ラムの量 ライム ミント 甘味 炭酸水 公表度数
IBA(国際バーテンダー協会) White Cuban Ron 45 ml 20 ml(Fresh Lime Juice) 6 pcs(Mint Sprigs) 2 tsp(White Cane Sugar) Soda Water(分量表記なし) 表記なし
バカルディ ジャパン バカルディ スペリオール 30〜45ml 1/4個 12枚くらい(スペアミントの葉) 2 tsp(砂糖・シロップ) 適量 20度
サッポロビール(業務用資料) バカルディ スペリオール 30ml 1/4個 12枚程度(ミントの葉) 10ml(シュガーシロップ) 90ml 表記なし
アサヒビール カリプソ ラム シルバー 45ml 1/2個分 10枚程度(ミントの葉) 1tsp(砂糖) 45ml(ウィルキンソン タンサン) 20.00%
サントリー(BAR-NAVI) ゴールドラム 45ml 1/2個 枚数の表記なし 1tsp(シュガーシロップ) ソーダで満たす 表記なし

ベース酒からして一致していません。IBAはキューバ産の白ラム、バカルディとサッポロはバカルディ スペリオール、アサヒはカリプソ ラム シルバー、そしてサントリーのBAR-NAVIはゴールドラムを指定しています。「モヒートにはホワイトラム」という説明は多数派ではありますが、公式の中に例外があります。

ライムも、20ml(IBA)/1/4個(バカルディ・サッポロ)/1/2個(アサヒ・サントリー)と倍近く開きます。ミントは6本(IBA)/10枚(アサヒ)/12枚(バカルディ・サッポロ)で、サントリーは枚数を書いていません。「モヒートの黄金比は○対○」と単一の数字で書けるだけの一致が、公式の間にありません。

用意したい道具とグラス

グラスは、アサヒビールもバカルディ ジャパンもタンブラーを指定しています。バカルディ ジャパンは容量まで書いていて、「おすすめのグラス【タンブラー】300ml」です。300mlという数字は、ラム45ml+炭酸水45〜90ml+クラッシュドアイスで、ちょうど満たされる大きさです。

道具は、バカルディ ジャパンが「あるとよい道具」としてペストルを挙げています。ミントとライムと砂糖を潰すための棒で、マドラーの先端が太くなったような形のものです。無ければバースプーンの背でも代用できますが、葉を切らずに押せる面の広い道具のほうが仕上がりは安定します。

製法欄はどの出典もビルド、つまりグラスの中で直接組み立てる方式です。シェイカーは使いません。炭酸水を使うカクテルはシェイクできないので、これは道具を減らせるという意味でもあります。

おいしく仕上げる5つのコツ

おいしく仕上げる5つのコツ
クラッシュドアイスを使うと香りが立ちやすい

手順が単純なぶん、仕上がりの差は細かい扱いに出ます。ここでは公式の手順書に書かれている表現を手がかりに、五つに絞って整理します。

ミントは潰しすぎない

アサヒビールの手順は「ミントの葉と砂糖、少量の炭酸水を加え、砂糖を溶かしながらミントの葉を適度につぶす。」で、「適度に」という副詞が入っています。同社のウオッカ・モヒートの手順にはもっとはっきり「ミントの葉を潰しすぎないようにして」と書かれています。IBAの英文も Mix(混ぜる)で、crush や muddle という強い語ではありません。

強く潰すと葉が切れて、青臭さと苦みが出ます。香りは葉の表面の油胞から出るので、押して当てるだけで十分に移ります。茎は苦みが強いので、葉だけを使うときれいに仕上がります。

砂糖はライムと先になじませる

IBAの手順は Mix mint springs with sugar and lime juice. で、砂糖・ライム・ミントを最初に一緒にします。バカルディ ジャパンも「グラスにミントの葉、ライム、砂糖を入れ、ペストルで潰す。」と、この三つを同時に扱います。砂糖は水分がないと溶けませんから、ライムの果汁と先に合わせるのが理にかなっています。

グラニュー糖が溶けきらないときは、シュガーシロップに替えると確実です。サッポロビールの業務用資料はシュガーシロップ10ml、バカルディ ジャパンは「砂糖(シロップ)2 tsp」と、どちらもシロップでの代用を前提にしています。

氷はクラッシュドアイスを使う

アサヒビールは「クラッシュアイスを入れてラムを注ぎ」、バカルディ ジャパンは「クラッシュアイスを入れ、バカルディ スペリオールを注ぎ」と、どちらも砕いた氷を指定しています。IBAは fill the glass with ice とだけ書き、砕くかどうかには触れていません。

砕いた氷は表面積が大きいので、急速に冷えるかわりに早く溶けます。前の章で見たとおり、溶けた水は公式の表示度数の分母に入っていません。氷をたっぷり使うほど、実際の一杯は表示より軽くなります。

炭酸水は最後に静かに注ぐ

アサヒビールのハイボリージン モヒートの手順には、注ぎ方まで書かれています。「ウィルキンソン タンサンを氷に当てないように注ぎ、静かに混ぜる。」。氷に直接当てると衝撃で炭酸が抜けるので、グラスの内壁を伝わせるということです。

ステアも「軽く」が共通しています。アサヒビールは「軽くステアしてミントの葉を飾る」、バカルディ ジャパンは「最後に少量のソーダを加えて軽くステア。」、IBAは Light stir to involve all ingredients. です。混ぜ切る必要はなく、材料が行き渡れば十分です。

スペアミントとペパーミントは別の植物

バカルディ ジャパンは材料欄でスペアミントの葉と種類まで指定しています。アサヒビールとIBAは単に「ミントの葉」「Mint Sprigs」です。ではスペアミントとは何か、公的資料で確かめると、意外なことが分かります。

農林水産省の作物分類表は、ハーブ類の学名を1行ずつ書いています。ところがミントの行だけ、種名が特定されていません

分類名 含まれる作物の例 英名 学名の欄
はっか ミント、スペアミント、ペパーミント、アップルミント 等 Mint Several Mentha species and hybrids
セージ コモンセージ、パイナップルセージ、チェリーセージ、レッドセージ 等 Sage Salvia officinalis
タイム コモンタイム、クリーピングタイム、レモンタイム 等 Thyme Thymus vulgaris
バジル スイートバジル、ダークオパールバジル 等 Basil, leaves Ocimum basilicum
マジョラム スイートマージョラム、ポットマジョラム 等 Majoram Origanum majorana
オレガノ ハナハッカ、ワイルドマジョラム 等 Oregano Origanum vulgare

セージは Salvia officinalis、タイムは Thymus vulgaris と種まで書いてあるのに、はっかの行は Several Mentha species and hybrids(複数のハッカ属の種と交雑種)で止まっています。したがって「スペアミントの学名は農林水産省が○○と定めている」という書き方はできません。

ペパーミントについては、厚生労働省のeJIMが学術名を示しています。「学術名: Mentha x piperita」「ペパーミントは、2種類のミント(ウォーターミントおよびスペアミント)の自然交配種で、ヨーロッパおよび北アメリカ全土で自生します。」。つまりペパーミントはスペアミントを親の片方に持つ交雑種で、別物ではあっても無関係ではありません。

実用上は、清涼感がやわらかいスペアミントが標準、メンソール感を強く出したいときにペパーミントと覚えておけば足ります。バカルディ ジャパンがスペアミントを指定しているのは、ライムと砂糖の甘酸っぱさを立てたいときに角が立ちにくいからです。

モヒートに合うラムの選び方

モヒートに合うラムの選び方
ラムの原料と製法の基礎

ここが「モヒート ラム おすすめ」「モヒートに合うラム」といった調べ方の答えにあたる章です。結論から書くと、公式の指定は一致していません。だからこそ、どれを選ぶと味がどう動くのかを押さえたほうが実用的です。

ホワイトラムが王道と言い切れるか

IBA・バカルディ ジャパン・サッポロビール・アサヒビールの4者は、いずれも無色のラムを指定しています。一方、サントリーのBAR-NAVI公式ブログは「ゴールドラム45ml」と明記しています。5者のうち1者がゴールドです。

白と金の違いは樽熟成の有無と長さです。無色のラムはミントとライムの輪郭をそのまま通し、樽で寝かせたラムはバニラや樽香を足します。「甘くないモヒートが飲みたい」なら白、「香りに厚みが欲しい」なら金という選び分けになります。どちらも公式に前例があるので、間違いということはありません。

ラムのタイプ モヒートでの効き方 公式に指定している出典
ホワイト(無色) ミントとライムの清涼感をそのまま通す。標準的な仕上がり IBA/バカルディ ジャパン/サッポロビール/アサヒビール
ゴールド(樽熟成) バニラや樽香が加わり、甘い余韻が伸びる サントリー(BAR-NAVI)
ダーク(濃色) 糖蜜の甘みと色が乗る。少量を最後に浮かべる使い方がある 公式のモヒートのレシピとしては未確認
アグリコール(搾汁) サトウキビの青い香りが立ち、ハーブ感が強く出る 公式のモヒートのレシピとしては未確認

バカルディの原産国はキューバではなくプエルトリコ

モヒートの定番として真っ先に名前が挙がるバカルディですが、バカルディ ジャパンの商品ページが公表している原産国は、全SKUがプエルトリコです。同社の公表スペックをそのまま並べます。

商品名 度数 純アルコール量(100mlあたり) 容量 品名 原産国
バカルディ スペリオール(ホワイト) 40% 32.0 g 750ml スピリッツ(ラム) プエルトリコ
バカルディ ゴールド(オロ) 40% 32.0g 750ml スピリッツ(ラム) プエルトリコ
バカルディ ブラック 40% 32.0g 750ml スピリッツ(ラム) プエルトリコ
バカルディ エイト 40% 32.0g 750ml スピリッツ(ラム) プエルトリコ
バカルディ リモン 27% 21.6g 700ml リキュール イタリア
バカルディ スパイスド 35% 28.0g 700ml リキュール イタリア
バカルディ クラシック カクテルズ モヒート 18% 14.4g 700ml リキュール イタリア

IBAが指定しているのは White Cuban Ron、つまりキューバ産の白ラムです。バカルディを使ったモヒートは、IBAのレシピどおりではありません。これはバカルディが劣っているという話ではまったくなく、ラムの産地表示とレシピの指定が食い違っているという事実の確認です。キューバ産にこだわるなら、ハバナクラブのようにキューバで造られている銘柄を選ぶことになります。

表を見ると、同じ「バカルディ」でも品名が二つに分かれていることも分かります。度数40%の6本はスピリッツ(ラム)、リモン・スパイスド・クラシック カクテルズはリキュールです。この違いについて、バカルディ ジャパンは自社サイトで理由を書いています。「エキス分が2%以上になるので日本ではリキュールとなるが、世界ではラムベースのリキュールはラムとされている。」。日本の酒税法上の区分と、世界での呼び方がずれているということです。

キューバのラムは日本の地理的表示では保護されていない

「キューバ産のラム」という表示にどれだけの制度的な裏づけがあるのかも、確かめておきます。国税庁の「酒類の地理的表示一覧」を全文で調べると、「キューバ」も「ラム」も出現が0件です。国税庁長官が指定している酒類の地理的表示(GI)は、いずれも国内の産地で、蒸留酒の区分に入っているのは壱岐・球磨・琉球・薩摩・東京島酒です。

国際的な枠組みではどうかというと、世界知的所有権機関(WIPO)のリスボン制度に、キューバのラムの原産地名称が登録されています。ただし登録されている名称は「Ron de Cuba」ではなく「CUBA」で、登録番号1010、登録日は2015年4月28日、名義人は Corporación Cuba Ron S.A.、対象製品は Rums です。そして日本はリスボン協定に加盟していないため、この登録が日本国内で直接の効力を持つわけではありません。

ラムそのものの分類や製法をもう少し詳しく知りたい場合は、ラム酒の種類と度数をまとめた記事もあわせてご覧ください。

モヒート向けラムとプレミアムラム30銘柄を比較

モヒート向けラムとプレミアムラム30銘柄を比較
ラムの銘柄はタイプごとに性格が違う

モヒートの土台にしたい白ラムから、ストレートでじっくり味わうプレミアムラムまで、30銘柄を横断で比べられるようにまとめました。タイプ・度数・産地・モヒートとの相性で絞り込めます。

モヒート向けラム & じっくり飲むプレミアムラム 比較表(30銘柄)
モヒートに使いたい白ラムから、じっくり味わうプレミアムラムまで30銘柄を横断比較。タイプ(ホワイト/ゴールド/ダーク/スパイスト/アグリコール/長期熟成)・度数・産地・モヒートとの相性を一覧できます。バカルディ ジャパンが度数40%と公表するバカルディ スペリオール(原産国プエルトリコ)や、キューバのハバナクラブ、香り高いプランテーション3スターズ、ダークモヒートに映えるマイヤーズ、63%のレイ&ネフューから、ストレートで楽しむサカパ23・ディプロマティコ・エルドラド15年、さらにリンクサス酒販が扱うトロワリビエール1986やイエラムなど希少なアグリコール・ボトラーズまで。輸入ラムの多くはオープン価格のため定価は非掲載です。
価格は 2026/08/12 更新
画像 銘柄・スコア 定価
市場相場
特徴 リンクサス酒販
本命
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バカルディ スペリオール 750ml1定番 バカルディ スペリオール 750ml
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,300〜1,800円台(750ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

モヒートの世界標準。クセのない辛口でミントとライムが映える。

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2定番 ハバナクラブ アニェホ 3年 700ml
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,800〜2,500円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

本場キューバのモヒート定番。3年樽熟のほのかな甘みと香ばしさ。

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プランテーション 3スターズ 700ml3定番 プランテーション 3スターズ 700ml
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,800〜2,400円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

3島ブレンドの白ラム。カクテル映えする華やかな香り。

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アプルトンエステート シグネチャー 700ml4定番 アプルトンエステート シグネチャー 700ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,900〜2,600円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

ジャマイカンの果実味。コク深いゴールドモヒートに。

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バカルディ ゴールド(オロ)750ml5定番 バカルディ ゴールド(オロ)750ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,400〜1,900円台(750ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

樽熟ゴールド。コクのあるゴールドモヒートに。

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マイヤーズ ラム オリジナルダーク 700ml6定番 マイヤーズ ラム オリジナルダーク 700ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,500〜2,100円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

糖蜜の濃厚な甘み。ダークモヒートやフロートに。

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キャプテンモルガン スパイスト ゴールド 750ml7定番 キャプテンモルガン スパイスト ゴールド 750ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,400〜1,900円台(750ml・実勢・2026年7月時点)
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バニラとスパイスの甘口。甘めスパイスモヒートに。

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ゴスリングス ブラックシール 700ml8定番 ゴスリングス ブラックシール 700ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場2,000〜2,800円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

黒糖の濃い甘み。ダーク&ストーミーの定番。

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9定番 クラーケン ブラックスパイスト 700ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場2,200〜3,000円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

スパイス効いた高度数ダーク。濃厚カクテルに。

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ロンリコ ホワイト 750ml10定番 ロンリコ ホワイト 750ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,200〜1,700円台(750ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

クセが少なく手頃。気軽なモヒートに。

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ロン サカパ センテナリオ 23 700ml11限定 ロン サカパ センテナリオ 23 700ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場5,000〜7,000円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

ソレラ熟成の高級ラム。ストレートでじっくり。

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ディプロマティコ レゼルヴァ エクスクルーシヴァ 700ml12限定 ディプロマティコ レゼルヴァ エクスクルーシヴァ 700ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場4,500〜6,500円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

黒糖とドライフルーツ。食後にロックで。

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エルドラド 15年 700ml13限定 エルドラド 15年 700ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場5,500〜7,500円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

デメララの濃密熟成。世界的高評価。

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マウントゲイ XO 700ml14限定 マウントゲイ XO 700ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場4,000〜5,500円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

1703年の証書が残るバルバドス。樽香豊かな上級ラム。

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アプルトンエステート 12年 レアブレンド 700ml15限定 アプルトンエステート 12年 レアブレンド 700ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場4,500〜6,000円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

長期熟成のジャマイカン。複雑な余韻。

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サンタテレサ 1796 700ml16限定 サンタテレサ 1796 700ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場4,000〜5,500円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

ソレラ製法の銘酒。なめらかな甘み。

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17限定 プランテーション XO 20周年 700ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場4,500〜6,000円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

仕上げにコニャック樽。食後やデザートに。

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パンペロ アニバサリオ 700ml18定番 パンペロ アニバサリオ 700ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場2,800〜3,800円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

革ポーチ入り。芳醇で甘口のラム。

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バルバンクール 5スター 8年 700ml19定番 バルバンクール 5スター 8年 700ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場2,800〜3,800円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

サトウキビ搾汁のアグリコール系。ドライで上品。

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20限定 レイ&ネフュー ホワイトオーバープルーフ 700ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場3,000〜4,200円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

63%の本格派。少量で強烈に香り立つ。

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トロワリビエール 1986 マルティニーク 700ml21希少 トロワリビエール 1986 マルティニーク 700ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場(リンクサス酒販 在庫価格を商品ページで確認)
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希少ヴィンテージのアグリコール。コレクター垂涎。

¥132,000リンクサス最安 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
クレマン 10年 旧ラベル オールドボトル 700ml22希少 クレマン 10年 旧ラベル オールドボトル 700ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場(リンクサス酒販 在庫価格を商品ページで確認)
💎 プロのおすすめ

長期熟成アグリコールの旧ボトル。

在庫切れリンクサス入荷通知 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
WATT ベネズエララム 2005-2022 16年 700ml23限定 WATT ベネズエララム 2005-2022 16年 700ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場(リンクサス酒販 在庫価格を商品ページで確認)
💎 プロのおすすめ

カスクストレングスの限定ボトラーズ。

在庫切れリンクサス入荷通知 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
イエラム サンタマリア ヴォヤージュ#1 750ml24希少 イエラム サンタマリア ヴォヤージュ#1 750ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場(リンクサス酒販 在庫価格を商品ページで確認)
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沖縄・伊江島の国産アグリコール。1518本限定。

在庫切れリンクサス入荷通知 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
ラムネイション ブリティッシュガイアナ 7年 700ml25限定 ラムネイション ブリティッシュガイアナ 7年 700ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場(リンクサス酒販 在庫価格を商品ページで確認)
💎 プロのおすすめ

デメララの濃厚ボトラーズ。

在庫切れリンクサス入荷通知 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
ハバナクラブ 7年 700ml26定番 ハバナクラブ 7年 700ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場3,500〜4,800円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
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本格キューバンの長期熟成。ストレートで楽しむ定番プレミアム。

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ベントレーラム B13RUM 500ml27希少 ベントレーラム B13RUM 500ml
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場(リンクサス酒販 在庫価格を商品ページで確認)
💎 プロのおすすめ

希少な少量流通ボトル。

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28定番 ブルガル アネホ 700ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場1,800〜2,400円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
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ドライな辛口ゴールド。すっきりモヒートに。

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フロール・デ・カーニャ 7年 700ml29定番 フロール・デ・カーニャ 7年 700ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場2,200〜3,000円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

無添加熟成。クリーンで上品。カクテルもロックも。

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30定番 クレマン プルミエール・カンヌ(白)700ml
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
市場相場2,400〜3,200円台(700ml・実勢・2026年7月時点)
💎 プロのおすすめ

アグリコール白。ティ・パンチやモヒートに青々しい香り。

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輸入ラムの多くはメーカー希望小売価格を公表しない「オープン価格」のため、定価(list_price)は掲載していません。市場相場の欄は2026年7月時点の実勢の目安で、公表された定価ではありません。楽天・Amazonの欄には金額を入れていない都合上、価格順の並べ替えと価格帯の絞り込みは働きません。各行に金額が出ている場合はリンクサス酒販の販売価格で、絞り込みが読む値とは別のものです。「最安」バッジは当店に在庫がある行へ一律に付くもので、他店との価格比較を示すものではありません。度数・原産国はバカルディ ジャパン等の公式表記に合わせています。モヒート用の白ラムはリンクサス酒販(プレミア・希少酒専門)では現在お取り扱いがないため購入先は各モールをご案内し、リンクサス在庫がある希少ラムは商品ページから状態と最新価格を確認できます。在庫は変動します。

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四大スピリッツの中でのラムの位置

リンクサス酒販が扱うスピリッツの在庫です。モヒート用の白ラムは量販ルートで手に入るため当店では扱っていませんが、その他スピリッツのコレクションには、ストレートで楽しむ希少なラムやボトラーズが並びます。

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モヒートのアレンジと種類

モヒートのアレンジと種類
ベースを替えたモヒート風の一杯

「モヒート 種類」という調べ方に対して、公式に実在するアレンジだけを並べます。メーカーのレシピ集に載っていないものは、この記事では紹介しません。

フルーツモヒート

サッポロビールの業務用資料にはフルーツ モヒートが載っています。バカルディ スペリオール30ml/ミントの葉12枚くらい/ライムシロップ15ml/シュガーシロップ少量/トニックウォーター30ml/好みのフルーツジュース、という構成です。炭酸水の代わりにトニックウォーターとフルーツジュースを使うのが要点で、単に果物を足すのではありません。

アサヒビールにもマンゴーモヒートがあります。ただしこちらはラムではなくボルス マンゴーというリキュールがベースで、度数は10.20%です。「フルーツモヒート」と呼ばれるものの中には、ラムを使わないレシピも含まれています。

ゴールドモヒート・ダークモヒート

ベースを樽熟成のラムに替える飲み方です。前の章で見たとおり、サントリーのBAR-NAVIはゴールドラムを指定しているので、ゴールドモヒートはむしろ公式に前例のある作り方です。

ダークラムを使う場合は、全量を置き換えるより仕上げに少量浮かべるほうが飲みやすくなります。糖蜜由来の甘みと色が濃いため、全部をダークにするとミントの清涼感が押し負けます。なお、ダークモヒートという名前のレシピは、この記事で確認した公式資料の中には見当たりませんでした。

ホットモヒートとフローズンモヒートも公式にある

「モヒートは冷たい飲み物」と思われがちですが、サッポロビールの業務用資料には「ホット モヒート」が載っています。バカルディ スペリオール30ml/ミントの葉5、6枚くらい/ライムシロップ15ml/シュガーシロップ適量/お湯135ml/カットライム、という構成で、耐熱グラスで作ります。

同じ資料にはフローズン モヒートもあります。バカルディ スペリオール30ml/ミントの葉5、6枚くらい/ライムシロップ15ml/シュガーシロップ15ml/氷150g程度/水60ml をブレンダーにかける作り方です。氷の量をグラム単位で書いている数少ないレシピでもあります。

市販の缶とボトルで飲むモヒート

市販の缶とボトルで飲むモヒート
そのまま飲めるタイプのモヒートもある

「モヒート 缶」「モヒート 市販」で調べる人が実際にいるので、メーカーが公表しているスペックだけを並べます。数字はすべて各社のニュースリリースまたは商品ページからの転記です。

各社が公表しているスペック

メーカー 商品名 品目 容量 アルコール分 公表純アルコール量 価格
アサヒビール アサヒ ザ・カクテルクラフト 期間限定ライム香るモヒート リキュール(発泡性)① 400ml 5.0% 16g 181円(税別)、199円(税込)
宝酒造 タカラ「焼酎ハイボール」<大衆酒場の和風モヒート> スピリッツ(発泡性) 350ml 7.0% 20g 159円(税抜)
宝酒造 タカラ「焼酎ハイボール」<大衆酒場の和風モヒート> スピリッツ(発泡性) 500ml 7.0% 28g 217円(税抜)
サントリー BAR Pomum(バー・ポームム)〈白葡萄とモヒート〉 リキュール 350ml 6.0% 表記なし 156円
バカルディ ジャパン バカルディ クラシック カクテルズ モヒート リキュール 700ml 18.0% 100mlあたり14.4g 表記なし

公表されている純アルコール量を、メーカー自身が明記している式(容量×アルコール分/100×0.8)で検算すると、次のようになります。

商品 式に当てはめた計算 計算値 公表値 判定
アサヒ ザ・カクテルクラフト ライム香るモヒート 400×5/100×0.8 16.0g 16g 一致
タカラ「焼酎ハイボール」和風モヒート 500ml 500×7/100×0.8 28.0g 28g 一致
タカラ「焼酎ハイボール」和風モヒート 350ml 350×7/100×0.8 19.6g 20g 公表値は切り上げ
バカルディ クラシック カクテルズ モヒート 100×18/100×0.8 14.4g 14.4g 一致

350ml缶だけ、計算値19.6gに対して公表値が20gです。切り上げて表示していると読むのが自然で、500ml缶が28.0gちょうどで一致していることからも整合します。

同じ「モヒート」でも品目が3種類に割れる

表の「品目」欄を見ると、リキュール(発泡性)①(アサヒ)、スピリッツ(発泡性)(宝酒造)、リキュール(サントリー・バカルディ)と三つに分かれています。同じ名前を掲げていても、酒税法上の区分は中身次第で変わるということです。

宝酒造の商品がスピリッツ区分なのは、ベースがラムではなく甲類焼酎だからです。同社のニュースリリースにもそう書かれています。「大衆酒場では、甲類焼酎にライムとミントを添えた“焼酎ベース”の和風モヒートが人気を集めています。」。ラムを使わないモヒート風の飲み物が、日本の飲食店では定着しているという説明です。

バカルディ クラシック カクテルズ モヒートは缶ではなく700mlの瓶で、そのまま飲むものではありません。公式の飲み方は「氷が入ったグラスにバカルディクラシックカクテルズモヒートと炭酸水を1:1の割合で入れ、軽くステアして完成。ミントの葉やカットライムを入れることでより本格的に。」です。1対1で割ると、仕上がりはおよそ9.00%になります(18%の半分。逆算)。

ノンアルコールのモヒート

ノンアルコールのモヒート
お酒を抜いた一杯でも香りは作れる

「ノンアルモヒート」「モヒート ノンアル」という調べ方も多いので、名前と作り方の両方を整理します。

「バージンモヒート」「ノージート」は公式の名前ではない

ノンアルコール版のモヒートを指す言い方として「バージンモヒート」「ノージート」が広く使われています。ところがこの二つの語は、酒類メーカーの公式サイトにもIBAにも業界団体の資料にも見当たりません。IBAの公式カテゴリは The Unforgettables/Contemporary Classics/The New Era の三つだけで、ノンアルコール部門そのものが存在しません

アサヒビールのノンアルコール飲料のラインアップも確認しましたが、モヒート味の商品は含まれていません。同社のカクテルガイドには「ビアリーモヒート」がありますが、これは微アルコール飲料のアサヒビアリーを使うレシピで、度数は0.47%です。0.00%ではありません。

作り方はラムを抜いて炭酸水を増やすだけ

手順は基本のモヒートと同じで、ラムを抜いて、その分の炭酸水を足します。ミント・ライム・砂糖を軽く潰し、クラッシュドアイスを詰めて炭酸水で満たします。

材料 アルコールあり(アサヒビールのレシピ) アルコールなしにする場合
ラム カリプソ ラム シルバー 45ml 使わない
ライム 1/2個分 1/2個分(そのまま)
ミントの葉 10枚程度 10枚程度(そのまま)
砂糖 1tsp 1tsp(そのまま)
炭酸水 45ml 90ml前後に増やす
仕上がりのアルコール分 20.00% 0%

物足りなさが出るのは、ラムの甘い香りが抜けるからです。砂糖をわずかに増やすか、ライムの搾り方を強めにすると輪郭が戻ります。運転の予定がある日や、20歳未満の方と同じ卓を囲むときに、同じ見た目の一杯を出せるのがこの作り方の利点です。

モヒートの歴史とヘミングウェイ

モヒートの歴史とヘミングウェイ
バーで語り継がれてきた一杯

モヒートの話には、必ずと言っていいほどヘミングウェイが出てきます。ここは一次資料でどこまで裏が取れるかを線引きしながら書きます。

有名な一句は一次資料では確認できない

「わがダイキリはフロリディータで、わがモヒートはボデギータで」という一句は、サントリーのBAR-NAVI公式ブログにも載っています。「「わがダイキリはフロリディータで、わがモヒートはボデギータで」と語ったヘミングウェイの言葉が、一躍モヒートというカクテルを有名にしました。」。同じブログには「カクテル名としての「モヒート」は1930年に誕生しました。」という記述もあります。

ところが、この句を本人の著作や公的な資料で裏づけることはできませんでした。ヘミングウェイの旧居を保存している The Hemingway Home & Museum の公式サイトを全文で調べると、mojito・bodeguita・floridita・daiquiri のいずれも出現が0件です。

由来についてもう一つ、サントリーのBAR-NAVIは語源に触れています。「ちなみにMOJITO(モヒート)という言葉は、「魔法」などの意味をもつ、ブードゥー教の"MOJO"と言う言葉に由来しています。」。これも一つの説として紹介されているもので、他社の公式資料には同じ記述が見当たりませんでした。

ライムの成分は分かるが「1個の果汁量」は分からない

レシピで「ライム1/2個」と言われても、何mlなのかが分からないと再現できません。文部科学省の日本食品標準成分表を引くと、ライムは「果汁」の項目しか収載されていません。全果(丸ごと)の項目が存在しないのです。レモンには07155(全果)と07156(果汁)の2本があるのに対して、ライムは果汁の1本だけです。

したがって「ライム1個からとれる果汁は○ml」という公的な数値は存在しません。成分表から分かるのは、搾ったあとの果汁の中身だけです。

項目
食品番号 07145
食品名 果実類/(かんきつ類)/ライム/果汁/生
学名 Citrus aurantifolia
廃棄率 0%
エネルギー(可食部100gあたり) 39kcal(167kJ)
水分 89.8g
たんぱく質 0.4g
脂質 0.1g
炭水化物 9.3g
カリウム 160mg
カルシウム 16mg
ビタミンC 33mg
葉酸 17μg
食塩相当量 0g

出典は日本食品標準成分表(八訂)増補2023年です。廃棄率が0%なのは、収載対象がすでに搾ったあとの果汁だからで、ライムを丸ごと買ったときの歩留まりを示すものではありません。

よくある質問

よくある質問
モヒートについて寄せられる質問
モヒートのアルコール度数は何パーセントですか。

アサヒビールのカクテルガイドは20.00%、バカルディ ジャパンは20度と公表しています。ただしこの数字は、ml表記のある液体材料だけを分母にした値です。ライムやミント、砂糖、そして溶けた氷は分母に入っていないため、実際に飲むときの度数はこれより低くなります。炭酸水を90mlまで増やすサッポロビールの業務用資料の分量で計算すると9.23%まで下がります。

モヒートにはどんなラムを使えばよいですか。

IBAはWhite Cuban Ron、つまりキューバ産の白ラムを指定しています。バカルディ ジャパンとサッポロビールはバカルディ スペリオール、アサヒビールはカリプソ ラム シルバー、サントリーのBAR-NAVIはゴールドラムです。公式の指定は一致していません。ミントとライムの清涼感をそのまま出したいならホワイト、樽香を足したいならゴールドという選び分けが実用的です。

バカルディはキューバのラムですか。

いいえ。バカルディ ジャパンの商品ページが公表している原産国は、スペリオール・ゴールド・ブラック・エイトなどいずれもプエルトリコです。創業地はキューバですが、現在の商品の原産国表示はプエルトリコになっています。IBAが指定しているキューバ産の白ラムに合わせたい場合は、ハバナクラブのようにキューバで造られている銘柄を選ぶことになります。

モヒートの黄金比を教えてください。

公式の間で一致していないため、単一の比率としては書けません。ラムの量は30〜45ml、ライムは20mlから1/2個、ミントは6本から12枚、砂糖は1tspから2tspまで開きがあります。最初の一杯としては、材料の分量と仕上がり度数の両方を数字で示しているアサヒビールのレシピ(ラム45ml・ライム1/2個・ミント10枚・砂糖1tsp・炭酸水45ml)が検算できるぶん扱いやすいです。

ミントは何を使えばよいですか。

バカルディ ジャパンはスペアミントの葉と指定しています。アサヒビールとIBAは種類まで指定していません。なお農林水産省の作物分類表は、ミントの学名欄を Several Mentha species and hybrids としており種を特定していないため、「スペアミントの学名は農林水産省が定めている」という説明はできません。厚生労働省のeJIMによれば、ペパーミントの学術名は Mentha x piperita で、ウォーターミントとスペアミントの自然交配種です。

葉を潰すときのコツはありますか。

強く潰さないことです。アサヒビールの手順は「適度につぶす」、同社のウオッカ・モヒートの手順は「ミントの葉を潰しすぎないようにして」と書かれています。IBAの英文も Mix で、crush や muddle という強い語は使われていません。香りは葉の表面から出るので、押して当てる程度で十分です。茎は苦みが出るため、葉だけを使うときれいに仕上がります。

ノンアルコールのモヒートは作れますか。

作れます。ラムを抜いて、その分の炭酸水を増やすだけです。ミント・ライム・砂糖を軽く潰し、クラッシュドアイスを詰めて炭酸水で満たします。なお「バージンモヒート」「ノージート」という呼び名は、酒類メーカーの公式サイトにもIBAにも業界団体の資料にも見当たりませんでした。通じる言葉ではありますが、公式の名称として引用できる一次資料は確認できていません。

市販の缶のモヒートにはどんなものがありますか。

アサヒビールの「アサヒ ザ・カクテルクラフト 期間限定ライム香るモヒート」(400ml・5%・純アルコール量16g)、宝酒造のタカラ「焼酎ハイボール」<大衆酒場の和風モヒート>(350ml/500ml・7%)、サントリーの「BAR Pomum〈白葡萄とモヒート〉」(350ml・6%)などがあります。品目はそれぞれリキュール(発泡性)①、スピリッツ(発泡性)、リキュールと分かれており、ベースになっているお酒が違います。

ホットのモヒートやフローズンのモヒートはありますか。

あります。サッポロビールの業務用資料には、バカルディ スペリオールにお湯135mlを注ぐ「ホット モヒート」と、氷150g程度をブレンダーにかける「フローズン モヒート」の両方が載っています。モヒートは冷たい飲み物だけではありません。

飲みきれないラムや洋酒は買取してもらえますか。

はい、リンクサス酒販の買取窓口で査定できます。長期熟成のプレミアムラムやヴィンテージのアグリコールは評価が付きやすい銘柄です。未開栓で箱や付属品がそろい、液面が保たれているものほど高く評価されます。洋酒買取の窓口からご相談ください。

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