五大シャトーの覚え方と序列|4大・7大シャトーやロマネ・コンティとの違いも解説
ボルドー・メドック格付けの頂点に立つ5つの名門ワイナリーが、いわゆる五大シャトーです。ラフィット・ロートシルト、ラトゥール、マルゴー、オー・ブリオン、ムートン・ロートシルトという顔ぶれから、暗記に役立つ語呂合わせ、混同しやすい別の呼び方、さらにはブルゴーニュの頂点との評価の仕組みの差まで、この記事で順番に整理していきます。産地やヴィンテージによる個性の違いも、あわせて押さえておきましょう。
五大シャトーとは?ボルドー格付け1級の最高峰
「五大シャトー」とは、フランス・ボルドー地方の中でも特に名高い5つの高級ワイナリーを指します。1855年のパリ万国博覧会にあわせて定められた「メドック地区の格付け制度」において、最上位の第1級(プルミエ・クリュ)に選ばれたシャトーがこの五大シャトーです。格付け以降も品質と名声を維持し続けており、ボルドー赤ワインの頂点として現在も揺るがない地位を保っています。オークションハウスの取引実績でも、五大シャトーは常に上位を占める常連であり、170年近く前に定められた評価が現在でも通用している点は、ワインの格付けとしては極めて異例といえます。
五大シャトー=格付け第1級の名門5銘柄
五大シャトーに名を連ねるのは、以下の5つです。
- シャトー・ラフィット・ロートシルト(Château Lafite Rothschild)
- シャトー・ラトゥール(Château Latour)
- シャトー・マルゴー(Château Margaux)
- シャトー・オー・ブリオン(Château Haut-Brion)
- シャトー・ムートン・ロートシルト(Château Mouton Rothschild)
このうちラフィット・ロートシルト、ラトゥール、ムートン・ロートシルトの3つはポイヤック村に集中しており、マルゴーはマルゴー村、オー・ブリオンだけがメドックではなくペサック=レオニャン(グラーヴ地区)に位置します。1855年当時、すでにオー・ブリオンは17世紀のロンドンで名前が知られるほどの名声を得ていたため、メドック外でありながら例外的に第1級に加えられました。
1855年パリ万博で誕生した格付け制度の背景
五大シャトーの名が確立された背景には、1855年のパリ万国博覧会があります。ナポレオン3世の要請を受け、ボルドー商工会議所とワイン仲買人たちが当時の取引価格をもとにメドック地区の格付けを作成しました。評価基準は現在のような官能評価ではなく、当時すでに高値で取引されていた「市場価格」です。長年培われた信頼と人気が、そのまま格付けの根拠になったといえます。
メドックの格付けは第1級(プルミエ・クリュ)から第5級(サンキエム・クリュ)まで5段階に分かれ、五大シャトーはすべてこの第1級に属します。制定当初は57シャトーでしたが、その後の分裂や統合を経て現在は61シャトーが格付けの対象です。もともとはパリ万博の来場者向けにボルドーワインの実力を示す一時的な資料として作られたものでしたが、結果として170年近く経った今も現役の評価軸として使われ続けています。
唯一の昇格「ムートン・ロートシルト」(1973年)
1855年の格付けが定められて以降、ほとんど変更がない中で唯一昇格を果たしたのがシャトー・ムートン・ロートシルトです。もともと第2級でしたが、当主フィリップ・ド・ロートシルト男爵が数十年にわたり品質向上に取り組み、1973年についに第1級への昇格が正式に認められました。この出来事はボルドーの歴史において極めて異例で、ムートンのラベルに刻まれる「Premiers je suis, Second je fus, Mouton ne change(我は第一級、かつて第二級、ムートンは変わらず)」という一文がその誇りを物語っています。
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五大シャトーの一覧と格付け順位|筆頭格はどこ?
五大シャトーはすべて「第1級」という同じ格付けに属しており、公式に1位から5位までの序列が定められているわけではありません。とはいえ、市場では慣例的に語られる評価の傾向があります。
地図で見る五大シャトーの位置関係
五大シャトーの産地を整理すると、ポイヤック村にシャトー・ラフィット・ロートシルト、シャトー・ラトゥール、シャトー・ムートン・ロートシルトの3つが集中し、マルゴー村にシャトー・マルゴー、ペサック=レオニャンにシャトー・オー・ブリオンが位置します。ポイヤックの3つは互いに畑が隣接しており、テロワールの共通点を持ちながらも味わいの個性は大きく異なります。産地とスタイルの対応をまとめると、次のようになります。
- シャトー・ラフィット・ロートシルト:AOCポイヤック/繊細でエレガントな味わい
- シャトー・ラトゥール:AOCポイヤック/力強く重厚な骨格
- シャトー・マルゴー:AOCマルゴー/華やかで女性的な香り
- シャトー・オー・ブリオン:AOCペサック=レオニャン/スモーキーで個性的
- シャトー・ムートン・ロートシルト:AOCポイヤック/濃厚で芸術的なラベル
この対応関係は、AOC(原産地呼称)とシャトー名を結び付けて覚えたいソムリエ試験の学習者にも役立つ整理の仕方です。
「順位」と「序列」の違い
ワイン専門誌やオークション市場では、シャトー・ラフィット・ロートシルトが「筆頭格」として語られる場面が多く見られます。落札価格でも高値を付ける傾向があるためですが、これはあくまで市場評価であり、1855年の格付け制度そのものには優劣の順位付けは存在しません。5つとも対等な第1級として並んでいる点を押さえておくと、格付けの成り立ちを誤解せずに済みます。
五大シャトーの特徴・味わい・当たり年
シャトー・ラフィット・ロートシルト
ポイヤック村の中でも特に繊細でエレガントな味わいが特徴です。カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、上品な酸とシルキーなタンニンを持ち、長期熟成によって真価を発揮するタイプとされています。リンクサス酒販では2019年・2021年ヴィンテージの取り扱い実績があります。セカンドラベルの「カリュアド・ド・ラフィット」は、本家より若い樹齢の区画から造られ、メルロー比率がやや高めに設定されている点が特徴です。
シャトー・ラトゥール
「塔」を意味する名の通り、力強く重厚な骨格が持ち味です。1988年、1994年、2003年、2011年など幅広いヴィンテージが流通しており、猛暑年の2003年は特に凝縮感の強い仕上がりとして知られます。セカンドラベルの「レ・フォール・ド・ラトゥール」は、本家の個性を受け継ぎながら手頃な価格帯で楽しめる一本です。ラトゥールはポイヤック村の中でも最南端、ジロンド川に最も近い区画に畑を構えています。
シャトー・マルゴー
「ボルドーの女王」とも称される、華やかで女性的な香りが魅力です。1984年、1998年、2007年、2015年と複数のヴィンテージが流通し、熟成による複雑味の変化を楽しめます。セカンドラベルは「パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー」です。カベルネ・ソーヴィニヨンを主体としながらも、他の4つと比べてブレンド比率に柔軟性を持たせているといわれています。
シャトー・オー・ブリオン
唯一メドック外(ペサック=レオニャン)に位置し、スモーキーで土の香りを感じさせる個性的な味わいが特徴です。メルローとカベルネ・ソーヴィニヨンを主体としたブレンドで、他の4つとは一線を画す複雑なアロマを持ちます。2011年、2017年ヴィンテージの取り扱いがあります。同じ敷地内で少量の白ワイン「シャトー・オー・ブリオン・ブラン」も生産されており、赤とあわせて評価が高い生産者です。
シャトー・ムートン・ロートシルト
毎年著名な芸術家がデザインするラベルアートで知られ、濃厚で芳醇な味わいが特徴です。1973年の昇格エピソードとあわせて、五大シャトーの中でも特に物語性の強い1本といえます。2000年ヴィンテージは深みのあるガーネット色と複雑な香りが評価されています。ラベルアートは1945年ヴィンテージ以降、ピカソやダリなど著名画家が起用されてきた歴史があります。
五大シャトーの覚え方・語呂合わせ|ソムリエ試験対策にも
五大シャトーはソムリエ試験やワインエキスパート試験の定番の出題範囲でもあり、正確に覚えておきたいポイントです。ここでは代表的な覚え方を2つ紹介します。
1つ目は頭文字をつなげる語呂合わせで、「ララマオム」(ラフィット・ラトゥール・マルゴー・オーブリオン・ムートン)という並びが広く使われています。試験対策の学習サイトでもこの語呂が定番として紹介されており、暗記の負担を大きく減らせます。
2つ目は位置関係で覚える方法です。「ポイヤックに3つ(ラフィット・ラトゥール・ムートン)、マルゴーに1つ、ペサック=レオニャンに1つ」という産地の内訳をセットで覚えると、地図上のイメージと結び付けやすくなります。特にソムリエ試験ではAOC(原産地呼称)とシャトー名を対応させる出題が多いため、この産地セットでの暗記は得点に直結しやすいポイントです。
格付けの成り立ちを覚える際は「1855年制定・1973年にムートンだけが第1級へ昇格」という2つの年号をセットで押さえておくと、後述する「4大シャトー」との違いも整理しやすくなります。
「4大」「7大」「白ワインの五大シャトー」との違い
4大シャトーとは
「五大シャトー」という呼称が定着する以前は「4大シャトー」と呼ばれていました。理由は単純で、1973年にムートン・ロートシルトが昇格するまで、第1級はラフィット・ロートシルト、ラトゥール、マルゴー、オー・ブリオンの4つだけだったためです。ムートンの昇格によって現在の五大シャトーが完成したという経緯を知っておくと、「4大」という表記を見ても混乱しません。
7大シャトーとは
一方「7大シャトー」は、近年ワイン愛好家の間で使われる拡張的な呼び方です。五大シャトーに、格付け対象外である右岸の銘醸ワイン2つ、シャトー・ペトリュス(ポムロール)とシャトー・シュヴァル・ブラン(サンテミリオン)を加えた7つを指すことが多く、ボルドーの左岸と右岸それぞれの頂点をまとめて示す通称として使われています。シュヴァル・ブランはカベルネ・フランとメルローをほぼ半々でブレンドする点が特徴で、カベルネ・ソーヴィニヨン主体の左岸5シャトーとは味わいの方向性が異なります。ただし「4大」「7大」のいずれも公式な格付け用語ではなく、あくまで通称である点には注意が必要です。
白ワインの「五大シャトー」とシャトー・ディケム
赤ワインの五大シャトーとは別に、「白ワインの五大シャトー」という表現を見かけることがあります。これは主にソーテルヌ地区の甘口白ワインを指す文脈で使われる俗称で、代表格がシャトー・ディケムです。ソーテルヌ&バルサック地区も1855年に独自の格付けを受けていますが、ディケムはその中でも唯一「特別第1級(プルミエ・クリュ・スペリオール)」という別格の扱いを受けています。赤の五大シャトーのように「5つ」で構成される公式な括りではない点に注意してください。ソーテルヌの甘口白ワインは、貴腐菌(ボトリティス・シネレア)が付いたブドウを使って造られる点が最大の特徴で、赤の五大シャトーとは醸造の発想そのものが異なります。
メドック格付け61シャトーの全体構造
五大シャトーはメドック格付けの頂点にすぎず、その下には第2級から第5級まで合計61のシャトーが格付けされています。制定当初は57シャトーでしたが、その後の分裂や統合を経て61に落ち着きました。ソムリエ試験対策の教材では、この61シャトーを産地別・級別に整理して暗記する学習法が定番です。第2級には「スーパーセカンド」と呼ばれる、品質面で第1級に迫るとされる銘柄群があり、シャトー・パルメやシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド、シャトー・デュクリュ・ボーカイユなどが代表例として挙げられます。五大シャトーを起点に、こうした隣接する評価帯まで押さえておくと、格付け全体の理解がぐっと深まります。
五大シャトー以外の頂点|ペトリュス・ル パン・オーゾンヌ
五大シャトーと同等、あるいはそれ以上の価格で取引されるワインの中には、五大シャトーの枠に含まれないものが少なくありません。理由は、五大シャトーの根拠である1855年の格付けが、ボルドー左岸(メドック)と一部グラーヴ地区だけを対象にした制度だからです。
ポムロール地区にはそもそも公式な格付け制度が存在しません。シャトー・ペトリュスやシャトー・ル・パンが世界最高値級の評価を受けているのは、格付けではなく生産者の評判と長年の市場実績によるものです。年間生産量が極めて少ないことも、価格を押し上げる要因になっています。ル・パンはわずか数ヘクタールの畑からメルロー100%で造られる「ガレージワイン」の代表格であり、1980年代以降に評価を急速に高めた銘柄です。ペトリュスも同様に、ポムロールの中でも特に鉄分を多く含む粘土質土壌がメルローの凝縮感を引き出すとされています。
サンテミリオン地区には独自の格付け制度がありますが、こちらは10年に一度見直される点がメドック格付けと大きく異なります。2022年の改定では、シャトー・オーゾンヌとシャトー・シュヴァル・ブランが自ら格付け審査への申請を見送り、最上位区分から退くという出来事がありました。評価基準がテロワールだけでなくプロモーション面も重視される内容へ変わったことへの異議が理由とされ、この改定でシャトー・フィジャックが最上位の「プルミエ・グラン・クリュ・クラッセA」に新たに昇格しています。1973年のムートン昇格以来ほぼ変更のないメドック格付けとは対照的な動きです。
ロマネ・コンティとの違い|格付けの発想がそもそも違う
五大シャトーとあわせて話題に挙がりやすいのが、ブルゴーニュ地方のロマネ・コンティです。両者はしばしば「世界最高峰のワイン」として並び称されますが、格付けの仕組みそのものが根本的に異なります。生産量の面でも対照的で、五大シャトーが年間数万本規模を生産するのに対し、ロマネ・コンティの畑はわずか1.8ヘクタール程度しかなく、年間生産量は数千本ほどにとどまります。この生産規模の違いが、流通量と価格の差にも直結しています。
ロマネ・コンティは、ブルゴーニュ・コート・ド・ニュイ地区ヴォーヌ・ロマネ村にある単独所有(モノポール)の特級畑(グラン・クリュ)で、これを手掛けるのがドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)です。ボルドーが「シャトー(生産者)」単位で格付けされるのに対し、ブルゴーニュは「畑(クリマ)」単位で格付けされる点が最大の違いです。同じ生産者であっても、畑が変わればグラン・クリュから村名クラスまで評価が大きく変動します。ブドウ品種もボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー主体のブレンドに対し、ブルゴーニュはピノ・ノワール単一品種が基本という違いがあります。
DRCはロマネ・コンティ以外にも、隣接するロマネ・サン・ヴィヴァンやエシェゾー、単独所有畑のラ・ターシュ、リシュブール、そして白ワインとして唯一手掛けるコルトン・シャルルマーニュなど、複数の特級畑を所有しています。ブルゴーニュの格付けは下から順に「地域名」「村名」「1級畑(プルミエ・クリュ)」「特級畑(グラン・クリュ)」という4段階のピラミッド構造になっており、ロマネ・コンティやエシェゾーはこの最上位に位置します。ロマネ・コンティ本体は流通量が極めて少なく入手困難ですが、同じDRCが手掛けるこれらの畑のワインであれば、比較表で紹介する現行ヴィンテージのように入手できる機会があります。
五大シャトーの楽しみ方|熟成とデキャンタージュ
当たり年のワインを熟成させる
五大シャトーの多くはタンニンが豊富で、抜栓してすぐよりも数年から数十年の熟成を経てから飲み頃を迎えるタイプです。当たり年のヴィンテージほど熟成ポテンシャルが高く、時間の経過とともに果実味とタンニンが調和し、複雑な香りへと変化していきます。自宅で保管する場合は、温度変化の少ない環境でボトルを横に寝かせ、コルクの乾燥を防ぐことが基本になります。振動の少ない場所を選ぶことも、澱の分散を防ぎ熟成を穏やかに進める上で見落とされがちなポイントです。
デキャンタージュする
長期熟成タイプの五大シャトーは、抜栓直後は香りが閉じていることが多く、デキャンタージュ(別容器に移し替えて空気に触れさせる工程)によって香りが開きやすくなります。熟成が進んだヴィンテージは澱(おり)が多く沈殿しているため、ボトルを立てて半日ほど休ませてから、澱を残さないようゆっくりと注ぎ分けるのがポイントです。若いヴィンテージであれば1〜2時間、熟成が進んだものは短時間のデキャンタージュにとどめると、香りが飛びすぎずに楽しめます。飲用時の温度も重要で、五大シャトーのような骨格のしっかりした赤ワインは16〜18度程度のやや高めの温度で提供すると、タンニンと果実味のバランスが取りやすくなります。ボウルの大きいグラスを使うと、複雑な香りがより広がりやすくなります。
リンクサス酒販で選べる五大シャトー・プレミアムワイン比較
五大シャトー本体は流通量が少なく入手が難しいヴィンテージもあるため、下の比較表ではセカンドラベルや現行ヴィンテージ、右岸の銘醸ワイン、そしてロマネ・コンティとの違いを体感できるDRCのエシェゾー・コルトン・シャルルマーニュなどを含めて、ボルドーワインとDRC(ロマネ・コンティ)の両方から在庫のある銘柄をまとめています。価格やおすすめ度で並び替えながら比較できます。
掲載銘柄はすべて実在庫のある現行ラインナップです。たとえばシャトー・ペトリュス 2009やシャトー・ディケム 1998、シャトー・オー・ブリオン 2017など、記事内で紹介した銘柄の多くを個別ページからもご確認いただけます。五大シャトー関連の一覧ページもあわせてご確認いただけます。当日14:00までのご注文で当日発送に対応しています。
よくある質問
Q. 五大シャトーとは具体的にどのワイナリーを指しますか?
A. 1855年のボルドー・メドック格付けで第1級に選ばれたシャトー・ラフィット・ロートシルト、シャトー・ラトゥール、シャトー・マルゴー、シャトー・オー・ブリオン、シャトー・ムートン・ロートシルトの5つを指します。
Q. 五大シャトーに公式な序列(1位〜5位)はありますか?
A. 1855年の格付けはすべて第1級として横並びで、公式な優劣の順位付けはありません。市場価格やオークション落札実績で語られる「筆頭格」は、あくまで慣例的な評価です。
Q. 五大シャトーの覚え方でおすすめの語呂合わせは?
A. 「ララマオム」(ラフィット・ラトゥール・マルゴー・オーブリオン・ムートン)と頭文字をつなげる覚え方が広く使われています。産地で覚えるなら「ポイヤック3つ+マルゴー1つ+ペサック=レオニャン1つ」も有効です。ソムリエ試験対策では、この2つを組み合わせて覚えると得点につながりやすくなります。
Q. 「4大シャトー」とはどう違いますか?
A. 4大シャトーは、ムートン・ロートシルトが1973年に第1級へ昇格する以前、1855年当初から第1級だったラフィット、ラトゥール、マルゴー、オー・ブリオンの4つを指す呼び方です。ムートンの昇格によって現在の5大シャトーになりました。
Q. 白ワインの「五大シャトー」とは何を指しますか?
A. 赤ワインの五大シャトーとは別に、ソーテルヌ地区の格付けで唯一「特別第1級」とされるシャトー・ディケムを指して使われる俗称で、公式には「5つ」の括りではありません。
Q. ロマネ・コンティは五大シャトーと同じ格付け制度に属しますか?
A. いいえ、別の制度です。ロマネ・コンティはブルゴーニュ地方ヴォーヌ・ロマネ村にある特級畑(グラン・クリュ)単位の格付けで、シャトー単位で評価するボルドーのメドック格付けとは仕組みが異なります。
Q. シャトー・ペトリュスが五大シャトーに含まれないのはなぜですか?
A. ペトリュスが位置するポムロール地区にはそもそも公式な格付け制度がなく、五大シャトーの基準である1855年メドック格付けの対象外だからです。価格や評価の高さと、公式格付けの有無は別の話といえます。
Q. 五大シャトーやロマネ・コンティ関連のワインはどこで購入できますか?
A. リンクサス酒販では、五大シャトーのセカンドラベルや現行ヴィンテージ、DRCが手掛けるエシェゾーやコルトン・シャルルマーニュなど、記事内の比較表に掲載した銘柄を取り扱っています。在庫状況や価格は比較表からご確認ください。
まとめ
五大シャトーは、1855年のメドック格付けで第1級に選ばれたラフィット・ロートシルト、ラトゥール、マルゴー、オー・ブリオン、ムートン・ロートシルトの5つです。「ララマオム」の語呂合わせと産地の組み合わせを押さえれば、覚え方に迷うことはありません。4大・7大シャトーはいずれも公式な格付け用語ではなく通称であること、そしてロマネ・コンティはボルドーとは異なるブルゴーニュの畑単位の格付けに属することを整理しておくと、五大シャトーの理解がより立体的になります。ポムロールのように格付け自体が存在しない産地や、10年ごとに見直されるサンテミリオンのように制度が変動する産地もあり、「格付け」とひと口に言っても仕組みは産地ごとに異なる点も、あわせて押さえておきたいところです。気になる銘柄があれば、比較表から在庫状況や価格をチェックしてみてください。
なお、20歳未満の方への酒類の販売はいたしません。ワインは市場価値が変動する嗜好品であり、購入や保管を投資目的で行うことはおすすめしません。






































