ワインの種類|赤白ロゼ・泡・ボディの違いを基準から読む
ワインの種類は、ふつう三つの言い方で説明されます。泡があるか、途中でアルコールや香りを足しているかという製法の話、赤か白かロゼかという色の話、そしてフルボディかライトかというボディの話です。売り場でもこの三つが並んでいます。
ところが、この三つは後ろにある裏づけの強さが同じではありません。国税庁は日本の五つの産地について、ワインの中身を数値で決めた基準を公表しています。山梨・山形・北海道・大阪・長野の五つです。その五枚を並べて読むと、色を数値の分かれ目にしている産地は五つのうち二つだけで、ロゼに絞れば一度も書かない産地まで出てきます。ボディという言葉は、数値の欄に一度も現れません。そして五枚とも、最後の欄だけは同じ一行で終わります。
ワインの種類は三つの軸でできている|製法・色・ボディ

ワインを分ける言い方は、大きく三つに整理できます。一つめは製法で、泡があるか、途中でアルコールを足しているか、香りのもとを加えているかで分かれます。二つめは色で、赤・白・ロゼ、そして近年よく見かけるオレンジがここに入ります。三つめがボディで、口に含んだときの重さや厚みを三段階くらいで言い表します。
三つのうち、数値の裏づけがあるのはどれか
日本には、産地の名前をワインに使うための決まりがあります。国税庁が指定する酒類の地理的表示、いわゆるGIです。酒類の地理的表示一覧で酒類区分が「ぶどう酒」になっているのは、山梨・山形・北海道・大阪・長野の五つです。清酒では「日本酒」という全国規模の指定がありますが、ぶどう酒に同じ形の全国指定はありません。
この五つには、それぞれ生産基準という文書が付いています。どのぶどうを使ってよいか、どこで詰めるか、そして中身がどんな数値の範囲に収まっていなければならないかまで書いてあります。産地ごとに、ワインの中身を数値で決めている文書は、ここに集まっています。
その五枚を並べると、三つの軸の扱いがきれいに割れます。製法のうち泡だけは、五枚とも一行ずつ触れています。色は、数値の分かれ目として使う産地と、味の描写にだけ出す産地に分かれます。ロゼに絞ると、一度も書かない産地まで出てきます。ボディは、五枚のどこにも数値がありません。
五つの基準は、指定された年もばらばらだ
指定の順に並べると、山梨が平成25年7月16日、北海道が平成30年6月28日、山形・大阪・長野がそろって令和3年6月30日です。山梨の生産基準には平成29年6月26日変更という日付が入っています。八年ほどの幅の中で、別々の産地が別々に文書を作りました。書式がそろっていないのは、そのためでもあります。
五枚が別々に作られたことを頭に入れておくと、以下の食い違いが読みやすくなります。
この記事が読んだ範囲と、読んでいない範囲
この記事が制度の数値の出どころにしているのは、上の五つの生産基準だけです。原本はいずれも国税庁のサイトで公開されており、2026年8月23日に取得した版を読んでいます。生産基準は改正されることがあるので、実務で使うときは日付を確かめてください。
逆に、この記事が深追いしていないものもあります。「日本ワイン」と名乗れる条件を決めている果実酒等の製法品質表示基準と、酒税法が果実酒をどう定義しているかです。どちらも五つの生産基準が要件として引いている土台ですが、その中身はハウスワインとは|裏ラベルが果実酒である理由で正面から扱っているため、ここでは触れる程度にとどめます。
製法で分ける四つ|スティル・スパークリング・酒精強化・フレーバード

売り場でいちばん大きな仕切りになっているのが製法です。泡のないスティルワイン、泡のあるスパークリングワイン、途中でブランデーなどを加えて発酵を止める酒精強化ワイン、薬草や果実の香りを移したフレーバードワイン。この四つで棚がおおむね分かれています。
スティルとスパークリングは、泡があるかどうかだけの差
スティルは静かなという意味で、瓶を開けても泡が立たないワインを指します。世界のワインの大半はこちらです。スパークリングは、発酵で出た炭酸ガスを瓶や大きなタンクに閉じ込めたもので、シャンパーニュもプロセッコもカバもここに入ります。泡の作り方の違いはスパークリングワインの種類と辛口・甘口の違いにまとめています。
日本の生産基準は、この二つをおおむね別の商品として分けていません。山梨・山形・北海道・大阪の四つは、中身の数値を並べる書き出しに「発泡性を有するものも含む」と一句を添えるだけです。この四つでは、泡があるかないかは数値の枠の枝分かれになりません。長野だけは表の一行で泡を分けていて、そこはあとの章で読みます。
酒精強化とフレーバードは、日本では税の上の名前が変わる
ポートやシェリー、マデイラのように途中でアルコールを加えるものが酒精強化ワインです。ヴェルモットのように香りのもとを加えたものがフレーバードワインにあたります。飲み手から見ればどちらもワインの仲間ですが、日本の酒税法の上では別の名前が付くことがあります。ポートやシェリーはマデイラワインの記事で、ヴェルモットはヴェルモットの記事でそれぞれ扱っています。
ここで押さえておきたいのは、五つの生産基準がアルコールや香りの添加を、果実酒の枠を出ない範囲にだけ絞っている点です。ブランデーは容器の中で発酵させたものへ発酵後に加える場合だけ、香味料はぶどうの果汁か濃縮果汁だけ、という具合です。品目が変わるところまで足したものは、この五枚の外側に出ます。
売り場の四つの仕切りと、国が引いている線は重なっていない
整理すると、製法による四分類のうち、日本の産地基準が数値で面倒を見ているのはスティルとスパークリングまでで、しかも四つの産地では、その二つが同じ枠の中に同居しています。酒精強化とフレーバードは、品目が変わる時点で枠の外に出ます。売り場の四つの仕切りと、国が引いている線の位置は一致していません。
ワインの関連商品ラインナップ

色とボディの話に入る前に、実物を並べておきます。当店の在庫から、赤・白・泡それぞれの代表的なところを見られるようにしました。品揃えの拡充にも力を入れており、当日14:00までのご注文で当日発送いたします。
「ワインの種類|赤白ロゼ・泡・ボディの違いを基準から読む」に関連するおすすめ商品
ここではワインの在庫から一部を掲載しています。価格・在庫・箱の有無は各商品ページでご確認いただけます。
種類別に選ぶワイン24本|製法・色・ボディで並べる

スティルの赤・白・ロゼ・オレンジから、スパークリング、ポートやシェリーの酒精強化、ヴェルモットのフレーバードまで24本を並べます。この記事で読む五つの生産基準に登場する品種、たとえば甲州やシャルドネを使った日本ワインも入れてあります。
ワインの多くはオープン価格で、メーカーが定価を公表していません。そのため価格の欄は実勢の相場で、出回っている状態やヴィンテージによって振れます。産地別に見たい場合はボルドーワインとブルゴーニュワインのページも用意しています。
| 画像 | 銘柄・スコア | 定価 市場相場 |
特徴 | リンクサス酒販 本命 |
Amazon | 楽天 | 買取 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位
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ルイ・ジャド ブルゴーニュ ピノ・ノワール ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約2,500〜3,500円) |
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【スティル・赤/ミディアム】滓が溜まりにくいなで肩のブルゴーニュ型。赤系果実の香りとやわらかなタンニンで、赤ワイン入門に最適。 |
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2位
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ルイ・ジャド シャブリ ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約3,000〜4,500円) |
💎 プロのおすすめ
【スティル・白/辛口】シャルドネ100%のキリッとした辛口白。ミネラル感とシャープな酸が魚介と好相性で、白ワインの王道を学べる1本。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | ¥4,180 楽天 | 査定 買取 |
3位
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シャトー・ムートン・カデ ルージュ ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約1,500〜2,500円) |
💎 プロのおすすめ
【スティル・赤/ボルドー】カベルネ主体のいかり肩ボルドー型。タンニンとコクのバランスが良く、肉料理に合うデイリーボルドーの定番。 |
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4位
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モエ・エ・シャンドン ブリュット アンペリアル ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約5,500〜8,000円) |
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【スパークリング・シャンパン】瓶内二次発酵の世界的定番シャンパーニュ。きめ細かい泡と華やかな香りで、お祝いや贈答に映える1本。 |
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5位
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フレシネ コルドン ネグロ ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約1,200〜1,800円) |
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【スパークリング・カバ】シャンパンと同じ瓶内二次発酵製法のスペイン産カバ。手の届く価格でフレッシュな泡を楽しめる人気の辛口。 |
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6位
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ウィスパリング・エンジェル プロヴァンス ロゼ ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約2,800〜4,000円) |
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【ロゼ/辛口】淡いサーモンピンクが美しい南仏プロヴァンスの辛口ロゼ。エレガントな見た目と軽快な飲み口で、ロゼ人気を牽引する1本。 |
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7位
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トリンバック リースリング ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約2,500〜3,800円) |
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【スティル・白/アルザス】細身のフルート型ボトルが象徴。アルザスを代表する辛口白で、華やかなアロマとシャープな酸が魅力。 |
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8位
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ドクター・ローゼン リースリング ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約2,000〜3,200円) |
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【スティル・白/甘口寄り・モーゼル】緑色の細身ボトル。フルーティで上品な甘みと低めのアルコールで、白ワイン初心者にもやさしい。 |
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9位
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ジョージア クヴェヴリ オレンジワイン ルカツィテリ ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約2,500〜4,200円) |
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【オレンジ】白ブドウを果皮ごと醸す伝統製法のオレンジワイン。コハク色とほのかな渋み、複雑な旨味で和食とも好相性の注目カテゴリ。 |
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10位
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サンデマン ルビー ポート ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約1,800〜2,800円) |
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【酒精強化・ポート】発酵途中にブランデーを加えるポルトガルの甘口酒精強化ワイン。濃厚な果実味で食後酒やチーズと好相性。 |
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11位
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ティオ・ペペ フィノ シェリー ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約1,500〜2,500円) |
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【酒精強化・シェリー】スペイン産の辛口シェリー。シャープでドライな味わいは食前酒の定番で、世界4大酒精強化ワインの代表格。 |
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12位
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チンザノ ヴェルモット ビアンコ ★★★☆☆3/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約1,200〜2,000円) |
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【フレーバード・ヴェルモット】白ワインにハーブやスパイスを加えたフレーバードワイン。甘く爽やかでカクテルベースにも使える1本。 |
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13位赤・フルボディ
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Chateau Lafite Rothschild シャトー ラフィット ロートシルト 2019 赤ワイン フルボディ 750ml ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約15万〜25万円) |
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【スティル・赤】ボルドー左岸ポイヤックの一級。カベルネ・ソーヴィニヨンを軸にした、いわゆるフルボディの代表格。 |
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14位赤・フルボディ
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SASSICAIA サッシカイア 2016 750ml 14% ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約9万〜13万円) |
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【スティル・赤】トスカーナのボルゲリで造られる赤。イタリアでボルドー品種を植えた流れを代表する一本。 |
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15位赤・フルボディ
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Opus One オーパスワン 2017 750ml 14% ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約6万〜9万円) |
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【スティル・赤】カリフォルニア・ナパのカベルネ主体。新世界の赤としてフルボディの基準になりやすい。 |
¥72,600リンクサス最安 | — | 楽天で探す 商品名検索 | 高額査定 買取 |
16位赤・入門
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CHATEAU LAGRANGE シャトーラグランジュ2015 750ml ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約6,000〜9,000円) |
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【スティル・赤】ボルドー・サンジュリアンの格付シャトー。フルボディの入口として値段のわりに骨格が分かりやすい。 |
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17位赤・軽やか
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ドメーヌ アンヌ グロ ブルゴーニュ 2018 750ml ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約5,000〜8,000円) |
💎 プロのおすすめ
【スティル・赤】ブルゴーニュのピノ・ノワール。同じ赤でも、渋味より酸の輪郭が前に出るタイプ。 |
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18位白・樽
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Kistler キスラー 2015 750ml ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約10,000〜16,000円) |
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【スティル・白】カリフォルニアのシャルドネ。樽を使った白の厚みが分かりやすい一本。 |
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19位白・日本
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シャトー メルシャン 北信 シャルドネ アンウッデッド 2018 750ml ★★★☆☆3/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約2,500〜4,000円) |
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【スティル・白/日本ワイン】長野・北信のシャルドネを樽に入れずに仕上げたもの。GI「長野」が品種を系統で分けている土地の白。 |
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20位白・日本
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ドメーヌ ミエ イケノ シャルドネ 2018 月香 750ml ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約20,000〜30,000円) |
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【スティル・白/日本ワイン】山梨のシャルドネ。GI「山梨」の品種表にシャルドネはヴィニフェラ種として載っている。 |
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21位白・甲州
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SUNTORY FROM FARM 登美の丘 甲州 2021 ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約3,500〜5,500円) |
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【スティル・白/日本ワイン】山梨・登美の丘の甲州。GI「山梨」で果汁糖度の下限が唯一14.0%に置かれている品種。 |
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22位泡・辛口
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Veuve Clicquot ヴーヴクリコ イエローラベル ブリュット 750ml ★★★★☆4/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約6,000〜8,000円) |
💎 プロのおすすめ
【スパークリング・白】シャンパーニュの定番。日本の産地基準は泡を独立した種類にせず、化学的要素の書き出しに「発泡性を有するものも含む」と入れるだけにしている。 |
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23位泡・上位
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Dom Perignon ドンペリニヨン 白 750ml ★★★★★5/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約25,000〜35,000円) |
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【スパークリング・白】シャンパーニュの上位。日本では長野だけが、上位の「長野ワインプレミアム」から泡を外している。 |
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24位泡・ロゼ
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モエ・エ・シャンドン シャルドネ モエ ロゼ アンペリアル 750ml ★★★☆☆3/ J.S.A.認定ソムリエスコア |
オープン価格(実勢 約6,000〜9,000円) |
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【スパークリング・ロゼ】色と泡が重なる一本。ロゼという語を数値の欄に置くGIと、一度も書かないGIがある。 |
¥6,600リンクサス最安 | — | 楽天で探す 商品名検索 | 高額査定 買取 |
価格は各銘柄の実勢相場(2026年8月時点)。ワインの多くはオープン価格のため、メーカー定価ではなく市場での販売価格帯を記載しています。ヴィンテージや仕様により味わい・価格が異なる場合があります。
色で分ける|赤・白・ロゼ・オレンジ

色は、いちばん見た目に分かりやすい分け方です。黒ぶどうを果皮ごと発酵させれば赤、果汁だけを発酵させれば白、途中で果汁を抜いたり、黒ぶどうを軽く搾ったり、黒ぶどうと白ぶどうを一緒に発酵させたりすればロゼ、白ぶどうを果皮ごと漬け込めばオレンジになります。作り方の細かいところはロゼワインとは|特徴・作り方・度数とオレンジワインとはで扱っています。
この四つを、五つの生産基準はどう扱っているか。ここが一枚ずつ違います。
色を数値の分かれ目にしているのは、五つのうち二つだけ
生産基準はどれも「化学的要素」という項目を持っていて、そこにアルコール分・総亜硫酸値・揮発酸値・総酸値の四つを並べます。この四つの数字に色の名前が入り込んでいるのは、山梨と北海道の二つだけです。
山梨は揮発酸値の欄で色を分けます。
揮発酸値は赤ワインで1.2g/L以下。白ワイン及びロゼワインで1.08g/L以下。
地理的表示「山梨」生産基準 1(1)ロ 化学的要素(ハ)
白とロゼが同じ側に置かれ、赤だけがゆるい数字をもらっています。北海道はもっと踏み込んでいて、補酸しないことを前提に、総酸値の下限を色で分けたうえ、さらに原料ぶどうの果汁糖度21%を境にもう一段分けます。果汁糖度21%未満なら白とロゼが5.8g/L以上・赤が5.2g/L以上、21%以上なら白とロゼが5.4g/L以上・赤が4.8g/L以上です。四つの数字が並ぶことになります。
ロゼは、書く産地と一度も書かない産地に割れる
ロゼワインという語の出現回数を、ぶどう酒の節だけで数えると差がはっきりします。北海道が3回、山梨と山形が1回ずつ、大阪と長野は0回です。大阪と長野の生産基準は、ロゼという語を一度も使っていません。
使っている側も、使い方が違います。北海道は味の描写でも数値の欄でもロゼを呼びます。山形は味の描写だけで、化学的要素の側は色を分けません。山梨は逆で、味の描写はぶどう品種ごとに書き分けていて、ロゼが出てくるのは揮発酸値の一行だけです。同じ語が、産地によって役割を変えています。
ロゼが作れないという意味ではありません。五つの生産基準は、産地と品種と製造地を縛り、中身の数値も課してはいますが、色そのものは限定していないからです。ロゼという色を数値で追う枠が置かれなかった、というだけのことで、理由は生産基準に書かれていません。
オレンジには、五枚のどこにも欄がない
オレンジワインという語は、五つの生産基準のどこにも出てきません。「オレンジ」という三文字が現れるのは、山形と北海道のロゼの色合いを描写している箇所だけで、いずれも「オレンジ系の色合い」という言い回しです。色の名前として使われていて、種類の名前としては使われていません。
山形の書き方はこうです。
色合いは、淡いピンク色からオレンジ系の色合いを有し、時には赤褐色を有している。
地理的表示「山形」生産基準 1(1)イ 官能的要素(ハ)ロゼワイン
つまり、オレンジワインは五枚の中では独立した種類として扱われず、条件を満たせば同じ「果実酒」の枠に入ります。日本のオレンジワインには甲州がよく使われますが、甲州は五つのうち四つの品種表に載っている品種であって、オレンジという欄があるわけではありません。
ボディという言葉には、数値の裏づけがない

フルボディ、ミディアムボディ、ライトボディ。裏ラベルにも通販の商品説明にも並ぶ言葉です。口に含んだときの重さや厚みを表していて、渋みの量、アルコール度数、果実の凝縮感などが合わさった印象を指します。
この言葉が、五つの生産基準の中でどこに置かれているかを見ると、扱いがはっきりします。
「ボディ」が出てくるのは、味の描写の中だけだ
ぶどう酒の節でボディという語を数えると、山梨が1回、大阪が1回、山形・北海道・長野が0回です。合計2回。しかもどちらも「官能的要素」、つまり味や香りを言葉で説明している段落の中にあります。
山梨はヴィニフェラ種を原料にした赤について、こう書いています。
ヴィニフェラ種を原料とした赤ワインは、しっかりとした色調を有し、タンニンによるボディの強さとふくよかさのバランスが良い。
地理的表示「山梨」生産基準 1(1)イ 官能的要素
大阪も同じ位置です。食用ぶどう品種以外を原料とした赤について「しっかりとしたボディが感じられる」と書きます。どちらも、その産地のワインがどんな味わいかを説明する文の一部で、満たすべき条件ではありません。
数値の欄に並ぶのは、いつも同じ四つだ
五つの生産基準の化学的要素に並ぶ項目は、判で押したように同じです。アルコール分、総亜硫酸値、揮発酸値、総酸値。長野だけは表の形にしていて発泡性の行が一本多いのですが、数値の項目名はこの四つです。ここにボディという行はありません。渋みの量を表すタンニンの数値もありません。
これは日本の基準の手落ちというより、ボディという言葉がもともと数値に翻訳しにくいことの表れです。フルボディという表示に統一された定義がない以上、同じ「フルボディ」でも書き手によって指しているものが変わります。
甘口・辛口と度数の枠|同じ言葉でも書き方が割れる

甘口か辛口かは、残っている糖の量で決まります。発酵で糖がすべてアルコールに変われば辛口、途中で止めれば糖が残って甘口になります。ここは色やボディと違って、数字に置き換えやすい世界です。
残糖45g/Lという線を引いているのは三つ
山梨・山形・大阪の三つは、甘口を数値で定義しています。文言もほぼ同じです。
甘口のもの(残糖分が45g/L以上のものをいう。以下同じ。)は下限値を4.5%以上とする。
地理的表示「山梨」生産基準 1(1)ロ 化学的要素(イ)
この45g/Lは、甘口を名乗ってよい境目として置かれているわけではありません。まず、甘口のものについてはアルコール分の下限をここまで下げてよい、という趣旨の例外を発動させるための線です。糖が多く残るということは、それだけアルコールになった分が少ないということなので、通常の下限では届かなくなるからです。山梨ではこの定義がもう一か所に効いていて、総亜硫酸値250mg/L以下という上限から甘口のものを外しています。
北海道は事情が違います。味の描写では「甘口のもの」「辛口のもの」と繰り返し書きながら、化学的要素の側に残糖の数字を置いていません。長野に至っては、甘口という語も辛口という語もぶどう酒の節に一度も出てきません。同じ言葉が、数値・言葉だけ・不在の三つに割れています。
アルコール分は、上下を押さえる産地と片側だけの産地に割れる
度数の決め方はもっと露骨に割れます。山梨は8.5%以上20.0%未満、山形は7.0%以上20.0%未満で、どちらも上と下の両方を押さえています。長野も補糖しない場合は7.5%以上20%未満です。
ところが北海道は「アルコール分は14.5%以下」とだけ書きます。下限がありません。大阪は逆に「アルコール分は9%以上」(甘口のものは4.5%以上)と下限だけを書き、上限がありません。同じ項目名の下で、片方だけを押さえた産地が二つあります。
補糖したときの扱いは、書いている三つで一致します。山梨・山形・長野は、糖を足して造ったものについて上限を15%未満に引き下げます。北海道と大阪には、この引き下げがありません。
同じ総亜硫酸値が、mg/Lとmg/kgで書かれている
酸化を防ぐために使う亜硫酸の上限もそろっていません。三通りに割れます。大阪が190、山梨が250、山形・北海道・長野が350です。長野はプレミアムだけ250に絞り、ただし貴腐ワインと氷結ワインは350のままにするという注を付けています。
数字より目を引くのは単位です。山梨・山形・長野はmg/L、つまり一リットル当たりで書きます。北海道と大阪はmg/kg、一キログラム当たりです。液体は一リットルがちょうど一キログラムになるとは限らないので、同じ350でもリットル基準とキログラム基準では指している量が一致しません。項目名がそろっていても、測っている土台までそろっているとは限りません。
同じ7.5g/Lを境に、北海道と長野は逆の側で補酸を認める
酸を足す補酸と、酸を減らす除酸も、五枚とも違う形をしています。山梨は「ぶどうの収穫からワインの瓶詰を行うまでの補酸の総量が9g/L以下であること」と総量で押さえ、山形も同じ書き方で酒石酸換算値として6.0g/L以下とします。大阪は総量ではなく目的で絞り、酸の条件を置かずに、品質保全のためのpH調整に必要な最小限として1.0g/Lまで認めます。
北海道と長野は、どちらも7.5g/Lという同じ数字を持ち出します。ところが向きが逆です。
補酸する前の果汁の総酸値が7.5g/L未満である場合の補酸は、官能的に酸味を増す目的とみなし認めない。
地理的表示「北海道」生産基準 2(2)ニ
北海道は、もとの果汁の酸が7.5g/Lに届いていないなら補酸を認めません。酸が足りないぶどうに酸を足すのは味を作る行為だ、という立て方です。認める側も狭く、果汁糖度が21%以上で、かつ総酸値も7.5g/L以上のときだけ、品質保全のpH調整として1.0g/Lまでです。長野の表はその裏返しで、原料果汁の総酸値が7.5g/L以上である場合は補酸を不可とし、7.5g/L未満である場合に限って、こちらも品質保全のpH調整として4.0g/Lまで認めます。長野ワインプレミアムなら2.0g/Lまでです。
同じ数字を境にして、扉が開く側が正反対になっています。除酸のほうも、山梨が総酸値を5g/L低減させるまで、山形が酒石酸換算値として4.0g/L、北海道と長野が2.0g/L、大阪が1.0g/Lと四つの水準に散っています。長野はプレミアムについては除酸そのものを認めていません。
泡にすると、ぶどうに求める熟し方が変わる

スパークリングは、五つの生産基準の中では独立した種類として立てられていません。山梨・山形・北海道・大阪の四つが書き出しに一句を添えるだけなのは、製法の章で見たとおりです。この四つでは、中身の数値の枠も泡のないものと同じです。
それでも、泡にするかどうかで扱いが変わる場所が二つあります。原料ぶどうの熟し方と、上位の枠に入れるかどうかです。
果汁糖度の下限は、泡のときだけ下がる
生産基準はどれも、原料に使うぶどうの果汁糖度に下限を置いています。山梨なら甲州種が14.0%以上、ヴィニフェラ種が18.0%以上、その他の品種が16.0%以上です。そのうえで五つのうち三つは、泡にするものについてだけ、この線を下げています。
なお、酒税法第3条第13号ハに規定する製造方法により製造するもののうち、他の容器に移し替えることなく移出することを予定した容器及び密閉できる容器等で発酵させることにより発泡性を有することとするものに用いるぶどうについては、甲州種は11.0%以上、ヴィニフェラ種は15.0%以上、その他の品種は13.0%以上であるぶどうを用いることができる。
地理的表示「山梨」生産基準 2(1)ハ
山梨はどれも3.0ポイント低い数字です。大阪も同じ考え方で、原則16%以上のところ、容器内で発酵させるワインの原料ぶどうは12.0%以上でよいとしています。長野は表の中に「内 発泡性を有するもの」という列を立てて、条件の書き方は違うものの同じ向きに動かしています。山形と北海道には、この引き下げがありません。
生産基準は理由を書いていませんが、山梨は補糖の量の上限からも「発泡性を有することとするものに用いる糖類」を除いています。泡ものは容器の中でもう一度発酵させることが多く、最初のぶどうがそこまで熟していなくても最終的な形にたどり着けます。熟しきる前に摘んだぶどうは酸が残るので泡ものに向くという、作り手側の事情とも噛み合います。
長野だけが、上位の呼び名から泡を外している
五つのうち長野だけが、生産基準の中に二段の枠を持っています。「長野ワイン」と、その内側の「長野ワインプレミアム」です。化学的要素は表になっていて、二つの列で数値を並べます。アルコール分は補糖しない場合が7.5%以上20%未満と8%以上20%未満、総亜硫酸値は350mg/L以下と250mg/L以下、揮発酸値と総酸値は同じ数字です。
長野の書き出しも、他の四つとは違います。
長野ワインは、アルコール分、総亜硫酸値、揮発酸値及び総酸値等が次表の要件を満たすものをいう。
地理的表示「長野」生産基準 1(1)ロ 化学的要素
他の四つが持っている「発泡性を有するものも含む」という一文が、ここにはありません。その代わり、泡の扱いは表の最後の行に入っています。長野ワインの列は「有するものを含む」、長野ワインプレミアムの列は「有するものを含まない」です。泡のあるワインは、長野ワインではあってもプレミアムにはなれません。
長野は他の欄でもプレミアムを絞ります。糖類はプレミアムでは砂糖に限り、長野ワインなら容器内で発酵させたものに加えられるブランデーも使用不可、除酸も不可です。アルコールとスピリッツは、どちらの列でも使用不可です。果汁糖度の下限もプレミアムのほうが高く、たとえばヴィニフェラ系品種のA類は長野ワインなら17.0%以上、プレミアムなら19.0%以上、発泡性を有するものなら15.0%以上と三通りに分かれます。
ブドウ品種|五つの基準が、それぞれ別の切り方をしている

ワインの味を決める要素として、いちばん大きいのが品種です。カベルネ・ソーヴィニヨンなら渋みと骨格、ピノ・ノワールなら酸と香り、シャルドネなら樽の乗りやすさ。売り場の説明もここを軸にしています。
五つの生産基準も、使ってよい品種を名前で列挙しています。ただし、列挙のしかたが五枚とも違います。
平場の列挙、四つの系統、三系統を最大でG類まで
山梨は、甲州、マスカット・ベーリーA、ブラック・クイーン、ベーリー・アリカントA、デラウェアを挙げたうえで、交配品種六つとヴィニフェラ種を並べます。ヴィニフェラ種はシャルドネからプティ・マンサンまで三十以上が一続きに並ぶ書き方です。
北海道は四つの系統に分けます。ヴィニフェラ種、ラブラスカ種、ヤマブドウ種、ハイブリッド種です。ヤマブドウ種とハイブリッド種を独立した系統として立てているのは五つの中で北海道だけで、清舞、山幸、ふらの2号といった北の育種の成果はそのハイブリッド種に並びます。山形も三つに束ねますが、ヴィニフェラ種・ラブラスカ種・その他の品種という切り方で、ヤマブドウ種は「その他」の中に置かれます。
長野はさらに細かく、ヴィニフェラ系品種・ラブラスカ系品種・日本系交配品種の三系統を立てたうえで、前の二つをA類からC類、日本系交配品種をA類からG類に分けます。品種の系統と細分の組み合わせごとに、果汁糖度の下限も加えてよい糖類の量も別々に決まる仕組みです。
大阪だけが「食用ぶどう品種」という欄を持っている
大阪の切り方は他の四つと発想が違います。まず食用ぶどう品種としてデラウェア、甲州、マスカット・ベーリーA、巨峰、ピオーネの五つを挙げ、そのあとに食用ぶどう品種以外の品種を並べます。ワイン用かどうかではなく、もともと食べるために作られてきた品種かどうかで線を引いています。
この切り方は、大阪のぶどう栽培が食用から始まったという説明と対応しています。生産基準の人的要因の項も、規格外の食用ぶどうを活かすところからワイン造りが始まったと書いています。
例外の置き方も具体的です。果汁糖度の下限は原則16%以上ですが、デラウェアは18.0%以上、甲州は14.0%以上と個別に決められ、さらに早摘みのデラウェアだけ12.0%以上まで下げられます。早摘みが何を指すかも注で定義されていて、たった一つの品種の摘み時のために、注が一本立っています。
五枚の最後の欄だけが、どれも同じ一行だ
ここまで見てきたとおり、五つの生産基準は色の扱いも、甘口を定義するかどうかも、度数の枠も、単位も、品種の切り方も一致していません。
それでも、五枚とも最後の項目は同じです。「酒類の品目に関する事項」という見出しの下に、「果実酒」と一行だけ書いてあります。中身をどれだけ細かく分けても、税を取る側から見た名前は一つに戻る。五枚の違いは、その一つの名前の内側で起きていることです。
三つの軸で選ぶ|順番を決めておくと迷わない

ここまで読むと、三つの軸の性格の違いが見えてきます。製法は棚の位置で分かり、色はラベルと瓶で分かり、ボディは書き手の言葉です。選ぶときも、この順で決めていくと迷いが減ります。
まず製法、次に色、最後にボディ
最初に決めるのは製法です。乾杯から始めるなら泡、料理と長く付き合うならスティル、食後に少しだけならポート、食前の一杯なら辛口のシェリー。ここが決まると、見る棚がひとつに絞れます。
次が色です。肉や煮込みなら赤、魚介や野菜なら白、料理の系統が混ざる食卓ならロゼかオレンジが橋渡しになります。ロゼは冷やしても味が痩せにくいので、暑い時期の食卓に置きやすい選択肢です。
最後がボディです。ここは数値の裏づけがない言葉なので、表示だけを頼りにしないほうが確実です。度数、品種、産地の三つを合わせて見ると当たりが付きます。
日本ワインを選ぶなら、産地の呼び名を見る
日本のワインを選ぶときは、ラベルの産地表示が手がかりになります。山梨・山形・北海道・大阪・長野の五つは、その名前を使うために生産基準を通っています。その産地で採れた指定品種のぶどうだけを使い、その産地で仕込み、その産地で瓶に詰める。管理機関の確認を受けてから出荷する仕組みです。
甲州を選ぶなら山梨、冷涼な白なら北海道、デラウェアの軽い白なら大阪、というように、産地の名前は品種の傾向とも重なります。甲州の飲み比べは甲州ワインとは、山梨の造り手の広がりは山梨ワインのおすすめにまとめています。
開けたあとの持ち時間は、種類でかなり違う
開栓後の目安は種類で分かれます。泡は炭酸が抜けるので、専用の栓をしても一日から二日が現実的なところです。白とロゼは冷蔵庫で二日から三日、赤は栓をして涼しい場所で三日から五日ほど。酒精強化はアルコール度数が高いぶん保ちがよく、開けてから数週間単位で楽しめます。
いずれも保存状態と銘柄で変わるので、日数は目安として扱ってください。共通して効くのは、瓶の中の空気を減らすことと、温度を上げないことの二つです。
飲まないワインの査定・買取はリンクサス酒販へ

贈答で受け取ったまま置いてあるワイン、コレクションを整理したいというご相談は、リンクサスのワイン買取へお寄せください。赤・白・ロゼ・泡のいずれも、酒精強化やフレーバードも査定の対象です。
評価が上がりやすいのは、木箱や外箱、購入時の書類が残っているもの、そして温度が安定した場所に置かれていたものです。ラベルの状態と液面の位置も見ます。日本ワインの場合、産地の呼び名が入っているものは需要が読みやすく、値が付きやすい傾向があります。
ウイスキーやブランデーが一緒に出てきた場合は洋酒買取、日本酒なら日本酒買取でまとめて承ります。ご来店・宅配・出張のいずれでも、顔写真付きの本人確認書類をご用意ください。
ワインの種類についてよくある質問

ワインの種類は大きく分けて何種類ありますか?
売り場でよく使われるのは、製法で四つ、色で四つという分け方です。製法はスティル・スパークリング・酒精強化・フレーバード、色は赤・白・ロゼ・オレンジです。ただしこれは商習慣の分け方で、国税庁が公表しているぶどう酒の生産基準は五つの産地とも品目を「果実酒」の一行で書いており、種類の数を決めてはいません。
フルボディやライトボディに決まった基準はありますか?
数値の基準はありません。山梨・山形・北海道・大阪・長野のぶどう酒の生産基準を通して読むと、ボディという語が出てくるのは山梨と大阪の官能的要素、つまり味わいの描写の中だけで、合わせて2回です。化学的要素の欄に並ぶのはアルコール分・総亜硫酸値・揮発酸値・総酸値の四つで、ボディという行はありません。
赤ワインと白ワインの違いは何ですか?
黒ぶどうを果皮や種ごと発酵させると色と渋みが移って赤になり、果汁だけを発酵させると白になります。国の生産基準でも赤と白で数値が変わることがあり、たとえば地理的表示「山梨」は揮発酸値を赤ワインで1.2g/L以下、白ワイン及びロゼワインで1.08g/L以下と分けています。
ロゼワインはどうやって造られますか?
黒ぶどうを果皮ごと漬け込んで途中で果汁を抜く方法、黒ぶどうを軽く搾って果汁だけを発酵させる方法、黒ぶどうと白ぶどうを一緒に発酵させる方法があります。詳しい手順はロゼワインとは|特徴・作り方・度数で扱っています。なお日本の生産基準では、ロゼワインという語を使うのは山梨・山形・北海道の三つで、大阪と長野のぶどう酒の節には一度も出てきません。
オレンジワインは法律上の種類ですか?
いいえ。五つのぶどう酒の生産基準に「オレンジワイン」という語はありません。「オレンジ」が出てくるのは山形と北海道がロゼの色合いを「オレンジ系の色合い」と描写している箇所だけです。白ぶどうを果皮ごと漬け込んで造ったものも、条件を満たせば同じ「果実酒」として扱われます。
スパークリングワインは別の種類として扱われますか?
日本の生産基準では別立てにしていません。山梨・山形・北海道・大阪は化学的要素の書き出しに「発泡性を有するものも含む」と付けるだけです。ただし長野だけは、上位の呼び名である「長野ワインプレミアム」について発泡性を「有するものを含まない」としており、泡のあるワインはプレミアムに入りません。
甘口と辛口の境目に数字はありますか?
地理的表示「山梨」「山形」「大阪」の三つは、甘口を「残糖分が45g/L以上のもの」と書いています。ただしこれは甘口を名乗る条件ではなく、甘口についてはアルコール分の下限を4.5%以上まで下げてよい、という例外のための線です。山梨ではこの定義が、総亜硫酸値250mg/Lの上限から甘口を外す一行にも効いています。北海道は甘口という語を味の描写で使いながら数値を置かず、長野のぶどう酒の節には甘口という語自体がありません。
日本ワインの産地表示にはどんな決まりがありますか?
酒類の地理的表示のうち、酒類区分が「ぶどう酒」のものは山梨・山形・北海道・大阪・長野の五つです。その産地で収穫された指定品種のぶどうだけを使い、その産地で製造し、消費者に引き渡す容器にもその産地で詰めることが求められます。出荷前に管理機関の確認を受ける仕組みも共通しています。「日本ワイン」という表示そのものの決まりはハウスワインとは|裏ラベルが果実酒である理由で扱っています。
ワインの度数に上限や下限はありますか?
生産基準ごとに違います。山梨は8.5%以上20.0%未満、山形は7.0%以上20.0%未満と上下を押さえていますが、北海道は「14.5%以下」と上限だけ、大阪は「9%以上」(甘口のものは4.5%以上)と下限だけを書いています。糖を足して造った場合は、山梨・山形・長野が上限を15%未満に引き下げます。
飲まないワインはどこで買い取ってもらえますか?
リンクサスのワイン買取にご相談ください。赤・白・ロゼ・泡のほか、ポートやシェリーの酒精強化、ヴェルモットなどのフレーバードも対象です。外箱や購入時の書類が残っていること、温度が安定した場所に置かれていたことが評価につながります。
































