グラッパとは何かを規則の条文から読み直す

グラッパのボトルと小ぶりのグラス

グラッパとは何かを規則の条文から読み直す

ワインを搾ったあとに残る皮と種を、そのまま蒸留してつくる酒がある。イタリアではこれをアクアヴィーテ・ディ・ヴィナッチャと呼び、条件を満たしたものだけが特定の名前を名乗れる。日常では「ブランデーの一種」と説明されることが多いが、欧州連合の規則を開くと両者は別の類に置かれていて、しかも下限の数字はいくつかの項目で逆転している。ここでは通説を離れ、条文と公表資料が実際に何と書いているかだけを並べていく。

グラッパの正体はぶどうの搾りかすを蒸留した酒

ぶどうの搾りかすから造る無色の蒸留酒をグラスに注いだところ
ぶどうの搾りかすから造る無色の蒸留酒をグラスに注いだところ

ワインづくりでは、ぶどうを搾って果汁を取り出したあとに皮と種と果梗が残る。イタリア語でヴィナッチャと呼ばれるこの搾りかすを発酵させ、そのまま蒸留したものがグラッパである。ワインを蒸留するのではなく、ワインにならなかった固形分を蒸留する。この一点が、以下で見ていく制度上の扱いのほとんどを決めている。

欧州連合の規則が置いている正式な名前

規則(EU)2019/787の附属書Iは、蒸留酒を第1類から第44類まで並べている。そのうちグラッパが属するのは第6類で、規則が与えている名前はGrape marc spirit or grape marcである。注意したいのは、この規則の本文と附属書を通して Grappa という語が一度も出てこないことだ。Cognac も Armagnac も同様に0件で、これらは規則ではなく地理的表示の登録簿の側に載っている。規則が定義しているのは類であって、銘柄名でも産地名でもない。

第6類が課している具体的な条件

第6類の(a)は原料と蒸留の条件を書いている。ぶどうの搾りかすを発酵させ、水蒸気で直接、または水を加えたうえで蒸留すること。蒸留は毎回86%vol未満で行い、最初の蒸留は搾りかすそのものの存在下で行うこと。ここに澱を足す余地も認められていて、搾りかす100kgに対して澱は25kgまで、澱に由来するアルコールは完成品のアルコール総量の35%を超えてはならない。成分については、揮発性物質が100%volのアルコール1ヘクトリットルあたり140g以上、メタノールが同1,000g以下と決められている。

EU規則がグラッパとブランデーを別の類に分けている

ワインを搾ったあとに残るぶどうの皮と種
ワインを搾ったあとに残るぶどうの皮と種

「グラッパはイタリアのブランデーだ」という説明は広く流通している。だが規則の数字を並べると、この二つは同じ棚に置けるものではない。附属書Iの第4類・第5類・第6類を、条文が定める下限と上限だけで並べたのが次の表になる。

類の番号 規則上の名称 原料 アルコール分の下限 メタノール上限 揮発性物質の下限 糖分の上限 熟成の義務
4 Wine spirit(ワイン・スピリッツ) ワイン、蒸留用に酒精強化したワイン、またはワイン留出液 37,5%vol 200g/hL 125g/hL 20g/L なし
5 Brandy または Weinbrand ワイン・スピリッツ(ワイン留出液の追加可) 36%vol 200g/hL 125g/hL 35g/L 1,000リットル以上のオーク容器で1年、または1,000リットル未満のオーク樽で6か月
6 Grape marc spirit または grape marc(ぶどう粕蒸留酒) ぶどうの搾りかす 37,5%vol 1000g/hL 140g/hL 20g/L なし

この表の見どころは三つある。第一に、度数の下限はブランデーが36%volで、ぶどう粕蒸留酒の37,5%volより1,5ポイント低い。「ブランデーのほうが強い酒」という語感とは逆になっている。第二に、メタノールの上限はぶどう粕蒸留酒だけが1,000g/hLで、他の二つの200g/hLの5倍にあたる。第三に、熟成の義務があるのはブランデーだけで、1,000リットル以上のオーク容器での1年、または1,000リットル未満のオーク樽での6か月が要求されている。グラッパとワイン・スピリッツには熟成義務がない。なおブランデーの揮発性物質には数値のほかに条件が付いていて、条文はderived exclusively from the distillation of the raw materials used——使用した原料の蒸留のみに由来すること——と書いている。

ブランデーだけが持つ「足せるもの」の枠

第5類はもう一つ、独自の枠を持っている。ワイン・スピリッツにワイン留出液を足してよいという規定で、その留出液は94,8%vol未満で蒸留されたものに限られ、完成品のアルコール分の50%を超えてはならない。糖分の上限もブランデーだけが35g/Lで、他の二つの20g/Lより緩い。規則はブランデーに対して、原料の幅と味の調整幅を広めに与えている。

三つの類に共通している禁止

逆に共通する条件もある。アルコールの添加は希釈の有無を問わず三類とも禁止で、着香も三類とも禁止。ただし着香の禁止にはThis shall not preclude traditional production methods.(伝統的製法を妨げるものではない)という但し書きが付く。色の調整に使えるのはカラメルだけという点も三類で同じである。違いは原料と数字にあり、禁止の骨格は共通している。

グラッパを名乗るための条件をイタリアの技術書類で読む

銅製の単式蒸留器が並ぶ蒸留室
銅製の単式蒸留器が並ぶ蒸留室

規則が定めるのは類までで、Grappa という名前の条件は別のところにある。イタリアの農林食料森林政策省令2016年1月28日第747号の別添として官報に載った技術書類が、それにあたる。書類は名称と category を掲げたあと、三つ目の文で名称の留保をこう定めている。La denominazione «Grappa» e' esclusivamente riservata all'acquavite di vinaccia ottenuta da materie prime ricavate da uve prodotte e vinificate in Italia, distillata ed elaborata in impianti ubicati sul territorio nazionale.——「グラッパ」の名称は、イタリアで生産され醸造されたぶどうから得た原料によるぶどう粕蒸留酒であって、国内の領域に置かれた設備で蒸留・加工されたものに限って留保される、という意味になる。原料の産地、醸造の場所、蒸留の場所、加工の場所の四つが同時にイタリアでなければならない。

技術書類が規則に上乗せしている数字

技術書類はメタノール1,000g/hLと度数下限37,5%volを規則と同じ値で置き直したうえで、いくつかの条件を足している。カラメルは12か月以上熟成させたグラッパにだけ、2%volを上限として認める。熟成に使えるのは塗装も内張りもしていない木の樽・桶その他の木製容器で、期間は12か月を下回ってはならず、税務監督下の国内設備で行う。着香については、香草やその一部、果実やその一部を加える伝統的方法だけを認め、それ以外の物質による着香と、その他いかなる原材料の添加も禁じている。

水の扱いが工程として書かれている

技術書類は蒸留直後の状態を「a tutto grado」(全度数)と呼び、この段階では直接飲用に供せる状態ではないとしたうえで、水で希釈して製品の度数まで落とす作業を、生産地域内で行う基礎的な工程だと位置づけている。同じ書類が「いかなる由来のエチルアルコールも、希釈の有無を問わず、蒸留・再蒸留・調製のいずれの段階でも添加は認めない」と書いているので、水は工程、アルコールは禁止、という線引きになる。

グラッパと同じ棚に並ぶ洋酒の関連商品ラインナップ

洋酒のボトルが並ぶ棚
洋酒のボトルが並ぶ棚

日本の品目としてはブランデーに入る酒なので、店頭でもブランデーの棚に置かれることが多い。下のグリッドは当店のブランデーの在庫から自動で並ぶもので、グラッパそのものが常時載るわけではない。同じ「ぶどうを原料にした蒸留酒」という括りで、コニャックやアルマニャックがどのくらいの価格帯にあるかを見比べる材料として使ってほしい。

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「グラッパとは何かを規則の条文から読み直す」に関連するおすすめ商品

ここではブランデーの在庫から一部を掲載しています。価格・在庫・箱の有無は各商品ページでご確認いただけます。

コニャックとの制度上の違いはブランデーとコニャックの違いを整理した記事で、等級の読み方はXOの格付けを扱った記事で詳しく触れている。

グラッパと世界のぶどう蒸留酒30本を横並びで見る

テイスティンググラスと数種類のボトルを並べたカウンター
テイスティンググラスと数種類のボトルを並べたカウンター

下の表には、イタリアのグラッパに加えて、フランスのマール、スペインのオルホ、ポルトガルのバガセイラ、ギリシャのツィプロ、そして南米のピスコを並べてある。前の五つはいずれもぶどうの搾りかすを原料にする酒で、最後のピスコだけが搾りかす以外から出発する。ペルーの規則は新鮮な果汁を発酵させたものの蒸留と定め、チリの法律はワインの蒸留と定めているので、同じピスコでも起点が国によって違う。

グラッパと世界のぶどう蒸留酒30本の一覧
ノニーノ、ベルタ、ポーリ、ナルディーニといったイタリアの蒸留所のグラッパを中心に、フランスのマール、スペインのオルホ、ポルトガルのバガセイラ、ギリシャのツィプロ、そして果汁から造る南米のピスコまでを30本並べています。アルコール度数は銘柄名の末尾に書き込んであるので、銘柄の欄を縦に読んでいくと度数の分布が見えます。特徴の欄は蒸留所と造りの違いを一行でまとめたもので、樽で寝かせたものと無色のものの区別もここに入っています。価格の欄は各モールの実勢を参考として載せたもので、最安値を案内する一覧ではありません。
価格は 2026/08/12 更新
画像 銘柄・スコア 定価
市場相場
特徴 リンクサス酒販
本命
Amazon 楽天 買取
ノニーノ グラッパ モノヴィティーニョ シャルドネ バリック 700ml 41%1 ノニーノ グラッパ モノヴィティーニョ シャルドネ バリック 700ml 41%
★★★★★5/ コニャック専門家スコア
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グラッパといえばノニーノ。シャルドネの搾りかすをバリック熟成した名品。

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2 ノニーノ グラッパ リゼルヴァ 8年 700ml 41%
★★★★★5/ コニャック専門家スコア
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8年熟成で驚くほど滑らか。アプリコットやプラム、チョコの重層的な香り。

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ノニーノ グラッパ モノヴィティーニョ モスカート 700ml 41%3 ノニーノ グラッパ モノヴィティーニョ モスカート 700ml 41%
★★★★☆4/ コニャック専門家スコア
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マスカット種の華やかな香り。無色透明でブドウのアロマが際立つ。

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4 ベルタ トレ・ソリ・トレ 700ml 43%
★★★★★5/ コニャック専門家スコア
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ベルタの名を世界に知らしめた長期熟成の傑作。豊かな果実と樽香。

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ベルタ ロッカニーヴォ 700ml 43%5 ベルタ ロッカニーヴォ 700ml 43%
★★★★★5/ コニャック専門家スコア
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バルベーラ・ダスティを19年超熟成。奥深く丸みのある至極の逸品。

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ベルタ ブリック・デル・ガイアン モスカート 700ml 43%6 ベルタ ブリック・デル・ガイアン モスカート 700ml 43%
★★★★☆4/ コニャック専門家スコア
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モスカート種の華やかさに樽香を重ねた、ベルタらしい芳醇な一本。

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7 ヤコポ・ポーリ サルパ・ディ・ポーリ 700ml 40%
★★★★★5/ コニャック専門家スコア
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ヴェネトの名門ポーリの代表作。新鮮な搾りかすから生まれる端正な無色。

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8 ヤコポ・ポーリ グラッパ モスカート 700ml 40%
★★★★☆4/ コニャック専門家スコア
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ポーリが手がけるモスカート単一品種。可憐でフローラルな無色グラッパ。

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9 ヤコポ・ポーリ クレオパトラ アマローネ オーロ 700ml 40%
★★★★★5/ コニャック専門家スコア
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銘酒アマローネの搾りかすを樽熟成。濃密で官能的な香味が魅力。

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10 ナルディーニ アクアヴィーテ ビアンカ 700ml 50%
★★★★☆4/ コニャック専門家スコア
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バッサーノの老舗が造る力強い無色。度数50%の本格派グラッパ。

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ナルディーニ グラッパ リゼルヴァ 700ml 50%11 ナルディーニ グラッパ リゼルヴァ 700ml 50%
★★★★☆4/ コニャック専門家スコア
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老舗ナルディーニの樽熟タイプ。力強さに琥珀色の甘やかさが加わる。

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マローロ グラッパ・ディ・バローロ 700ml 50%12 マローロ グラッパ・ディ・バローロ 700ml 50%
★★★★★5/ コニャック専門家スコア
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ワインの王バローロの搾りかすを長期熟成。気高く力強い香味。

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13 マローロ グラッパ・ディ・モスカート 700ml 40%
★★★★☆4/ コニャック専門家スコア
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ピエモンテのモスカート種を蒸留。みずみずしく華やかな香りが軽やか。

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14 シボーナ グラッパ インヴェッキアータ 700ml 40%
★★★★☆4/ コニャック専門家スコア
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ピエモンテの蒸留所が造る樽熟タイプ。柔らかく親しみやすい琥珀色。

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15 シボーナ グラッパ・ディ・バローロ 700ml 44%
★★★★☆4/ コニャック専門家スコア
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バローロの搾りかすを使った単一品種。シボーナらしい飲みやすさ。

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16 ボッキーノ カンティーナ・プリヴァータ 700ml 42%
★★★★☆4/ コニャック専門家スコア
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ピエモンテの老舗ボッキーノが手がける、滑らかで上品な樽熟グラッパ。

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17 マッツェッティ ダルタヴィッラ グラッパ・ディ・バローロ 700ml 42%
★★★★☆4/ コニャック専門家スコア
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1846年創業の老舗が造るバローロ・グラッパ。香り高く滑らか。

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18 アンドレア・ダ・ポンテ ヴェッキア・グラッパ・ディ・プロセッコ 700ml 40%
★★★★☆4/ コニャック専門家スコア
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プロセッコの搾りかすを樽熟。スパークリング由来の軽やかな芳香。

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19 カスタネール グラッパ レオン アマローネ 700ml 40%
★★★★☆4/ コニャック専門家スコア
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ヴェネトの実力派が造るアマローネ・グラッパ。濃厚で芳醇。

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20 ボナヴェントゥラ・マスキオ プリメ・ウーヴェ 700ml 38%
★★★☆☆3/ コニャック専門家スコア
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親しみやすい価格と軽やかさ。日常に取り入れやすい無色グラッパ。

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21 インガ グラッパ・ディ・モスカート 700ml 40%
★★★☆☆3/ コニャック専門家スコア
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手頃に楽しめるモスカート単一品種。フルーティーで親しみやすい。

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22 カポヴィッラ グラッパ・ディ・プロセッコ 500ml 41%
★★★★★5/ コニャック専門家スコア
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蒸留家カポヴィッラの芸術的な一本。透明感ある繊細な香味。

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23 ロマーノ・レヴィ グラッパ 700ml 50%
★★★★★5/ コニャック専門家スコア
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伝説の蒸留家ロマーノ・レヴィの手仕事。素朴で力強い無二の味わい。

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24 ボッテガ グラッパ・ディ・アマローネ バリック 700ml 40%
★★★★☆4/ コニャック専門家スコア
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入手しやすいアマローネ・グラッパ。バリック熟成の甘やかな香り。

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25 ヤコポ・ポーリ グラッパ・ディ・サッシカイア 700ml 40%
★★★★★5/ コニャック専門家スコア
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スーパータスカンの王サッシカイアの搾りかすから生まれる希少な一本。

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26 マール・ド・ブルゴーニュ 700ml 45%
★★★★☆4/ コニャック専門家スコア
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フランス版グラッパとも呼ばれる粕取り蒸留酒。骨太で芳醇。

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27 オルホ(オルッホ)スペイン 700ml 45%
★★★☆☆3/ コニャック専門家スコア
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スペイン北西部の粕取り蒸留酒。素朴で力強いガリシアの伝統酒。

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28 バガセイラ ポルトガル 700ml 40%
★★★☆☆3/ コニャック専門家スコア
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ポルトガルの粕取り蒸留酒。ポートの国が育む素朴な食後酒。

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29 ツィプロ ギリシャ 700ml 40%
★★★☆☆3/ コニャック専門家スコア
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ギリシャの伝統的粕取り蒸留酒。アニス入りタイプも人気。

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30 ピスコ ペルー/チリ 700ml 40%
★★★☆☆3/ コニャック専門家スコア
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ブドウを原料にした南米の蒸留酒。ピスコサワーでおなじみ。

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定価の欄について。グラッパにはメーカー希望小売価格が公表されていないため、この欄には金額ではなく価格の出所に関する注記が入ります。その都合上、価格順の並べ替えと価格帯による絞り込みはほとんどの行で働きません。並べ替えを使わずに、銘柄と特徴の欄を上から読んでいくほうが早く目当てにたどり着けます。産地・原料・熟成の有無といった項目は画面上の独立した列にはならないので、銘柄名と特徴の欄に読み取れる形で書き込んであります。在庫と価格は変動しますので、購入前に各リンク先で最新の状態をご確認ください。

表に出ている度数は、銘柄名の末尾に書き込んだものが画面に表示される。「定価・市場相場」の欄は、グラッパにメーカー希望小売価格が公表されていないため、価格そのものではなく価格の出所についての注記が入る。価格順の並べ替えと価格帯の絞り込みは、この欄に数値を入れていない都合上ほとんどの行で働かないので、銘柄名と特徴の欄を縦に読んでいくほうが早い。

日本の酒税法ではグラッパはブランデーの品目に入る

琥珀色の蒸留酒を注いだ二つのグラス
琥珀色の蒸留酒を注いだ二つのグラス

酒税法の全文を通して検索すると、グラッパという語は0件である。ピスコも0件、マールも0件。ではどこに入るのかというと、第三条第十六号の「ブランデー」になる。イの条文はこうだ。果実若しくは果実及び水を原料として発酵させたアルコール含有物又は果実酒(果実酒かすを含む。)を蒸留したもの(当該アルコール含有物又は果実酒の蒸留の際の留出時のアルコール分が九十五度未満のものに限る。)

括弧書きの「果実酒かす」がこの条文にしかない

注目したいのは括弧の中身である。「果実酒かす」という語は酒税法の全文でこの1か所にしか出てこない。つまり日本の酒税法は、ぶどうの搾りかすを蒸留した酒の行き先を、ブランデーの定義の括弧書きだけで指定している。欧州が第5類と第6類に分けたものを、日本は一つの品目の中に括弧で畳み込んだ、という関係になる。

ロ号が認めている添加物が規則と正反対

同じ号のロは、イの酒類にアルコール、スピリッツ、香味料、色素又は水を加えたものも同じ品目に含めるとしている。条件はイの酒類のアルコール分の総量が、アルコール・スピリッツ・香味料を加えた後の酒類のアルコール分の総量の百分の十以上であることだけだ。色素と水を加えた分は、この割合を計算するときの分母には入らない。欧州の第6類がアルコールの添加を禁じ、着香を禁じ、色はカラメルに限っているのと比べると、日本の品目定義のほうが明らかに枠が広い。逆に言えば、日本の酒税法を満たすだけではグラッパとは名乗れない。名乗りの条件は日本の品目定義の外側にある。

日本国内でもグラッパの名称は保護されている

イタリア半島の州区分を示した地図
イタリア半島の州区分を示した地図

その外側にあたるのが地理的表示の制度である。日EU・経済連携協定の交渉で酒類の地理的表示を相互に保護することが合意され、国税庁が公表した資料には日本側8産品、EU側139産品の一覧が載っている。EU側の一覧の89番が Grappa で、産地の範囲はイタリア共和国、参考訳は「グラッパ」となっている。

酒類区分が二つ書かれている数少ないGI

この一覧で目を引くのは酒類区分の欄だ。ほとんどのGIは「ぶどう酒」か「蒸留酒」か「その他の酒類」のどれか一つだが、Grappa の欄には「蒸留酒・その他の酒類」と二つ書かれている。EU側139件のうち二重区分が置かれているのは8件で、内訳はフィンランド・リトアニア・ポーランド・スウェーデンのウオツカ系が5件、ジュネヴァが1件、ウゾが1件、そして Grappa が1件になる。ぶどうを原料にする酒でこの扱いを受けているのは Grappa だけである。

翻訳しても表現を足しても使えない

保護の中身は国税庁告示第19号の第9項に書かれている。地理的表示の名称は、当該地理的表示の産地以外を産地とする酒類及び当該地理的表示に係る生産基準を満たさない酒類について使用してはならないものとする。当該酒類の真正の産地として使用する場合又は地理的表示の名称が翻訳された上で使用される場合若しくは「種類」、「型」、「様式」、「模造品」等の表現を伴い使用される場合においても同様とする。真正の産地を併記しても、翻訳しても、「風」「タイプ」に相当する表現を付けても、条件を満たさない酒類にこの名称は使えない、という書き方になっている。ただし同告示の第10項には適用除外が並んでいて、一定の時期より前から善意で使われてきた商標や、確認の日より前に出願された登録商標の使用などは、この禁止の外に置かれる。

登録簿には Grappa を含む名前が10件ある

欧州側の登録簿 eAmbrosia を Grappa で引くと、蒸留酒として登録されているものが10件返る。保護開始日で束ねると三つの層に分かれる。1989年6月12日が7件で、ピエモンテ、ロンバルディア、トレンティーノ、フリウリ、ヴェネト、アルト・アディジェの6つの地方名に、ワイン名を冠した Grappa di Barolo が加わる。次が2008年2月13日の2件で、Grappa siciliana と、包括名の Grappa がここに並ぶ。最後が2018年8月30日の Grappa della Valle d'Aosta 1件になる。包括名より先に地方名が登録されていた層があり、あとから登録された地方名もある、という前後関係である。そして日本側で保護されるのは包括名の Grappa 1件だけで、地方名は一覧に1件も入っていない。

米国の連邦規則はグラッパを産地と結びつけていない

各種スピリッツのボトルを並べたイラスト
各種スピリッツのボトルを並べたイラスト

同じ名前が、制度をまたぐと違う顔になる。米国の連邦規則集27編5.145条は表題を Brandy とする条文で、その(c)がブランデーという類の中の型を(1)から(13)まで並べている。ウイスキーやジンは別の条にあるので、ここに出てくるのはあくまでブランデーの内訳である。その(c)(10)が「Pomace brandy or Marc brandy」という型になる。本文は健全で熟したぶどうその他の果実から果汁またはワインを取り出したあとの皮と果肉から蒸留したブランデーだと定義し、そのうえでこう続ける。Grape pomace brandy may alternatively be designated as “grappa” or “grappa brandy.”

産地要件が書かれていない

この一文には産地の条件がない。ぶどうの搾りかすから蒸留したブランデーであれば、米国の表示制度の上では grappa と名乗る選択肢が与えられている。イタリアの技術書類が原料・醸造・蒸留・加工の四つをイタリアに限っているのと、日本の告示が産地と生産基準の両方を要求しているのと比べると、三つの制度で条件の厳しさが揃っていない。

米国は澱と搾りかすを別の類型にしている

同じ条文の(c)(9)には「Lees brandy」という別の項目があり、ワインの澱から蒸留したブランデーがそこに入る。欧州の第6類が搾りかす100kgあたり25kgまでの澱をぶどう粕蒸留酒の中に取り込んでいるのに対し、米国は澱由来のブランデーを独立した類型として切り出している。同じ原料の組み合わせでも、どこに線を引くかは制度ごとに違う。

度数の下限が日本の税率の境目と接している

薄暗い貯蔵庫に積まれた熟成用の木樽
薄暗い貯蔵庫に積まれた熟成用の木樽

グラッパの度数下限37,5%volは、日本の酒税の仕組みと薄い紙一枚のところで接している。酒税法第二十三条第三項はこう書く。蒸留酒類のうちウイスキー、ブランデー及びスピリッツであつてアルコール分が三十七度未満のものに係る酒税の税率は、第一項の規定にかかわらず、一キロリットルにつき三十七万円とする。第一項第三号の本則は蒸留酒類が1キロリットルあたり二十万円、21度以上は20度を超える1度ごとに1万円を加算する形なので、20度の酒は20万円になる。37万円という別の線に乗るのはウイスキー・ブランデー・スピリッツの三つだけで、同じ蒸留酒類でも焼酎は37度未満でも本則のままである。

0,5ポイントの余白

グラッパは規則上37,5%vol以上なので、この特則の外に出る。境目の37度との差は0,5ポイントしかない。一方で欧州のブランデーの下限は36%volなので、36度台のブランデーは日本に入ってくれば特則の側に落ちる。規則の下限が1,5ポイント違うことが、日本の税率の適用にまで届いている。

実際の商品の度数は下限より高いところに集まる

比較表に並べた銘柄の度数は、銘柄名の末尾に書き込んである。無色のタイプで40%前後、樽で熟成させたタイプで41%から44%、伝統的な造りのものでは50%まで上がるものもある。下限の37,5%に張り付いた商品はむしろ少ない。下限は名乗るための条件であって、目標値ではない。

ラベルに品種名やワイン名を書けるかどうかの線引き

青空の下で葉を広げるぶどう畑
青空の下で葉を広げるぶどう畑

技術書類の後半には、Grappa という語に何を付け足せるかの規定が並んでいる。店頭で「モスカート」「バローロ」といった語を見かけるのは、この規定の範囲で書かれているものだ。

品種名は二つまで

単一の品種名を付けられるのは、その品種のぶどうを醸造して得た原料から蒸留した場合で、他の品種は重量で15%までの許容がある。二つまでなら併記でき、その場合は重量の多い順に並べる。15%未満しか使っていない品種は書けない。併記するときは同じ書体・同じ大きさで表示しなければならない、という指定まで入っている。

ワインの名前は書けるが記号は書けない

DOC、DOCG、IGTのワイン名を付けることも、その原料がそのワインの生産に用いられるぶどうに由来するなら認められる。ただしそのときは、DOC・DOCG・IGT・DOP・IGPという記号や表記を、略号でも全綴りでも使ってはならない。つまり「グラッパ・ディ・バローロ」とは書けても、そこに「DOCG」を添えることはできない。さらに、規則(EC)110/2008の附属書IIIに列挙されたグラッパの地理的表示の名称を全部または一部に含むワイン名は使えない、という制限もかかる。この列挙にはピエモンテやヴェネトのような地方名だけでなく Grappa di Barolo も入っている一方、2018年に登録されたヴァッレ・ダオスタは技術書類が書かれた時点の列挙には含まれていない。

飲まないグラッパや洋酒の査定と買取について

査定に持ち込まれた洋酒のボトル
査定に持ち込まれた洋酒のボトル

贈答で受け取ったまま棚に残っている洋酒は珍しくない。グラッパは熟成表記のあるものや職人蒸留家の手がけたものを中心に、中古市場でも一定の評価がつく。リンクサスでは洋酒の買取を扱っており、未開栓であれば年代の古いボトルも査定の対象になる。状態の判断はラベルの傷み、液面の低下、キャップの緩みを中心に見ていく。

店舗の一覧は店舗ページ、ご相談はお問い合わせから受け付けている。

グラッパについてよくある質問

食後のテーブルに置かれた小さなグラス
食後のテーブルに置かれた小さなグラス
グラッパとブランデーは同じものですか

欧州連合の規則では別の類です。規則(EU)2019/787の附属書Iで、ブランデーは第5類、ぶどう粕蒸留酒は第6類に置かれています。原料も違い、ブランデーはワインを蒸留したワイン・スピリッツから、グラッパはぶどうの搾りかすからつくります。ただし日本の酒税法には「グラッパ」という品目がなく、第三条第十六号イの括弧書きが果実酒かすの蒸留物を明示的に含めているため、国内の品目としてはブランデーに入ります。制度によって答えが変わる問いです。

グラッパのアルコール度数の下限はいくつですか

欧州連合の規則が定めるぶどう粕蒸留酒の下限は37,5%volです。ブランデーの下限は36%volなので、規則の上ではグラッパのほうが1,5ポイント高い位置に線が引かれています。イタリアの技術書類も同じ37,5%を書いており、実際の商品は40%前後から50%程度までの幅に収まることが多くなっています。

イタリア以外でつくったものをグラッパと呼べますか

欧州連合の域内では呼べません。イタリアの技術書類は、イタリアで生産・醸造されたぶどうに由来する原料からつくり、国内に置かれた設備で蒸留・加工したものだけに名称を留保しています。一方で米国の連邦規則は事情が違い、ぶどう粕から蒸留したブランデーに対して産地を問わず grappa という表示を認めています。

日本でも「グラッパ」の名前は守られているのですか

守られています。日EU・経済連携協定で酒類の地理的表示が相互に保護されることになり、国税庁が示したEU側の一覧のうち89番がGrappaです。国税庁告示第19号の第9項は、産地以外を産地とする酒類や生産基準を満たさない酒類への使用を禁じたうえで、翻訳された形での使用や「種類」「型」「様式」「模造品」などの表現を伴う使用も同様だと書いています。

グラッパに水やアルコールを足してもよいのですか

アルコールは足せません。規則は希釈の有無を問わずアルコールの添加を禁じています。水は度数を調整する工程として技術書類が認めており、蒸留直後の高い度数から製品の度数まで落とす作業は生産地域内で行う基礎的な工程と位置づけられています。興味深いのは日本の酒税法で、ブランデーの定義のロ号はアルコール・スピリッツ・香味料・色素・水を加えたものも同じ品目に含めています。

グラッパに香りづけをすることはできますか

原則としてできません。規則は着香を禁じたうえで、伝統的な製法を妨げるものではないという但し書きを置いています。イタリアの技術書類はこの但し書きの中身を具体化し、香草やその一部、果実やその一部の添加だけを伝統的方法として認め、それを使った場合は販売名称に表れなければならないと定めています。ここに挙げられていない物質での着香と、その他いかなる原材料の追加も禁止です。

色のついたグラッパはどうやって色を出しているのですか

木製容器での熟成か、カラメルの添加です。規則はぶどう粕蒸留酒について、色の調整に使えるのはカラメルだけだとしています。イタリアの技術書類はさらに条件を絞り、カラメルを加えられるのは12か月以上熟成させたグラッパに限り、含有量は2%volまでと書いています。熟成に使う容器は塗装も内張りもしていない木製で、税務監督下の国内設備に置くことが求められます。

ラベルのぶどう品種名はどこまで信用できますか

技術書類が数字で線を引いています。単一の品種名を書けるのはその品種のぶどうを醸造した原料から蒸留した場合で、他の品種は重量で15%まで混ざってよいことになっています。併記できる品種名は二つまでで、重量の多い順に並べ、15%未満しか使っていない品種は書けません。二つの品種名は同じ書体と同じ大きさで表示する決まりです。

グラッパを使う定番のカクテルはありますか

国際バーテンダー協会の公式カクテルには見当たりません。同協会のサイト内検索でgrappaを引くと該当なしと表示されます。対照としてpiscoを引くと3件返り、そのうち2件がピスコ・パンチとピスコ・サワーというカクテルの項目なので、検索そのものは働いています。アサヒビールのカクテルガイドでも、全1,012件のうちグラッパを含むものは0件で、同じ検索でブランデーは60件返ります。イタリアではエスプレッソと合わせる飲み方が定着していますが、国際的なレシピ集に定番として登録された形は確認できません。

飲み方や味の評価については、グラッパの飲み方と評判をまとめた記事のほうが詳しい。食後酒全体の見取り図は食後酒の記事に、お酒の3分類の中での位置づけはお酒の種類の記事にある。

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