サントリーローヤルの種類と定価|12年・15年・SRの違い
1960年に壽屋(現在のサントリー)が創業60周年を記念して出したブレンデッドウイスキーは、いまも酒販店の棚で手に取れます。ただ、検索で目にする12年や15年、SR、干支ボトルといった名前の多くは、メーカーの定番から外れたボトルです。サントリーが今も希望小売価格を出しているのは700mlと660mlの2本だけで、それ以外は古酒や限定品として売り買いされています。
そこでこの記事では、2026年10月5日にサントリーの商品情報ページと製品紹介ページで希望小売価格を確かめ、同じ日に当店の商品データから「ローヤル」(英字ではROYAL)を名に持つ96件(在庫ありは55件・あわせて530本)を種類ごとに数えました。いま買える2本、終売した12年・プレミアム15年、旧ラベルのSR、干支ボトルが、それぞれいくらで手に入るのかを順に見ていきます。
1960年生まれのローヤル|瓶は「酉」、栓は鳥居の形

ボトルの形について公式が書いていること
ローヤルは、サントリーの創業者で初代マスターブレンダーの鳥井信治郎が手がけた銘柄です。サントリーの商品情報ページは「瓶型は漢字の酉(酒の器)、栓は鳥居をかたどったもの」と書いています。ブランドサイトの「ローヤルのボトルと歴史」はもう少し詳しく、瓶の形は漢字の「酒」のつくりにあたる「酉」で、カーブを描く栓は山崎蒸溜所の奥にある神社の鳥居にちなむ、と説明しています。
この記事の以前の版では「鳥居をモチーフにした角型ボトル」と書いていましたが、公式の説明では鳥居を写しているのは栓のほうで、瓶は「酉」です。今回の改訂で直しました。
原材料の表示はモルトとグレーンだけ
ラベルや商品ページの原材料欄は「モルト、グレーン」です。どの蒸溜所の原酒を使っているかは、商品情報ページにも製品紹介ページにも書かれていません。以前の版で書いていた「山崎・白州のモルトと知多のグレーン」という説明は公式の資料で確かめられなかったため、この版では外しています。商品情報ページには、日本洋酒酒造組合が定めたジャパニーズウイスキーの表示基準に合う製品である、という一文が添えられています。
いま買えるローヤルは700mlとスリム660mlの2本

希望小売価格と当店価格を並べる
2026年10月5日に確認したところ、サントリーの商品情報ページに詳細が載っているローヤルは700ml瓶とスリムボトル660ml瓶の2本だけでした。ウイスキーの製品紹介ページも同じ2本を同じ金額で載せていて、2つのページの値が一致しています。どちらも税別の希望小売価格なので、税込にすると下の表の金額になります。
| 商品 | 容量・度数 | 希望小売価格(税別) | 税込に直すと | 当店価格(2026年10月5日) |
|---|---|---|---|---|
| ローヤル 700ml | 700ml・43% | 3,900円 | 4,290円 | 4,290円(在庫15本) |
| ローヤル スリムボトル 660ml | 660ml・43% | 3,390円 | 3,729円 | 3,573円(在庫4本) |
当店の700mlは希望小売価格を税込に直した額と同じ4,290円、スリムボトルは税込換算より156円安い3,573円です。当店で700mlとして扱っている商品は、商品名が「SR ホワイトラベル 700ml」となっていますが、JANコードは商品情報ページの700ml瓶と同じ4901777188211です。メーカーの価格は販売店の値付けを縛るものではない、とどちらの公式ページにも注記があるので、店ごとに値段が違うのは普通のことです。値段の背景をもっと詳しく知りたいときはサントリーローヤルの値段と定価の記事にまとめています。
1mlあたりで比べるとスリムが安い
容量が違うので1mlあたりに直すと、当店価格では700mlが約6.13円、スリムボトルが約5.41円です。中身の説明文は2本とも同じで、度数も同じ43%と書かれています。量より値段を抑えたいならスリムボトル、贈り物や角ばった瓶の見た目を重んじるなら700mlという分け方になります。
「サントリーローヤルの種類と定価|12年・15年・SRの違い」に関連するおすすめ商品
ここではサントリーローヤルの在庫から一部を掲載しています。価格・在庫・箱の有無は各商品ページでご確認いただけます。
12年とプレミアム15年の歩み|公式年表でたどる

公式年表に載っている6つの出来事
ローヤルのブランドサイトには、発売からの出来事を並べた年表があります。そのうち、ローヤルにかかわる行を社名変更の1行も含めて抜き出すと次の6つです。
| 年 | 公式年表の記載 |
|---|---|
| 1960 | サントリーローヤル、創業60周年を記念して発売 |
| 1963 | 壽屋からサントリー株式会社に社名変更 |
| 1995 | ローヤルプレミアム12年(青のローヤル)発売 |
| 1997 | ローヤル12年、プレミアム15年発売 |
| 2007 | ローヤル12年、プレミアム15年リニューアル新発売 |
| 2008 | サントリーローヤル、リニューアル新発売 |
ここから分かるのは、年表で最初に出てくる年数表記は1995年の「ローヤルプレミアム12年」で、公式自身が「青のローヤル」と呼んでいること、1997年に「ローヤル12年」と「プレミアム15年」がそろったこと、2007年に12年とプレミアム15年が、2008年に年数表記のないローヤルがそれぞれ新しくなったことです。一方で、いまの商品情報ページには12年も15年も載っていません。店頭の定番として買えるのは前の章の2本だけ、というのが2026年10月時点の公式の見え方です。
ラベルの色で年代を言い切れない理由
ローヤル12年には黒・青・白、15年にはゴールドや青のラベルがあり、検索では「何年ごろのボトルか」を知りたい人が少なくありません。ところが公式の年表は上の6行だけで、ラベルの色ごとの販売期間までは書かれていません。以前の版ではラベルの色と年代を細かく対応させた表を載せていましたが、出典を示せない行が多かったため、この版では公式に書かれている範囲に絞りました。
それでも、ボトルから読み取れる手がかりはあります。ラベルに「特級」とあるものは、酒税法の級別制度が1989年に廃止される前に出荷された古いボトルです。容量が720mlや750mlのものは、いまの700mlとは別の時期のボトルです。干支ボトルや記念ラベルは、ラベルや箱に年がそのまま入っているので年代が分かりやすい部類です。
当店にあるローヤル96件を種類別に数える

種類ごとの件数・在庫・価格帯
2026年10月5日に当店の公開中の商品から、商品名に「ローヤル」または「ROYAL」を含むサントリーの商品を集めました。クラウンローヤルとバーボンローヤル、商品名が「オールド」の干支ボトル、VSOPとの詰め合わせは除いています。残った96件を種類ごとに分けると、次のようになりました。価格帯は在庫がある商品の販売価格です。
| 種類 | 掲載件数 | 在庫あり | 在庫本数 | 在庫ありの価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| 現行品(700ml・スリム660ml) | 2件 | 2件 | 19本 | 3,573円〜4,290円 |
| ローヤル12年(通常ラベル) | 7件 | 5件 | 240本 | 13,200円 |
| プレミアム15年系 | 3件 | 3件 | 118本 | 22,000円〜110,000円 |
| SRゴールドラベル・60周年 獅子マーク | 5件 | 5件 | 68本 | 8,800円〜11,000円 |
| 干支ボトル・干支ラベル | 51件 | 30件 | 58本 | 14,300円〜55,000円 |
| 記念ボトル・楽器シリーズ | 15件 | 10件 | 27本 | 14,300円〜77,000円 |
| ミニチュア・小容量 | 13件 | 0件 | 0本 | 在庫なし |
| 合計 | 96件 | 55件 | 530本 | — |
件数がいちばん多いのは干支ボトル・干支ラベルの51件ですが、多くは1本ずつの入荷で、在庫本数は58本にとどまります。本数でいちばん多いのはローヤル12年の240本で、そのうち185本が黒ラベルです。プレミアム15年系は118本あり、750mlのゴールドラベルが88本、700mlのブルーラベルが29本でした。ミニチュアや小容量は13件を掲載していますが、この日の在庫はありませんでした。
12年は5件とも同じ値段
在庫のある12年の通常ラベル5件は、黒・青・白・SR・スリムのどれも13,200円でそろっています。15年は700mlのブルーラベルと750mlのゴールドラベルがどちらも22,000円で、別格なのは110,000円のゴールドボトル(在庫1本)だけです。SRゴールドラベルや60周年の獅子マークは8,800円〜11,000円で、年数表記がない分、12年より安い位置にあります。12年を一本選ぶなら、在庫が厚いローヤル12年 ブラックラベルから見るのが早道です。
価格と在庫は2026年10月5日時点の当店の商品ページの情報です。表の価格は当店の販売価格で、メーカーの希望小売価格ではありません。現行品2本(700ml・スリム660ml)と干支ボトル2本の希望小売価格は本文の表にまとめています。表の上部に出る日付はページを表示した日付で、価格の取得時点ではありません。
上の比較表には、在庫のあるローヤルから種類が偏らないように20本を選んで並べました。サントリーのほかの銘柄との位置関係はサントリーウイスキーの格付け一覧、国産の高騰銘柄の値動きはジャパニーズウイスキーのレア銘柄10選で扱っています。
オールド・スペシャルリザーブとの違い

「ローヤルとオールドの違い」は検索でもよく聞かれる問いです。3つとも700ml瓶の希望小売価格が商品情報ページに載っているので、2026年10月5日時点の数字を並べました。
| 銘柄(700ml瓶) | 希望小売価格(税別) | 税込に直すと | 度数 | 公式の紹介文にある特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ローヤル | 3,900円 | 4,290円 | 43% | 瓶型は酉、栓は鳥居。鳥井信治郎の名作 |
| スペシャルリザーブ | 3,000円 | 3,300円 | 40% | 1969年発売。キーモルトに白州モルトを採用 |
| オールド | 2,250円 | 2,475円 | 43% | かつてのキーモルトだったスパニッシュオーク樽を強化 |
値段はローヤルがいちばん高く、オールドより1,815円(税込換算)上です。度数はローヤルとオールドが43%、リザーブだけが40%でした。以前の版では「オールドは山崎モルト主体」と書いていましたが、オールドの商品ページが挙げているのはスパニッシュオーク樽のほうで、山崎の名前は出てきません。公式に書かれていない原酒の話はこの版から外しました。
サントリーのウイスキーは2026年4月に響・山崎・白州などの価格改定がありましたが、その対象と時期はサントリーの値上げ一覧で整理しています。ローヤルを含む3銘柄の値段は、上の表のとおり2026年10月5日に商品ページで確認したものです。
味わいと「まずい」と言われる理由

ローヤルのブランドサイトは、味わいを「甘く華やかな香り。やわらかくなめらかな口あたり。すっきりと心地よい余韻」と説明しています。ひと口目の派手さより、飲み込んだあとの落ち着いた余韻で印象を残すタイプです。
検索で「まずい」という言葉が並ぶのは、山崎や響のような値の張るウイスキーと同じ物差しで比べたときに、香りの立ち方がおとなしく感じられるためだと考えられます。ストレートで強い個性を期待すると肩すかしに感じやすく、少し水を加えたりハイボールにしたりすると甘い香りが開いて、印象が変わる人が多い銘柄です。評価が割れる理由と、何と比べるとそう感じるのかは「まずい」と言われる理由をまとめた記事でも掘り下げています。
向いているのは、食事と一緒にゆっくり飲める一本を探している人、毎日の水割りやハイボールで気軽に楽しみたい人、昭和のウイスキー文化や角ばったボトルに惹かれる人です。年数表記の12年やプレミアム15年は、同じ方向の味わいに熟成の厚みが加わると考えると選びやすくなります。
おすすめの飲み方|ロック・水割り・ハイボール

飲み方を変えると表情が大きく変わるのもローヤルの持ち味です。代表的な飲み方と割合の目安をまとめました。
| 飲み方 | 割合・温度の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| ストレート | 常温 | 甘い香りと余韻をそのまま確かめる |
| ロック | 大きめの氷 | 冷えて甘さが締まる。食後の一杯に |
| 水割り | ウイスキー1:水2〜2.5 | 香りが開き、和食と合わせやすい |
| ハイボール | ウイスキー1:炭酸3〜4 | 炭酸で軽快に。揚げ物と好相性 |
ハイボールにするときは、グラスと炭酸をよく冷やし、炭酸を注いだあとは混ぜすぎないのがこつです。作り方の基本は角ハイボールの黄金比と同じ考え方で通用します。12年やプレミアム15年はまずストレートかロックで香りを確かめ、それから好みの濃さに割ると違いが分かりやすくなります。
干支ボトルの希望小売価格と当店価格

ローヤルの干支ボトルは、サントリーがニュースリリースで発表する数量限定品です。手元の在庫と照らし合わせられた2本について、発表時の希望小売価格と当店価格を並べました。
| ボトル | 発表日・発売日 | 希望小売価格(税別) | 税込に直すと | 当店価格(2026年10月5日) | 税込換算との比 |
|---|---|---|---|---|---|
| ローヤル〈午歳〉ボトル 600ml | 2025/09/09 発表・2025/11/04 発売 | 10,000円 | 11,000円 | 19,800円(在庫12本) | 約1.80倍 |
| ローヤル〈卯歳〉ボトル 600ml | 2022/09/13 発表・2022/11/08 発売 | 8,800円 | 9,680円 | 22,000円(在庫4本) | 約2.27倍 |
どちらも600ml・43%で、発売から時間がたった卯歳のほうが、希望小売価格からの開きが大きくなっています。数量限定品は店頭の在庫がなくなると、古酒を扱う店で探すことになります。当店の干支ボトル・干支ラベルは51件を掲載し、そのうち30件に在庫があり、価格は14,300円〜55,000円でした。当店の値段が他店より安いとは限らないので、気になる年のボトルは複数の店で見比べてください。
サントリーローヤルの種類と値段のよくある質問

サントリーローヤルの定価はいくらですか?
2026年10月5日にサントリーの商品情報ページで確認した希望小売価格は、700ml瓶が3,900円(税別・税込に直すと4,290円)、スリムボトル660ml瓶が3,390円(税別・税込3,729円)です。価格は販売店の値付けを縛るものではないと注記されています。
ローヤル12年やプレミアム15年は今でも買えますか?
サントリーの商品情報ページに載っている現行品は700mlと660mlの2本だけで、12年と15年は載っていません。古酒として流通しているものを買う形になり、当店では2026年10月5日時点で12年の通常ラベルを5件(13,200円)、プレミアム15年系を3件扱っています。
ローヤルとオールドの違いは何ですか?
700ml瓶の希望小売価格はローヤルが3,900円、オールドが2,250円(いずれも税別)で、度数はどちらも43%です。公式の紹介文では、ローヤルは酉の形の瓶と鳥居の形の栓、オールドはかつてのキーモルトだったスパニッシュオーク樽を強化した味わいが特徴として挙げられています。
ローヤルのボトルの形にはどんな意味がありますか?
公式の説明では、瓶の形は漢字の「酒」のつくりにあたる「酉」をかたどったもので、栓は山崎蒸溜所の奥にある神社の鳥居にちなんだ形です。
ローヤルの干支ボトルはいくらで発売されましたか?
サントリーのニュースリリースでは、2026年の干支にあたる午歳ボトル(600ml)が10,000円、2023年の干支にあたる卯歳ボトル(600ml)が8,800円(いずれも税別)でした。当店価格は2026年10月5日時点で午歳が19,800円、卯歳が22,000円です。
サントリーローヤルはまずいのですか?
山崎や響のような価格帯のウイスキーと比べて香りがおとなしいと感じる人がいる一方、甘くやわらかい味わいを好む人も多い銘柄です。水を少し加えたりハイボールにしたりすると香りが開き、印象が変わります。




























