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世界最高峰のワイン産地といえば、やはりフランス。
しかし近年では、“ニューワールド”と呼ばれる新興ワイン生産国の存在感が増しており、その中でも特に注目を集めているのがアメリカ・カリフォルニア州です。
カリフォルニアワインは、伝統にとらわれない自由な発想と高度な醸造技術を背景に、世界中のワインラヴァーを魅了。
その象徴的存在ともいえるのが、「オーパスワン(Opus One)」です。
今回は、そんなオーパスワンの基本情報や誕生の背景、ヴィンテージごとの違いや美味しい楽しみ方まで、徹底的にご紹介します。
またオーパスワンのセカンドラベルである、オーバーチュアについても触れています。
「なぜオーパスワンはこれほどまでに評価されているのか?」
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

オーパスワンとは?意味・産地・造り手の背景
オーパスワンとは?|カリフォルニアで作られるボルドースタイルワイン
オーパスワンとは、アメリカ・カリフォルニア州のオーパス・ワン・ワイナリーで造られている赤ワインのことです。
ワイナリーは、カリフォルニアきっての高級ワイン産地であるナパヴァレーに位置しており、毎年多くの観光客が訪れる名所としても知られています。
オーパス・ワン・ワイナリーが設立されたのは1978年で、アメリカとフランスにおけるボルドー風ワインを生み出すための合併事業として設立されたものです。
創始者は、カリフォルニアワインの父と称されるロバート・モンダヴィとシャトー・ムートン・ロートシルトのフィリップ・ド・ロスチャイルドであり、ファーストヴィンテージからワイン業界に大きな衝撃を与えたと、今もなお語り継がれています。
両者の夢が詰め込まれた一大ベンチャービジネスとして世界中で話題となったオーパスワン。その品質の高さと高級ブランドといった価値の高さから、世界中のワイン愛好家垂涎の品として認識されています。
名前の由来と誕生のストーリー|偉大な2人のレジェンドが作る最高級ワイン
「Opus One=作品第一号」に込められた意味
「オーパスワン(Opus One)」という名前には、“作品番号1番”という意味が込められています。これはクラシック音楽において、新たな作曲家が初めて世に送り出す作品につける番号です。
ワイン界の巨匠たちが、それぞれの哲学と美学を融合させて生み出したこのワインは、まさに“最初の傑作”つまり「作品第一号」にふさわしい存在といえるでしょう。
一杯のグラスに詰まっているのは、単なる味わいだけでなく、創造への挑戦、クラフトマンシップ、そして二人の造り手の夢そのものです。
共同創設者:ロバート・モンダヴィとフィリップ・ド・ロスチャイルド
オーパスワンの誕生には、2人のレジェンドが深く関わっています。
一人はアメリカ・カリフォルニアワインの父と称される「ロバート・モンダヴィ」。もう一人は、フランス・ボルドーの五大シャトー「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」を率いた「フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵」。
異なる大陸、異なる伝統を持つふたりが、「世界最高のワインを共につくる」という志で意気投合したことが、オーパスワンの起点となりました。
1979年の初ヴィンテージを皮切りに、ワインの歴史に新たな1ページが刻まれたのです。
フランス×アメリカの夢のコラボレーション誕生秘話
フィリップ男爵がカリフォルニアを訪れたのは1970年代後半。当時すでに評価を高めていたナパ・ヴァレーの実力を自らの目で確認したいという思いからでした。
その訪問で出会ったのが、革新的なワインづくりで知られるロバート・モンダヴィ。二人の出会いはまさに運命的だったといわれています。
伝統と革新、フランスのクラシックとアメリカの自由な発想が交差し、誕生したのが「オーパスワン」です。
このコラボレーションは、当時としては非常に珍しい“国境を越えた共同醸造”として、世界中のワイン業界に大きな衝撃と期待を与えました。
生産地ナパ・ヴァレーの特徴|力強い味わいが生まれるエリア

土壌・気候・ブドウ栽培条件
オーパスワンが造られているのは、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーの中でも特に評価の高いオークヴィル(Oakville)地区。このエリアは昼夜の寒暖差が大きく、日中の強い日差しと夜の冷気により、ブドウに凝縮感と酸のバランスが生まれます。
土壌は火山性と沖積層が混在し、ブドウの根が深くまで伸びることで、複雑なミネラル感と力強い味わいを備えた果実が育ちます。
カベルネ・ソーヴィニヨンに最適なこのテロワールが、オーパスワンの骨格を支えているのです。
オーパスワン・ワイナリーのロケーションとツアー情報
オーパス・ワン・ワイナリーは、ナパ・ヴァレーの中心地に広がる約68ヘクタールの自社畑の中に佇んでいます。
地中に埋め込まれるように建てられた美しいワイナリー建築は、自然と調和したモダンな造形美を感じさせるデザイン。訪れるだけでも価値のある場所と評されています。
ワイナリーでは、完全予約制の見学ツアーも用意されており、施設の案内に加えて、数種類のオーパスワンを試飲できる特別な体験も可能。まさに「五感で味わう」ワインの世界が広がっています。
使用ブドウ品種と醸造スタイル|カベルネ・ソーヴィニヨン主体の豊かさ
主な構成
オーパスワンは、ボルドー・スタイルのブレンドを踏襲しながらも、ナパ・ヴァレーならではの果実味豊かな個性を表現しています。
主体となるのはカベルネ・ソーヴィニヨンで、ヴィンテージによっては80%以上を占めることもあります。これに、メルロー・カベルネ・フラン・プティ・ヴェルド・マルベックなどが加えられ、複雑な味わいを生み出します。
各品種のブレンド比率は毎年微調整され、常に最高のバランスを追求しているのがオーパスワンの特徴です。
醸造工程
ブドウはすべて手摘みで丁寧に収穫され、光学センサー付きの選果機で粒ごとの品質がチェックされます。
発酵には自然由来の天然酵母を使用し、発酵温度やマセレーション時間も果実の状態に合わせて細かく管理。
熟成には100%フレンチオークの新樽を使用し、17ヶ月以上かけてゆっくりと熟成させます。樽材はフランスの名門製樽会社から厳選され、ワインの香りと構造に深みを与える重要な要素です。
ボトリング後もさらにワイナリーで熟成期間を設け、味わいが整ってから出荷されるという徹底ぶり。まさに“芸術品”と呼ばれるにふさわしい造り込みです。
おすすめのオーパスワンはどれ?|当たり年と値段まとめ
| 品名 | 画像 | おすすめスコア | リンクサス酒販 | Amazon最安 | お酒買取 | ポイント | アルコール度数 | 香りのタイプ | 飲みごたえ | 産地 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| オーパスワン 2009 | ![]() |
– | 熟成感と複雑な香りが魅力のオーパスワン2009 | アメリカ | ||||||
| オーパスワン 2012 | ![]() |
– | 熟成ブドウが生む深みと余韻が魅力の最高峰オーパスワン | アメリカ | ||||||
| オーパスワン 2013 | ![]() |
– | 史上最高評価を得た完璧な赤ワイン、2013年オーパスワン | アメリカ | ||||||
| オーパスワン 2015 | ![]() |
– | 高評価続出の2015年産オーパスワン、優雅で繊細な逸品 | アメリカ | ||||||
| オーパスワン 2016 | ![]() |
– | パーカーポイント98点獲得の華麗なオーパスワン2016 | アメリカ | ||||||
| オーパスワン 2017 | ![]() |
– | 果実味豊かで滑らかな味わいの高評価赤ワイン | アメリカ | ||||||
| オーパスワン 2018 | ![]() |
– | オーパスワン2018は高評価で熟成価値の高い名作 | アメリカ | ||||||
| オーパスワン 2019 | ![]() |
– | 豊潤な果実香と滑らかな舌触りが魅力の熟成ヴィンテージ | 13.5% | アメリカ | |||||
| オーパスワン 2021 | ![]() |
– | 凝縮感と優雅さを併せ持つ秀逸な2021年産オーパスワン | アメリカ | ||||||
| オーバーチュア | ![]() |
– | 赤果実と樽香が調和した若々しく魅力的な赤ワイン |
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オーパスワンの当たり年
オーパスワンには、ワイン愛好家や評論家から特に高い評価を受けたヴィンテージがいくつか存在します。特に評価の高いオーパスワンは、当たり年と呼ばれます。
気候条件に優れ、良いブドウが収穫できたヴィンテージが、当たり年と呼ばれる傾向にあります。
代表的な年としては、2013年、2015年、2016年、2018年、2019年などが挙げられます。2013年は気候条件に恵まれたことで果実味と酸のバランスが秀逸な仕上がりとなり、長期熟成にも適した一本に。
2015年はふくよかで濃厚な味わいながらもバランスがよく、比較的早い時期から楽しめるとされています。
また2016年はオーパスワンらしい気品と力強さが融合し、コレクション用としても人気。さらに近年では2018年・2019年も高評価を獲得しており、若いうちからも楽しめるポテンシャルを秘めています。
このように当たり年とされるヴィンテージは、それぞれ異なる個性と飲み頃を持ち、選ぶ楽しみも魅力のひとつ。自分の好みや用途に合わせて、最適な1本を選ぶのがオーパスワンの醍醐味です。
オーパスワン 2009
オーパスワン 2009
- ヴィンテージ:2009年
- ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、プティ・ヴェルド、マルベック
- アルコール度数:14.5%
- 価格:8万円前後
ワインアドヴォケイト誌のパーカーポイント92点を獲得した、魅力溢れるオーパスワンの2009。オーパスワンらしい豊かなアロマが感じられるものの、どこかオリエンタルなフレーバーも加わるなど、複雑性のある風味に仕上げられた1本です。
タンニンはまさにベルベットのようなシルキーさで、すでに10年以上の熟成を経ていることからも、他にない甘美な風味で全体がまとまっています。
余韻も長く続き、クセのある料理などにも合わせやすくなった、フードフレンドリーなオーパスワンといえるのではないでしょうか。
オーパスワン 2012
オーパスワン 2012
- ヴィンテージ:2012年
- ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン79%、カベルネ・フラン7%、メルロ6%、プティ・ヴェルド6%、マルベック2%
- アルコール度数:14.5%
- 価格:8〜9万円前後
良ヴィンテージとなったことで知られる2012年の、オーパスワン。天候に恵まれたことでブドウが完璧に熟成し、最高峰ヴィンテージの呼び名も高い1本です。
深みのある風味と複雑性、さらに骨格も兼ね備えたバランスの良さがポイント。
ブラックチェリーやカシス、タンニンなど、良質なブドウがクラシカルな味わいをより際立たせています。非常に長く続く余韻も特徴と、高く評価されているオーパスワンです。
オーパスワン 2013
オーパスワン 2013
- ヴィンテージ:2013年
- ブドウ品種:カベルネソーヴィニヨン79%、カベルネフラン7%、プティヴェルド6%、メルロー6%、マルベック2%
- アルコール度数:14.5%
- 価格:8〜9万円前後
過去最高得点を獲得したとして大きな話題となったヴィンテージが、2013 オーパスワンです。最高品質のブドウを最新鋭の技術で醸造した、まさに完璧な球体と表現できるような滑らかさとコク、そして長い余韻を持つ最高峰の赤ワインです。
2016年ワインオブザイヤーを受賞したほか、ワイン評論家ジェームス・サックリング氏から100点満点を獲得するなど、まさにオーパスワン史上最高峰といっても過言ではない贅沢な1本となっています。
オーパスワン 2015
オーパスワン 2015
- ヴィンテージ:2015年
- ブドウ品種:カベルネソーヴィニヨン81%、 カベルネフラン7%、 メルロー6%、 プティヴェルド4%、マルベック2%
- アルコール度数:15.0%
- 価格:8万円前後
ワイン評論家たちから非常に高く評価されている、2015年ヴィンテージのオーパスワン。天候に恵まれたヴィンテージだったことから、ブラックベリーやカシス、リコリスなど豊富なアロマを感じることができます。
また、ミネラル感も感じられるなど、全体的にエレガントで繊細な印象を与える仕上がりとなっているのも特徴です。
WA97+点、JS98点、V96+点といった形で、全て最高得点に近い評価を獲得しているなど、オーパスワンファン必飲の1本といえるでしょう。
オーパスワン 2016
オーパスワン 2016
- ヴィンテージ:2016年
- ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン77%、プティ・ヴェルド8%、 メルロー8%、カべルネ・フラン5%、マルベック2%
- アルコール度数:14.5%
- 価格:8万円前後
オーパスワンファンであれば、一度は必ずチェックしておきたいヴィンテージ2016年。カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高いパワー溢れるブレンドながら、果実味とハーブ、樽由来のニュアンス、シルキーなタンニンなど、全てが交響曲のようにバランスよく配分されています。
かの著名なワイン評論家である、ワインアドヴォケイト誌にてパーカーポイント98点を獲得するなど、大きな話題になったオーパスワンでもあります。
ローズマリーやセージ、ブラックオリーブ、ダークチョコレートとエスプレッソなど、さまざまな要素が詰め込まれた極上の1本といっても過言ではないでしょう。
オーパスワン 2017
オーパスワン 2017
- ヴィンテージ:2017年
- ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン80%、プティ・ヴェルド9%、 メルロー5%、カべルネ・フラン5%、マルベック1%
- アルコール度数:14%
- 価格:8万円前後
天候に恵まれたことで良質なブドウを収穫できたという、2017年のオーパスワン。果実味がしっかりと出たタイプとなっており、酸味も穏やかで全体的に丸みを感じさせる赤ワインとなっています。
オリエンタルなスパイスもほどよいバランスで組合わさっており、全体的に引き締まったストラクチャーのしっかりとしているワインといえるでしょう。
世界的なワイン評論家たちからも支持されているヴィンテージで、パーカーポイントは95点を獲得しています。
オーパスワン 2018
オーパスワン 2018
- ヴィンテージ:2018年
- ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン84%、プティ・ヴェルド6%、 メルロー5%、カべルネ・フラン4%、マルベック1%
- アルコール度数:14%
- 価格:6〜7万円前後
オーパスワン 2018 は、評価が極めて高いヴィンテージのひとつとされており、複数の評論家から 99点 に近い高得点を獲得しているのが特徴です。
香りにはブラックベリー、カシス、ブラックチェリーを核に、ラベンダーやスミレ、グラファイト(黒鉛)やハーブのニュアンスも感じられます。 味わいは豊かでありながらもバランスが非常によく、洗練されたタンニンとフレッシュな酸が舌を支え、余韻もしっかりと長く続く構成となっています。
高い熟成ポテンシャルを秘めているヴィンテージでもあり、この先飲み頃を迎えることから、コレクション用の1本としても需要があるワインです。
オーパスワン 2019
オーパスワン 2019
- ヴィンテージ:2019年
- ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン78%、メルロー8%、プティ・ヴェルド6%、 カべルネ・フラン6%、マルベック2%
- アルコール度数:13.5%
- 価格:6〜7万円前後
このヴィンテージは春に例年の約2倍の降雨があり土壌がしっかり水分を蓄えた一方で、夏後半の暖かさにより熟成が促された年にあたります。 ブレーク(芽吹き)は例年より約15日遅れ、収穫は9月10日から始まり、4週間にわたって行われました。
ブラックプラム、ブルーベリー、カシスといったダークフルーツのアロマに、乾燥ローズペタル、ミネラルのニュアンスが重なります。
クリーミーで滑らかな質感と、きめ細かなタンニン、そして程よい酸味との緊張感が魅力とされ、最後にはダークチョコレートのほろ苦さが余韻として残ります。
オーパスワン 2021
オーパスワン 2021
- ヴィンテージ:2021年
- ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン93%、カべルネ・フラン4%、プティ・ヴェルド2%、 メルロー0.5%、マルベック0.5%
- アルコール度数:14%
- 価格:6〜7万円前後
オーパスワン 2021年は、ナパ・ヴァレーの卓越したテロワールを背景に、非常に凝縮された味わいとエレガントな構造を両立させた逸品として専門家から高い評価を受けています。
この年は降雨量が大幅に少なく、収量を抑えたことで果実が濃縮され、複雑な風味が育まれました。
口当たりは明るく鮮烈ながら、ミッドパレットではクリーミーで滑らかなテクスチャーが広がり、きめ細かなタンニンが長い余韻を支えています。
オーバーチュア
オーバーチュア
- ヴィンテージ:NV
- ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルド、 メルロー
- アルコール度数:14%
- 価格:3万円前後
オーパスワンのセカンド、オーバーチュア。フレッシュな赤い果実とハーブ、スパイスが若々しさを与える、魅力溢れる1本です。
ブラックベリーやカシス、ダークチョコレートなどのニュアンスがメインでありながら、杉やヴァニラなどの樽由来の風味も欠かせない要素です。
新樽比率は高いものの、古樽も使用するなど、オーパスワンとはまた違った魅力を持ち合わせている極上の1本といえるのではないでしょうか。
オーパスワンが高い理由は?価格の価値を徹底分析

オーパスワンは1本で6〜8万円、中には1本あたり10万円を超えるボトルも存在します。いわゆる超高級ワインの一つであり、カリフォルニアワインの中では特に高額です。
ではなぜ、これほどまでに高額なのでしょうか?その主な理由は以下のとおりです。
生産量が少なく希少価値が高い
オーパスワンは年間におおよそ 25,000ケース(=約30万本弱) 程度しか生産されておらず、ナパ・ヴァレーの中でも比較的限定された流通量に抑えられています。 ワイナリー自体が生産量を大幅に増やす予定を公式に否定しており、希少価値の高さが価格を押し上げる要因となっています。
また、ブドウの選別・発酵・熟成など各工程を手作業中心かつ細部まで管理するスタイルのため、コストが高くなりやすいという構造もあります。
ブランド力があり国際的評価も高い
創設時から、ボルドーの名門「ロスチャイルド家」とカリフォルニアの名ワインメーカー「モンダヴィ」がタッグを組んだというバックグラウンドがあり、ブランドとしての格付け・信頼性が非常に高いです。
さらに、 Wine Advocateなど評論家による高評価や、世界90以上の国で流通する国際的な流通網も、価格価値を上げる重要な要素です。
熟成ポテンシャルを秘めていてコレクションに向いている
オーパスワンは、ボルドースタイルの力強いワインであり、発売後すぐにも楽しめるものの、数年〜十年以上熟成させることで「開花」するタイプの味わいです。時間とともに香りや味わいが立ち上がり、複雑性・深み・余韻が増すような設計になっています。
ヴィンテージにもよりますが、飲み頃のピークを迎えるのは15〜25年後あたり。そのため、「将来飲む」「コレクションする」という目的で購入されることが多く、資産的な価値が付くことも多いのです。
高額になるオーパスワンの特徴は?
-
当たり年である
そのヴィンテージが気候・収穫条件・熟成ポテンシャルなどで非常に優れており、評論家のスコアが高い年。 -
希少なヴィンテージである
生産量がさらに少なかったり、流通が限られていたりして入手困難な年。 -
保存状態が良い
温度・湿度管理が適切で、光・振動・空気の影響をあまり受けていないボトル。保存状態が悪いと評価・価格ともに大きく下がる。
オーパスワンの楽しみ方とペアリング
おすすめペアリング|ローストビーフなどを合わせて贅沢に楽しむ

オーパスワンはその豊かな果実味、洗練されたタンニン、長い余韻が特徴であるため、「重厚でコクのある料理」との相性が特に良いです。
たとえば、ローストビーフや骨付き仔羊、熟成ビーフステーキなどはその典型です。
また、トリュフやきのこを使ったリゾット・クリームソースのパスタ、熟成チーズ(コンテ、グリュイエール、チェダーなど)も、ワインの複雑な香り・味わいと好相性です。
ペアリングの際には、料理の脂やコクにワインの酸・タンニンが調和するよう意識すると、双方の魅力が引き立ちます。
おすすめグラス|ボルドー型グラスで香りの広がりを堪能する
オーパスワンのような高級フルボディワインを最大限に楽しむには、大きめのボルドー型グラスが最適です。
グラスのボウル(杯部分)が広く、口元に向かって少しすぼまっている形状が、香りの立ち上がりを助け、かつ空気との接触面を確保します。
グラス選びひとつで、ワインが持つ香り・味わいの“幅”が大きく変わるため、特に記念日や特別な一本を開ける際にはグラスも意識したいポイントです。
オーパスワン2002vin飲み頃や
— na. (@roundgoes) July 6, 2020
少し通常より4度冷やしたところから温度あがっていく途中のエレガントさが◎
ここまで落ち着いた雰囲気味わえるオーパスワンは初。 pic.twitter.com/mHOX7qTB9F
温度|16〜18度が飲み頃でデキャンタージュもあり
ワインを“正しい温度”でサービスすることは、香りと味わいの印象を大きく左右します。オーパスワンの場合、紹介されている目安温度は 16〜18℃(60〜64°F) 程度。
この温度帯であれば、果実味や香りのニュアンスが十分に現れ、タンニンも角が取れて滑らかに感じられるため、複雑な構成を素直に楽しめます。
開栓後すぐ出すなら、デキャンタージュを1〜2時間ほどしてからが推奨されており、ワインが空気に触れて開くことで香りの広がりや味の厚みが増します。
セカンドラベル|オーバーチュアで気軽に楽しむ
オーパスワンは、「作品番号1番」といった意味を持つワインですが、オーヴァーチュアは「序曲」を意味する赤ワインになります。
オーパスワンという最高の交響曲が始まるまでの序曲といった、なんとも心憎い演出のネーミングがファンの心をくすぐります。
さて、そんなオーヴァーチュアですが、毎ヴィンテージ製造されているわけではありません。そのため生産量が少なく、ある意味ではオーパスワン以上に人気があるともいわれているほどです。
オーパスワンとの違いは、ブドウのクオリティであり、ほかは全て一緒。さらに、オーパスワンに使用しないブドウとはいえ、カリフォルニア最高峰のブドウであることは間違いありません。
オーパスワンの世界観をより知る上でも、ぜひワインファンであればオーヴァーチュアをチェックしておきたいところです。
ギフト・プレゼント|贈り物のワインとして選ぶ

オーパスワンは、大切な方へのプレゼントとして利用しやすいワインです。オーパスワンは、カリフォルニアきっての高級ワインとしても知られていますが、価格は5〜8万円前後です。
購入する店舗やヴィンテージによっても変わってきますが、これだけのクオリティでありながらこのコストパフォーマンスの高さは魅力的でしょう。
高級ワインとはいえ、あまりにも高額なワインだと受け取った相手もお返しに悩んでしまったり、もったいなくて抜栓できなかったり、何かと気を遣わせてしまいます。
一方、オーパスワンは高級ワインでありながら10万円以下の価格で手に入ることから、相手も気持ちよく抜栓し、素晴らしい一日を過ごすことができるのです。
いろいろなシチュエーションで使いやすいワインなので、ぜひ大切なあの人にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
オーパスワンに関してよくある質問(FAQ)

オーパスワンの定価はいくら?
オーパス・ワンの価格は、最新ヴィンテージだと USD 525/750 ml が目安とされています。 日本円にするとおよそ8万円前後となります。
ただし、国内流通品では輸入コスト・関税・マージンなどが加算されるため、実際の販売価格はこれより高額になることもあります。
また、ヴィンテージや希少性が高い年になるほど価格が跳ね上がる傾向があります。 一方で二次流通品やセール品を探せば、5〜6万円前後で買えるボトルが見つかることもあります。
オーパスワンの意味は?
オーパスワン (“Opus One”) という名称は、ラテン語の “Opus”(作品、仕事)に由来し、「作品第一号」「最高傑作」を意味します。
名付けには「一本のワインを交響曲、一杯のワインをメロディのように」というロスチャイルド男爵の理念が込められており、ワインを芸術作品として位置づける意図があります。
加えて、オーパス・ワンは1979年に創設される以前、“Napamedoc”(ナパとメドックの融合を示す仮称)と呼ばれていた歴史もあります。1982年以降、現在の名称で正式にリリースされています。
当たり年はどれ?
“当たり年”とは、その年の気候・収穫・熟成条件が非常に優れており、将来的な熟成ポテンシャルや味わいの完成度が高く評価される年を指します。オーパス・ワンでも多くの愛好家・評論家から評価されたヴィンテージが複数あります。
代表的に挙げられる当たり年には、2013年、2015年、2016年、2018年、2019年などがあります。
ただし、「当たり年」の評価は評論家・保存状態・飲み手の好みによって変化するため、あくまで目安として捉えるのが良いでしょう。
オーバーチュアとの違いは?
オーパスワンのセカンドラベル(副ブランド)として知られる オーヴァーチュア(Overture) は、基本的な造りや使用品種はオーパス・ワンと共通することが多いですが、次のような違いがあります。
| 項目 | オーパス・ワン | オーヴァーチュア |
|---|---|---|
| 目的 | メインラベル。最高品質追求 | メイン基準に届かなかったロットの活用や柔らかい味わい重視 |
| リリース形式 | 特定ヴィンテージごと | ノンヴィンテージ(複数年ブレンド)方式やヴィンテージ付与あり |
| 味わい傾向 | 構造・熟成力重視 | 果実味重視、タンニンはやや控えめ、滑らかさ重視 |
| 価格帯 | 高価格帯 | 割引された価格帯で手に入りやすい |
まとめ
オーパス・ワンは、単なる高級ワインではなく、「歴史・哲学・クラフトマンシップ」が1本に詰まった芸術作品です。
フランスとアメリカのワイン文化が出会い、伝統と革新が交錯する中で生まれたオーパス・ワンは、まさに“作品第一号”という名にふさわしい完成度を誇ります。
その味わいは、ブドウの品質、丁寧な醸造、そして熟成によって奥行きを増し、飲むたびに新たな発見があります。特に当たり年のヴィンテージは、記念日や贈り物、コレクション用途にも最適です。
「本物のワインを知りたい」「一生に一度の1本を選びたい」そんな想いを抱く人にこそ、オーパス・ワンはきっと忘れられない体験を与えてくれるでしょう。
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