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サントリーウイスキー『響』は、日本のブレンデッドウイスキーを代表する存在として、今なお世界中のウイスキーファンを魅了し続けています。
1989年、サントリー創業90周年を記念して誕生した「響」は、山崎・白州・知多の3つの蒸溜所で生まれた原酒を絶妙にブレンドした一本。繊細な香りと深い余韻を併せ持つ味わいは、「日本人の感性で仕上げた調和のウイスキー」として高い評価を受けています。
そのボトルに刻まれた24面カットは二十四節気を表し、日本の四季や自然との調和を象徴。ブレンデッド技術の粋を集めた「響」は、まさに“日本の美意識”を液体で表現した芸術品といえるでしょう。
この記事では、そんな「響」の誕生の歴史や人気の理由、代表的なラインナップ、そして限定ボトルや意匠ボトルなどの魅力を詳しく紹介します。
定価や購入方法などもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

サントリー「響」とは？ブレンデッドウイスキーの最高峰

「響」はどんなウイスキー？

サントリー「響」は、創業90周年を記念して1989年に誕生した日本を代表する高級ブレンデッドウイスキーです。
サントリーが誇る3つの蒸溜所山崎・白州・知多で造られる原酒を絶妙なバランスでブレンドし、「日本人の感性で仕上げた調和のウイスキー」として世界中の愛好家を魅了しています。
その味わいは繊細でありながら奥深く、ひと口で豊かな香りと滑らかな余韻が広がるのが特徴。まさに日本のブレンデッド技術の集大成といえる存在です。

名前の由来とブランドコンセプト

サントリーの熟練ブレンダー、コウイチさんはかつてヴィオラ奏者で、オリジナル「響」ブレンドを調合したときには、頭の中でブラームス交響曲第１番のフィナーレが鳴り響いていたそうです！ pic.twitter.com/ZBVu4VqHvk

— Kahchun Wong (@kahchun_music) June 2, 2018

「響」という名には、“人と自然とが美しく調和し、心に響きあうように”というサントリーの理念が込められています。
このブランドコンセプトは、創業者・鳥井信治郎が掲げた「日本人の手で世界に誇れるウイスキーをつくる」という想いを体現するもの。
ウイスキーづくりにおける自然との共存や、季節の移ろいを大切にする日本独自の美意識をボトルデザインや味わいにも反映しています。
その結果、「響」は単なるお酒ではなく、“日本文化の象徴”として国際的な評価を受けるまでに成長しました。

響が世界で高く評価される理由

「響」はこれまでに数々の国際的なウイスキーコンテストで高い評価を受けています。
代表的なものとして、インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ（ISC）やワールド・ウイスキー・アワード（WWA）での受賞歴があり、世界のプロフェッショナルたちからも認められる品質を誇ります。
その背景には、サントリーのマスターブレンダーが何十年もの経験を重ねて生み出す、緻密なブレンド技術があります。山崎の華やかさ、白州の爽やかさ、知多のまろやかさが一体となり、他にはない調和のとれた味わいを実現。
また、ボトルデザインも「響」を象徴する重要な要素です。24面カットのボトルは、日本の二十四節気を表しており、四季の美しさや時の流れへの敬意が込められています。
まさに「響」は、味・デザイン・哲学のすべてが一体となった、芸術品のようなウイスキーです。

サントリーウイスキー響の歴史と誕生のルーツ

日本を代表するウイスキーブランド「響」の歴史を辿ると、その原点には創業者・鳥井信治郎の情熱と挑戦がありました。彼の歩みこそが、サントリーウイスキーの原点といえるでしょう。
1879年（明治12年）、大阪に生まれた鳥井信治郎は、商売人の家に育ち、13歳で薬種問屋に丁稚奉公に出ました。当時、薬問屋では薬品だけでなく、ブランデーやワインなどの洋酒も取り扱っており、若き鳥井はここで嗅覚と味覚の才能を磨きます。
その鋭い感覚から“大阪の鼻”と呼ばれるほどで、後のブレンダーとしての素地がこの頃に培われました。

創業者・鳥井信治郎、大阪市に「鳥井商店」を開業し、ぶどう酒の製造販売を始める。
1921年「株式会社 寿屋」創立
日本人の味覚に合った洋酒をつくり、日本の洋酒文化を切り拓きたい

【鳥井信治郎】 pic.twitter.com/hfZpjnkqBT

— モンキー・D・ルフィ (@wilikhor) December 20, 2021

20歳で独立し、1899年に「鳥井商店」を設立。缶詰やワインを販売し、日本人の口に合うよう味を調整して人気を博します。
やがて運命的に出会ったのが、後にニッカウヰスキーを創業する竹鶴政孝氏でした。スコットランドでウイスキーづくりを学んだ竹鶴と、商才あふれる鳥井。この出会いが、日本初の本格ウイスキー誕生へとつながります。
1929年、両者の手によって「白札（しろふだ）」が発売されましたが、当時の日本人には馴染みがなく、売れ行きは芳しくありませんでした。鳥井は方向転換を決意し、自らブレンドを手がけて「日本人の舌に合うウイスキー」を目指します。
試行錯誤の末に完成したのが、より飲みやすい「角瓶」や「山崎」でした。1963年には社名を「サントリー」に改め、酒造メーカーとしての地位を確立します。
その後、二代目社長・佐治敬三が掲げたのは「世界に誇れる日本のウイスキー」という理想。山崎の成功を経て、サントリー創業90周年を迎えた1989年、満を持して登場したのがブレンデッドウイスキーの最高峰「響」です。
モルトとグレーンを絶妙に調和させたその味わいは、日本人らしい繊細な感性を体現し、国内外で高い評価を受けました。
こうして、「人と自然と響きあう」という理念のもとに生まれた「響」は、サントリーウイスキーの集大成として、今もなお世界中のウイスキー愛好家を魅了し続けています。

サントリーウイスキー響が人気急騰している理由

NHK朝ドラに受けた第2次ジャパニーズウイスキーブーム

実は山崎や響という人気ブランドを生み出すもサントリーに限らずジャパニーズウイスキーは、一時人気が衰退した時期がありました。やはりウイスキーに馴染みが薄く、海外のお酒で日本人の舌に馴染まないという印象が拭いきれなかったのでしょう。
そんな衰退したウイスキーブームに再度火をつけたのが、NHKの朝ドラ「マッサン」だったのです。朝ドラマッサンは、ニッカウイスキー創業者竹鶴 政孝氏をモデルとして描かれたウイスキー製造業者の物語です。

【シャーロットさん ご出産おめでとうございます！】第91作目の連続テレビ小説『マッサン』に出演した女優の #シャーロットケイトフォックス さんが第１子の男の子をご出産されました！なつかしい『マッサン』（2014年～2015年）ダイジェスト動画はこちら ⇒ https://t.co/L3UrxV5yuE

— ＮＨＫアーカイブス (@nhk_archives) October 29, 2019

この朝ドラをきっかけに、ドラマ視聴者たちがジャパニーズウイスキーを求めるようになり、第2次ウイスキーブームが到来します。
当然、サントリーに対する需要も高まり特に世代や性別を問わずに日本人の舌に馴染みやすく飲みやすい「響」は一気に人気を盛り返していったのです。

原酒不足するほどの大人気に

さて第2次ウイスキーブームが到来し日本国内では、響を求める声が一気に高まったわけですが、そのことが理由となり響の原酒は一気に少なくなってしまいます。
そもそも響は、山崎などのシングルモルトウイスキーと、穀物を主原料としたグレーンウイスキーをかけ合わせたブレンデッドウイスキーです。
響の為だけに独自で原酒を作り上げたわけではないので山崎をはじめとするシングルモルトウイスキーの原酒の不足と共に一気に原酒不足に陥ったのです。
そして、この原酒不足が、多くのファンやマニア達の欲求を向上させ気がつけばさらなる人気を博して行きました。

プレミア価値が出る現状

朝ドラブームや圧倒的原酒不足がさらなる拍車をかけ響は、オークションでも数十万円で取引されるようになりました。
そして、その傾向は「響」のビンテージモデルが一部販売休止になった途端により大きなものとなっていきました。
例えば響17年が販売休止に陥りその結果、ブレンド技術で売ってきたサントリーの魅力を伝える響ブレンダーチョイスが発売され、この「響 ブレンダーチョイス」にも多くのファンが殺到し、さらなる原酒不足に陥っていきます。

山崎50年の価格高騰にも影響…

香港のオークションでウイスキー「山崎５０年」、３２５０万円で落札 だって。2011年に1本100万円で150本限定発売。どんな人が買ってんやろ。#山崎50年　#サザビーズ　#サントリー pic.twitter.com/ftkoF2IK8u

— ビンタン (@miroku203) January 30, 2018

山崎50年が数千万円でオークションに出されていたのもそのことが大きな理由。
また入手しづらくなっていることも手伝い、転売されることも多く見られています。
今後もますますプレミア価値になり、買取市場でも価格が高騰する可能性があるので今後の動向にも注目したいものですね。

限定商品が抽選で販売されているという事実

実は響は、あまりの原酒不足に陥り、一部販売休止しているモデルが存在します。
そのモデルを限定的に復刻させ抽選で販売するという形も取られているために、マニアの熱気はさらなる拍車を生んでいます。
このような、にくい演出も響が人気を博する大きな要因とも言えます。

響ウイスキーの人気ラインナップ一覧と特徴！終売ボトルの存在も

サントリーの象徴ともいえる「響」シリーズは、繊細なブレンド技術と日本らしい美意識が融合したブレンデッドウイスキーの最高峰です。
ここでは、現在も購入可能なモデルから、終売・休売となった希少ボトルまで、代表的なラインナップを紹介します。

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さらに激レアな響も！陶器ボトルや意匠ボトルの存在について

今夜は久しぶりに響21年いただきます🥃
この意匠ボトルは響の中でも特別に美しいと思うんです😍この系の新作出ないんでしょうかね？ pic.twitter.com/lx0a2PQzup

— M-09 (@a_uo2s) August 27, 2024

陶器・意匠ボトルとは何か

響シリーズでは、通常のガラスボトルとは別に「陶器製ボトル」「意匠ボトル」などとして作られた長期熟成モデルや限定版が存在します。これらは、ボトルそのものが芸術作品のように扱われ、ブレンデッドウイスキーとしての味わいに加え、所有・保存・鑑賞価値まで備えたものです。
例えば以下のようなシリーズが過去には登場しています。

サントリー響を定価で買う方法まとめ！2026年4月に値上げの情報も？

そもそもサントリー「響」の定価っていくら？価格・値段リスト一覧

サントリーウイスキー「響」は、近年の原酒不足により市場価値が急上昇しています。買取価格だけでなく販売価格も年々高騰しており、「定価がいくらだったのか分からない」という声も少なくありません。
ここでは、現行モデルを中心に定価（税込）と平均的な流通価格をまとめました。

品種	定価（税込）	平均販売価格
響 JAPANESE HARMONY	8,250円 ※2026年4月〜：8,800円	12,000円前後
響 BLENDER’S CHOICE	16,500円 ※2026年4月〜：17,600円	16,500円前後
響21年	60,500円 ※2026年4月〜：67,100円	70,000〜80,000円前後
響30年	396,000円 ※2026年4月〜：456,500円	650,000円前後

「響」シリーズは、ノンエイジ（年数表記なし）から長期熟成ボトルまで幅広く、ランクによって価格も大きく異なります。中には定価が10万円を超える高級ボトルも存在しますが、現行品の一部は定価購入が可能です。

2026年4月からの値上げに注意

2026年4月から、サントリーウイスキー「響」を含む主力ブランドの一部が値上げされることが公式に発表されています。今回の価格改定は、原酒の長期熟成に伴う保管コストや輸送費の高騰、そして世界的な需要増を受けた生産体制の強化などが理由とされています。
これまで据え置かれてきた「響 JAPANESE HARMONY」や「響 BLENDER’S CHOICE」などの現行ボトルも、数％〜20％前後の値上げ幅が見込まれています。特にプレミアムレンジの「響21年」「響30年」などは、原酒不足が深刻なため、実質的な価格上昇幅が大きくなる可能性も指摘されています。
サントリーは、品質維持のために熟成原酒の確保と設備投資を進めており、今後も段階的な価格改定が続く見通しです。
現在の価格で購入を検討している方は、2026年春までに入手しておくのが得策といえるでしょう。

ノンエイジ品は百貨店や酒販店が狙い目

カクヤス新橋5丁目店で
響JAPANESE HARMONY pic.twitter.com/j3k5IiYACJ

— ノルト (@noruto_tw) May 29, 2025

「響 JAPANESE HARMONY」や「響 BLENDER’S CHOICE」などのノンエイジボトルは、比較的入手しやすい現行品です。
購入ルートとしては、百貨店での抽選販売や、ビックカメラ・イオン・カクヤスといった量販店での不定期入荷が狙い目です。
さらに、セット販売（抱き合わせ販売）で提供されることもあり、こまめに正規ルートをチェックすれば定価購入のチャンスも十分あります。

響21年や響30年は抽選販売に申し込もう

響の中でも、21年ものや30年ものなどのボトルは流通量が限られています。普通にお店では購入できないので、定価購入したい場合は「抽選販売」へ申し込んでみてください。
響の年代物の抽選販売は、近鉄百貨店や高島屋といった百貨店や、ビッグカメラのような量販店にて不定期で開催されています。
なお抽選販売の情報を逃さないためには、各百貨店や量販店などのメルマガなどに登録しておくことをおすすめします。
またAmazonは通常プレ値になっていますが、「招待販売」に申し込んでおくことで定価購入のチャンスがあります。
【関連リンク】ウイスキー抽選販売2025年版！定価購入は高島屋・ヨドバシ・ビックカメラ？

限定品は公式サイトの特設ページから応募可能

プレミア化が進むサントリー「響」シリーズの中でも、特に注目を集めているのが数量限定で販売される記念ボトルです。これらの限定モデルは、百貨店や専門店での抽選販売に加え、サントリー公式サイトの特設ページから直接応募できるケースもあります。
代表的な例が、春限定で登場する「響 BLOSSOM HARMONY」。毎年発表と同時に特設ページが公開され、応募期間中にエントリーすると抽選で購入権が得られる仕組みになっています。
また、創業100周年を記念して登場した「響 ANNIVERSARY BLEND」も、同様に公式サイトで抽選受付が行われました。
ブランドの節目を祝う特別ボトルだけに、当選倍率は非常に高く、抽選開始と同時にアクセスが集中するほどの人気ぶりです。
このように、限定ボトルを手に入れるチャンスはオンラインにも存在します。サントリー公式のニュースリリースやメールマガジンをチェックしておくと、発売情報や応募開始日をいち早くキャッチできます。

終売ボトルは安心できる酒屋で探すのがおすすめ

「響17年」や「響12年」など、今では終売となったボトルは、希少性が高くなるにつれて市場価格も上昇を続けています。中には定価の数倍で取引されるものもあり、近年では国内外のオークションやフリマアプリで見かける機会も増えました。
しかし、その一方で偽物や詰め替え品などのトラブルも増加傾向にあります。希少ウイスキーを安全に購入するためには、信頼できる販売店を選ぶことが何より重要です。
おすすめは、ウイスキー専門の酒販店や、買取実績を公表している正規リユースショップ。こうした店舗では、入荷時に専門スタッフがボトルの状態や液面、コルクの密閉具合などを丁寧にチェックしています。
また、正規輸入品・正規流通品である証明を提示しているケースも多く、安心して購入できるのが魅力です。
特に人気の「響」シリーズは、プレミア価格がつくほどの人気銘柄。希少ボトルを探す際は、価格だけに惑わされず、“信頼できる店で確実に本物を手に入れる”という視点が大切です。長く大切に楽しみたい一本こそ、安心できる酒屋を選びましょう。

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サントリー響のおいしい飲み方！ハイボールで楽しむのはあり？

響には実にたくさんの種類のウイスキーがラインナップされています。
当然それぞれの飲み方や楽しみ方は異なりますので、ここからは響の美味しい楽しみ方をご紹介していきます。

響21年・30年はストレート・ロックがおすすめ

響も山崎・余市などのジャパニーズウイスキーと同じく原酒不足に陥るほど人気の高いウイスキーです。しかも響きは他のウイスキー以上に癖がなく非常に飲みやすいウイスキーです。
そのため特に21年・30年といったビンテージウイスキーは、ストレート・ロックでじっくりと時間をかけて楽しむのがおすすめです。時間をかけて飲んでいくことで、香りと味わいが甘い印象からビターな味わいへと変化し余韻も長く楽しめます。
せっかく高価で香りが芳醇で味わいが濃厚なウイスキーですので是非ストレートやロックで時間をかけてじっくり楽しんでください。

響12年・ブレンダーチョイスは、ハイボールがおすすめ

白州蒸留所内のレストラン ホワイトテラスにて 響12年ハイボールで充電中。♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪ #邪外田類の酒場放浪記 pic.twitter.com/oRsqavHigx

— JAGE (邪外) (@jage_jp) June 13, 2015

響12年やブレンダーチョイスは、濃厚な味わいというよりは口当たりがなめらかでお酒が苦手な人でも飲みやすい香りと味わいが特徴的なウイスキーです。
そのため炭酸割りにしたハイボールとして楽しむことをおすすめします。ハイボールであれば気軽に喉越しも楽しめるのでコミニュケーションツールのひとつとして活用することができます。
仕事上の接待・付き合いなどで、ハイボールを交わすことも有効ですのでぜひ様々な人と楽しめるように飲んでみてくださいね。

響 ジャパニーズハーモニーならお湯割りもおすすめ

響JHのお湯割りは『和』って感じで美味しい☺️ pic.twitter.com/HCabPZ6vvM

— こ🐰 (@agudes_a) November 26, 2020

響 ジャパニーズハーモニーは、先程ご紹介したとおり四季折々の日本ならではの雅な世界観が楽しめるウイスキーです。そしてその特色は、お湯割りしても色褪せることなく楽しめます。
どちらかというと海外では、ストレート・ロック・水割り、そしてハイボールで楽しむのが主流と言われています。ですので日本で味わうなら、あえてお湯割りにして楽しんでみるのもひとつの手として有効です。
是非日本の雅な世界観を響 ジャパニーズウイスキーのお湯割りでお楽しみください。

響の楽しみ方はいっぱい！

以上が、響の各銘柄に合わせた楽しみ方です。
響にはたくさんの銘柄と共に様々な楽しみ方がありますので誰でも気兼ねなく楽しむことができます。是非それぞれの立場で様々な楽しみ方を試してみてください。

山崎と響の違い！どっちが高い？どっちが買いやすい？

サントリーを代表するウイスキーといえば「山崎」と「響」。どちらも世界的な評価を受ける名ブランドですが、実はタイプや味わいがまったく異なります。ここでは両者の特徴と違いを整理しながら、自分に合った1本を選ぶポイントを紹介します。

山崎と響の根本的な違い

まず大きな違いは、ウイスキーの「製法と構成」にあります。

• 山崎 ：シングルモルトウイスキー
  → 山崎蒸溜所でつくられたモルト原酒のみを使用。ひとつの蒸溜所の個性を味わえる。
• 響：ブレンデッドウイスキー
  → 山崎・白州・知多の3つの蒸溜所の原酒をブレンド。複数の個性を調和させた味わい。

つまり、山崎は“単一の個性”を堪能するウイスキー、響は“調和とバランス”を楽しむウイスキーといえます。
どちらもサントリーの技術の結晶ですが、方向性はまったく異なります。

味わい・香り・価格を比較

項目	山崎	響
タイプ	シングルモルト	ブレンデッド
味わい	濃厚で深みがあり、ややスモーキー	柔らかく調和のとれた口当たり
香り	フルーティーで重厚	華やかで甘い香り
定価帯（ノンエイジ）	7,700円（税込）	8,250円（税込）
平均流通価格	1.2〜2倍ほど高騰	さらに高騰、限定ボトルは非常に高い
初心者おすすめ度	★★☆☆☆（中級者向け）	★★★★★（初めての方にも◎）
贈答・ギフト向け	★★★★☆	★★★★★（デザイン性も高い）

山崎は味わいが力強く、ウイスキー本来の個性を堪能したい人に向いています。
一方、響は角のない優しい味わいで、誰でも飲みやすいのが特徴。ギフトや特別なシーンにも選ばれやすいボトルです。

「山崎より響が向いている人」とは？

ウイスキーを初めて楽しむ人や、個性よりも調和と上品さを重視する人には「響」がおすすめです。華やかで丸みのある口当たりは、ストレートはもちろんロックやハイボールでも飲みやすく、どんな場面にも寄り添う味わい。
また、ボトルデザインの美しさや香りの繊細さから、贈り物としても人気が高いのが響の魅力です。
一方で、ウイスキー本来の力強さや深いコクを求める人、熟成の個性をじっくり味わいたい人には「山崎」が最適。
どちらを選んでも“日本のウイスキー文化”を象徴する銘柄であり、自分の嗜好に合わせて選べば、きっと特別な一本になるでしょう。

まとめ

誕生から30年以上を経た今も、サントリー「響」はブレンデッドウイスキーの頂点に立ち続けています。
その魅力は、山崎の華やかさ、白州の爽やかさ、知多のまろやかさを調和させた繊細なブレンド技術にあります。
さらに、花鳥風月や楽器シリーズなど、ボトルデザインにも日本の伝統美が息づいており、味わいだけでなく“文化としての価値”を持つウイスキーといえるでしょう。
原酒不足や限定生産により、手に入りにくいボトルも増えていますが、今なお「響」は世界中のウイスキーラバーから憧れの存在として愛され続けています。
一杯の中に宿る調和と情熱それこそが、サントリーウイスキー「響」の真の魅力です。
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