口噛み酒とは?汚い・臭いは本当?『君の名は。』で話題の実在した味とは

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「口噛み酒(くちかみざけ)」という言葉を聞いて、少し驚いた方も多いのではないでしょうか。
名前の通り“口で噛んで作る酒”と聞くと、どこか不衛生で奇妙なものを想像してしまうかもしれません。
しかし口噛み酒は映画『君の名は。』に出てきた創作上の設定ではなく、昔は本当にあったお酒の文化なのです。日本酒ができる前、人々はどうやってアルコールを作っていたのか? そのヒントになるのが、この口噛み酒です。
本記事では、口噛み酒とはどんなお酒なのか、本当に実在したのか、なぜ「噛む」ことで酒ができるのかといった基本から、「汚い・臭いと言われるのはなぜ?」「今はなぜ飲まれていないの?」「映画との関係は?」といったことまで、事実に基づいてわかりやすく説明します。
口噛み酒という不思議な存在を通して、日本酒のルーツや発酵文化の面白さを知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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「口噛み酒」とは?本当に実在するのか

口噛み酒とは?人気映画『君の名は。』で話題に

口噛み酒とは、お米など穀物を口に入れて噛んだあと、それを吐き出して放置して作るお酒のことを指しています。大人気映画『君の名は。』でこのワードが取り上げられたため、聞いたことがある方も多いかもしれません
映画『君の名は。』においては、ヒロインの三葉がストーリーの中で口噛み酒を作っていました。神事を司っていた宮水家の血を引く彼女が巫女役となり作った口噛み酒は、物語の中の重要な出来事を引き起こすアイテムとして注目されました。

口噛み酒は本当にあるの?実在した文化なのか

結論から述べると、口噛み酒というものはかつて実際に存在していました。
紀元前、縄文時代や弥生時代の頃に作られていたとされており、当時は巫女の仕事として口噛み酒が作られていたのではないかと伝えられています。
また日本に限らず、中南米や南太平洋地域、台湾の先住民族などでも、同様の製法による酒が儀礼や祭事の場で用いられてきたとされています。
炊いたお米を口に含み、しばらく噛んだのちに壺に入れ数日放置して作られるのが口噛み酒です。
この頃に作られていた口噛み酒は、現在の日本酒の起源にもなったと考えられています。実際に当時の書物『大隅国風土記』にも「口噛みノ酒」という記述があることが確認されています。

「醸す」という言葉の語源になった

日本酒の徳利とお猪口が並ぶ酒器のセット

日本酒を作ることを、現代の言葉では“醸す(かもす)”と言います。醸すという言葉は、口噛み酒の“噛む”という言葉から来ていると言われています。
ちなみに当時、口噛みの作業は巫女が行うべきとされており、女性だけによって行われていたそうです。特に神を祀る際の“御神酒”は若い未婚の女性が噛んで作ったお酒でなければならないとされており、神聖なものとして扱われていたのがわかります。
若い女性が口噛み酒を作ることから、「美人酒」と呼ばれていたこともあるそうです。
当時は大病を患ったことのない若い女性が作る方が美味しく神聖なお酒が作られる、と考えられていて、処女であればなお良しとまで考えられていました。

現代では一般的に飲まれていない理由

現在、口噛み酒は一般的な酒として飲まれていません。
その最大の理由は、衛生面と安全性の問題です。
口噛み酒は、人の唾液を利用する製法であるため、現代の食品衛生基準ではリスクが高く安定した品質管理ができません。
また発酵の進行も不安定で、アルコール度数や味わいにばらつきが出やすい点も、嗜好品として流通しない理由のひとつです。
そのため日本において口噛み酒は現在、研究・文化的な再現または神事などの象徴として、限られた範囲でのみ存在しています。

口噛み酒はどのようにしてできるのか

升に盛られた白米と背景に並ぶ稲穂

唾液に含まれる酵素(アミラーゼ)の働き

一体なぜお米を噛んで放置するだけでお酒が出来上がるのでしょうか?
これは口に一度お米を含むことで、唾液により糖化が進み、アルコール発酵が促されていくというメカニズムによるものです。
お酒=日本酒というのは、お米に含まれるでんぷんを糖分に変え、その糖をアルコール発酵させていくことで作られます。アルコールの成分は糖を発酵させることで生まれますが、お米そのものには糖は含まれていないので、まずはでんぷんを糖分に変えるという作業が必要になります。
現在の日本酒作りではでんぷんを「麹」で糖化し、「酵母」で糖を発酵させていくことでアルコールを発生させています。全国各地にある酒造はこの麹や酵母にこだわり、日本酒の味を整えています。
しかし当然ですが弥生時代にはこのような技術はありませんでした。当時はお米を噛むことで、唾液に含む「アミラーゼ」という成分でお米を糖化していました
そして唾液により糖化したデンプン質を含むお米を壺のようなものに入れて放置することで、自然界にある酵母(野生酵母)がアルコールを発生させていたのです。この仕組みが徐々に進化し、現代の酒造りにつながっていったとされています。

糖化と発酵の流れをわかりやすく整理

  1. 米や穀物を口で噛む
  2. 唾液中のアミラーゼによってデンプンが糖に変わる(糖化)
  3. 空気中や原料に付着していた野生酵母が糖をアルコールに変える(発酵)

口噛み酒が酒になるまでの流れは、非常にシンプルです。上記のように、糖化 → 発酵という酒造りの基本構造は、現代の日本酒と同じです。
ただし、口噛み酒ではこの工程がすべて自然任せで行われます。そのため発酵の進み方や出来上がりは非常に不安定になります。

麹を使う日本酒との決定的な違い

現代の日本酒と口噛み酒の最大の違いは、糖化の方法です。
日本酒では上記でも述べたように、麹を使ってデンプンを糖に変えます。これにより、糖化と発酵を安定してコントロールできるようになり、品質の高い酒を大量に造ることが可能になりました。
一方、かつて作られていたことのある口噛み酒は、人の唾液に依存しているため、

  • 糖化力に個人差がある
  • 衛生管理が難しい
  • 再現性が極めて低い

といった問題を抱えています。この点が、酒造技術として発展しなかった大きな理由でしょう。
また口噛み酒が「原始的」と呼ばれるのは、味や価値が低いからだけではありません。
人の身体機能をそのまま酒造工程に組み込んでいる点が、原始的とされる理由です。
昔の人は、発酵という現象を経験から理解していましたが、微生物のことは詳しく知りませんでした。発酵をコントロールする技術もなかった時代に、人がたどり着いた一番自然なお酒の作り方が、口噛み酒だったのです。
そういう意味で、口噛み酒はお酒の歴史を知る上でとても大事なものだと言えます。

口噛み酒はどんな味?臭い・汚いという噂は?

湯気が立ち上る白い器に注がれた甘酒

口噛み酒は甘く「どぶろく」に近い味

口噛み酒は清酒と呼ばれる日本酒と違い、ろ過などの作業は行われません。そのため原料に使われたお米が、そのまま中に残っているような状態となります。
状態としては清酒ではなく「どぶろく」に近いです。糖化したお米がそのまま残っているので、一般的に想像されるような清酒の味よりも甘みがあり、発酵によるヨーグルトのような酸味も感じられます。
なお口噛み酒のアルコール度数は、およそ9〜10%程度になると言われています。お米を噛んで放置するだけでこれだけのアルコールが発生するのは、なかなか興味深い技術と言えるのではないでしょうか。
【関連リンク】どぶろくとは?にごり酒・マッコリとの違いと魅力を徹底解説【完全版】

においはキツく臭いと感じる場合も

口噛み酒のにおいは「キツい」「臭い」と言われることが多いです。清酒の整えられた香りに慣れている現代人にとっては、当然のことと言えるかもしれません。
発酵食品にありがちなツンとしたニュアンスがあり、においを嗅ぐだけで抵抗感を覚える方も多いでしょう。
美味しさや香りの良さを求めてお酒を飲みたがる人こそ、口噛み酒は臭いと感じやすいです。

イメージは汚いがアルコールが含まれるので腐る状態ではない

一度お米を口に含み吐き出して作るという口噛み酒は、どうしても「汚い」というイメージが付きまといます。衛生的に問題はないのか?と気になる方も多いことでしょう。
しかし口噛み酒はアルコール発酵が進めば腐敗した状態にはならず、毒になるものではありません。実際に口噛み酒は文化として長く存在してきたものであり、糖化と発酵が正常に進んでいれば、アルコール飲料として成立することになります。
一方で「飲んでも大丈夫か」という点になると、黄色信号になるでしょう。現代人の食事や飲酒には、視覚や感覚といった気分的な要素も大きく関係してきます
毒ではない、問題がないと言われても、なんとなく汚いような気がするのは当たり前のことかもしれません。
また、口噛み酒は発酵を厳密に管理できる製法ではありません。条件によってはアルコール発酵が十分に進まず、雑菌が繁殖してしまう可能性も否定できません。
この点から見ても、現代の基準では衛生的に安定した酒とは言い難いのが実情です。
そもそも口噛み酒は、現代の日本酒のように研究や技術開発の末に生まれたものではありません。もし飲めたとしても、味自体は美味しくないと言われています。

口噛み酒はあくまでも、今から何千年も前に生まれた文化です。そして当時のお酒は、一般的に飲まれるというものではなく、神に捧げられるもの、神秘的なものとして扱われていた部分が大きいです。
口噛み酒は紀元前に生まれた人々の工夫と知恵で面白いアイディアではありますが、決してお酒の美味しさを追求されてできたアルコール飲料ではないということを覚えておきましょう。
また以下に解説するように、日本ではそもそも酒税法があり、個人がアルコール製造すること自体が禁止されています。

口噛み酒は違法!?海外では作られている?

ペルーのマチュピチュ遺跡と背後にそびえるワイナピチュ

酒税法によってお酒の製造・販売が禁止されている

古き時代に作られていた「口噛み酒」。しかし日本では現在、酒税法という法律があるため口噛み酒を製造したり販売したりすることはできません
酒税法は酒類の製造や販売について定められた法律で、この法律上では特別な免許を持たない個人がアルコールを製造することを禁止しています。口噛み酒もお米を発酵させているので、酒税法上の「酒造行為」に該当し、製造や販売は法律違反にあたります。
そもそも口噛み酒は安全性が確保されておらず、酒税法がなくとも危険な飲み物です。映画の真似をしたいからと言って興味本位・好奇心で作ったり、飲んだりしてしまうことのないように注意しておきましょう

大正時代まで作られていた沖縄の口噛み酒

日本では現在口噛み酒の製造は行われていません。しかし沖縄県の八重山諸島近辺では、大正時代の終わり頃まで口噛み酒が作られていたことがわかっています。
沖縄県で作られていた口噛み酒は「ミシ」と呼ばれており、うるち米を用いて作られていました。未婚の若い巫女が作るものとされており、主に儀式用の神酒として用いられていたそうです。
また沖縄以外にはアイヌ族のお祭りなどでも、口噛み酒のようなものが作られていたと言われています。つまり100年くらい前までは、日本でも口噛み酒が一部で作られていたということになります。

世界でも製造されている口噛み酒

▶︎ 中南米(チチャ)における口噛み酒

口噛み酒は日本の文化だけのものではなく、中南米にも同じようなものがあります。例えば、南米アンデス地方の「チチャ」というお酒です。
チチャは、トウモロコシから作る昔ながらの発酵酒で、地域や時代によっては、女性がトウモロコシを噛んで、唾液で糖化させる作り方をしていたそうです。これは口噛み酒と同じ原理です。
チチャは日常的に飲まれる酒であると同時に、祭礼や儀式、共同体の結束を象徴する存在でもありました。 単なるアルコール飲料ではなく、社会的・宗教的な意味を持つ酒だった点は、日本の口噛み酒と共通しています。
ただし現代に残るチチャと呼ばれるお酒は、発芽させた穀物を粉末状にし煮出して作られることが一般的で、口噛みの製法は取られていません

▶︎ 南太平洋・台湾などの事例

口噛み酒の文化は、南太平洋の島嶼地域や台湾の先住民族社会にも見られていました。これらの地域では、芋類や穀物を原料に、人の唾液を使って糖化・発酵させる酒が、祭事や通過儀礼の場で用いられてきました。
特に南太平洋の島々では、発酵酒が神聖な飲み物として扱われる例が多く、製造に関わる人物や工程にも厳格な決まりがあったとされています。
ここでも口噛み酒は、日常的な嗜好品ではなく、儀礼や信仰と深く結びついた存在であったことがわかります。

▶︎ 現代でも作られている国がある?

現在、日常的に口噛み酒を飲む地域はほぼありません。ただし、アマゾンやアンデスの一部の先住民族の間では、伝統文化の継承や儀式などのために、ごく一部で再現されているようです
これらは観光用や販売用ではなく、あくまで文化的な意味合いを持つものとして作られています。もちろん、簡単に手に入ることはありません。
現代社会で口噛み酒が一般的でなくなったのは、衛生面や安全性の問題、そして酒造技術の進歩が主な理由でしょう。

▶︎ なぜ世界中で同じ製法が生まれたのか

世界各地で共通して口噛み酒が生まれた理由は、決して偶然ではありません。
最大の理由は、人類が「発酵」という現象を経験的に理解する過程で、最も自然にたどり着ける方法だったからでしょう。
デンプン質の食べ物を噛むと甘くなる——この感覚は、誰もが体験的に知っています。アルコール製造や発酵に関する研究が進んでいなくても、歴史が進む上で先に発見されていたのです。
そこから「噛んだものを溜めておくと、酔うものができる」という発見に至るのは、ごく自然な流れだったと考えられます。
麹や酵母などの微生物が科学的に解明される前は、人にとっては自分の体が、一番身近で確実な“糖化装置”だったのでしょう。
口噛み酒は、特別な文化から生まれた特定の地域だけの奇抜なものではなく、発酵文化が始まった頃の人類共通の知恵と言えるのかもしれません。

映画『君の名は。』と口噛み酒の関係

映画に登場する口噛み酒の描写

映画『君の名は。』では、主人公・三葉が暮らす土地の神事の一環として、口噛み酒が印象的に描かれています
作中では、巫女の役割を担う少女が米を口で噛み、それを吐き出して酒を作る様子が描写され、物語の重要なモチーフとして登場します。
この口噛み酒は、単なる飲み物ではなく、神と人をつなぐための供物として扱われています。時間や記憶、運命といった映画全体のテーマと重なり合い、観る人に強い印象を残したシーンのひとつです。

史実と映画演出の違い

映画に出てくる口噛み酒は、歴史的な事実を基にしていますが、物語を面白くするために脚色されています。 史実でも、口噛み酒は巫女や神事と関係があると考えられていましたが、映画のようにハッキリと「神秘的な力」や「特別な意味」を持つものとして描かれていたわけではありません
また、実際の口噛み酒は、地域や時代によって役割や製法に違いがあり、必ずしも少女だけが作っていたとは限りません。
つまり映画『君の名は。』に出てくる口噛み酒は、史実をそのまま再現したものではなく、史実を元にしたフィクションだと考えておきましょう。

なぜ「口噛み酒」が物語に使われたのか

「口噛み酒」が物語のモチーフに選ばれたのは、象徴としての強さがあるからです。
口噛み酒は、人の身体を通して生まれ、目に見えない変化(発酵)によって完成する酒です。また、古くから神事や信仰と深く結びついてきた背景も持っています。
こうした特徴は、「時間」「縁」「見えないつながり」をテーマとする『君の名は。』の世界観と非常に相性が良い要素だといえるでしょう。
また現代ではほとんど知られていない文化であるため、観る人に新鮮な驚きと神秘的な印象を与えつつ、日本の古層文化を感じさせる仕掛けとしても機能しています。
口噛み酒は、映画のために作られた突飛な設定ではありません。実際に存在した文化を下敷きにしているからこそ、物語に説得力を持たせる象徴表現として成立しているのです。
ただし、口噛み酒は一般的な文化ではなく、「噛んで唾液を使う」という製法自体が現代人にとっては特殊に映ります。そのため、「気持ち悪い」「抵抗を感じる」といった感情を抱く人がいるのも自然な反応でしょう。
映画では、そうした違和感すらも含めて、日常とは異なる世界観や神聖性を際立たせる演出として巧みに取り入れられています。

口噛み酒の雰囲気が知りたい方におすすめのお酒

ここまで何度もお伝えしたように、口噛み酒は現代の日本では作られていません。原理的には自分で作ることもできますが、酒税法により製造は禁止されており、何より衛生面を考えると本物の口噛み酒はおすすめできません。
しかし映画や漫画などから口噛み酒に興味があると感じた方も多くいらっしゃると思います。そこでここからは、口噛み酒の雰囲気を味わいたい方におすすめのお酒を紹介します。

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國盛 純米どぶろく

  • お酒の種類:どぶろく
  • 製造元:中埜酒造
  • アルコール度数:14%
  • 価格:720ml 約2,800円

現代に流通しているお酒の中で、口噛み酒の手法に近いのが「どぶろく」です
どぶろくは白濁した見た目のお酒で、清酒と違い濾されていないので独特の甘味や酸味、ツブツブ感があるのが特徴です。
中埜酒造のブランド「國盛(くにざかり)」からもどぶろくが発売されています。
國盛のどぶろくは愛知県の契約栽培米100%で仕込まれており、余計なものが添加されていません。
お米本来の味と、独特のどろりとした感覚を楽しむことができます。適度な酸味もあり味のバランスに優れています。

蓬莱 純米吟醸 聖地の酒

  • お酒の種類:純米吟醸酒
  • 製造元:渡辺酒造店
  • アルコール度数:15%
  • 価格:420ml 約3,300円

「蓬莱」というブランドが、『君の名は。』の口噛み酒をモデルとしてリリースした特別ボトルのお酒です。
中身はもちろん口噛み酒ではなく一般的な日本酒ですが、オリジナルのボトルデザインも相まって映画の気分を味わいながら飲むことができます。
蓬莱は映画の舞台となった岐阜県飛騨市のお酒で、正統派で芳醇な味わいの日本酒となっています。
甘さも感じられる辛口のお酒でバランス良好です。

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庭のうぐいす 鶯印のどぶろく

  • お酒の種類:どぶろく
  • 製造元:山口酒造場
  • アルコール度数:6%
  • 価格:720ml 約1,700円

鶯印のどぶろくは、伝統的な製法でほとんどを手作りで醸したどぶろくとなります。
どこか懐かしい、手作りらしい味わいを楽しみたい方におすすめです。
アルコール度数は6%と低く、味わいも適度な酸味のおかげで飲みやすいのが特徴です。
ヨーグルトのような乳製品のニュアンスで、肌にも優しいと言われており女性にもおすすめの1本です。

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D-269 どぶろく

  • お酒の種類:どぶろく
  • 製造元:奥出雲酒造
  • アルコール度数:10%
  • 価格:700ml 約2,500円

コシヒカリを使用して作られる、とろり感が魅力のどぶろくです。
発酵過程でできる炭酸ガスもそのまま残っていて、爽やかなニュアンスも感じられます。
アルコール10%のバランスに優れたどぶろくで、このまま飲むほかジュースなどで割って飲むのにもおすすめです。700mlボトルが1,000円台で買えるので、コストパフォーマンスに優れた1本となっています。

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口噛み酒についてよくある質問(FAQ)

Q.口噛み酒は本当に存在したの?元ネタは?

はい、口噛み酒は実際に存在していた文化です
映画や創作だけの設定ではなく、古代日本をはじめ、世界各地で確認されている酒造方法のひとつです。
日本では、縄文〜弥生時代頃に行われていたと考えられており、文献や民俗学の研究でもその存在が分かっています。さらに中南米とか南太平洋、台湾の先住民族の社会でも、同じようなやり方で発酵させたお酒が作られていた様子がわかっています。
この頃は映画『君の名は。』に登場したことで広く知られるようになりましたが、いわゆる元ネタは実在した人類史的な酒文化なのです。

Q.誰でも作れるものなの?禁止されている?

理論上は糖化と発酵が起これば作ることは可能ですが、現代では個人が作ることは推奨されていません
日本では酒税法により、アルコール度数1%以上の酒類を許可なく製造することは原則として禁止されています。そのため、口噛み酒であっても、飲用目的での製造は違法になる可能性があります
また、衛生管理や発酵の安定性にも問題があります。仮に法律面を除いても、安全な酒として扱うことは難しいといえるでしょう。

Q.飲むとどうなる?体への影響は?

アルコール発酵が正しく進んでいれば、口噛み酒自体が毒になるわけではありません。実際、文化として長く存在していたことからも、飲用がされていた時代があったことは確かです。
ただし、発酵が不十分だったり、雑菌が繁殖したりすると、体調を崩す可能性があります。今の時代に売られているお酒のように品質が管理されているわけではないので、安全とは言い切れません。

Q.口噛み酒を実際に飲むとどんな味がするの?

口噛み酒の味は、簡潔にのべると「甘酸っぱい」という表現になります。甘みと酸味があるので、ヨーグルトのようなニュアンスがイメージしやすいでしょう。
ただし実際のところ、ヨーグルトのように美味しいわけではありません。製法から、糖化による自然な甘みはあるものの、発酵の進み方にばらつきがあるため、風味は一定ではないと考えられます。
今の日本酒やどぶろくのような、洗練された味を期待すると、がっかりするかもしれません。あくまでも口噛み酒は、味よりも儀式とか文化的な意味合いが強いお酒だった、と考えた方が良いでしょう。

まとめ

口噛み酒は、映画『君の名は。』で知られるようになったちょっと変わったお酒です。
しかし実は日本だけでなく、世界中で昔から作られていたお酒なんです。
縄文・弥生時代には、お米や穀物を噛んで、唾液で糖化させてアルコールを作っていました。この方法は、今の日本酒造りにもつながる考え方で、日本酒がどうやって始まったのかを考える上でとても大事です。
ただし、口噛み酒は衛生面や品質の管理が難しく、今の日本では法律で製造や販売が認められていません。味も、今の日本酒みたいに洗練されたものではなく、あくまでも神事やお祭りで特別な意味を持つお酒として使われてきました。
ただし口噛み酒は「美味しい!」と思って作られたお酒ではないかもしれませんが、人が発酵という現象に気づき、色々工夫してきた歴史を知る上で、すごく面白い存在です。その背景を知ると、日本酒や発酵文化をもっと深く理解できるかもしれませんね。
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