レッドアイは酒税法でどう扱われるか|混和の例外とトマトジュースの定義

レッドアイは酒税法でどう扱われるか|混和の例外とトマトジュースの定義

レッドアイはビールをトマトジュースで割った一杯だ。作り方は注ぐだけで、道具もいらない。ところがこの単純な行為は、酒税法が混和と呼んで正面から規定している対象でもある。原則を読むだけなら、酒に水以外のものを混ぜて酒ができたら新しく酒を造ったことになる。それでも居酒屋がレッドアイを出しても、家で作っても罪に問われないのは、同じ条文の後ろのほうに例外が置かれているからだ。この記事は味の話ではなく、条文と公表値で確かめられるところだけを追う。混ぜてよい根拠、仕上がりの度数、缶にかかっている酒税、割り材であるトマトジュースの定義、そしてラベルに書く項目の非対称までを順に見ていく。

レッドアイを制度の物差しで測る

レッドアイを制度の物差しで測る
ビールとトマトジュースを並べた一杯

レッドアイの作り方を説明した記事は多いが、この記事の目的は別のところにある。ビールにトマトジュースを注ぐという行為を、国の制度がどう扱っているかを条文で確かめることだ。関係する法令は三つある。酒税法、その施行令、そして食品表示基準だ。

この記事が使う三つの条文

ひとつめは酒税法の第43条で、酒に何かを混ぜたときの扱いを定めている。ふたつめは酒税法施行令の第50条で、第43条が政令に委ねた部分の中身を書いている。みっつめは食品表示基準で、割り材のトマトジュースが何を指す言葉かを定義している。この三つを押さえると、レッドアイという一杯の輪郭が制度の側からも見えてくる。

あらかじめ結論を言えば、店で作るのも家で作るのも問題はない。ただし「問題がない」の理由は、条文のどこに乗っているかによって二通りある。そしてその二つは要件も帰結もかなり違う。

味の話は先に済ませておく

アサヒビールが公開しているカクテルガイドのレッドアイは、アサヒスーパードライ100ミリリットルとトマトジュース100ミリリットル、つまり半々だ。同ページはアルコール度数を2.50%、ビール側の純アルコール量を4グラムと記している。味についてはビールの香り・飲みごたえ・キレのあるおいしさと、トマトの果汁感が合わさって、すっきりとしながらもコクがある味わい。と説明されている。作り方の最初の手順はよく冷やしたトマトジュースをグラスに注ぐ。で、順序はジュースが先だ。味と作り方の話はここまでにして、以降は数字と条文を追う。

酒税法が「混和」と呼ぶもの|第43条第1項の要件

酒税法が「混和」と呼ぶもの
条文で確かめる混和の定義

酒税法第43条は「みなし製造」という見出しがついた条で、全部で12の項がある。その第1項本文はこうだ。

酒類に水以外の物品(当該酒類と同一の品目の酒類を除く。)を混和した場合において、混和後のものが酒類であるときは、新たに酒類を製造したものとみなす。

要件は品目ではなく「混和後のものが酒類か」

読み方の要点は二つある。ひとつは、判定の基準が混和後のものが酒類かどうかだけだという点だ。品目が変わるかどうかは要件に入っていない。ビールにトマトジュースを注いだものは、後で見るとおり度数がまだ1度以上あるので酒類にあたる。したがって第1項の原則にそのまま当てはまる。

もうひとつは、括弧書きの「当該酒類と同一の品目の酒類を除く」が、混ぜられる側ではなく加える物品の側にかかっている点だ。ビールにビールを注ぎ足しても混和にはならないが、ビールにトマトジュースを注ぐのは括弧書きの除外に入らない。

この原則がどれくらい広いかは、除かれているものを見るとわかる。第1項は「水以外の物品」を対象にしているので、砂糖でも果汁でも香辛料でも、酒に加えて酒が残れば原則として製造にあたる。トマトジュースだけが特別扱いされているわけではなく、居酒屋のカクテル全般が同じ入口に立っている。

ただし書きとして第1号から第6号までの除外が並ぶが、主体や手続の限定がなく無条件で除かれているのは第3号(連続式蒸留焼酎と単式蒸留焼酎の混和)と第4号(ウイスキーとブランデーの混和)の二つだけで、いずれもレッドアイとは関係がない。

水を加える場合だけは別の項が受け止める

第1項が対象にしているのは「水以外の物品」だ。では水を加えたらどうなるかというと、第5項が別に受け止めている。製造場以外の場所で酒類と水とを混ぜたときは、政令で定める場合を除いて新たに製造したものとみなされ、このとき品目は、この法律で別に定める場合を除き、混和前のままとされる。同じ条の中で、水とそれ以外が別々の項に振り分けられている。

炭酸ガスや炭酸水を混ぜた場合は第2項で、この法律で別に定める場合を除き、品目は混和前のものを引き継ぐ。ただし同項にはただし書があり、炭酸ガスを混和した酒類が発泡酒に該当する場合はこの限りでないとされている。トマトジュースはこのどちらでもないので、話は第1項に戻る。

ベースに使えるビール30銘柄を度数で見る

ベースに使えるビール30銘柄
度数の幅を見るためのビール一覧

条文の枠を押さえたところで、実際の銘柄に落として見る。ベースに使えるビールを30銘柄そろえた一覧を用意した。度数は0.00%から14.0%まで開いていて、2銘柄はノンアルコールだ。銘柄名の中に容量と度数を入れてあるので、上から下へ読むと度数の幅がそのまま追える。

ここで前の節と結びつく。酒税法第3条第12号はビールを次に掲げる酒類でアルコール分が二十度未満のものと定めている。一覧の上限にあたる14.0%の銘柄も、この20度の線の内側にある。反対に0.00%の2銘柄は、第2条第1項が酒類の下限として置く1度に届かないので、そもそも酒類ではない。ノンアルコールビールをトマトジュースで割った一杯は、酒類どうしでも酒類と物品でもなく、第43条の話にすらならない。

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「レッドアイは酒税法でどう扱われるか|混和の例外とトマトジュースの定義」に関連するおすすめ商品

ここではウイスキーの在庫から一部を掲載しています。価格・在庫・箱の有無は各商品ページでご確認いただけます。

表の並べ替えは、おすすめ順・価格順・希少度順で切り替えられる。ビールはオープン価格の銘柄が多く、メーカー定価が公表されていないものは定価の欄が空欄になり、代わりに実勢の目安が入る。価格は最安値を案内するものではないので、最新の在庫と価格は各リンク先で確かめてほしい。

レッドアイのベースに使えるビール30銘柄を度数の低い順に並べた一覧
レッドアイはビールをトマトジュースで割って作るため、ベースに選ぶビールの度数がそのまま仕上がりの度数に効きます。0.00%のノンアルコールから14.0%まで30銘柄を度数の低い順に並べました。度数と容量は銘柄名の中に入れてあるので、上から下へ読むと幅がそのまま追えます。各行には特徴と、Amazon・楽天・買取への導線が並びます。価格は参考値で、最安値を案内する一覧ではありません。
価格は 2026/08/25 更新
画像 銘柄・スコア 定価
市場相場
特徴 リンクサス酒販
本命
Amazon 楽天 買取
アサヒ ドライゼロ 350ml 0.00%1 アサヒ ドライゼロ 350ml 0.00%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢120〜180円(350ml缶)
💎 プロのおすすめ

度数0.00%の代表格。休肝日や運転時の選択肢。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
サントリー オールフリー 350ml 0.00%2 サントリー オールフリー 350ml 0.00%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢120〜180円(350ml缶)
💎 プロのおすすめ

カロリー・糖質も0。度数0.00%のベンチマーク。

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ギネス ドラフト 330ml 4.2%3 ギネス ドラフト 330ml 4.2%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢280〜380円(330ml缶)
💎 プロのおすすめ

黒く濃厚だが度数は4.2%と意外に低い。

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4 コロナ・エキストラ 355ml 4.6%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢250〜350円(355ml瓶)
💎 プロのおすすめ

ライム映えする軽快ラガー。度数4.6%。

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5 ミラー ジェニュイン ドラフト 355ml 4.7%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢250〜340円(355ml瓶)
💎 プロのおすすめ

クリアな飲み口のアメリカンラガー。4.7%。

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ヒューガルデン ホワイト 330ml 4.9%6 ヒューガルデン ホワイト 330ml 4.9%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢300〜420円(330ml瓶)
💎 プロのおすすめ

柑橘香る白ビール。度数4.9%で飲みやすい。

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アサヒ スーパードライ 350ml 5.0%7 アサヒ スーパードライ 350ml 5.0%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢200〜260円(350ml缶)
💎 プロのおすすめ

辛口の国民的ラガー。標準的な度数5.0%。

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キリン 一番搾り 350ml 5.0%8 キリン 一番搾り 350ml 5.0%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢200〜260円(350ml缶)
💎 プロのおすすめ

一番搾り製法の王道ピルスナー。5.0%。

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サッポロ生ビール黒ラベル 350ml 5.0%9 サッポロ生ビール黒ラベル 350ml 5.0%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢200〜260円(350ml缶)
💎 プロのおすすめ

バランス型の定番。標準度数5.0%。

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サッポロ ヱビスビール 350ml 5.0%10 サッポロ ヱビスビール 350ml 5.0%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢250〜320円(350ml缶)
💎 プロのおすすめ

麦芽100%のプレミアム。コク深く度数5.0%。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
オリオン ザ・ドラフト 350ml 5.0%11 オリオン ザ・ドラフト 350ml 5.0%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢220〜300円(350ml缶)
💎 プロのおすすめ

沖縄の軽快ラガー。度数5.0%。

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ハイネケン 330ml 5.0%12 ハイネケン 330ml 5.0%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢250〜350円(330ml瓶)
💎 プロのおすすめ

世界的ラガーの代表。標準度数5.0%。

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バドワイザー 355ml 5.0%13 バドワイザー 355ml 5.0%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢240〜330円(355ml瓶)
💎 プロのおすすめ

軽快なアメリカンラガー。度数5.0%。

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カールスバーグ 330ml 5.0%14 カールスバーグ 330ml 5.0%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢230〜320円(330ml瓶)
💎 プロのおすすめ

北欧の定番ピルスナー。度数5.0%。

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15 ステラ・アルトワ 330ml 5.2%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢260〜360円(330ml瓶)
💎 プロのおすすめ

ベルギー伝統のピルスナー。度数5.2%。

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16 ブルームーン 355ml 5.4%
★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢300〜420円(355ml瓶)
💎 プロのおすすめ

オレンジ映えする白ビール。度数5.4%。

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パンクIPA(ブリュードッグ) 330ml 5.4%17 パンクIPA(ブリュードッグ) 330ml 5.4%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢350〜550円(330ml缶)
💎 プロのおすすめ

ホップ全開のクラフトIPA。度数5.4%。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
サントリー ザ・プレミアム・モルツ 350ml 5.5%18 サントリー ザ・プレミアム・モルツ 350ml 5.5%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢250〜320円(350ml缶)
💎 プロのおすすめ

華やかな香りのプレミアム。度数5.5%。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
よなよなエール 350ml 5.5%19 よなよなエール 350ml 5.5%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢280〜380円(350ml缶)
💎 プロのおすすめ

香り高い国産クラフト。度数5.5%。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
シエラネバダ ペールエール 355ml 5.6%20 シエラネバダ ペールエール 355ml 5.6%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢350〜500円(355ml缶)
💎 プロのおすすめ

クラフト史を作ったペールエール。度数5.6%。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
オルヴァル 330ml 6.2%21 オルヴァル 330ml 6.2%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢600〜900円(330ml瓶)
💎 プロのおすすめ

唯一無二のトラピスト。度数6.2%。

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レフ ブロンド 330ml 6.6%22 レフ ブロンド 330ml 6.6%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢350〜500円(330ml瓶)
💎 プロのおすすめ

甘く香るベルジャンブロンド。度数6.6%。

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23 インドの青鬼(よなよなの里) 350ml 7.0%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢320〜450円(350ml缶)
💎 プロのおすすめ

苦味と度数7.0%の国産IPA。

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24 バラスト・ポイント スカルピンIPA 355ml 7.0%
★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢450〜650円(355ml缶)
💎 プロのおすすめ

受賞IPA。度数7.0%でホップ強め。

LINXASで探すコレクション 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム 山崎原酒樽熟成2025 715ml 8.5%25 ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム 山崎原酒樽熟成2025 715ml 8.5%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
参考小売6,600円前後(715ml瓶)
💎 プロのおすすめ

ウイスキー樽熟成の限定品。度数8.5%。

在庫切れリンクサス入荷通知 価格を見るAmazon 楽天で探す 商品名検索 査定 買取
デュベル 330ml 8.5%26 デュベル 330ml 8.5%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢450〜650円(330ml瓶)
💎 プロのおすすめ

軽快に飲めて度数8.5%の悪魔。

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シメイ ブルー 330ml 9.0%27 シメイ ブルー 330ml 9.0%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢500〜750円(330ml瓶)
💎 プロのおすすめ

熟成で深まるトラピスト。度数9.0%。

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ウェストマール トリプル 330ml 9.5%28 ウェストマール トリプル 330ml 9.5%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢600〜850円(330ml瓶)
💎 プロのおすすめ

トリプルの原点。度数9.5%。

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ロシュフォール10 330ml 11.3%29 ロシュフォール10 330ml 11.3%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢700〜1000円(330ml瓶)
💎 プロのおすすめ

濃厚で度数11.3%の銘酒級ビール。

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30 サミクラウス クラシック 330ml 14.0%
★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア
実勢900〜1400円(330ml瓶)
💎 プロのおすすめ

度数14.0%、ビールの度数の上限級。

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ビールはオープン価格の銘柄が多く、メーカー定価が公表されていないものは定価・市場相場の欄に実勢の目安が入ります。並べ替えはおすすめ順・価格順・希少度順で切り替えられますが、価格の登録がない行は価格順では動きません。在庫と価格は変動するため、最新の状態は各リンク先でご確認ください。最安値を保証する一覧ではありません。

関連商品ラインナップ
リンクサス酒販の在庫から並ぶ関連商品

この下に並ぶのはリンクサス酒販の在庫から選んだ関連商品で、中身はウイスキーが中心になる。ビールとは棚が違うが、制度の物差しで見ると地続きだ。ビールは度数にかかわらず1キロリットルあたりの税率が一つに決まるのに対し、ウイスキーは37度未満なら一律37万円で、37度以上になると第1項第3号に戻り、20万円にアルコール分が20度を超える1度ごとに1万円を加えた金額になる(第23条第3項と第1項第3号)。37度ちょうどでも37万円になり、そこから1度上がるごとに1万円ずつ増える。同じ「お酒」でも税額の決まり方の型が違う。ウイスキーの一覧を眺めるときに、度数の表示が価格にどう効いているかという目で見ると、この記事の後半とつながる。

消費の直前という例外|第43条第10項と施行令第50条第13項

消費の直前という例外
第43条第10項と施行令第50条第13項

第1項の原則に当てはまるのなら、居酒屋のレッドアイは無免許製造になってしまう。そうならないのは、同じ第43条の第10項が例外を置いているからだ。

前各項の規定は、消費の直前において酒類と他の物品(酒類を含む。)との混和をする場合で政令で定めるときについては、適用しない。

「政令で定めるとき」の中身は酒税法施行令第50条第13項にある。認められるのは酒場、料理店その他酒類を専ら自己の営業場において飲用に供することを業とする者がその営業場において消費者の求めに応じ、又は酒類の消費者が自ら消費するため、当該混和をするときだ。

認められる主体は二つだけ

ここで認められている主体は二つに絞られている。ひとつは酒場や料理店のように、酒類を自分の営業場で飲ませることを業としている者が、その営業場で客の求めに応じて混ぜる場合。もうひとつは、消費者が自分で飲むために混ぜる場合だ。居酒屋のレッドアイは前者、家で作るレッドアイは後者にあたる。

この項には度数の条件も、混ぜる前の酒が課税済みであることも書かれていない。加えてよいものは「他の物品(酒類を含む。)」なので、酒と酒を混ぜるカクテルも射程に入る。バーがジンとベルモットを混ぜてマティーニを出せるのも、同じ第10項の系列にある。

自家製梅酒が通るのは別の項

よく似た例外がもうひとつある。第11項の、酒類の消費者が自ら消費するため酒類と他の物品(酒類を除く。)との混和をする場合という規定だ。自家製の梅酒がここに乗る。ただし括弧書きが第10項と正反対で、加えてよい物品から酒類が除かれている。さらに施行令第50条第14項が三つの条件を置き、その第1号は当該混和前の酒類は、アルコール分が二十度以上のものと定める。課税済みであることも同じ号に書かれている。

そして決定的な違いが第12項だ。

前項の規定の適用を受けた酒類は、販売してはならない。

「前項」とあるとおり、この販売禁止がかかるのは第11項で作ったものだけだ。第10項には販売を禁じる規定がない。だから飲食店は自分で混ぜた一杯を代金と引き換えに出せる。自家製梅酒を店で売れないのに、その場で混ぜたカクテルは売れる。この差は味でも手間でもなく、乗っている項の違いから来ている。

第10項の書き出しが「前各項の規定は」となっている点も見ておきたい。適用されなくなるのは第1項だけではなく、第2項から第9項までの混和に関する規定がまとめて外れる。たとえば第5項は製造場以外での酒と水の混和を製造とみなすが、飲む直前に水割りを作る場面ではこの項も働かない。第10項は、混和に関する規定の集まり全体に対する例外として置かれている。

表1 レッドアイのような混ぜ方を受け止める三つの条項
条項 誰が・どこで 混和の対象となる物品 混和前の酒への条件 できたものを売れるか
第43条第1項(原則) 限定なし 水以外の物品(同一の品目の酒類を除く) なし 製造とみなされるため免許が要る
第43条第10項 酒場・料理店などが営業場で客の求めに応じて/消費者が自分で飲むために 他の物品(酒類を含む) 条文に定めなし 店が客に出すことは妨げられない
第43条第11項 消費者が自分で飲むために 他の物品(酒類を除く) アルコール分20度以上で課税済み 第12項が販売を禁じている

制度の重さも確かめておく。免許を受けずに酒類を製造した場合、第54条第1項は十年以下の拘禁刑又は百万円以下の罰金と定める。第11項で作ったものを売った場合は、第56条第1項第4号により一年以下の拘禁刑又は五十万円以下の罰金だ。第43条の例外は、この二つの条文の手前に引かれている線ということになる。

仕上がりの度数は割合で決まる|1度と20度という二つの線

仕上がりの度数は割合で決まる
度数を計算で確かめる

酒税法が使う二つの線を先に確認する。第2条第1項は酒類をアルコール分一度以上の飲料と定めている。下の線が1度だ。ビールについては第3条第12号が上限を20度未満と定めていて、上の線が20度になる。レッドアイを作る作業は、この二つの線のあいだで数字を動かしていることになる。

公式レシピの2.50%を検算する

アサヒの公式レシピは度数2.50%と書いている。検算すると、5%のビール100ミリリットルに0%のトマトジュース100ミリリットルを加えるので、5×100÷200=2.50となり公表値と一致する。純アルコール量も、100ミリリットル×5%で5ミリリットル、エタノールの比重0.789を掛けて約3.9グラムとなり、公式表記の4グラムと合う。

表2 5%のビールを割ったときの度数(計算値)
ビール:トマトジュース 仕上がりの度数 酒税法上の扱い 備考
2:1 3.33% 酒類 ビールを立てた濃いめ
1:1 2.5% 酒類 アサヒの公式レシピと同じ割合
1:2 1.67% 酒類 トマトを立てた軽め
1:4 1% 酒類 1度ちょうど。まだ酒類の側にいる
1:5 0.83% 酒類ではない 1度を下回るので酒類の定義から外れる

薄めすぎると酒類ですらなくなる

表の下の二行が境目にあたる。ビール1に対してジュース4だと5÷5でちょうど1%になり、まだ酒類の側にいる。1対5にすると0.83%まで下がり、1度を下回るので酒類の定義から外れる。ここまで薄めた飲みものは、第43条第1項が言う「混和後のものが酒類であるとき」に当たらない。つまりトマトジュースを大量に注ぐと、条文の入口の手前で話が終わる。

この計算は体積を単純に足した値で、混ぜたときのわずかな体積変化は考えていない。実際の商品も度数に幅があるので、表の数字は目安として読んでほしい。ビールの度数を扱った記事もあわせて参照できる。

酒税は缶が製造場を出た時点で確定している

酒税は缶が製造場を出た時点で確定している
税率と350ミリリットルあたりの税額

酒税は飲むときにかかるのではなく、酒類が製造場から出るとき、あるいは保税地域から引き取られるときに課される。缶ビールを買った時点で税額はすでに確定していて、その後どう割ろうと金額は動かない。

2026年10月1日にビールの税率が下がる

ビールは発泡性酒類に属する。本則である第23条第1項第1号は1キロリットルあたり155,000円だが、いま実際に適用されているのは平成29年法律第4号の附則第36条第4項で、令和5年10月1日から令和8年9月30日までは181,000円とされている。国税庁の酒税率一覧表もビールの欄に181,000円と載せ、適用の条件を発泡性の有無を問わないと書いている。発泡していてもいなくても税率は変わらないという意味だ。

この特例は2026年9月30日で終わる。翌10月1日からは本則の155,000円が適用され、350ミリリットル缶あたりの酒税は63.35円から54.25円へ、9.10円下がる。

表3 発泡性酒類の税率と350ミリリットルあたりの酒税額
区分 1キロリットルあたり 350mLあたり 根拠
ビール(令和8年9月30日まで) 181,000円 63.35円 平成29年法律第4号 附則第36条第4項
ビール(令和8年10月1日から) 155,000円 54.25円 酒税法第23条第1項第1号
発泡酒(麦芽50%未満25%以上・10度未満/令和8年9月30日まで) 155,000円 54.25円 同 附則第36条第5項第1号
発泡酒(麦芽25%未満・10度未満ほか/令和8年9月30日まで) 134,250円 46.99円 同 附則第36条第5項第2号
その他の発泡性酒類(令和8年9月30日まで) 80,000円 28.00円 同 附則第36条第5項第3号
その他の発泡性酒類(令和8年10月1日から) 100,000円 35.00円 酒税法第23条第2項

割ると1ミリリットルあたりの税は薄まる

ここでレッドアイに戻る。350ミリリットル缶を同量のトマトジュースで割ると、飲みものは700ミリリットルになる。しかし酒税は缶が出たときの63.35円のままだ。1ミリリットルあたりに直すと0.181円から0.0905円へ、ちょうど半分になる。割るという行為は、税を減らすのではなく同じ税額を広げているだけだ。

もし同じものを容器に詰めて売るならこの理屈は通らない。第43条第10項が求める「消費の直前」でも、施行令第50条第13項が挙げる「その営業場」でもないからだ。製品として造るには品目ごとの製造免許が要る。第7条第2項は品目ごとに1年間の最低製造見込数量を並べていて、ビールは60キロリットル、発泡酒やリキュールは6キロリットルだ。混ぜたものがどの品目になるかで越える壁の高さも変わる。手元で割るのと商品にするのとでは、通る手続がまるで違う。

表4 令和5年度の課税数量(抜粋・国税局分と税関分の合計・千キロリットル)
品目 令和4年度 令和5年度
ビール 2,209 2,345
発泡酒 586 1,231
リキュール 2,330 1,599
酒類全体の合計 8,164 8,065

令和5年度のビールの課税数量は2,345千キロリットルで、酒類全体8,065千キロリットルの約29.1%にあたる。同じ表で発泡酒が586から1,231へ増え、リキュールが2,330から1,599へ減っているのは、令和5年10月1日にいわゆる新ジャンルが法令上の発泡酒に移ったことによる分類替えを含む動きで、実際の売れ行きだけを表したものではない。ビールの数字はこの移動の影響を受けない。

トマトジュースの定義は食品表示基準にある

トマトジュースの定義は食品表示基準にある
割り材の側の規格を読む

割り材の側にも定義がある。トマトジュースが何を指すかを決めているのは、内閣府令である食品表示基準の別表第三だ。かつては農林水産省の「トマト加工品品質表示基準」(平成十二年農林水産省告示第千六百三十二号)がこれを担っていたが、同基準は食品表示基準の附則で廃止された基準の一覧に第九号として挙がっている。いまトマトジュースの定義を引くなら食品表示基準を見る。

定義は二本立てになっている。ひとつめはトマトの搾汁又はこれに食塩を加えたもの、ふたつめは濃縮トマト(この表の中欄に掲げる濃縮トマトに係るこの表の下欄二に規定するものを除く。)を希釈して搾汁の状態に戻したもの又はこれに食塩を加えたものだ。

注目したいのは、どちらの号にも「食塩を加えたもの」が含まれている点だ。食塩を入れるかどうかは定義の中の選択肢であって、有塩でも無塩でも同じ「トマトジュース」と名乗る。別表第三はトマト加工品として9つを挙げていて、トマトジュースはそのひとつにあたる。

濃縮還元は名称に書く決まりがある

ふたつめの号にあたるもの、つまり濃縮したトマトを水で戻して作ったものは、名称の書き方が決められている。別表第四はこう定める。

ただし、濃縮トマトを希釈して製造したトマトジュースにあっては、「トマトジュース(濃縮トマト還元)」又は「トマトジュース(濃縮還元)」と表示する。

パックの正面に「濃縮還元」と書いてあるのは、メーカーの説明ではなく表示の決まりに従ったものだ。逆に何も付いていなければ、搾ったものをそのまま詰めた一本ということになる。ここでいう濃縮トマトは、搾汁を濃縮したもので無塩可溶性固形分が八パーセント以上のものを指す。同じ濃縮でも、これを二十四パーセント未満の範囲で止めたものはトマトピューレー、それ以上に詰めたものはトマトペーストと呼び分けられる。

薄めると名前が変わる

トマトジュースを名乗れるのは、搾汁の状態か、そこまで戻したものまでだ。それより薄いものには別の名前が用意されている。トマト果汁飲料の定義は次に掲げるもののうち、トマトの搾汁が五十パーセント以上のものをいう。というもので、五十パーセントという下限が引かれている。

別表第三が挙げるトマト加工品は、飲みもの以外にも及ぶ。トマトケチャップとチリソースは可溶性固形分が二十五パーセント以上、トマトソースは八パーセント以上二十五パーセント未満と、同じ表の中で数字によって区切られている。ひとつの原料からできたものが、水分をどこまで抜いたかという一本の軸で名前を分けられているわけだ。飲む側から見ると、レッドアイに注げるのはこの軸のいちばん薄い側にあるトマトジュースとトマト果汁飲料、それに野菜類を足したトマトミックスジュースということになる。

表5 トマトの飲みものをめぐる三つの名称(食品表示基準 別表第三)
名称 定義の要点 薄めてよいか
トマトジュース トマトの搾汁、または濃縮トマトを搾汁の状態まで戻したもの。どちらも食塩を加えたものを含む 搾汁の状態が上限で、それより薄いものは名乗れない
トマト果汁飲料 搾汁を薄めたもののうち、トマトの搾汁が五十パーセント以上のもの 薄めることが前提の名称。ただし半分は下限で、それを下回ると名乗れない
トマトミックスジュース トマトジュースを主原料に、セルリーやにんじんなどの野菜類の搾汁を加えたもの 加えるのは野菜類の側

レッドアイの割り材にトマト果汁飲料を使うとどうなるか。五十パーセントは下限なので、トマトの搾汁は少なくとも半分は入っているが、搾汁の状態まで戻したトマトジュースより薄いことは名称から分かる。ただし仕上がりの度数は変わらない。加える体積が同じなら、その中身が搾汁でも水で薄めたものでもアルコールは含まないので、5×100÷200で2.50%のままだ。変わるのはトマトの濃さのほうだ。五十パーセントは下限なので実際の割合は商品によるが、下限に近いものを選べば1対1で割ったつもりでも入っている搾汁は半分ほどにとどまる。

有塩と無塩|成分表の数値で見る差

有塩と無塩
成分表の数値で見る差

有塩と無塩の違いは、好みの問題として語られることが多い。数値で見るとどうなるかを、日本食品標準成分表で確かめる。

表6 可食部100グラムあたりの成分(日本食品標準成分表)
食品番号 食品名 エネルギー
kcal
炭水化物
g
ナトリウム
mg
食塩相当量
g
カリウム
mg
アルコール
g
06185 トマトジュース 食塩添加 15 4.0 120 0.3 260
06340 トマトジュース 食塩無添加 18 4.0 8 0 260
16006 ビール 淡色 39 3.1 3 0 34 3.7
16007 ビール 黒 45 3.6 3 0 55 4.2
16008 ビール スタウト 62 4.9 4 0 65 5.9

ナトリウムは食塩添加が120ミリグラム、食塩無添加が8ミリグラムで15倍の開きがある。一方でカリウムはどちらも260ミリグラムで同じだ。塩の有無で直接動くのはナトリウムと食塩相当量のほうで、カリウムは変わらない。なお食塩相当量という値そのものは、ナトリウムの量に2.54を掛けたものと食品表示基準が定義している。

もうひとつ、この表には見落としやすい点がある。エネルギーは食塩添加が15キロカロリー、食塩無添加が18キロカロリーで、塩を入れていないほうが大きい。水分はどちらも94.1グラム、炭水化物もどちらも4.0グラムで同じなのに、熱量だけが3キロカロリー違う。成分表では利用可能炭水化物(単糖当量)の欄が食塩添加では推計値、食塩無添加では未測定となっていて、熱量の計算に使える成分の揃い方が二つの食品で異なっている。塩の有無がそのままカロリーの差を生んでいる、と読むのは早い。

「食塩無添加」と近い表示に「ナトリウム塩を添加していない旨」がある。これは食品表示基準第7条が要件を定めた任意表示で、第一の要件はいかなるナトリウム塩も添加されていないことだ。食塩以外のナトリウム塩を技術的な目的で加える場合に、含まれるナトリウム量が別表第十三の基準値以下であればよいという例外が括弧書きで付いている。第二の要件として、加えたナトリウム塩の代わりになる原材料や添加物を使っていないことも求められる。パックの表示は、こうした条件を満たしたうえで初めて成り立っている。

缶とパックで書いてある項目の数が違う

缶とパックで書いてある項目の数が違う
表示義務の非対称

ビールの缶とトマトジュースのパックを並べると、書かれている項目の数が違うことに気づく。これはメーカーの方針ではなく、制度が定めた非対称だ。

食品表示基準第5条は「義務表示の特例」として、酒類を販売する場合原材料名 アレルゲン 原産国名の表示を要しないと定めている。原材料名、アレルゲン、原産国名の三つだ。さらに第3条第3項の表では、栄養成分の量および熱量、保存の方法、消費期限または賞味期限のそれぞれについて、省略できる食品の区分に酒類が挙がっている。

表7 缶ビールとトマトジュースで義務の有無が分かれる表示項目
表示項目 トマトジュース 酒類 根拠
原材料名 義務 表示を要しない 食品表示基準第5条
アレルゲン 義務 表示を要しない 食品表示基準第5条
原産国名(輸入品) 義務 表示を要しない 食品表示基準第5条
栄養成分の量および熱量 義務 省略できる 食品表示基準第3条第3項の表
消費期限または賞味期限・保存の方法 義務 省略できる 食品表示基準第3条第3項の表
名称 義務(濃縮還元の別まで定めがある) 義務(濃縮還元のような個別の定めはない) 食品表示基準第3条第1項・別表第四

つまり、レッドアイを構成する二つの液体のうち、割り材の側だけが原材料名も熱量も期限も書いている。飲みものとして一杯になったときに参照できる情報は、ジュースのパックからしか得られないことが多い。表示のルールは製品ごとにかかるもので、混ぜたあとの一杯にかかるわけではないからだ。

熱量の表示についても同じことがいえる。缶に書かれていないからカロリーがないわけではなく、書かなくてよいという扱いになっているだけだ。ビールの熱量をどう見積もるかはビールのカロリーを整理した記事で扱っている。スタイルによる違いはビールの種類の記事が詳しい。

なおアルコール分の表示については、酒類の表示は酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の側でも定められている。食品表示基準の特例は、酒類にいっさい表示が要らないという意味ではなく、この基準が課す三項目と省略可能な項目に限った話だ。

飲まないお酒の査定・買取はリンクサスへ

ビールのように賞味期限の短い酒は買取の対象になりにくいが、贈答で受け取ったウイスキーやブランデー、日本酒が手つかずで残っている家庭は多い。リンクサス酒販では未開栓のまま保管されていた酒類の査定を受け付けている。混ぜたり詰め替えたりしていない、購入時の状態のものが対象になる。

査定を早めるコツは、箱と付属品をそろえておくこと、ラベルを濡らさないこと、そして保管場所の温度が高くなかったかを伝えておくことだ。品目やジャンルごとの窓口はウイスキーの買取洋酒の買取日本酒の買取から確認できる。当日14:00までのご注文で当日発送に対応する品揃えの詳細はリンクサス酒販のトップにまとめている。

よくある質問

居酒屋がレッドアイを作って出すのは酒税法上どう位置づけられますか?

酒税法第43条第10項と、その委任を受けた施行令第50条第13項によって、みなし製造の規定が適用されない場合にあたります。第13項は、酒場や料理店その他酒類を専ら自己の営業場において飲用に供することを業とする者が、その営業場において消費者の求めに応じて混ぜるときを挙げています。第1項の原則だけを読むと、酒に水以外のものを混ぜて酒ができれば新しく製造したものとみなされますが、この例外がその手前に線を引いています。

家でビールをトマトジュースで割るのも同じ条文ですか?

同じ第43条第10項の系列です。施行令第50条第13項は「酒類の消費者が自ら消費するため」混ぜる場合も並べて挙げています。よく話題になる自家製梅酒は第11項という別の項で扱われ、こちらは混ぜる前の酒がアルコール分二十度以上で課税済みであることなどの条件が付き、できたものの販売が第12項で禁じられています。飲む直前に割るレッドアイには、この度数の条件も販売禁止もかかりません。

レッドアイの度数はどのくらいになりますか?

アサヒビールのカクテルガイドは、アサヒスーパードライ100ミリリットルとトマトジュース100ミリリットルの組み合わせでアルコール度数2.50パーセントと記しています。計算でも5パーセントのビールを同量で割ると5×100÷200で2.5パーセントとなり、公表値と一致します。ビールを多くすれば上がり、ジュースを多くすれば下がります。

薄めれば酒ではなくなりますか?

計算のうえでは、5パーセントのビールに対してトマトジュースを4倍より多く加えると1パーセントを下回ります。酒税法第2条第1項が酒類の下限を1度に置いているので、この線を下回った飲みものは酒類の定義から外れます。ただし1対4ではちょうど1パーセントで、まだ酒類の側です。実際の商品は度数に幅があるため、境目のあたりを狙って判断するのは向きません。

トマトジュースの「濃縮還元」という表示は何を意味しますか?

濃縮したトマトを水で搾汁の状態まで戻して作ったという意味です。食品表示基準の別表第四が、濃縮トマトを希釈して製造したトマトジュースには「トマトジュース(濃縮トマト還元)」または「トマトジュース(濃縮還元)」と表示すると定めています。表示がないものは搾ったものをそのまま詰めたタイプにあたります。なお濃縮トマトは、搾汁を濃縮したもので無塩可溶性固形分が八パーセント以上のものを指します。

有塩と無塩でカロリーは変わりますか?

日本食品標準成分表では、可食部100グラムあたりのエネルギーがトマトジュース食塩添加で15キロカロリー、食塩無添加で18キロカロリーとなっていて、塩を加えていないほうが大きい値です。ただし水分も炭水化物も両者で同じ値なので、この差を塩の有無そのものによる差と読むことはできません。成分表では利用可能炭水化物(単糖当量)が食塩添加では推計値、食塩無添加では未測定で、熱量の計算に使える成分の揃い方が異なっています。

お酒は20歳になってから。飲みやすく仕上がるカクテルほど量が進みやすいので、体調と量に気をつけて楽しんでほしい。妊娠中や授乳期、車を運転する予定のあるときは飲まないこと。

最終更新:(リンクサス酒販 鑑定士チーム監修)

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