シャトー・ラトゥールの当たり年と値段を解説|セカンド・レ・フォールの魅力も紹介
シャトー・ラトゥールは、1855年のメドック格付けで第一級に選ばれた5大シャトーのひとつで、ラベルの塔が象徴する力強く重厚な長期熟成型の赤ワインです。価格は現行に近いヴィンテージで15万〜30万円前後、当たり年や古いヴィンテージは数十万〜100万円超になることもあります。セカンドワインは「レ・フォール・ド・ラトゥール」、サードワインは「ポイヤック・ド・ラトゥール」。2012年からはプリムール(先物)販売をやめ、飲み頃を迎えてから出荷する独自方針でも知られます。格付けと特徴、味わい、価格相場、当たり年、セカンド・サード、飲み頃と保管・購入時の注意点まで、鑑定士の視点を交えて解説します。眠っている一本や好みに合わなかったボトルはワインの買取で次の一本の予算にあてられます。
目次
- シャトー・ラトゥールとは?格付け・特徴・オーナー
- シャトー・ラトゥールの味わい・特徴とは?力強さの理由
- シャトー・ラトゥールの値段・価格相場はいくら?
- シャトー・ラトゥールの当たり年とヴィンテージの特徴
- セカンド・サードワイン|レ・フォールとポイヤック・ド・ラトゥール
- プリムール販売をやめた理由|飲み頃で出荷する方針
- 当たり年・価格で選ぶシャトー・ラトゥール一覧【価格比較】
- 飲み頃・保管・購入時の注意点
- シャトー・ラトゥールに関するよくある質問
- まとめ
シャトー・ラトゥールとは?格付け・特徴・オーナー

シャトー・ラトゥールは、フランスワインの銘醸地ボルドーのメドック地区ポイヤック村にある生産者(シャトー)です。1855年に定められたメドック格付けで第一級(プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ)に選ばれ、5大シャトー(ラフィット・ラトゥール・マルゴー・ムートン・オー・ブリオン)の一角として世界最高峰の地位を保ち続けています。名前の「ラトゥール(La Tour)」はフランス語で「塔」を意味し、ラベルには14世紀に要塞として築かれたと伝わる塔が描かれています。1本で何十万円という価値が認められる超高級ワインです。
メドック格付け第一級の名門シャトー
ボルドーのワインには明確な格付けがあり、ラトゥールは5大シャトーの中でも特に「力強さ」「重厚さ」で知られる存在です。格付けが見直された歴史の中でもその座を譲ることはなく、早くから外国資本のもとで最新設備を導入するなど、伝統と革新を両立させてきました。5大シャトーの序列や覚え方は五大シャトーの序列とロマネ・コンティとの違いで詳しく整理しています。
基本スペックと中心の畑「ランクロ」
ラトゥールの中心となるのは、シャトーを囲む「ランクロ(L'Enclos)」と呼ばれる約47ヘクタールの自社畑です。ジロンド河の近くに位置し、砂利質の土壌で水はけがよく、カベルネ・ソーヴィニヨンが力強く育ちます。グラン・ヴァン(ファースト)はこのランクロのブドウを中心に造られます。基本スペックを表にまとめました。
| 格付け | メドック格付け第一級(プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ) |
| 産地 | フランス・ボルドー地方/メドック地区ポイヤック村 |
| オーナー | フランソワ・ピノー氏(アルテミス・グループ)。1993年に取得し現在まで所有 |
| 主なブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン主体。メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド |
| 中心の畑 | シャトーを囲む「ランクロ(L'Enclos)」と呼ばれる約47ヘクタールの自社畑 |
| セカンド/サード | レ・フォール・ド・ラトゥール/ポイヤック・ド・ラトゥール |
オーナー(所有者)は誰?フランソワ・ピノーとアルテミス
シャトー・ラトゥールのオーナーは、フランスの実業家フランソワ・ピノー氏(アルテミス・グループ)です。20世紀後半は英国系資本のもとにありましたが、1993年にピノー氏が取得し、現在まで所有を続けています。豊富な資金力を背景に畑や醸造設備への投資を重ね、後述するプリムール販売からの離脱など、品質を最優先する独自の方針でも知られます。なお同じポイヤック村には、名前の似たロスチャイルド家所有のシャトー・ラフィット・ロートシルトもありますが、所有者も味わいも異なる別のシャトーです。
シャトー・ラトゥールの味わい・特徴とは?力強さの理由

シャトー・ラトゥールは、5大シャトーの中でも「もっとも力強く重厚」と評される味わいが最大の特徴です。カベルネ・ソーヴィニヨンを主体とした凝縮感のある果実味、しっかりとした骨格とタンニンを備え、若いうちは堅牢ですが、20年以上の熟成を経て真価を発揮します。よく「ベルベットの手袋に包まれた鉄拳(iron fist in a velvet glove)」とたとえられ、強さと優美さを併せ持つスタイルです。
力強さと長期熟成を生むブドウと土壌
ラトゥールの力強さは、ジロンド河沿いの砂利質土壌で育つカベルネ・ソーヴィニヨンに由来します。河の近くは霜の害を受けにくく、難しい年でも安定して良質なブドウが穫れるため、ヴィンテージによる品質の振れ幅が比較的小さいことでも知られます。黒系果実やカシス、杉やリコリス、なめし革のような複雑な香りが、熟成とともに幾層にも重なって開いていきます。当たり年や熟成の考え方はヴィンテージワインとはもあわせてどうぞ。
5大シャトーの中での個性
同じポイヤック村のラフィットが「繊細でエレガント」と評されるのに対し、ラトゥールは「力強く堅牢」。マルゴーの華やかさ、ムートンの濃厚さ、オー・ブリオンの土っぽい複雑さと並べると、その骨太な個性がよくわかります。長期熟成にもっとも適した5大シャトーのひとつとされ、飲み頃を待つ楽しみが大きいワインです。だからこそ、若くして開けるよりも、適切に熟成させてから味わいたい一本といえます。
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シャトー・ラトゥールの値段・価格相場はいくら?

シャトー・ラトゥールの価格は、現行に近いヴィンテージでおよそ15万〜30万円前後が目安です。これはボルドーワインの中でもかなり高額な部類にあたります。ラトゥールは20年以上の熟成で花開く長期熟成型のため長期保管が可能で、古いヴィンテージほど高い価値がつきやすいのも特徴です。
当たり年・古酒は数十万〜100万円超に
当たり年や希少なヴィンテージは、1本で数十万円から100万円を超える価格がつくこともあります。とくに1961年や1982年といった伝説的な当たり年は入手が難しく、状態の良いボトルは高値で取引されます。通常の750mlのほか、より長期熟成に向く1,500mlのマグナムボトルなど大容量サイズはさらに高額になります。最高額帯のワインの世界を知りたい方は世界一高いワインランキングもあわせてどうぞ。
価格が高い背景
ラトゥールが高額な理由は、5大シャトーという別格のブランド力、生産量の限られた希少性、そして長期熟成によって価値が上がりやすい点にあります。加えて後述するプリムール販売からの離脱により、シャトーが飲み頃まで熟成させてからリリースするようになったことも、流通量と価格に影響しています。近年は物価高や輸送コストの上昇も加わり、日本での販売価格も高値で推移しています。
シャトー・ラトゥールの当たり年とヴィンテージの特徴

ラトゥールの中でも特に高い価値がつきやすいのが「当たり年(グレートヴィンテージ)」のボトルです。天候に恵まれてブドウがよく育った年は出来栄えが素晴らしく、価格も評価も高くなります。ラトゥールの当たり年には1961年、1982年、1990年、1996年、2000年、2003年、2005年、2009年、2010年、2016年などがあります。年ごとの相場感はボルドーのワインの当たり年(ヴィンテージチャート)が参考になります。
主な当たり年と味わいの特徴
代表的なヴィンテージの特徴を一覧にまとめました。同じラトゥールでも年によって飲み頃や評価が異なります。河沿いの好立地で品質が安定しているとはいえ、当たり年はやはり別格です。
| ヴィンテージ | 特徴・評価 |
|---|---|
| 1961 | 20世紀を代表する伝説的グレートヴィンテージ。半世紀を超えてなお高い評価を保つ |
| 1982 | 記録的な当たり年。力強さと凝縮感を備え、長期熟成を経て今ちょうど飲み頃。入手難度も高い |
| 1990 | 豊満で完成度の高い年。果実味と骨格のバランスがよく、安定した評価を受ける |
| 1996 | メドックに理想的だった年。カベルネ・ソーヴィニヨンが秀逸で、長命なクラシックスタイル |
| 2000 | ミレニアムヴィンテージ。緻密で奥行きがあり、寿命の長い長期熟成型 |
| 2003 | 猛暑年。リッチで豊満な果実味が特徴。早くから楽しめる一方で熟成も可能 |
| 2005 | 緻密で気品あるグレートヴィンテージ。タンニンが上質で飲み頃は長く続く |
| 2009 | 豊満でパワフルな当たり年。ワインアドヴォケイトでも高評価の、近年屈指の充実した年 |
| 2010 | 2009と並ぶ双璧。構造がしっかりした長期熟成型で、評価・人気ともに高い |
| 2016 | 近年最高峰と評されるクラシック。緻密さと気品を兼ね備えた完成度の高い年 |
近年の2016などは力強く完成度が高い一方で、本来の真価が出るのは10〜20年後とも言われます。2000・2003・2005はちょうど飲み頃を迎えつつ、さらなる熟成も楽しめる年です。1961・1982・1996は保存状態が良ければ味わいがほぼ完成しており、コレクションとしても高く評価されています。
セカンド・サードワイン|レ・フォールとポイヤック・ド・ラトゥール

シャトー・ラトゥールは、グラン・ヴァン(ファースト)のほかにセカンドワイン「レ・フォール・ド・ラトゥール」とサードワイン「ポイヤック・ド・ラトゥール」を造っています。ファーストより手に取りやすい価格で、ラトゥールらしい力強さを楽しめることから人気です。SERPでも「セカンド・サードの飲み比べ」を探す声が多く見られます。
セカンド「レ・フォール・ド・ラトゥール」
レ・フォール・ド・ラトゥールは1966年に誕生したセカンドワインで、ファーストには使われなかった比較的若い樹のブドウや一部の区画から造られます。1級の品格と骨格を受け継ぎながら、ファーストよりも早く開き、まろやかで飲みやすいのが魅力です。価格は数万円程度からと、ファーストよりぐっと手に取りやすく、「ラトゥールのスタイルを知る一本」として最適です。中期熟成で楽しみたい方に向いています。
サード「ポイヤック・ド・ラトゥール」
ポイヤック・ド・ラトゥールは、ラトゥールが手がけるサードワインです。3つの中でもっとも軽快で親しみやすく、若いうちから楽しめます。価格も1万円台からと手頃で、「まずはラトゥールの世界に触れてみたい」という方の入口にぴったりです。ファースト・セカンド・サードを飲み比べると、同じ畑・同じ造り手から生まれる味わいの違いがよくわかり、ラトゥールの奥深さを体感できます。
プリムール販売をやめた理由|飲み頃で出荷する方針

シャトー・ラトゥールを語るうえで欠かせないのが、2012年に発表された「プリムール販売からの離脱」です。これはラトゥールならではの大きな特徴で、価格や流通のあり方にも影響しています。
プリムール(先物取引)とは
プリムールとは、ボルドーで春に行われる「先物(ワインの予約販売)」のことです。収穫の翌春、まだ樽で熟成中のワインを試飲評価にもとづいて先に販売する仕組みで、買い手は早く・比較的安く確保でき、シャトーは早期に資金を回収できる利点があります。多くの5大シャトーは今もこの仕組みで販売しています。
ラトゥールが離脱した理由とその影響
ラトゥールは2011年ヴィンテージを最後にプリムールから離脱し、2012年ヴィンテージ以降は、シャトーで十分に熟成させ「飲み頃」を迎えてからリリースする方針に切り替えました。理由は、消費者が飲み頃の状態で安心して購入できるようにするためです。保存状態や真贋のリスクが減る一方で、早期に安く確保することはできなくなり、リリース時点ですでに熟成が進んでいるぶん価格は高めになりやすいという特徴があります。長期熟成にもっとも適したラトゥールらしい、品質本位の決断だといえます。
当たり年・価格で選ぶシャトー・ラトゥール一覧【価格比較】

ここまで紹介したサード・セカンドと主要ヴィンテージを、実勢価格の目安が安い順に一覧にまとめました。ブドウ品種・度数・特徴と、実勢価格の目安を並べています。各ボトルの品名・画像や最新価格、おすすめ順・価格順での並べ替えは、リンクサス酒販やAmazon・楽天の商品ページでも確認できます。価格は時期・容量・ヴィンテージ・保存状態で大きく変動するため、あくまで目安としてお考えください。
| 銘柄・ヴィンテージ | 品種・度数 | 特徴・評価 | 実勢価格の目安 | リンクサス酒販 |
|---|---|---|---|---|
| ポイヤック・ド・ラトゥール(サード) | カベルネS主体・約13% | ラトゥールのスタイルを最も気軽に楽しめるサードワイン。若いうちから飲みやすい | 12,000〜28,000円 | 一覧を見る |
| レ・フォール・ド・ラトゥール(セカンド) | カベルネS主体・約13.5% | 1級の品格を受け継ぐセカンド。中期熟成で開く、今飲んでおいしい王道スタイル | 25,000〜55,000円 | 一覧を見る |
| ラトゥール 2016 | カベルネS主体・約13.5% | 近年最高峰と評されるクラシック。緻密で気品ある構成、本領は10〜20年後 | 150,000〜250,000円 | 一覧を見る |
| ラトゥール 2009 | カベルネS主体・約13.5% | 豊満でパワフルな当たり年。近年屈指の充実度でコレクター人気も高い | 200,000〜350,000円 | 一覧を見る |
| ラトゥール 2010 | カベルネS主体・約13.5% | 2009と並ぶ双璧。構造的で長命、飲み頃は20〜50年と長い | 200,000〜350,000円 | 一覧を見る |
| ラトゥール 2005 | カベルネS主体・約13% | 緻密で気品あるグレートヴィンテージ。今ちょうど飲み頃に入りつつある | 200,000〜380,000円 | 一覧を見る |
| ラトゥール 2000 | カベルネS主体・約13% | ミレニアムを記念する長期熟成型。寿命が長くコレクション性も高い一本 | 260,000〜450,000円 | 一覧を見る |
| ラトゥール 1996 | カベルネS主体・約13% | 長命なクラシック。カベルネが秀逸で、保存状態が良ければ評価が高い | 260,000〜450,000円 | 一覧を見る |
| ラトゥール 1982 | カベルネS主体・約13% | 記録的な大当たり年。入手難で高騰し、ちょうど飲み頃を迎えた憧れの一本 | 600,000〜1,200,000円 | 一覧を見る |
入口はサードのポイヤック・ド・ラトゥールやセカンドのレ・フォールが手に取りやすく、ファーストは飲み頃を迎えた2005〜2016から、コレクション性の高い1982・1996・2000まで幅があります。いずれも保存状態が価値を大きく左右するため、状態の説明が明確な専門店で選ぶのが安心です。
飲み頃・保管・購入時の注意点

高価なラトゥールだからこそ、飲み頃の見極めと保管・購入時の注意が大切です。価値を左右するのは銘柄や年だけでなく、どのように保管されてきたかという点にあります。
今飲むべき?寝かせるべき?
ラトゥールは長期熟成型の代表格で、若いヴィンテージは堅牢なため寝かせるのがおすすめです。本来の真価が出るのは20年以上たってからとも言われます。2000・2003・2005のような年は飲み頃を迎えつつまだ熟成も可能で、「今」と「将来」の両方を楽しめます。1961・1982・1996は保存状態が良ければ味わいがほぼ完成しています。開ける際は早めにデキャンタージュし、ゆっくり香りの変化を楽しむと魅力が引き立ちます。
保存状態が価値を決める理由
ラトゥールの価値を決めるうえで最も大事なのが保存状態です。高級ワインは温度や湿度の変化に敏感で、理想的な保管環境は温度12〜15℃、湿度70%前後、光や振動のない場所とされています。これらの条件が満たされないと、良い年のワインでも本来の味が損なわれます。とくに古いワインはラベルの状態・液面の高さ・コルクの状態が重要です。家庭で長期保管するならワインセラーの利用が安心で、保存の基本はワインの賞味期限と保存方法でも詳しく解説しています。
購入時に気をつけたいポイント
購入時に最も重視すべきは、信頼できる販売元かどうかです。ワインは繊細な飲み物で、販売元によって保存の丁寧さが変わります。来歴の不明なボトルや個人取引は品質が読めない場合もあるため注意しましょう。高価なラトゥールを選ぶなら、保管状況の説明が明確で、ラベル・液面・保管方法といった状態確認を丁寧に行う専門店を選ぶのが安心です。価格だけでなく、まずヴィンテージとボトルの状態を重視することが満足できる一本選びのポイントです。
シャトー・ラトゥールに関するよくある質問

シャトー・ラトゥールの値段はいくらですか?
現行に近いヴィンテージでおよそ15万〜30万円前後が目安です。当たり年や希少なヴィンテージは数十万円から100万円を超えることもあります。セカンドの「レ・フォール・ド・ラトゥール」は2万〜5万円台、サードの「ポイヤック・ド・ラトゥール」は1万円台からと手に取りやすい価格帯です。価格は年代・容量・保存状態で大きく変動します。
シャトー・ラトゥールはどんな味ですか?
5大シャトーの中でもっとも力強く重厚と評される味わいです。カベルネ・ソーヴィニヨン主体の凝縮した果実味、しっかりとしたタンニンと骨格を備え、黒系果実・カシス・杉・なめし革のような複雑な香りを持ちます。若いうちは堅牢で、20年以上の熟成を経て優美に開く長期熟成型です。「ベルベットの手袋に包まれた鉄拳」とたとえられます。
シャトー・ラトゥールの当たり年はいつですか?
主な当たり年は1961年、1982年、1990年、1996年、2000年、2003年、2005年、2009年、2010年、2016年などです。とくに1961年と1982年は伝説的なグレートヴィンテージとして知られます。ラトゥールはジロンド河沿いの好立地で品質が安定していますが、当たり年はやはり評価・価格ともに別格です。
シャトー・ラトゥールの特徴は何ですか?
1855年メドック格付け第一級の5大シャトーで、ラベルの塔が象徴です。最大の特徴は力強く重厚で長期熟成に向くこと。ジロンド河沿いの砂利質土壌で育つカベルネ・ソーヴィニヨンが、安定した品質と長命さを生みます。オーナーはフランソワ・ピノー氏(アルテミス)で、2012年からプリムール販売をやめ飲み頃で出荷する方針も特徴です。
レ・フォールやポイヤック・ド・ラトゥールとは何ですか?
「レ・フォール・ド・ラトゥール」はラトゥールのセカンドワイン、「ポイヤック・ド・ラトゥール」はサードワインです。いずれもファーストの個性を受け継ぎつつ、より手頃で早くから楽しめるよう造られています。セカンドは中期熟成向き、サードは若いうちから親しみやすく、飲み比べるとラトゥールの奥深さがよくわかります。
シャトー・ラトゥールはなぜプリムール販売をやめたのですか?
2011年ヴィンテージを最後にプリムール(先物販売)から離脱し、2012年ヴィンテージ以降は、シャトーで飲み頃まで熟成させてからリリースしています。消費者が飲み頃の状態で安心して購入できるようにするためで、保存や真贋のリスクが減る一方、早期に安く確保することはできなくなりました。品質を最優先するラトゥールらしい方針です。
ラトゥールの飲み頃や保存方法を教えてください。
ラトゥールは長期熟成型で、若い年は寝かせるのがおすすめです。本来の真価は20年以上たってから発揮されると言われます。保存は温度12〜15℃、湿度70%前後で、光と振動のない冷暗所が理想です。ボトルは横に寝かせてコルクの乾燥を防ぎます。家庭ではワインセラーの利用が安心で、保存状態が悪いと当たり年でも本来の味が損なわれます。
シャトー・ラトゥールの購入や買取はどこでできますか?
ボルドーワインや5大シャトーはお酒の通販LINXAS(リンクサス)で探せます。飲みきれない一本や眠っているヴィンテージはリンクサスのワイン買取で査定でき、次の一本の予算にあてられます。状態が良いうちのご相談がおすすめです。
まとめ

シャトー・ラトゥールは、1855年メドック格付け第一級の5大シャトーのひとつで、ラベルの塔が象徴する力強く重厚な長期熟成型の赤ワインです。現行ヴィンテージで15万〜30万円前後、当たり年や古いヴィンテージは数十万〜100万円超になることもあり、飲むだけでなくコレクションや資産としても注目されています。オーナーはフランソワ・ピノー氏(アルテミス・グループ)で、2012年からプリムール販売をやめ飲み頃で出荷する独自方針でも知られます。
セカンドの「レ・フォール・ド・ラトゥール」やサードの「ポイヤック・ド・ラトゥール」は、ラトゥールの力強さを手頃に楽しめる一本です。長期熟成を待ってファーストを楽しむか、今すぐセカンド・サードを味わうか――目的によって選び方が変わるのもラトゥールの魅力です。高級ワインだからこそ、価格よりまずヴィンテージとボトルの状態を確認しましょう。飲みきれない一本や眠っているヴィンテージが出てきたら、状態が良いうちにワインの買取査定を活用し、次の一本選びの資金にあてるのが賢い楽しみ方です。








