ウイスキーとジンジャーエールを組み合わせると、まろやかな甘さとスパイシーな刺激が絶妙に絡み合い、飲みやすさが格段にアップします。
ジンジャーハイボールの名で親しまれるこの飲み方は、ウイスキーの香りやコクを引き立てつつ、ジンジャーエールの爽やかさが加わることで初心者でも楽しみやすいカクテルになります。
「ウイスキーのストレートはちょっと強すぎる…」
「ハイボールは少し物足りない…」
と感じる人にとって、ジンジャーハイボールはまさにぴったりの選択肢。
では、どんなウイスキーがジンジャーエールに合うのか、普通のハイボールとの違いは何かを詳しく見ていきましょう。
ウイスキーはジンジャーエール割りで美味しくなる!?
ウイスキー × ジンジャーエール = ジンジャーハイボール
ジンジャーハイボールの基本情報
ウイスキーをジンジャーエールで割ったカクテルは「ジンジャーハイボール(ジンジャーハイ)」の名称で親しまれています。ジンジャーハイボールはウイスキーのコクとジンジャーエールの甘み、爽快な炭酸が絶妙に絡み合い、初心者でも飲みやすいのが特徴です。
カクテルといっても特別な道具は必要なく、簡単な手順で作ることができる点も魅力です。自宅でも気軽に楽しめるので、ウイスキーを使ったカクテルに挑戦してみたいという方におすすめです。
ちなみにウイスキーはアルコール度数が40%近くある“強いお酒”ですが、ジンジャーハイボールにすることで度数が7〜8%前後になり、かなり飲みやすくなります。口当たりがよく爽快感もあるので、ビールやハイボール、酎ハイの代わりになる選択肢としてもおすすめできるお酒です。
普通のハイボールとの違い
「ハイボール」といえば、ウイスキーを炭酸水(ソーダ)で割ったシンプルな飲み方ですが、通常のハイボールとジンジャーハイボールの間は明確な違いがあります。
ハイボール (ソーダ割り) | ジンジャーハイボール (ジンジャーエール割り) | |
---|---|---|
味の特徴 | スッキリ&ドライな印象 | ジンジャー特有の甘みとスパイシーさが加わる |
飲みやすさ | ウイスキーの風味が強め | 甘みがあるため初心者向き |
アルコール感 | ウイスキーのストレートよりは弱めだが、ダイレクトに感じることも | 同じ度数のハイボールに比べ、ジンジャーエールの味でマイルドに感じやすい |
おすすめのシーン | 食事と合わせやすい | リラックスタイムにもOK |
通常のハイボールは、基本的に糖分を含まない炭酸水で作られます。そのため味わいはスッキリドライな印象になり、ウイスキーの風味がそのまま残りやすいのが特徴です。
スッキリとした味わいであるぶん、合わせる食事を選びにくく乾杯酒や食中酒としても親しみやすいです。
一方でジンジャーハイボールは、ジンジャーエールの味わいが強めに出るのがポイント。ジンジャーエールの味がウイスキー特有のクセを和らげてくれるので、初心者や普段あまりウイスキーを飲まない人でも挑戦しやすい傾向にあります。
ただし、どんなジンジャーエールで割るかによっても味わいは変わります。甘めのジンジャーエールなら甘い味に、ドライ(辛口)なジンジャーエールならスパイシーな味わいに仕上がります。
ウイスキーのジンジャーエール割りはなぜ人気?
#立ち飲み屋おたふり の時にハイボール苦手なんだよな、、、、、って方に是非とも試してもらいたい1杯。 アイリッシュウイスキー+ジンジャーエールのハイボール。ウイスキー独特の煙たさや樽の感じが無くとっても飲みやすい1杯ですよ!! pic.twitter.com/012857ZbID
— ゆーや (@AP1_s2000_110) August 20, 2023
ジンジャーハイボールが人気の理由は、その飲みやすさと味わいのバランスにあります。ウイスキーの芳醇な香りとコクにジンジャーエール由来の甘さとピリッとしたスパイシーな風味が加わることで、まろやかで爽快な味わいに仕上がります。
例えばウイスキーのストレートやロックが苦手な人でも楽しみやすく、初心者にとっても入りやすい飲み方です。
またジンジャーハイボールはアレンジの幅が広いのも魅力。レモンやライムを加えればさっぱりとした味わいに、ミントやスパイスを加えれば奥行きのある風味に変化します。
さらに選ぶジンジャーエールの種類やウイスキーの種類でも多彩な味わいを楽しめます。好みに合わせて自由にカスタマイズできるのも、人気の理由の一つに挙げられます。
ジンジャーハイボール基本の作り方|ウイスキーの割合は?
ウイスキーとジンジャーエールの黄金比率
ジンジャーハイボールの美味しさを引き出す黄金比率はウイスキー:ジンジャーエール = 1:3程度です。この比率なら、ウイスキーの風味をしっかり感じつつ、ジンジャーエールの甘みと炭酸の爽快感が絶妙なバランスで楽しめます。
もちろんこの通りに正確に作る必要はありません。よりウイスキーの味を強く感じたい場合は 1:2、軽めに飲みたい場合は 1:4 など、お好みで調整してください。
氷の使い方とグラスの選び方
美味しいジンジャーハイボールを作るには、氷とグラスの選び方が重要です。
溶けにくいロックアイスを使用すると、味が薄まらず最後まで美味しく楽しめます。家庭で作る場合は、大きめの氷を使うのがおすすめです。
グラスは250〜350ml程度のハイボールグラスを使うと炭酸の爽快感を楽しめます。じっくり飲みたい場合は、大きめのロックグラスも適しています。
どちらも氷がしっかり入るサイズのグラスを選ぶのがポイントです。
ジンジャーハイボールの作り方・手順
必要な材料と道具
- ウイスキー・・・お好みの銘柄 45ml程度
- ジンジャーエール・・・お好みのブランド 135ml程度
- 氷
- そのほかミントやレモン、ライムなどお好みで
- グラス
- マドラー or 長めのスプーン
作り方の手順
- グラスに氷をたっぷりと入れる
- 一度ステアして、不要な水は捨てる
- ウイスキーをゆっくりと注ぐ
- マドラーでステアする
- ジンジャーエールをゆっくりと注ぐ
- マドラーで1〜2回程度軽くステアする
ジンジャーハイボールを作る際は、氷→ウイスキー→ジンジャーエールの順で注いでいきます。
氷を入れたタイミングやウイスキーを注いだタイミングでこまめにステアする(混ぜる)ことで、ウイスキーがしっかりと冷え、おいしさが増します。
なおジンジャーエールを注いだ後は、あまりかき混ぜすぎないように注意しましょう。かき混ぜすぎると炭酸が抜けてしまう場合があるので注意しましょう。
ジンジャーエールに合うおすすめウイスキー一覧5選
ジムビーム
- ウイスキーの種類:バーボンウイスキー
- 産地:アメリカ・ケンタッキー州
- アルコール度数:40%
- 価格:700ml 1,859円(税抜)
世界売上No.1に輝いたことのある人気のバーボンです。大粒のデントコーンを用いて作られるウイスキーで、バーボン特有の甘みが目立ちます。
甘いといっても甘ったるいニュアンスではなく、軽やかなニュアンスもあり飲みやすいです。コーラ割りやカクテルベースとしても人気のウイスキーであり、ジンジャーエールとも好相性です。
サントリーが正規輸入元となっているため、比較的低価格で手に入りやすいのも魅力です。
ジェムソンスタンダード
- ウイスキーの種類:アイリッシュウイスキー(ブレンデッドウイスキー)
- 産地:アイルランド
- アルコール度数:40%
- 価格:700ml 2,630円(税込)
ジェムソンスタンダードはアイリッシュウイスキーのブランドです。大麦やとうもろこしを原料に作られるブレンデッドタイプのウイスキーです。
アイリッシュウイスキーは3回蒸留ののちに作られるという特徴があり、滑らかであることが特徴です。まろやかなニュアンスはロックやソーダ割りと相性が良く、ジンジャーエールとも好相性です。
ほのかな甘みがあるので、辛口のジンジャーエールと合わせるとバランスが良くなります。
ウッドフォードリザーブ
- ウイスキーの種類:バーボンウイスキー
- 産地:アメリカ・ケンタッキー州
- アルコール度数:43.2%
- 価格:750ml 約4,000円(税込)
ウッドフォードリザーブはケンタッキーダービーのオフィシャルバーボンに選ばれるブランドです。スモールバッチ(少量生産)で作られるバーボンウイスキーであり、ワンランク上の味わいを堪能できます。
芳醇なコクと甘味をもつバーボンでもあり、カクテルベースに選ばれることが多いです。口当たりの良いリッチなニュアンスのジンジャーハイボールを楽しみたい方におすすめです。
ラフロイグ10年
- ウイスキーの種類:スコッチウイスキー(シングルモルトウイスキー)
- 産地:スコットランド・アイラ島
- アルコール度数:43%
- 価格:750ml 8,151円(税込)
非常に個性的なウイスキーで、好みがはっきりと分かれる銘柄です。アイラ島のピートを炊いて作られるウイスキーであり、正露丸のようなヨード香が特徴です。
ストレートで飲むとかなり強いスモーキーさを感じるラフロイグですが、ジンジャーエールで割ることでふわっとしたニュアンスになり、個性を感じつつも飲みやすくなります。飲みごたえのあるジンジャーハイボールをお求めの方におすすめです。
サントリー角瓶
- ウイスキーの種類:ジャパニーズウイスキー(ブレンデッドウイスキー)
- 産地:日本
- アルコール度数:40%
- 価格:700ml 2,101円(税込)
「角ハイボール」の名称でハイボール人気が非常に高いサントリーのウイスキーです。飲食店で取り扱っているところも多く、非常に親しみやすいウイスキーとなっています。
程よく甘さがありつつもクセが少ない味わいなので、万人受けしやすくジンジャーエールとの相性も良好です。甘口・辛口どちらのタイプのジンジャーエールとも組み合わせられるので、その日の気分に合わせて楽しめます。
ジンジャーエールの選び方!辛口と甘口で変わる味わい
辛口ジンジャーエール vs 甘口ジンジャーエール
ジンジャーハイボールの味わいは、ジンジャーエールの種類によって大きく変わります。主に辛口と甘口の2種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
辛口ジンジャーエールは砂糖控えめで、ショウガの風味が強くスパイシーな味わいが特徴。炭酸の刺激も強めで、ウイスキー本来の味を際立たせます。
特にスモーキーなウイスキーとは相性が良く、個性のある味わいを楽しめます。甘いウイスキーをバランスよく味わいたい時にもおすすめです。
一方で甘口タイプは砂糖やシロップが多めで、まろやかで飲みやすいのがポイント。ウイスキーのアルコール感を和らげ、バニラやキャラメルのような甘い香りを引き立てます。
カクテルやジュース感覚で楽しめるので、ウイスキーのクセが苦手な方にもおすすめです。特に甘いニュアンスがお好みの方は、バーボン系ウイスキーと組み合わせてみるといいでしょう。
また近年は砂糖を加えない「ノンシュガー」タイプのジンジャーエールや、生姜そのものの味わいを楽しめる「クラフトジンジャーエール」なども増えてきています。
ジンジャーエールそのものの味が好きな方は、このような個性あふれるジンジャーエールをセレクトするのもありです。自分好みの味わいをぜひ探してみましょう。
ウイスキーと合わせたいおすすめのジンジャーエール銘柄
ウィルキンソン ジンジャーエール
ウィルキンソンは100年を超える歴史を持つブランドです。そんなウィルキンソンのジンジャーエールは辛口でドライな味わいです。
力強さがあるので、キレのあるジンジャーハイボールを作れます。強めの炭酸でスパイシーなニュアンスを楽しめます。
カナダドライ ジンジャーエール
控えめな甘さがありながらも、後味がドライで飲みやすいです。保存料・合成香料不使用でクオリティにこだわって作られています。
スーパーやコンビニでも手軽に買えるので、自宅ですぐにジンジャーハイボールを楽しみたい方におすすめです。
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ウイスキーが手元にあるけれど、未開封の状態のまま。なかなか飲む機会がない。そんな方はお得なお酒買取査定を利用してみてはいかがでしょうか。
賞味期限のないウイスキーは買取査定で現金化できるアイテムの一つです。近年は高級な銘柄やプレミアの付く銘柄も増えてきており、ウイスキーの買取価格も上がっています。
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まとめ
ウイスキーとジンジャーエールを組み合わせたジンジャーハイボールは、まろやかな甘さとスパイシーな刺激が絶妙に絡み合い、初心者からウイスキー愛好家まで幅広く楽しめるカクテルです。
通常のハイボールとは異なり、ジンジャーエールの風味が加わることで飲みやすくなり、アレンジの幅も広がります。辛口ジンジャーエールを使えばスパイシーで爽快な味わいに、甘口ジンジャーエールを使えばまろやかで飲みやすい仕上がりになるのが特徴です。
またウイスキーの種類やジンジャーエールの選び方によっても味わいが大きく変わるため、自分好みの組み合わせを見つける楽しみもあります。手軽に作れるジンジャーハイボールで、自宅でもバー気分を味わってみてはいかがでしょうか?