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日本のウイスキー史を語るうえで欠かせない存在。それがサントリーの代表作「山崎12年」です。京都・山崎蒸溜所で生まれる本格シングルモルトで、12年熟成がもたらす豊かな香りと奥深い甘みは、国内外の愛好家から長く支持されてきました。
1984年の登場以降、その評価は年々高まり、近年ではジャパニーズウイスキーブームの中心的存在として世界的な人気を獲得。希少性の高まりとともに価格も急上昇し、プレミア価格で取引される“憧れの1本”としても知られています。
本記事では、山崎12年の魅力をはじめ、定価はいくらなのか? 本当に定価で買えるのか? 最近の高騰理由や入手方法、値上げの最新情報まで、知っておきたいポイントを徹底解説します。購入前の参考に、ぜひチェックしてみてください。

品薄続く山崎12年!その魅力とは

山崎12年はどんなウイスキー?
山崎12年は、サントリーが手がけるシングルモルトウイスキーです。名前の通り12年熟成もののウイスキーとなります。
誕生したのは1984年。そこから複数回のラベル変遷を経て、今に至ります。
サントリーは日本のウイスキーの中でも最も有名な大手であり、数々のウイスキーブランドを手掛けています。その頂点とも言えるべき銘柄が山崎蒸留所の「シングルモルト山崎」です。
山崎はとにかく華やかで奥深い味わいに定評があります。12年熟成ボトルはそんな山崎の原点と言われています。
また華やかでいながらも決して派手すぎない、繊細で上品な甘さはジャパニーズウイスキーならではの味わいです。
複雑な香味が重なり合う山崎12年の味は、飲み飽きしにくいテイストで世界中から愛される一本となっています。
山崎 12年
- 原材料:モルト
- 熟成年数:12年
- アルコール度数:43%
- 定価:16,500円(税込)
ホワイトオーク樽熟成原酒を使用した味で、甘いバニラのような香りと熟した果実香がある。シェリー樽原酒、ジャパニーズオークのミズナラ樽原酒のニュアンスもあり奥行きのある甘みを感じられる。
シングルモルト山崎には「山崎NV」「山崎12年」「山崎18年」「山崎25年」という定番ラインナップがあります。山崎12年は現行品の熟成ボトルの中では、最も若い年数表記となります。
人気品のため希少価値は高いですが、通常販売もされているウイスキー商品ではあります。
そんな山崎12年の特徴は、ホワイトオーク樽がもたらす甘みと果実香にあります。12年という熟成で原酒に奥行きが生まれていて、複雑で厚みのある味に仕上がっています。
またホワイトオーク樽熟成の原酒にシェリー樽原酒やミズナラ樽原酒が加わることで、なめらかなニュアンスも生まれています。
特に山崎のミズナラ樽の味わいは、日本のウイスキーだからこそ表現できるものだと言われています。スコッチのようなスモーキーさと気品がありつつも日本人の味覚に合ったような繊細さがあり、飲みやすさから老若男女問わずに人気を集めています。
山崎蒸留所のウイスキーづくり
サントリー山崎蒸留所見学に行きました
— 🥞サリー🍕 (@sarrys2) September 12, 2022
すごくおもしろかった〜良き経験
蒸留所のあの熱気とワイン樽が大量に並ぶ貯蔵庫の香り
山崎の名水に鏡写のように映る緑がすごくきれいだった pic.twitter.com/OSfDS1ucZs
山崎12年が作られるのは、京都の南西にある天王山の麓に位置する「山崎蒸留所」です。蒸留所がある場所はサントリーの創業者である鳥井信治郎氏が、ウイスキーづくりに欠かせない良質な水と自然環境があると見極め選び抜いた土地です。
幾年もの時間をかけて生まれる山崎の清らかな地下水を仕込み水として使用することで、「山崎」ブランドらしい綺麗でまろやかな口当たりのウイスキーが生まれます。
また周囲を自然環境に囲まれた山崎の土地は、湿潤な気候でウイスキーの熟成に適しています。山崎ではこの気候を活かしながら、多彩な原酒の作り分けをおこなっています。
発酵槽や蒸留釜、そして熟成樽の使い分けでさまざまなタイプの原酒が作られています。
そして山崎の製造過程では、バリエーション豊かな原酒の中から目的の商品に合わせた原酒が選び抜かれてヴァッティングされていきます。12年ものの山崎はただ熟成期間を長くしたというだけでなく、12年もののウイスキーとしてのリリースに相応しいピークの原酒が選ばれているのが特徴です。
貯蔵管理の工程までこだわっている山崎12年のウイスキーは、世界のウイスキーのトップレベルを誇る品質で「高級酒」と呼ぶのに相応しい1本です。
山崎12年の定価と現在の市場価格!値上げの情報は?

サントリー公式の定価は?
サントリーが公式に公表している山崎12年(700 ml・43%)の希望小売価格は、2025年時点で16,500円(税込)です。これは同じくサントリーの白州12年や響ブレンダーズチョイスと並ぶ価格帯で、同社のプレミアムウイスキーの中でも“特別な位置づけ”にあることが分かります。
なお山崎のノンエイジ品(山崎NV)の価格は、7,700円(税込)となっています。その価格差からも、12年以上熟成された原酒の希少価値とブランド力の高さがうかがえます。
ただし、山崎12年が最初からこの価格だったわけではありません。
2010年代には1万円未満で販売されていた時期もあるほど、本来は「手の届く高級ウイスキー」でした。しかしジャパニーズウイスキーの世界的ブーム、原酒不足、物価上昇といった背景から価格は徐々に上昇。
2024年4月には 11,000円 → 16,500円(税込)へと大幅な値上げが実施され、定価そのものが跳ね上がっています。
現在の市場価格と高騰の実態
| 山崎12年の定価(700ml) | Amazon価格 |
|---|---|
| 16,500円(税込) | 約26,000円 |
さらに山崎12年は、流通価格が定価よりも大きく上回っている点にも注意が必要です。
本来16,500円(税込)のボトルであるにもかかわらず、市場では25,000〜30,000円前後で取引されることも珍しくありません。
ときには在庫状況によって、3万円後半に届くケースさえあります。
こうした“定価との乖離”が生まれている背景には、
- 長期熟成原酒の不足
- 抽選販売化による希少性
- 転売目的の買い占め
- 海外市場での人気上昇
といった要因が複雑に絡み合っています。
近年、ジャパニーズウイスキー全体のブームはやや落ち着きを見せているとも言われますが、それでも山崎12年は依然として高値での取引が続いています。
“年数表記(エイジ)モルト”は需要に対して供給量が極端に少ないため、愛好家・コレクターの間での人気が安定して高く、結果としてプレミア価格が定着しているのです。「そもそも入手しづらい」との声も多く、プレミアムなウイスキーである状況が続いています。
2026年からの値上げ情報
さらに山崎12年は、2026年4月がら再び値上げとなることが予定されています。値上げ後の価格は1本で17,600円(税込)となります。
これに伴い、流通価格もさらに高値になることが予想されます。
また山崎12年には50mlサイズのミニボトルもありますが、ミニボトルに関しても1,452円(税込)→1,551円(税込)へと値上げになる予定です。
【関連リンク】高級ウイスキーミニチュアボトル18選!山崎・白州・響で探るプレミア銘柄の価値&売り場ガイド
- 値上げ対象の出荷分「2026年4月以降」から適用。
- 希望小売価格上昇が市場価格のベースも引き上げる可能性がある
- 定価購入のハードルがさらに高まるため、購入タイミング・抽選情報等も併せてチェック推奨。
山崎12年が高値になる理由

山崎12年が高値になる理由には「ジャパニーズウイスキーのブーム」「原酒不足による少量生産」「転売ヤーによる買い占め」などが挙げられます。
もともと山崎12年は高級ウイスキーであったものの、今のようになかなか買えないウイスキーというわけではありませんでした。スーパーや酒屋などのラインナップに並んでいることもあり、10年以上前であればもう少し気軽に購入できるようなボトルとなっていました。
しかし2014年を過ぎた頃から、ジャパニーズウイスキーが世界的に評価されるようになり、ブームを迎えます。これまではスコッチやバーボンに比べ人気が及んでいなかった山崎のウイスキーが、世界各国で急に売れるようになったのです。
もちろん急に売れるようになったからといって、12年もののウイスキーは大量生産することはできません。やがて需要に対し供給が追いつかなくなり、山崎は「原酒不足」の状態を迎えてしまいます。
このことが原因となり、市場には山崎12年がなかなか出回らなくなります。流通品には“プレミア”がつき、定価よりも高い価格で販売されるようになってしまったのです。
またここ数年は、山崎の価格高騰に目をつけた転売ヤーや投資家も多く見受けられています。飲むためではなく“資産”として山崎12年を購入する方も現れ、より品薄と高騰化に拍車がかかることになります。
現在は価格高騰の流れが少し落ち着いたとも言われていますが、山崎12年の価格が高額であることには変わりありません。価格が高くなっても買い手がつくほど、人気で希少なウイスキーであるということがわかります。
生産終了・終売のウワサも!山崎12年を定価で買える店と購入方法

生産終了や終売はしていないので入手も可能
品薄の山崎12年は、店頭になかなか並ばないことから「生産終了や終売になったのではないか」としばしば噂になることがあります。
しかしこの噂はウソであり、生産終了および終売はしていないので安心しましょう。
国産ウイスキーの中には原酒不足で終売・休売となっている銘柄もありますが、山崎12年はサントリーの主力商品であり今のところ終売の予定はありません。
根気よく探すことで見つけられる場合があるので、山崎12年が気になるという方はぜひチェックしてみましょう。
山崎12年を購入できる場所!おすすめは抽選販売・予約販売

山崎12年はレアウイスキーではあるものの、定期的に生産されている「定番品」であるためタイミングが合えば店頭購入・定価購入も可能です。
メーカーからのリリース時期に合わせて入荷する商品を狙い、酒販店などで購入を狙ってみてください。なおAmazonや楽天市場などのネット通販は相場が高めなので、できるだけ山崎の入荷に強い酒販店を探すようにしましょう。
後輩と買い物がてらに他のカクヤスを少し周ってみた。殆どの店が例の抱き合わせシリーズばかり。最後の店行って終わろうとしてたら…おい…嘘だろ…山崎12年が単品販売で定価だと?とりあえず後輩と残り2本をお互いに購入。山崎は確かに探してたんだけど、こうじゃないんだよな〜(´・ω・`) pic.twitter.com/NVpSYBi82K
— 銀狼ウォルフ (@a1wmWP2EgW21136) September 8, 2024
以下のようなショップでは、山崎12年の定価購入報告があがっています。
- 百貨店
- イオン系列
- ビックカメラ
- カクヤス
特に定価で購入するのにおすすめなのが「抽選販売」や「予約販売」です。抽選販売や予約販売であれば、当選することで確実に山崎12年を定価購入できます。
【関連リンク】ウイスキー抽選販売2025年版!定価購入は高島屋・ヨドバシ・ビックカメラ?
| 品名 | 画像 | おすすめスコア | リンクサス酒販 | Amazon最安 | 楽天最安 | お酒買取 | ポイント | アルコール度数 | 香りのタイプ | 飲みごたえ | 産地 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 山崎 12年 |
|
ホワイトオーク樽熟成の香りと果実味。定番の上品な甘み | 43 | フルーティー | ミディアム | 日本 | |||||
| 山崎12年 50ml |
|
華やかな香りと深い味わい、山崎の真髄を手軽に体験 | 43.0 | フルーティー | フルボディ | 日本 | |||||
| サントリー山崎12年 響マーク |
|
– | 響ロゴ入り木箱仕様。1990年代の希少な限定デザイン | 日本 | |||||||
| 山崎 12年 100周年ラベル |
|
– | 2023年記念ボトル。蒸溜所デザインの特別ラベルが人気 | 日本 |
ドン・キホーテややまやも購入報告あり
近所のドンキホーテに寄ったら山崎12年とか白州12年とか厚岸 処暑とか、珍しいウイスキーが色々売ってた。高くて買えなかったけど… pic.twitter.com/fxvaD19sr4
— 汗かきユースケ (@redmagician) October 6, 2021
抽選販売のほか、山崎12年を狙いやすいショップには「ドン・キホーテ」や「やまや」なども挙げられます。
ただしドン・キホーテに関しては、プレ値で販売されていることが多いので注意しておきましょう。ショップや販売時期によって価格が違うことがあるので、定価と比較して納得ができるかどうかを考えてみましょう。
【関連リンク】山崎12年ドンキホーテ定価で買えた?実際のウイスキー購入価格と場所
やまやでは、定価よりもやや高額ですがネットより安い“微プレ値”での販売報告が多く見受けられています。
定価よりも数千円高い程度なので、送料や交通費を考えた場合、定価品を探し回るよりもお得に買える場合があります。
山崎12年 50ml
山崎12年には700mlのフルボトルのほか、容量50mlのミニチュアボトルも存在します。安値で山崎12年に挑戦してみたいという方は、こちらを探すのもありです。
ミニチュアボトルは定価およそ1,500円となっています。フルボトルよりは割高になりますが、定価購入できるチャンスが多いのでぜひチェックしてみましょう。
ミニチュアボトルは阪急梅田店などの百貨店、カクヤスなどの酒販店、そして時にはロフトのようなショップで販売されているケースがあります。
山崎12年は蒸留所の試飲で試すのもアリ
今回の有料試飲はこの3本。
— しんた (@shinta_whisky) September 7, 2022
山崎18年
山崎12年構成原酒スパニッシュオーク
山崎12年構成原酒ミズナラ
山崎12年構成原酒パンチョンは見学ツアーで出るホワイトオーク樽原酒と同じみたいです。#TWLC#山崎蒸溜所 pic.twitter.com/1SF6n3WVae
ボトル購入の難しい山崎12年も、蒸留所の有料試飲なら定価に見合った価格でトライできます。
なお有料試飲はサントリー山崎蒸留所にて行われています。もし観光目的で訪れる機会があれば、ぜひ試してみましょう。
ちなみに有料試飲では製品化されている山崎12年のほか、構成原酒の飲み比べなども可能です。山崎ブランドが好きな方は特に必見です。
【関連リンク】予約取れないコツ有?定価可能?山崎蒸溜所ショップのみ限定ウイスキー
偽物・フェイク品には注意
昨日のAmazonアウトレットで売っていた山崎12年さんが届いたのでやまやで買った分と比べてみました!
— 尚輝 (@e2_us) September 15, 2024
これは…ネットでよく偽物判定されてる特徴をしっかり捉えてると思うのですが、皆さんどう思われますか😅 pic.twitter.com/41dUQ7yS5C
高値で取引される山崎12年ですが、残念ながら偽物が出回っているという情報があります。中には本物に非常に近い見た目で作られている偽物もあるので、注意しておきたいところです。
偽物はラベルがチープであったり、ボトルキャップに違和感があったりといった報告がされています。また外箱の質感が異なっていたり、ボトルを振った時に泡の出具合が異なっていたりという報告も見受けられています。
ただしこれらの特徴は間近で見ないとわかりにくく、特にインターネット通販では判別できないことが多いです。信頼できないショップからの購入は控えるようにしておきましょう。
山崎12年はなぜ人気?受賞歴や口コミ評価をチェックしてみた

山崎12年の輝かしい受賞歴
- 2018年:ISC金賞受賞
- 2014年:SWSC金賞受賞
- 2013年:SWSCダブルゴールド(最優秀金賞)受賞
- 2010年:ISC金賞受賞
- 2009年:SWSCダブルゴールド(最優秀金賞)受賞
- 2003年:ISC金賞受賞
山崎12年は日本国内だけでなく世界で認められている銘柄です。ISCやSWSCといった世界的なコンペティションで何度も金賞を受賞しています。
特に有名なのは2003年のISC金賞受賞です。2003年以前はウイスキーといえばスコッチやアイリッシュウイスキーが有名であり、日本のウイスキーは一歩及ばずに世界的な銘柄ではありませんでした。
しかし山崎12年がジャパニーズウイスキーとして初の金賞に輝いたことで、日本産のウイスキーが世界に広く認められていくきっかけとなったのです。
そこから山崎12年は何度も輝かしい賞を受賞し、また山崎12年以外の山崎ウイスキーも数多くの賞を獲得するようになりました。現在でも日本のウイスキー人気は続いており、日本のお土産としてジャパニーズウイスキーを選ぶ海外の方もいるほどに成長しています。
今では入手困難な希少ウイスキー「プレミアムウイスキー」と呼ばれる銘柄にまで成長しています。幅広い層から支持される山崎12年の人気は、今後も衰えることなく続いていくと予想されています。
山崎12年の口コミ評価を調べてみた
山崎12年😋
— へびぱん🐍投資トレード好き (@hebipan) September 4, 2022
フルボトルは手に入らないから、新幹線で😁
そこまで期待してなかったけど、こいつは確かに美味しいね。
香りが時間と共に変化していくし、いろんな甘い香りがでてきて、余韻が長くそれがまた心地良いから次の一口までが長くてゆっくり楽しめる。
残りの25mlも楽しみ😊#TWLC#ウイスキー pic.twitter.com/0Mt5TcBGoE
山崎12年ってこんな飲みやすいのか
— ユダ (@yuda_topia03) August 15, 2022
山崎12年の味わいは万人受けしやすく、口コミ評価でもたくさんの高評価が見受けられました。
特に「飲みやすい」といった感想が多く、高めのアルコールでありながらもまろやかでアルコール感を感じにくい点に人気が集まっています。
甘い香りや余韻の長さも好評で、リッチな気分を味わいたい時にピッタリなウイスキーだといえます。ボトルの値段はやや高めですが、自分へのご褒美に山崎12年を選ぶという方も多くいらっしゃるようです。
中には山崎12年通常サイズのボトルが手に入らないため、お店やバーで試したり、ミニボトルを購入したりと工夫してチャレンジしている方も多いようです。
レアだからこそ1度は飲んでみたい、そんな憧れの銘柄として「山崎12年」の名をあげる方もいらっしゃるほどです。
あー、、、
— 松永 啓 (@lite_fisher) March 31, 2022
やっぱり飲みやすいんだな。
山崎12年ハイボール。 pic.twitter.com/5VgxMzt11t
少し休んで山崎12年!ロックにしても香りは収まらず、甘味がしっかり感じて美味しい😋 pic.twitter.com/dWw7TR8tK3
— 海賊BOW(MORE)太郎 (@fallintowhisky) September 11, 2022
なお山崎12年はストレートだけでなく、ハイボールやロックにしても美味しいと好評です。深めの味わいとコクのある甘味は、炭酸で割ったり氷を入れたりしても薄まりすぎずにバランスを保ってくれます。
その日の気分や合わせるおつまみで飲み方を変えて楽しめるのも、山崎12年の大きな魅力と言えるでしょう。このほかウイスキー:水=1:1で割るという“トワイスアップ”の飲み方もおすすめできます。
山崎12年のレアボトルとは?ピュアモルトなど旧ラベルの山崎12年も
山崎12年ピュアモルト&特級表記でこの価格はありですかね?
— noby (@noby_07) November 4, 2024
偽物・本物の問題もあるかと思いますが… pic.twitter.com/jHppntwuVi
サントリー山崎12年 響マーク
山崎12年には現行品だけでなく、旧ボトル、旧ラベルと呼ばれるボトルが存在します。こちらは名前自体は「山崎12年」と現行品と変わりありませんが、発売された時代に違いがあります。
山崎12年は1984年にリリースされてから、何度もラベルが変更されてきた歴史があります。時代によって見た目が異なるだけでなく、使われる原酒にも違いがあり、味にも変化があると言われています。
古い時代の山崎12年は、現在では入手が難しいことから現行品よりもさらにプレ値がつけられています。例えば1980年代には、酒税法改訂前の「特級」表記の山崎12年が流通していました。
【関連リンク】山崎旧ボトル。10年12年のラベル変更違いと買取のポイント
1990年代の流通品には現在のシングルモルトではなく、「ピュアモルト」と書かれた山崎12年も存在していました。ピュアモルトの表記は2004年よりなくなってしまったため、こちらも非常に希少な山崎12年となります。
山崎12年が現行のデザインになったのは、2009年です。そのため2008年以前のボトルは、旧ボトルとして高い価値がつきやすいです。
自宅に長年コレクションしていたという方は、旧ボトルの山崎12年である可能性が高いです。手元に山崎12年があるという方は、ぜひ確かめてみてください。
山崎 12年 100周年ラベル
サントリーウイスキーは2023年に100周年を迎えています。このことを記念し、2023年には100周年記念ラベルの山崎12年も登場していました。
100周年記念ラベルは、中身は通常の山崎12年と変わりありません。ラベルには100thと書かれていて、山崎蒸溜所のデザインがあしらわれているのが特徴です。
こちらは2023年出荷の山崎に適用されたラベルであり、2024年以降には通常のラベルに戻っています。そのため、今後コレクターを中心に人気が高まっていくものだと考えられます。
【関連リンク】サントリーウイスキーは2023年に100周年を迎えています。このことを記念し、2023年には100周年記念ラベルの山崎12年も登場していました。
100周年記念ラベルは、中身は通常の山崎12年と変わりありません。ラベルには100thと書かれていて、山崎蒸溜所のデザインがあしらわれているのが特徴です。
こちらは2023年出荷の山崎に適用されたラベルであり、2024年以降には通常のラベルに戻っています。そのため、今後コレクターを中心に人気が高まっていくものだと考えられます。
【関連リンク】山崎100周年記念ボトルどこで売ってる?予約定価抽選有?買取価格情報有
山崎12年の味・香り・おすすめの飲み方

テイスティングノート
香り(アロマ)
山崎12年の魅力は、グラスに注いだ瞬間に広がる芳醇な香りにあります。
熟した桃やアプリコットのようなフルーティーな甘みが最初に立ち上がり、次第にバニラ・蜂蜜・キャラメルといった柔らかな香りが重なります。さらにシェリー樽由来のレーズンやチョコレートのニュアンスも加わり、非常に奥ゆきのあるアロマを形成。
最後にほのかに香るミズナラ樽特有の“白檀のようなオリエンタル香”が、山崎らしい上品さを感じさせます。
味わい(フレーバー)
口に含むと、非常に滑らかでまろやかな印象が広がります。
蜂蜜のような甘み、熟した果実の旨み、シェリー樽由来のコクが折り重なるように感じられ、時間とともにスパイス・樽香がゆっくりと顔を出します。
特に余韻は山崎12年の大きな特徴で、バニラ・ダークチョコレート・スパイシーな余香が長く続き、飲み終えた後にも深い満足感を残してくれます。
おすすめの飲み方と楽しみ方

ストレートで味わう(最も山崎12年らしさを感じる飲み方)
山崎12年の複雑な香味をダイレクトに楽しむならストレートが最適です。
香りのレイヤーが最も豊かに立ち上がり、シェリー由来の甘みやミズナラの香木のニュアンスまで繊細に感じられます。初めて飲む方にもおすすめの飲み方です。
ロックで涼やかに楽しむ(香りの変化を堪能)
ロックにすると、冷却の影響で甘みが引き締まり、樽香やスパイシーさが際立ちます。
時間が経って氷が溶けるにつれ、フルーティーな甘さが再び顔を出し、味わいが段階的に変化していくのも魅力です。
ハイボールで贅沢に楽しむ(香りの伸びが良い)
贅沢ではありますが、山崎12年をハイボールにすると、樽由来の香りが炭酸によってふくらみ、爽やかさと芳醇さが共存します。
料理とも合わせやすく、特に脂の多い料理・揚げ物と相性が抜群です。
料理とのペアリング(相性の良いおつまみ)

-
チーズ(特にコンテ・ゴーダ)
熟成由来のナッツ香と山崎12年のバニラ香が調和。 -
ナッツ類(アーモンド・ピーカンナッツ)
ウイスキーの甘みと香ばしさが互いに引き立つ。 -
スモーク系料理(スモークサーモン・燻製チキン)
樽香とスモーキーさが重なり、深い余韻が楽しめる。
保存方法と劣化防止のポイント
山崎12年は高額なプレミアムボトルのため、以下のポイントを意識して保存するのがおすすめです。
-
直射日光を避け、冷暗所で保管
光と熱は香味の劣化を早めます。ワイン同様、常温の暗所が最適。 -
開栓後は早めに飲む(目安:半年〜1年)
空気と触れ続けることで酸化が進み、香りが薄くなりやすい傾向があります。 -
ボトルは立てて保存(コルクの劣化を防止)
横置きはコルクがアルコールで傷みやすくなるため注意。
まとめ
山崎12年は、日本が誇るプレミアムシングルモルトの象徴ともいえる存在です。熟成12年ならではの複雑な香味、ミズナラ樽の上品なニュアンス、そして世界的評価を得てきた確かなクオリティ。いまや国内外で人気が高く、常に品薄が続く理由も納得の1本です。
定価は1万円越え、流通価格は3万円前後とプレミアムながら、抽選販売や実店舗の入荷タイミングを狙えば、定価購入のチャンスはゼロではありません。市場価格は高騰し続けていますが、価値が下がりにくい“定番のエイジモルト”として、一本持っておいて損のないウイスキーでもあります。
もし店頭や抽選で見つけたら、まさに幸運。ジャパニーズウイスキーの醍醐味を味わえる名作なので、ぜひ機会を逃さずチェックしてみてください。
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