ペンフォールズ(Penfolds)とは、オーストラリア・南オーストラリア州アデレード郊外マギル・エステートに本拠を構える1844年創業の同国を代表する超名門ワイン生産者で、「グランジ(Grange)」を頂点とする世界最高峰のオーストラリアン・シラーズの代名詞です。創業者は英国人医師クリストファー・ローソン・ペンフォールド博士で、当初は患者用の医薬用酒精強化ワインを醸造、1951年に伝説的醸造家マックス・シューバート氏がボルドー視察を経て「グランジ・ハーミテージ」初ヴィンテージを試作し、現在のグランジの礎を築きました。バロッサ・ヴァレー、マクラーレン・ヴェイル、クナワラ、エデン・ヴァレーなど複数銘醸地の最良区画ぶどうをマルチ・リージョン・ブレンディングで仕立てる哲学は世界中の醸造家に影響を与えています。
ペンフォールズ最大の特徴は、「ビン番号システム(Bin Number System)」と呼ばれる独自の格付け。「グランジ」「ビン95(旧グランジ・ハーミテージ)」「ビン707カベルネ」「ビン389カベルネ・シラーズ」「ビン28カリムナ・シラーズ」「ビン128クナワラ・シラーズ」「セント・アンリ・シラーズ」「ヤッタルナ・シャルドネ」「g3/g4/g5(マルチ・ヴィンテージ・グランジ)」を中核に展開し、現チーフ・ワインメーカー ピーター・ガーゴ氏は2002年〜マックス・シューバートに続く第4代。「Wine Advocate」誌でグランジは数多くの100点満点を獲得、世界の投資・コレクター市場でロマネ・コンティ/DRC・五大シャトーと並ぶ「南半球のグラン・クリュ」として、世界中のワイン愛好家・コレクター・オークションハウス・高級レストランから絶大な支持を集めています。
ペンフォールズの特徴・哲学
- 1844年創業・南オーストラリア州マギル・エステート — オーストラリア最古級にして最重要のワイナリー
- マルチ・リージョン/マルチ・ヴィンヤード・ブレンディング — バロッサ/マクラーレン/クナワラ/エデン複数銘醸地のブレンド
- ビン番号システム(Bin Number System) — グランジ・ビン95・707・389・28・128など独自格付け
- マックス・シューバートの遺産(1951年〜) — グランジを生んだボルドー流アメリカンオーク熟成スタイル
- アメリカン・オーク新樽・100%バリック発酵・長期熟成 — 力強い果実味と樽香の融合スタイル
- ピーター・ガーゴ チーフワインメーカー(2002年〜)・トレジャリー・ワイン・エステーツ傘下 — 世界クラスのテロワール表現
主要ラインナップ
- グランジ(Grange / 旧Grange Hermitage) — 750ml・14.5%、ペンフォールズ最高峰の同国アイコン・シラーズ
- ビン707 カベルネ・ソーヴィニヨン(Bin 707) — 750ml・14.5%、グランジに匹敵するカベルネのフラッグシップ
- ビン389 カベルネ・シラーズ(Bin 389) — 750ml・14.5%、「貧者のグランジ(Baby Grange)」と呼ばれる高品質ブレンド
- ビン95 グランジ・ハーミテージ(Bin 95) — 750ml・14.5%、グランジの旧呼称・ビンテージ・コレクション
- セント・アンリ・シラーズ(St. Henri Shiraz) — 750ml・14.5%、旧樽熟成の伝統的シラーズ
- ビン28 カリムナ・シラーズ(Bin 28 Kalimna) — 750ml・14.5%、バロッサ100%の入門グレード
- ビン128 クナワラ・シラーズ(Bin 128 Coonawarra) — 750ml・14.5%、クナワラ特化のクール・クライメイト系
- ヤッタルナ・シャルドネ(Yattarna Chardonnay) — 750ml・13.5%、「ホワイト・グランジ」と称される白ワインの最高峰
国際的評価・受賞歴
ペンフォールズ・グランジはロバート・パーカー「Wine Advocate」誌で1976年・1986年・1990年・1996年・1998年・2008年など数多くのヴィンテージで100点満点を獲得し、James Halliday氏「Wine Companion」97〜99点常連・Wine Spectator誌Top100常連、Decanter誌・JancisRobinson.com高評価を継続的に獲得しています。「南半球のグラン・クリュ」「オーストラリア最高峰のシラーズ」として、ロンドン・東京・ニューヨーク・香港・シドニーの三ツ星レストラン・五ツ星ホテル・高級ワインバーで広く採用。サザビーズ・クリスティーズのオークションで継続的にプレミア取引され、1951年初ヴィンテージ・グランジが数千万円で落札された記録もあります。日本国内ではエノテカ・ヴィノスやまざきなどの専門店で広く取り扱われています。
ペンフォールズの飲み方・楽しみ方
ペンフォールズ・グランジは「ボルドー型大ぶりグラス・リーデルやザルトのバロック専用グラスを使い、最低60〜120分のデキャンタージュ後に18℃前後で供する」のが王道。若年ヴィンテージ(10〜15年)はブラックベリー・ダークチョコ・スパイス・モカ・ヴァニラのアロマが豊かに広がり、20〜30年熟成はレザー・タバコ・腐葉土・ドライフルーツの複雑な熟成香へと進化します。セント・アンリは旧樽熟成のため若いうちから開きやすく、ビン389は中期熟成(5〜15年)で最良、ヤッタルナ・シャルドネはブルゴーニュ型グラスで12〜14℃。料理とのペアリングは「オーストラリア産和牛・熟成ラム肉ロースト・ジビエ・ペッパーステーキ・トリュフ料理・ブルーチーズ・ダークチョコ」と相性が抜群。グランジ・ビン707は20〜30年以上の長期熟成ポテンシャルを誇るため、ヴィンテージ・セラーリングが推奨されます。
ペンフォールズの買取・投資価値
ペンフォールズは未開封でグランジ近年ヴィンテージが80,000〜180,000円、グランジ20〜30年熟成が120,000〜650,000円、グランジ1971年(伝説の100点ヴィンテージ)が500,000〜1,500,000円、グランジ1951年(最初の試作)が3,000,000〜10,000,000円、ビン707が35,000〜90,000円、ビン389が15,000〜35,000円、ビン95・セント・アンリが20,000〜55,000円、ヤッタルナが12,000〜28,000円が買取相場の目安。「マックス・シューバートの遺産」「南半球のグラン・クリュ」のブランドストーリーから、ワイン投資市場で堅調な取引価値を維持し、1951年・1971年・1986年・1990年・1996年・1998年・2008年などレジェンド・ヴィンテージは継続的にプレミア取引されています。
リンクサス酒販のペンフォールズ取り扱い
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