竹鶴21年は定価いくら?なぜ高い?終売理由と価格高騰の背景を解説
「竹鶴21年が家にあるが、定価はいくらだったのか」「店で見かけたら10万円近い値札がついていた。なぜここまで高いのか」。終売から6年が経ったいまも、当店にはこうした質問が絶えず寄せられます。竹鶴21年ピュアモルトの公式な定価は15,000円(税別)。ところが現在の市場では、その5倍を超える水準での取引が当たり前になっています。
この記事では、ニッカウヰスキーの竹鶴21年について、定価の正確な金額と税込換算、2020年3月の終売に至る経緯、価格が高騰した4つの理由、そしてWWA世界最高賞4度という受賞歴を順に整理します。あわせて、当店リンクサス酒販が実際に在庫する竹鶴シリーズ20本を価格つきで比較できるようにまとめました。手元の1本の価値を知りたい方にも、これから探す方にも役立つ内容です。
竹鶴21年とは——余市と宮城峡が重なる長熟ピュアモルト
竹鶴21年ピュアモルトは、ニッカウヰスキーが製造しアサヒビールが販売していた長期熟成のピュアモルトウイスキーです。容量700ml、アルコール分43%。北海道の余市蒸溜所と宮城県の宮城峡蒸溜所、性格の異なる2つの蒸溜所で21年以上熟成させたモルト原酒だけをヴァッティングして造られていました。
ピュアモルトは、複数の蒸溜所のモルト原酒を合わせる製法で、現在の国際的な呼び方ではブレンデッドモルトにあたります。グレーン原酒を使わない分、モルトの厚みがそのまま出る一方、単一蒸溜所のシングルモルトと違って複数の個性を重ねられるのが特徴です。竹鶴21年の場合、余市の石炭直火蒸溜由来の力強さとほのかなピート、宮城峡のスチーム蒸溜由来の華やかな果実味が重なり、長熟らしい丸みのある口当たりに仕上がっていました。ナッツや熟した果実、キャラメルを思わせる多層的な香りは、いまも国内外の愛好家に語り継がれています。
「竹鶴」ブランドの歩みと21年の位置づけ
竹鶴の名は、ニッカウヰスキー創業者でスコットランドで本場の製法を学んだ「日本のウイスキーの父」竹鶴政孝に由来します。ブランドとしての始まりは2000年11月発売の竹鶴12年で、660mlの角瓶に2,450円という思い切った価格をつけ、同時期の山崎(当時6,000円)と対照的な戦略で市場を切り開きました。翌2001年に17年が加わり、21年もこの2001年に初代ボトルが登場します。25年まで拡充されたシリーズの中で、21年は「品評会でもっとも多くの栄冠を獲得した銘柄」という立ち位置を占めてきました。
12年の歩みや角瓶時代の話は竹鶴12年の定価と価格推移の記事で、余市蒸溜所そのものの現在については余市の終売と定価を整理した記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
2001年の初代角瓶から2003年の丸瓶へ
竹鶴21年の初代ボトルは、直線的で男性的と評された独特の角瓶デザインでした。その後ニッカがアサヒビールの傘下に入り、2003年11月からコルク栓の丸瓶仕様へリニューアルされます。以降、終売までこの丸瓶が標準の姿でした。
愛好家の間では、2003年から2000年代後半にかけてのロットを高く評価する声が根強くあります。この時期のボトルに使われた原酒の仕込みは1980年代。洋酒ブームを見込んで増産された原酒が、1990年代のウイスキー冬の時代に消費されず長く眠り、結果的に熟成の乗った原酒が潤沢に使えた時期だったからです。同じ竹鶴21年でも流通時期によって個性が異なる点は、この銘柄を追いかける楽しみのひとつでもあります。
竹鶴21年の定価はいくら?——15,000円という公式価格
竹鶴21年の定価(メーカー希望小売価格)は700mlで15,000円(税別)です。2001年の発売時にこの価格が設定され、終売までの公式価格の基準であり続けました。21年熟成のモルトだけを使ったウイスキーの価格としては、当時から国際的に見ても控えめな設定で、スコッチの同熟成帯と比べても手が届きやすい水準でした。
税込では16,500円——税率で変わる表記
「定価16,500円」という表記を目にすることがありますが、これは税別15,000円に消費税率10%を加えた税込金額です。発売当時の税率5%なら15,750円、8%時代なら16,200円と、税込表記は時期によって変わります。中古市場やオークションの解説記事で金額がわずかに食い違って見えるのは、多くの場合この税率の差が原因です。基準として覚えておくべき数字は「税別15,000円」の一点だと考えてください。
なお、ネット上には2014年頃まで実売1万円前後で買えたという記録も残っています。定価そのものは据え置きでも、需要が穏やかだった時代は値引き販売が普通に行われていました。いまの相場から振り返ると、隔世の感があります。
現行のノンエイジ竹鶴と21年を混同されるケースも多いため、ここで整理しておきます。ノンエイジは熟成年数の表記がない現行レギュラーで、参考小売価格は4,000円(税別)。ラベルは白地に「竹鶴」の文字が入り、「21」の数字はどこにもありません。一方の21年は化粧箱と表ラベルに「21」の年数が明記されています。査定のご相談でも「竹鶴の白ラベルを21年だと思っていた」という取り違えが少なくないので、まず年数表記の有無を確かめてください。
シリーズ他銘柄の定価と比べる
竹鶴シリーズの定価を並べると、12年が発売時2,450円(660ml角瓶)、17年が15,400円(税込)、21年が16,500円(税込)、25年が66,000円(税込)という構成でした。現行のノンエイジ「竹鶴ピュアモルト」は2020年3月31日のリニューアル発売時に参考小売価格4,000円(税別)と発表されています。年数が4年違う17年と21年の定価差が意外に小さいことは、当時の竹鶴が「長熟を身近に」という思想で価格を組んでいた証拠でもあります。
シリーズ全体の定価と現在相場の一覧は、竹鶴の定価まとめ記事に詳しくまとめています。手元の銘柄が21年以外の場合は、そちらが早道です。
定価の話で必ず添えておきたいのは、「定価で買う」という選択肢自体が21年についてはすでに存在しない、という事実です。終売銘柄の公式出荷は終わっており、店頭に並ぶのはすべて一度市場に出たボトル。定価はあくまで価値を測る物差しであって、いまの購入予算の目安には使えません。
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竹鶴21年はなぜ高い?——価格高騰の4つの理由
定価15,000円のウイスキーが、なぜ10万円前後で取引されるのか。理由はひとつではなく、終売・評価・ブーム・製造構造という4つの要素が同じ方向に働いた結果です。順に見ていきます。
理由1:2020年3月の終売と在庫の減少
アサヒビールは2020年1月16日、ノンエイジ竹鶴のリニューアルとあわせて、竹鶴17年・21年・25年を2020年3月末で販売終了すると発表しました。竹鶴21年は2020年3月31日出荷分をもって公式な流通を終えています。原酒不足で年数表記の品質を維持できないと判断された、事実上の供給停止でした。
終売から6年、市場に残る未開栓ボトルは飲まれるたびに減り続けます。新たな供給がゼロである以上、需要が一定でも価格は上がる構造です。特に化粧箱つきの完品は年々見つけにくくなっており、希少性の上昇がそのまま価格に反映されています。
理由2:世界的な受賞歴と評価
竹鶴21年は、ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)で世界最高賞にあたるワールド・ベスト・ブレンデッドモルトを4度受賞し、2009年にはインターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)の最高賞トロフィーを国産ウイスキーとして初めて獲得しました。詳しい年表は後述しますが、「世界一に何度も選ばれた日本のウイスキー」という実績が国内外の需要を底上げし、価格を支える土台になっています。
理由3:マッサン放送とジャパニーズブーム
2014年9月から2015年3月まで放送されたNHK連続テレビ小説「マッサン」は、竹鶴政孝とリタ夫妻をモデルにした物語でした。放送を機に竹鶴ブランドの知名度は一般層にまで広がり、国内需要が急増します。同じ時期、山崎や響を含むジャパニーズウイスキー全体が国際品評会で受賞を重ね、アジアや欧米からの買い付けも活発になりました。国内向けの出荷分が海外に流れる状況が常態化し、需給の逼迫が一気に進んだのがこの時期です。
理由4:21年熟成という原酒の構造的な限界
ウイスキーの原酒は樽の中で毎年少しずつ蒸発します。エンジェルズシェアと呼ばれるこの目減りを21年分積み重ねると、仕込んだ量に対して製品化できる量は大きく減ります。しかも竹鶴21年に使える原酒は、21年以上前に仕込まれた分だけ。2000年代後半から2010年代の需要急増を支えるはずの原酒は、ウイスキー市場が冷え込んでいた1990年代に仕込みを絞られた世代でした。需要が伸びても増産で応えられない、この時間構造こそが長熟ジャパニーズ全体の品薄と高騰の根本原因です。
もっとも、ニッカが長熟の看板を下ろしたわけではありません。2026年6月16日には、余市の石炭直火蒸溜に着目し2000年仕込みの長期熟成原酒を一部使った限定品「竹鶴ピュアモルト エッセンシャルズ〈2026〉」が発売されました。年数表記の復活そのものではないものの、2000年代に仕込まれた原酒が製品に使われ始めたことは、将来の長熟ラインナップを占ううえで明るい材料です。終売ボトルの相場を追う方にとっても、こうした新商品の動きは価格の先行きを読む手がかりになります。
竹鶴21年の現在相場——実在庫20本で見る価格
販売相場と買取相場の目安
2026年7月時点で、竹鶴21年(最終流通の丸瓶・箱なし)の販売価格は当店で88,000円。市場全体では6万円台後半から12万円程度の幅で動いており、化粧箱の有無、ラベル世代、液面の状態で価格が変わります。2001年からの初代角瓶は評価が一段高く、箱付きの個体は10万円を超える水準です。
一方、手放す側から見た買取価格は、販売価格からいくらか下がった水準になります。販売価格には真贋と状態の確認、保管、販売保証といった費用が含まれるためで、買取店の公開実績を見ると45,000円から6万円前後の成約が中心です。「ネットで見た販売価格のままでは売れない」という点は、相場を調べるうえで最初に押さえておきたい前提です。
竹鶴シリーズ実在庫20本の比較表
ここからは、当店リンクサス酒販が実際に在庫する竹鶴シリーズを20本まとめて比較します。主役の竹鶴21年は最終流通の丸瓶、初代角瓶、180mlベビーボトルの3本を掲載し、あわせて17年・25年・35年や旧黒ラベルまで、シリーズの現在価格を一覧にしました。価格はすべて税込の実売価格で、在庫状況により変動する場合があります。おすすめ順・価格順で並べ替えてご覧ください。
| 品名 | 価格(税込) | 度数 | 仕様 | 希少度 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 竹鶴21年 ピュアモルト 700ml | 88,000円 | 43% | 終売・丸瓶 | 人気 | 最終流通版の21年。WWA世界最高賞4度の実績を持つ本記事の主役で、探している方がもっとも多い1本。 |
| 竹鶴21年 角瓶 箱付 | 110,000円 | 43% | 終売・初代角瓶 | 希少 | 2001年発売の初代スクエアボトル。現存数が少なく、コレクターの評価がもっとも高い世代。 |
| 竹鶴21年 ベビーボトル 180ml | 55,000円 | 43% | 終売・180ml | レア | 小容量の21年。フルボトルを開ける前に味を確かめたい方の現実的な選択肢。 |
| 竹鶴25年 700ml | 275,000円 | 43% | 終売・最長熟レギュラー | 希少 | シリーズ最高峰の25年。伊勢志摩サミットで21年とともに首脳陣へ供された。 |
| 竹鶴17年 ピュアモルト 700ml | 44,000円 | 43% | 終売・丸瓶 | 人気 | WWA受賞歴を持つ旗艦17年。21年より予算を抑えて長熟竹鶴を楽しめる。 |
| 竹鶴17年 ピュアモルト 旧 700ml | 46,200円 | 43% | 終売・旧ラベル | レア | 旧ラベル世代の17年。箱付きの完品は年々減っており世代差が価格に出る。 |
| 竹鶴17年 角瓶 700ml | 60,500円 | 43% | 終売・角瓶 | 希少 | 2000年代前半流通の角瓶17年。初期仕様ならではの現存数の少なさが魅力。 |
| 竹鶴17年 WWA受賞記念ラベル 700ml | 77,000円 | 43% | 終売・記念ラベル | レア | WWA受賞を記念した特別ラベル。受賞記念ボトルはシリーズ共通でプレミアがつく。 |
| 竹鶴17年 GSK創立80周年記念ラベル 700ml | 77,000円 | 43% | 終売・記念ラベル | レア | 企業記念の特注ラベル。一般流通しなかった経緯から市場で見かける機会が少ない。 |
| 竹鶴12年 ピュアモルト 700ml | 27,500円 | 40% | 終売・丸瓶 | 人気 | 2014年終売の12年丸瓶。竹鶴の長熟に入門するならまずこの1本から。 |
| 竹鶴12年 角瓶 660ml | 33,000円 | 40% | 終売・角瓶 | レア | 発売時2,450円だった660ml初期角瓶。ブランドの原点を伝える仕様。 |
| 竹鶴12年 旧ラベル 660ml | 27,500円 | 40% | 終売・旧ラベル角瓶 | レア | 旧ラベルの660ml。ラベル世代の見分けが査定額の分かれ目になる好例。 |
| 竹鶴ピュアモルト 白ラベル 700ml | 9,350円 | 43% | 現行・ノンエイジ | 定番 | シリーズ唯一の現行レギュラー。参考小売4,000円台に対する実勢価格の目安になる。 |
| 竹鶴 白ラベル 海外流通 英語ラベル 700ml | 11,000円 | 43% | 現行・海外仕様 | レア | 海外市場向けの英語ラベル版。国内版とのラベル差を楽しめる変わり種。 |
| 竹鶴 旧ラベル(黒ラベル)700ml | 12,200円 | 43% | 終売・旧黒ラベル | 人気 | 2020年に姿を消した旧黒ラベル。余市原酒寄りの力強い構成で指名買いが多い。 |
| 竹鶴 旧ラベル(黒ラベル)700ml 箱あり | 14,300円 | 43% | 終売・箱あり完品 | レア | 箱あり完品の黒ラベル。付属品の有無で価値が変わることを示す好例。 |
| 竹鶴 旧ラベル(黒ラベル)500ml | 11,000円 | 43% | 終売・500ml | レア | いまでは見かけない500ml規格。流通が終了した中間サイズの黒ラベル。 |
| 竹鶴政孝生誕100周年ボトル 700ml | 110,000円 | 43% | 限定・記念ボトル | 希少 | 創業者生誕100周年の記念ボトル。ブランドの歴史そのものを象徴する1本。 |
| 竹鶴35年 初期ボトル 700ml | 880,000円 | 43% | 限定・最長熟 | 希少 | 本数限定で世に出た最長熟の竹鶴。現存数が極めて少ないコレクター垂涎の的。 |
| 竹鶴ピュアモルト 白ラベル ミニチュア 50ml | 2,200円 | 43% | 現行・ミニチュア | 数量限定 | 50mlのミニチュア。竹鶴の味を最小のコストで試せる入口の1本。 |
竹鶴シリーズ全体の在庫はニッカ竹鶴の商品一覧から、ジャパニーズウイスキー全体はウイスキー一覧からご覧いただけます。品揃えは日々変動しますので、探している世代が見つからない場合はお問い合わせください。当日14:00までのご注文で当日発送いたします。
世界最優秀賞4度——竹鶴21年の受賞歴
竹鶴21年の受賞歴は、ジャパニーズウイスキーの国際的な躍進の歴史と重なります。英国のウイスキー専門誌が主催するワールド・ウイスキー・アワード(WWA)では、世界最高賞にあたるワールド・ベスト・ブレンデッドモルトを2007年・2009年・2010年・2011年と4度受賞。ひとつの銘柄が同じ部門の世界一に4回選ばれた例は、いまも世界的に稀です。
受賞歴の年表
主要な受賞を時系列で並べると次のとおりです。
- 2006年:ISC金賞
- 2007年:WWAワールド・ベスト・ブレンデッドモルト(世界最高賞)
- 2008年:ISC金賞
- 2009年:ISC最高賞トロフィー(国産ウイスキー初)/WWA世界最高賞
- 2010年:ISC金賞/WWA世界最高賞
- 2011年:WWA世界最高賞
- 2014年:ISC金賞
とりわけ2009年のISCトロフィーは、国産ウイスキーが同賞の頂点に立った最初の事例で、日本のウイスキー史に残る出来事でした。受賞を記念したISC2009受賞記念ラベルのボトルも流通しており、通常版より高値で取引されています。
伊勢志摩サミットで首脳陣に供された1本
2016年5月の伊勢志摩サミットでは、各国首脳に振る舞う飲料のひとつに竹鶴21年と竹鶴25年が選ばれました。外務省が公開した提供飲料の資料にも記載が残っています。国際舞台で日本を代表するウイスキーの座に就いたことは、海外コレクターの需要をさらに押し上げる契機になりました。
ポートウッドやマディラ——竹鶴21年の限定ボトル
竹鶴21年には、レギュラーの700ml・180ml以外に、樽仕上げを変えた限定ボトルが存在します。いずれも2014年前後に少量だけ世に出たもので、レギュラー以上の価格で取引されています。
2014年に出た3つのウッドフィニッシュ系
ポートウッドフィニッシュは2014年4月の数量限定品で、ポートワイン樽で追熟した甘く華やかな仕上がり。ノンチルフィルタード(冷却濾過なし)は2014年7月の限定で、香味成分を残したまま瓶詰めした濃厚な口当たりが特徴です。マディラウッドフィニッシュは同じ2014年7月にヨーロッパ市場限定で発売されたもので、国内正規流通がなかった分、日本のコレクター市場では特に見つけにくい存在になっています。
この3本はいずれも出荷数が少なく、状態の良い個体は通常の21年を上回る価格がつきます。ラベルの表記や箱の仕様がレギュラーと異なるため、真贋や世代の判断に迷ったら購入前に専門店へ相談するのが安全です。
180mlベビーボトルと記念ラベル
180mlのベビーボトルは、フルボトルの5分の1強の容量で21年の味を体験できる規格です。ギフトセットや飲食店向けに流通した経緯があり、単体で市場に出る数は多くありません。「開栓して飲むための21年」を探している方には、フルボトルより現実的な選択肢になります。ISC2009受賞記念ラベルのような記念仕様も含め、派生ボトルはレギュラーとの違いがそのまま価値になる世界です。
竹鶴21年はどこで買える?売るときの注意点
現実的な購入ルートは3つ
終売した竹鶴21年を手に入れるルートは、実質的に3つに絞られます。第一は当店のような専門酒販店。状態を確認したうえで購入でき、真贋の不安が小さいのが利点です。第二はオークションやフリマアプリ。価格は安く見えることがありますが、液面低下や保管状態の悪い個体、真贋の怪しい出品が混在するため、写真と出品者の実績を慎重に見極める必要があります。第三はレアウイスキーを扱うバーで1杯ずつ楽しむ方法。ボトルを買わずに味を知りたいなら、これがもっとも合理的です。
なお、値上がりを見込んだ購入はおすすめしません。相場は上昇傾向が続いてきたものの、為替や海外需要で変動するうえ、保管中の液面低下ひとつで価値が大きく下がります。あくまで「飲みたい」「手元に置きたい」が先にある買い物だと考えてください。
手放すときに査定を左右するポイント
売却を検討する場合、査定額を左右するのは未開栓であること、液面の高さ、化粧箱と付属品の有無、ラベルの状態、そして世代です。特に竹鶴21年は初代角瓶かどうかで評価が変わるため、ボトル形状の情報は査定の第一材料になります。グループの買取窓口リンクサスのウイスキー買取では、販売と同じ基準で世代と状態を見て査定額を提示していますので、写真だけの事前相談もお気軽にどうぞ。
竹鶴21年に関するよくある質問
竹鶴21年の定価はいくらですか?
700mlで15,000円(税別)です。消費税率10%で換算すると16,500円。2001年の発売から終売まで、この税別15,000円が公式価格の基準でした。税込表記は時代の税率によって15,750円や16,200円と変わります。
竹鶴21年はいつ終売になりましたか?
2020年3月31日出荷分をもって販売終了しました。アサヒビールが2020年1月16日に発表したもので、17年・25年も同時に終売し、年数表記の竹鶴はすべて公式流通を終えています。
竹鶴21年はなぜ高いのですか?
終売による供給停止、WWA世界最高賞4度という受賞歴、マッサン放送以降のジャパニーズウイスキーブーム、そして21年熟成の原酒を短期間で増やせない製造構造。この4つが重なり、定価15,000円に対して市場価格は5倍を超える水準になっています。
竹鶴21年の現在の相場はいくらですか?
2026年7月時点で、箱なしの最終流通版が6万円台後半から9万円前後、箱付きや初代角瓶は10万円を超える水準です。当店の販売価格は丸瓶88,000円、初代角瓶箱付110,000円。買取価格は販売価格より下の幅になります。
竹鶴21年は再販されますか?
2026年7月時点で年数表記の再販は発表されていません。現行のレギュラーはノンエイジの竹鶴ピュアモルトのみです。一方で2026年6月には限定の「竹鶴ピュアモルト エッセンシャルズ〈2026〉」が発売されており、原酒の仕込みが進めば長熟復活への期待は残ります。
竹鶴21年はどんな味ですか?
余市原酒の力強さとほのかなピート、宮城峡原酒の華やかな果実味が重なった、丸みのある多層的な味わいです。ナッツや熟した果実、キャラメルを思わせる香りと長い余韻が特徴で、ストレートか少量の加水がもっとも真価を発揮します。
竹鶴17年と21年はどちらを選ぶべきですか?
飲んで楽しむコストパフォーマンス重視なら17年(当店44,000円から)、受賞歴の頂点を味わいたい・手元に置きたいなら21年です。同じ設計思想の原酒構成なので、まず17年で竹鶴の方向性を確かめてから21年に進む選び方も理にかなっています。
竹鶴21年の偽物を見分ける方法はありますか?
キャップシールの状態、ラベルの印字品質、裏ラベルのロット表記、液面の高さが基本の確認点です。市場価格が高い銘柄ほど怪しい個体も紛れやすいため、不安がある場合は個人間取引を避け、状態を確認して販売する専門店を利用するのが確実です。
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