竹鶴ウイスキーどこで買える?定価~高騰迄|ピュアモルト12年17年25年価格推移も
結論|現行の竹鶴は定価7,700円(税込)・年数表記ボトルは終売でプレミア化

竹鶴ウイスキーがどこで買えるかは、狙うボトルで答えが変わります。年数表記のない現行「竹鶴ピュアモルト(白ラベル)」は定価7,000円(税抜)・税込7,700円で、酒販店・スーパー・ネット通販の通常流通で購入可能です。一方、竹鶴12年は2014年頃に、17年・21年・25年は2020年3月31日に終売しており、新品の出荷はもうありません。手に入れるルートは専門店・オークション・バーの3つに絞られます。
終売組の相場は定価を大きく離れました。定価7,700円(税込)だった竹鶴17年は店頭44,000円〜60,500円前後、税込16,500円だった21年は88,000円前後、税込77,000円だった25年は275,000円前後が2026年現在の目安です。この記事では、竹鶴シリーズの定価一覧と値上げの歴史、終売と高騰の理由、12年から25年までの価格推移、そして現行品を定価で買う方法と終売品の入手ルートまでを、リンクサスの査定現場の視点で整理します。
竹鶴ピュアモルトとは|創業者・竹鶴政孝の名を冠したニッカの看板銘柄

竹鶴は、ニッカウヰスキー創業者であり「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝の名を冠したブランドです。1894年に広島県竹原の造り酒屋「竹鶴酒造」に生まれた政孝は、1918年に単身スコットランドへ渡って本場の蒸溜技術を学び、現地で出会った妻リタとともに帰国。1934年に北海道余市で大日本果汁(のちのニッカ)を興しました。夫妻の物語は2014年9月から2015年3月に放送されたNHK連続テレビ小説「マッサン」のモデルにもなっています。
竹鶴ブランドは政孝の没後、2000年に「竹鶴12年ピュアモルト」で初リリースされました。ピュアモルトとはモルト原酒だけで構成されたブレンデッドモルトウイスキーのこと。力強い余市モルトと華やかな宮城峡モルトを掛け合わせ、グレーンウイスキーを使わずにブレンデッド並みの飲みやすさを実現する設計です。翌2001年に17年が加わり、その後21年・25年・35年と拡大。なお竹鶴はニッカ公式(オフィシャルボトル=OB)だけが手がけるブランドで、独立系ボトラーズ(IB)による竹鶴名義のボトルは存在しません。真贋の基準が公式品に一本化されているぶん、見極めはシンプルです。
年数表記のボトルは、決められた年数以上熟成した原酒だけで造る決まりがあります。原酒の在庫が細れば出荷を止めるしかなく、これがのちの終売につながりました。竹鶴17年単体の定価と終売の経緯は竹鶴17年の定価と価格推移の記事で、政孝とリタの家系の物語は竹鶴家の家系図とマッサンの記事で詳しく扱っています。
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竹鶴シリーズの定価一覧と値上げの歴史

まず全ボトルの定価を一覧で確認します。終売した年数表記ボトルの定価は据え置かれたまま歴史になりましたが、現行の竹鶴ピュアモルト(NV)は2024年4月1日出荷分から税抜4,500円が7,000円(税込4,950円→7,700円・約56%増)へ大きく改定されました。余市・宮城峡のノンエイジも同幅の値上げで、ニッカの主力モルトが軒並み「かつての竹鶴17年の定価」に並んだ計算です。
発売当時の定価を振り返ると、12年ものが2,450円、17年ものが7,000円という設定は現在の世界のウイスキー市場では考えられない水準でした。なお、アサヒビールが2025年11月出荷分から予定していたブラックニッカ クリア・リッチブレンド・ディープブレンド・ハイニッカなど5ブランド26品目の価格改定は、システム障害の影響で2026年に延期されると公式発表されています。竹鶴ピュアモルトはこの対象に含まれていませんが、原材料と物流のコスト上昇は続いており、現行ボトルの定価が今後さらに切り上がる可能性は十分にあります。
定価の変遷はそのまま、ジャパニーズウイスキーの需要が供給を追い越していく歴史でもあります。現行品の定価が上がるほど、終売した年数表記ボトルの相対的な価値も意識されやすくなる。この構図は次章で見る高騰の背景と地続きです。
終売と高騰の理由|原酒不足・マッサン効果・WWA受賞

年数表記の竹鶴が消えた直接の理由は原酒不足です。ジャパニーズウイスキー市場が低迷していた1990年代後半から2000年代の仕込み量は、2010年代後半の需要爆発をまったく想定していませんでした。17年物の原酒はどれだけ需要が増えても最低17年前の仕込みでしか賄えません。ニッカは2020年3月31日をもって竹鶴17年・21年・25年の出荷を終了し、ラインナップを年数表記のない現行ボトルに一本化しました。品質問題や販売不振による終売ではない、という点が重要です。
需要側の火付け役は2つあります。ひとつは国際コンペでの受賞ラッシュ。WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)のブレンデッドモルト部門で竹鶴17年が2012年・2014年・2015年・2018年と4度の世界最高賞に輝き、25年が2019年、21年が2020年、現行NVも2023年に同部門を制しました。もうひとつがマッサン効果です。2014年9月から2015年3月に放送されたNHK連続テレビ小説「マッサン」は平均視聴率21.1%を記録し、放送終了後の2015年4月でもニッカの国内ウイスキー販売数量は前年比207%。一過性のブームで終わらず、コアユーザーの定着につながりました。
海外の愛好家が受賞歴で竹鶴を探し、国内ではドラマで一般層まで知名度が広がり、さらに投資目的の買い手も加わる。三層の需要が同じボトルを奪い合った結果、店頭から竹鶴が消え、二次流通の価格が定価を置き去りにしていきました。2016年の伊勢志摩サミットで竹鶴21年・25年が各国首脳に振る舞われたことも、ブランドの格を国内外に印象づけています。
12年・17年・21年・25年の価格推移と現在の相場

価格推移がいちばん長く追えるのは、2014年頃に終売した竹鶴12年です。Amazonでの販売価格を追うと、終売前の2013年に約2,000円だったものが、マッサン放送を挟んだ2015年に約13,000円へ跳ね、2020年に約30,000円、2021年以降は約49,500円と9年で約25倍になりました。ISCで7回の受賞歴(2008年金賞を含む)を持つ実力と、シリーズ初代という物語性が価格を支えています。
17年・21年・25年も軌跡は同じです。ブーム最高潮の2023年前後にピークをつけ、その後はやや調整が入って高値圏で安定しました。2026年現在の相場観を、当店の販売価格と合わせて一覧にします。
落札相場と店頭価格の差は、状態と真贋確認のコストです。オークションの平均値には箱なし・液面低下・ラベル傷みの個体が含まれます。専門店の店頭価格は、そうしたリスクを店側が引き受けたうえでの数字と読むのが正確です。開封後の価値の変化や保存の考え方はウイスキーの開封後の賞味期限と保存の記事にまとめています。
竹鶴はどこで買える?定価購入のコツと終売品の入手ルート

現行の竹鶴ピュアモルト(白ラベル)は、終売した年数表記組と違って通常流通しています。定価税込7,700円での購入を狙うなら、酒販店・スーパー・家電量販店の酒売り場・百貨店を地道に回るのが基本です。2024年4月の値上げ以降は店頭在庫が戻りつつあり、タイミングが合えば定価で見つかります。ネット通販は便利ですが定価超の出品も混ざるため、価格をよく確かめてください。余市蒸溜所・宮城峡蒸溜所の売店や有料試飲も、竹鶴を確実に体験できるルートです。
終売した12年・17年・21年・25年の入手ルートは実質3つです。第一に酒類専門店・プレミアムウイスキー取扱店。真贋と状態を確認した個体を適正相場で買える、いちばん確実な選択肢です。第二にオークション・フリマアプリ。相場より安く見えますが、状態の見極めと真贋の判断をすべて自分で負うことになります。空き瓶が高値で取引されてきた銘柄だけに、詰め替え品のリスクはゼロではありません。第三がバー。1杯数千円で味を確かめられるので、ボトル購入前のお試しに向いています。
見た目のチェックポイントは、キャップシールの緩みや回転跡、液面の高さ(肩口より下は減点)、ラベルの擦れと日焼け、箱・冊子の有無です。ネットの個人間取引で写真が少ない出品は避けたほうが無難でしょう。予算を抑えたいなら、まず現行ボトルやミニチュア・ベビーボトルで味の方向性を確かめてから年数表記に進む順序もあります。小容量ボトルの世界は高級ウイスキーミニチュアボトルの記事で詳しく扱っています。
味わいの違い|余市・宮城峡と竹鶴の関係

竹鶴の味わいを理解する近道は、原酒の出どころを知ることです。北海道の余市蒸溜所は石炭直火蒸溜による力強くスモーキーなモルト、宮城県の宮城峡蒸溜所はスチーム加熱による華やかで軽やかなモルトを生みます。竹鶴はこの2つを掛け合わせ、グレーンを使わずにブレンデッド並みの飲みやすさへ着地させた設計です。シングルモルトの余市・宮城峡と飲み比べると、竹鶴の「いいとこ取り」の構造がよく分かります。
現行の白ラベルはモルトの若々しさとフレッシュな果実感が前に出るつくりで、ハイボールとの相性が良好です。年数表記組は熟成による角の取れた口当たりが持ち味で、17年ならシェリー樽由来のレーズンやカカオの甘み、21年・25年はさらに深い熟成香が乗ります。飲み方は、現行ならハイボールやロック、終売エイジドならストレートかトワイスアップで熟成感をそのまま味わうのが王道です。旧NVの黒ラベルは現行よりピーティーで厚みのある構成といわれ、飲み比べの題材としても人気があります。
「終売ボトルの開封はもったいない」という声もありますが、竹鶴は飲んでこそ真価が分かるウイスキーです。コレクションとして寝かせるか、記念日に開けるか。どちらの選択でも、状態の良い個体を選んでおけば後悔はありません。
竹鶴の今後|再販の可能性・値上げ・旧ラベルの価値

年数表記ボトルの再販についてニッカからの告知はありません。ただし絶望的な話でもありません。ニッカは需要拡大を受けて蒸溜所や工場への生産設備の増強を進めており、2010年代後半以降の仕込みが熟成年数に達する2030年代には、原酒の在庫状況が変わっている可能性があります。実際、ニッカからはシングルモルト宮城峡10年のような年数表記の新商品の計画も伝えられており(システム障害の影響でリリースは延期)、年数表記復活の流れ自体は生きています。
価格面では2つの動きに注目です。ひとつは現行ボトルのさらなる値上げの可能性。2024年4月の改定で税込7,700円になりましたが、原材料・物流コストの上昇は続いています。もうひとつは旧ラベル・旧ボトルの評価上昇です。2020年3月のリニューアルで姿を消した黒ラベル(旧NV)は、現行白ラベルより厚みのある味の設計が支持され、当店でも12,200円〜14,300円前後と定価を上回る水準で動いています。1989年3月以前の特級表記や初期の角瓶など、古い意匠ほど希少価値が乗る構図はシリーズ共通です。
手放す側の視点では、値上げの発表や年末年始・贈答期など需要が盛り上がる局面は査定額が伸びやすいタイミングです。現行竹鶴の定価が切り上がった2024年4月の前後にも、終売エイジドの引き合いは強まりました。売却を考えているなら、相場のニュースに合わせて一度査定に出し、金額を確かめてから判断するのが賢い進め方です。購入はリンクサス酒販(linx-as.store)、売却のご相談は姉妹サービスのリンクサスお酒買取(linxas.shop)で承っています。
当店リンクサス酒販で買える竹鶴シリーズ在庫

リンクサス酒販では、現行の白ラベルから旧NVの黒ラベル、終売した12年・17年・21年・25年・35年のエイジドまで、竹鶴シリーズを幅広く取りそろえています。下表は在庫の一例です(価格・在庫は変動します。最新は各商品ページでご確認ください)。当日14:00までのご注文で当日発送に対応しています。
現行の白ラベルは9,350円、旧NVの黒ラベルは12,200円から。終売組は竹鶴12年が27,500円、17年が44,000円、21年が88,000円、25年が275,000円からの在庫です。オークションの相場観で「安く買って失敗する」より、状態を確認できる一本を選びたい方に向けた品揃えです。全ラインナップは当店のニッカ竹鶴コレクションからご覧いただけます。
逆に、ご自宅に眠る竹鶴の年数表記ボトルを手放すことを考えている方には、高値圏が続くいまは売却の好機です。飲む・集める・手放すのどの選択でも、定価と相場の両方を知ることが第一歩になります。
よくある質問

ここまでの内容と重なる質問も含め、査定や販売の現場で実際によくいただく質問をまとめました。定価・終売の正確な理解は、相場に振り回されないための土台になります。売る前・買う前の最終確認にお使いください。
竹鶴ピュアモルト(現行)の定価はいくらですか?
竹鶴はどこで定価で買えますか?
竹鶴12年・17年・21年・25年はいつ終売になりましたか?
竹鶴17年の定価と現在の相場はいくらですか?
竹鶴21年・25年の相場はいくらですか?
竹鶴の年数表記ボトルは再販されますか?
黒ラベルと白ラベルの竹鶴は何が違いますか?
竹鶴を高く売るコツはありますか?
まとめ

竹鶴ウイスキーは、現行の白ラベルなら定価税込7,700円で通常流通から購入できます。一方、12年は2014年頃、17年・21年・25年は2020年3月31日に原酒不足で終売し、相場は定価の4倍から25倍まで高騰しました。WWAの受賞歴とマッサン効果が需要を押し上げ、供給が二度と増えない終売銘柄だけに、状態の良い個体の価値は今後も落ちにくいと見ています。
確実な一本を求めるなら真贋と状態を確認できる専門店で、まず味を知りたいなら現行ボトルやバーの一杯から。目的を決めれば選び方は自然に定まります。当店リンクサス酒販のニッカ竹鶴コレクションで、最新の在庫と価格をぜひご確認ください。




























