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ニッカウヰスキーを代表する名ブランド「竹鶴(たけつる)」。
その芳醇な味わいと高い完成度から、今では“ジャパニーズウイスキー”の象徴とも言われています。近年は世界的なウイスキーブームやドラマ『マッサン』の影響もあり、定価では手に入りにくいプレミアムボトルとして注目を集めてきました。
本記事では、竹鶴ピュアモルトの定価や現在の市場価格、12年・17年といった人気ヴィンテージの高騰状況、さらに「どこで買えるのか?」を徹底解説。
歴史や味わいの違いにも触れながら、今手に入れる方法を分かりやすく紹介します。
竹鶴ピュアモルトとは?ブランドの特徴と人気の理由
竹鶴シリーズの誕生背景とニッカのこだわり
竹鶴(たけつる)ピュアモルトは、ニッカウヰスキーを象徴する代表的なウイスキーのひとつです。その名の通り、創業者・竹鶴政孝氏の名を冠しており、「日本のウイスキーの父」と呼ばれる彼の哲学が詰まった一本といえます。
竹鶴シリーズは、余市蒸溜所と宮城峡蒸溜所、2つのモルト原酒を絶妙にブレンドして生まれる“ピュアモルトウイスキー”。原酒そのものの個性を活かしつつ、奥行きのある味わいと香りを実現しています。
ニッカが掲げる「ブレンディングの妙」は、竹鶴ピュアモルトにおいて最も体現されており、熟練の職人が原酒を何百種類もテイスティングして配合を決定。日本人の繊細な味覚に合わせた、柔らかくも力強い風味が魅力です。
竹鶴の歴史を深掘り!「マッサン」竹鶴政孝氏について
竹鶴の歴史
竹鶴は創業者である竹鶴政孝の「日本で本物のウイスキーを作りたい」という熱い思いから生まれました。
竹鶴が発売されるまで、国内ウイスキーの市場はどちらもサントリーが出していた「山崎」「オールド」が独走。
「同じ製造方法では勝てない」と見かねたニッカウヰスキーは、水のように飲みやすいピュアモルトウイスキーの製造に踏み込みました。
開発者は長い期間、よりよいウイスキー作りに頭を悩ませましたが、それまでニッカウヰスキーが販売していた「余市」と「宮城峡」を独自の比率でブレンドする方法を採用しました。そうすることによって、癖がなく、まるで水のような飲み心地を実現。
万人受けする味でありながら、奥深い余韻が残る風味もしっかりとあり、満を持して2000年に「竹鶴」として販売を開始しました。
初めてリリースされたボトルは「竹鶴12年ピュアモルト」。そこから瞬く間に人気が高まり、17年、21年、25年といったボトルが登場していきました。
開発者の読みは見事当たり、これまでサントリーが独走していたウイスキー市場の売上をどんどん追い抜き、ニッカウヰスキーは大勝利を収めました。そして現在に至るまでも、老若男女問わず多くの人気を誇っているのです。
「マッサン」と親しまれた竹鶴政孝氏
竹鶴政孝氏については、本名よりもマッサンの愛称の方がご存知の方が多いのではないでしょうか?
そうです、冒頭でもご紹介しましたテレビドラマ小説「マッサン」をご覧になられた方ならば既にご存知かもしれません。
日本のウイスキー、いわゆるジャパニーズウイスキーはこの竹鶴政孝氏(マッサン)の「日本人に本物のウイスキーを飲んでもらいたい」そのひたむきでまっすぐな情熱と愛情があったからこそなしえたものだと言えます。
【関連リンク】竹鶴政孝リタや子孫の家系図。マッサンを継ぐニッカウヰスキー
スコットランド人の奥さん、竹鶴リタさん
ドラマ『マッサン』では、仲睦まじい姿を映されていますが、実際には奥さんである竹鶴リタさんがスコットランド人であるということから大変な差別を受けていたことが孫である、孝太郎さんのインタビューなどから分かっています。
当時は、1900年代初頭ということもあり海外の外国人に馴染みのない日本人の多くは差別的な意識を根強く持っていたため苦労されたことを晩年でもマッサンこと竹鶴政孝氏は悔やまれていたそうです。
とはいえ、奥さんである竹鶴リタさんがいなければニッカウィスキーは無かったともいえるほどリタさんとの出会い、そして妻としての支えが大きかったようです。
「マッサン」以降の人気爆発と入手困難の現状
竹鶴シリーズの人気が一気に高まったのは、2014年に放送されたNHK連続テレビ小説『マッサン』がきっかけでした。主人公のモデルとなったのが、まさに創業者・竹鶴政孝氏。ドラマを通してニッカの歴史や情熱が知られるようになり、放送直後から竹鶴ブランドの需要が急増しました。
その結果、原酒不足による生産調整が続き、「竹鶴17年」「竹鶴21年」「竹鶴25年」といった年数表記モデルが次々と終売に。現在では一部の高級酒販店やオークションでしか手に入らないほどの希少品となり、定価よりも数倍〜十数倍の価格で取引されるケースも珍しくありません。
竹鶴ピュアモルトの味わいは?宮城峡や余市との違いについて
飲みやすさと奥深さを兼ね備えた竹鶴の味わい
竹鶴の特徴はなんといっても癖のないスッキリとした飲み心地にあります。
本来、ブレンテッドウイスキーは幾つかの蒸留所で作られたモルト原酒とグレーン原酒をブレンドさせて作られています。
しかし、竹鶴は「ピュアモルト」と呼ばれる独自のもの。
力強い味わいの「余市」と、華やかで優しい味わいの「宮城峡」という2つの蒸留所で作られたモルト原酒を独自の比率でヴァッティングすることによって、角が取れたブレンテッドウイスキーのようなバランスに長けた風味を再現しているのです。
果実を思わせるような甘い香りに滑らかな口当たりで、ノンヴィンテージであってもストレートでスイスイと飲めてしまうような心地の良さがあります。もちろん飲みやすいといっても決して味わいが軽いわけではなく、重厚なモルトらしいコクや甘味もしっかりと感じられます。
程よいピート感に樽由来の味わいもあり、クセの強いウイスキーが苦手な方にもおすすめがしやすいです。
なお熟成年数による違いもあり、熟成年数が増したボトルはより深みや香りに奥行きが出ており、角の取れたような味に仕上がっています。
宮城峡や余市とは何が違うのか
ニッカウヰスキーの高級ウイスキーといえば「宮城峡」や「余市」も有名です。
宮城峡や余市はシングルモルトとして作られています。シングルモルトは一つの蒸溜所のモルト原酒のみを使って作られるウイスキーのことで、蒸溜所による違いを感じやすい個性派のウイスキーともいえます。
これに対し竹鶴はモルトウイスキーであるものの、シングルモルトではありません。竹鶴は宮城モルトと余市モルトの両方を混ぜ合わせて作られるブレンデッドモルトであり、モルトウイスキーながらもバランスの取れた味わいをしているのが特徴です。
| 項目 |
竹鶴ピュアモルト |
宮城峡シングルモルト |
余市シングルモルト |
| 分類 |
ピュアモルト(ブレンデッドモルト) |
シングルモルト |
シングルモルト |
| 蒸溜所 |
余市+宮城峡(2蒸溜所ブレンド) |
宮城峡蒸溜所(宮城県仙台市) |
余市蒸溜所(北海道余市町) |
| 味わいの特徴 |
バランス型。まろやかで飲みやすく、果実感とコクの調和が絶妙 |
軽やかでフルーティー。リンゴや洋ナシのような甘い香りと滑らかさ |
力強くスモーキー。ピート香と重厚なボディが特徴 |
| 香りの傾向 |
フルーティーで上品な甘さ。樽由来のバニラ香が漂う |
華やかで優雅。果実香とモルトの甘み |
スモーキーで香ばしい。海風やピートの香り |
| ピート感(燻香) |
中程度(程よく感じるバランス型) |
弱め(初心者向け) |
強め(上級者・愛好家向け) |
| アルコール度数 |
43% |
45% |
45% |
| 定価(700ml)※参考 |
7,700円(税込) |
7,700円(税込) |
7,700円(税込) |
| 現在の市場価格(2025年) |
約7,700〜10,000円前後(プレ値) |
約6,000〜7,000円前後 |
約7,500円前後 |
| おすすめユーザー |
バランス重視の中級者・贈答用にも人気 |
初心者〜中級者向け。フルーティー派 |
スモーキー好き・本格派ウイスキー愛好家 |
| 希少性・入手難度 |
高い(終売モデル多数・プレ値化) |
中程度 |
中程度〜やや高め |
| 総評 |
ニッカの技術が凝縮された「調和の一杯」。余市と宮城峡の良さを兼ね備えた万能タイプ |
華やかで軽やか。香りを楽しみたい人におすすめ |
力強く個性的。モルトの真髄を味わいたい人向け |
価格帯としては、竹鶴も宮城峡や余市と同程度のボトルになっています。ですが市場でのレア度や人気は高く、流通価格や入手難易度は宮城峡・余市を上回っていることが多いです。
竹鶴シリーズのラインナップ!12年・17年・21年・25年のレアな年数表記ボトルも!
|
品名 |
画像 |
おすすめスコア |
リンクサス酒販 |
Amazon最安 |
楽天最安 |
お酒買取 |
ポイント |
アルコール度数 |
香りのタイプ |
飲みごたえ |
産地 |
|
竹鶴ピュアモルト |
|
♥♥♥♥♡(4/5)
|
9,900円リンクサス |
7,700円Amazon |
7,439円楽天 |
竹鶴ピュアモルト買取 |
まろやかでフルーティー、初心者にも飲みやすい竹鶴ウイスキー |
43 |
モルト |
ミディアム |
日本 |
|
竹鶴12年 ピュアモルト |
|
– |
22,000円リンクサス |
Amazon |
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竹鶴買取 |
熟成12年の芳醇な香りと柔らかな口当たりが魅力の逸品 |
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竹鶴17年 ピュアモルト |
|
– |
49,500円リンクサス |
40,980円Amazon |
37,000円楽天 |
竹鶴17年買取 |
世界的評価を受けた竹鶴17年。熟成香と甘みが調和する銘酒 |
43 |
|
|
日本 |
|
竹鶴21年 ピュアモルト |
|
– |
55,000円リンクサス |
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竹鶴21年買取 |
まろやかで果実香豊かな竹鶴21年。金賞多数の上質ピュアモルト |
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竹鶴25年 ピュアモルト |
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– |
275,000円リンクサス |
284,581円Amazon |
220,000円楽天 |
竹鶴25年買取 |
希少な竹鶴25年は「雅」を追求した繊細で深い味わい |
43 |
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|
日本 |
|
竹鶴35年 |
|
– |
880,000円リンクサス |
980,000円Amazon |
|
竹鶴35年買取 |
長期熟成モルトとグレーンを融合した希少な幻の竹鶴ブレンデッド |
43 |
|
|
日本 |
// 初期表示時におすすめ順でソート
document.addEventListener('DOMContentLoaded', function() {
const tables = document.querySelectorAll('.product-table-frontend');
tables.forEach(function(tableContainer) {
const tableId = tableContainer.querySelector('table').dataset.tableId;
const recommendBtn = tableContainer.querySelector('.product-table-sort-btn.active');
if (recommendBtn) {
// 初期ソートを実行
sortProductTable(tableId, 'recommend_score', recommendBtn, true);
}
});
});
function sortProductTable(tableId, sortBy, button, isInitialSort = false) {
// テーブルコンテナを取得
const container = document.getElementById(tableId);
if (!container) {
console.error('Container not found:', tableId);
return;
}
// テーブル要素を取得
const table = container.querySelector('.product-table[data-table-id="' + tableId + '"]');
if (!table) {
console.error('Table not found:', tableId);
return;
}
const tbody = table.querySelector('tbody');
const rows = Array.from(tbody.querySelectorAll('tr'));
// 現在の状態を保持
const wasActive = button.classList.contains('active');
const wasAscending = button.classList.contains('ascending');
// ソート方向を決定
let isAscending = false; // デフォルトは降順
// 初期ソートの場合は降順を維持
if (isInitialSort) {
isAscending = false;
} else if (wasActive) {
// 既にアクティブなボタンをクリックした場合は方向を切り替え
isAscending = !wasAscending;
}
// 同じテーブルのボタンからのみアクティブクラスを削除
const sameTableButtons = container.querySelectorAll('.product-table-sort-btn');
sameTableButtons.forEach(function(btn) {
tbody.classList.remove('sorted-ascending', 'sorted-descending');
btn.classList.remove('active', 'ascending', 'descending');
});
// クリックされたボタンにアクティブクラスを追加
button.classList.add('active');
button.classList.add(isAscending ? 'ascending' : 'descending');
tbody.classList.add(isAscending ? 'sorted-ascending' : 'sorted-descending');
// 行をソート(data-sort-info属性を使用)
rows.sort(function(a, b) {
// data-sort-info属性からJSONデータを取得
const aData = a.dataset.sortInfo ? a.dataset.sortInfo.replace(/[\n\t]/g, '') : '';
const bData = b.dataset.sortInfo ? b.dataset.sortInfo.replace(/[\n\t]/g, '') : '';
// console.log('Row data - A:', aData, 'B:', bData);
let aValue, bValue;
if (sortBy === 'recommend_score') {
// おすすめスコアでソート
const aJson = aData ? JSON.parse(aData) : {};
const bJson = bData ? JSON.parse(bData) : {};
aValue = aJson.recommend_score || 0;
bValue = bJson.recommend_score || 0;
} else if (sortBy === 'price') {
// 価格でソート - JSONから価格を取得
const aJson = aData ? JSON.parse(aData) : {};
const bJson = bData ? JSON.parse(bData) : {};
aValue = aJson.price || 0;
bValue = bJson.price || 0;
}
// console.log('Sort values - A:', aValue, 'B:', bValue);
// ソート方向に応じて並び替え
if (isAscending) {
return aValue - bValue;
} else {
return bValue - aValue;
}
});
// 既存のランキング数字を削除
const currentTable = document.querySelector(`table[data-table-id="${tableId}"]`);
const existingRankings = currentTable.querySelectorAll('.ranking-count');
existingRankings.forEach(function(ranking) {
ranking.remove();
});
// DOMを更新
tbody.innerHTML = '';
const totalRows = rows.length;
rows.forEach(function(row, index) {
// ランキング数字を追加(昇順の場合は逆順の番号を付ける)
const count = isAscending ? (totalRows - index) : (index + 1);
const firstCell = row.querySelector('td:first-child');
if (firstCell) {
const rankingSpan = document.createElement('span');
rankingSpan.className = `ranking-count --count-${count}`;
rankingSpan.textContent = count;
firstCell.insertBefore(rankingSpan, firstCell.firstChild);
}
tbody.appendChild(row);
});
}
竹鶴は2000年に発売したため、まだ20年程と比較的新しいウイスキーです。しかし、最初に発売された「竹鶴ピュアモルト」に火がついたのをきっかけに、ニッカウヰスキーは様々な「竹鶴ピュアモルトシリーズ」を急ピッチで販売。
20年という短い歴史の中でも終売した商品もあるほど、竹鶴は多くのエイジングウイスキーを展開しているのです。
では、実際に竹鶴ピュアモルトシリーズの中でも、特に人気の高いウイスキーの味や定価を見ていきましょう!
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竹鶴ピュアモルト
- アルコール度数:43%
- 熟成年数:ノンヴィンテージ
竹鶴ピュアモルトはニッカウヰスキーが最初に「竹鶴」として販売したウイスキーです。
当時サントリーが販売していたウイスキーが700mlで6,000~7,000円だったのに対し、竹鶴ピュアモルトの定価がなんと、700mlで破格の3000円。
ウイスキー初心者でも気軽に手を出せる価格帯ということもあり、その知名度は一気に上昇しました。
竹鶴ピュアモルトは非常にまろやかで飲みやすく、透き通った黄金色の見た目の通り、癖のないフルーティーな味が特徴的です。
スパイシーな香りもあるので、ウイスキー初心者だけでなく、ウイスキー愛飲者からしても物足りなさのない味わいを感じることができます。
また、ウイスキーに飲みなれていない人は水で割るのもおすすめ。
竹鶴ピュアモルトはまろやかで繊細な味ですが、不思議と味が落ちることはありません。
ロックやストレートで飲んだ場合はより華やかさを感じられるので、自分の好みに合った飲み方ができます。
なお発売当初は3,000円だった竹鶴ピュアモルトも、今では値上げの影響から7,000円以上の価格にまで高騰しています。
しかし高騰しても品薄になるほど人気ぶりは健在で、日本国内だけでなく海外でも愛されるジャパニーズウイスキーの一つとなっています。
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竹鶴12年 ピュアモルト
竹鶴12年ピュアモルトは、2015年に販売を開始しましたが、テレビドラマ「マッサン」の影響により原酒不足となり、現在は終売となってしまったウイスキーです。
終売となる前は700mlが2,000円と破格の定価で売られていましたが、人気に火がついたあまり販売終了となってしまった現在は2万円前後とプレミアの価値が付くようになりました。
熟成期間は一般的に「長ければ長いほど美味しい」というものではありません。
もちろん、長い熟成期間を経たスモーキーな味わいを好む人もいますが、ウイスキーの場合、熟成によって生まれる美味しさのピークは15年前後と言われています。
そのため、この竹鶴12年ピュアモルトはしっかりとしたビート香とフルーティーさが絶妙にマッチングし、柔らかい舌触りもあり最後までゆっくりと楽しむことができる、まさに「至高の逸品」ともいうべきウイスキーなのです。
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竹鶴17年 ピュアモルト
竹鶴17年ピュアモルトは、2001年に発売されて以降、竹鶴シリーズで最も人気を博したウイスキーです。
2007年にはISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)において銀賞を受賞し、その後も多くの国際的なコンクールにて大きな成績を修めました。
竹鶴17年ピュアモルトは、市場価格で700mlで3万円超え。少々高いと感じる人もいるかもしれませんが、「世界に認められたウイスキー」をこの価格で味わえると思えば非常にコストパフォーマンスが高いのです。
先に紹介した竹鶴12年よりも少し熟成感のある濃い色味が印象的の竹鶴17年ピュアモルト。
カラメルのような香りと、バニラや熟したフルーツ、奥までじっくりと仰げば樽の香りも楽しむことができ、複雑でありながらまろやかさをしっかり保っています。
竹鶴12年が終売となって以降は、竹鶴17年の人気もさらに拍車がかかり2020年3月終売が発表されました。
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竹鶴21年 ピュアモルト
竹鶴21年は、竹鶴17年と同じようにISCにおいて6回もの金賞を受賞したウイスキーです。
その他にも、多くの受賞実績を持ち、発売当初よりも価格が高騰し、現在では700mlが約7万円で流通しています。
竹鶴シリーズの中でも、スモークさが少なくまろやかな味わいなので、ストレートや常温の水割りで楽しむのがおすすめです。
さらに、熟した果実のような風味も感じられるため、ハイボールにしても本来の風味を損なわず最後までしっかりと味わうことができます。
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竹鶴25年 ピュアモルト
竹鶴シリーズでも特に希少価値が高いのが、この竹鶴25年ピュアモルト。
年間数量限定で販売されていたボトルで、毎年多くのウイスキー愛飲者が購入に駆けつけるため、竹鶴シリーズを知る人も竹鶴25年だけは飲んだことがない、という人も少なくないのです。
竹鶴シリーズも、多くのコンクールで受賞実績を持っています。
「雅」をキーワードにして製造され、様々な原酒をブレンドさせた繊細な味わいが特徴的です。
そのため、ストレートで奥深い香りをふんだんに楽しむのが一番竹鶴25年を楽しめる飲み方と言えるでしょう。
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竹鶴35年
- アルコール度数:43%
- 熟成年数:35年以上
- ブレンデッドウイスキー
竹鶴35年は、竹鶴シリーズの中でも希少な“ブレンデッドウイスキー”として造られた特別な一本です。
厳選された長期熟成モルトウイスキーとグレーンウイスキーを、ほぼ1:1の比率でブレンド。
モルトの力強さとグレーンのまろやかさが調和した、華やかで深みのある味わいが特徴です。
2000年に初めて発売されて以来、毎年わずか1,200本のみ生産される限定品として注目を集め、2011年の終売をもって姿を消しました。
ラベルには創業者・竹鶴政孝の軌跡が描かれ、現相談役・竹鶴威氏の直筆サインとシリアルナンバーが入る特別仕様。
発売当時の定価は10万円前後でしたが、現在では100万円を超える高値で取引されることもある、まさに“幻の竹鶴”と呼ぶにふさわしい逸品です。
終売・品薄続く竹鶴。今更定価購入は無理?どこで買えるの?
ノンヴィンテージなら定価購入できるチャンスも
| 竹鶴の定価 |
| 竹鶴ピュアモルト700ml |
定価:7,700円(税込) |
竹鶴の中にも、入手しやすいボトルとそうでないものが存在します。
竹鶴のうちノンヴィンテージの「竹鶴ピュアモルト」は現行品としてリリースされています。そのため品薄ではあるものの、チャンスを狙えば定価で入手することも可能です。
実際に定価報告をしたという声も見受けられています。「やまや」「ビックカメラ」などの酒屋や、百貨店での報告が多く見受けられています。また近年は海外からの逆輸入で販売される竹鶴もあり、「ドン・キホーテ」などの量販店に入荷されるケースもあります。
店舗販売ではなかなか見つからないという方は、抽選販売などで竹鶴を狙うのも一つの手です。酒屋や酒販店が定期的に開催する抽選販売であれば、竹鶴を定価で狙えるチャンスがあります。
竹鶴ピュアモルトを狙えるおすすめのお店
- やまや
- ビッグカメラ
- カクヤス
- イオン
- イトーヨーカドー
- 地元密着型の酒販店
- 抽選販売
- ドン・キホーテの逆輸入商品
- Amazon招待販売 など
定価は税抜き7,000円、税込み価格の場合は7,700円となります。なお2024年4月より定価が値上げとなっている点には注意しておきましょう。
ピュアモルトの黒ラベルは旧ボトルで希少価値が高い
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竹鶴 旧ラベル黒ラベル
竹鶴ピュアモルトの中には、現行品の白いラベルとは見た目が異なる「黒ラベル」と呼ばれるボトルも存在します。
こちらは同じ竹鶴ピュアモルト(ノンヴィンテージ)でも、2020年以前の発売されていた“旧ボトル”と呼ばれるものになります。現在はラベルが切り替わっているため、公式からはリリースされていません。
黒ラベルの竹鶴は現行品のボトルよりも入手難易度が高いです。値上げ前のボトルになるため当時の定価は4,000円程度でしたが、現在の流通価格は1万円越えと取引相場が高くなっています。
基本的には定価で入手するのが難しいボトルになります。なお黒ラベルは見た目だけでなく味わいも違うとされており、ウイスキーファンの中でも大きな注目を集めています。
【関連リンク】ウイスキーオールド旧ボトル。シーバスリーガル12年等人気古酒10選
熟成年数表記ボトルは終売により高騰化
| 竹鶴終売品の定価 |
| 竹鶴17年 700ml |
定価:7,000円 |
流通価格:約45,000円 |
| 竹鶴21年 700ml |
定価:15,000円 |
流通価格:約88,000円 |
| 竹鶴25年 700ml |
定価:70,000円 |
流通価格:約300,000円 |
竹鶴は2020年1月に、公式より「竹鶴17年」「竹鶴21年」「竹鶴25年」のアイテムの終売が発表されました。
そのため熟成表記のあるボトルは一気にプレミア度が増し、定価での購入は非常に難しくなっています。
流通価格を見ると、竹鶴17年でおよそ45,000円前後、竹鶴21年でおよそ88,000円前後、竹鶴25年でおよそ300,000円前後となっています。
発売当時の定価と比較した場合、3倍以上の価格で取引されているような状況です。今後さらにプレミアが増すことで、価格が上がっていく可能性もあるので注意しておきましょう。
竹鶴17年は蒸留所の有料試飲が狙い目
定価購入の難しい竹鶴のヴィンテージですが、格安で飲む方法があります!宮城峡蒸留所の試飲コーナーでは、竹鶴17年を含む数種類のウイスキーを1杯数千円という低価格で試飲可能という情報もあります。
あくまでも試飲なので大量に飲めるわけではありませんが、人気の「余市10年」なども合わせて楽しめるので仙台に立ち寄った際はぜひ足を運びたいものです。
また公式の蒸溜所以外にも、バーや飲食店で竹鶴の年代ボトルを提供しているところがあります。有料試飲という形で少量から飲める場所も中には存在するので、竹鶴を飲んでみたいという方はぜひチェックしてみましょう。
竹鶴の今後はどうなる?定価の変動や年数表記ボトルの復活は?
竹鶴ピュアモルトは入手しやすくなる!?
一時はどの店舗でも品薄状態が続いていた竹鶴ピュアモルトですが、最近では少しずつ供給が安定しつつあります。ジャパニーズウイスキーブームが一段落し、需要が落ち着いてきたことで、以前よりも入手しやすくなっている傾向があります。
実際に「定価で購入できた」という報告もSNS上で増えており、正規ルートでの購入チャンスが広がっているようです。ただし、依然として人気ブランドであることに変わりはなく、限定入荷や一部地域では売り切れが続くことも。今後も早めの購入が安心といえるでしょう。
定価が値上げになる可能性もある
一方で、今後の竹鶴の定価が“値上がり”する可能性も否めません。
サントリーの「山崎」「白州」など、主要なジャパニーズウイスキーは近年続々と価格改定を行っており、原材料費や熟成コストの上昇が背景にあります。
竹鶴も過去に価格改定を行った実績があり、今後の需要回復や再販の動きに合わせて再び値上げが実施される可能性があります。
もし購入を検討している場合は、現在の価格帯をチェックし、早めに確保しておくのがおすすめです。
宮城峡10年の復活で竹鶴の年数ボトルにも期待
2025年には、長らく休売していた「宮城峡10年」の再販が告知され、大きな話題を呼びました。この動きは、今後竹鶴の年数表記ボトル(12年・17年・21年・25年など)が再び登場する可能性を示唆するものでもあります。
ただし、仮に再販が実現しても、原酒の生産量や熟成管理の観点から“数量限定”や“プレミアムライン”としての復活になる見込みが高いです。
再販された場合も、定価販売直後から即完売・プレ値化が進む可能性があるため、今後の公式発表には注目しておきましょう。
旧ラベル・旧ボトル品は希少価値からさらに値上がりする可能性も
現在流通している旧ラベル・旧ボトルの竹鶴は、すでにコレクター市場で高い人気を誇ります。とくに「竹鶴17年」「竹鶴21年」の旧デザインボトルは、流通量が極めて少なく、今後さらに価値が上昇する可能性があります。
新デザインへの切り替えや再販が進めば進むほど、旧ボトルの“初期モデル”としての希少性は増す一方です。
投資目的やコレクションとしての需要も強まっており、「定価を超える価格」での取引が当たり前になる時代が続くかもしれません。
まとめ
竹鶴シリーズは、ニッカウヰスキーの象徴ともいえるブランドであり、日本のウイスキー文化を世界に広めた存在です。
年数表記ボトル(12年・17年・21年・25年)はすでに終売となり、今では定価の数倍で取引されるプレミアムボトルへと変化しました。
一方で、現行の「竹鶴ピュアモルト(ノンヴィンテージ)」は、今も定価で購入できる可能性がある現行ライン。
ジャパニーズウイスキー人気の落ち着きとともに、少しずつ入手しやすくなってきています。
今後、宮城峡10年の復活などをきっかけに、竹鶴の年数表記モデルが再登場する可能性もあり、引き続き注目が集まっています。
定価での購入を狙う方も、コレクションとして価値を見極めたい方も、竹鶴の動向を追いかけておく価値は十分にあるでしょう。
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