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世界的なウイスキー人気が続く今、スコットランドのシングルモルトの価値は上がり続けています。中でも、特別な存在なのがアイラ島の閉鎖された蒸留所、「ポートエレン」です。
1983年に製造を終えてから、新しい原酒は作られていません。今あるボトルは全て貴重で、「幻のウイスキー」として世界中のファンやコレクターの注目の的です。
この記事では、ポートエレンの歴史や評価が高まった理由、2021年にリリースされた「ポートエレン40年」の情報、さらには蒸留所再開の最新情報なども説明します。
貴重なウイスキーを探している方、価値ある1本を見つけたい方は、ぜひ読んでみてください。

スコッチの聖地・アイラ島にあった幻の蒸留所
ポートエレンとは
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ポートエレンは、スコットランドのアイラ島にかつて存在していた蒸留所の名前です。またそこで作られていたシングルモルトウイスキーの銘柄のことを指します。
アイラ島はウイスキーの名産地であるスコットランドの中でも6大名産地の一つに数えられています。ポートエレン蒸留所はそんなアイラ島のポートエレン港近くで、1825年に創業し100年に渡りウイスキーづくりを行ってきたという非常に由緒正しい蒸留所となっています。
アイラ島のウイスキーは独特なピートを含む地層の影響を受け、どれもピーティーでスモーキーな個性派の味わいをしているのが特徴です。
ポートエレンもアイラモルトらしいピーティーさがあり、また華やかで一度飲んだら忘れられないような味わいをしています。
1983年に惜しまれつつ閉鎖、幻のウイスキーに
実はポートエレン蒸留所は、1900年代のウイスキー人気低迷の影響を受け稼働が停止していまっています。1929年に一度操業停止となり、そこから1967年に再開しましたが、1983年には完全に閉鎖されています。
1983年以降からはウイスキーづくりを行なっていなかったため、今残る原酒はとても希少なものになってしまっています。
閉鎖されるまでに作られていた残りの原酒は、公式やその他いくつかの会社からボトライズされ限定品として少しずつリリースされている状態です。もちろん数は限られており、全てがレアリティの高い「幻のウイスキー」として扱われています。
特に近年リリースされているものは、最低でも1983年以前に仕込まれたウイスキーであり熟成期間も長くなっています。熟成の長さと希少さが相まって、ポートエレンの価値は年々上昇し続けています。
アイラ島における立ち位置
アイラ島には、ラフロイグやラガヴーリンといった、強烈なスモーキーさとヨード香を特徴とする名蒸溜所が数多く存在します。その中でポートエレンは、同じ南岸エリアに位置しながらも、単なる力強さだけでは語れない独自の立ち位置を築いていました。
ポートエレンのモルトはアイラらしいピート香をしっかりと備えつつも、刺激が前に出すぎることなく、全体として非常にバランスの取れた味わいを持っています。スモーキーでありながらも粗さがなく、ミネラル感やほのかな甘みが調和する点が大きな特徴です。
そのため、アイラモルトが好きな人ほど、その完成度に惹かれるとも言われています。 同じアイラ南岸の蒸溜所が「個性の強さ」を武器にしているのに対し、ポートエレンは「洗練」や「品の良さ」を感じさせる存在だったのです。
この絶妙な立ち位置こそが、閉鎖後に評価が再発見され、「唯一無二のアイラモルト」として語られるようになった大きな理由のひとつです。
【関連リンク】アイラウイスキーの魅力と安く買えるピート強め銘柄|高級アイラモルトとの違いも解説
ポートエレン蒸溜所はなぜ閉鎖されたのか

ポートエレンは今や「伝説の蒸溜所」と言われていますが、閉鎖された当初から特別だったわけではありません。
閉鎖の理由はむしろ、ウイスキー業界全体の流れの中で起きた時代の判断でした。
ポートエレンがなぜ閉鎖されたのかを理解するには、当時の業界について知る必要があります。
1980年代のウイスキー不況と業界背景
1970年代後半から1980年代にかけて、スコッチウイスキー業界は厳しい時期を迎えました。 世界的な消費者の好みが変わり、景気も悪化したため、ウイスキーの売れ行きが大きく落ち込んだのです。
そこで多くの蒸溜所は在庫過多となり、経営状態が悪化しました。 アイラ島も例外ではなく、各社は売れ行き不振に対応するため、生産量を調整したり、蒸溜所の閉鎖を進めざるを得ませんでした。
ポートエレン蒸溜所もその影響を受け、1983年に操業を停止することになったのです。
品質が原因ではなかった閉鎖の真実
重要な点として、ポートエレンが閉鎖された理由は「品質が低かったから」ではありません。実際、原酒の品質は安定しており、ブレンデッドウイスキー向けとしても評価されていました。
閉鎖の主な理由は、当時の経営判断と生産体制の見直しです。より効率的な蒸溜所へ生産を集約する流れの中で、ポートエレンは整理の対象となってしまったのです。
つまり、閉鎖は品質の問題ではなく、企業戦略と時代の流れによるものだったと言えます。この事実が、後年ポートエレンの評価が見直される伏線となりました。
閉鎖後に評価が急上昇した理由
ポートエレンの評価が本格的に高まったのは、蒸溜所閉鎖後しばらく経ってからです。
閉鎖によって新たな原酒が生まれなくなり、残された原酒は年を追うごとに熟成が進みました。その結果、スモーキーさと上品さが調和した、完成度の高い長期熟成モルトとして注目を集めるようになります。
さらに、「二度と同じものが造られない」という事実が希少性を強め、コレクターや愛好家の関心を一気に引き寄せました。
味わいの完成度と供給停止が重なり、ポートエレンは閉鎖蒸溜所のウイスキーから「伝説」と呼ばれるようになったのです。
ポートエレンの評価は閉鎖によって終わったのではなく、むしろ閉鎖をきっかけに真価が認識されるようになったと言えるでしょう。
ポートエレン40年とは?定価80万超えの希少ウイスキー
ポートエレン40年
こちらもポートエレン40年9ローグカスク到着🤤🤤
— へっつい(地主 竃) (@hettui2442) July 2, 2021
83万の関税5万で88万一括払い🥶🥶
国内で個人で持ってるの10人もおらんのでは😍😍
梱包が厳重すぎてまるで金庫みたいでした🤤🤤🤤#TWLC https://t.co/QjY4nPLlpC pic.twitter.com/O6fMlkjXZp
- ウイスキーの種類:シングルモルトウイスキー
- 熟成年数:40年
- アルコール度数:50.9%
- 販売価格:880,000円(税込)
- 販売日:2021年6月23日(水)
- 販売本数:1,380本限定
希少価値が高いと言われるポートエレンの中でも、特に注目されるのが「ポートエレン40年」。
こちらは2021年にリリースされたポートエレンの限定品で、銘柄のオフィシャルボトルの中でも最長熟のものになります。ポートエレン蒸留所が閉鎖される前の1979年に生まれた際立ったフレーバーの希少な原酒を、40年という長期熟成ののちにボトリングした非常に希少価値の高い商品です。
ポートエレン40年は“9 ROGUE CASKS(9つの異端の樽)”をテーマに作られていて、特別な個性を持つ原酒の中からマスターブレンダーのクレイグウィルソンが9つの樽を選定しボトリングされているのが特徴です。
9つの樽にはアメリカンオーク樽のホッグスヘッド、ヨーロピアンオーク樽のバットが含まれているとのことです。カスクストレングス=加水なしのボトリングで、希少な原酒の味わいと価値を存分に堪能できます。
そんなポートエレン40年は繊細なハーブのような香りの中に、穏やかなスモーキーさとクリームのような滑らかさを感じられます。アイラの伝統であるスモーキーな味わいは焚き火のようなニュアンスで、熟成によるウッディーさも感じ取ることができます。
稼働停止した蒸留所の中でもさらに希少な長期熟成酒ということで、販売価格は880,000円(税込)と定価でもスペシャルな値段が付けられています。リリースは1,380本のみで非常にレアであるため、今後天文学的な値段に高騰することが予想されています。
これまでにリリースされたポートエレン
久々に朝まで飲んで昼まで寝てた
— tessy105 (@tessyt105) May 14, 2022
昨日のちょっと良いウイスキーの記録(自慢w)
ポートエレンの22年60.5%
お祝い事でもないと飲めんヤツやw pic.twitter.com/9SEud9FyyI
2021年にリリースされたポートエレン40年以外にも、ポートエレンにはいくつかの限定品が存在します。公式ボトル・ボトラーズボトルがありいずれも限定品であるため、見かけたら非常にラッキーと言えます。
どのボトルもすでに完売状態で、入手するためにはオークションなどで高値購入する必要があります。例えばポートエレンの限定ボトルには以下のようなものがあります。
| ウイスキーの種類 | 限定本数や特徴など |
|---|---|
| ポートエレン22年 1stリリース 1979 | ・リミテッドエディションの第一弾 ・6000本限定でリリース ・ライトなフルーツや干草のようなスモーキーさ |
| ポートエレン24年 2stリリース 1978 | ・2002年リリースの限定品第2弾 ・12000本限定リリース |
| ポートエレン24年 3rdリリース 1979 | ・2003年に9000本限定でリリース ・海水のような味わいとピリピリとした辛味が特徴 |
| ポートエレン25年 4thリリース 1978 | ・25年熟成ボトルで5100本限定 ・コーヒーやビターチョコの苦めのニュアンス |
| ポートエレン30年 オールド&レア ダクラスレイン社 | ・ダグラスレイン社リリースの30年熟成ボトル ・メンソールのような爽快感とはちみつのようなマイルドさ |
| ポートエレン32年 11thリリース 1979 | ・2011年リリースのボトルで2988本限定 ・燻したピート香と熟成による芳醇な旨味 |
| ポートエレン32年 15thリリース 1963 | ・2015年リリースのボトルで2963本限定 ・ヨーロピアンオーク樽熟成でシナモンのようなニュアンス |
| ポートエレン39年 | ・2019年にリリースされたオフィシャルボトル ・アメリカンオーク・ヨーロピアンオークのリフィル樽を使用 ・定価は548,000円でコレクター人気も高いボトル |
ポートエレンの限定品は2000年代に入ってから定期的にリリースされていて、上記以外にも複数のボトルが発売されてきました。
いずれも数千本限定の希少な品であり、流通価格は少なくとも30万円以上、中には1本で100万を超えるような値がつけられているボトルもあります。
ボトラーズのポートエレンとは?公式ボトルとの違いは?
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ボトラーズブランドがリリースするポートエレンもある
ポートエレンは、蒸溜所・ディアジオ社からの公式ボトル以外に、ボトラーズブランドのボトルも出ています。ボトラーズというのは、蒸溜所から原酒を買って、自分で熟成や瓶詰めをする会社のことです。
ポートエレンがまだ動いていた頃に確保された原酒は、公式だけでなく、一部のボトラーズブランドにも渡りました。それが年月を経て、限定ボトルとして発売されているのです。
そのため、同じポートエレンでも公式ボトルとは異なる年数や度数、味わいを持つボトラーズ品が存在します。流通量は非常に少なく、見かける機会は限られますが、ポートエレンの別の一面を知ることができる存在です。
ボトラーズ物が評価される理由
ボトラーズのポートエレンが支持される理由の一つは、樽ごとの個性が味わいに反映されやすいことです。
公式ボトルは通常、複数の樽を組み合わせブランドとしての完成度や一貫性を重視して造られる傾向があります。一方でボトラーズ品は単一樽、または少数の樽で瓶詰めされるケースが多く、よりストレートな表現になりやすいのが特徴です。
そのため、スモーキーさが前面に出たものや、熟成由来の甘みが印象的なものなど、同じポートエレンであっても大きく異なる印象を受けることがあります。
このような違いを楽しめる点が、ウイスキー愛好家やコレクターから高く評価されており、「飲み比べることで蒸溜所の個性理解が深まる存在」として支持されています。
実際に、ダグラスレイン社やゴードン&マクファイル社などからリリースされたポートエレンは、代表的なボトラーズボトルとして知られています。
ボトラーズのポートエレンを探す際の注意点
ボトラーズのポートエレンを探す際は、いくつか注意しておきたいポイントもあります。
まず、市場に出回る数が少ないため、値段が安定していません。またボトルの状態によっても、価値が大きく変わります。
さらにラベルも専門用語が多いので、蒸留年、瓶詰年、樽の種類などを理解していないと、商品の違いを見分けるのは難しいでしょう。
そして保管状態が品質に直結するため、信頼できる販売元から購入することが重要です。説明が不十分な商品や極端に安いものは慎重に判断しましょう。
ボトラーズ品は魅力的な反面、知識と冷静な判断が求められるウイスキーだと言えます。
ポートエレンは今でも買える?どうしても飲みたい場合は?

今から買うなら「プレ値」が基本
ポートエレン蒸留所は1983年に閉鎖されているため、現在手に入るのは過去に瓶詰めされたもの、もしくは数量減限定で少ない樽から詰められた超希少なボトルだけです。
公式・ボトラーズを問わず、店頭で通常販売されることはほぼなく、購入手段はオークションや一部の専門店に限られるのが現状です。
希少性が極端に高いため、選択肢は限られますが、購入自体が完全に不可能というわけではありません。ただし、手に入れたい場合はとても高額になることを覚悟してください。
実際のところ、現在流通しているポートエレンはすべて定価を大きく上回る、いわゆる「プレミア価格(プレ値)」で取引されています。これは人気があるからというだけでなく、原酒が増えない閉鎖蒸溜所であること、流通本数が年々減っていることが大きな理由です。
熟成年数の浅いボトルでも数十万円、長期熟成されたものや正規ボトルだと100万円を超えることもよくあります。また、価格は状態や付属品の有無で大きく変わるので、「相場より安い」だけで判断するのはおすすめできません。
これから購入するなら、飲むだけでなく「貴重な文化財を所有する」くらいの意識を持つと良いでしょう。
オールドボトルは信頼のおける販売元で買おう
ポートエレンのような高価なオールドボトルを買う際、一番大切なのは「どこで買うか」です。
なぜなら、信頼できない相手から購入すると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるからです。
例えば、保管状態が悪いボトルの場合、時間の経過によって中身が減っていたり、風味が大きく損なわれていたりすることがあります。また、高額なウイスキーであるほど、真贋の見極めが難しく、偽物や状態の悪い商品が紛れ込むリスクも否定できません。
そのため、購入先はできるだけウイスキー専門店や実績のある販売業者に絞るのが安心です。商品写真が充実しているか、保管状況や状態について丁寧な説明があるかどうかも重要な判断材料になります。
一方で、説明が少なく価格だけが安い個人売買はリスクが高いため、避けたほうが無難でしょう。
値段の安さだけに目を向けるのではなく、保管環境やアフター対応まで含めて選ぶことが、後悔しないオールドボトル購入につながります。
▶︎ お酒の通販LINXAS(リンクサス)でウイスキーを探す
バーや飲食店で試してみるのもあり
「ポートエレンを一度は味わってみたい」と考えなら、バーや飲食店でグラスで提供しているところを探すのがおすすめです。置いてある店は限られますが、購入するよりずっと手軽に、少量から試せます。
一杯数万円と高価ではありますが、ボトルで買うリスクや値段を考えると、納得できるのではないでしょうか。それに、熟練のバーテンダーの説明を聞きながら味わえるのは、大きな魅力です。
ポートエレンは「無理に所有するウイスキー」ではありません。1杯からのチャレンジなど、「体験する価値のあるウイスキー」として向き合う選択肢も十分にあります。
ポートエレン蒸留所が復活!新マネージャーも決定
ポートエレン蒸留所復活!㊗️再稼働🎊
— そめ (@moro_some) April 10, 2024
5年後10年後が楽しみすぎる😆 pic.twitter.com/HWn7jIHcD7
長年「幻の蒸溜所」として語られてきたポートエレン蒸溜所ですが、2024年、ついに再稼働が実現しました。
ディアジオ社の主導により復活計画が進められてきたポートエレンは、設備の整備を終え、現在は実際に蒸溜が行われる段階に入っています。
再稼働にあわせて、新蒸溜所のマネージャーにはアレキサンダー・マクドナルド氏が就任しました。マクドナルド氏は、キルホーマン蒸溜所やカリラ、ラガヴーリンといった名だたるアイラ蒸溜所で経験を積んできた人物で、その手腕に大きな注目が集まっています。
新しいポートエレン蒸溜所は、かつて稼働していた旧蒸溜所の敷地と歴史的要素を活かす形で建設されています。すべての建物が残っているわけではありませんが、象徴的なパゴダ屋根のキルン建物は修復され、新蒸溜所の一部として組み込まれました。過去の伝統を尊重しながら、新たな歴史を築こうとする姿勢が明確に表れています。
設備面では、2系統の蒸溜を独立して行えるよう、スチルが2組設置されています。一方はかつてのポートエレンのスタイルを意識した設計、もう一方は従来にとらわれない新しい表現に挑戦するためのものです。
これにより、「旧来のポートエレンへの敬意」と「未来志向のウイスキー造り」を両立させる体制が整えられています。
もっとも、再稼働したからといって、すぐに新しいポートエレンが市場に並ぶわけではありません。蒸溜が始まったばかりであり、ウイスキーとしてリリースされるのは早くても数年、長期熟成を考えればさらに先の話になります。
それでも、伝説の蒸溜所が再びウイスキーを生み出し始めたという事実は、多くのウイスキーファンにとって大きな出来事と言えるでしょう。
この再稼働をきっかけに、閉鎖前に造られた希少な旧ポートエレンにも、改めて注目が集まる可能性があります。簡単に手に入る存在ではありませんが、歴史と未来の両方を背負った蒸溜所として、今後の動向から目が離せません。
ポートエレンが原酒に使われているウイスキーがある!?
シングルモルトが非常に希少なポートエレンですが、実はポートエレンの残る原酒を使って作られる「ブレンデッドウイスキー」が存在しています。ポートエレンを原酒に含むブレンデッドウイスキーは以外にも手の届きやすい価格帯で販売されているので、ぜひチェックしておきましょう。
ビッグピート ダグラスレイン
- ウイスキーの種類:ブレンデッドモルト
- アルコール度数:46%
- 価格:約6,000円(税込)
ポートエレンを含むウイスキーで特に有名なのが「ビックピート」という銘柄です。
ビックピートはアイラモルトのみをブレンドした“ブレンデッドモルト”に該当するウイスキーで、ダグラスレイン社からリリースされています。
ボトルには“ピートおじさん”と呼ばれるおじさんのイラストが描かれているのが特徴で、見た目からインパクトを感じることができます。
味わいもアイラモルトのブレンドというだけあり、強烈なピートとスモーク感が非常に際立っています。
ポートエレンに興味がある方は、ぜひビッグピートもチェックしておきたいところです。
ジョニーウォーカー ブルーラベル
- ウイスキーの種類:ブレンデッドウイスキー
- アルコール度数:40%
- 価格:約20,000円(税込)
ビッグピートのほか、人気ブランドであるジョニーウォーカーのブルーラベルにもポートエレンの原酒が含まれています。
「ジョニーウォーカー ブルーラベル」はジョニーウォーカーシリーズの中でも最上位ランクに該当するボトルであり、ピートの芳醇さと濃厚な味わい、そして甘い香りとブレンドの良さを堪能できます。
シングルモルトのポートエレンとは違い様々な銘柄を組み合わせたブレンデッドウイスキーなので、濃厚でありつつもバランスに優れていて飲みやすいのが特徴です。
20,000円ほどの高級ウイスキーとして、ギフトや贈答品としても人気があります。
【関連リンク】ジョニーウォーカーの種類とランク比較|おすすめ銘柄・定価・黒やブルーラベル迄解説
まとめ
ポートエレンは、蒸留所の閉鎖という過去があるからこそ、その価値が認められた特別なシングルモルトです。アイラモルトらしいスモーキーさと、バランスの取れた香味、そして手に入らない希少性から「伝説」と呼ばれるようになりました。
蒸留所の再開で再び注目されていますが、閉鎖前に作られた旧ポートエレンの価値は変わりません。歴史的な背景を持つウイスキーとして、その存在感は今後も変わらないでしょう。
簡単には手に入りませんが、もし見つけたら、それはとても幸運です。ポートエレンは、ウイスキーファンにとって、一度は飲んでみたい、語り継がれる価値のある特別な一本です。
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