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お酒は作られるエリアで大きく表情を変える飲みものです。原料や気候の違い、そしてその土地ごとに伝わってきた技術の差で味わいや香りにも個性が出るので、どの土地でどんなお酒が作られているのかを理解することが、お酒を理解することへの近道となります。
今回は東北地方・秋田県のお酒にフォーカスしていきます。「ナンバー6」など人気の日本酒が作られている秋田のお酒、一体どのような特徴があるのかを見ていきましょう。
きめ細やかな味わいの日本酒が人気な秋田県
米どころ秋田では日本酒が多く作られる

秋田県といえば、新潟や北海道に次ぐ米どころとして有名です。そんな秋田は日本酒造りがとにかく盛んで、清酒の出荷量が全国5位となるほどです。ただ製造が盛んなだけでなく消費量も全国47都道府県のうち2位にランクインするほどで、秋田のお酒を語る上で日本酒は欠かせない存在となります。
秋田は酒造りの歴史が長く、特に江戸時代になってから大きく発展したと言われています。当時の秋田は金山や銀山などの鉱山が多くあり、鉱山技術者や商人などが多く集まって町を形成していました。そんな労働者たちの娯楽の一つとしてお酒がブームとなり、自然と酒造りも盛んになっていったという背景があります。当時の資料を見ると、なんと800軒に近い酒造があったと記録に残されています。
そんな秋田のお酒は、明治時代以降に交通がひらけたことで県外にも出荷されていくようになります。時代の移り変わりと共に酒造りの技術も発展し、より美味しいお酒が作られるようになりました。近代でも新しい酵母が開発されるなど、その成長は止まることを知りません。今でも秋田のお酒は、全国で愛され続けています。
寒い気候を活かした低温長期醗酵が得意

秋田県は東北地方の寒い気候を活かしたお酒造りを得意としています。低温でじっくりと時間をかけて発酵を進めるという「秋田流・低温長期醗酵」のお酒造りです。
ここに秋田の河川からの水を組み合わせたお酒は絶品です。独自の花酵母である「秋田流・花酵母(AK-1)」の開発もあり、秋田のお酒は全国新酒鑑評会で20点を超える金賞を受賞し、全国1位となったこともあります。
そんな秋田のお酒は、きめ細やかでやさしい「淡麗辛口」の味わいが特徴です。すっきりしていて飲みやすいものが多いので、日本酒初心者の方にもおすすめできる銘柄がたくさんあります。
ご当地のクラフトビールにも注目

近年は日本酒以外にも「クラフトビール」に注目が集まっています。クラフトビールは小さなブルワリーが手がけるビールのことで、1994年の酒税法改正以降に全国で作られるようになりました。大手の工場にはない手作りビールであり、産地やブルワリーによって大きく個性が分かれることからビール好きのなかで話題となっています。
秋田県のクラフトビールは秋田産の原料や独自の酵母にこだわりを持って作られているものが多数です。例えば日本酒吟醸酵母を元にした酵母から作られるようなクラフトビールや、秋田の人気米「あきたこまち」を原料に使ったクラフトビールなどもあります。
秋田県といえばコレ!人気のお酒・地酒ランキング10選

1位.No.6(ナンバーシックス) S-type
- ・お酒の種類:日本酒(純米吟醸酒)
- ・製造元:新政酒造
- ・原料米:秋田県産米
- ・精米歩合:麹米45%、掛米55%
- ・アルコール度数:13%
- ・価格:720ml 2,480円(税込)
秋田を代表するお酒である「No.6(ナンバーシックス)」は、新政酒造の生酒です。秋田県産米を原料とし、伝統的な生酛造りの製法を採用しながら6号酵母で醸したお酒であり、酵母の名前をとってNo.6と名付けられています。
そんなNo.6には最上級ランクのX-type、ミッドモデルのS-type、エントリーモデルとして気軽に楽しめるR-typeがあります。S-typeは「Superior」のSであり、新政のNo.6の良さをまず味わってみたいという方におすすめの1本です。
No.6は生酒でありながら、蔵内でマイナス5度以下という環境で管理されるため通年出荷が可能になっています。ふくよかに広がる旨味とキレ味のバランスが非常に美しく、まるで白ワインのように飲めるお酒に仕上がっています。
2位.雪の茅舎 純米吟醸
- ・お酒の種類:日本酒(純米吟醸酒)
- ・製造元:齋彌酒造店
- ・原料米:山田錦、秋田酒こまち
- ・精米歩合:55%
- ・アルコール度数:16〜17%
- ・価格:1,800ml 3,080円(税込)
雪の茅舎は契約農家と作るお米から日本酒を育てるこだわりのお酒です。オーガニックなお酒造りを得意としており、「櫂入れをしない」「濾過をしない」「加水しない」という3つの特徴があります。そんな雪の茅舎を知るにふさわしい1本が雪の茅舎 純米吟醸です。白いラベルに水色の文字が目印です。
雪の茅舎の純米吟醸はふくよかな旨味と上品な喉越しがあるお酒で、きれいな吟醸香も感じることができます。1,800mlの一升瓶や720mlの四合瓶のほか、300mlボトルや180mlボトルも発売されているので挑戦しやすいです。
3位.花邑 純米吟醸 雄町
- ・お酒の種類:日本酒(純米吟醸酒)
- ・製造元:両関酒造
- ・原料米:雄町
- ・精米歩合:50%
- ・アルコール度数:15%
- ・価格:1,800ml 3,696円(税込)
花邑は両関酒造の醸す日本酒です。プレミアム日本酒として最も有名な「十四代」を手がける高木社長から異例の技術指導を受けて作られたという純米吟醸酒で、高い酒質で話題となっています。
そんな花邑の純米吟醸 雄町は、雄町米の良さを活かしたふくよかな甘味と吟醸香がポイントです。しっかりとした甘口ですがキレ味もあり、とにかくバランスに優れています。
4位.貴醸酒 陽乃鳥
- ・お酒の種類:日本酒(貴醸酒)
- ・製造元:新政酒造
- ・原料米:秋田県産米
- ・精米歩合:麹米55%、掛米60%
- ・アルコール度数:13%
- ・価格:720ml 2,480円(税込)
No.6で有名な新政酒造が、新たな技術を駆使して作るPRIVATE LAB(プライベートラボ)シリーズのお酒です。お酒をお酒で仕込むという貴醸酒であり、とろみのある濃厚な甘さが特徴的です。
なお貴醸酒 陽乃鳥の仕込みに使われるお酒は、希少なミズナラ樽の中で1年間追加熟成されるというこだわりで独特のバニラのような香りをしています。
5位.北秋田 大吟醸
- ・お酒の種類:日本酒(大吟醸酒)
- ・製造元:株式会社北鹿
- ・原料米:国産米
- ・精米歩合:50%
- ・アルコール度数:15%
- ・価格:720ml 1,129円(税込)
北秋田 大吟醸は北鹿の作るお酒です。スーパーでも気軽に買うことのできる大吟醸酒で、720mlボトルが約1,000円前後とコストパフォーマンスに優れています。
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018の金賞を受賞するほどの実力派でもあり、デイリー酒としておすすめの1本となっています。
6位.春霞 純米酒
- ・お酒の種類:日本酒(純米酒)
- ・製造元:栗林酒造店
- ・原料米:国産米
- ・精米歩合:60%
- ・アルコール度数:16〜17%
- ・価格:1,800ml 2,750円(税込)
春霞を作る栗林酒造店は、若い蔵元が次世代の日本酒を牽引するというテーマのもと2010年に立ち上げた“NEXT5”に参加している酒造です。春霞の定番酒である純米酒(ピンクラベル)は、ジューシーな飲み口でありながら飲みやすく、コスパ面でも魅力を感じるお酒です。
7位.亜麻猫 スパーク
- ・お酒の種類:日本酒(純米酒)
- ・製造元:新政酒造
- ・原料米:秋田県産米
- ・精米歩合:麹米55%、掛米60%
- ・アルコール度数:14%
- ・価格:720ml 2,280円(税込)
亜麻猫は陽乃鳥と同様に新政酒造のプライベートラボシリーズとしてリリースされるお酒です。「白麹仕込み」の純米酒であり、木桶仕込みをしているのが特徴です。
そんな亜麻猫シリーズのスピンオフ作品として生まれた亜麻猫スパークは、瓶内二次発酵で作られる活性濁り生酒で、シャンパンのようなきめ細やかな微炭酸を感じることができます。
8位.ゆきの美人 純米大吟醸
- ・お酒の種類:日本酒(純米大吟醸酒)
- ・製造元:秋田醸造
- ・原料米:山田錦、秋田酒こまち
- ・精米歩合:45%
- ・アルコール度数:16%
- ・価格:720ml 2,530円(税込)
ゆきの美人は秋田醸造のお酒です。マンションの一階部分でお酒を醸すという小さい蔵ながら最新の設備を整えており、その味わいのクオリティには定評が集まっています。
そんなゆきの美人の純米大吟醸酒はフレッシュで酸味が効いた味わいをしています。後味はさっぱり目で飲み飽きしないのが魅力です。
9位.福小町 大吟醸
- ・お酒の種類:日本酒(大吟醸酒)
- ・製造元:木村酒造
- ・原料米:山田錦
- ・精米歩合:40%
- ・アルコール度数:16.5%
- ・価格:720ml 5,940円(税込)
NEXT5をはじめとする若手の勢いが顕著な秋田のお酒ですが、老舗蔵元もまだまだ負けていません。老舗の代表格である木村酒造は1615年創業で約400年の歴史があります。
そんな福小町の大吟醸は、数々の受賞歴を誇る銘酒で華やかな吟醸香とシャープな切れ味、そして透明感がポイントです。特別な日の1杯におすすめしたい日本酒です。
10位.秀よし 八乙女 本醸造生原酒
- ・お酒の種類:日本酒(本醸造酒)
- ・製造元:鈴木酒造店
- ・原料米:めんこいな
- ・精米歩合:65%
- ・アルコール度数:18%
- ・価格:1,800ml 2,490円(税込)
秀よしは鈴木酒造店の日本酒ブランドです。秀よしの蔵が開かれる酒造開放の時にのみ、限定発売されるのが八乙女 本醸造生原酒です。
ボリュームのある本醸造酒は、生酒タイプでアルコール度数も18%と高く飲みごたえ抜群です。発売時期は2月〜となります。
秋田で飲みたいクラフトビールおすすめ3選

秋田あくらビール
- ・お酒の種類:ビール
- ・製造元:秋田あくらビールブルワリー
- ・アルコール度数:約5〜6%
- ・価格:330ml 約550円(税込)
秋田あくらビールは造り酒屋を前身とするブルワリーです。秋田市のほぼ中心に位置する小さな醸造所であり、丹精こめたビールづくりを得意としています。レギュラー5種のほか季節限定をおよそ20種類も展開しており、さまざまなタイプのクラフトビールを味わえるのが魅力です。
例えば横手市産IBUKIホップを100%使用した「秋田美人のビール」、日本酒醸造酵母とビール酵母を交配し生まれた新酵母から作る「あきた吟醸ビール」などがあります。
田沢湖ビール
- ・お酒の種類:ビール
- ・製造元:田沢湖ビール
- ・アルコール度数:約5〜6%
- ・価格:330ml×6本飲み比べセット 約4,455円(税込)
田沢湖ビールは秋田県の第一号地ビールとして誕生したブランドで、約25年もの歴史があります。「3リットル飲めるビール造り」をスローガンとしていて、香り豊かで飲みやすい味わいのビールを豊富に展開しています。
中でも天然酵母を使った「桜こまち」やなまはげの描かれたラベルが印象的な「アルト(なまはげラベル)」などはお土産におすすめです。
湖畔の杜ビール
- ・お酒の種類:ビール
- ・製造元:株式会社トースト
- ・アルコール度数:約5〜6%
- ・価格:330m 約695円(税込)
湖畔の杜ビールは農業を原点とするクラフトビールで原料へこだわりを持っています。ラインナップの中には全国酒類コンクール第1位の特賞に輝いた「味わい天空」「味わい天涯」などがあります。
新政など秋田県の人気酒はお酒買取を活用しよう

飲んで美味しい日本酒やビールも、たくさんあると飲みきれないことがあります。もしせっかくの日本酒やビールを飲むことができない場合は、無駄にしてしまう前にお酒買取を利用するのも一つの方法です。未開封ボトルで新しいボトルであれば、お酒買取に出せば高額査定となる場合があります。秋田のお酒が余っているいう方は、ぜひお酒買取専門店の利用を検討してみましょう。
またお酒買取では、日本酒やビール以外のお酒ももちろん売ることができます。中には定価以上の値がつくような高級アルコールもあるので注目してみましょう。お酒買取専門店リンクサスなら、ウイスキー・ブランデー・ワイン・焼酎・日本酒・中国酒などあらゆるジャンルのお酒買取を相談可能なのでまずは一度ご連絡ください。
まとめ
秋田のお酒といえば、No.6や陽乃鳥をはじめとする新政酒造の日本酒が特に有名です。このほか雪の茅舎や春霞など、全国区で名の知れたブランド酒もたくさんあります。
秋田のお酒は寒い気候ならではの製造と美味しいお米を生かしたクオリティに定評があります。ぜひこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。









