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山崎旧ボトル。10年12年のラベル変更違いと買取のポイント

山崎旧ボトル。10年12年のラベル変更違いと買取のポイント

リンクサス酒販
世界中で愛されているジャパニーズウイスキー山崎。実は定番商品のほか、旧ボトルや旧ラベルと呼ばれるレア物が存在していることをご存知でしょうか。山崎の旧ラベルは現行品よりも希少価値があり、市場でも高値で取引されています。買取専門店でも高値で売れることが期待されています。
この記事ではそんな山崎旧ボトル・旧ラベルにフィーチャしていきます。違いや愛される理由、価値が知りたい方は必見です。
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旧ボトル・旧ラベルの山崎とは?現在は売られていないレアな山崎

旧ボトル・旧ラベルの山崎とは、現行ではリリースされていない古いデザインの山崎のことを指します。全て山崎蒸留所で製造されるシングルモルトウイスキーであることには変わりありませんが、今は発売されていないボトルとしてマニアからの注目を集めています。
そもそも山崎ブランドが始まったのは1984年のこと。当時は酒税法なども今とは異なっており、ラベルの表記も変わっていました。そこから酒税法の改正やブランドの成長・変化を受け、山崎はラベルデザインも徐々に変わっていきました。
つまり時代ごとに異なるラベルの“山崎”が存在しており、同じ名前の山崎でも複数の種類が存在することを意味しています。例えば今でも発売されている「山崎12年」も、現行のデザインと旧ラベルのデザインが存在することとなります。

旧ラベルの山崎はなぜ人気?見た目のほか味わいにも違いあり

旧ラベルはコレクター需要がとにかく高い

旧ラベルはコレクター需要がとにかく高い
旧ラベルの山崎が人気なのは、とにかく希少価値が高いからの他なりません。旧ラベルは新ラベルに切り替わる際に生産が止まっているので、新しい商品は存在しません。発売から時期が経てば経つほど希少価値が高まり、定価に対してプレ値がつけられるほどにまで価値が膨らんでいます。中には1本に数十万円という値がつけられているものも存在しているほどです。
こうした旧ラベルの山崎は、ウイスキーコレクターと呼ばれる方がこぞって購入します。しかも近年はジャパニーズウイスキーそのものの価値が高まっており、山崎ブランド自体に特に高い注目が集まっています。ウイスキーコレクターのほか「ウイスキー投資」や「ウイスキー転売」を目的に購入しようと目論む方も多く、価格上昇の激しい山崎の旧ラベルは特に高い人気があります。

見た目だけでなく中のウイスキーの味や香りも変わる

旧ラベルと呼ばれる山崎は、見た目だけが違うのではありません。中に使われている原酒そのものにも違いがあり、味わいや香りが現行品とは異なると言われています。
ウイスキーの原酒は蒸溜や熟成という過程を経て作られます。当然作られる時代によって、原酒そのもののポテンシャルには差があります。また山崎は複数の原酒をバランスよくブレンドするヴァッティング技術に長けています。ブレンドの具体的な比率は公式に明かされてはいませんが、原酒の性質が異なることで、時代によってブレンドの比率なども変わっていると予想できます。
つまり旧ラベルの山崎は、現行品にはない味が楽しめる点にも魅力があります。ちなみにこのような“旧ラベル”のウイスキーは、山崎以外のブランドにもあります。

山崎12年旧ラベルの違い!変化と販売時期について

山崎のエイジ品として長い歴史を持つ「山崎12年」は、時代とともにラベルが何度も生まれ変わっています。旧ラベルと呼ばれるボトルの中にも、販売時期によって複数の種類が存在しています。
ここからは山崎12年のラベルの変化を解説していきます。

【1980年代中期ごろ】山崎12年 特級

山崎12年がリリースされたころの1980年代中期は、“ウイスキー特級”という文字が表記されていました。こちらは「山崎12年特級」と呼ばれることも多く、旧ボトルの中でも高い価値が認められています。エンブレムは向かい獅子になっており、ラベルには金枠がないのが特徴です。なお完全に初期の頃には特級表示があり、年数表記のないボトルも存在していました。
ちなみにこの頃の山崎は、内容量も760mlと現行の山崎より若干量が多いのも特徴です。古いラベルということもあり、現在入手できるものはラベルの色味がくすんだものが多いです。
流通価格はボトルの状態に左右されることが多いですが、ネットショップでは中古品に約8万円の値がつけられているのを確認できます。液面低下の有無や外箱の有無、ボトルの汚れの状態などが値段を左右するポイントとなっています。

【1989年4月〜】山崎12年 ピュアモルト獅子マーク

1989年4月以降、酒税法が改正されたこの時期には特級表示がなくなりました。しかし左上のエンブレムは向かい獅子のままであり、ラベル表記にも“ピュアモルト”と書いてあるのがわかります。この頃の山崎12年は「山崎12年 ピュアモルト獅子マーク」と呼ばれています。
ピュアモルト獅子マークの時代には、かつての特級表記時代に比べラベルに金枠が追加されているのも目印です。なお向かい獅子のマークは山崎12年の中でも古い時代のボトルにしかつけられておらず、レアなボトルを見極める際の一つの判断基準となるので覚えておきましょう。
ピュアモルト獅子マークの山崎12年も、中古価格がおよそ7〜8万円と高額です。ちなみにこちらは内容量750mlとなります。

【1990年代〜2003年ごろ】山崎12年 ピュアモルト響マーク

1990年代に多く流通していたのは、山崎12年ピュアモルトの響マークと呼ばれる商品です。現行品とは違い、かつてに引き続き“ピュアモルト”表記がしてあるのが特徴で、左上のエンブレムは向かい獅子から「デジタル響」と呼ばれる花のデザインのものに変わっています
ここからしばらくは響マークの時代が続きます。響マークも、向かい獅子の次に古い山崎である印となるので覚えておきましょう。なお響マークの時代は長く、2000年代以降まで続きます。英字表記の中にピュアモルトと書かれているのが特に時代の古いボトルである証になります。ピュアモルト表記の時代は2003年ごろまで続いています。

【2003年〜2004年ごろ】山崎12年 ピュアモルト&シングルモルト 響マーク

2003年から2004年にかけては、同じ山崎ピュアモルト響マークでも、ラベル内に“シングルモルト”の表記が追記されるようになりました。時代に合わせてプラキャップにリサイクルマークがついたり、裏ラベルの表示が変わったりと若干の変更点も他に見られます。
ピュアモルト&シングルモルトのダブル表記は流通していた時期が少ないボトルなので、コレクター需要が高いです。時代の移り変わりを感じられる、そんな山崎のレアボトルになります。

【2004年〜】山崎12年 シングルモルト 旧ラベル

2004年からの山崎は、ピュアモルト表記がなくなり“シングルモルト”表記になります。しかしこの時代も、現行品とはまだラベルが異なっています。細かく分けるとシングルモルト表記の山崎12年旧ラベルには、3種類のタイプが存在しています。
  • 2004年〜2007年ごろまで:ラベルが縦長、デジタル響マークが残っている
  • 2007年〜2009年ごろまで:響マークは撤廃、ラベルの形状が長いまま
  • 2009年〜2011年ごろまで:キャップシールにシングルモルト表記、ラベルにジャパニーズの表記なし

【現行品】山崎12年

現行品の山崎12年は、ラベル表記に「SINGLE MALT JAPANESE WHISKY」と表記されています。かつては無かった“JAPANESE”の表記が、一番違いを見分けるポイントとなるでしょう
旧ラベルの山崎に比べると入手は容易で、希少価値はさほどありません。ただしそれでも人気品であることには変わらず、抽選販売などを狙わないと購入できないと言われています。
また現行品であるため、旧ラベルとは違い中古ではない新品が手に入りやすいというのもメリットに挙げられます。旧ラベルと現行品の違いを比べてみるのもおすすめです。

終売となった山崎10年!ラベルの違いを調査してみた

山崎の旧ラベルといえば、山崎12年のほか山崎10年も話題に挙がっています。山崎10年はすでに公式ラインナップからは外れてしまった終売品であり、存在するボトルは全て旧ラベルの商品になります。
そんな山崎10年ですが、旧ラベルの中にも時代による違いがあります。具体的には「山崎10年 グリーンラベル」と「山崎10年 ホワイトラベル」があるので注目してみましょう。

【1995年〜2004年】山崎10年 グリーンラベル

山崎10年が初めて発売されたのは1995年の頃です。このころは山崎12年の旧ラベルと同様に、“ピュアモルト”の表記でした。ラベルカラーがグリーンであったため、「山崎10年 グリーンラベル」と呼ばれることが定番になっています。
酒年齢10年以上の原酒を使ったウイスキーで、山崎の熟成感を手軽に味わえることから人気を集めていました。しかし発売当初こそ安価なボトルであったものの、今は終売で希少価値が高まったため1本に3〜5万円前後と高い値がつけられています

【2004年〜2013年3月】山崎10年 ホワイトラベル

山崎10年は、2004年2月にラベル変更がありました。変更後はかつてのグリーンラベルから白いラベルに一新されています。見た目の違いから「山崎10年 ホワイトラベル」と呼ばれています。
なお山崎10年ホワイトラベルは、2013年3月末に惜しまれつつも終売となりました。終売の理由は多岐に渡りますが、ウイスキーの人気が急上昇し、原酒不足となったことが最も大きな要因と言われています。
現在は変わりにノンエイジの山崎NVがリリースされています。ただしノンエイジと山崎10年ははっきりと異なる商品であり、山崎10年には山崎10年にしか出せない魅力があります。マニアやコレクターからの人気が高い山崎10年ホワイトラベルは、グリーンラベルの山崎と同様に価格高騰が見られています。

山崎12年など旧ラベル買取のポイント

山崎12年など旧ラベル買取のポイント

旧ラベルの山崎は高値で売れる

旧ラベルの山崎は、現行品の山崎よりも更なる高値で売ることができます。なぜなら先ほども述べたように、現在は入手すら難しく希少価値が高まっているからです。ボトルの種類や状態によって査定額は変わってきますが、1本に何万円という値段がつけられることも珍しくありません。
もし自宅に未開封の山崎旧ボトルがある方は、ぜひお酒買取専門店の買取査定に相談してみましょう。コレクション整理や遺品整理をお考えの方は、そのまま処分してしまうのではなくお得なお酒買取をぜひご利用ください。

山崎旧ラベル高価買取のコツ

山崎旧ラベル高価買取のコツ
山崎旧ラベルは、現行販売されていないため全てが“中古品”としての扱いになります。買取や売買の際には商品の状態で大きく値段が変わってきます。
できるだけ高価買取を狙うポイントとしては、まずは見た目のコンディションを整えておくことが重要です。外箱など付属品が揃っていればそれだけ査定額も高くなるので、覚えておきましょう。長期保管で汚れや埃が付着している場合は、さっと乾拭きして綺麗な状態にしておくことも大切です。
なお未開封であっても、古いウイスキーは保存状態によって液面低下などの恐れがあります。液面低下は査定額の減額につながるので注意しておきましょう。日頃から直射日光や高温を避け、冷暗所で保管するように心がけておいてください。

山崎の旧ラベル買取はお酒買取専門店リンクサスにおまかせ

山崎の旧ラベル買取はお酒買取専門店リンクサスにおまかせ 山崎の旧ラベルは種類が豊富です。買取査定時には、どの年代のボトルであり、どれほどの価値があるかを正しく見極めることが重要になります。
お酒買取専門店リンクサスなら、山崎などお酒・ウイスキーの知識に詳しい査定員が在籍しているのでご安心ください。ピュアモルトとシングルモルトの違いや、向かい獅子マーク・デジタル響マーク、そしてキャップデザインや背面ラベルの詳細など細かい点を見極めた上で山崎の旧ラベルに正確なお値段をおつけしています。
リンクサスのお酒買取は店頭買取・宅配買取・出張買取の3種類があり、全国各地から手数料など0円でご利用いただけます。「まずは値段だけ知りたい」「査定についてわからない点があるので相談したい」といった問い合わせにも対応しているので、まずはお気軽にご連絡ください。
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まとめ

山崎の旧ラベルには、5種類以上のボトルが存在しています。基本的に古ければ古いほど希少価値が高く、販売価格や査定価格も上がる傾向にあります。
なお旧ラベル・旧ボトルはデザインが異なるだけでなく、原酒構成や味も現行品とは異なっていると話題です。希少な品ではありますが、ぜひ機会があれば実際に比べてみてください。
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