アペロールスプリッツとは|作り方と黄金比、度数とアペロール・プロセッコの選び方
大きなワイングラスに氷を満たし、明るいオレンジ色の液体がきらめく。ひと口飲むと、ほろ苦さと柑橘の甘さが弾ける泡に乗って、すっと喉を抜けていく。アペロールスプリッツは、オレンジ色のリキュール「アペロール」を、辛口のスパークリングワイン「プロセッコ」と少量のソーダで割ったイタリア生まれの食前酒だ。度数が低く軽快で、夕暮れ前の一杯にちょうどよい。イタリアのアペリティーボ文化を象徴する存在として、近年は世界中のテラス席で楽しまれている。このページでは、アペロールスプリッツの基本レシピと黄金比、度数、誕生の歴史、カンパリを使う派生やネグローニ・スバリアートとの違い、そして味の決め手になるアペロールとプロセッコの選び方までを順にたどっていく。
アペロールスプリッツとは|アペロールとプロセッコの軽い食前酒

アペロールスプリッツは、アペロールをプロセッコとソーダで割って仕上げるイタリア生まれの食前酒だ。鮮やかなオレンジ色と、泡が運ぶ軽快な飲み口が特徴になる。アペロールのほろ苦い柑橘味が土台をつくり、そこにプロセッコの泡とソーダの軽さが加わることで、後味がすっとまとまる。氷をたっぷり入れた大ぶりのワイングラスで作るため、暑い季節でも飲みやすい。
食前酒(アペリティーボ)として親しまれてきた背景には、ほどよい苦味が食欲を呼び覚ますという考え方がある。甘いだけのカクテルとは違い、最初のひと口で柑橘の苦さが顔を出す。それでも泡の爽やかさが角を取り、オレンジの甘い香りと重なって心地よい余韻に変わっていく。三つの材料を注ぐだけで作れる手軽さと、夕暮れ前にちょうどよい軽さが、世界中で愛される理由だろう。まずは王道の黄金比から、この苦甘い世界に触れてみたい。
アペロールスプリッツの基本レシピと黄金比

アペロールスプリッツの基本は、プロセッコとアペロールを定番の比率で合わせ、ソーダで軽く満たすだけだ。世界的に知られた目安はプロセッコ3・アペロール2・ソーダ1の割合で、たとえばプロセッコ90ml・アペロール60ml・ソーダ30mlを合わせる配合になる。泡の爽やかさを軸に置き、アペロールで苦甘い柑橘味を重ね、ソーダで全体を軽く伸ばすこの比率が、もっとも基本的な出発点になる。苦味を抑えたいならプロセッコを増やし、味を濃くしたいならアペロールを多めにすると、好みの幅を調整できる。
基本の手順
氷をたっぷり入れた大きめのワイングラスに、アペロールを先に注ぎ、冷えたプロセッコを静かに加える。最後にソーダをひと回し入れ、バースプーンで底から一度だけ持ち上げるように混ぜる。仕上げにオレンジスライスを添えると、香りに明るさが加わる。シェイカーは使わず、グラスのなかで直接作る「ビルド」で仕上げるのが一般的だ。炭酸を入れたあとに強く混ぜると泡が抜けてしまうため、ひと混ぜでとどめたい。
本場のスプリッツは、氷を惜しまず満たした大ぶりのグラスで供されることが多い。氷が多いほど冷たさが長持ちし、ゆっくり飲んでも味が締まったまま保たれる。プロセッコはよく冷やし、開けたての泡を使うと立ちのぼりが長く続く。黄金比を起点に、プロセッコとアペロールの量を少しずつ動かして自分の好みを探るのが、スプリッツ作りの楽しいところだ。次の比較表では、その味の方向を最も左右する二つの材料を中心に見ていこう。
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アペロールスプリッツに使う材料30銘柄を比較

アペロールスプリッツの味を決めるのは、苦甘い柑橘味のアペロールと、泡を担うプロセッコという二つの材料だ。アペロールを苦味の強いカンパリに替えれば味の方向が変わり、泡のワインを替えれば香りや辛口の度合いが動く。さらにベルモットを足してプロセッコで割ればネグローニ・スバリアートへと派生するため、これらに使う材料も視野に入れて選びたい。下の比較表は、アペロールやカンパリといったビター系5種、ベルモット5種に、派生で主役になりうるジン16銘柄、その他の関連材料4種をあわせた30銘柄を、度数・タイプ・特徴で横断的に並べたものだ。苦味と甘みのどちらを軸に組み立てるか、あるいは材料を入れ替えて派生まで楽しむか、という観点で候補を見比べてほしい。価格欄の楽天・Amazonは2026年6月時点で流通している参考値で、最安値を案内する一覧ではない。在庫状況もあわせて確認し、自分の一杯の出発点を選ぶ手がかりにしてほしい。リンクサス酒販の在庫品は表内のリンクから状態と最新の価格を確認できる。
| 画像 | 銘柄・スコア | 定価 市場相場 |
特徴 | リンクサス酒販 本命 |
Amazon | 楽天 | 買取 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位
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タンカレー ロンドンドライジン 750ml 47.3% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
キレのあるジュニパーが苦味と甘味の間でしっかり立つ、ネグローニの王道ベース。 |
在庫切れリンクサス入荷通知 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 | |
| 2位 | ビーフィーター ロンドンドライジン 700ml 47% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
柑橘を効かせた辛口ロンドンドライ。手頃でネグローニの基準になる一本。 |
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3位
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サントリー ジャパニーズクラフトジン ROKU 六 700ml 47% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
桜花・煎茶・山椒など6種の和素材。47度の骨格が苦味に映える和ネグローニに。 |
在庫切れリンクサス入荷通知 | 価格を見るAmazon | ¥3,850 楽天 | 査定 買取 | |
4位
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季の美 京都ドライジン 700ml 45% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
柚子・檜・山椒が香る京都産クラフトジン。繊細な香りを生かした一杯に。 |
在庫切れリンクサス入荷通知 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 | |
5位
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ボンベイ・サファイア 750ml 47% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
10種ボタニカルを蒸気で抽出。華やかで軽やかなモダンネグローニに。 |
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| 6位 | ゴードン ロンドン ドライジン 700ml 43% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
世界で最も売れる定番ロンドンドライ。日常のネグローニを手堅く支える。 |
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7位
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タンカレー No.TEN 750ml 47.3% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
フレッシュな柑橘を加えた最上級ライン。香り高い贅沢なネグローニに。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | ¥5,300 楽天 | 査定 買取 | |
8位
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プリマス ジン 700ml 41.2% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
産地呼称を持つ伝統ジン。まろやかで土の香りがクラシックに映える。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | ¥2,302 楽天 | 査定 買取 | |
9位
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No.3 ロンドンドライジン 700ml 46% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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ロンドンの老舗酒商が手がける王道。ジュニパー主体でネグローニの理想形。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | ¥5,120 楽天 | 査定 買取 | |
10位
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ザ・ボタニスト アイラドライジン 700ml 46% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
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アイラ島の22種野生ボタニカル。複雑で奥行きあるネグローニを生む。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | ¥4,480 楽天 | 査定 買取 | |
| 11位 | モンキー47 シュヴァルツヴァルト ドライジン 500ml 47% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
黒い森の47種ボタニカル。圧倒的な複雑さでプレミアムネグローニに。 |
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12位
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ジン マーレ 700ml 42.7% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
オリーブ・ローズマリー・バジルが香る地中海ジン。食前酒らしいネグローニに。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | ¥4,400 楽天 | 査定 買取 | |
13位
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コーヴァル ドライジン 500ml 47% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
シカゴ発のオーガニッククラフトジン。穀物由来の柔らかな甘みが個性。 |
在庫切れリンクサス入荷通知 | 価格を見るAmazon | ¥5,058 楽天 | 査定 買取 | |
14位
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サントリー ジン 翠 SUI 700ml 40% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
柚子・緑茶・生姜の和素材。手頃で飲みやすい国産デイリージン。 |
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15位
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桜尾 ジン オリジナル 700ml 47% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
広島産17種ボタニカルのクラフトジン。柑橘と塩味が苦味に映える。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | ¥2,020 楽天 | 査定 買取 | |
| 16位 | シタデル ジン オリジナル 700ml 44% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
コニャック地方発の19種ボタニカル。華やかで滑らかなフレンチジン。 |
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17位
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カンパリ 1000ml 25% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
ネグローニの主役。鮮烈な苦味と赤い色を決める不可欠のビター。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | ¥2,480 楽天 | 査定 買取 | |
18位
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アペロール 700ml 11% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
度数低めで苦味もマイルド。軽く飲みやすいネグローニに置き換えたい人へ。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | ¥1,446 楽天 | 査定 買取 | |
19位
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チナール 700ml 16.5% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
アーティチョーク由来のほろ苦さ。大人びた変化球ネグローニに。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | ¥2,398 楽天 | 査定 買取 | |
| 20位 | ルクサルド ビッター ロッソ 750ml 25% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
カンパリに近い赤いビター。苦味と香草感がやや濃いめの代替に。 |
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| 21位 | セレクト アペリティーボ 750ml 17.5% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
ヴェネツィア生まれの赤いアペリティーボ。柑橘と杜松が香る。 |
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| 22位 | カルパノ アンティカ フォーミュラ 1000ml 16.5% ★★★★★5/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
ベルモットの源流とされる濃厚な逸品。ネグローニに重厚なコクを与える。 |
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| 23位 | マルティーニ ロッソ 1000ml 15% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
世界で最も知られる赤ベルモット。手に入りやすくネグローニの基準に。 |
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| 24位 | チンザノ ロッソ 1000ml 15% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
トリノの老舗が造る親しみやすい赤ベルモット。軽快な甘みが身上。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 | |
25位
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ノイリー・プラット ルージュ 1000ml 16% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
フランス産の赤ベルモット。ハーブの効いた端正でドライ寄りの甘み。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | ¥2,380 楽天 | 査定 買取 | |
26位
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コッキ ヴェルモット ディ トリノ 750ml 16% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
トリノの伝統製法で復刻された職人系ベルモット。柑橘と苦皮の余韻。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | ¥4,840 楽天 | 査定 買取 | |
27位
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メーカーズマーク バーボン 750ml 45% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
ジンをバーボンに替えるとボウルヴァルディエに。甘く香ばしい変化球。 |
在庫切れリンクサス入荷通知 | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 | |
28位
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ブラントン シングルバレル バーボン 750ml 46.5% ★★★★☆4/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
世界初のシングルバレル。コク深いプレミアムなボウルヴァルディエに。 |
在庫切れリンクサス入荷通知 | 価格を見るAmazon | ¥18,500 楽天 | 査定 買取 | |
| 29位 | プロセッコ スパークリングワイン 750ml 11% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
ジンをスパークリングに替えるとネグローニ・スバリアートに。泡で軽やか。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 | |
| 30位 | スーズ 700ml 15% ★★★☆☆3/ リンクサス専属ソムリエスコア |
💎 プロのおすすめ
カンパリを黄色いスーズに替えるとホワイトネグローニ風に。苦味は上品。 |
LINXASで探すコレクション | 価格を見るAmazon | 楽天で探す 商品名検索 | 査定 買取 |
価格は各モールの実勢(2026年6月時点)で、アペロール・カンパリ・リキュール・ベルモット・ジンはいずれもオープン価格のためメーカー定価は掲載していません。楽天/Amazon価格は同一品が見つからない場合は空欄になります。在庫・価格は変動するため、最新情報は各リンク先でご確認ください。最安値を保証する一覧ではありません。
関連商品ラインナップ

リンクサス酒販の在庫から、アペロールスプリッツに使いたいアペロールやプロセッコ、苦味を変えたいときのカンパリやベルモットをまとめて掲載する。各カードから商品ページへ進むと、度数や容量、付属品の有無、価格、在庫状況を確認できる。柑橘の主役アペロール、泡を担うプロセッコ、苦味を足すカンパリと、組み合わせ次第で一杯の表情が変わるのがアペリティーボの面白さだ。
掲載しているのは、苦甘い味の土台になる定番のリキュールや辛口のスパークリング、派生に向くベルモットやジンといった観点で選んだものだ。気になる一本が品切れの場合でも、近い香味の銘柄をカード経由でたどれる。状態の良いボトルや人気の銘柄は早く動くため、迷ったら早めに押さえておきたい。
アペロールスプリッツの度数とカロリー

アペロールスプリッツはカクテルのなかでも度数が低めの部類に入る。一般的な仕上がりで7〜9%前後になり、プロセッコやソーダの量によって幅が出る。アペロールが11%ほど、プロセッコが11%前後で、それを定番の比率で合わせたうえにソーダと氷で割るため、見た目の鮮やかさのわりに飲み口は軽い。同じ系統でもカンパリを濃いめに使う一杯と比べると、苦さも度数もずっとおだやかになる。
カロリーの目安は、一杯あたりおおむね125〜150kcalほどになる。アペロールの糖分とプロセッコの糖分が中心で、ソーダ自体はカロリーを足さない。甘さやカロリーが気になるときは、ソーダを多めにして全体を軽く仕上げるとよい。食前の一杯としては、苦味で食欲を整えながら、度数を抑えてゆっくり楽しめる点が心地よい。アルコールに強くない人でも付き合いやすい食前酒といえる。
アペロールスプリッツの名前の由来と歴史

主役のアペロールは、1919年にイタリア北部パドヴァのバルビエリ兄弟が生み出したリキュールだ。オレンジやハーブを配したほろ苦い味わいと、11%という控えめな度数が、当時から食前酒向けの軽い一杯として受け入れられた。一方の「スプリッツ」という飲み方は、19世紀のヴェネト地方にさかのぼる。この地を治めていたオーストリアの兵士が、現地の重めのワインを水や炭酸で割って軽くしたのが始まりとされ、「噴き出す」を意味する言葉が名前の由来になったと伝わる。
アペロールとスプリッツの流儀が結びつき、オレンジ色の食前酒として広く定着したのは20世紀半ば以降のことだ。2003年にアペロールがカンパリ・グループの傘下に入ると、その後の世界的なマーケティングによって、テラスで泡を傾けるスタイルが一躍ブームになった。今では国際バーテンダー協会の定義するレシピにも採用され、イタリアのアペリティーボを代表する一杯として知られている。鮮やかなオレンジは写真映えもよく、夏の風物詩として親しまれている。
アペロールスプリッツのバリエーションと関連カクテル

アペロールスプリッツは、材料を一つ入れ替えるだけで大きく表情が変わる。アペロールを別のビターに替えたり、泡のワインを変えたりと、広がりのある一杯だ。代表的な関連カクテルを下の表に整理した。
| 名前 | 特徴 |
|---|---|
| アペロールスプリッツ(基本) | アペロールをプロセッコとソーダで割る。苦甘く軽快なオレンジ色の食前酒。 |
| カンパリスプリッツ | アペロールをカンパリに替えた派生。苦味が強く、赤みが濃く度数も少し上がる。 |
| ネグローニ・スバリアート | カンパリとベルモットをプロセッコで割る。泡で軽やかにした人気の派生。 |
| アメリカーノ | カンパリとベルモットをソーダで割る。泡のワインを使わない赤い食前酒。 |
| ヴェネツィアーノ | 白ワインや泡を炭酸で割るヴェネト発祥のスプリッツ全般。スプリッツの原型にあたる。 |
カンパリスプリッツは苦味を強めた一杯
カンパリスプリッツは、アペロールをカンパリに替えた派生として知られる。柑橘寄りで甘さのあるアペロールに対し、カンパリはハーブの渋みが効いた力強い苦味を持つ。同じプロセッコとソーダで割っても、赤みが濃く、度数もわずかに上がって飲みごたえが増す。アペロールの軽さに物足りなさを感じたら、苦味の効いたカンパリスプリッツへ進むと、味の連続性を楽しめる。
ネグローニ・スバリアートは泡で割るもう一つの道
ネグローニ・スバリアートは、カンパリとスイートベルモットをプロセッコで割ったカクテルだ。ジンを使う本来のネグローニから泡へ置き換えることで、苦味と甘味を保ちつつ軽やかに仕上がる。アペロールスプリッツと同じく泡を生かす一杯でありながら、ベルモットのコクが加わるぶん、より落ち着いた印象になる。プロセッコが一本あれば、スプリッツとスバリアートを気分で作り分けられる。
アペロール・プロセッコ・ソーダの選び方

アペロールスプリッツの味は、アペロール・プロセッコ・ソーダという三つの要素の掛け合わせで決まる。どれを替えても一杯の印象は変わるが、それぞれに選び方の勘どころがある。順に押さえておきたい。
アペロールは柑橘の主役、替えるなら苦味の強さを意識する
味の中心を担うのがアペロールだ。鮮やかなオレンジ色と、柑橘やハーブを思わせる軽い苦味が、スプリッツの骨格をつくる。苦味をもっと強くしたいならカンパリに替えると、赤みが濃く、ハーブの渋みが効いた力強い味になり、度数も少し上がる。柑橘の甘さを生かしたまま軽く飲みたいなら、定番のアペロールがやはり扱いやすい。まずはアペロールで基準の味を覚え、慣れてきたら別のビターで遊ぶと幅が広がる。
プロセッコは辛口、ソーダは泡の強さで選ぶ
泡を担うプロセッコは、辛口(ブリュットやエクストラ・ドライ)を選ぶと全体が締まるのが基本になる。甘口の泡を使うとアペロールの甘さと重なって重たくなりやすいため、すっきりさせたいなら辛口が向く。プロセッコが手元になければ、辛口のカヴァやクレマンなど、ほかの辛口スパークリングでも代用できる。割り材のソーダは、泡が強いものを選ぶと炭酸感が長持ちし、軽快さが際立つ。プロセッコもソーダもよく冷やして使うことが、爽やかな仕上がりの鍵になる。
ガーニッシュとグラスの選び方

アペロールスプリッツの仕上げを担うガーニッシュは、香りと見た目を決める要素だ。定番はオレンジで、スライスを浮かべると果実味が加わり、皮の香りがアペロールの柑橘味と重なる。本場ヴェネトでは緑のオリーブを添える流儀もあり、塩気が苦味を引き締める。気分や合わせる料理に応じて使い分けたい。
| ガーニッシュ | もたらす風味と向いている場面 |
|---|---|
| オレンジスライス | 半月切りを沈めるように飾る。果実味とともに見た目が華やぎ、アペロールの柑橘味と調和する。 |
| オレンジピール | 皮の油分を軽く搾って香りを移す。柑橘の香りが立ち、全体が引き締まる。 |
| グリーンオリーブ | ヴェネト流の塩気のある飾り。苦味をシャープに見せ、食前酒らしさを強めたいときに。 |
グラスは、氷と泡がたっぷり入る大ぶりのワイングラス(バルーン型)が定番だ。背の高いタンブラーでも作れるが、口の広いワイングラスのほうが香りが立ち、本場の雰囲気に近づく。オレンジは飲み口側に皮を向けて軽く搾り、白いワタは苦味が出るので避けたい。柑橘は飾る直前に切ると香りが立ち、最後のひと手間が一杯全体の印象を整えてくれる。
ビルドの作り方と泡を生かすコツ

アペロールスプリッツは、シェイカーを使わずグラスのなかで直接作る「ビルド」が基本だ。氷を入れたグラスにアペロールを注ぎ、冷えたプロセッコ、最後にソーダを加えて軽く混ぜる。マティーニのように冷やし込む技術は要らず、家庭でも手軽に再現できるのが魅力になる。大切なのは、泡をできるだけ残すことだ。
プロセッコとソーダを注いだあとは、バースプーンで底から一度だけ持ち上げるように混ぜれば十分になる。何度もかき混ぜると泡が抜け、せっかくの爽快さが失われてしまう。氷は大きめのものを多めに使うと溶けにくく、最後まで薄まりにくい。グラスもあらかじめ冷やしておくと、注いだ瞬間から冷たさが保たれる。
家庭で作るときは、プロセッコとアペロールを冷蔵庫で冷やしておくと仕上がりが安定する。常温の材料をぬるい氷に注ぐと、すぐ薄まって苦味だけが目立ちやすい。冷えた材料、冷えたグラス、開けたての泡の三つがそろえば、テラスで飲むような澄んだ一杯に近づく。回数を重ねるうちに、自分にとって心地よいプロセッコとアペロールの量や混ぜ加減が自然とつかめてくるはずだ。
自宅でアペロールスプリッツを楽しむコツ
アペロールスプリッツはバーやテラスで味わう一杯という印象が強いが、アペロールとプロセッコ、ソーダ、氷さえあれば自宅でも十分に楽しめる。むしろ定番の比率を起点に、プロセッコやソーダの量で軽さを探れるのは家飲みならではの面白さだ。最初に用意したいのは、アペロール、プロセッコ、ソーダ、そしてオレンジである。
仕上がりを左右するのは、材料の温度と泡の鮮度だ。プロセッコとアペロールを冷蔵庫で冷やし、開けたてのソーダを使うと、薄まりすぎずに爽やかな一杯になる。比率はプロセッコ3・アペロール2・ソーダ1の黄金比から始め、苦味が好きならアペロールを多めに、軽さが欲しければプロセッコを多めにすると、自分の好みが見つかる。計量にジガーを使うと、毎回同じ味を再現しやすい。
そろえたアペロールは、スプリッツ以外にもソーダ割りやオレンジジュース割りなど幅広い飲み方に使い回せる。プロセッコも、そのまま冷やして食前に楽しめるうえ、カンパリやベルモットを足せばネグローニ・スバリアートまで届く。まずは飲みやすいアペロールスプリッツから始め、慣れてきたら材料を入れ替えて派生を試すと、家飲みの世界が一気に広がる。気に入った一杯を自分の手で再現できるようになれば、お酒の時間はぐっと豊かになるはずだ。
飲まないお酒の査定・買取はリンクサスへ
アペロールスプリッツの材料をそろえるうちに、アペロールやカンパリ、ベルモット、関連するスピリッツのボトルは少しずつ手元に増えていきやすい。試したものの好みに合わなかった一本や、贈り物でもらったまま眠っているボトルがあれば、状態の良いうちに査定に出すという選択肢もある。リンクサス酒販の買取窓口では、銘柄や度数、付属品の有無を見極めたうえで評価を付けている。
査定は写真送付による事前見積、宅配買取、出張買取の三つの方法を用意している。複数本まとめての依頼は一本ずつより評価が安定しやすく、コレクション整理の場面でも扱いやすい。査定・買取の窓口は リンクサス ブランデー・洋酒買取 / ウイスキー買取 / 日本酒買取 / 焼酎買取 を利用できる。販売側の在庫は リンクサス酒販トップ から確認できる。お酒に関する基礎情報は 国税庁の酒類に関する情報 も参考になる。
よくある質問
アペロールスプリッツはどんなカクテルですか?
アペロールを辛口のスパークリングワイン(プロセッコ)と少量のソーダで割って作る、イタリア生まれの食前酒です。鮮やかなオレンジ色と、泡が運ぶ軽快な飲み口が特徴で、ほろ苦い柑橘味のあとに甘い余韻が残ります。氷をたっぷり入れた大ぶりのワイングラスで作り、オレンジを添えて仕上げるのが定番です。度数が低く、アペリティーボとして世界中で親しまれています。
アペロールスプリッツの黄金比(レシピ)は?
もっとも基本的な比率は、プロセッコ3・アペロール2・ソーダ1の割合です。たとえばプロセッコ90ml・アペロール60ml・ソーダ30mlを、氷を満たしたワイングラスで合わせます。泡の爽やかさを軸に、アペロールで苦甘い柑橘味を重ね、ソーダで軽く伸ばすのが王道です。苦味を抑えたいならプロセッコを増やし、味を濃くしたいならアペロールを多めにして調整します。
アペロールスプリッツの度数はどのくらいですか?
仕上がりで7〜9%前後になります。アペロールが11%ほど、プロセッコが11%前後あり、それを定番の比率で合わせたうえにソーダと氷で割るため、カクテルのなかでは度数が低めです。カンパリを濃いめに使う一杯と比べると、苦さも度数もずっとおだやかで、軽い口当たりになります。アルコールに強くない人でも楽しみやすい一杯です。
アペロールスプリッツとカンパリスプリッツの違いは何ですか?
違いは使うビターです。柑橘寄りで甘さのあるアペロールを使うのがアペロールスプリッツで、ハーブの渋みが効いた力強いカンパリを使うのがカンパリスプリッツです。アペロールは軽くオレンジ色に、カンパリは赤みが濃く苦味が強めに仕上がります。度数もカンパリのほうがやや高くなります。同じプロセッコとソーダで割りながら、苦味の強さで印象が変わります。
プロセッコがないときは何で代用できますか?
辛口のスパークリングワインであれば代用できます。スペインのカヴァやフランスのクレマンなど、ブリュットやエクストラ・ドライ表記の泡を選ぶと、プロセッコに近いすっきりした仕上がりになります。甘口の泡はアペロールの甘さと重なって重たくなりやすいため、辛口を選ぶのがコツです。泡の量を控えてソーダを多めにすると、より軽い一杯になります。
家でアペロールスプリッツを作るには何が必要ですか?
アペロール、プロセッコ、ソーダ、オレンジ、そして氷と大きめのワイングラスがあれば作れます。バースプーンがあると便利ですが、細い柄のスプーンでも代用できます。材料を冷やし、氷をたっぷり使い、プロセッコ3・アペロール2・ソーダ1の比率で注ぎ、軽くひと混ぜするのが、店の味に近づけるコツです。泡を残すため混ぜすぎないのが大切です。
最終更新:(リンクサス酒販 鑑定士チーム監修)
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