ウイスキーをもっと美味しく楽しむなら、“グラス選び”にこだわってみませんか?
近年、スコッチやバーボン、ジャパニーズウイスキーなど、さまざまなタイプのウイスキーが人気を集めています。その奥深い香りや味わいを最大限に引き出すには、実は「どのグラスで飲むか」がとても重要です。
グラスの形や素材によって、ウイスキーの香り立ちや口当たり、温度の変化までもが変わり、味わいの印象がガラリと違ってきます。
この記事では、ウイスキーグラスの種類や特徴、飲み方に合わせた選び方のコツまで、初心者にもわかりやすく解説。
あなたのウイスキータイムがもっと豊かになる“運命の1脚”を見つけてみましょう。
ウイスキーグラスとは?|専用グラスでより美味しく
ウイスキーは大麦やとうもろこしなどの穀物を原料に作られる蒸留酒のことです。濃縮されたアルコールと深い味わいで、お酒好きの方から根強い支持を受けています。
芳醇な香りと味わいを楽しめるウイスキーは、どのようなグラスに注ぐのかによって味わいや印象に大きな変化が生まれます。
特にヴィンテージものの高級ウイスキーなどは香り・味も濃いものが多いため、グラスによる違いが顕著に現れやすいです。
ウイスキーを美味しく飲むためには、いつものコップではなく専用のウイスキーグラスを使用することをおすすめします。
ウイスキーグラスとはその名の通りウイスキーを飲むために作られているグラスのことで、香りや味を堪能しやすいような工夫がなされているのが特徴です。
なおウイスキーグラスと一言でいっても、その種類にはさまざまなものがあります。
ウイスキーグラスの種類と特徴|味の感じ方を比較
ストレートグラス(テイスティンググラス)
今日の一杯目。 マッカラン18年。
ストレートで。 フルーティーな香りが鼻と口の中いっぱいに広がります。非常に芳醇で濃厚。アルコールの刺激はほとんどなく、最高に美味しいです。 友人からのプレゼントのリーデルのグラスで最高のウイスキーを!? 旧マッカラン18年、感動の美味さです?♂️?♂️ pic.twitter.com/nCTfiKsYD7 — you (@you48216710) March 11, 2022
ストレートグラスは、その名の通りウイスキーをストレートで飲むのに適したグラスのことです。香りを確かめるテイスティングに使われるものは、テイスティンググラスとも呼ばれます。
ストレートグラスの特徴は、チューリップのような形状をしていることです。丸い部分にウイスキーを溜めておくことで、香りが逃げないような工夫がなされています。一般的なワイングラスに比べてひと回り小さいのもポイントです。
また“ステム”と呼ばれる脚部分がついていることで、直接手でウイスキー部分に触れない作りとなっています。このような形状によって、手のひらの体温が伝わりにくく温度を変えずに飲むことができます。
ロックグラス
ロックグラスとは、オン・ザ・ロックで飲むためのグラスです。正式名称を「オールド・ファッションド・グラス」と言います。サイズの大きい氷が入れられるよう、どっしりとした太めの筒のようなデザインになっているのがポイントです。
ロックのウイスキーを飲むためには、細かい氷ではなく溶けにくい大きな氷を入れるのがポイント。通常のコップではなくロックグラスで飲むことにより、氷で薄まりにくくもしっかりと冷えたウイスキーを堪能できます。
なおロックグラスはデザインの種類も豊富で、円柱型の他にもコロンと丸いデザインのものなどがあります。切子グラスも多く、グラスを集めるコレクターも存在するほどです。
タンブラー
今日は竹鶴ハイボールから? この手のタンブラーはウイスキーどれだけいれたかわかんないからあまり使わない? メジャーカップあるけど家でわざわざ使わないし?
明後日から一気に気温下がって最低気温も10℃きるから、もうハイボールは終わりかな? pic.twitter.com/fqFuVcYn6i — 2323 (@whisky_2323) October 3, 2022
タンブラーは細長いタイプのグラスのことです。水割りやハイボールなど、ウイスキーを割って飲む際に使用されます。コークハイなどもタンブラーで作られることが多いです。
タンブラーにはさまざまな素材があります。ウイスキーの色を楽しみたいときにおすすめの「ガラスタンブラー」の他、保温性が高く冷えたハイボールにぴったりな「ステンレスタンブラー」も人気があります。
ショットグラス
GLAYショットグラスで飲むウイスキーは格別⁉️?✨#GLAY#APPLEFIELD#ショットグラス pic.twitter.com/oAnmzCPkST
— RYOTA (@ryota1loversoul) December 21, 2021
ショットグラスは、小さなサイズ(ショットサイズ)のグラスのことです。ウイスキーだけでなく、テキーラやリキュール、日本酒などを飲む際にも使われます。
ショットグラスは小さいので、基本的に何も加えられずストレートの状態で飲むことになります。グイッと片手で飲めてしまうので、豪快さがあります。
ストレートグラスに比べ、繊細さは少なくその分勢いよく飲めるのがショットグラスの魅力です。濃い味のアメリカンウイスキーやシャープな味わいのウイスキーなど、刺激をしっかりと味わいながら飲みたいときに適しているグラスです。また乾杯にもおすすめです。
ウイスキーグラスの各部の名称|リムやボウルでどう変わる?
ウイスキーグラスは部分によって名称が決まっています。ストレートグラスなどを比較する際には、ウイスキーグラスの専門用語について知っておくと便利です。
ここからはリム・ボウル・ステム・プレートといった部分ごとの名称を解説していきます。
【リム】唇に触れるフチの部分
リムは、グラスの飲み口の部分を指します。
リムは直接唇に触れるので、ウイスキーの口当たりに直接影響します。材質のほか、薄さや形状が重要視されます。
【ボウル】グラスの膨らんでいる部分
ボウルとは、グラスの膨らんでいる場所、つまりウイスキーが注がれる部分です。香りを閉じこめ、充満させておく役割があります。
琥珀色が見える部分でもあるため、ボウル部分にデザインがあるとウイスキーを注いだ時の色変化を楽しめます。
【ステム】持ち手・脚の部分
ステムとは、ボウルの下の持ち手を指します。
同じウイスキーのストレートグラスの中にも、いろいろなステムのタイプがあります。ワイングラスのように細くて長いものもあれば、脚部分が短いタイプもあります。
ステムがあることで、手の体温がウイスキーに伝わりにくくなり味が保たれます。
【プレート】土台の部分
プレートは、グラスの下部分の土台のことです。土台の直径が大きいと、グラスが安定しやすくなります。
プロがテイスティングを行う際は、プレート部分を持って行うことが多いです。
ウイスキーグラスの選び方|飲み方や素材を比べてみよう
飲み方に合わせたグラス選び
ウイスキーグラスは飲み方によって変わります。まずは自分がどんな飲み方でウイスキーを楽しみたいのかを考えてみましょう。
ウイスキーの代表的な飲み方とおすすめのグラスは以下の通りです。
飲み方 | おすすめのグラス | 特徴 |
---|---|---|
ストレート | テイスティンググラス ショットグラス |
|
トワイスアップ | テイスティンググラス |
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オン・ザ・ロック | ロックグラス |
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ハーフロック | ロックグラス |
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ミスト | ロックグラス |
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水割り | タンブラー ロックグラス |
|
ハイボール | タンブラー ビールジョッキ |
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例えばロックやハーフロックでウイスキーを飲む方なら、まずはロックグラスを持っておくと便利です。水割りやハイボールなど薄めに割って飲むことが多い方は、タンブラー型のグラスがあると良いでしょう。
普段はビールかハイボールを飲むという方は、ビールジョッキをハイボールに使うのもありです。また耐熱用グラスがあれば、ホットウイスキーなども楽しむことができます。
ウイスキーに慣れてきてストレートやトワイスアップという飲み方を覚えたら、味わいをダイレクトに楽しめるモルト用グラス、テイスティンググラスを探してみましょう。
複数のグラスを揃えておけば、同じウイスキーでも飲み方の違い・味わいの違いを楽しめるのでおすすめです。
素材で選ぶ
ウイスキーグラスを選ぶ際には、素材も大切なポイントです。素材によって見た目や使い心地、風味の感じ方にも違いが出るため、用途やシーンに合わせて選ぶのがおすすめです。
ガラス製
ガラス製のグラスはシンプルで扱いやすく、日常的にウイスキーを楽しみたい人に最適です。透明感のあるデザインはウイスキーの色合いをしっかりと楽しめ、価格も比較的リーズナブル。
初めてウイスキーグラスを購入する方にもおすすめです。
クリスタル製
クリスタル製のグラスは、繊細で美しい輝きが特徴。高級感があり、特別な時間や来客用、プレゼントとして選ばれることが多いです。
細やかなカッティングや重厚感のあるデザインは、所有欲を満たすとともに、ウイスキーをより豊かに味わうための雰囲気づくりにも貢献します。
予算で選ぶ
ウイスキーグラスは数百円から数万円まで、幅広い価格帯の商品が展開されています。目的やシーンに合わせて、無理のない範囲で自分に合ったものを選びましょう。
リーズナブル
1,000円〜3,000円程度で購入できるグラスは、日常使いや初心者におすすめです。
シンプルで実用的なデザインが多く、気兼ねなく使えるのが魅力です。複数揃えやすいため、家飲み用にぴったりです。
高級
5,000円以上のグラスには、デザイン性や素材にこだわった逸品が揃います。重厚感や手になじむフォルム、美しいカッティングなど、所有する喜びを味わえるのも魅力。
記念日やギフト、ワンランク上のウイスキータイムにふさわしいアイテムです。
ウイスキーに合わせたグラス選びも|スコッチやバーボン
ウイスキーは世界各国で作られていて、ウイスキーの種類によって味わいが変わってきます。グラス選びの際には、どんなウイスキーを飲むのかも考慮してみましょう。代表的なウイスキーには以下のものがあります。
ウイスキーの種類 | 特徴 |
---|---|
スコッチウイスキー | スコットランドのウイスキーで、モルトやブレンデッドなどがある。 スモーキーな味わいが魅力。 |
アメリカンウイスキー | アメリカのウイスキーで、バーボンが特に有名。 トウモロコシを使ったものが多く、独特の甘みと強めの刺激が特徴。 |
アイリッシュウイスキー | アイルランドのウイスキーで、基本的にノンピート。 そのためスッキリしていて飲みやすい傾向にある。 |
カナディアンウイスキー | カナダのウイスキーで、スムーズでライトな酒質。 ライ麦を使った個性的な香りも楽しめる。 |
ジャパニーズウイスキー | 日本のウイスキーで、ほんのり控えめなスモーキーさがある。 香り高く上品な味わい。 |
例えばスコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーの中で人気の高い、ピート香のあるシングルモルトウイスキーは、香りが滞留しやすい膨らみのあるストレートグラスがおすすめです。
シングルモルトウイスキー専用のグラスもあるほどで、飲み口が反り返ったものが定番となっています。シングルモルトはじっくりと味わうように飲むのが理想であり、ショットグラスで勢いよく飲んでしまうのは少しもったいないと言えます。
反対にバーボンなどを勢いよく飲みたい時には、ショットグラスで飲むと刺激が強くなり、ストレートグラスにはない味わいを楽しめます。
このように、ウイスキーの特徴に合わせてグラスを選ぶことで、ウイスキーごとの魅力をさらに引き出せるでしょう。
【関連リンク】ウイスキーの種類と味の違いを徹底解説!初心者でもわかる選び方ガイド
グラスの形や薄さを比較|メリット・デメリットまとめ
リムは薄いものがおすすめ
グラスのリムが薄いほど、ウイスキーの口当たりは良くなります。フラットな状態でウイスキーを口まで運べるため、ウイスキーの味や旨味を舌の上で感じ取りやすくなります。グラス選びに迷ったら、まずはリムの薄いものを選ぶと安心です。
ただしリムが薄いと、それだけ分厚いものに比べて耐久が下がる点に気をつけましょう。高級でリムの薄いクリスタル製のグラスは、食洗機にかけられないなどのデメリットもあります。
ボウルがくびれていると香りが逃げにくい
ボウル部分が丸く飲み口に向かってくびれていると、香りが逃げにくいです。そのままリムの口径まで狭いグラスは、アルコールの刺激を感じにくくまろやかに飲めるという特徴もあります。
またボウル部分が大きいグラスは、単純に容量が入るだけでなく空気に触れる面が大きくなります。そのため独特のアロマを高める効果が期待できます。
ステムが長いと温度変化を防ぎやすい
ここ最近のトレンドは、ステムの長いグラスです。ステムが長いことで手の熱の影響を受けにくくなり、適切な温度で飲みやすくなるためです。
またステムが長いと、グラスを回しやすくなります。グラスを回すことで、空気に触れ香りが引き立つようになります。
おすすめのウイスキーグラス10選|大人気のバカラグラスも
【ストレートグラスおすすめ品】
ゲレンケアン ブレンダーズモルトグラス
サイズ | 口径4.5(最大径6.7)cm・高さ11.5cm |
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容量 | 190ml |
素材 | 無鉛クリスタル製 |
特徴 |
|
世界各地のウイスキーフェスティバルで採用されている、スタンダートなストレート用のグラスです。
手に馴染みやすい無駄のないデザインで、トワイスアップやロックなども楽しめるようになっています。ボウル部分の膨らみとくびれで、香りを逃さない設計です。
ツヴィーゼル バースペシャル ウイスキーグラス
サイズ | 口径6.6cm・高さ17.5cm |
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容量 | 218ml |
素材 | トリタンクリスタル |
特徴 |
|
ツヴィーゼルはドイツのガラス工房です。トタンクリスタルという特許を取得したガラスのウイスキーグラスで、ステムが長いのにも関わらず耐久性があります。
食洗機も可能で扱いやすいのが魅力です。透明度も高いグラスなので、中のウイスキーの色が綺麗に見えます。
韋駄天食器 ヴィノテクスピリッツ&スニフターリッド・ウィスキーテイスティング&ノージンググラス
サイズ | 口径4.4cm・高さ16.5cm |
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容量 | 170ml |
素材 | SON.hyxクリスタル・ガラス |
特徴 |
|
グラスと蓋がセットになったこちらのグラスは、ウイスキーの香りを閉じ込めておけるのが魅力です。特にスコッチやジャパニーズウイスキーのシングルモルトを飲むのに向いています。
大きく膨らんだボウルがウイスキーの香りを広げ、細くなったリムがその香りを滞留させます。
【ロックグラスおすすめ品】
バカラ ティアラ タンブラー
サイズ | 口径9.5cm・高さ8.5cm |
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容量 | 200ml |
素材 | クリスタルガラス |
特徴 |
|
クリスタルブランド「バカラ」のグラスは、高級なウイスキーグラスとして人気が高いです。バカラグラスの愛称で親しまれていて、贈り物・プレゼントに選ばれることも多いです。
ティアラタンブラーシリーズは、光に煌めくカットがグラスを囲むように施されているのが特徴です。口が大きく開いたデザインは、大きめの氷を入れるオン・ザ・ロックにぴったりです。
東洋佐々木ガラス ロックグラス 10オールド
サイズ | 口径8.7cm・高さ9.4cm |
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容量 | 315ml |
素材 | ソーダライムガラス |
特徴 |
|
東洋佐々木ガラスも、グラスでは人気のブランドです。質のよいグラスをコスパよく手に入れられるので、デイリー使いがしやすいです。
2,000円台の価格でありつつも、きちんとカッティングの入ったデザインで高級感があります。カット入りのロックグラスには珍しく、食洗機対応しているところも嬉しいです。
ワイヤードビーンズ 生涯を添い遂げるグラス ロックタンブラー
サイズ | 口径10.4cm・高さ9.0cm |
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容量 | 370ml |
素材 | ガラス |
特徴 |
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口径が広がる、華やかな見た目のロックグラスです。持ち手部分は太すぎず、手に馴染みやすい設計です。
杉箱入りでギフトにぴったり、カラーバリエーションも豊富です。オン・ザ・ロックだけでなくミストや水割りなどにも使いやすいロックグラスです。
【タンブラーおすすめ品】
リーデル ドリンク・スペシフィック・グラスウェア ハイボールグラス
サイズ | 口径6.5cm・高さ15.4cm |
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容量 | 310ml |
素材 | クリスタルガラス |
特徴 |
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リーデルは、ワイングラスで有名なオーストリアのメーカーです。ワイングラス以外の硝子製品も多数展開していて、そのひとつにハイボール向けのグラスがあります。
リーデルのハイボールグラスは、メジャーがなくても約60mlが量れるデザイン設計になっているのでハイボールを簡単に作れます。2客セットの商品があり、プレゼントにも適しています。
サントリー白州 うすづくりタンブラー
サイズ | 口径7.3cm・高さ12.8cm |
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容量 | 340ml |
素材 | ソーダガラス |
特徴 |
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ジャパニーズウイスキーで人気のサントリーはオリジナルのタンブラー・ウイスキーグラスを展開しています。サントリー白州うすづくりタンブラーは、白州で作る「森薫るハイボール」にぴったりな設計のグラスです。
従来のメーカー品の7割以下の厚みに抑えていることで、口当たりが軽快でハイボールが飲みやすくなります。ほんのりとしたミントカラーは、白州の森をイメージしておりミントを添えて楽しむハイボールにおすすめです。
【ショットグラスおすすめ品】
カガミクリスタル ストレートグラス 校倉
サイズ | 口径3.9cm・高さ7.9cm |
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容量 | 40ml |
素材 | クリスタルガラス |
特徴 |
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日本の建築様式である「校倉(あぜくら)」をモチーフにデザインされた、美しいガラスのショットグラスです。コレクションしたくなるような見た目で、ギフトにも人気です。
容量が40mlとやや多めなので、シングル(30ml)を注いでもいっぱいになりません。テキーラなどをお好みの方にもおすすめのアイテムです。
アデリア Wウイスキーショットグラス
サイズ | 口径4.9cm・高さ6.3cm |
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容量 | 55ml |
素材 | ソーダガラス |
特徴 |
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アデリアのWウイスキーショットグラスは、シンプルなデザインなので万能に使えます。複数個で売られていることも多いので、飲食店用やパーティー用にも用意がしやすいです。
口径がやや広がるような形状なので、洗いやすさも抜群です。ウイスキー以外の用途にも使えます。
ウイスキーグラスの手入れ方法|洗い方や保管方法まとめ
お気に入りのウイスキーグラスを長く愛用するためには、正しい手入れと保管が欠かせません。特に高級なグラスや繊細な素材のものは、丁寧な扱いが必要です。
ここでは、日々のケアで押さえておきたいポイントをご紹介します。
グラスの洗い方
ウイスキーグラスは基本的にやさしく手洗いするのがおすすめです。特にクリスタル製のグラスは繊細で割れやすいため、食洗機の使用は避けましょう。
- 中性洗剤を使用し、スポンジで軽く洗います。研磨剤入りのスポンジやたわしは傷の原因になるので避けてください。
- グラスの内側を洗うときは、力を入れすぎず、丁寧に。
- 洗った後はすぐに柔らかい布で拭き上げると、水垢やくもりを防ぐことができます。
美しい透明感を保つためには、洗浄後の拭き取りと乾燥がとても重要です。
グラスの保管方法
ウイスキーグラスは、乾燥した清潔な場所で立てて保管するのが基本です。
棚やキャビネットの中にスペースを設け、グラスが倒れたりぶつかったりしないようにしましょう。
- グラスを重ねて保管するのはNG。傷や欠けの原因になります。
- どうしても重ねる必要がある場合は、間に柔らかい布や専用のパッドを挟んで衝撃を吸収しましょう。
- 高級グラスや特別なものは、専用ケースや箱に入れて保管するのもひとつの方法です。
日頃から丁寧に扱うことで、ウイスキーの香りや味わいを楽しむための大切なパートナーであるグラスを、より長く美しく保つことができます。
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まとめ
ウイスキーグラスには、ストレートグラスやロックグラス、タンブラー、ショットグラスなど多彩な種類があり、それぞれに異なる魅力があります。
飲み方や好みに合わせてグラスを選ぶことで、同じウイスキーでも香りや味わいの感じ方が大きく変わるのです。
素材やデザイン、形状、予算といった視点から、自分にぴったりの一脚を見つけるのも楽しみのひとつ。日常の晩酌から特別な一杯まで、グラス選びがあなたのウイスキー体験をより贅沢なものにしてくれるはずです。
まずは気になるグラスを手に取り、ぜひその違いを感じてみてください。