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15年〜50年熟成の泡盛古酒、かねやまの真価と値段の理由とは?

15年〜50年熟成の泡盛古酒、かねやまの真価と値段の理由とは?

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沖縄の伝統酒・泡盛。その中でも「古酒(クース)」と呼ばれる長期熟成タイプは、時間が生み出す芳醇な香りとまろやかな味わいで、多くの酒好きから支持されています。

中でも「かねやま古酒」は、沖縄・本部町に蔵を構える山川酒造が誇る希少な銘柄。15年・20年・25年・40年、そして50年という超長期熟成ボトルを展開しており、市販されている泡盛古酒の中では最長熟クラスを誇ります

本記事では、かねやま古酒の魅力を徹底解説。山川酒造のこだわりや、熟成年数ごとの味の違い、購入方法、飲み方のコツまで、これから古酒を楽しみたい方にもぴったりの情報をまとめました。

「特別な1本を探している」「贈り物にしたい」「ウイスキーやブランデー好きに合う泡盛を知りたい」――そんな方は、ぜひチェックしてみてください。

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かねやま古酒とは?山川酒造が誇る伝統の泡盛

100年古酒への挑戦──山川酒造の酒造りのこだわり

かねやま古酒は沖縄県で作られる泡盛の銘柄です。名前に”古酒”と入っているように、熟成タイプの泡盛となります。

かつての琉球王朝時代、古酒と呼ばれる長熟の泡盛は当たり前に作られていたと言います。200年もの古酒が存在していて、琉球王国の伝統品として親しまれていました。

しかし第二次世界大戦で首里に多くの砲撃が降り掛かり、残念ながらほとんどの酒造所、そして残っていた古酒は消失してしまいました。そのため普通の泡盛は多く流通しているものの、熟成タイプの泡盛はとにかく貴重な存在となっています。

かねやま古酒はそんな琉球の古酒の消失を受け、「もう一度100年古酒を世に送り出したい」という意志のもと作られ始めました。今やっと50年熟成の古酒が誕生した頃で、今もなお熟成が続けられています。

現在リリースされているかねやま古酒には、15年、20年、50年といったボトルがあります。古酒であるからこその熟成感と重厚感が、かねやま古酒の最大の魅力となっています。

そもそも「古酒(クース)」とは?泡盛との違いを解説

そもそも「古酒(クース)」とは?泡盛との違いを解説

泡盛の長期熟成酒は古酒(くーす)と呼ばれます。

そもそも泡盛とは沖縄県で作られる蒸留酒で、九州でよく作られている焼酎に近い存在です。実際に酒税法では単式蒸留焼酎にカテゴライズされています。

しかし泡盛は原料にタイ米が使用されていたり、黒麹菌を使用していたりと本土の焼酎とは異なる個性があります。製法に関しても、泡盛は焼酎とは一線を画す特別な存在となっています。

例えば泡盛は原料の米を全て米麹にした後、水と酵母を加えて発酵させるという全麹仕込みで作られます。また一般的な焼酎が減圧蒸留で作られることが多いのに対し、泡盛はほとんどの銘柄が常圧蒸留となっています。

常圧蒸留で作られる泡盛は、原料の個性が強く出やすくインパクトのある味わいになります。濾過をあえて簡易的に済ませているのも、泡盛の大きな特徴です。

泡盛に個性派の味わいが多い理由には、古酒の存在が挙げられます。一般的な焼酎は飲みやすくフルーティーな味わいを目指して作られているのに対し、泡盛はそもそも長期熟成させて古酒にするということをベースに作られているという違いがあります。

現代において商品としてリリースされている泡盛には熟成なしで飲みやすいボトルも増えてきていますが、それでも泡盛の中には古酒を育てるための酒造りを継承しているものが多く、かねやま古酒はまさにその一番手と言えます

ちなみに泡盛における古酒は「泡盛を3年以上熟成させたもの」と定義されています。古酒という名前がついた泡盛は、希少価値が高いため高値で取引されることが非常に多いです。つまり数ある泡盛の中でも、古酒は高級ランクに該当するお酒となります。

泡盛の熟成には時間も手間もかかるので、熟成期間が長い=それだけ泡盛としてのランクも高いということになります。

山川酒造の古酒へのこだわりと製法について

山川酒造について

泡盛「かねやま古酒」を製造しているのは沖縄県国頭郡本部町にある山川酒造です。山川酒造は終戦翌年の1946年に創業した酒造となります。

山川酒造はとにかく古酒づくりに大きなこだわりを持っています。もともと酒造を創業したのも、沖縄の文化であった古酒を復興させ伝えていくという目的だったとのことです。

決して目先の利益にとらわれたような泡盛づくりではなく、1970年に焼酎ブームで泡盛が脚光を浴びた際にも、静かに泡盛を寝かし続けるほど古酒製造にプライドを持って取り組んでいます。

寝かせているだけの泡盛は、当然ながら利益にはつながりません。むしろ寝かせるための設備投資など、古酒の製造には経費ばかりが発生し酒造運営は赤字となります。

そのような厳しい状況下でも、山川酒造は絶えず古酒作りを行なってきています。これは創業者の「どんな時でもとにかく頑張って古酒を寝かせておきなさい。いずれは古酒の時代になるから」という言葉を守り続けてきたからです。

やがて苦難の時期を乗り越え、山川酒造の古酒は脚光を浴びるようになります。現代では山川酒造の“かねやま古酒”の50年ものが、市販されている古酒の中では最も古いと言われています。

そんな山川酒造への古酒のこだわりは地域の人々にも認められていて、酒造は親しみを込めて「古酒のやまかわ」の通称でも呼ばれています。

アルコール度数をギリギリまで高め成分を凝縮

アルコール度数をギリギリまで高め成分を凝縮

古酒作りでは、泡盛の成分をしっかりと残すことが大切だと考えられています。山川酒造では、泡盛に成分が残るように割り水を最小限に留め、熟成前の泡盛のアルコール度数を44%に保つように努めています

ちなみに泡盛作りの規定では、アルコール度数は45.1%未満である必要があります。なぜならアルコール度数が45.1%を超えてしまうと、酒税法上でスピリッツに分類されてしまうからです。

山川酒造では規定上でギリギリのアルコール度44%を目指して泡盛を作ります。成分を多く泡盛に残すことで、寝かせた時に古酒の甘みや香りが生まれやすくなります。

またさまざまな成分が複雑に絡み合うことにより、味の深みや奥行きも増します。山川酒造のかねやま古酒は、ただ熟成期間が長いだけでなく、熟成により完成された深い甘みと味を堪能できる点が評価のポイントにつながっています。

かねやま古酒の味わいと香りの特徴とは?

熟成による変化|甘み・まろやかさ・芳醇な香り

かねやま古酒の最大の魅力は、長期熟成によって引き出されるまろやかな味わいと芳醇な香りにあります。泡盛は、3年以上熟成させることで「古酒(クース)」と呼ばれますが、かねやま古酒はそれをはるかに超える10年、30年、さらには50年ものの熟成を経た銘柄も存在します。

熟成が進むことでアルコールの角が取れ、やさしくまろやかな口当たりに。ほんのりと甘い香りや、木樽由来のバニラ香、ナッツのような芳ばしさが加わり、味と香りの層が幾重にも重なります。まさに「時間が育てた贅沢な一杯」です。

ウイスキーやブランデー好きにも刺さる味の魅力

かねやま古酒は、泡盛ファンだけでなくウイスキーやブランデーを好む人々にも支持されています。その理由は、熟成による「複雑で奥深い味わい」と「余韻の長さ」にあります。

たとえば、長期熟成されたウイスキーのように、時間の経過とともに変化する風味や、香り立ちの良さ、鼻に抜ける柔らかな香りは、ブランデーに近いニュアンスを感じさせます。

ストレートやロックでじっくり味わえば、その深みのある味わいに、きっと驚かされることでしょう。

「泡盛は飲みにくそう」と思っていた方にも、古酒ならではのまろやかさが新しい扉を開いてくれるはずです。

度数別に見る飲みやすさ・飲みごたえの違い

度数別に見る飲みやすさ・飲みごたえの違い
かねやま古酒には、商品ごとにアルコール度数に違いがあります。一般的には30度前後のものが多いですが、35度や40度を超える高めのものも存在します。

  • 30度前後: 比較的やさしい飲み口で、ロックや水割りでも楽しみやすい
  • 35度〜40度以上: 濃厚なコクと深い余韻が楽しめ、ストレートやお湯割りで真価を発揮

飲み方によって印象が大きく変わるのも、かねやま古酒の面白さです。初心者の方は30度程度の飲みやすい古酒から、泡盛や熟成酒に慣れてきた方は高めの度数でより強い個性を楽しむのがおすすめです。

かねやま古酒など山川酒造の泡盛ラインナップ7選

かねやま古酒 15年貯蔵

  • アルコール度数:43%
  • 熟成年数:15年
  • 価格:720ml¥12,650(税込)※木箱入り

山川酒造は、さまざまな熟成年数の古酒を商品としてリリースしています。比較的短い熟成期間の古酒もあれば、何十年以上など超長期熟成のボトルも存在しています。

熟成期間によって古酒の名称を分けているのが特徴で、15年以上熟成させた古酒に”かねやま古酒”というブランド名称をつけています

かねやま古酒 15年貯蔵は、古酒らしい華やかな香りととろけるような甘味が印象的です。深い味わいで、一度味わったら忘れられないほどのインパクトもあります。

年間限定本数のみのリリースなので、存在自体が希少です。それでも定価なら1万円台と、かねやま古酒の中では比較的手が届きやすい価格帯になっています。

かねやま古酒 20年貯蔵

  • アルコール度数:43%
  • 熟成年数:20年
  • 価格:720ml¥25,300(税込)※木箱入り

20年熟成のかねやま古酒は、15年ものよりも複雑さや濃厚さが増しています。熟成による甘やかな美味さは、カカオに例えられることもあります

木箱入りで2万円越えの価格のため、お歳暮やお中元、そして特別な日の贈り物として人気です。こちらも数量限定ではありますが、それでも高騰化が進んでいる訳ではないのでインターネットなどでも探しやすいです。

かねやま古酒 葛飾北斎の琉球八景 25年

  • アルコール度数:43%
  • 熟成年数:25年
  • 価格:720ml¥55,000(税込)

かねやま古酒の25年ものを葛飾北斎の絵が描かれた特別なボトルに封入したという非常にレアなボトルです。こちらは琉球放送とのタイアップで生まれた1本となります。

年代ものの古酒なので、強いアルコールを感じさせないまろやかさがあります。化粧箱付きでボトル自体にデザインがあるため、コレクションアイテムとしても需要が高いです。

かねやま古酒 40年貯蔵

  • アルコール度数:41%
  • 熟成年数:40年
  • 価格:720ml¥330,000(税込)

40年という熟成の古酒は、決して1代だけでは作ることができません。かねやま古酒の40年ものであるこちらのボトルは、何代にも渡って泡盛作りの伝統を守ってきた山川酒造だからこそ生み出せる至極の1本です。

カカオのような濃厚なコク、とにかく奥が深く複雑な味わいを楽しむことができます。なお40年ものになると一気に希少価値が高くなり、価格も1本で30万円にまで跳ね上がります。

かねやま古酒 50年貯蔵

  • アルコール度数:41%
  • 熟成年数:50年
  • 価格:720ml¥550,000(税込)

戦後から沖縄の発展に合わせて歴史を育んできた山川酒造が、本土復帰50周年のタイミングでリリースしたのがかねやま古酒 50年です。現在リリースされている市販の泡盛古酒では、最も熟成が長いと言われています。

かねやま古酒 50年貯蔵のボトルは琉球ガラスの特別製で、名工・池宮城善郎氏 主幹 煌工房が手がけています。中の古酒はとにかく香り高く、甘酸っぱいドライフルーツやカカオのような香ばしさ、バニラを思わせる甘い香りと続いていきます。

ボトルも中身も希少なかねやま古酒50年は、コレクターアイテムとしても人気です。1本あたり55万という高額販売のボトルでもあります。

珊瑚礁 30度

  • アルコール度数:30%
  • 熟成年数:-
  • 価格:1,800ml¥2,840(税込)

山川酒造で”かねやま古酒”と名付けられているのは15年以上の熟成ボトルのみです。熟成期間が満たない泡盛は、「珊瑚礁」の名でリリースされています。

珊瑚礁 30度は年数表記のない若い泡盛です。沖縄北部の泡盛に多いスッキリ目の味わいで、甘い香りが印象的です。適度な加水がなされているため飲みやすく、価格面からもトライしやすいボトルとなっています。

珊瑚礁 10年古酒 43度

  • アルコール度数:43%
  • 熟成年数:10年
  • 価格:720ml¥5,790(税込)

珊瑚礁の10年熟成ボトルは、家飲みにも取り入れやすい10年熟成の古酒です。コクのあるふくよかな香りと味わいで、かねやま古酒が気になっている方にもおすすめできる1本です。

熟成された珊瑚礁の濃厚な味わいはロックにすると特に美味しく、チョコレートやバニラアイスのような甘味のあるスイーツとも相性がいいです

なおアルコール度数43%のこちらのボトルのほか、加水多めの30度ボトルもあります。

かねやま古酒の価格!公式オンラインショップで買える?

かねやま古酒の価格はボトルによって変わります。例えば15年貯蔵のボトルは1本¥11,770(税込)ですが、50年まで熟成期間が長くなると1本で¥550,000(税込)の価格になります。

長期熟成であるほど、それだけ手間がかかるため価格もUPします。

ちなみに近頃のお酒は定価に対し異なる価格で売られているケースも多いですが、かねやま原酒はネット購入でも定価とほぼ同じ値段で購入が可能です。

山川酒造公式オンラインショップのほか、Amazonや楽天市場にも出品されています。ネット購入なら、沖縄にわざわざ訪れなくとも送料を払えば購入ができるのでおすすめです。

ただし「かねやま古酒 50年貯蔵」などのレアボトルは、Amazonや楽天などでは見つけられない可能性が大です。レアボトルを定価で入手したい方は、まずは酒造の公式オンラインショップを調べてみると良いでしょう

またどうしても見つからないという場合は、中古のボトルや二次流通品を狙うというのも一つの方法です。ただしその際は、状態の良いボトルであるかをきちんと判断し、信頼できるショップから購入するようにしましょう。

なおボトルによっては購入本数が限られているので、できるだけ早めに購入することをおすすめします。

かねやま古酒の美味しい飲み方・楽しみ方

かねやま古酒の美味しい飲み方・楽しみ方

シーン別のおすすめ飲み方|ロック、水割り、温めて楽しむ

かねやま古酒は、熟成によってまろやかさと深みを増した味わいが特徴。その魅力を引き出すためには、シーンに応じた飲み方を選ぶのがおすすめです。

  • じっくり味わいたい夜に: ロックで氷が溶けるほどに変化する味のグラデーションを楽しんでみてください。
  • 食中酒として: 水割りで飲めば、食事との相性がよく、香りも穏やかになります。
  • 寒い季節やリラックスタイムに: お湯割りにすると、アルコールの角が取れ、優しい香りが立ち上ります。身体が芯から温まりますよ。

シンプルながらも、飲み方ひとつで表情を変えるのが、古酒ならではの魅力です。

料理との相性|沖縄料理だけじゃない!和食・洋食にも◎

泡盛というと「沖縄料理に合うお酒」というイメージが強いですが、かねやま古酒はその熟成感とコクから、和食や洋食とも好相性です。

  • 沖縄料理: ゴーヤチャンプルーやラフテーなど、濃いめの味付けと好相性
  • 和食: 焼き魚や煮物など、優しい出汁の味を引き立てます
  • 洋食: チーズや燻製料理、ローストビーフとも好相性で、おしゃれなペアリングが楽しめます

料理と合わせることで、かねやま古酒のふくよかで複雑な味わいがより一層際立ちます。

ブランデーグラスで香りを楽しむ通な飲み方も紹介

より通な楽しみ方をするなら、ブランデーグラスやテイスティンググラスでゆっくりと香りを立たせながら味わうのが◎。グラスの内側に広がる芳醇な香りを、まずは鼻でじっくりと楽しんでみてください。

熟成された古酒ならではの、バニラやナッツ、ウッディな香りが感じられ、ウイスキーやブランデーにも通じるような複雑で奥深いアロマが広がります。ストレートでゆっくりと味わう時間は、まさに大人の贅沢なひととき。

普段のお酒とは一線を画す、特別な体験がそこにあります。

まとめ

「かねやま古酒」は、長い歳月と蔵元のこだわりが育て上げた、まさに“時の芸術品”とも言える泡盛古酒です。まろやかな甘みと芳醇な香り、熟成による深い味わいは、一度飲んだら忘れられない体験になるでしょう。

現在は15年から50年までの幅広い熟成年数が揃い、贈答用としても、自分へのご褒美としても最適。公式通販サイトや大手ECでも購入可能なので、沖縄に行かずとも手に入れられます。

伝統とロマンが詰まった1本を、ぜひこの機会に味わってみてはいかがでしょうか。
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