飲みやすいお酒を知ることは、飲み会に参加するのが楽しくなったり、人とのコミュニケーションが円滑に進みやすくなったりとメリットが多いです。そこで今回は飲みやすいお酒の選び方やおすすめ銘柄についてまとめてみました。
飲みやすいお酒にはどんなものがある?
「お酒」とひとまとめにされるジャンルの中にも、実はさまざまな種類があります。原料や製法の違い、そして度数や熟成年数の違いでも味や飲みやすさが変わってきます。では一般的に飲みやすいお酒と言われるものには、どのようなタイプのお酒が挙げられるのでしょうか?特徴を一つずつ見ていきましょう。
リキュールやカクテルなど甘めのお酒
飲みやすいお酒は、口に含んだ時に苦味や刺激が少ないお酒であることが多いです。いわゆる“ジュースのようなお酒”であり、リキュールやカクテルなど甘味が強いお酒が当てはまります。
リキュールはいわゆる混成酒と呼ばれるジャンルであり、お酒の中に果実や香草、ナッツなどの成分が溶け込んでいるのが特徴です。特に果実系やナッツ系のリキュールには、甘いものが多く女性人気も高いです。
<甘いと人気のリキュールの例>
- カシス
- ディタ(ライチ)
- ピーチツリー(ピーチ)
- カルーア(コーヒー)
- マリブ(ココナッツ) など
リキュールをジュースで割ったカクテルなら、アルコール度数もやや控えめになるので飲みやすさが増します。ジュースの甘味も追加され、親しみやすい味わいになります。
<初心者に人気の定番カクテル例>
- カシスオレンジ・・・カシスリキュール×オレンジジュース
- カルーアミルク・・・カルーア×牛乳
- マリブコーク・・・マリブ×コーラ
- カシスヨーグルト・・・カシスリキュール×飲むヨーグルト
- ピーチウーロン・・・ピーチリキュール×烏龍茶 など
アルコール度数が低いお酒
お酒は種類によってアルコール度数が大幅に変わります。すぐに酔っ払ってしまうという方は、アルコール度数が低いお酒を選んでみましょう。
乾杯酒の定番であるビールは、アルコール度数が約5%と実は低めです。日本酒のアルコール度数が15〜16%、ワインが12〜14%ほどであるのに比べると、ビールは酔いにくいお酒であることがわかります。
一方で蒸留酒と言われるジャンルのお酒は、アルコールを蒸留で凝縮しているため度数が高い傾向にあります。焼酎やウイスキー、ブランデー、スピリッツなどは蒸留酒に該当するので、ストレートで飲むとすぐに酔ってしまうかもしれません。
アルコール度数が高いお酒の場合は、割って飲むことも検討してみましょう。焼酎をソーダで割ってフレーバーを加えた「チューハイ」や、ウイスキーにソーダを加えた「ハイボール」は、ストレートのままよりも度数が下がるため飲みやすいお酒として人気があります。
フルーツ系のフレーバーが人気なお酒
リキュールの際にもお伝えした通り、フルーツフレーバーのお酒は飲みやすさに定評があります。リキュールだけでなく焼酎にフルーツフレーバーを加えたものや、ワインに果物を漬け込んだサングリアなどは女性人気も高く飲みやすさに定評があります。
フルーツ系のフレーバーは自然な甘味を楽しめるのもポイントです。
熟成年数の長いまろやかなお酒
お酒の中には、作ってからすぐに瓶詰めして出荷するのではなく、熟成させて寝かせてから瓶詰めされるようなボトルがあります。熟成年数が長いお酒は、ノンエイジ(年数表記なし)のお酒に比べてアルコールの角が取れたまろやかな味になります。
例えばウイスキーの場合、ノンエイジ品と熟成ボトルでは味の感じ方が大きく変わってきます。アルコールのツンとした刺激が苦手な方は、熟成年数の長いお酒を選んでみるのもありです。
お酒の熟成年数は、名称やラベルを確認すればわかります。例えばサントリー山崎の場合、「シングルモルト山崎」とだけ書かれた商品はノンエイジ品、「山崎12年」なら使われている原酒の全てが12年以上の熟成原酒となります。
ただし熟成年数の長いお酒は、ノンエイジ品に比べて高級品であることがほとんどです。ウイスキーだけでなく、熟成コニャックやヴィンテージワインも高級品です。中にはボトル1本で、数万円〜数十万円の値がついている品もあります。味こそ飲みやすいですが、気軽にトライできるとは言い難いので注意です。
初めての方はお酒をどう選ぶべき?
まずはお酒の種類をチェックしよう
お酒の種類 | アルコール度数 | 特徴 |
---|---|---|
ビール | 約5% |
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ワイン | 約12〜14% |
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日本酒 | 約15〜16% |
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焼酎 | 約20〜25% |
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ウイスキー | 約40%〜 |
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ブランデー | 約40%〜 |
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スピリッツ | 約40%〜 |
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お酒の好みは人によって分かれるので、自分にとって飲みやすいお酒ジャンルを探すのが一番です。好きなジャンルのお酒を探すことができれば、お酒選びで失敗しにくくなります。
ラベルを見てアルコール度数などを確認
同じジャンルのお酒でも、銘柄やボトルによってアルコール度数や特徴が変わる場合があります。どんなお酒か詳しく知りたい場合は、ラベルをチェックしてみるのもおすすめです。ラベルにはアルコールの種類や、アルコール度数が書かれています。書かれている情報をチェックしお酒選びの参考にしてみましょう。
また日本酒には、甘口辛口を見極めるための日本酒度や酸度が表記されていることもあります。このほかお酒の歴史やこだわりが書かれているラベルなどもあるので、ぜひ読んでみてください。
コンビニや居酒屋で気軽に頼めるかも確かめておこう
どんなに親しみやすいお酒を見つけたとしても、気軽に飲めなければあまり意味がありません。特に飲み会や日々の暮らしにおいて「お酒で失敗したくない」と考えている方は、コンビニや居酒屋で取り扱いがあるような銘柄から飲めるお酒を探しておくことが大切です。
お酒初心者も安心のおすすめアルコール飲料10選
1.チャミスル
- お酒の種類:韓国焼酎
- アルコール度数:13〜17%
- 特徴:SNSでも流行している韓国焼酎でフルーツフレーバーが多い
チャミスルには定番味のほか、マスカットやすもも味などフルーツフレーバーが多く登場しています。蒸留酒でありながらもアルコールのダイレクトな刺激が少なく、フルーツの甘味で非常に飲みやすいのが特徴です。
2.サントリー ほろよい
- お酒の種類:チューハイ
- アルコール度数:約3%
- 特徴:コンビニやスーパーで買いやすい定番の缶チューハイ
ほろよいの中でも飲みやすいと人気なのが「白いサワー」や「もも」、「カシスとオレンジ」といった味です。期間限定品や季節限定品もあるのでぜひチェックしてみましょう。
3.サントリー ザ・プレミアムモルツ
- お酒の種類:ビール
- アルコール度数:5.5%
- 特徴:泡が美味しく苦味を感じにくいビール
ビールが飲めるようになりたいという方の挑戦の1本としてもおすすめです。麦芽の旨さと香りを高める製法で作られているので、ビールらしい濃厚な旨味を感じたい方にもぴったりです。
4.クライナーファイグリング
- お酒の種類:リキュール
- アルコール度数:約20%
- 特徴:ショットドリンクとしてはアルコール度数が低めで見た目もキュート
アルコール度数が20%と、ショットドリンクの中では控えめであり味も飲みやすいです。ミニボトルで販売されているので、濃いお酒が好きだけれどたくさんは飲めない・・・という方にもおすすめです。
5.檸檬堂 はちみつレモン
- お酒の種類:チューハイ
- アルコール度数:3%
- 特徴:大ブーム檸檬堂シリーズの中でもアルコール度数が控えめかつ甘味あり
甘さがありつつも、甘味だけに頼らないチューハイらしい美味しさがあります。入手もしやすいので、毎日の晩酌に選んでみてはいかがでしょうか。
6.トリス ハイボール
- お酒の種類:ハイボール
- アルコール度数:7%
- 特徴:さっぱりした味のハイボールで居酒屋人気も高い
トリスハイボールは居酒屋でも取り扱いが多いので、ビールが苦手な方の乾杯酒としてもおすすめです。ビールに比べ糖質も控えめなので、ダイエット中や健康志向の方にもおすすめできる1本です。
7.ヤッホーブルーイング よなよなエール
- お酒の種類:ビール
- アルコール度数:5.5%
- 特徴:柑橘系のアロマホップを活かしたクラフトビールで苦味が少なめ
中でもヤッホーブルーイングのよなよなエールは、柑橘系の味で非常に飲みやすいです。
8.富久錦 純米 Fu.(ふ)
- お酒の種類:日本酒
- アルコール度数:8%
- 特徴:飲みやすい低アルコール日本酒でお米の旨味もきちんと感じられる
富久錦 純米 Fu.(ふ)は兵庫県のお酒で、アルコール度数8%と控えめで飲みやすいです。加水で薄くしているのではなく原酒の段階でアルコール度数が控えめになるように調整されているため、味が薄すぎることがなく非常に美味しいです。
9.ルジェ クレーム ド カシス
- お酒の種類:リキュール
- アルコール度数:20%
- 特徴:カシスリキュールの元祖でカクテル作りの定番品
このリキュールにオレンジジュースを加えれば、大人気カクテル“カシスオレンジ”を簡単に作ることができます。オレンジジュースのほか、白ワインやソーダ水、トニックウォーターで割るのもおすすめです。
10.チョーヤ さらりとした梅酒
- お酒の種類:梅酒
- アルコール度数:10%
- 特徴:ソーダ割や水割りなど自在にアレンジして飲めるのが魅力
紙パックタイプの販売で、自宅保管や処分もしやすくデイリーに飲みやすいです。ストレート梅酒なので、自分好みの割合で割って飲めます。
苦手・飲まないお酒は無駄にせずお酒買取へ
さまざまなジャンルに分かれているアルコール飲料は、どうしてもモノによって得意・不得意が分かれてしまいます。お酒が好きな方の中でも好みがはっきり分かれるほどなので、苦手なお酒を無理して飲む必要はありません。もし頂き物などで苦手なお酒や飲まないお酒がある場合は、無駄にしてしまうのではなくお酒買取を利用することをおすすめします。賞味期限のないお酒は、未開封であれば値段がつくことが多く、中には高額買取の対象となるようなボトルもあります。
ただし日本酒やビールなどは、賞味期限が書かれていなくても飲み頃がはっきりと定められている場合があります。自宅保管でお酒を劣化させてしまう前に、できるだけ早めに買取査定に相談してみましょう。
お酒買取専門店リンクサスでは、ワイン・ウイスキー・ブランデー・日本酒・焼酎・中国酒などさまざまなジャンルのお酒を買取査定しています。業界最高水準の価格で査定しているので、売りたいお酒がある方は、まずはお気軽にご相談ください。
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まとめ
今回は飲みやすいお酒に注目し、紹介してみました。いかがでしたでしょうか?飲みやすいと感じるお酒には、いくつかのポイントがあります。甘いお酒やアルコール度数の低いお酒など、自分に合ったタイプのお酒を探してみてください。飲みやすいお酒の中からお気に入りを見つけることができれば、きっと飲み会や晩酌が楽しくなるでしょう。