「山崎ノンエイジ まずい」というキーワードが検索されることがありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
山崎ノンエイジ(NA)は、サントリーが誇る山崎ウイスキーシリーズのエントリーモデルとして知られています。しかし、「思ったより美味しくない」「期待外れだった」といった声も時折耳にします。
そこで今回は、山崎ノンエイジの味わいや特徴について、実際に飲んでみた飲み方や評価とともに、なぜ「まずい」と感じる人がいるのかを探っていきます。
崎ノンエイジ(NA)はまずい?実際に飲んでみた評価と口コミを徹底解説
山崎ノンエイジ(NA)の基本情報
- 容量: 700ml
- アルコール度数: 43%
- 定価: 約7,000円~
原酒不足の影響で12年物や18年物が入手困難になっているため、比較的手に入りやすいノンエイジに注目が集まっていますが、それが「まずい」という評判につながる理由の一つかもしれません。
山崎ノンエイジを飲んでみた感想
1. 色
美しい琥珀色で、見た目は非常に魅力的です。
2. 香り
公式の説明通り、イチゴやさくらんぼのような甘い香りが印象的です。特にイチゴっぽいフルーティーな香りが強く、鼻を近づけるとわずかにシトラスの爽やかさも感じられます。
ただし、ウイスキーにスモーキーさや深い熟成香を求める人には物足りなさを感じるかもしれません。
山崎ノンエイジの飲み方別評価
1.ストレートでの評価
ストレートでの評価として、山崎ノンエイジはフルーティーで華やかな甘さが口の中に広がり、余韻も程よく長めに残ります。
しかし、アルコールの辛さがやや強く、飲み進めるうちにその刺激が目立ってくるため、初心者にとっては厳しいと感じるかもしれません。
味わい自体は十分美味しいものの、ストレートで楽しむにはやや飲み疲れする可能性があります。
2.ロックでの評価
アルコール感が薄まりつつもバランスを崩すことなく、美味しくいただけるウイスキーです。
特にロックで飲む際には、イチゴやさくらんぼのような甘い香りが広がり、わずかにシトラスの爽やかさも感じられます。
ただし、氷が溶けるにつれて味が薄まりやすいため、早めに飲むのがおすすめです。なお、スモーキーさや深い熟成香を求める方には、やや物足りなさを感じるかもしれません。
3.ハイボールでの評価
ハイボールにしても崩れない山崎ノンエイジは、食前、食中、食後のどのタイミングでも美味しく楽しめる一杯です。
ほんのり甘く華やかな香りが爽快に広がり、独特な樽香もしっかりと感じられます。特に、通常より少し濃いめに作ることで、山崎ノンエイジの持つ魅力をより堪能できます。
フルーティーな香りが食事との相性を引き立て、甘さも程よく抑えられていて飲みやすいのが特徴です。山崎ノンエイジを楽しむなら、ハイボールが特におすすめです。
山崎ノンエイジが「まずい」と言われる理由
1.アルコールの辛さが目立つ
熟成年数が若いため、アルコール感が強く感じられることがあります。
2.期待値が高すぎる
「山崎=プレミアムウイスキー」というイメージで飲むと、ノンエイジは物足りなく感じることがあるようです。
3.価格と味のバランス
定価7,000円ながら市場価格では1万円を超えており高騰している場合がほとんど。価格に見合った味かと問われると厳しいという声も。
山崎ノンエイジを美味しく飲むためのポイント
ハイボールで楽しむ:炭酸で割ることで、フルーティーさが引き立ち、アルコールの辛さが和らぎます。
氷の質にこだわる:不純物の少ないクリアアイスを使うと、雑味が抑えられます。
適温で飲む:冷やしすぎず、やや常温に近い温度で飲むと香りが開きやすくなります。
結論:山崎ノンエイジはまずいのか?
「山崎ノンエイジはまずい」と言われる理由の多くは下記があげられます。
- 熟成年数が若くアルコール感が目立つ
- 価格が高騰しておりコスパが悪いと感じる
- 山崎シリーズへの過度な期待
しかし、香りや味わい自体はしっかりと山崎らしいフルーティーさを感じることができ、ハイボールやロックで楽しむ分には十分に美味しいウイスキーです。
「まずい」と感じてしまった方も、ぜひ飲み方を変えてもう一度試してみてください。新たな魅力を発見できるかもしれません。
ただ残念なことに手に入らない。
売ってても定価の倍で売られていたりで買えないのが当たり前になっているのが残念なところです。
どうしても飲んでみたい方はバーに行くか、自分の許せる範囲内の価格で購入してみて下さい。
少し前にはなりますが、ちなみに定価で見つけた店舗はイオンさんとやまやさんです。
やまやさんやイオンさんでも父の日などのイベント事が近くなった頃が狙いめですので狙って行ってみて下さい。
あとはコンビニでミニボトルの入荷がたまにあるくらいです。
【関連リンク】山崎180定価ミニボトルどこで売ってる?セブン・ファミマ等入荷情報
過去の記事でも山崎などを購入できる方法を書いてますのでぜひご覧になってください。
【関連リンク】ふるさと納税おすすめウイスキー|狙い目は厚岸・山崎・竹鶴・響?
品薄・高騰している理由
原酒の量が不足しているから
なぜここまで、品薄、価格が高騰するのかについて単純に市場に出回っている原酒の量が不足しているからです。
たとえば、山崎12年であれば、12年ものあいだウイスキーを熟成させないと作れません。
仮に、需要があってウイスキーを増産するとしても、市場に売りに出されるのは12年の時間を要するのです。
その間に、注文が増えたら市場に売りに出すケースもあるようですし、必然的に原酒の数量が少なくなっていきます。
ウイスキーのブームが増えたから
ウイスキーのブームが増えたのも原酒不足の要因の一つです。
もともと、ウイスキーは下火だったこともあり、製造を絞っていました。
それがここへきてハイボール人気の関係もありウイスキーが流行り、日本でも世界でもウイスキーが飲まれるようになってきました。それが山崎ウイスキーの品薄につながっているともいわれています。
「山崎ウイスキー」の価格と価格推移
山崎ウイスキーですが、シリーズによって価格が違います。
山崎ノンエイジ品であれば現在約4,000円ほどで購入できます。山崎12年物であれば価格は約8,500円ほどに値上がります。
製造されているシリーズのものは、そこまで値段が高騰することはないのですが、製造が終了しているものは年々値段が高騰している傾向にあります。
どれくらい高騰しているのか?
山崎25年を例に解説をします。
1984年に発売されたシングルモルトウイスキーになります。
定価は700mlで125,000円ともともと高いです。Amazonの市場で売りに出されている年度別の推移を見るだけでも恐ろしい程に高騰していることが分かります。
ジャパニーズウイスキーの注目度にもよるようですが山崎ウイスキーは上がりやすい傾向にあるようです。
※山崎25年Amazonの新品価格相場
2013年 | 148,000円 |
2014年 | 152,230円 |
2015年 | 360,000円 |
2016年 | 360,000円 |
2017年 | 468,000円 |
2018年 | 780,000円 |
2019年 | 799,900円 |
2020年 | 820,000円 |
2021年 | 1,470,000円 |
2022年 | 1,800,000円 |
2023年 | 1,550,000円 |
2024年末 | 1,800,000円 |
【関連リンク】今買うべき値上がりしそうな入手困難国産ウイスキーランキング10選
世界のオークション落札額もすごい
香港「山崎50年」1本3250万円で落札
香港のオークションで山崎50年が3250万で落札されたってまじ?笑
— ふじもん (@773loveFujimon) January 31, 2018
限定150本だったとはいえ当初は100万だったよな?
これ持ってる人絶対売る人増えるな‥‥
どんな金持ちだよ‥‥そもそも100万ですら買っても飲みたくない笑 pic.twitter.com/LMXbv8t0UJ
定価で買えるか?
正直、いまの山崎ウイスキーを定価で購入するのはかなり厳しいです。
デパートや大きなお酒を取り扱っているお店などでは間違いなく山崎ウイスキーは入ってきません。
そういうところと比べ、小さい酒屋さんなんかにこまめに足を運んでいると出会う確率があるようです。
ノンエイジの商品については、量販店でも取り扱っているケースがあるので、定価で購入できるかもしれませんが、年代物はまず無理です。
オークションなどで定価で出品されているケースもかなりレアですので、見つけたら即購入されることをお勧めします。
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「山崎ウイスキー」の魅力や評判
山崎のウイスキーはなぜそこまで人気なのか、それは日本の名水で作られていて、日本の職人が生み出した丁寧でおいしい綿密な味になっているからだといわれています。
海外のウイスキーの特徴として、「個性」というものがあります。
これは、とげとげしい、あるいは荒々しい味をしていて、それがおいしいのですが他のお酒に比べるとクセが強く、飲みにくいと感じる方もいるかもしれません。
それと比べて「山崎」というウイスキーは、やさしく、穏やかで、いままでのウイスキーの印象を大きく変えました。
上質、鮮麗されており、優雅さも感じられる、そんなウイスキーが山崎ウイスキーです。
シリーズを通して、山崎ウイスキーは甘い果実のようなフルーティーな香りがします。
パイナップル、ベリーといった甘くおいしい果実のような香りがするのが山崎ウイスキーの味わいの一つとなっています。
口に入れると柔らかで、舌全体に芳醇なウイスキーの味を感じることができる、高級なお酒です。
日本だけでなく海外でも人気のウイスキーであり、山崎を求めて世界の愛好家が日本へ来ることもあるそうです。
世界的権威のあるコンテストでの受賞も数多く、世界レベルでもトップクラスのウイスキーです。
「山崎蒸留所」の特徴について
山崎ウイスキーを語るうえで外せないのが「山崎蒸留所」です。
場所は、大阪府三島郡島本町山崎5丁目にあり、この地名から山崎という名前がついています。
ウイスキーは水で決まるといわれているほど、製造場所の水質が重要です。
製造元であるサントリーは、大阪にあるこの山崎という土地に目を付けました。
ここには「水生野」と呼ばれる名水が流れる土地であり、古くは千利休が最高のお茶をたてるのにこの場所に茶室を設けたともいわれている日本でも随一の場所になります。
1923年にサントリーの前社である寿屋がここにウイスキーの蒸留所として開設したのが山崎ウイスキーが生まれたルーツとなっています。
#山崎蒸留所
— モルトmkt (@mkt35143728) January 20, 2020
ウイスキーラバーズ名古屋からの山崎蒸留所です😊
蒸留所見学ツアー、そして山崎25年、白州25年が飲めて大満足です🥃😋#ウイスキー#TWLC pic.twitter.com/reoh5K5zuQ
「山崎ウイスキー」の歴史
「山崎蒸留所」でも話した通り、蒸留所が開設されたのは1923年です。そこから山崎ウイスキーの歴史が始まりました。
当時社長であった井信治郎さんは、ウイスキーについて海外のほうが先行していることを知り、スコットランドでウイスキー製造を学んだ竹鶴政孝さんを会社に招き入れます。
そこからウイスキーの本格製造がスタートし6年の歳月を経て日本で初めてとなるウイスキー、「白札」を製造します。ただ、日本のウイスキーが受け入れられることがかなり難しく日本人でもおいしいと感じる日本へ向けたウイスキーを作ろうという取り組み、60年の研究の元「山崎12年」が誕生しました。
いまでこそ、世界に通用するウイスキーとなりましたが最初は世界はおろか日本でも飲まれないお酒だったのです。
「山崎ウイスキー」シリーズ、種類・味わいの違いは?
山崎 12年
12年物のウイスキーでノンエイジと比べると、少し茶色がかっている印象です。
寝かせれば寝かせるほど、味の濃厚さ、複雑さが変化し、12年物は特に香りが良いともいわれています。甘い香りがグラスに注いだ瞬間に香ってきて最高のウイスキーを感じることができます。
山崎 18年
12年ものとの違いは、原酒をバッティングさせ古樽でしっかりと熟成されているのがポイントです。
12年でも感じれるのですが、バニラ、そしてレーズンの香りがより強く、熟成したブランデーの感じを口いっぱいに感じることができます。深み、そして爽やかさを感じれるウイスキーです。
山崎 25年
年間の生産数が1200本という希少性、販売したら即売り切れというレアウイスキーです。
色見は18年よりも濃く、グラスに注ぐと琥珀色をした美しいカラーが印象的です。
香りは複雑で軽くスモーキーさもあり、マイルドな香りが特徴であり、しっとりとした重厚な味を舌いっぱいに感じることができます。
山崎ミズナラ 2017 EDITION
山崎18年 ミズナラ 2017 EDITION🔥👏 pic.twitter.com/weZB3LoNST
— バナナ 帯広⇔東京 (@dbananaj) December 29, 2022
2017年に発売した山崎ウイスキー18年の特別モノです。
定価は1本108,000円で限定200本という数で販売されたかなりのレアウイスキーです。
他の山崎ウイスキーと違いミズナラの木でできた樽をつかって作られたウイスキーで、味や香りがココナッツやマーマレードのような甘い香りがするのが特徴です。
18年よりもさらにスモーキーで、すこし酸味があるのも特徴のひとつです。
山崎 50年
銀座SIXに展示されてる山崎50年ボトル8千8百万円ですって😆 pic.twitter.com/k7JIPkZLAD
— わきまえなさすぎ🙋🏻♀️Nancy🌿💚🌈 (@420Nancy_Dayo) March 31, 2024
発売されることがめったにないといわれている山崎ウイスキーの中でもかなりプレミアムなウイスキーです。
1本あたり100万円はくだらないといわれるほど、価格が高騰していて愛好家からは喉から手が出るほど欲しいウイスキーです。
ネットでもテイスティングの情報が上がってないほどですが、ウワサによれば力強く、香りも重厚だといわれています。それだけの価格なので、飲むよりも、持っておきたいと思っている方が多いのかもしれません。
おいしい飲み方
シリーズによって、おすすめの飲み方が違いますが、基本的にはストレートかロックで飲むのが一番山崎ウイスキーを堪能できるともいわれています。
ウイスキーの繊細な味を楽しむことができるので、オススメです。他にも、水割りやハイボールでもおいしく飲めるので、一番良いのは自分が飲みたい方法で飲むのが良いと思います。
合う料理やおつまみ
山崎ウイスキーの味を楽しみたいのであれば、シンプルなおつまみがオススメです。
ナッツや、クラッカーなど味がシンプルなほどウイスキーのしっかりした味を楽しむことができます。
サーモンにオニオンサワーを付けたサワークリームサーモンもオススメです。
においの強いおつまみだとウイスキーの香りが死んでしまうかもしれないので注意してください。
まとめ
「山崎ノンエイジ まずい」と言われる理由の多くは、
- 熟成年数が若くアルコール感が目立つ
- 価格が高騰しておりコスパが悪いと感じる
- 山崎シリーズへの過度な期待
しかし、香りや味わい自体はしっかりと山崎らしいフルーティーさを感じることができ、ハイボールやロックで楽しむ分には十分に美味しいウイスキーです。
「まずい」と感じてしまった方も、ぜひ飲み方を変えてもう一度試してみてください。新たな魅力を発見できるかもしれません。
山崎ノンエイジを理解し、美味しい飲み方や評価を知ることで、ウイスキーの楽しみ方がより広がるでしょう。
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