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ウイスキーの種類と味の違いを徹底解説!初心者でもわかる選び方ガイド

ウイスキーの種類と味の違いを徹底解説!初心者でもわかる選び方ガイド

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ウイスキー種類と味の違い徹底解説

世界中で愛されるウイスキー。日本でもハイボールブームをきっかけに、ウイスキーに興味を持つ方がぐっと増えました。

しかし、いざ選ぼうとすると「種類が多すぎて、どれが自分に合っているのかわからない…」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ウイスキーの種類や特徴、味わいの違いについてわかりやすく解説します。

5大ウイスキーをはじめ、産地や原料・熟成の違いによって生まれる個性を丁寧に紹介しているので、ウイスキー初心者の方も安心して読める内容になっています。

お気に入りの一本と出会うためのヒントがきっと見つかるはずです。

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ウイスキーの基本情報|ブランデーとは何が違う?

ウイスキーは穀物を原料とした蒸留酒

ウイスキーを知るためには、まずはウイスキーがどのような飲み物であるのかを知っておきましょう。

ウイスキーはアルコール飲料の一種で、穀物を原料とした蒸留酒に該当します。基本的には以下の条件を満たすものがウイスキーと呼ばれます。

ウイスキーの定義

ウイスキーの定義

  • 原料に大麦・ライ麦・トウモロコシなどの穀類を使用
  • 糖化・発酵・蒸溜を行って造った「蒸溜酒」である
  • 木製の樽に貯蔵し、熟成させている

ウイスキーは世界中で作られており、地域によって原料や製法に違いがあります。例えば穀物といっても、大麦を原料にしたモルトウイスキー、とうもろこしがベースになるグレーンウイスキーなどその種類はさまざまです。

豊富な種類のあるウイスキーは、産地や銘柄ごとに味わいがそれぞれ異なるのが特徴です。

ブランデーとの違いは?

ウイスキーとよく比較される飲み物に「ブランデー」が挙げられます。

ブランデーは蒸留酒という点では同じですが、ウイスキーとは違い果実を原料としているのがポイントです。ウイスキーとブランデーは違う飲み物になるので覚えておきましょう。

基本的にウイスキーの方が原料由来の味わいを楽しむお酒と言われており、それに対しブランデーは香りそのものを楽しむようなお酒であるという違いがあります。
【関連リンク】コニャックやヘネシー等ブランデーのおすすめ美味しい飲み方はコレ

ウイスキーの味はこう決まる|影響する5つの要素

ウイスキーの種類を見分けるためには、味わいに影響する5つの要素について知っておきましょう。

ウイスキーは非常に奥が深く、水・原料・ピート・蒸溜方法・樽熟成に何が選ばれるかで味わい・香りが変わってきます。それぞれ詳しく解説していきます。

仕込み水

仕込み水

仕込み水とは、その名の通りウイスキーの仕込みに使われる水を指します。どのような水が選ばれるかによって、ウイスキーの味わいや口当たりが大きく変化します。基本的にミネラルの多い水で仕込むほど酵母の動きが活発になると言われています。

そのためウイスキーの蒸留所は、基本的に良い水が摂れる場所の近くに建てられることが多いです。

日本でも、ニッカウイスキーの余市蒸留所やサントリーの山崎蒸留所など、名水のある場所を選んで建設されたウイスキー蒸留所が多数あります。

原料

原料

穀物を使って作られるウイスキーですが、穀物と言っても種類はさまざまでそれぞれに味が異なります。

ウイスキーに使われる穀物は大麦麦芽(モルト)・とうもろこし・小麦・ライ麦などが有名です。

国や地域によって育てやすい穀物が違うため、ウイスキーの産地によって作られるウイスキーの種類にも差が生まれます。
【関連リンク】ウイスキー原料一覧。とうもろこしバーボンの原材料やビールの違い

ピート


ピートは、ウイスキーの中でも最も有名な“モルトウイスキー”を作る際に使われる泥炭のことを指します。泥炭(ピート)を使って大麦麦芽を乾燥させるのがモルト造りの基本です。

なおウイスキーごとに使われるピートの種類や量、焚く時間が変わってきます。中にはピートを使わずに作られるウイスキーもあります。

ピートを用いて作られたウイスキーは、独特のスモーキーな香りがするのが特徴です。ウイスキーの個性を大きく印象付けるものとなります。
【関連リンク】ピート香・泥炭とは?ピート臭最強おすすめウイスキー計11選

蒸留方法

蒸留方法
↑アイラ島単式蒸留機

ウイスキーの蒸留には、単式蒸留機(ポットスチル)が使われる場合と連続式蒸留機が使われる場合があります。蒸留機の形状や蒸留方法・回数で味わいに変化が生まれます。

基本的に単式蒸留機(ポットスチル)での蒸留は原材料の香りが残りやすく力強い味わいになり、反対に連続式蒸留機での蒸留はクリアでライトな味わいになると言われています。

熟成樽

熟成樽

ウイスキーは蒸留後、木樽で一定期間熟成されます。

この時にどのような樽を使い熟成するかで、ウイスキーの香りが変わってきます。またどれだけの期間熟成させるかも、ウイスキーの味わいや風味を決める重要な要素となります。

あえて内側を焦がして香りづけする場合や、ワインカスクなど別のお酒の香りをウイスキー熟成に使う場合もあります。
【関連リンク】ミズナラ樽ウイスキーの特徴は?山崎やシーバスリーガル等人気7選

【種類の見分け方①】5大ウイスキーなど生産国による違い

5大ウイスキーなど生産国による違い
ウイスキーにはたくさんの種類があります。違いを知るには、まずは生産国を意識してみるのがおすすめです。

種類 生産国(地域) 特徴・味わいの傾向 代表銘柄例
スコッチウイスキー スコットランド ピート香によるスモーキーな風味。
地域ごとに味わいに違いがあり、シングルモルトやブレンデッドなど多彩。
ザ・グレンリベット
ボウモア
アードベッグ
アイリッシュウイスキー アイルランド ピートを使わないことが主流。
軽やかでなめらか、穏やかな味わい。
ジェムソン
ブッシュミルズ
タラモアデュー
アメリカンウイスキー アメリカ(主にケンタッキー) >バーボン、ライ、コーンなど種類が豊富。
甘みがあり、荒々しく力強い味わい。
メーカーズマーク
ジムビーム
ワイルドターキー
カナディアンウイスキー カナダ ライトな酒質でクセが少なく、スムーズ。
カクテルベースにも適しており、幅広く親しまれている。
カナディアンクラブ
クラウンローヤル
ジャパニーズウイスキー 日本 スコッチの製法を基に、日本人好みの繊細でバランスの取れた味。
ミズナラ樽熟成の独自性も評価されている。
山崎
余市
イチローズモルト
台湾ウイスキー 台湾 高温多湿の気候で熟成が早く進む。
フルーティで多層的な香りが魅力。
カバラン
インドウイスキー インド シングルモルトが増加傾向。
トロピカルな風味やスパイシーさが特徴。
アムルット
フランスウイスキー フランス ブドウ由来の香りや、ワイン樽熟成による芳醇な香りが魅力。 バスティーユ1789

ウイスキーは作られる国によって、原材料や味わいに大きな違いがあります。ウイスキーが有名な国は5つあり、「世界5大ウイスキー」と呼ばれ以下のような特徴を持ちます。

スコッチウイスキー


スコッチウイスキーはスコットランドで作られるウイスキーです。ウイスキーの名産地と呼ばれており、全世界でのシェア率が非常に高いです。

ピート香のあるスモーキーな味のウイスキーがメインで、蒸留所ごとに個性豊かな味わいをしているのが特徴です。シングルモルトウイスキーやブレンデッドウイスキーなど豊富な種類のウイスキーが作られています。

スコッチウイスキーの代表銘柄

なおスコットランドの中でも、エリアによって作られるウイスキーには違いがあります。

スコッチには6つの代表的なエリアがあり、作られるウイスキーにはそれぞれ以下のような特徴があります。

スコッチ6つの代表的なエリア

  • スペイサイド・・・フローラルでフルーティ。クセがなく、飲みやすいウイスキーがトレンド。
  • ハイランド・・・蒸溜所が非常に多くウイスキーも多岐にわたる。バランスの取れた味わいが多い。
  • ローランド・・・ライトでクリアな味わいがメイン。グレーンウイスキーの蒸溜所が多いのも特徴。
  • キャンベルタウン・・・ハイランド南西の半島にある。稼働数は少ないが塩っぽくスパイシーなウイスキー。
  • アイランズ・・・本土からは海を隔てた島々。個性的な蒸溜所が多い。
  • アイラ島・・・ピート(泥炭)を炊き込んだ銘柄が多く、コアなファンがいる。

スコッチウイスキーの詳細やおすすめ銘柄は以下の記事にまとめています。ぜひ参考にしてください。
【関連リンク】スコッチウイスキーの産地地域による違いとは?おすすめ人気銘柄15選

アイリッシュウイスキー


アイリッシュウイスキーはアイルランドで作られるウイスキーのことです。一説によるとウイスキーが誕生したのはアイルランドだと言われていて、長い歴史を誇ります。

アイリッシュウイスキーは基本的にピートを焚かないのが主流で、軽く穏やかな味わいです。歴史の中で一度生産が減ってしまっていましたが、近年活動を再開する蒸留所も増えてきておりこれから再発展していくことが予想されています

アイリッシュウイスキーの代表銘柄

  • ブッシュミルズ
  • タラモアデュー
  • ジェムソンスタンダード など

アイリッシュウイスキーの詳細やおすすめ銘柄、飲み方については以下の記事をぜひ参照してください。
【関連リンク】アイリッシュウイスキーの特徴とは?歴史・製法・おすすめ銘柄まで徹底解説

アメリカンウイスキー


アメリカで作られるウイスキーをアメリカンウイスキーと呼びます。

地域や原料・製法によってバーボンウイスキー、ライウイスキー、コーンウイスキーなど多彩な種類があります。

アメリカンウイスキーの代表銘柄

アメリカは夏は暑く冬は寒いという環境のため、厳しい季節変化を乗り越えた独特の荒々しい味と甘味を持つものが多いです。
【関連リンク】アメリカンウイスキーとは?高級バーボンや種類・おすすめ銘柄10選

カナディアンウイスキー


カナディアンウイスキーは、アメリカの隣国カナダで作られるウイスキーです。

カナディアンウイスキーの代表銘柄

カナダのウイスキーは非常にライトな酒質で、クセが少なく飲みやすいのが特徴です。

個性が少ないため初心者にも人気で、ハイボールカクテルベースに使われることも多いです。
【関連リンク】カナディアンウイスキーとは?C.C.など種類やおすすめ銘柄10選

ジャパニーズウイスキー


ジャパニーズウイスキーは日本で作られるウイスキーです。

基本的にはスコッチをお手本に作られていますが、日本人の舌に合わせてより繊細な味わいをしているのが特徴です。スモーキーでありつつもソフトな印象で、「ミズナラ樽」の熟成ウイスキーは特に世界的にも評価が高いです。

ジャパニーズウイスキーの代表銘柄

10年以上前まではスコッチに比べ劣るとされていたものの、ここ10年ほどは世界的にブームであり高騰化しているのもジャパニーズウイスキーの特徴です。

原酒不足により終売・休売となっている銘柄が多く、入手困難でプレ値のついた銘柄も多くあるため市場では争奪戦になっています。
【関連リンク】1億超有サントリー山崎含ジャパニーズウイスキー買取ランキング高い順8選

 

そのほか新興産地のウイスキー


世界5第ウイスキーにばかり注目が集まりがちですが、近年はそれ以外のエリアのウイスキー造りもレベルが上がってきています。

 

代表的なのは台湾・インド・フランスあたりです。

  • 台湾・・・温暖湿潤な環境下のウイスキーで、熟成が早く進むのがポイント。多彩な樽を利用した豊富な味わいが楽しめる。「カバラン」が有名
  • インド・・・かつては廃糖蜜を原料としたウイスキーが作られていたが、近年ではシングルモルトも増加傾向。「アムルット」が有名
  • フランス・・・ウイスキーの消費量が多い国で、製造にも力を入れ始めている。ブドウの香りが楽しめる「バスティーユ1789」などが知られている

【種類の見分け方②】シングルモルトなど原材料による違い

シングルモルトなど原材料による違い

同じ生産国のウイスキーでも、どのような原材料が使われているかで味わいは大きく変わります

例えば日本やスコッチの場合、代表的なものには「モルトウイスキー」があり、そのほかモルトとグレーンをあわせた「ブレンデッドウイスキー」も流通量が多いです。

例えばシングルモルトウイスキーは、大麦麦芽(モルト)を原料に造られるウイスキーのうち、単一の蒸留所のみの原酒を使用して造られるものを指します。使われる原酒が単一の蒸留所ではない場合は、単純に「モルトウイスキー」と呼ばれます。

単式蒸留機で2〜3回の蒸留をして製造されるウイスキーで、個性豊かな味わいで多くの愛好家からの人気を集めています。蒸留所ごとに個性が異なるので、違いを比べてみるのもきっと面白いはずです。
【関連リンク】日本とスコッチ別シングルモルトウイスキー。種類や飲み方おすすめ酒

なおモルトウイスキーがモルトのみで造られるのに対し、ブレンデッドウイスキーはモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドし味を整えたウイスキーを指します。

グレーンウイスキーはとうもろこしベースのさっぱりした味わいで、これを混ぜることにより個性豊かなモルトが飲みやすくバランスの取れた味わいになります。

またこのほかアメリカやカナダには、コーンで作られるウイスキーやライ麦で作られるウイスキーなども存在します。

シングルモルト山崎などのように、ウイスキーのラベルや名前を見るとどのような種類のウイスキーかがわかります。背面ラベルに原料が書いてある場合もあります。

原材料の違いを知り、どのようなウイスキーなのかを知ると良いでしょう。
【関連リンク】ウイスキー原料一覧。とうもろこしバーボンの原材料やビールの違い

【種類の見分け方③】12年や25年など熟成年数による違い

12年や25年など熟成年数による違い

樽の中で熟成され、味わいの成長を遂げていくウイスキー。熟成年数による違いも、ぜひチェックしておきたいポイントです。

例えば山崎の場合、山崎NV・山崎12年・山崎18年・山崎25年といったボトルが存在しています。このNVや12年といった表記は、熟成年数による違いを表しています

NVはノンヴィンテージのことで、ノンエイジと表記される場合もあります。年数表記のないウイスキーであり、この場合は原酒の熟成年数による縛りはありません。

そのため幅広い年代の熟成原酒が使えることになり、価格は安めであることが多いです。ただし年数表記のないウイスキーにも、実は年代ものの原酒が使われていることもあり、この場合は価格が高額になります。

これに対し12年や25年など年数表記があるウイスキーは、使える原酒の年数が決まっています。例えば12年と書かれたウイスキーの場合は、中に使われる原酒は最低12年以上熟成されている必要があります

基本的にウイスキーは熟成年数が長くなればなるほど、製造には手間がかかりそれだけ高級品扱いになります。熟成期間が何十年と長いウイスキーには、数十万円〜という価格がつけられることもあります。

熟成期間の長いウイスキーは角が取れ、円熟された味わいになります
【関連リンク】終売続く山崎ウイスキーYAMAZAKI DISTILLERY GIFT SHOPでも定価購入は無理?

【種類の見分け方④】シェリーやミズナラなどカスクの違い

シェリーやミズナラなどカスクの違い

貯蔵や熟成に使われる樽や蒸留器の違いも、ウイスキーの味わいに大きく影響するポイントです。特に同じ名前のウイスキーでも、熟成樽による違いは味わいに大きな変化をもたらします

ウイスキーの熟成樽は「カスク」とも呼ばれます。樽に使われる木材やサイズ、そして内側の処理の仕方などで味わいに変化が現れます。

ウイスキーの樽(カスク)には以下のようなものがあります。

樽の種類
特徴
バーレル
  • 容量180L前後
  • アメリカンホワイトオークで作られる
  • 内側を強く焼き、バーボンなどの熟成に1回使われた樽
ホグスヘッド
  • 容量230L前後
  • バーボン樽を一度解体し、胴回りをやや大きく組み直したもの
  • 大きい鏡板があるのが特徴的
パンチョン
  • 容量480L前後
  • アメリカンホワイトオークやコモンオークが主流
  • ずんぐりした形で熟成がゆっくり進む
シェリー樽
  • シェリー酒の熟成に一度使われた樽のこと
  • 独特の香りと豊かな味わいに仕上がる
  • 近年は希少価値が増し、シェリー樽ウイスキーは高級に
ミズナラ樽
  • 日本産オーク=ミズナラを樽材に使用
  • 20世紀半ばの日本で使われるようになった
  • 伽羅や白檀のようなオリエンタルな香りを生み出す

例えばスコッチウイスキーの代表銘柄ザ・マッカランの場合、同じ12年ものでも「ザ・マッカラン12年」「ザ・マッカラン ダブルカスク12年」といったボトルが存在しています。これは使用されるカスクの違いによるものです。

スタンダードなマッカランはシェリーオークとも呼ばれており、こちらはスパニッシュオークのシェリー樽が100%で作られています。これに対しダブルカスク12年には、ヨーロピアンオークとアメリカンオークという2種類の原酒が使われます。

また終売・休売品の中には「ザ・マッカラン ファインオーク12年」「ザ・マッカラン トリプルカスク12年」というボトルも存在し、これにはヨーロピアンオーク・アメリカンオークのシェリー樽に加えバーボン樽原酒も使われます。
【関連リンク】マッカラン200周年でも話題!12年18年25年等定価の値段と今後の価格

もちろんマッカラン以外の銘柄にも、樽の違いはあります。中には一度熟成された原酒を別の樽に移し替え、追加熟成を行ったウイスキーなども存在します。

ウイスキー樽の違いはややこしいですが、好みの樽を見つけておくと味わいの方向性がわかりやすくなり、ウイスキー選びで失敗しにくくなります。

好きなウイスキーがわからないという方は、バーや飲食店で樽の違いを意識しながらウイスキーを飲み比べてみるのもおすすめです。

ウイスキーの選び方|飲みやすさや価格帯をチェック

ウイスキーの選び方|飲みやすさや価格帯をチェック
ウイスキーはその種類や味わいが多様なため、自分に合った一本を選ぶのが難しいと感じる方も多いかもしれません。

ここでは、初心者にもわかりやすい「飲みやすさ」「風味」「価格帯」という3つの視点から、ウイスキーの選び方を解説します。

飲みやすさで選ぶ

ウイスキーに慣れていない方や、これから飲み始めたいという初心者には、「飲みやすさ」を重視した選び方がおすすめです。

例えば、バーボンウイスキーはトウモロコシ由来のほんのりとした甘みがあり、ストレートやハイボールでも親しみやすい味わいです。

また、アイリッシュウイスキーは3回蒸留によるなめらかでマイルドな口当たりが特徴で、飲みやすさでは随一。

初心者がウイスキーの世界に入る最初の一本として非常におすすめです。

風味で選ぶ

風味の好みでウイスキーを選ぶのも、楽しみ方のひとつです。ウイスキーは原料や製法、熟成環境によって、まったく異なる味わいを生み出します。

  • スモーキーな風味が好きな方には、ピート香が際立つスコッチウイスキー(特にアイラモルト)がおすすめです。
    ラフロイグやアードベッグなどは、個性の強さが光る一本です。
  • 甘さやまろやかさを重視する方には、バーボンウイスキーがぴったり。
    バニラやキャラメルのような香りが広がり、デザートのように楽しめます。
  • 繊細でバランスの取れた味わいを求めるなら、ジャパニーズウイスキーがおすすめ。
    柔らかく、どんな料理とも調和しやすいのが特徴です。

風味の好みは人それぞれなので、最初は少量から試せるミニボトルやテイスティングセットを活用するのも◎です。

価格帯で選ぶ

ウイスキーは高級なイメージを持たれがちですが、手頃な価格でも十分に美味しい銘柄が数多く存在します。

目的やシーンに応じて、価格帯から選ぶのも賢い方法です。

  • 2,000円~3,000円台:デイリーに楽しめる入門向けウイスキーが豊富。ジェムソン、ジムビーム、ブラックニッカなど。
  • 4,000円~7,000円台:個性豊かで、香りや余韻もしっかり感じられる本格派が増えてきます。山崎NA、白州、バランタイン12年など。
  • 10,000円以上:ギフトや特別な日にふさわしい高級ウイスキー。長期熟成品や限定ボトルなど、希少性の高い銘柄が揃います。

「コスパ重視」ならアイリッシュやアメリカンウイスキー、プレミアム感を求めるならスコッチやジャパニーズウイスキーといったように、種類と価格帯を掛け合わせて選ぶと、より満足度の高い1本に出会えるでしょう。

ウイスキーの飲み方|種類ごとに合うおすすめは?

ウイスキーの飲み方|種類ごとに合うおすすめは?
ウイスキーは種類によって味わいや香りが大きく異なるため、飲み方を変えることでその魅力をより一層引き出すことができます。

ここでは、代表的なウイスキー4種のおすすめの飲み方と、その理由を詳しくご紹介します。

スコッチウイスキーの飲み方

スコットランド発祥のスコッチウイスキーは、ピート(泥炭)由来のスモーキーな香りが特徴的。味わいの奥行きが深いため、まずはストレートでじっくりと香りと余韻を楽しむのがおすすめです。

また、ピート香が強いタイプはオン・ザ・ロックにすることでまろやかさが増し、スモーキーさが柔らぎます。

水割り(トワイスアップ)にすると、隠れていた香りが開き、より繊細な風味を感じやすくなります。テイスティング感覚で、少しずつ飲み方を変えて比べてみるのも楽しみ方のひとつです。

バーボンウイスキーの飲み方

アメリカ・ケンタッキー州などで造られるバーボンウイスキーは、トウモロコシを主原料にした甘みと、バニラやキャラメルのような風味が魅力。まろやかで親しみやすい味わいのため、ロックやハイボールで飲むのが人気です。

特にハイボールにすることで、バーボンの甘さと爽快感が絶妙にマッチし、食中酒としても楽しめます

暑い季節にはミントを添えて「ミントジュレップ」として味わうのもおすすめです。

アイリッシュウイスキーの飲み方

アイルランド産のアイリッシュウイスキーは、3回蒸留による滑らかな口当たりと、穏やかな風味が特徴です。クセが少なく軽やかなため、ウイスキー初心者にもおすすめされることが多い種類です。

そのままストレートで楽しむのはもちろん、ロックにするとより爽やかで飲みやすくなります。

また、冬の定番「アイリッシュコーヒー」として、コーヒー・砂糖・生クリームと合わせて飲むアレンジも人気。食後のリラックスタイムにぴったりです。

ジャパニーズウイスキーの飲み方

ジャパニーズウイスキーの飲み方
ジャパニーズウイスキーは、スコッチウイスキーの影響を受けつつも、日本の繊細な味覚に合わせたバランスの良い風味が特徴。

特に水や気候など、自然条件に恵まれた日本ならではの滑らかで透明感のある味わいが楽しめます。

その魅力を最大限に楽しむには、ストレートやロックで、温度変化による香りの広がりをじっくり楽しむのが理想的ハイボールにすると清涼感が増し、和食や天ぷらなどの繊細な料理とも好相性です。

季節やシーンに応じて、飲み方を変えて楽しめるのもジャパニーズウイスキーの魅力です。
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まとめ

ウイスキーは、産地・原料・製法・熟成年数・熟成樽など、さまざまな要素によって味わいが大きく変化します。

その違いを知ることで、より深くウイスキーの世界を楽しめるようになります。

まずは自分の好みに合いそうな種類を見つけて、少量から試してみるのもおすすめです。

気に入ったウイスキーを見つけたら、その産地や原料、熟成法に注目して他の銘柄にもトライしてみましょう。

初心者でも楽しめる飲み方や選び方を知っておけば、ウイスキーの奥深さがさらに広がっていきます。

この機会に、あなただけの“お気に入りの一杯”を見つけてみてください。

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