韓国ドラマやK-POPの影響でますます注目を集める“韓国のお酒”。
なかでもチャミスルやマッコリなどは、「名前は聞いたことあるけど、どんな味?どう楽しめばいいの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
実は韓国酒には、日本のお酒とはひと味違う魅力があります。飲みやすいフルーティーな味わいや、伝統文化が息づく飲み方など、知れば知るほど奥深い世界が広がっています。
本記事では、韓国で親しまれている代表的なお酒の種類や飲み方、人気銘柄の特徴、日本で楽しむ方法までをわかりやすく解説!
韓国のお酒に興味がある方はもちろん、これからトライしたいという方にもおすすめの内容です。
韓国ブームでお酒も人気に
近年、若い女性を中心に継続している「韓国ブーム」。メイクやファッションなどが人気ですが、実はお酒文化にも注目が集まっています。
「梨泰院クラス」のような韓国ドラマではお酒が飲まれるシーンが映されることも多く、韓国のお酒は若い世代から圧倒的な支持を得ています。
韓国のお酒はカロリーが低いと言われており、韓国焼酎やマッコリなどダイエットを気にされる方にとって親しみやすいお酒が多いです。
味わいもフルーツフレーバーなど飲みやすいタイプのものが増えてきており、ビールや日本酒などが苦手な層からも飲み会で楽しめるお酒として人気が高いです。
コンビニやスーパーなどで気軽に購入できる韓国酒が増えてきているため、宅飲みやホームパーティーで韓国酒が採用されるようなシーンも増えつつあります。
韓国のお酒文化の魅力を知ろう
韓国のお酒にまつわる歴史と伝統
韓国のお酒の起源
韓国のお酒の歴史は古く、三国時代(紀元前1世紀〜紀元後7世紀)にはすでに酒造りが行われていたとされています。
とくに米や麦などの穀物を使った自然発酵酒「マッコリ」は、庶民の間で親しまれてきた伝統酒の代表格です。
農村では収穫の祝いや儀式の際に酒を仕込み、神様や祖先に感謝の気持ちを込めてお酒を捧げる文化も根付いています。
韓国の伝統酒は、単なる嗜好品ではなく、人と人、そして自然とのつながりを深める重要な存在だったのです。
地域ごとの特色
韓国には地域ごとに異なる伝統酒の製法と味わいがあります。
たとえば、京畿道のイファジュ(梨花酒)は花の香りが漂う華やかな味わいが特徴で、慶尚道では「安東焼酎」という蒸留酒が古くから作られています。
また、済州島のハルラサン焼酎は火山水を使った爽快な口当たりで、観光客からも人気。各地で育まれた独自の酒文化は、韓国旅行での楽しみのひとつでもあります。
現代の韓国のお酒文化
Kカルチャーとお酒
現代の韓国において、お酒は単なる飲み物ではなくKカルチャーの一部としても注目されています。
K-POPアイドルがCMに登場することで、チャミスルやジョウンデーなどのブランドが一躍若者の間でブームに。また、韓国ドラマの“飲みのシーン”が視聴者にリアルな日常感を与え、韓国のお酒に興味を持つきっかけにもなっています。
SNSでも「#チャミスル」や「#宅飲み韓国」などのハッシュタグが人気で、お酒を通じたカルチャー体験が日本でも広がっています。
若者の間で人気のお酒
最近の韓国では、低アルコールで飲みやすいフレーバー焼酎が若者を中心に人気を集めています。マスカット・ピーチ・ザクロなど多彩なフレーバーは、従来のお酒が苦手だった層にも好評。
さらに、ビジュアル映えするパッケージや、かわいらしいショットグラスなど、“映え”を意識したトレンドも拡大中です。
こうした現代のお酒は、ただ酔うためではなく、「楽しむ」「共有する」ことに重点を置いており、友人同士のコミュニケーションツールとしての役割も担っています。
韓国文化とお酒の関係!お酒が飲める年齢は何歳?
世界有数のアルコール消費国で飲酒文化が盛ん
韓国とお酒は切っても切れない間柄にあります。
実は韓国は世界と比べても、アルコールの消費量が多い国です。2018年のWHOの調べでは韓国人1人あたりのアルコール消費量は10.2Lとなっており、日本(8L)やアメリカ(9.8L)などと比べてもお酒の消費量が多いことがわかります。
特に焼酎・ウイスキーなどの蒸留酒の消費量に関しては、世界1位にランクインしたこともあるほどです。韓国は忘年会・歓迎会・新年会といった大勢の飲み会が盛んな上、日常の食卓でもよくお酒が飲まれています。
そんな韓国ですが、実は時代と共に人気のお酒に変化が生まれつつあります。1960年代までは「マッコリ」という白く濁ったお酒が定番として飲まれてきていましたが、1970年には「韓国焼酎」が台頭し、さらに1980年以降は「韓国ビール」の消費量が増加してきています。
韓国では何歳からお酒が飲める?
韓国では、満19歳になる歳の1月1日からお酒を購入できます。実は韓国には未成年者の飲酒を禁ずる法律はなく、購入に関する法律しかありません。
なお韓国の歳の数え方は通常“数え年”になりますが、このルールは満年齢の歳で数えます。
ただし未成年者の飲酒を禁ずる法律がないからといって、誰でも何歳からでも飲めるというわけではないので気をつけましょう。
例えば18歳の高校3年生の場合、法律上は1月になればお酒が買えるようになっていますが、学校の校則などで飲酒・購入が厳しく制限されていることがほとんどで、ルールを破れば最悪退学となることもあります。
さらに未成年者に対して大人がお酒を買ってあげることは禁止されています。そのため実際には、高校を卒業すればお酒が飲めるようになるといったイメージです。
なお日本は2022年4月より成人の年齢が18歳まで引き下げられましたが、お酒が飲める年齢は変わらず20歳のままと定められています。
そのため日本の若者に比べて、韓国の方が若干早くお酒を飲めるようなルールになっています。
【ソジュ】緑色の瓶で人気を集める韓国焼酎
お酒の種類 | 蒸留酒・リキュール |
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アルコール度数 | 13〜20%前後 |
近年の韓国酒ブームで欠かせない存在、それはソジュと呼ばれる韓国焼酎です。緑色の特徴的な瓶が目印で、ドラマのワンシーンなどで見かけたことがある方も多いかもしれません。
この韓国焼酎の流通量が日本国内で劇的に増えており、国内の韓国のお酒ブームを引き起こす理由となっています。
韓国焼酎ソジュとは
韓国焼酎とは、その名の通り韓国で作られる焼酎のことを指します。米・麦・サツマイモ・トウモロコシ・タピオカなどの穀物類を原料に作られる蒸留酒となります。
韓国焼酎は希釈式焼酎の製法で作られるものがほとんどで、日本で言うところの甲類焼酎に該当します。希釈式焼酎である韓国焼酎は大量生産が可能なのでコスパ面で優れており、また飲みやすい味わいのものが多いという特徴があります。
日本の焼酎との違い
- 原料・製法が異なる
- アルコール度数が低め
日本にも焼酎はありますが、韓国の焼酎は日本のものとは異なっています。大きな違いとしては「原料・製法の違い」「アルコール度数の違い」が挙げられます。
日本の焼酎といえば、麦焼酎・芋焼酎・米焼酎など。単一の原料を使用したものが多く、原料由来の豊かで個性的な味わいが楽しめるのが魅力です。なお麦焼酎・芋焼酎・米焼酎の蒸留方法は単式蒸留となっており、クセが強いものが多いです。
【関連リンク】鹿児島焼酎人気おすすめランキング10選と地元でしか買えないレアな芋焼酎
一方で韓国の焼酎には、上記でも述べたように複数の原料が使われます。様々なものを組み合わせた上で連続式蒸留で何度も蒸留を繰り返すことが特徴であり、日本の焼酎に比べクセは弱めで飲みやすい傾向にあります。
フルーツフレーバーも多く人気
韓国焼酎といえば、通常の焼酎のほかフレーバータイプも豊富なのがポイントです。韓国焼酎の中には桃や葡萄、ザクロ、ストロベリーといったフルーツ風味のものも多く作られています。
韓国焼酎のフレーバータイプは、まるでカクテルのような飲み口でスイスイ飲めてしまうのが特徴です。そのため日本の焼酎は飲みにくいと感じていた方でも、韓国焼酎は飲みやすいと感じることが多いです。
【関連リンク】チャミスルの種類と度数一覧|おすすめ韓国焼酎計11選
代表銘柄1:チャミスル
緑の瓶の韓国焼酎として、定番の人気を集めるのがこちらの「チャミスル」です。韓国国内No.1のシェア率を誇る銘柄で、日本にも多く輸入されています。
チャミスルは米と麦をベースにして作られる焼酎で、ボトルによってはサツマイモやタピオカなどのでんぷんが加えられているものもあります。
アルコール度16%で飲みやすく人気の「チャミスルfresh」のほか、アルコール度20%で味わいを楽しめる「チャミスルオリジナル」、さらには「ストロベリー」「すもも」「マスカット」「グレープフルーツ」といったフレーバータイプもあります。
代表銘柄2:ジョウンデー
チャミスルに似た雰囲気の緑のボトルをした韓国焼酎です。チャミスルよりもフレーバーが多く、ライチやもも、ゆずなどをはじめ9種類のボトルがあります。
フレーバータイプの焼酎は13.5%と、刺激が少なく飲みやすいのもポイントです。
代表銘柄3:チョウムチョロム
本場韓国で、発売100日で6,300万本を売り上げたという人気の焼酎です。控えめな甘さとシンプルな味わいで、料理にも合わせやすい万能さが魅力です。
柔らかな口当たりで、焼き肉などの韓国料理に合わせるのにおすすめです。アラニン・アスパラギンが含まれているため、二日酔いになりにくいお酒とも言われています。
【韓国ビール】苦味が少なく低アルコール
お酒の種類 | ビール |
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アルコール度数 | 4.5〜5%前後 |
日本でも日常酒として愛飲されることの多いビールですが、もちろん韓国でも製造・販売されています。
韓国のビールは「メクチュ」と呼ばれます。生ビールはセンメクチュ、缶ビールはケンメクチュとなります。
韓国のビールは日本のものに比べ、麦芽の使用割合が少ないのが特徴です。日本のビールは麦芽50%以上で作る必要がありますが、韓国では麦芽10%を使用していればビールとして売り出すことができるのです。
そのため韓国ビールは全体的に、苦味が少なめです。アルコール度数も4.5〜5%前後と控えめでありすっきりとした味わいなので、日本のビールが苦手な方でも挑戦がしやすいです。
また近年の韓国では、日本のように“クラフトビール”のようなものも流行しています。韓国では2002年のワールドカップのタイミングで酒税法が改正されており、小規模蒸溜所でもビールが作れるようになっています。
近頃はコンビニ、スーパーで買えるような面白い韓国ビールも増えてきています。フレーバー付きのビールなど、オリジナリティあふれるものが多数登場しています。
代表銘柄1:ハイト眞露 TERRA(テラ)
TERRAは韓国で2019年に誕生したという新しいブランドです。発売からたった100日で出荷本数が1億を超えるなど、韓国ビールの中でも特に大きな注目を集めています。
韓国ビールらしいすっきりさと爽快感のある味わいで、喉越しも爽やかです。アルコール度数も4.5%と控えめで、気軽に飲める海外ビールに挑戦したい方にもおすすめです。
そんなTERRAは2023年の春より日本にも正規輸入がされています。日本国内で買いやすいという点も、おすすめできる理由に挙げられるでしょう。
代表銘柄2:OBビール CASS(カス)
ハイト眞露と並んで韓国のビールシェアを占めているのがOBビールです。代表銘柄にはCASS(カス)があります。
独自の非加熱処理方法を用いて製造された韓国ビールは、ライトな口当たりで人気を誇ります。適度な苦味もあり、辛味の強い韓国料理にも負けない美味しさがあります。
代表銘柄3:Kloudビール
本当に画面が割れそうなくらい刺激的なKloudビール........絶対美味しいよこのビール!!!ホソクさんに舌出しスマイルされジンさんにキッスされた贅沢ビール、欲しい。 pic.twitter.com/HjmwFEpViQ
— ᴷᴼᴺᴬ ?ིྀ (@124_jin_p) July 14, 2021
Kloudビールは日本やドイツなどと同様の製法にて作られた麦芽100%の本格ラガービールです。よくある韓国ビールに比べて苦いので、日本のビールがお好きな方におすすめです。
CMのイメージモデルにBTS(防弾少年団)を起用したことでも話題になりました。そのため世界的に知名度があり、ビールとしても人気を集めています。
【マッコリ】長い歴史を誇る伝統のお酒
マッコリどーん! pic.twitter.com/ofSbLzeEAG
— このは (@konoha_2424) April 3, 2022
お酒の種類 | 醸造酒 |
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アルコール度数 | 6%前後 |
マッコリは米や小麦、麹を主原料とする韓国のお酒です。白く濁った見た目をしているのが特徴で、日本でいうところのどぶろくのような存在です。
マッコリは韓国のお酒の中でも長い歴史を誇っており、伝統があります。近年は韓国焼酎ソジュや韓国ビールが台頭してきたためブームが落ち着いていますが、それでも安定した人気があります。
甘酒や乳酸飲料を思わせるようなまろやかな甘味で、飲みやすいことから人気があります。アルコール度も6〜8%と控えめ、美容や健康にも良いとされています。
代表銘柄1:麹醇堂 生マッコリ
韓国伝統方式の黒麹をつかい作られた生マッコリです。売り上げNo.1に輝いたこともあるほど人気のブランドです。
お米のまろやかな味の中に、マッコリならではのほんのりとした微炭酸がバランスよく広がります。植物繊維やアミノ酸が豊富であるなど、健康志向の方にもおすすめしやすいお酒となっています。
代表銘柄2:JINRO マッコリ
日本国内でも人気を集める「JNRO」ブランドが展開するマッコリです。ほのかな甘みにコクを感じる味わいで、爽やかさと飲み心地のバランスに長けています。
ノーマルタイプの他、マンゴー味やピーチ味などのJINROマッコリもあります。ボトル1本数百円で購入が可能でコスパにも長けています。
代表銘柄3:福順都家マッコリ
合鴨農法にて生産された、100%韓国産の新米から造られる本格派のマッコリです。マッコリの中でも高級品をお求めの方におすすめです。
シャンパンマッコリとも呼ばれる人気品であり、天然の炭酸がしっかりと入っています。瓶内で酵母が生きているので、時間経過による味わいの変化も楽しめます。
食物繊維や乳酸菌、ビタミンBが豊富で美容を気にする方にもぴったりな1本です。
【そのほか】フルーティーな果実酒や清酒も
ポップンジャ
あと복분자ポップンジャという木いちご?ラズベリー?のお酒がめちゃ美味しいということを知りました???甘いワインみたいな味 pic.twitter.com/QxxjJWSFQb
— 日下部元美 Motomi KUSAKABE (@MoKusakabe) December 1, 2020
ポップンジャは覆盆子と書くお酒です。ポップンジャタルギと呼ばれる木苺の実を使った果実酒で、フルーティーな味わいが女性に人気です。
甘さの中に適度な酸味もあり、フルーツワインのような感覚で飲めるのが魅力です。
ポップンジャタルギには腎臓の機能をよくする効果があるとされていて、身体に良いお酒としても注目を集めています。
清河(チョンハ)
韓国で飲んだ清酒。清河(チョンハ)が飲みたくてたまらない。これめちゃくちゃ美味しい。 pic.twitter.com/Ij3y6CuEXD
— スマイル (@hirota_sisters) October 12, 2014
焼酎文化が根強い韓国ですが、清酒も作られています。韓国の清酒で最も人気なのが「清河(チョンハ)」という銘柄です。
利川盆地のアキバレなどを原料米に用いて作られるお酒で、酸味がある味わいが特徴です。
百歳酒
百歳酒は韓国でペッセジュと読みます。もち米から作られる発酵酒で、薬草(ハーブ)や高麗人参など漢方成分が含まれます。
薬草、漢方成分からわかるように、健康志向のお酒といえます。このお酒を飲めば百歳まで生きられるという意味を込めて、「百歳酒」の名がつけられています。
韓国焼酎おすすめの飲み方3選!ビール割りも人気!
日本の焼酎とは異なる個性を放つ韓国焼酎は、飲み方も通常の焼酎とはやや異なります。
ここからはチャミスルなど韓国焼酎のおすすめの飲み方を紹介します。
【ストレート】フレーバータイプなら飲みやすい
日本の焼酎は水割りやお湯割りがメインですが、韓国焼酎はストレートで飲んでも美味しいのがポイントです。なぜなら韓国焼酎は前述した通りアルコール度数が低めであり、ストレートで飲んでもスイスイ飲みやすいからです。
特にフレーバータイプの韓国焼酎は、カクテルのような感覚でそのまま飲むことができます。小さなグラスに注ぎ、グイッと一気に飲み干すような飲み方が主流です。
【ソーダ割り】カジュアルなシーンや食中酒にも◎
ストレートだと濃すぎる場合やアレンジを加えたい場合はソーダ割りも人気です。
いわゆる韓国焼酎版のハイボールで、炭酸の爽やかさでよりスッキリとした印象で飲めます。大きめのグラスに氷をたっぷりと注ぎ、韓国焼酎と炭酸水を混ぜれば完成です。
ソーダのほかカルピスのようなジュース、ジンジャエールのような炭酸で割るのもありです。
【ソジュ×ビール】爆弾酒と呼ばれる韓国ならではの飲み方
爆弾酒(ポクタンチュ)やってみた。 CASS(韓国のラガービール)にジョウンデーをドーン。 おい、そういう予定じゃなかったぞ!という動画。 pic.twitter.com/G5p4iY97By
— ロケット花火?(ぽむ) (@rocketohanabi) February 10, 2023
爆弾酒(ポクタンチュ)とは、いわゆる韓国焼酎のビール割りのことです。ビールグラスに焼酎を入れたショットグラスを、そのままドボンと落として飲むのが正しい飲み方です。
なお爆弾酒はいわゆる2つのお酒を混ぜている飲み物なので、非常に酔いやすいと言われています。
韓国の飲み会やパーティーシーンでお馴染みではありますが、飲み過ぎてしまうと悪酔いの原因になってしまうので注意です。
韓国でのお酒のマナー!目上の人の前で飲む時には?
韓国でお酒を飲む時のマナーは、日本とは少し違います。ここからは韓国のお酒の席でのマナーについて、紹介していきます。
目上の人の前でお酒を飲んではいけない
韓国では、実は目上の人の前ではお酒を飲んでいけないというマナーがあります。
とはいえ韓国でも、目上の人との飲み会が全く行われていないというわけではありません。目上の人からお酒を勧められることも当然あります。
韓国では、目上の人にお酒を勧められた場合は「飲んでいる姿を隠しながら飲む」ことが正解になります。身体や顔を相手から少し横にむけ、口元を手で隠すのがマナーとされています。
韓国ドラマでも、わざと身体を横に向け、口を隠しながらお酒を飲んでいるようなシーンが映し出されることもあります。
必ず右手で瓶を持って注ぐ
韓国では、物を人に渡すときは必ず右手を使うというマナーがあります。お酒を注ぐ際にも、このルールが適用されます。
なお韓国では、日本と同様に片手ではなく両手でお酒を注ぐというマナーもあります。つまり右手で瓶を持ち、左手は瓶に添えるのが正しい注ぎ方になります。
家族同士や友人同士の場合はそこまで細かくマナーを追求されませんが、目上の人に注ぐ場合には気をつけておくと良いでしょう。
グラスが空になってからお酒を注ぐ
日本の飲み会では、グラスが開く前にお酌をするシーンが多いです。特にビールや日本酒などは、なるべくグラスを開けないように注いであげることがマナーにもなっているほどです。
しかし韓国のマナーでは、お酒が残っているグラスに注ぎ足しをするのは良くないとされています。日本のルールとは違い、注ぎ足しはマナー違反となるので注意しましょう。
韓国のお酒を日本で楽しむ方法!購入場所やペアリングは?
日本で購入できる韓国のお酒
オンラインショップで買える韓国のお酒
韓国のお酒は、いまや日本でも気軽に手に入れられる時代です。特にオンラインショップは品ぞろえが豊富で、人気銘柄から珍しい1本まで見つけやすいのが魅力です。
代表的な購入先としては、楽天市場やAmazon、酒販店のオンラインショップ、韓国食品専門店(韓国市場・yesmartなど)が挙げられます。
アルコール類の取り扱いがある韓国系通販サイトでは、冷蔵品のマッコリも注文できる場合があり、自宅にいながら現地気分が味わえます。
日本で買えるおすすめの韓国のお酒
なかでも日本で人気なのが、フルーティーで飲みやすいチャミスル。マスカットやグレープフルーツなどのフレーバー付きも多く、アルコールが苦手な方にもおすすめです。
また、乳酸発酵によるまろやかな口当たりが特徴のマッコリも根強い人気。特に「生マッコリ」は賞味期限が短いため、冷蔵品を取り扱う店舗やオンラインストアを活用すると◎。
そのほか、「ジョウンデー」や「チョウムチョロム」といった韓国焼酎ブランドも、若者を中心に注目が集まっています。
韓国のお酒を楽しむ方法
家庭での飲み方
韓国のお酒は、家で気軽に楽しむのにもぴったり。マッコリはキンキンに冷やして、グラスよりも器に注いで飲むのが韓国流。
一方、チャミスルはショットグラスで少しずつ飲むのが一般的。韓国では、乾杯のたびに少しずつ注ぎ合うのがマナーとされており、そうしたスタイルを取り入れることで、いつもの宅飲みもぐっと雰囲気がアップします。
韓国料理とのペアリング
せっかく韓国のお酒を楽しむなら、韓国料理との相性を意識したペアリングもおすすめです。
たとえば、マッコリにはチヂミやキムチチゲなどの味わい深い料理がぴったり。乳酸のやさしい酸味と、油ものの相性が抜群です。
チャミスルやソジュには、サムギョプサルやヤンニョムチキンのような肉料理がおすすめ。さっぱりとした口当たりが脂っこさを中和してくれます。
手軽な市販惣菜やテイクアウトの韓国料理でも、本格的な“おうち韓国居酒屋”気分を味わえますよ。
まとめ
韓国のお酒は、飲みやすさ・楽しさ・トレンド感の三拍子がそろった魅力的な存在です。
チャミスルやマッコリのような代表銘柄をはじめ、若者を中心に人気のフレーバー焼酎やおしゃれな韓国ビールなど、選択肢はどんどん広がっています。
また、韓国ならではの飲み方やマナー、料理とのペアリングを取り入れれば、日常の宅飲みもまるで韓国旅行気分に。日本でも気軽に購入できる銘柄も多いので、気になる方はぜひ一度お試しを。
韓国文化とともに味わう“お酒の世界”を、あなたもぜひ体験してみてください。
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