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ハイランドパークの魅力とは|12年・18年・限定ボトルの違いとおすすめの飲み方

ハイランドパークの魅力とは|12年・18年・限定ボトルの違いとおすすめの飲み方

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ハイランドパーク種類味わいおすすめ情報。

スコットランドの最北端、オークニー諸島で生まれるシングルモルト「ハイランドパーク」

ピート香と華やかさを絶妙に融合させたその味わいは、スモーキーウイスキーの“入口”としても、玄人好みの逸品としても高く評価されています。

本記事では、ハイランドパークの魅力を徹底解説

特徴・歴史・製法から、人気の銘柄や飲み方、おすすめの楽しみ方まで幅広くご紹介します。

「初めてウイスキーに挑戦したい」「他とは違う一本を探している」という方も、きっとお気に入りが見つかるはずです。

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ハイランドパークはどんなウイスキー?

スコットランド最北端の場所で作られるシングルモルト


ハイランドパークとは、スコットランドにある「ハイランドパーク蒸留所」のモルト原酒のみを使ったシングルモルトウイスキーのことです。

ハイランドパーク蒸留所はスコットランドのスキャパ湾にあるオークニー諸島・メインランドにあります。数あるスコットランドの蒸留所の中でも最北端にあることで知られており、吹き荒れる風や凍てつく大地の厳しさを受けて育った力強いウイスキーです。

芳しい香りと濃密な味わいをもつこの銘柄は、「地の果てからのモルトウイスキー」と言うキャッチコピーでも知られています。

そんなハイランドパークの味わいは、一言で言うと“スモーキー&ハーモニー”。ただ濃厚なだけでなく、華やかさとスコッチらしいピート香の完成されたバランスを持ち合わせているのがハイランドパークの良さと言えます。
【関連リンク】スコッチウイスキーの産地地域による違いとは?おすすめ人気銘柄15選

1798年から続く伝統の蒸留所

1798年から続く伝統の蒸留所

ハイランドパーク蒸留所の創業は1798年です。約200年以上にわたり、ウイスキー作りの誇りを受け継いできた歴史ある蒸留所として知られています。

ハイランドパーク蒸留所は長年の歴史の中で、経営権が何度も移り変わっています。しかし時代が変わろうと、経営者が変わろうと、「ウイスキーづくりの伝統」を失わず大切にしているのが特徴です。

伝統的な製法を守ったハイランドパークの味わいは、“人の手”を大切にした丁寧な作りであり非常に完成度が高いです。

またハイランドパークのあるオークニー諸島は、海賊たち=ヴァイキングの文化や新石器時代の名残が残る場所でもあります。

ハイランドパークのラインナップにはヴァイキングの伝説にインスパイアされたボトルも多く、ウイスキーを通じながらスコットランド・オークニー諸島の文化や歴史、そして島民たちのスピリッツを感じ取ることができます。

ハイランドパークの製造方法と味わい

独自の麦芽を使用したヘザーピートの味わい

独自の麦芽を使用したヘザーピートの味わい

ハイランドパーク蒸留所のウイスキーづくりの特徴として、まず蒸留所独自の“ヘザーピート”麦芽を使用していることが挙げられます。

ハイランドパークで採用しているピートは、オークニー諸島が4000年と言う長い歴史をかけて育んできたヘザーの花が元になっています。

このピートで麦芽を炊くことにより、ハイランドパークならではのアロマティックでバランスの良いスモーキーさが作り出されています。

またハイランドパークでは、独自のピートモルトだけでなくノンピートモルトも採用しています。あえてピートに偏りすぎない構成にすることで、多くの人に評価される“飲みやすさ”が再現されていると言えます

伝統的なフロアモルティング製法を採用

伝統的なフロアモルティング製法を採用

ハイランドパーク蒸留所といえば、製麦の際に伝統的な「フロアモルティング製法」を採用していることも有名です。これは昔ながらの発芽の製法であり、現在スコットランドでフロアモルティングを取り入れている蒸留所は数えるほどしかありません。

フロアモルティング製法では手作業の技術が必要になってくるため、効率化を図っている蒸留所では現在採用されていないのが現状です

しかしハイランドパーク蒸留所はあえてこのフロアモルティングにこだわることで、他の蒸留所にはない独自性のある麦芽を生産しているのです。

フロアモルティングで手間ひまかけてじっくりと発芽させた麦芽を使うことにより、ハイランドパークらしいオリジナルのスモーキー&ハーモニーの味わいが生まれています。

ハイランドパークのおすすめラインナップ9選

ハイランドパークには多くのラインナップがあります。ここからはハイランドパークのウイスキーのうち、おすすめのボトルをいくつかピックアップしてご紹介していきます。

ハイランドパーク12年 ヴァイキング・オナー

  • 熟成年数:12年
  • アルコール度数:40%
  • 定価:約5,000円

ハイランドパーク12年 ヴァイキング・オナーは、オークニー島のユニークな文化をウイスキーに現した1本です。ナチュラルカラーのウイスキーで、酒齢12年以上の原酒によるシングルモルトとなっています。

いわゆるスタンダードなボトルであり、ハイランドパークの入門編としてもおすすめです。

ヘザーハニーの甘さとピーティーなスモーキーさが共存した味わいで、口に含むと丸みを帯びたモルト感を堪能できます。

ハイランドパーク15年 ヴァイキング・ハート

  • 熟成年数:15年
  • アルコール度数:44%
  • 定価:約15,000円

ハイランドパーク15年ヴァイキング・ハートは、ファーストフィルのヨーロピアンオーク・シェリー樽で熟成された15年熟成のウイスキーです。

贅沢な樽熟成で生まれるバニラやクレームブリュレのような甘さが特徴で、甘さの中にドライで暖かなスパイシーさも感じられます。

ボトルにはリサイクル可能なセラミックが採用されていたりと、味の良さだけでなく環境にも配慮した1本であるのもポイントです。

ハイランドパーク18年 ヴァイキング・プライド

  • 熟成年数:18年
  • アルコール度数:43%
  • 定価:約22,000円

ハイランドパーク18年ヴァイキング・プライドは、クリアで明るく光沢のあるゴールド色のウイスキーです。中身には18年熟成の原酒が使われていて、熟成が生み出す調和や複雑さ、洗練された印象を感じ取ることができます。

刺々しさが減り角の取れた奥深い味わいは、壮大な印象も感じられます。花や果実を思わせるエレガントに、ヘザーを感じさせるハーバルなスパイスも加わっています。

ハイランドパーク カスクストレングス

  • アルコール度数:約64%
  • 定価:約15,000円

カスクストレングスとは、原酒に加水をせずそのままボトリングしたウイスキーのことを指します。

「ハイランドパークのピュアな状態を味わってほしい」という思いのもと生まれたボトルであり、アルコール度数60%超えと非常に刺激の強い、そのままのウイスキーを感じられます。

No.1、No.2・・・といったように複数のナンバリングが存在します。それぞれ度数や味わいの個性が異なるので、飲み比べしてみるのもおすすめです。

ハイランドパーク ヴァルクヌート


  • アルコール度数:46.8%
  • 定価:約8,250円

こちらのボトルはオークニー島に伝わるヴァイキングの伝説にインスパイアされた、「ヴァイキング・レジェンド・シリーズ」としてリリースされたうちの1本です。

ヴァイキングの末裔であるデザイナーのジム・リングビルド氏がデザインしたボトルが目印で、中にはピート強めのウイスキーが入っています

ヴァルクヌートは定番ボトルに比べスモーキーなニュアンスも強めであり、アロマティックな中にスパイシーさも感じられます。

ハイランドパーク ヴァルファーザー


  • アルコール度数:47%
  • 定価:約10,000円

ハイランドパーク ヴァルファーザーは、ヴァルクヌートと同様に「ヴァイキング・レジェンド・シリーズ」としてリリースされました。

蒸留所のボトルの中でも最もピーティーなウイスキーであり、やや玄人向けの味わいに仕上がっています。

パリッとしたりんごや洋梨の香りがあり、口に含むとフローラルなスモーキーさを感じられます。コーヒーのような苦味もあり、特にピート系のウイスキーが好きな方に適しています

ハイランドパーク トリスケリオン

  • アルコール度数:45.1%
  • 定価:約25,000円

ハイランドパーク トリスケリオンは、蒸留所の歴代マスター・ウイスキーメーカーであるゴードン・モーション氏、マックス・マクラーレン氏、ジョン・ラムゼイ氏の3人が選んだ樽原酒をヴァッティングした特別なウイスキーです。

オレンジやコリアンダーシードのような香りの中に、バラを纏ったようなピートのあるハチミツを感じられます。

複雑に折り重なる味わいを堪能できるスペシャルなボトルであり、価格も2万円越えと高級品の位置づけです。

ハイランドパーク25年

  • 熟成年数:25年
  • アルコール度数:45.7%
  • 定価:約120,000円

ハイランドパーク25年には、ファーストフィルのシェリー樽で25年以上熟成した原酒が使用されています。

長期熟成が生み出す赤みのあるゴールド色が目印で、加水控えめで仕上げられたリッチでスパイシーな香りに特徴があります。

ヘザーピートならではの甘くスモーキーなニュアンス、そしてシェリー樽が生み出すレーズンのような甘味とバニラの余韻が魅力です。

ハイランドパーク40年


  • 熟成年数:40年
  • アルコール度数:48.3%
  • 定価:約330,000円

ハイランドパーク40年は、オフィシャルの中でも最長熟の40年ものボトルです。2008年に全世界合計1000本のみでリリースされた希少品でもあり、日本には350本入荷しています。

圧倒的な存在感を放つフレーバー、そしてジューシーで粘性のある味わいでハイランドパークの中でも完成度が非常に高いです。

なかなかお目にかかれるボトルではありませんが、ウイスキー好きなら一口でも試してみる価値があります。

ハイランドパークの飲み方とおすすめのアレンジ

ハイランドパークの飲み方とおすすめのアレンジ

基本的な飲み方

ハイランドパークウイスキーの個性を最大限に楽しむには、まずはストレートで味わうのがおすすめです。

ピート香とフルーティな甘みがバランス良く広がり、その複雑な風味をダイレクトに感じることができます。

続いて、オン・ザ・ロックにすることで、氷が徐々に溶ける過程で風味が変化し、まろやかさが増すのを楽しめます。特に18年や25年などの熟成されたボトルは、時間の経過とともに奥行きある香りが際立ちます。

初心者やライトに楽しみたい方には、水割りも◎。少量の水を加えることでアルコールの角がとれ、香りや味わいのニュアンスがより引き立ちます。

食事とのペアリング

ハイランドパークの絶妙なスモーキーさと芳醇なコクは、料理との相性も抜群です。以下のようなペアリングで、食事時間をより豊かなものにしてみてください。

  • スモークサーモン:燻製香がウイスキーのピート感と調和し、後味がより深く。
  • ビターチョコレート:甘みと苦味のバランスが、ハイランドパークの複雑な味わいとマッチ。
  • 赤身肉のグリルやステーキ:しっかりした旨味と香ばしさが、ウイスキーの余韻を引き立てます。

ウイスキーは単体で楽しむだけでなく、料理やシーンに合わせてアレンジすることで、味わいの幅が広がります。

ハイランドパークの魅力をさらに深く知るためにも、ぜひいろいろな飲み方・食べ方を試してみてください。

ハイランドパークの感想・評価は?



ハイランドパークは日本への流通量も多く、実際に飲んでみたという方が多数見受けられました。感想を調べてみると、濃厚で華やかなスモーキーさを褒めるコメントが多く、“美味しい”と評価が集まっていました。

特に食後酒としての評価が高いのが特徴であり、ゆっくり贅沢な時間を過ごしたい時におすすめのウイスキー銘柄と言えます。

なお飲み方はストレートが断然人気ですが、その一方でロックやハイボールにしても個性が薄まりにくく美味しいという意見が多かったです。自身の味の好みや気分によって飲み方を自由に変えられるのも、ハイランドパークの魅力と言えるでしょう。

特にハイランドパークの中でも12年もの、15年ものあたりは、コスパも良いため挑戦している方が多い印象です。ハイランドパークが気になるという方は、まずは12年・15年といった定番ボトルから挑戦してみるのがおすすめです。

専門家からの高い評価も

ハイランドパークはウイスキーの専門家からも高く評価されています。世界的に有名なウイスキー評論家であるジム・マーレイ氏は、ハイランドパークを世界6大モルトに選んでいます

世界6大モルトには余市、アードベック、スプリングバンク、バッファロートレース、ワイルドターキーといったウイスキーがラインナップされていて、錚々たる面子の中にハイランドパークが並んでいることから高い評価を受けていることが見て取れます。

またハイランドパークは世界的なコンペティション・品評会でも受賞歴が多く、安定した人気を誇っています。評論家のマイケル・ジャクソン氏が「全モルトウイスキーの中で最もオールランダーで秀逸な食後酒」と述べたことも非常に有名です。

ハイランドパークの価格帯と購入方法

ハイランドパークの価格帯と購入方法

ハイランドパークの価格帯は?

ハイランドパークウイスキーは、ラインナップが豊富で、年数や限定性によって価格に大きな幅があります。

  • ハイランドパーク12年:5,000円〜7,000円前後
    初めての1本として人気。手頃な価格帯ながら、ブランドの個性をしっかり楽しめます。
  • ハイランドパーク18年:15,000円〜20,000円前後
    熟成によるまろやかさと深いコクがあり、ウイスキー愛好家からの評価も高い1本です。
  • ハイランドパーク25年〜30年:50,000円〜10万円以上
    長期熟成による圧倒的な香りと味わいが魅力。ギフトやコレクター向けにも人気です。

また、年数表記のないNAS(ノンエイジ)モデルや、限定リリースのボトルも多く、コレクターズアイテムとしての価値も高まっています。

価格は為替や流通状況によって変動するため、購入前に最新情報をチェックするのがポイントです。

おすすめの購入場所

ハイランドパークウイスキーは、以下のような場所で購入可能です。

  • オンラインショップ
    定番モデルから限定品まで品揃えが豊富。価格比較もしやすく、レビューも参考になります。
  • ウイスキー専門店・酒販店
    試飲ができる店舗や、スタッフのアドバイスを受けながら選べる点が魅力。
    こだわりの品揃えがある店舗では、希少なビンテージボトルが見つかることも。
  • 百貨店・空港の免税店
    高級ラインや限定ボトルが並ぶことが多く、ギフト需要にも対応。免税店ではお得な価格で購入できるチャンスもあります。

購入時は、「正規輸入品」か「並行輸入品」かを確認し、信頼できる販売元を選ぶことが大切です。

特にプレゼント用途や高価格帯のボトルを選ぶ際は、アフターサポートがしっかりしているショップを選ぶと安心です。

ハイランドパークに関するよくある質問(FAQ)

Q:ハイランドパークのウイスキーの特徴は?

A: ハイランドパークウイスキーは、スコットランド最北端・オークニー諸島で造られるスコッチウイスキーで、ほのかなピート香とフルーティな甘みのバランスが絶妙です

アイラモルトほど強烈ではない、穏やかなスモーキーさが魅力で、「スモーキーウイスキー入門」としても人気があります。

Q:ハイランドパーク12年の評価は?

A: ハイランドパーク12年は、コストパフォーマンスに優れた定番ボトルとして高い評価を受けています。

ハチミツやバニラの甘み、穏やかなピート、ウッディな余韻が特徴で、初心者にも親しみやすい味わい。多くのレビューで「バランスが良くて飲み飽きない」と好評です。

Q:ハイランドパークのウイスキーは何系ですか?

A: ハイランドパークは「ハイランド系」とも言われますが、正確には「アイランズ系(アイランズ・モルト)」に分類されます。

スコットランドの島嶼部でつくられるウイスキーで、ハイランドモルトとアイラモルトの中間的な特徴を持ちます。ピート感と華やかさのバランスが魅力です。
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まとめ

200年以上の伝統を誇るハイランドパークは、スモーキーでありながらも華やかさや飲みやすさを兼ね備えた、稀有な存在のシングルモルトです。

定番の12年から熟成感あふれる18年、希少な限定ボトルまで、多彩なラインナップが揃っており、飲むたびに新たな魅力を発見できます。

スコッチらしさと独自の個性が融合したハイランドパークは、日々の一杯としても、特別なひとときにもぴったり。まだ飲んだことがない方は、まずは12年や15年あたりから試してみてはいかがでしょうか

あなたにとっての“特別な一本”が、きっと見つかるはずです。

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