今回はそんなプレミア日本酒にフォーカスしていきます。レアな日本酒をランキング形式で紹介していくので、日本酒ファンの方は必見です!
【1位:十四代】幻の日本酒といえばこれ!本丸から龍泉まで
- 製造元:高木酒造
- 産地:山形県
十四代が人気である理由は、芳醇旨口でありとにかくフルーティーで雑味がないことにあります。こだわり抜いたお米と良質な水を使い、一つ一つを丁寧に醸しているのが特徴となっています。
そんな十四代には「龍泉」「龍月」といったプレミアムな純米大吟醸酒があり、流通価格は10万円を超えているレベルです。また十四代は、一般的にはそこまでランクが高くないと言われる特別本醸造のお酒まで美味しいのが特徴で、定価2,000円前後のボトルすら数万円のプレ値で販売されているほどです。
十四代 本丸 秘伝玉返し
十四代 本丸 秘伝玉返しは、特別本醸造でありながら5万円に近い価格で流通しているプレミア日本酒です。まるで吟醸酒のようなフルーティーさがあり、スッと鼻に抜ける感覚で非常に飲みやすいです。どちらかというと甘口ですがくどい甘さは全くなく、とにかくバランスに優れています。定価であれば2,000円台でも入手ができるので、特約店で狙ってみるのもおすすめです。
十四代 龍泉
- お酒の種類:純米大吟醸
- 原料米:特A地区産山田錦特米100%
- 精米歩合:35%
- アルコール度数:15%
- 価格:720ml 定価16,500円に対し流通価格は50万円程度
酒米の王様と言われる山田錦の中でも、特にクオリティの高いものを100%使用、さらに自然の湧水を使い仕込みをしており、とにかく豊かで広がりのある味わいをしています。
【2位:而今】めちゃくちゃうまい!万人受けするバランス味
- 製造元:木屋正酒造
- 産地:三重県
而今のみずみずしくフルーティーな味わいは、初心者でも飲みやすくギフトにも向いています。火入酒のほかフレッシュな生酒タイプもあり、豊富なラインナップの中からお気に入りを探せるのも特徴です。
而今 純米大吟醸
- お酒の種類:純米大吟醸
- 原料米:伊賀産山田錦
- 精米歩合:35%
- アルコール度数:16%
- 価格:720ml 定価6,050円に対し流通価格は3万円程度
エレガントな日本酒なので、白ワインのように楽しめるのも而今 純米大吟醸の魅力です。ほんのり冷やしてワイングラスで飲むのが特におすすめです。
【3位:黒龍】皇室御用達で知られる高級日本酒
- 製造元:黒龍酒造
- 産地:福井県
黒龍はさまざまな製法でお酒造りを行なっているのが特徴で、中には“袋吊り”で絞ったお酒や熟成させて丁寧に作るお酒などもあります。製造に手間がかかるお酒のため生産量そのものが少なく希少価値が高いです。
黒龍 石田屋
- お酒の種類:純米大吟醸
- 原料米:兵庫県東条産山田錦
- 精米歩合:35%
- アルコール度数:16%
- 価格:720ml 定価13,200円のところ流通価格5万弱
黒龍 石田屋は11月末に販売される期間限定の商品であり、通年で入手できるわけではありません。このことも、プレミアである理由につながっています。
【4位:飛露喜】無ろ過生原酒のパイオニアで知られる
- 製造元:廣木酒造
- 産地:福島県
飛露喜の味は甘味・旨み・香りが三位一体になっていると言われることが多く、万能な味わいをしています。食中酒としても楽しめるバランスの良さに定評があります。
飛露喜 特別純米 無ろ過生原酒
- お酒の種類:純米酒
- 原料米:山田錦・五百万石
- 精米歩合:50%・55%
- アルコール度数:17.6%
- 価格:1800ml 定価2,730円のところ流通価格13,000円前後
無ろ過生原酒ブームの火付け役ともなった存在で、その人気は年々増しています。12〜3月ごろにしか発売されない品で、定価に対しての価格高騰が激しいです。
【5位:花陽浴】少量生産のため入手困難なお酒
- 製造元:南陽醸造
- 産地:埼玉県
製法が手作りということもあり、生産数は非常に少なく入手は困難です。
花陽浴 純米大吟醸 美山錦 無濾過生原酒
- お酒の種類:純米大吟醸
- 原料米:美山錦
- 精米歩合:48%
- アルコール度数:16%
- 価格:1800ml 定価4,290円のところ流通価格は約2万円
生原酒ということもあり、冷やして飲むことで非常に美味しく感じられます。華やかなラベルデザインも人気の理由の一つに挙げられます。
【6位:醸し人九平次】海外人気も高いエレガントな味わい
- 製造元:萬乗醸造
- 産地:愛知県
そんな醸し人九平次は、国内のみならず海外人気も高いです。ラインナップの中にはフランスで栽培したお米で作られたお酒もあります。
醸し人九平次 human(ヒューマン)
- お酒の種類:純米大吟醸
- 原料米:兵庫県産山田錦
- 精米歩合:45%
- アルコール度数:16%
- 価格:720ml 定価3,300円
HUMANには男性でも女性でもない、国境を越えるというような意味合いが込められています。名前の通りさまざまな魅力がお酒の中に共存していて、旨味と酸味のバランスが良いです。
【7位:磯自慢】辛口派におすすめしたい静岡吟醸酒
- 製造元:磯自慢酒造
- 産地:静岡県
海外からは“ベイプライド”という愛称で親しまれています。
磯自慢 中取り 純米大吟醸35
- お酒の種類:純米大吟醸
- 原料米:山田錦
- 精米歩合:35%
- アルコール度数:15〜16%
- 価格:720ml 定価約16,500円
このボトルは年に1,000本しか流通しておらず、とにかく貴重です。1本ごとにシリアルナンバーが付けられています。
【8位:冩楽】鑑評会で高評価!月毎の限定酒もあり
- 製造元:宮泉銘醸
- 産地:福島県
通年で販売されているボトルのほか、月毎に変わる限定酒もあり飲み比べまで楽しめます。期間限定品は特に入手が困難です。
冩楽 純米吟醸 おりがらみ 生酒
冩楽 純米吟醸 おりがらみ 生酒
— 🔰🍶DRY🍶🔰probably (@daruya2) December 17, 2021
仄かなガス感から甘味。マスカット感。苦味の余韻。結構好き。#日本酒 #冩楽 #宮泉銘醸 #福島県 #sake #sakelovers #japanesesake #日本酒好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/9mo1zpVRfC
- お酒の種類:純米吟醸
- 原料米:五百万石
- 精米歩合:50%
- アルコール度数:16.4%
- 価格:720ml 定価約3,941円
【9位:百光】一流ホテルや三つ星レストランで提供されるお酒
- 製造元:楯の川酒造
- 産地:山形県
そんな百光はとにかく貴重であり、一般的な酒屋には並ばないお酒の一つです。一流ホテルやミシュランガイドに載るようなお店で提供される日本酒で、見かけることができた方は非常にラッキーです。
百光 別誂
〜高級日本酒「百光 別誂」が異次元の美味しさだった件〜
— 鳥取大学医学部カクテル部 (@ttr_cocktail) September 21, 2022
酒米の王様"山田錦"を200時間以上かけて精米歩合をなんと18%まで丁寧に精米。
絶妙な味覚のバランス。
僕(中の人)は日本酒あまり得意じゃなかったんですが...これはちょっとヤヴァイ。
もし巡り合う機会があったら飲まなきゃ損です!! pic.twitter.com/OBFpFKECSd
- お酒の種類:純米大吟醸
- 原料米:兵庫県産山田錦100%
- 精米歩合:18%
- アルコール度数:15.7%
- 価格:720ml 定価27,500円
オンラインショップでの購入には事前申し込みが必要であり、通常購入はできません。流通が非常に少ないお酒で、幻の日本酒とも言われています。
【10位:陽乃鳥】新政酒造が手がけるレアな貴醸酒
- 製造元:新政酒造
- 産地:秋田県
新政酒造のラインナップの中でもレア度が特に高く、マニアからは注目を浴びる1本となっています。定価に対し何倍もの値段が付けられているのも特徴です。
陽乃鳥 貴醸酒
- お酒の種類:貴醸酒
- 原料:米・米麹・日本酒
- 精米歩合:麹40%、掛米60%
- アルコール度数:15%
- 価格:720ml 定価2,500円
デザートのように飲めるお酒であり、特別な時間を過ごしたい時にぴったりです。
入手困難な日本酒を手に入れる方法
特約店や公式サイトをチェックする
入手困難なお酒は、当たり前のようにスーパーやコンビニなどで購入することができません。Amazonや楽天市場などのネットショップに並ぶことはありますが、定価の何倍もの値が付けられていることも珍しくありません。そんなレアな銘柄を定価で手に入れるためには、「特約店」と呼ばれるお店や酒造の「公式サイト」をチェックしてみましょう。事前申し込みもしくは先着順で、レアなお酒を手に入れることができます。
販売時期に気を付ける
入手困難・レアと言われるお酒は、数量限定や期間限定品であることがほとんどです。そのため特約店であっても、常にラインナップされているとは限りません。
入手を狙うのであれば、販売時期にも注目してみましょう。なおお店や酒造によっては購入にルールを設けている場合もあるので注意です。
レアな日本酒はお酒買取市場でも人気
今回紹介したようなレアな日本酒は、いずれも入手困難であり市場価値が高まっています。定価以上の値段で流通しているものがほとんどであり、中には定価の10倍以上の価値が付けられているようなボトルも存在します。当然お酒買取でも人気があり、状態が良ければ高額買取が期待できます。もしレアな日本酒をお持ちで、今後も飲む予定がなければぜひお酒買取を利用してみましょう。
なお日本酒の多くは、飲み頃が1年以内と早めに定められています。ウイスキーやワインに比べ高額査定になる時期が短いので、買取希望の方はできるだけ早く相談してみましょう。お酒買取専門店リンクサスでは日本酒の買取を現在強化しているので、ぜひお気軽にご相談ください。
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まとめ
入手困難な日本酒の中には、定価以上のプレ値が付けられているボトルも多いです。高木酒造の十四代を筆頭に、全国各地にレアな日本酒は存在しています。なかなかお目にかかれる銘柄ではないですが、日本酒が好きならぜひチェックしておきたいところです。もし出会う機会があれば、ぜひ挑戦してみてください。