モルトウイスキーとは?シングルモルト・ピュアモルトとの違い
ウイスキーのラベルで「モルト」という言葉を見かけても、前につく「シングル」「ブレンデッド」「ピュア」によって、ボトルの中身の意味は変わります。原料が大麦麦芽だけか、いくつの蒸溜所の原酒を使ったか、どの国の決まりで表示しているか。この3点を押さえると、ラベルの読み方で迷わなくなります。
このページでは、英国のスコッチウイスキー規則、米国の連邦規則、日本の酒税法と日本洋酒酒造組合の表示基準を原文で確かめました。あわせて、当店で在庫のあるウイスキー1,121商品の商品名を数えた結果も交えて整理します(2026年9月26日時点)。
モルトウイスキーとは|原料は大麦麦芽だけ

モルトウイスキーは、大麦麦芽(モルト)だけを原料にして造るウイスキーです。サントリーのシングルモルトの解説ページも「大麦麦芽のみを使用したウイスキーを『モルトウイスキー』と呼ぶ」と説明しています。これに対して、とうもろこしや小麦などの穀類を主な原料にしたものがグレーンウイスキーで、両者を混ぜたものがブレンデッドウイスキーです。
麦芽だけで造るため、麦の甘みや香ばしさ、樽から移る香りがはっきり表れやすく、蒸溜所ごとの違いを飲み比べる楽しみがあります。グレーンウイスキーとの違いをもっと詳しく知りたい方はグレーンウイスキーとはもあわせてご覧ください。
麦芽を使う理由と単式蒸溜器
大麦をそのまま使わず、いったん発芽させて麦芽にするのには理由があります。発芽した麦芽には、麦のでんぷんを糖に変える働き(糖化)があるためです。サントリーのお客様センターのFAQは、グレーンウイスキーについて「大麦麦芽を糖化酵素として加え製造」と説明しており、グレーンウイスキーでも糖化には麦芽を使うことがわかります。モルトウイスキーは、その麦芽だけで糖化から発酵までを行います。
蒸溜の道具も違います。サントリーのウイスキーの製法解説によると、モルトウイスキーは発酵を終えたもろみを銅製のポットスチル(単式蒸溜器)で2回蒸溜し、アルコール分を65〜70%に高めます。一方、同じFAQによれば、グレーンウイスキーは連続式蒸溜機を使うのが特徴です。
定義は国によって違う
「モルトウイスキー」という言葉の決まりは国ごとに違います。主な3か国の条文を比べると次のとおりです。
| 国 | 決まりの出典 | モルトに関する定め |
|---|---|---|
| 英国(スコッチ) | 英国のスコッチウイスキー規則(2009年)第3条 | シングルモルト・スコッチは、水と大麦麦芽だけを原料に、ほかの穀類を加えず、1つの蒸溜所でポットスチルを使ってバッチ蒸溜したもの |
| 米国 | 米国の連邦規則(27 CFR 5.143) | 「モルトウイスキー」は発酵もろみの51%以上が大麦麦芽で、新しい内側を焦がしたオーク樽で貯蔵。別に「アメリカンシングルモルトウイスキー」は大麦麦芽100%・1つの蒸溜所などの条件 |
| 日本 | 酒税法第3条第15号 | ウイスキー全体の定義(発芽させた穀類と水を原料に糖化・発酵・蒸溜したものなど)があり、「モルトウイスキー」という区分は置かれていない |
米国では、大麦麦芽が51%以上なら「モルトウイスキー」と名乗れる点がスコッチと大きく違います。同じ規則の表には、とうもろこしが51%以上のものがバーボンウイスキーの区分として並んでいます(バーボンとスコッチの違いはバーボンとスコッチの違いで詳しく扱っています)。日本の酒税法はウイスキー全体を定義していて、条文には、原酒にアルコールやスピリッツなどを加えたものでも、ウイスキーのアルコール分が全体の10%以上なら「ウイスキー」に含める定めもあります。ラベルに「モルト」とあっても、どの国の決まりで造られたかで意味が変わると覚えておくと安心です。
鑑定チームの見方
リンクサス酒販 鑑定チーム
商品ページで産地の国を確かめるだけでも、ラベルの「モルト」がどの決まりで書かれた言葉かの見当がつきます。スコッチならシングルモルトの意味は法律で決まっているので、原料と蒸溜所の数についてはラベルをそのまま信じてかまいません。
シングルモルト・ブレンデッドモルト・ブレンデッドの違い

モルトウイスキーの呼び方は、原酒をいくつの蒸溜所から集めたかと、グレーン原酒を混ぜたかどうかで決まります。最も細かく決めているのがスコットランドの規則です。
英国法が定める5つの区分
英国のスコッチウイスキー規則(2009年)第3条は、スコッチウイスキーを次の5つの区分に分けています。スコッチウイスキー自体の条件として、スコットランドの蒸溜所で造り、容量700リットル以下のオーク樽でスコットランド国内で3年以上熟成し、アルコール分が40%以上であることも同じ条で決められています。
| 区分 | 規則の定め(要約) | モルトウイスキーか |
|---|---|---|
| シングルモルト・スコッチウイスキー | 1つの蒸溜所で、水と大麦麦芽だけを原料に、ポットスチルでバッチ蒸溜したもの | はい |
| ブレンデッドモルト・スコッチウイスキー | 2つ以上の蒸溜所のシングルモルトを混ぜたもの | はい |
| シングルグレーン・スコッチウイスキー | 1つの蒸溜所で造った、シングルモルトにもブレンデッドにも当たらないもの | いいえ |
| ブレンデッドグレーン・スコッチウイスキー | 2つ以上の蒸溜所のシングルグレーンを混ぜたもの | いいえ |
| ブレンデッド・スコッチウイスキー | 1つ以上のシングルモルトと1つ以上のシングルグレーンを混ぜたもの | いいえ(モルトとグレーンの混合) |
つまり、モルトウイスキーに当たるのはシングルモルトとブレンデッドモルトの2つです。「シングル」は1つの蒸溜所という意味で、1つの樽という意味ではありません。シングルモルトの多くは、同じ蒸溜所の複数の樽の原酒を混ぜて味を整えています。
日本のブランドでも同じ考え方で見分けられます。ニッカの竹鶴ピュアモルトのブランドページは、竹鶴ピュアモルトを余市と宮城峡という2つの蒸溜所のモルト原酒を合わせたものと説明しています。同じページの受賞歴には、2023年のワールド・ウイスキー・アワードで「ワールド・ベスト・ブレンデッドモルト・ウイスキー」に選ばれたとあり、区分としてはブレンデッドモルトに当たります。当店の竹鶴ピュアモルト(白ラベル)もこのボトルです。
シングルカスクは法律上の区分ではない
「シングルカスク」は、1つの樽の原酒だけを瓶詰めしたものを指す呼び方です。上の5つの区分には入っておらず、スコッチウイスキー規則の区分名ではありません。シングルカスクのモルトは、区分としてはシングルモルトの一種で、樽ごとに本数が限られるのが特徴です。当店の在庫でも、商品名に「シングルカスク」とあるウイスキーは12商品でした。
「モルトウイスキーとは?シングルモルト・ピュアモルトとの違い」に関連するおすすめ商品
ここではウイスキーの在庫から一部を掲載しています。価格・在庫・箱の有無は各商品ページでご確認いただけます。
ピュアモルト表記の読み方|当店在庫41商品で確かめる

日本のウイスキー売り場では「ピュアモルト」という表記もよく見かけます。ところが、この言葉はスコッチでは使えず、日本のボトルでは使われ方が一つではありません。
スコッチでは使えない言葉
同じ規則の第11条は、スコッチウイスキーのラベルや広告に「pure malt」という語句やその派生形を使うことを禁じています。スコッチで「モルトだけ」を表したいときは、先ほどの「シングルモルト」か「ブレンデッドモルト」を使うことになります。
一方、日本の酒税法には「ピュアモルト」の定義がありません。そのため日本のボトルでは、1つの蒸溜所のモルトにも、複数の蒸溜所のモルトを合わせたものにも「ピュアモルト」と書かれてきました。
当店の在庫で数えた結果
実際にどう使われているかを、当店の在庫で確かめました。対象は、当店で販売中の商品のうち種類が「ウイスキー」で在庫が1以上あり、ストアで公開している1,121商品です(2026年9月26日時点)。商品名に次の語が含まれる商品を数えました。表記ゆれで数え漏れが出ないよう、商品名の文字の形をそろえ(Unicode の NFKC 正規化)、空白を取り除いてから数えています。
| 商品名に含まれる語 | 商品数 |
|---|---|
| シングルモルト | 55商品 |
| ピュアモルト | 41商品 |
| シングルカスク | 12商品 |
| ブレンデッドモルト | 4商品 |
「ピュアモルト」を含む41商品の内訳は、竹鶴が15商品、山崎が15商品、軽井沢が2商品、そのほかが9商品でした。竹鶴は、前の章のとおりニッカが余市と宮城峡の2つの蒸溜所のモルトを合わせたと説明しているブランドです。一方の山崎は、山崎という1つの蒸溜所の名を冠したボトルで、旧ラベルに「ピュアモルト」と書かれたものが多く残っています。同じ「ピュアモルト」の表記の棚に、2つの蒸溜所のモルトを合わせたボトルと、1つの蒸溜所の名を冠したボトルが並んでいるということです。
象徴的なのが、山崎蒸溜所の「樽出原酒」です。当店には山崎蒸溜所 樽出原酒 ピュアモルト 500mlと、商品名が「シングルモルトウイスキー 山崎蒸溜所 樽出原酒 15年」の商品の両方があり、同じ蒸溜所の同じシリーズ名でも、ボトルによって表記が異なります。
なお、この数字は商品名に書かれた語を数えたもので、実際のシングルモルトの数ではありません。たとえば「ラガヴーリン 16年」のように、商品名に区分を書いていないシングルモルトも多くあります。山崎の名を含む134商品のうち、商品名に「シングルモルト」とあるのは5商品、「ピュアモルト」とあるのは15商品で、残りの114商品はどちらの語も含んでいませんでした。
山崎の旧ボトルのラベルの見分け方は山崎の旧ボトル 10年と12年のラベル変遷、竹鶴の新旧ラベルは竹鶴ピュアモルト黒ラベルと白ラベルの違いで詳しく扱っています。
鑑定チームの見方
リンクサス酒販 鑑定チーム
日本のボトルで「ピュアモルト」とあったら、まず蒸溜所の名前がいくつ書かれているかを見てください。山崎や軽井沢のように1つの蒸溜所の名が付くボトルと、竹鶴のように複数の蒸溜所のモルトを合わせたボトルがあり、表記だけでは区別できません。
産地と区分で選んだ20本の比較表

ここまでの区分と、次の章で紹介するスコッチの産地を実際のボトルで見比べられるように、当店に在庫があるモルトウイスキーから20本を選んで比較表にしました。
20本の選び方
選び方は、スコッチのシングルモルトをスペイサイド5本・ハイランド3本・ローランド1本・キャンベルタウン1本・アイラ4本、日本のシングルモルトを4本、そして表記の違いを見比べる例として、旧ラベルに「ピュアモルト」とある山崎のミニボトルと、ブレンデッドモルトの竹鶴ピュアモルトを1本ずつです。並びは産地と区分の順で、おすすめ順や価格順ではありません。在庫は2026年9月26日時点の当店の商品ページの情報です。
在庫は2026年9月26日時点の当店の商品ページの情報です。価格と在庫は変わることがあるため、最新の情報は各商品ページでご確認ください。度数は商品名または商品説明に記載があるものだけを載せています。
鑑定チームの見方
リンクサス酒販 鑑定チーム
同じシングルモルトでも、産地が違うボトルを2本並べて飲むと、麦の甘みが前に出るタイプと煙の香りが前に出るタイプの差がはっきりわかります。最初はスペイサイドとアイラから1本ずつ選ぶのがわかりやすい組み合わせです。
造り方|製麦・ピート・蒸溜・樽熟成

モルトウイスキーは、製麦、糖化、発酵、蒸溜、熟成という順に造られます。味の違いが生まれやすい工程を3つ見ていきます。
製麦とピート
大麦を水に浸して発芽させ、乾燥させて発芽を止めたものが麦芽です。この乾燥のときにピート(泥炭)を焚くと、煙の香りが麦芽に移り、スモーキーなウイスキーになります。ピートを焚かずに乾かした麦芽からは、煙の香りのないウイスキーができます。スモーキーな香りの強さの見方はピートウイスキーの選び方で紹介しています。
蒸溜器の形と加熱の方法
スコッチのシングルモルトはポットスチルでの蒸溜が規則で決まっていますが、ポットスチルの形や加熱の仕方は蒸溜所ごとに違います。日本の例では、ニッカウヰスキーの余市蒸溜所のページによると、余市蒸溜所はストレートヘッド型のポットスチルを石炭の直火で加熱しており、同社は「現在は世界でも希少な蒸溜法」と説明しています。同じニッカの宮城峡蒸溜所のページによると、宮城峡蒸溜所は大きなバルジ型のポットスチルを蒸気で加熱し、130℃ほどでじっくり蒸溜しています。同じ会社の蒸溜所でも、加熱の方法を変えることで原酒の個性を分けているわけです。
なお、宮城峡蒸溜所には連続式蒸溜機の「カフェスチル」もあり、同じページはこの蒸溜機の特性を生かした商品として「カフェモルト」を挙げています。ポットスチルを使うことはスコッチのシングルモルトの条件ですが、日本の酒税法にはそうした蒸溜機の決まりがありません。詳しくはニッカ カフェモルトの記事をご覧ください。
樽と熟成
蒸溜したばかりの原酒は無色透明で、樽で熟成させるうちに色と香りが加わります。スコッチは容量700リットル以下のオーク樽で3年以上の熟成が条件です。樽は、以前にバーボンやシェリーなどを入れていたものを使うことが多く、何が入っていた樽かによって香りの傾向が変わります。シェリー樽の特徴はシェリーカスクとは、日本のミズナラ材の樽はミズナラ樽ウイスキーとはで詳しく扱っています。
スコッチの産地|英国法が名前を守る5つの地域

スコッチのモルトウイスキーは産地の名前で語られることが多く、その産地名は法律で守られています。同じ規則の第10条は、保護される地域として「キャンベルタウン」と「アイラ」の2つの地名(ロカリティ)、「ハイランド」「ローランド」「スペイサイド」の3つの地方(リージョン)を定め、その地域で蒸溜したスコッチでなければラベルにこれらの名前を使えないとしています。
| 地域 | 規則上の分類 | 当店の比較表の例 |
|---|---|---|
| スペイサイド | 地方(リージョン) | マッカラン、グレンリベット、グレンフィディック、アベラワー |
| ハイランド | 地方(リージョン) | グレンドロナック、ハイランドパーク(オークニー諸島)、タリスカー(スカイ島) |
| ローランド | 地方(リージョン) | オーヘントッシャン |
| キャンベルタウン | 地名(ロカリティ) | ロングロウ |
| アイラ | 地名(ロカリティ) | ボウモア、ラフロイグ、ラガヴーリン、アードベッグ |
よく「アイランズ(島々)」と呼ばれる地域は、この規則の区分にはありません。オークニー諸島やスカイ島の蒸溜所は、区分でいえばハイランドとローランドを分ける線より北に位置しています。味わいは、スペイサイドは華やかでフルーティー、アイラはピートの煙の香りが強い、といった傾向で語られることが多いものの、同じ地域でも蒸溜所やボトルによって大きく違います。産地は選ぶときの目安として使ってください。
アイラを含む5つの名前が法律でどう守られているかはアイラモルトの「アイラ」、スコッチ全体の条件はスコッチウイスキーとはで詳しく扱っています。
ジャパニーズのモルトウイスキー|表示基準と蒸溜所

日本でも、山崎・白州(サントリー)、余市・宮城峡(ニッカ)をはじめ、多くの蒸溜所がシングルモルトを造っています。
ジャパニーズウイスキーの表示基準
日本の酒税法には「ジャパニーズウイスキー」の定義がありません。そこで、日本洋酒酒造組合の「ジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」が2021年4月1日から施行されました。主な条件は、原材料を麦芽・穀類・日本国内で採水した水に限り、麦芽を必ず使うこと、糖化・発酵・蒸溜を日本国内の蒸溜所で行うこと、容量700リットル以下の木製樽で3年以上日本国内で貯蔵すること、日本国内で容器詰めし、充填時のアルコール分が40度以上であることです。経過措置は2024年3月31日まででした。
この基準は「ジャパニーズウイスキー」と名乗るための条件で、モルトだけで造ることまでは求めていません。基準の詳しい内容と対象銘柄はジャパニーズウイスキーの定義とはで紹介しています。
余市と宮城峡の蒸溜の違い
ニッカの2つの蒸溜所は、前の章で触れたとおり加熱の方法が対照的です。余市蒸溜所は1934年に設立されたニッカ最初の蒸溜所で、石炭直火蒸溜を続けています。宮城峡蒸溜所は1969年に設立された2番目の蒸溜所で、スチーム蒸溜を採用しています。同社は宮城峡のモルトを「シングルモルトとして」だけでなく「ピュアモルトやブレンデッドウイスキーに欠かせない原酒」と説明しています。
当店の比較表には、余市 12年と宮城峡 12年を並べました。同じ12年同士で、蒸溜の違いを飲み比べられる組み合わせです。サントリーの山崎・白州の違いは山崎・白州・響の違いで比べています。
はじめての1本の選び方|香りのタイプで決める

はじめてモルトウイスキーを選ぶときは、産地や熟成年数より先に、好みの香りのタイプを決めると迷いにくくなります。比較表の20本を、香りの手がかりで分けると次のとおりです。
| 選び方の手がかり | 当店の比較表の例 | 手がかりの出どころ |
|---|---|---|
| 煙の香りを避けたい | グレンリベット 12年 ダブルオーク、白州 12年 | スペイサイドの産地の傾向、国産の定番 |
| シェリー樽の甘い香り | アベラワー 11年 オロロソシェリーカスク、グレンドロナック 18年 | 商品名・商品説明の樽の表記 |
| 煙の香りを試したい | ボウモア 12年、ラフロイグ 10年 | アイラの産地の傾向 |
| 2つの蒸溜所を飲み比べたい | 余市 12年、宮城峡 12年 | 蒸溜所の公式説明 |
熟成年数の数字は長ければ好みに合うというものではないので、まずは比較表にある10〜12年のボトルから1本選び、気に入った方向に広げていくと選びやすくなります。予算を抑えたいときは、ウイスキーのミニボトルで試してから大きなボトルを選ぶ方法もあります。
鑑定チームの見方
リンクサス酒販 鑑定チーム
煙の香りが得意かどうかわからない方は、いきなり700mlのボトルを買う前に、ミニボトルやバーの1杯で試してみてください。ストレートとハイボールの両方で確かめると、煙の香りが自分の好みに合うかどうかがはっきりします。
飲み方|ストレート・加水・ロック・ハイボール

モルトウイスキーは、同じボトルでも飲み方で香りの感じ方が変わります。代表的な4つの飲み方を、向いている場面と一緒にまとめました。
| 飲み方 | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ストレート | 何も加えずにそのまま飲む。蒸溜所ごとの香りを最もはっきり感じられる | 初めて開けたボトルの香りを確かめたいとき |
| 加水(トワイスアップなど) | 少量の水を加える。アルコールの刺激がやわらぎ、香りを感じやすくなる | ストレートが強く感じるとき |
| ロック | 大きめの氷に注ぐ。冷えて口当たりがまろやかになり、溶けるにつれて味が変わる | 時間をかけてゆっくり飲みたいとき |
| ハイボール | 炭酸水で割る。すっきりして食事に合わせやすい | 食事と一緒に楽しみたいとき |
水割りの割合はウイスキー水割りの作り方、ハイボールの割合はハイボールの割合と量の目安で詳しく紹介しています。お酒は20歳になってから、適量を楽しんでください。
モルトウイスキーについてよくある質問

モルトウイスキーとは何ですか?
モルトウイスキーは、大麦麦芽(モルト)だけを原料に造るウイスキーです。とうもろこしや小麦などを主な原料にするグレーンウイスキーと区別されます。スコッチでは、シングルモルトとブレンデッドモルトの2つがモルトウイスキーに当たります。
シングルモルトとモルトウイスキーの違いは?
シングルモルトはモルトウイスキーの一種で、1つの蒸溜所の原酒だけで造ったものです。英国のスコッチウイスキー規則では、1つの蒸溜所で水と大麦麦芽だけを原料にポットスチルで蒸溜したものと定めています。複数の蒸溜所のモルトを混ぜたものはブレンデッドモルトです。
ピュアモルトとシングルモルトは同じですか?
同じとは限りません。スコッチでは「pure malt」の表記自体が規則で禁じられています。日本のボトルでは、1つの蒸溜所のモルトにも、竹鶴ピュアモルトのように余市と宮城峡の2つの蒸溜所のモルトを合わせたものにも「ピュアモルト」と書かれています。
モルトウイスキーとブレンデッドウイスキーの違いは?
ブレンデッドウイスキーは、モルトウイスキーにグレーンウイスキーを混ぜたものです。グレーン原酒を含むため、モルトウイスキーには含まれません。モルトだけを混ぜたブレンデッドモルトとは別物です。
アメリカのモルトウイスキーもモルト100%ですか?
米国の連邦規則では、「モルトウイスキー」は発酵もろみの51%以上が大麦麦芽で、新しい内側を焦がしたオーク樽で貯蔵するなどの条件で定められており、100%である必要はありません。大麦麦芽100%・1つの蒸溜所などの条件を満たすものは、「アメリカンシングルモルトウイスキー」という別の区分で定められています。
シングルモルトのスコッチの産地はいくつありますか?
英国のスコッチウイスキー規則は、キャンベルタウンとアイラの2つの地名と、ハイランド・ローランド・スペイサイドの3つの地方の、計5つの地域名を保護しています。「アイランズ」は規則上の区分ではありません。
最終確認日:2026年9月26日。法令と各社の公式ページは同日に確かめた内容です。在庫と商品名は同日の当店の商品ページの情報で、変わることがあります。
お酒は20歳になってから、適量を楽しんでください。




























