ワインの最高峰といえば、やはりフランス。その歴史と伝統、卓越したワイン造りの技術は、世界中の生産国が目標とする存在です。
なかでも、ボルドー地方は名だたる銘醸地として知られ、特にメドック地区は一流の赤ワインを生み出す地として高い評価を得ています。
そのメドック地区で、格付け第1級という最高の栄誉に輝き、長年にわたって王者として君臨し続けているのがシャトー・マルゴーです
エレガントで繊細、かつ力強さを兼ね備えたこのワインは、「ワインの女王」とも称され、世界中の愛好家を魅了し続けています。
本記事では、シャトー・マルゴーの歴史や特徴、当たり年のワイン、最適な飲み方やペアリング、さらには市場価値や価格について詳しく解説します。
シャトー・マルゴーがなぜ特別なのか、その魅力に迫っていきましょう。
シャトーマルゴーとはどんなシャトーなのか?
シャトーマルゴーは、フランス・ボルドー地方のメドック地区マルゴー村に位置するワイナリーです。ちなみにボルドーではワイナリーが城のような建造物であることから、ワイナリーのことを「シャトー」と呼んでいます。
シャトーマルゴーは、数あるボルドーの中のシャトーのひとつですが、ボルドーのメドック格付け第1級に君臨し続けているトップ・オブ・トップの存在です。
エレガントで柔らかな酒質でありながら芯の強さを感じさせるその味わいから、「ワインの女王」と称されています。
シャトーマルゴーの歴史や背景について
シャトーマルゴーの歴史
シャトーマルゴーの歴史は、12世紀までに遡ることができます。その昔、「ラ・モット・ド・マルゴー」と呼ばれる農園で、数多くの貴族によって所有されてきた歴史があります。
1570年代にピエール・ド・レストナックが所有者になって以降、ブドウ畑が拡大されブドウ栽培・ワイン生産が中心に行われるようになったのがシャトーマルゴーの始まりです。
18世紀初めにシャトーは現在ほどの大きさに拡大され、醸造技術の進化などから長期熟成タイプの偉大なワインを多く生み出すようになります。
ルイ15世の愛人でもあったポンパドゥール夫人がシャトー・ラフィットを宮廷に持ち込んだことをきっかけに、次の愛人であるデュ・バリー夫人がシャトーマルゴーを愛飲したことでも有名です。
当時より高く評価されていたシャトーマルゴー。皇帝ナポレオン3世によって指示された1855年のパリ万国博覧会におけるメドックのワインの格付けで、堂々の第1級に選ばれます。
その後のシャトーマルゴーは一時的に名声を落とすものの、エミール・ペイノーをコンサルタントとして招聘するなどし復活。今もなお新たなボルドーワインの可能性に挑戦し続けています。
シャトーマルゴーの畑や醸造
シャトーマルゴーの畑についての基本情報
一本10万円のシャトーマルゴーのぶどう畑なり pic.twitter.com/fAUsH28Wod
— まさひ (@mno1257) September 7, 2016
シャトーマルゴーの畑は、赤用82ha、白用12haの計94haの自社畑を所有しています。
シャトーマルゴーは赤ワインが世界的に有名ですが、じつは品質の高い白ワインも製造しており、ワイン愛好家垂涎の品としても注目されています。年間生産量は50万本に満たず、グランクリュは毎年平均15万本ほどだと考えられているようです。
作付け割合は、「カベルネ・ソーヴィニヨン7割、メルロー2割、その他プティ・ヴェルドとカベルネ・フラン」などで、カベルネ・ソーヴィニヨンが主体。
土壌は水はけの良い砂利質土壌でありながら石灰質の土壌もあるなど、組成が複雑であるところが特徴になります。
一部ランクロ・ドゥ・マルゴーと呼ばれる最良の畑が存在しており、最良のカベルネ・ソーヴィニヨンが収穫されているようです。
シャトーマルゴーの醸造についての基本情報
続き。
1、昔からある醸造室 大きな木のタンクです? 2、1年目の熟成セラー 今はウイヤージュを頻繁にしなきゃいけないので、蓋はガラスです 3、2年目の熟成セラー これは地下にある熟成室? pic.twitter.com/DpI3zsyu2T — 野田祥子????? (@sachiwines) February 21, 2019
シャトーマルゴーがその名声を維持し続けているのは、質の高いブドウを原料としていることもですが、革新的な醸造スタイルにあります。
選果などは全て畑で行われるためブドウは健全な状態で醸造所へと運ばれます。発酵はフレンチオークで、ブレンドやマロラティック発酵はステンレスタンクを使用。
さらに自社製と他社製のオーク樽を利用するなどの革新的なアプローチにより、ワインに複雑性がもたらされると言われています。
新樽で熟成が行われますが、熟成期間によって熟成庫の位置を変えているところも特徴的。
樽内に入るシャトーマルゴーのワインは温度と湿度が徹底的に管理された地下貯蔵庫にて熟成され、瓶詰めの時を待つのです。
シャトーマルゴーの味わい
シャトーマルゴーは、ボルドーはもちろん、世界を代表する赤ワインのひとつです。カベルネ・ソーヴィニヨンを主体とするメドック地区の赤ワインは、全体的にパワフルなフルボディタイプであり、シャトーマルゴーも同様に力強いフルボディタイプの赤ワインになります
その一方で、シャトーマルゴーはメルローのブレンド比率が高いことから丸みがあり、しなやかでシルキーなタンニンが特徴です。
非常に繊細かつ芳醇であり、女性的な印象を与える優美さを兼ね備えています。上記でもお伝えしているように、これらの特徴からシャトーマルゴーは「ワインの女王」と称されているのです。
シャトー・マルゴーの価格と市場価値
シャトー・マルゴーは、その卓越した品質と長い歴史から、常に高級ワイン市場で高い評価を受けています。特に、熟成によって味わいが深化するため、ヴィンテージごとに価格が大きく変動するのが特徴です。
市場価値は、ワイン評論家の評価や希少性、保存状態などの要素によって決まります。
シャトー・マルゴーの価格帯
シャトー・マルゴーの価格は、ヴィンテージや販売ルートによって大きく異なります。
一般的に、新しいヴィンテージのボトルであっても数万円~数十万円の価格帯となり、特に優れたヴィンテージや評価の高い年のものは、数十万円以上で取引されることも珍しくありません。
たとえば、以下のような価格帯が一般的です。
- 比較的手頃なヴィンテージ(例:2007年、2013年):約5万円~15万円
- 評価の高いヴィンテージ(例:2010年、2015年):約15万円~50万円
- 歴史的な当たり年ヴィンテージ(例:1996年、2000年):50万円以上
また、ワインの価格は市場動向や保存状態によっても変動するため、購入の際は専門店やオークションの情報を確認することが重要です。
シャトー・マルゴーの最高値
君は第二次世界大戦が終わった年に生まれたのか。 pic.twitter.com/tS11WLPaRi
— とらワイン (@tora_wine) March 4, 2023
シャトー・マルゴーは、過去のオークションでも驚異的な価格で取引された実績があります。
特に、希少なヴィンテージや歴史的に評価の高い年のワインは、数百万円以上で落札されることもあります。
- シャトー・マルゴー 1900年:約300万円以上で取引された記録あり
- シャトー・マルゴー 1945年:第二次世界大戦終戦の年であり、コレクターの間で高い人気を誇るヴィンテージ
- シャトー・マルゴー 2000年:記念すべきミレニアムヴィンテージで、数百万円の価格で取引されることも
特に保存状態が完璧で、オリジナルの木箱に入ったものや、著名なワイン評論家から高評価を得ているものは、さらに価値が高まります。
価格変動の要因
シャトー・マルゴーの価格は、以下の要因によって変動します。
-
ヴィンテージの評価
ワイン専門誌や評論家の評価が高い年のものは、価格が上昇しやすい傾向があります。
例えば、ロバート・パーカーが100点をつけたヴィンテージなどは特に高値になります。 -
市場の供給量と需要
年々飲まれて減少するため、古いヴィンテージほど希少価値が上がります。
特に、完璧な状態で保管されているボトルは高額取引されやすいです。 -
保存状態
適切な温度と湿度で保管されたワインは、長期熟成によって味が向上し、市場価値も上がります。
ラベルやコルクの状態も、価格を決定する要因の一つです。 -
オークションでの取引実績
近年のオークションで高値がついたヴィンテージは、その後の市場でも価格が高騰する傾向にあります。
特に、世界的なワイン市場の動向が価格に影響を与えます。
シャトー・マルゴーは、高級ワイン市場において常に高い評価を受け、ヴィンテージや保存状態によって価格が大きく変動します。
手の届く価格帯のものから、数百万円に及ぶ希少なボトルまで幅広く存在し、特にコレクターズアイテムとしての価値も高いワインです。
購入を検討する際は、信頼できるショップやオークション情報をチェックし、自分に最適なヴィンテージを見極めることが大切です。
シャトー・マルゴーの当たり年と評価
シャトー・マルゴーは、長い歴史の中で数々の素晴らしいヴィンテージを生み出してきました。特に「当たり年」と呼ばれる特別な年のワインは、その品質の高さから世界中のワイン愛好家やコレクターの間で非常に高く評価されています。
シャトー・マルゴーの当たり年
ワインの出来は、その年の気候条件によって大きく左右されます。シャトー・マルゴーも例外ではなく、適度な降雨量、十分な日照、理想的な気温が揃った年に、特に優れたワインが生まれます。
以下は、特に評価の高い「当たり年」とされるヴィンテージです。
代表的な当たり年とその特徴
ヴィンテージ | 特徴 |
---|---|
1996年 |
「90年代の傑作」と評されるヴィンテージ。 濃厚で力強いタンニンとエレガントな果実味が特徴。 評論家の間でも100点満点の評価を得たボトルが多数存在。 |
2000年 |
ミレニアム・ヴィンテージと称される特別な年。 バランスの取れた酸味と豊かな果実味が魅力で、20年以上の熟成を経た今、まさに飲み頃。 オークション市場でも高値で取引。 |
2005年 |
ボルドー地方全体が「偉大な年」とされたヴィンテージ。 熟したブラックベリーの香りとスパイシーなニュアンスが際立つ。 さらに長期熟成が期待できるワイン。 |
2009年 |
「パーフェクトヴィンテージ」と言われる年。 ワイン評論家のロバート・パーカーが100点満点を付けたヴィンテージの一つ。 濃厚な果実味とシルキーなタンニンが特徴。 |
2015年 | 近年の「当たり年」として注目されるヴィンテージ。 果実味が豊かで、エレガントな口当たりが特徴。 若いヴィンテージながら高評価を得ており、今後の熟成でさらに価値が上がると予想される。 |
近年の優良ヴィンテージ
2018年・2019年 | 最新のヴィンテージの中でも特に注目を集めている年。力強いタンニンと長い余韻を持ち、将来的に優れた熟成を遂げる可能性が高い。 |
最新のヴィンテージの中でも特に注目を集めている年。力強いタンニンと長い余韻を持ち、将来的に優れた熟成を遂げる可能性が高い。
シャトー・マルゴーの当たり年のワインは、数十年の熟成が可能であり、その味わいの変化を楽しむのも醍醐味の一つです。
シャトーマルゴーの逸話と日本人気の理由
シャトーマルゴーの逸話とは?
クイズ5: シャトー・マルゴーをこよなく愛し、娘に「マーゴ」という名前をつけた、アメリカの文豪は? -> ヘミングウェイ #WINANCIAL
— Makiko Ishihara (@makiko8) May 9, 2010
シャトーマルゴーには、さまざまな逸話があることでも知られています。
例えば、イギリスの初代大統領であるロバート・ウォルポールはシャトーマルゴーが大のお気に入りであったことから、3ヶ月毎に4樽購入していたといった逸話があるほどです。
また、アメリカ大統領トーマス・ジェファーソンはメドック格付けが登場する前の個人的な格付けでシャトーマルゴーを第1級と称していたとも言われています。
さらに1855年のパリ万博で開催されたテイスティングでは、20点評価で満点の20点を獲得。満点を獲得したのはシャトーマルゴーだけだったことからも、当時より素晴らしい存在であったことがわかります。
ちなみに、シャトーマルゴーの逸話の中で最も有名なのは作家のアーネスト・ヘミングウェイの話です。ヘミングウェイはシャトーマルゴーを愛しており、孫娘に「マーゴ(マルゴーの英語読み)」の名を贈ったという話はあまりにも有名です。
人の一生をも左右する存在となったシャトーは、シャトーマルゴーしかあり得ません。
シャトーマルゴーが日本で人気の理由は?
シャトーマルゴーは日本でも大人気の銘柄です。格付け第1級シャトーといった存在や世界的に名声が高かったなど、味わいやブランド価値も人気の理由ですが火付け役は意外なところにあります。
それが、1995年に日本経済新聞で掲載された渡辺淳一氏の「失楽園」です。小説自体も人気が高かったものの、1997年に公開された映画「失楽園」が大きく関係しています。
役所広司氏と黒木瞳氏が主演となったこの映画は不倫を題材としたもので、当時としては非常にセンセーショナルな内容として受けいられます。
そして、この映画のラストで死を目前とした二人が口にしたのが、シャトーマルゴーでした。
映画自体が大ヒットとなった上に、最も重要なシーンで登場したワインということでシャトーマルゴーが一躍日本で注目されるようになったのです。
シャトーマルゴーは白ワインも有名!?
ボルドーのメドック地区は赤ワインで有名な産地です。格付けの対象は全て赤ワインであり、白ワインも生産されていますが赤ワインと比較するとかなり少ないのが実情です。
シャトーマルゴーも赤ワインが偉大な存在として扱われていますが、じつは白ワインも絶大な人気を誇ります。
シャトーマルゴーは赤ワイン用のブドウ畑だけでなく、白ワイン用のブドウ畑を12ヘクタールほど所有しており、そこではソーヴィニヨン・ブランが栽培されています。
シャトーマルゴーの白ワインは「パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー」と呼ばれる銘柄で、ブレンドが主体であるボルドーでは異例のソーヴィニヨン・ブラン100%で造られる白です。
収穫されたブドウの30%ほどしか使用しないといった徹底した厳選ぶりと、こだわりの醸造。時にはアルコール度数が15%を超えると言われているほど、濃密で力強い白ワインとなっています。
赤ワインが、「ボルドーの女王」と称されている一方で、「パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー」は間違いなくボルドー白の王といった存在感ではないでしょうか。
おすすめのシャトーマルゴーを紹介
シャトーマルゴーは、ヴィンテージによって味わいが変わります。どのヴィンテージのシャトーマルゴーを選ぶかも、ワインを楽しむ上での醍醐味と言えるでしょう。
ここからは、おすすめのシャトーマルゴーを紹介していきます。気になるヴィンテージや銘柄がある方はぜひチェックしてみてください。
シャトー マルゴー 1996
偉大と称されるグレートヴィンテージの1996年のシャトーマルゴー。パーカーポイント100点満点を叩き出した、モンスター級の1本です。
ミネラルを含んだ黒い果実やブルーベリー、砕いた石、スミレの香りなど、複雑なアロマと完璧なバランスの味わい。
タンニンと酸のバランスも良く、まだまだ熟成が期待できるワインです。
シャトーマルゴー 2005
当たり年の中でもとくにコストパフォーマンスが高いことで知られているのが、2005年のシャトーマルゴーです。
パーカーポイント98点といった高得点を獲得しており、カベルネ ソーヴィニヨン85%、メルロー15%といった絶妙なバランスで構成されています。
ブラックカラントやビローのようなタンニン、またレザーやスパイスも感じる複雑性に富んだ1本になっています。
シャトーマルゴー 2009
深みのある深淵な味わいと称される、2009年ヴィンテージのシャトーマルゴー。
ミントのアロマをしっかりと感じられる仕上がりとなっており、カシス、ライラック、ウーロン茶の香りと、鉛筆の削りくずやほこりっぽい土の香りなどユニークな風味を楽しめます。
飲み頃を迎え始めている、今すぐにでも飲みたい1本です。
シャトーマルゴー 2010
深いガーネット色をした、2010年ヴィンテージのシャトーマルゴー。ミントのようなニュアンスのブラックカラントや、新しい革のようなニュアンスを持ちます。
フルボディでありながら大胆に感じるフレッシュさもあり、余韻も長く続く素晴らしいヴィンテージです。
シャトーマルゴー 2015
歴史的なビッグビンテージと称されているのが、2015年のシャトーマルゴーです。
パーカーポイントは99点と高く評価されており、30年以上の熟成に耐えると考えられています。
ブラックベリー、カシス、ブラックフォレストケーキといった複雑なアロマ。さらに、サンダルウッド、アニス、シガーボックスなどの風味と高い緊張感、それでいてシルキーなタンニンはまさに液体の芸術品です。
パヴィヨン ブラン デュ シャトー マルゴー 2017
シャトーマルゴーがソーヴィニヨン・ブラン100%で醸す、偉大な白ワイン。
ボルドーでは大変珍しい単一品種から造られる白ワインで、シャトーが直生産するオーク樽をミディアム程度にトーストして8ヶ月程度熟成されています。
アルコール度数は中程度、濃密でリッチさを感じられる素晴らしい出来栄えです。
シャトー・マルゴーの飲み方とペアリング
シャトー・マルゴーは、その洗練された味わいと豊かな香りで、多くのワイン愛好家に親しまれています。
適切な飲み方をすることで、その魅力を最大限に引き出すことができます。
シャトー・マルゴーの飲み頃
シャトー・マルゴーは、力強いタンニンと深みのある果実味を持つため、適切な熟成期間を経てから楽しむのが理想的です。
一般的に、10〜30年以上の熟成が推奨され、ヴィンテージによっては50年以上のポテンシャルを持つものもあります。
ヴィンテージ別の飲み頃の目安
- 若いヴィンテージ(2015年以降):デキャンタージュをしっかり行い、3~4時間ほど空気に触れさせると香りと味わいが開く。
- 熟成途中のヴィンテージ(2000年~2014年):開栓後1〜2時間のデキャンタージュで最適な状態に。
- 古いヴィンテージ(1999年以前):繊細な香りを損なわないように、30分~1時間程度のデキャンタージュが推奨される。
デカンタージュの重要性
シャトー・マルゴーは、特に熟成中のワインほどデカンタージュが重要です。空気に触れさせることで、閉じていた香りが開き、ワイン本来の味わいが引き出されます。
若いヴィンテージでは、デカンタージュを長めに行うことで、強めのタンニンが柔らかくなり、果実味が際立ちます。
食事とのペアリング
シャトー・マルゴーは、そのエレガントな味わいと複雑な香りから、さまざまな料理と相性が良いワインです。
特に、赤身肉や熟成チーズとの組み合わせが最高のマリアージュを生み出します。
相性の良い料理
カテゴリ | 料理 | 特徴 |
---|---|---|
赤身肉料理 | ステーキ(サーロイン・フィレ) | ジューシーな肉の旨味が、ワインの果実味やタンニンと調和。 |
赤身肉料理 | ローストビーフ | ワインの滑らかな舌触りと、肉のしっとりとした食感が相乗効果を生む。 |
赤身肉料理 | ラムチョップ | シャトー・マルゴーのスパイシーなニュアンスとよく合う。 |
熟成チーズ | コンテチーズ | ナッツのような風味とシャトー・マルゴーのエレガントな香りが絶妙にマッチ。 |
熟成チーズ | ブルーチーズ(ロックフォールなど) | 濃厚なチーズの塩味と、ワインの果実味が対照的なハーモニーを生み出す。 |
クラシックなフレンチ料理 | 鴨のロースト(オレンジソース) | 果実の酸味とワインの複雑な風味が絶妙に絡み合う。 |
クラシックなフレンチ料理 | ビーフブルギニヨン | 赤ワインで煮込んだ料理と、熟成されたシャトー・マルゴーの風味が見事に調和。 |
避けるべき料理
- 酸味の強い料理(例:トマトベースのパスタ)
- 辛味の強い料理(例:スパイシーなエスニック料理)
- 極端に軽い料理(例:白身魚、淡白な和食)
シャトー・マルゴーは、適切な熟成とデカンタージュによって、最も美しい味わいを楽しむことができます。また、赤身肉や熟成チーズなどのリッチな料理と合わせることで、ワインの持つポテンシャルを最大限に引き出せます。
特別な日や大切なディナーに、ぜひシャトー・マルゴーの奥深い味わいを堪能してみてください。
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まとめ
「ワインの女王」とも称されるシャトー・マルゴーは、長い歴史と卓越した品質を誇る、まさにワインの頂点に君臨する存在です。
その洗練された味わいは、ただの高級ワインという枠を超え、飲む人に特別な体験をもたらします。
ヴィンテージごとに異なる魅力を持つシャトー・マルゴーは、熟成を重ねることでさらに深みを増し、その価値は時を経るごとに高まります。
特別な日に楽しむ一本として、あるいはワインコレクションの一つとして、ぜひシャトー・マルゴーを選んでみてはいかがでしょうか。