サントリー公式より、新たにリリースされることが決定した「響40年」。サントリーウイスキーの中でも最高峰のクオリティかつ、非常にレアリティの高いウイスキーとして世界的に大きな注目を集めています。
この記事ではそんなサントリーの響40年について深掘りしていきます。
記事の中では響40年の特徴、価格、そして抽選販売情報などもまとめています。
「響40年の価格や相場が知りたい」
「響40年のリリースが決まったが、どこで買えるの?」
このように気になっている方は、ぜひチェックしてみてください。
サントリーより新しく「響40年」が登場
過去最長熟成の響が登場
山崎や白州などを手がけ、国内でもトップのウイスキーメーカーとして知られるサントリー。2024年に新しく「響40年」をリリースすることを発表しています。
響40年は名前の通り、ウイスキー響の40年熟成ボトルになります。酒齢40年を超える希少な原酒のみを使った、熟成による奥深さと豊かな香りが楽しめる非常に特別なウイスキーです。
響40年に使われる原酒は全て1983年以前に蒸留・貯蔵したものになります。中には1978年蒸留のホワイトオーク樽原酒、1981年蒸留の白州ピーテッドモルト原酒、そして1979年蒸留の知多グレーン原酒などが構成原酒として含まれています。
これらの原酒は全て“熟成のピーク”を迎えたものであり、ノンヴィンテージウイスキーでは感じ取れない特別な味わいを作り上げます。もちろん簡単に作れるウイスキーではなく、数量限定での発売となり、入手が困難となることが発売前の時点から予想されています。
これまでリリースされてきた響は、最長でも35年のものであったため、響40年は響シリーズの中でも過去最長熟成のボトルという位置付けになります。
そのためクオリティの高さはもちろんのこと、希少価値の高さや価格の高さからも注目されるウイスキーとなっています。
そもそも響はどんなウイスキー?
ここで響がどんなウイスキーであるのかをおさらいしていきましょう。
響はサントリーが手がけるウイスキーの銘柄であり、山崎・白州と並んでトップレベルの品質を誇る高級ウイスキーとなります。誕生は1989年で、サントリーの創業90周年を記念して生まれたブランドです。
響は「ジャパニーズウイスキー」の定義を満たすウイスキーでもあり、日本国内だけでなく世界でも人気を集めている銘柄です。なお響や山崎・白州のようなシングルモルトではなく、ブレンデッドウイスキーとして作られているのが大きな特徴です。
日本の「四季」や「自然の美」といった内容をテーマにしており、香りや味わいのバランスを重視し、繊細で優美な仕上がりになっています。山崎および白州のモルトウイスキーと知多のグレーンウイスキーを絶妙にブレンドすることで、ふくよかな香りと滑らかな口当たりが表現されています。
なお代表的なボトルには、「響ジャパニーズハーモニー」や「響ブロッサムハーモニー」といったものがあります。また熟成年数表記のあるボトルには、「響21年」「響30年」といったものもあり、全てのボトルにプレミアがつくほどの人気を誇っています。
さらに、これまでには定番品のほか限定ボトルとして「響35年」などもリリースされてきた歴史があります。限定品や終売品は特に希少価値が高く、高額取引されるウイスキーとしても知られています。
響40年の味わいと特徴
熟成年数 | 最低40年以上 |
アルコール度数 | 43% |
色 | ゴールデンアンバー |
香り | ドライアプリコットと熟したびわの香り。さらにレモンピールとクローブのような、繊細なハーモニー。 |
味わい | ドライイチジクが柚子のほのかなニュアンス、アカシアハニーの甘さと交わり合う。トーストしたカカオの滑らかさにも包まれる。 |
フィニッシュ | フィニッシュは長く贅沢で、シナモンでスパイスを効かせたお香のような温かな余韻に、日本特有のミズナラオークの存在感を感じられる仕上がり。 |
響は調和の取れたウイスキーであり、果実や花、蜂蜜、そしてスパイスの複雑な風味がバランスよく混ざり合った味わいです。響40年においても、このような“響らしさ”がしっかりと表現されています。
香りはドライアプリコットや熟したびわなど、非常に深い奥行きを感じさせるものになっています。また甘いだけでなく、レモンピールやクローブのようなスパイス感もうまく表現されています。
口に含んだ時の味わいはドライイチジクや柚子などに例えられます。アカシアハニーのような甘さ、そしてトーストしたカカオと表現されるような、複雑でありながら滑らかな味わいが魅力です。
長期熟成もののウイスキーらしい長い余韻もあり、時間をかけて楽しめるフィニッシュもあります。お香のような余韻やミズナラのニュアンスなど、ジャパニーズウイスキーらしい魅力も持ち合わせています。
特別なパッケージにも注目
響40年キタ😍😍😍
— めんそ@ガデテル (@mensore16) October 29, 2024
これは応募するしかないね👍https://t.co/6TQrFVjI52 pic.twitter.com/V7mJBTbTrA
限定品としてリリースされる響40年は、中身だけでなくパッケージも特別なものになります。
響といえば非常に美しい多面体ボトルが特徴です。もちろん響40年にも、この多面体ボトルが採用されています。
さらにボトルキャップ部分には、日本の伝統工芸である蒔絵(まきえ)が施されています。蒔絵とは漆で文様を描いたあと、金や銀などの金属粉・色粉を蒔いて装飾を行う日本の漆工芸のことです。
そして化粧箱には、異なる12種類の木材を採用した十二面体の木箱が選ばれています。この十二面体の箱は、日本の季節の移ろいを表現したものです。
美しい見た目のパッケージである響40年には、コレクター需要も集まると予想がされています。非常に高額な限定品であることから、空き箱や空きボトルにも価値がつくのではないかと見られています。
響40年 買取はこちら
響40年の販売情報!発売日や価格について
響40年440万円か
— ペコ (@GMT84446101) October 29, 2024
山崎55年が格安だったのがよく分かるな
また作文あるんだろうけど、山崎55年当選した時の作文があるから、それを響に置き換えれば当選するはず! pic.twitter.com/RIxAZO5yEo
響40年の発売日
響40年の日本国内での発売日は2025年5月27日(火)です。
響35年の最終リリースは2016年であったため、響としてはおよそ9年ぶりの限定品長熟ボトルの登場となります。
ただし発売日は2025年5月と決まっていますが、一般市場に出回るウイスキーではないので注意しておきましょう。響40年はあくまでも限定品という扱いであり、後述する抽選販売などに申し込まないと購入はできません。
響40年が欲しいという方は、抽選販売やオークション、二次流通品などをこまめにチェックしておく必要があります。
響40年の限定本数
響40年の国内の限定本数は100本です。サントリーの公式サイトにて、抽選販売が行われます。
公式の抽選販売はオンラインで申し込みが可能であることから、非常に高い競争率となることが予想されます。
ちなみに100本というのは、あくまでも日本国内での限定本数になります。響40年は海外にて先行発売もされていて、海外での流通品を含めた場合の本数は100本以上となっています。
響40年の価格
響40年の定価は400万円(税抜)です。700mlボトルたった1本でこちらの値段になるため、非常に高級品であることがわかります。
なお海外の流通品の価格はおよそ35,000ドル(=約540万円)です。海外流通品に比べると、国内での定価はやや安く設定されています。
響40年 買取はこちら
響40年は定価で買える?まずは抽選販売をチェック
サントリー公式サイトによる抽選販売
- 応募サイト: http://suntory.jp/hibiki40/
- 応募期間:2024年11月5日(火)AM9:00〜11月12日(火)PM23:59まで
響40年は一般発売はありません。日本国内で正規購入する場合は、サントリー公式サイトで実施される抽選販売に応募する必要があります。
応募期間は2024年11月5日〜12日の1週間となります。オンラインから申し込みができるので、気になる方はぜひ応募してみましょう。
応募は簡単で、公式サイトから名前や住所などの情報をフォームに入力する形となります。ただし未成年の方や海外にお住まいの方、お届け先が日本国内ではない方は応募ができないので注意しておきましょう。
この抽選に当選すると、「当選通知・氏名の印字内容確認書」が届きます。ここで確認されたローマ字表記の氏名が商品に印字されることになります。
無事に当選し確認が終了したら、購入手続きに進みます。商品が届くのは発売日(2025年5月27日)以降になります。
抽選に外れた場合は二次流通品で狙う必要あり
100本しかない数量限定の抽選販売では、当選確率はかなり低くなることが予想されます。抽選にて外れてしまった場合は、二次流通品を狙うことになるでしょう。
過去の響の限定品は、以下のようなルートで二次流通しています。響40年が気になる、抽選に当選できなかったという方はぜひ確認してみてください。
- 酒屋・酒販店による中古品販売
- オークションにおける中古品販売
- フリマアプリにおける中古品販売 など
なお二次流通品を購入する際は、偽物に注意しておきましょう。残念ながら響40年のような高級ウイスキーには、しばしば偽物が出てくる場合があります。
特に所在の確認できないショップや、信頼できない個人からの購入はおすすめできません。二次流通品を購入する場合は、利用する酒販店やオークションなどが信頼のおけるものであるかを必ず確認しておきましょう。
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響40年は高騰化?響35年などの実績から価格を予想
定価400万円で販売される響40年ですが、流通価格や転売価格はそれ以上になることが予想されます。
過去の限定品の動向から見ると、転売価格が1,000万円以上になることも十分に考えられます。
例えば過去に発売された「響35年」について見てみると、こちらは1本100万円前後であったボトルに何百万〜一千万円という価格がついているのを確認できます。なお響35年はこれまでに数回発売されていて、複数の陶器ボトルデザインが存在しています。
またここ最近のサントリーでは、2020年に山崎55年がリリースされたことも話題となりました。山崎55年は100本限定・定価300万円(税抜)で販売されていましたが、オークションでは8,000万円以上の値がつくほど価格が高騰しています。
このような動向を見る限り、響40年は発売直後から高騰化することが予想されます。定番ラインナップの「響30年」ですら定価の2倍近い価格がついていることをみると、響40年の価格もすぐに高騰することはほぼ間違いないでしょう。
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響40年はお酒買取査定でも人気のアイテムに
大幅な高騰化が予想される響40年。当然のように、お酒買取査定においても人気の高いアイテムになります。
響40年を運よく定価で入手できたという方は、お酒買取査定の利用もぜひ検討してみましょう。お酒買取専門店の査定に出すことで、響40年をお得に現金化できます。
響40年買取査定のポイント
- 信頼のおける買取店を利用する
- 買取価格表や簡易査定を利用し買取価格を確認する
- 化粧箱など付属品を全て揃えた状態で査定に出す
- ジャパニーズウイスキーブームのうちに査定に出す
響40年を査定に出す場合は、できるだけ高値で売れる場所を探しましょう。リサイクルショップなどでも査定を実施していますが、なるべくお酒の知識に詳しい、お酒専門の買取店を利用することをおすすめします。
特に買取価格表を提示しているショップや事前の簡易査定を行っているショップであれば、相場を知った上で買取査定を利用できるので安心です。なお事前に問い合わせしておくことで、買取成立までの流れもスムーズになるのでお急ぎの方も安心できるでしょう。
査定に出す際はなるべく見た目を綺麗にし、付属品を揃えるようにしましょう。特に響40年の場合、化粧箱の有無で買取価格が変わる可能性が高いです。
高値での査定を狙うのであれば、ジャパニーズウイスキーが世界的にブームとなっている今がチャンスです。高騰化しているタイミングで査定に出すことで、定価以上の買取価格となることが期待できます。
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まとめ
サントリーの「響40年」の新たなリリースが決まり、世界中のウイスキー愛好家の注目を集めています。
サントリーの原酒の中から40年以上の熟成を経たもののみを使用し、香りや味わいに深い奥行きを持つ響40年。過去最長熟成の響として、非常に希少価値の高いボトルです。
日本国内では100本限定、そして定価は400万円(税抜)という高級品であり、二次流通市場での価格上昇も予想されています。
コレクターや愛好家にとって垂涎の一品である響40年をぜひチェックしてみてください。