今回はそんな福井県のお酒について紹介していきます。おすすめ銘柄もピックアップしているので、ぜひお酒選びの参考にしてみてください。
福井県のお酒の特徴!入手困難・有名な日本酒が多い
福井県は名水の地で日本酒が有名
福井県は北陸地方に位置する県の一つで、寒冷な気候と日本海由来の海産物が有名な場所です。そんな福井には「白山」があり、山から流れる上質な水が豊富にあります。福井のお酒はこの白山水系のミネラル豊富な天然水を使って作られるものが多いです。特にアルコール類の中でも日本酒が有名で、福井の日本酒は全国区でトップレベルの知名度を誇ります。
福井県はさらに、酒造好適米である「五百万石」の生産量が全国で2位の位置付けです。そのため福井の日本酒銘柄には、五百万石を使ったものが多くあります。そんな福井のお酒は、淡麗でありながらもしっかりとした味わいがあり、バランスに優れた銘柄が多い印象です。濃厚な味わいの銘柄にもキレがあり、飲みやすい日本酒と言われるものが多数です。
なお日本酒が圧倒的に有名な福井県ですが、日本酒以外のお酒ももちろん作られています。福井で人気のアルコールには、地ビール・クラフトビールなどもあります。
福井のお酒は入手困難な品も多数
福井にある日本酒の酒造は、いわゆる昔ながらの蔵元が多いです。大きな規模の蔵元から小規模の酒造まで、合わせると30以上にものぼると言われています。
福井の蔵元で作られるお酒は専属の杜氏が丁寧に醸しているのが特徴で、伝統を受け継いだ丁寧な酒造りに定評があります。手作りのお酒が多いぶん、有名銘柄であっても生産量がさほど多くなく、入手困難・レアと言われるお酒が多いのも福井ならではの特色と言えるでしょう。
福井のお酒は入手困難な品が多いですが、それだけお土産やギフトとしても人気があります。美味しい日本酒や人気のお酒が知りたいという方は、ぜひ福井の日本酒をチェックしてみてください。
世界から認められる福井のお酒
福井のお酒には、日本国内だけでなく世界から認められる銘柄も多いです。ワインの評価基準でよく耳にする“パーカーポイント”にて、90点以上の評価を得ているような銘柄もあるほどです。中でもIWC(インターナショナルワインチャレンジ)などの世界的な酒類コンペティションで多数の受賞経験を持つ「梵」はあまりにも有名です。また「黒龍」や「常山」「花垣」などお酒好きの方からの評価が高い銘柄もたくさんあります。福井の吟醸酒はほんのり冷やして飲むのがおすすめ
福井県のお酒にはさまざまな製法のものがありますが、中でも高い評価を得ているのが吟醸造りのお酒です。吟醸造りのお酒はフルーティーで香り高いものが多く、特に福井の吟醸酒は香りだけでなく旨味もしっかりとあるため飲みあきせず長く楽しむことができます。
福井の吟醸酒を美味しく飲むには、やや冷やして飲むのがベストです。ほんのり冷やして飲むことで、品の良い香りと上品な滑らかさを感じ取ることができます。
なおバランス型で飲みやすい福井の吟醸酒は、料理とのマリアージュも楽しむことができます。日本料理や和食だけでなく、ワイングラスに注いで洋食やイタリアンにも合わせるのもおすすめできます。
福井県産のおすすめお酒ランキング8選
1.梵・ゴールド
- お酒の種類:日本酒(純米大吟醸)
- アルコール度数:14〜15%
- 原料:兵庫県産特A地区産契約栽培山田錦(精米歩合50%)
- 価格:720ml 1,815円(税込)、1,800ml 3,740円(税込)
マイナス10℃の環境で1年ほど氷温熟成させたお酒がブレンドされていて、爽やかな中にはっきりとした存在感のある味が現れます。無濾過のお酒でありながらも雑味がなく、スイスイと飲めてしまう印象です。
そんな梵・ゴールドは、ISCやロンドン酒チャレンジ、ラスベガス・グローバル・ワイン・アワードといった数々のコンペティションで輝かしい賞を受賞しています。海外からの支持も高いお酒であり、ワイングラスに注いでムーディーに飲むのもおすすめです。
2.黒龍 石田屋
- お酒の種類:日本酒(純米大吟醸)
- アルコール度数:16%
- 原料:兵庫県東条産山田錦(精米歩合35%)
- 価格:720ml 13,200円(税込)
“極みの酒”とまで呼ばれるこのボトルは、精米歩合35%という最高品質の純米大吟醸酒に、さらに低温熟成にてまろやかさを加えて作られています。いわゆる熟成もの=ヴィンテージのお酒であり、普通の日本酒では味わえないようなジューシーでとろみのあるニュアンスを感じます。
そんな黒龍 石田屋は、11月末のみにリリースされる期間限定品でありとにかく入手が困難です。もともと定価ですら1万円超えですが、流通価格になると4万超えのレベルにまで価格高騰しています。
なお黒龍ブランドでは、石田屋のほか「黒龍しずく(6月・9月限定)」などもおすすめです。入手困難なレア酒ではありますが、機会があればぜひ飲み比べてみてください。
3.花垣 純米大吟醸
- お酒の種類:日本酒(純米大吟醸)
- アルコール度数:16%
- 原料:国産米(精米歩合45%)
- 価格:720ml 2,420円(税込)
ちなみに花垣ブランドは、人気アニメ「東京卍リベンジャーズ」とのコラボボトルもリリースしています。日本酒ファンだけでなく、世代や性別の垣根を超えて幅広い層に愛されるブランドとなっています。
4.一本義久保本店 伝心 First Class 純米大吟醸
- お酒の種類:日本酒(純米大吟醸)
- アルコール度数:17%
- 原料:山田錦(精米歩合30%)
- 価格:720ml 5,500円(税込)
5.常山 純米超辛
- お酒の種類:日本酒(純米酒)
- アルコール度数:15〜16%
- 原料:五百万石(精米歩合麹米50%・掛米65%)
- 価格:1,800ml 2,800円(税込)
6.早瀬浦 純米酒
- お酒の種類:日本酒(特別純米酒)
- アルコール度数:15〜16%
- 原料:五百万石(精米歩合55%)
- 価格:1,800ml 3,080円(税込)
早瀬浦 純米酒はどの温度帯でも美味しく飲める日本酒ですが、特に肌寒い季節はぬる燗がおすすめです。温度による変化・飲み比べを楽しむことができます。
7.舞美人 山廃純米 外伝 無濾過生原酒
- お酒の種類:日本酒(純米酒)
- アルコール度数:16〜17%
- 原料:国産米(精米歩合60%)
- 価格:720ml 1,540円(税込)
ベリーのような酸味のあるお酒は、一度飲んでみるとやみつきになります。いつもとは違った味わいの日本酒をお探しの方にもおすすめな1本です。
8.若狭ビール
- お酒の種類:クラフトビール
- アルコール度数:約5%
- 原料:麦芽、ホップなど
- 価格:6本セット約4,200円(税込)
原料には若狭の水や有機栽培で手掛けられた麦などが使われていて、高いクオリティを感じられます。クラフトビール工場は見学も可能で、予約すれば試飲もできます。
福井県のお酒に合わせたい代表的な料理・おつまみ
かに料理
福井といえば、やはり日本海の海鮮が人気です。中でもとりわけ高い知名度を誇るのが越前がにで、冬シーズンになるとかに料理がたくさん登場します。
福井らしいバランスの取れた辛口酒は、かに料理との相性がとにかく良いです。ボイルした蟹、そして蟹みそなど、自分に合った部位や調理方法でお酒に合わせてみてください。
さばのへしこ
さばの「へしこ」は福井・若狭地方の郷土料理の一つです。鯖を塩と糠に漬け込んで作られる、いわゆる糠漬けになります。もともとは保存食として誕生したもので、今ではお酒のおつまみやご飯のおともとして親しまれています。
さばのへしこはそのまま食べるだけでなく、ほんのり炙ったり、お茶漬けに添えたりとアレンジして楽しむことができます。絶妙な塩気がお酒の美味しさを引き立ててくれるでしょう。
若狭牛のステーキ
海鮮があまりにも有名な福井県ですが、実はお肉も美味しいものがたくさんあります。代表的なのが黒毛和牛である“若狭牛”であり、甘味を感じられるほどの旨味、それでいて後味はさっぱりしているのが特徴となっています。
若狭牛をそのままステーキにして、日本酒やビールを合わせてみましょう。最高級のお肉と福井の上質なお酒のマリアージュは、記念日など特別な日のお祝いにもふさわしいです。
福井のレア日本酒はお酒買取専門店でも人気
梵や黒龍など、福井県には全国区で知られる有名な日本酒がたくさんあります。一般的なコンビニやスーパーではなかなか買えないレアボトルも多く、中にはボトル1本で1万円超え、定価の数倍以上という値段で売られているようなお酒もあるほどです。
そんな福井のレアな日本酒は、お酒買取市場でも人気が高いです。入手困難なボトルは買い手側の需要が高いため、高額買取が期待できます。
もし福井のレア日本酒をお持ちで今後も飲む予定がなければ、ぜひお酒買取の査定に出してみましょう。もちろん日本酒以外のお酒も、買取査定が利用できます。お酒買取専門店リンクサスなら、お酒のジャンルを問わずに査定が可能なのでぜひ一度ご相談ください。
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まとめ
福井県のお酒について、特徴やおすすめ品を紹介しましたがいかがでしたか?福井は日本酒が特に有名で、バランスの取れた「淡麗旨口」のお酒がたくさんあります。飲みやすいと言われるお酒が多いので、普段は日本酒をあまり飲まないという方にもおすすめしやすいです。
福井のお酒の中には、簡単に手に入らないようなレア銘柄もあります。ぜひこの機会に、福井のお酒について知識を深めてみてください。